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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 475 - 終末の谷

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 475 - 終末 の 谷

( ナルト ) 夢 だって ちゃんと ある 。

俺 って ば 父ちゃん を 超す 火影 に なる !

ぜ って え なる から な 。

あっ ち で 母ちゃん に も 伝えて くれ 。

俺 の こと は 全然 心配 なんか す ん なって 。

しっかり やって ん だって !

♪♪~

( ヒルゼン ) あと の こと は 任せた ぞ 。

カカシ サクラ サスケ ナルト …。

( カカシ ) 三 代 目 。

( 扉 間 ) 兄 者 これ で マダラ と の 決着 も ついた 。

あと は サル の 言う ように ただ 後 の 者 ども に 託す と しよう 。

《 柱 間 : うずまき ナルト 。

うち は サスケ 。

お前たち なら 俺 たち と は 違う 決着 も ある だろう 。

いや そう なって くれ 》

( 孫悟空 ) これ で 俺 たち は もう 自由だ 。

俺 は 水 簾 洞 に 帰る で ウキキィ ー !

( 穆 王 ) 私 は 森 に こもる こと に し ます 。

( 重明 ) やっと 俺 ら も 故郷 へ 帰れ んだ な 。

なんか 夢見て る みて えだ ぜ 。

( 九 喇嘛 ) 八尾 て め え は どう すんだ ?

( 牛 鬼 ) 俺 か ? 俺 は だ な …。

や っぱ ビ ー の ところ へ 戻る こと に する 。

あいつ の 耳障りな ラップ も クセ に な っち まっ てる しな 。

で お前 は ? ん ?

どう すんだ よ ?

俺 は なぁ …。

( ハゴロモ ) お前たち 全員 の チャクラ は →

すでに ナルト の 中 に 少しずつ 入って いる 。

ナルト は いわば お前たち の 寄り合い 所 みたいな もの だ 。

何 か 相談 事 が あれば →

ナルト の 中 の チャクラ で おのおの 話し 合える 。

九 喇嘛 。 ん ?

お前 は 寄り合い 所 の 管理 役 と して ナルト の 中 に いて やれ 。

えっ ! もう 苦 で は なかろう 。

ま じ じい が そう 言う なら しかた ねえ か 。

( みんな ) ハハハハ ! 何 だ !? 何 が おかしい !

素直で ない ところ は 相変わらず です ね 九 喇嘛 。

ヘヘヘッ 。

( サクラ ) これ で やっと 忍 界 大戦 は 終わった んです ね 。

あぁ あと は …。

ナルト と サスケ 前 に わし が 問うた な 。

我が 母 カグヤ と 戦い →

己 の 出した 答え に 変化 は あった か ?

答え は 変わ ん ねえ 。

ただ 大 じいちゃん に は 悪い けど →

今回 カグヤ って の と 戦って 思った 。

俺 の 母ちゃん が うずまき クシナ で 心底 よかった って 。

カグヤ は 今 まで 戦った や つら と は 違う 。

心 が ねえ みて え な 感じ だった 。

母 カグヤ も 初め は 民 の 信望 厚き 女神 だった そうだ 。

鬼 と 呼ば れる ように 変貌 した 理由 は わから ぬ が …。

おそらく チャクラ の 実 を 食らった とき から →

何 か が 始まって いた のだろう 。

どちら に しろ お前 は 母 と は 違う 。

尾 獣 たち すべて の チャクラ を 有して いて も →

母 の ように は なる まいて 。

さて 残る は 無限 月 読 を 解 術 する だけ だ 。

具体 的に は どう やる ? わし たち の 力 も 必要な の か ?

お前たち は いい 。

尾 獣 すべて の チャクラ を 持つ ナルト と →

輪廻 眼 を 持つ サスケ が 互いに 子 の 印 を 結び さえ すれば →

術 は 完全に 解ける 。

なんだ 意外 と 簡単じゃ ねえ か 。

かつて 母 が やった 無限 月 読 を 解 術 する ため に 調べ 尽くした 。

間違い ない 。

して あと は サスケ よ 。 お前 は ?

( サスケ ) そうだ な 。 だが まずは この 無限 月 読 の 中 →

今 の 五 影 ども を 処刑 する 。

今 なんて 言った サスケ ? え ?

五 影 を … なんだ と ?

それ と な 尾 獣 ども →

お前 ら は すべて 俺 の 管理 下 に 置き →

いずれ 処理 する 。 なんだ と !

グッ ウッ …。 九 喇嘛 !

尾 獣 たち を 幻 術 に …。

ただ の 一 瞥 で …。

ナルト よ やはり こう なった な 。

あと は お前 に 任せる しか なくなった 。

わし も この世 に いる 限界 だ 。 じきに 消える 。

ああ 。 これ も 六 道 の 大 じいちゃん に は 悪い けど →

大 じいちゃん の 子供 ら みて え に は なら ねえ よ 。

俺 は アシュラ じゃ ねえ 。

それ に サスケ は インドラ って やつで も ねえ !

サスケ それ が 今 の お前 の 夢 だって の か !

まだ お前 は 復讐 を 望んで いる って いう の か ?

サスケ 君 !

確かに かつて は ただ 破壊 を 望み 復讐 だけ が 目的 だった 。

だが 今 は 違う 。 破壊 し そして 創り 直す の さ 。

闇 を 抱え ぬ 里 。 忍 世界 を 一新 する 。

グッ …。

俺 が 掲げる も の それ は …。

革命 だ ! 革命 … だ と ?

(( サスケ よ お前 は 何 が し たい ?

この 戦い の 果て に 何 を 望む ?

お前 の 正直な 考え を 聞き たい ))

(( 今 まで の 影 たち が この 状況 を 作った 。

だから 俺 が 火影 に なり 里 を 変える ))

(( その お前 の いう 火影 と は どういう 意味 だ ?

そんなに 知り たきゃ 教えて やる ))

地 爆天 星 !

あぁ っ !

ナルト … 頼む !

俺 が 必ず 助け出す !

少し の 間 辛抱 して くれ !

この 戦争 で 輪廻 眼 の 能力 と 使い 方 も ずいぶん と 慣れた 。

そして 邪魔者 は い なく なった 。

お前 以外 は な ! ナルト 。

( ハゴロモ ) うまく いか ぬ もの だ 。

力 を 一方 に 託した 結果 が かつて の インドラ と アシュラ …。

そして 両方 に 託した 結果 も 今や 同じ …。

ふ ぅ …。

いや 兄弟 ゲンカ は ここ で 終わり に する って ば よ 。

尾 獣 たち を 放して やって くれ 。

あいつ ら は やっと 自由に なれた んだ 。

♪♪~

あいつ ら と 仲よく なった から わかん だ 。

もう 悪 さ は し ねえ よ 。

ナルト ! お前 わかって ない ようだ な 。

今や お前 は 尾 獣 たち 全員 の 人 柱 力 だ 。

もちろん お前 の 中 の 尾 獣 の チャクラ も →

のちのち すべて 始末 する つもりだ 。

そんな …。

つまり お前 は 死ぬ んだ ナルト 。

必然 的に な 。

仙人 が 言った とおり なら 無限 月 読 を 解く のに →

そもそも お前 の 中 の 尾 獣 の 力 を 使う 必要 は ないだ ろ 。

俺 が 捕まえた 尾 獣 ども を 利用 すれば な …。

やつ ら も それ まで は 生かして おいて やる 。

俺 が そう さ せ ねえ の わかって る よ な ?

やはり … まずは お前 か ナルト 。

場所 を 変える 。

お前 なら わかって いる な ?

( カカシ ) 待て サスケ !

う ぅ …。 先生 !

《 写 輪 眼 の 影響 が まだ …》

私 は ! 私 に は どう する こと も でき ない って 本当 は わかって る 。

大好きな のに サスケ 君 を こんなに 思って る のに 。

寄り添う こと も 刺し 違える こと も でき ず に →

こう やって また 駄々 こねて 泣く こと しか でき ない 。

みっともない よ ね ほんと 。

(( サクラ …。

ありがとう ))

でも でも サスケ 君 !

少し でも 少し でも 私 の こと が 心 の 隅 っこ に ある なら →

お 願い もう 遠く に 行か ないで !

ずっと 一緒に いれば いつか 昔 みたいに …。

お前 は 本当に う ざい な 。

サクラ !

サクラ ちゃん に 幻 術 まで かける こと は ねえ だろう が 。

このまま じゃ こいつ は 俺 たち を 追って くる だろう 。

邪魔に なる 。

サクラ は サクラ は お前 を 助け たかった んだ ずっと 。

恋愛 ごっこ でも 楽しめ って の か ?

俺 に は こいつ を 好く 道理 も 好か れる 道理 も ない 。

理由 が ある の は 人 を 嫌いに なる とき だけ で いい 。

それ に サクラ は 今 お前 を 自分 の もの に し たい んじゃ ない 。

ただ お前 を 助け たい んだ 。

お前 に 殺さ れ かけた こと も ある この 子 が →

今 でも お前 の こと を 思い 涙 を 流す の は →

お前 を 愛して 苦しんで いる から だ 。

(( 母さん 。 ん ?

父さん は 兄さん や 俺 の こと 本当 は どう 思って ん の か な ?

どうした の ? 急に 。

この 前 父さん 俺 の こと を →

さすが 俺 の 子 だって 言って くれた んだ 。

いつも は 兄さん に そう 言って た から →

すごい 嬉しかった んだ 。

そう よかった じゃ ない 。

でも 最近 父さん と 兄さん の 仲 が よく ない から …。

俺 は ただ 兄さん の 代わり な の か なって 。

兄さん は 兄さん あなた は あなた よ 。

父さん は いつも あなた たち の こと を →

心配 して いる わ 。 じゃあ なんで 兄さん ばっかり 。

そう じゃ ない わ ただ 父さん は ね →

一族 の 代表 と して うち は 一族 を →

守ら なきゃ いけない 立場 に ある の 。

それ が な んな の ?

イタチ は あなた より 大きくて 先輩 な だけ 。

その分 一族 の ため の 仕事 を 任さ れる ように なる でしょ 。

父さん は その 仕事 の 監督 役 だ から →

どうした って その 目 が イタチ に →

いき がちだった の かも しれ ない わ ね 。

でも ここ だけ の 話 →

私 と 話す とき は あなた の こと ばかり →

話して る の よ 父さん 。

ただ あの 人 →

いつも ムスッ と して 不器用だ から ね 。

はい サスケ お 弁当 。

手 裏 剣 の お 稽古 なら →

帰って から 母さん が 見て あげる から 。

お 稽古 じゃ ない 修業 だ よ 。

いって き ます 。 いって らっしゃい ))

それ が 失敗 した 過去 の 縛り な の かも な 。

《 サスケ …》

約束 した んだ 。

昔 サクラ ちゃん と 。

(( サスケ は ぜ って ぇ 俺 が 連れて 帰る 。

一生 の 約束 だって ば よ ))

先生 俺 の 忍 道 は もう 知って んだ ろ ?

行って くっ ぜ 。

ああ 頼んだ ぞ 。

( ハゴロモ ) 愛情 と は 難しい もの だ な 。

かつて わし に も 2 人 の 子 が いた 。

2 人 を 愛し 2 人 も わし を 敬愛 して いた 。

だが 兄弟 の 弟 だけ に すべて を 託した ゆえ →

それ を 機 に 兄 は わし と その 弟 を 憎む ように なり →

愛情 が 憎しみ へ と 変わって しまった のだ 。

今 の サスケ を 形作った の は →

過去 の 愛情 の 喪失 から くる もの に 他なら ない 。

マダラ も そう だった 。

サスケ も マダラ と 同じ 運命 だ と そう おっしゃり たい のです か ?

そう で は ない わし も 己 なり に →

未来 は より よい もの に し たい のだ 。

かつて の 過ち から 学んで な 。

今回 は 2 人 に 同じ ように 力 を 託した 。

過去 は 未来 が 変わら ぬ と →

気づか せる ため に ある ので は なく →

未来 の ため に ある はずだ 。

なぜ ナルト に 可能 性 を 見いだした のです ?

うずまき ナルト 。

あの 子 は 憎しみ の 塊 に なって しまった →

九 喇嘛 を 救い 友 と なった 男 だ 。

ナルト に 任せて みる と しよう 。

今度 は 憎しみ が 愛情 へ と 変わる の を 願い ながら 。

いや 愛情 を 取り戻さ せる と 願おう 。

( ハゴロモ ) サスケ も カグヤ と は 違い 愛 が 何 か を 知っている 者 だ 。

ナルト と 同じ ように な 。

や っぱ ここ か よ 懐かしい な サスケ 。

昔 ここ で やり合った な そう いや よ 。

前 と 同じだ ここ で また お前 が 負ける 。

あの とき と 同じ 拳 は もう くらわ ねえ よ 。

それ に お前 の 好き勝手に は さ せ ねえ 。

火影 だって お前 に ゃ 渡せ ねえ 。

お前 は 火影 が な んな の か まるで わかって ねえ 。

言った な 革命 だ と 。

俺 の 言う 火影 は お前 の それ と まったく 違う 。

お前 の 兄ちゃん が 言った こと を 教えて やる 。

火影 って の は →

火影 に なった やつ が 認め られる んじゃ なく →

みんな に 認め られた やつ が 火影 に なる んだ って よ 。

俺 は イタチ の 言葉 で は なく 生き様 から すべて を 悟った 。

お前 と 俺 で は 出した 答え が 違う 。

戦う 前 に はっきり さ せる か 。

俺 の 言う 火影 と は 何 な の か 教えて やる 。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 475 - 終末 の 谷 ||しっぷう|つたい|しーずん|しゅうまつ||たに Naruto Shippuden - Season 20 - 475 - Valley of the Ends

( ナルト ) 夢 だって ちゃんと ある 。 |ゆめ|||

俺 って ば 父ちゃん を 超す 火影 に なる ! おれ|||とうちゃん||こす|ほかげ||

ぜ って え なる から な 。

あっ ち で 母ちゃん に も 伝えて くれ 。 |||かあちゃん|||つたえて|

俺 の こと は 全然 心配 なんか す ん なって 。 おれ||||ぜんぜん|しんぱい||||

しっかり やって ん だって !

♪♪~

( ヒルゼン ) あと の こと は 任せた ぞ 。 |||||まかせた|

カカシ サクラ サスケ ナルト …。

( カカシ ) 三 代 目 。 |みっ|だい|め

( 扉 間 ) 兄 者 これ で マダラ と の 決着 も ついた 。 とびら|あいだ|あに|もの||||||けっちゃく||

あと は サル の 言う ように ただ 後 の 者 ども に 託す と しよう 。 ||||いう|よう に||あと||もの|||たくす||

《 柱 間 : うずまき ナルト 。 ちゅう|あいだ||

うち は サスケ 。

お前たち なら 俺 たち と は 違う 決着 も ある だろう 。 おまえたち||おれ||||ちがう|けっちゃく|||

いや そう なって くれ 》

( 孫悟空 ) これ で 俺 たち は もう 自由だ 。 そんごくう|||おれ||||じゆうだ

俺 は 水 簾 洞 に 帰る で ウキキィ ー ! おれ||すい|すだれ|ほら||かえる|||

( 穆 王 ) 私 は 森 に こもる こと に し ます 。 あつし|おう|わたくし||しげる||||||

( 重明 ) やっと 俺 ら も 故郷 へ 帰れ んだ な 。 しげあき||おれ|||こきょう||かえれ||

なんか 夢見て る みて えだ ぜ 。 |ゆめみて||||

( 九 喇嘛 ) 八尾 て め え は どう すんだ ? ここの|らつま|やお||||||

( 牛 鬼 ) 俺 か ? 俺 は だ な …。 うし|おに|おれ||おれ|||

や っぱ ビ ー の ところ へ 戻る こと に する 。 |||||||もどる|||

あいつ の 耳障りな ラップ も クセ に な っち まっ てる しな 。 ||みみざわりな|||||||||

で お前 は ? ん ? |おまえ||

どう すんだ よ ?

俺 は なぁ …。 おれ||

( ハゴロモ ) お前たち 全員 の チャクラ は → |おまえたち|ぜんいん|||

すでに ナルト の 中 に 少しずつ 入って いる 。 |||なか||すこしずつ|はいって|

ナルト は いわば お前たち の 寄り合い 所 みたいな もの だ 。 |||おまえたち||よりあい|しょ|||

何 か 相談 事 が あれば → なん||そうだん|こと||

ナルト の 中 の チャクラ で おのおの 話し 合える 。 ||なか|||||はなし|あえる

九 喇嘛 。 ん ? ここの|らつま|

お前 は 寄り合い 所 の 管理 役 と して ナルト の 中 に いて やれ 。 おまえ||よりあい|しょ||かんり|やく|||||なか|||

えっ ! もう 苦 で は なかろう 。 ||く|||

ま じ じい が そう 言う なら しかた ねえ か 。 |||||いう||||

( みんな ) ハハハハ ! 何 だ !? 何 が おかしい ! ||なん||なん||

素直で ない ところ は 相変わらず です ね 九 喇嘛 。 すなおで||||あいかわらず|||ここの|らつま

ヘヘヘッ 。

( サクラ ) これ で やっと 忍 界 大戦 は 終わった んです ね 。 ||||おし|かい|たいせん||おわった|ん です|

あぁ あと は …。

ナルト と サスケ 前 に わし が 問うた な 。 |||ぜん||||とうた|

我が 母 カグヤ と 戦い → わが|はは|||たたかい

己 の 出した 答え に 変化 は あった か ? おのれ||だした|こたえ||へんか|||

答え は 変わ ん ねえ 。 こたえ||かわ||

ただ 大 じいちゃん に は 悪い けど → |だい||||わるい|

今回 カグヤ って の と 戦って 思った 。 こんかい|||||たたかって|おもった

俺 の 母ちゃん が うずまき クシナ で 心底 よかった って 。 おれ||かあちゃん|||||しんそこ||

カグヤ は 今 まで 戦った や つら と は 違う 。 ||いま||たたかった|||||ちがう

心 が ねえ みて え な 感じ だった 。 こころ||||||かんじ|

母 カグヤ も 初め は 民 の 信望 厚き 女神 だった そうだ 。 はは|||はじめ||たみ||しんぼう|あつき|めがみ||そう だ

鬼 と 呼ば れる ように 変貌 した 理由 は わから ぬ が …。 おに||よば||よう に|へんぼう||りゆう||||

おそらく チャクラ の 実 を 食らった とき から → |||み||くらった||

何 か が 始まって いた のだろう 。 なん|||はじまって||

どちら に しろ お前 は 母 と は 違う 。 |||おまえ||はは|||ちがう

尾 獣 たち すべて の チャクラ を 有して いて も → お|けだもの||||||ゆうして||

母 の ように は なる まいて 。 はは||よう に|||

さて 残る は 無限 月 読 を 解 術 する だけ だ 。 |のこる||むげん|つき|よ||かい|じゅつ|||

具体 的に は どう やる ? わし たち の 力 も 必要な の か ? ぐたい|てきに|||||||ちから||ひつような||

お前たち は いい 。 おまえたち||

尾 獣 すべて の チャクラ を 持つ ナルト と → お|けだもの|||||もつ||

輪廻 眼 を 持つ サスケ が 互いに 子 の 印 を 結び さえ すれば → りんね|がん||もつ|||たがいに|こ||いん||むすび||

術 は 完全に 解ける 。 じゅつ||かんぜんに|とける

なんだ 意外 と 簡単じゃ ねえ か 。 |いがい||かんたんじゃ||

かつて 母 が やった 無限 月 読 を 解 術 する ため に 調べ 尽くした 。 |はは|||むげん|つき|よ||かい|じゅつ||||しらべ|つくした

間違い ない 。 まちがい|

して あと は サスケ よ 。 お前 は ? |||||おまえ|

( サスケ ) そうだ な 。 だが まずは この 無限 月 読 の 中 → |そう だ|||||むげん|つき|よ||なか

今 の 五 影 ども を 処刑 する 。 いま||いつ|かげ|||しょけい|

今 なんて 言った サスケ ? え ? いま||いった||

五 影 を … なんだ と ? いつ|かげ|||

それ と な 尾 獣 ども → |||お|けだもの|

お前 ら は すべて 俺 の 管理 下 に 置き → おまえ||||おれ||かんり|した||おき

いずれ 処理 する 。 なんだ と ! |しょり|||

グッ ウッ …。 九 喇嘛 ! ||ここの|らつま

尾 獣 たち を 幻 術 に …。 お|けだもの|||まぼろし|じゅつ|

ただ の 一 瞥 で …。 ||ひと|べつ|

ナルト よ やはり こう なった な 。

あと は お前 に 任せる しか なくなった 。 ||おまえ||まかせる||

わし も この世 に いる 限界 だ 。 じきに 消える 。 ||このよ|||げんかい|||きえる

ああ 。 これ も 六 道 の 大 じいちゃん に は 悪い けど → |||むっ|どう||だい||||わるい|

大 じいちゃん の 子供 ら みて え に は なら ねえ よ 。 だい|||こども||||||||

俺 は アシュラ じゃ ねえ 。 おれ||||

それ に サスケ は インドラ って やつで も ねえ !

サスケ それ が 今 の お前 の 夢 だって の か ! |||いま||おまえ||ゆめ|||

まだ お前 は 復讐 を 望んで いる って いう の か ? |おまえ||ふくしゅう||のぞんで|||||

サスケ 君 ! |きみ

確かに かつて は ただ 破壊 を 望み 復讐 だけ が 目的 だった 。 たしかに||||はかい||のぞみ|ふくしゅう|||もくてき|

だが 今 は 違う 。 破壊 し そして 創り 直す の さ 。 |いま||ちがう|はかい|||つくり|なおす||

闇 を 抱え ぬ 里 。 忍 世界 を 一新 する 。 やみ||かかえ||さと|おし|せかい||いっしん|

グッ …。

俺 が 掲げる も の それ は …。 おれ||かかげる||||

革命 だ ! 革命 … だ と ? かくめい||かくめい||

(( サスケ よ お前 は 何 が し たい ? ||おまえ||なん|||

この 戦い の 果て に 何 を 望む ? |たたかい||はて||なん||のぞむ

お前 の 正直な 考え を 聞き たい )) おまえ||しょうじきな|かんがえ||きき|

(( 今 まで の 影 たち が この 状況 を 作った 。 いま|||かげ||||じょうきょう||つくった

だから 俺 が 火影 に なり 里 を 変える )) |おれ||ほかげ|||さと||かえる

(( その お前 の いう 火影 と は どういう 意味 だ ? |おまえ|||ほかげ||||いみ|

そんなに 知り たきゃ 教えて やる )) |しり||おしえて|

地 爆天 星 ! ち|ばくてん|ほし

あぁ っ !

ナルト … 頼む ! |たのむ

俺 が 必ず 助け出す ! おれ||かならず|たすけだす

少し の 間 辛抱 して くれ ! すこし||あいだ|しんぼう||

この 戦争 で 輪廻 眼 の 能力 と 使い 方 も ずいぶん と 慣れた 。 |せんそう||りんね|がん||のうりょく||つかい|かた||||なれた

そして 邪魔者 は い なく なった 。 |じゃまもの||||

お前 以外 は な ! ナルト 。 おまえ|いがい|||

( ハゴロモ ) うまく いか ぬ もの だ 。

力 を 一方 に 託した 結果 が かつて の インドラ と アシュラ …。 ちから||いっぽう||たくした|けっか||||||

そして 両方 に 託した 結果 も 今や 同じ …。 |りょうほう||たくした|けっか||いまや|おなじ

ふ ぅ …。

いや 兄弟 ゲンカ は ここ で 終わり に する って ば よ 。 |きょうだい|||||おわり|||||

尾 獣 たち を 放して やって くれ 。 お|けだもの|||はなして||

あいつ ら は やっと 自由に なれた んだ 。 ||||じゆうに||

♪♪~

あいつ ら と 仲よく なった から わかん だ 。 |||なかよく||||

もう 悪 さ は し ねえ よ 。 |あく|||||

ナルト ! お前 わかって ない ようだ な 。 |おまえ||||

今や お前 は 尾 獣 たち 全員 の 人 柱 力 だ 。 いまや|おまえ||お|けだもの||ぜんいん||じん|ちゅう|ちから|

もちろん お前 の 中 の 尾 獣 の チャクラ も → |おまえ||なか||お|けだもの|||

のちのち すべて 始末 する つもりだ 。 ||しまつ||

そんな …。

つまり お前 は 死ぬ んだ ナルト 。 |おまえ||しぬ||

必然 的に な 。 ひつぜん|てきに|

仙人 が 言った とおり なら 無限 月 読 を 解く のに → せんにん||いった|||むげん|つき|よ||とく|

そもそも お前 の 中 の 尾 獣 の 力 を 使う 必要 は ないだ ろ 。 |おまえ||なか||お|けだもの||ちから||つかう|ひつよう|||

俺 が 捕まえた 尾 獣 ども を 利用 すれば な …。 おれ||つかまえた|お|けだもの|||りよう||

やつ ら も それ まで は 生かして おいて やる 。 ||||||いかして||

俺 が そう さ せ ねえ の わかって る よ な ? おれ||||||||||

やはり … まずは お前 か ナルト 。 ||おまえ||

場所 を 変える 。 ばしょ||かえる

お前 なら わかって いる な ? おまえ||||

( カカシ ) 待て サスケ ! |まて|

う ぅ …。 先生 ! ||せんせい

《 写 輪 眼 の 影響 が まだ …》 うつ|りん|がん||えいきょう||

私 は ! 私 に は どう する こと も でき ない って 本当 は わかって る 。 わたくし||わたくし||||||||||ほんとう|||

大好きな のに サスケ 君 を こんなに 思って る のに 。 だいすきな|||きみ|||おもって||

寄り添う こと も 刺し 違える こと も でき ず に → よりそう|||さし|ちがえる|||||

こう やって また 駄々 こねて 泣く こと しか でき ない 。 |||だだ||なく||||

みっともない よ ね ほんと 。

(( サクラ …。

ありがとう ))

でも でも サスケ 君 ! |||きみ

少し でも 少し でも 私 の こと が 心 の 隅 っこ に ある なら → すこし||すこし||わたくし||||こころ||すみ||||

お 願い もう 遠く に 行か ないで ! |ねがい||とおく||いか|

ずっと 一緒に いれば いつか 昔 みたいに …。 |いっしょに|||むかし|

お前 は 本当に う ざい な 。 おまえ||ほんとうに|||

サクラ !

サクラ ちゃん に 幻 術 まで かける こと は ねえ だろう が 。 |||まぼろし|じゅつ|||||||

このまま じゃ こいつ は 俺 たち を 追って くる だろう 。 ||||おれ|||おって||

邪魔に なる 。 じゃまに|

サクラ は サクラ は お前 を 助け たかった んだ ずっと 。 ||||おまえ||たすけ|||

恋愛 ごっこ でも 楽しめ って の か ? れんあい|||たのしめ|||

俺 に は こいつ を 好く 道理 も 好か れる 道理 も ない 。 おれ|||||すく|どうり||すか||どうり||

理由 が ある の は 人 を 嫌いに なる とき だけ で いい 。 りゆう|||||じん||きらいに|||||

それ に サクラ は 今 お前 を 自分 の もの に し たい んじゃ ない 。 ||||いま|おまえ||じぶん|||||||

ただ お前 を 助け たい んだ 。 |おまえ||たすけ||

お前 に 殺さ れ かけた こと も ある この 子 が → おまえ||ころさ|||||||こ|

今 でも お前 の こと を 思い 涙 を 流す の は → いま||おまえ||||おもい|なみだ||ながす||

お前 を 愛して 苦しんで いる から だ 。 おまえ||あいして|くるしんで|||

(( 母さん 。 ん ? かあさん|

父さん は 兄さん や 俺 の こと 本当 は どう 思って ん の か な ? とうさん||にいさん||おれ|||ほんとう|||おもって||||

どうした の ? 急に 。 ||きゅうに

この 前 父さん 俺 の こと を → |ぜん|とうさん|おれ|||

さすが 俺 の 子 だって 言って くれた んだ 。 |おれ||こ||いって||

いつも は 兄さん に そう 言って た から → ||にいさん|||いって||

すごい 嬉しかった んだ 。 |うれしかった|

そう よかった じゃ ない 。

でも 最近 父さん と 兄さん の 仲 が よく ない から …。 |さいきん|とうさん||にいさん||なか||||

俺 は ただ 兄さん の 代わり な の か なって 。 おれ|||にいさん||かわり||||

兄さん は 兄さん あなた は あなた よ 。 にいさん||にいさん||||

父さん は いつも あなた たち の こと を → とうさん|||||||

心配 して いる わ 。 じゃあ なんで 兄さん ばっかり 。 しんぱい||||||にいさん|

そう じゃ ない わ ただ 父さん は ね → |||||とうさん||

一族 の 代表 と して うち は 一族 を → いちぞく||だいひょう|||||いちぞく|

守ら なきゃ いけない 立場 に ある の 。 まもら|||たちば|||

それ が な んな の ?

イタチ は あなた より 大きくて 先輩 な だけ 。 ||||おおきくて|せんぱい||

その分 一族 の ため の 仕事 を 任さ れる ように なる でしょ 。 そのぶん|いちぞく||||しごと||まかさ||よう に||

父さん は その 仕事 の 監督 役 だ から → とうさん|||しごと||かんとく|やく||

どうした って その 目 が イタチ に → |||め|||

いき がちだった の かも しれ ない わ ね 。

でも ここ だけ の 話 → ||||はなし

私 と 話す とき は あなた の こと ばかり → わたくし||はなす||||||

話して る の よ 父さん 。 はなして||||とうさん

ただ あの 人 → ||じん

いつも ムスッ と して 不器用だ から ね 。 ||||ぶきようだ||

はい サスケ お 弁当 。 |||べんとう

手 裏 剣 の お 稽古 なら → て|うら|けん|||けいこ|

帰って から 母さん が 見て あげる から 。 かえって||かあさん||みて||

お 稽古 じゃ ない 修業 だ よ 。 |けいこ|||しゅぎょう||

いって き ます 。 いって らっしゃい ))

それ が 失敗 した 過去 の 縛り な の かも な 。 ||しっぱい||かこ||しばり||||

《 サスケ …》

約束 した んだ 。 やくそく||

昔 サクラ ちゃん と 。 むかし|||

(( サスケ は ぜ って ぇ 俺 が 連れて 帰る 。 |||||おれ||つれて|かえる

一生 の 約束 だって ば よ )) いっしょう||やくそく|||

先生 俺 の 忍 道 は もう 知って んだ ろ ? せんせい|おれ||おし|どう|||しって||

行って くっ ぜ 。 おこなって||

ああ 頼んだ ぞ 。 |たのんだ|

( ハゴロモ ) 愛情 と は 難しい もの だ な 。 |あいじょう|||むずかしい|||

かつて わし に も 2 人 の 子 が いた 。 ||||じん||こ||

2 人 を 愛し 2 人 も わし を 敬愛 して いた 。 じん||あいし|じん||||けいあい||

だが 兄弟 の 弟 だけ に すべて を 託した ゆえ → |きょうだい||おとうと|||||たくした|

それ を 機 に 兄 は わし と その 弟 を 憎む ように なり → ||き||あに|||||おとうと||にくむ|よう に|

愛情 が 憎しみ へ と 変わって しまった のだ 。 あいじょう||にくしみ|||かわって||

今 の サスケ を 形作った の は → いま||||かたちづくった||

過去 の 愛情 の 喪失 から くる もの に 他なら ない 。 かこ||あいじょう||そうしつ|||||ほかなら|

マダラ も そう だった 。

サスケ も マダラ と 同じ 運命 だ と そう おっしゃり たい のです か ? ||||おなじ|うんめい||||||の です|

そう で は ない わし も 己 なり に → ||||||おのれ||

未来 は より よい もの に し たい のだ 。 みらい||||||||

かつて の 過ち から 学んで な 。 ||あやまち||まなんで|

今回 は 2 人 に 同じ ように 力 を 託した 。 こんかい||じん||おなじ|よう に|ちから||たくした

過去 は 未来 が 変わら ぬ と → かこ||みらい||かわら||

気づか せる ため に ある ので は なく → きづか|||||||

未来 の ため に ある はずだ 。 みらい|||||

なぜ ナルト に 可能 性 を 見いだした のです ? |||かのう|せい||みいだした|の です

うずまき ナルト 。

あの 子 は 憎しみ の 塊 に なって しまった → |こ||にくしみ||かたまり|||

九 喇嘛 を 救い 友 と なった 男 だ 。 ここの|らつま||すくい|とも|||おとこ|

ナルト に 任せて みる と しよう 。 ||まかせて|||

今度 は 憎しみ が 愛情 へ と 変わる の を 願い ながら 。 こんど||にくしみ||あいじょう|||かわる|||ねがい|

いや 愛情 を 取り戻さ せる と 願おう 。 |あいじょう||とりもどさ|||ねがおう

( ハゴロモ ) サスケ も カグヤ と は 違い 愛 が 何 か を 知っている 者 だ 。 ||||||ちがい|あい||なん|||しっている|もの|

ナルト と 同じ ように な 。 ||おなじ|よう に|

や っぱ ここ か よ 懐かしい な サスケ 。 |||||なつかしい|| I knew it was here, Sasuke.

昔 ここ で やり合った な そう いや よ 。 むかし|||やりあった|||| We had a run-in here a long time ago.

前 と 同じだ ここ で また お前 が 負ける 。 ぜん||おなじだ||||おまえ||まける Same as before, here you lose again.

あの とき と 同じ 拳 は もう くらわ ねえ よ 。 |||おなじ|けん|||||

それ に お前 の 好き勝手に は さ せ ねえ 。 ||おまえ||すきかってに||||

火影 だって お前 に ゃ 渡せ ねえ 。 ほかげ||おまえ|||わたせ|

お前 は 火影 が な んな の か まるで わかって ねえ 。 おまえ||ほかげ||||||||

言った な 革命 だ と 。 いった||かくめい||

俺 の 言う 火影 は お前 の それ と まったく 違う 。 おれ||いう|ほかげ||おまえ|||||ちがう

お前 の 兄ちゃん が 言った こと を 教えて やる 。 おまえ||にいちゃん||いった|||おしえて|

火影 って の は → ほかげ|||

火影 に なった やつ が 認め られる んじゃ なく → ほかげ|||||みとめ|||

みんな に 認め られた やつ が 火影 に なる んだ って よ 。 ||みとめ||||ほかげ|||||

俺 は イタチ の 言葉 で は なく 生き様 から すべて を 悟った 。 おれ||||ことば||||いきざま||||さとった

お前 と 俺 で は 出した 答え が 違う 。 おまえ||おれ|||だした|こたえ||ちがう

戦う 前 に はっきり さ せる か 。 たたかう|ぜん|||||

俺 の 言う 火影 と は 何 な の か 教えて やる 。 おれ||いう|ほかげ|||なん||||おしえて|