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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 497 - 風影の御祝

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 497 - 風 影 の 御 祝

( カカシ ) ようこそ おい で くださ い ました 。

( 我 愛 羅 ) 久しぶりだ な 六 代 目 。

遅く なって すまない 。

他の 影 たち は もう 到着 して おら れる か ?

え ぇ ちょうど 今しがた 到着 さ れ ました よ 。

水 影 が い ない ようだ が ?

( シズネ ) 道中 天候 が 悪化 した せい で →

半日 ほど 到着 が 遅れて しまう そうです 。

( カカシ ) せっかく です から それ まで の 間 →

里 で お くつろぎ ください 。

木 ノ 葉 の 忍 たち に 案内 さ せ ます ので 。

( オオノキ ) 時に 六 代 目 ナルト が 祝 言 を あげる そう じゃ が ?

え ぇ ご存じ でした か 。

岩 隠れ の 里 から と いう こと で 祝い の 品 を 用意 した のじゃ が →

祝 言 に 贈る 手はず を 整えて もらえ ん か ?

( エ ー ) 我ら 雲隠れ の 里 から も 祝う つもりだ 。 同様に 頼む 。

( カカシ ) わかり ました 。 それ は ナルト も 喜ぶ こと でしょう 。

ナルト が 祝 言 か …。

( カンクロウ ) ナルト が 祝 言 を あげる なんて 聞いて なかった じゃ ん 。

( カンクロウ ) テマリ ! お前 この 間 も 木 ノ 葉 に 来て た んだ から →

聞いて ただ ろ 。 ( テマリ ) あ あぁ …。

なんで 伝え なかった じゃ ん !

うるさい 忘れて た だけ だ !

どうした ん だ 急に 。 ( カンクロウ ) な … なんか 怖い じゃ ん 。

とにかく 我々 も 何 か 祝い の 品 を 用意 し たい な 。

風 影 と して 盛大に 祝って やろう ぜ 。

盛大に か … それ で ナルト が 喜ぶ だろう か ?

盛大に やって ナルト が 喜ば ない と 思う か ?

♪♪~

そう 言わ れて みれば …。

( リ ー ) 我 愛 羅 君 お 久しぶりです !

あぁ 久しぶり …。

水 影 様 が 到着 する まで →

僕たち が 我 愛 羅 君 たち の 案内 役 を →

務める こと に なり ました 。 ( テンテン ) ちょっと リ ー 。

今日 は 五 影 会談 で いらっしゃって る わけだ し →

私 たち も 任務 な んだ から そんなに フランク に 接しちゃ ダメ でしょ 。

いや そんな こと は 気 に し ないで いい 。

頼んだ ぞ 。 楽しみに して る じゃ ん 。

では 早速 です が どこ か 行き たい 所 は あり ます か ?

そう だ な …。

何 か ナルト の 好きな もの を 知り たい んだ が 。

ナルト の 好きな もの … です か 。 そうです ね 。

あ ! だったら よい 所 が あり ます 。 早速 案内 し ましょう 。

( 我 愛 羅 ) よし 2 人 も 来る だ ろ ? ( カンクロウ ) もちろん じゃ ん 。

私 は ここ で 休ま せて もらう よ 。

《 あいつ に 出くわしたら 気まずい しな 》

どうした テマリ ? 妙に イラ だって る じゃ ん 。

べ っ べつに 何でもない から !

あんた たち だけ で 行って き なさい よ 。

( テウチ ) う ~ ん … う ~ ん …。

( イルカ ) こんにち は 。 お イルカ 先生 いらっしゃい 。

みそ チャ ー シュ ー 大盛り お 願い し ます 。 ( アヤメ ) は ~ い 。

てい うか 最近 来 すぎ じゃ ないで す か イルカ 先生 。

余計な こと 言う な アヤメ 。 大事な お 客 さん じゃ ねえ か 。

ハハハハ !

それ より どうした ん です ? 悩んで る みたいでした けど 。

いや ねぇ … ここん ところ ナルト たち の 結婚 祝い の こと で →

みんな 盛り上がって る じゃ ねえ です か 。

俺 も 祝って やりて え 。

な もん で 俺 なり に 考えた の が これ なん です が ね 。

ラ ー メンフリ ー パス ?

あ ちょ っ … そう じゃ ねえ 。

なるほど ラ ー メン を 無料 で 食べ られる 定期 券 って こと です か 。

たしかに 喜ぶ でしょう けど →

あいつ の 場合 1 年 でも どう かな …。

( ウグイス の 鳴き声 )

( セミ の 鳴き声 )

1 年 は 長い よ 。 長 すぎ だ 。

半年 でも 同じじゃ ない ? そうだ よ なぁ …。

( リ ー ) なるほど 我 愛 羅 君 も →

ナルト 君 に 結婚 祝い を 贈る んです ね 。 絶対 喜ぶ はずです 。

と いう こと は リ ー も 祝い の 品 を 用意 した んだ な ?

もちろん です ! そう か 。

結婚 祝い を 選ぶ など 初めて だ から な 。

どんな もの を 選ぶ べき か まったく 見当 が つか ん 。

それ なら まず 結婚 式 と は な んな の か を →

考える ところ から 始める べきです 。 あっ 。

(( ガイ : そもそも 結婚 式 と は な んな んだ ?

結婚 式 に 絶対 必要な もの と は なんだ ?

愛 … な ので は ない でしょう か ?))

《 なんか 嫌な 予感 》

結婚 式 と は 何 か … か 。

なかなか 哲学 的な 質問 だ な 。

そう な んです 。 な ので こう 考えて みて ください 。

結婚 式 に 絶対 必要な もの は 何かと 。

結婚 式 に 必要な もの か …。

愛 … な んじゃ ねえ か 。

はい ! 僕 も まさに そう 考えて いた んです !

なんで 見事に 同じ 展開 に なる の !

しかし 僕 の 尊敬 する 師匠 ガイ 先生 は その 考え に とどまら ず →

結婚 式 に 大事な の は 新郎 と 新婦 である と 思いつき →

2 人 の 立場 に なって 考えれば →

おのずと 贈る べき もの は 見えて くる と 説か れた のです 。

その 結果 …。

ダンベル を 贈る こと に なり ました !

ダ … ダンベル ?

僕 は 一 介 の 忍 です から その くらい が ちょうど よい か と 。

でも 我 愛 羅 君 は 風 影 と いう 立場 も あり ます し →

ここ は 派手に バ ー ベル なんて よい ので は ない でしょう か 。

バ … バ ー ベル か 。

バ ー ベル は どう か と 思う が →

その 派手に って ところ は 俺 も 賛成 じゃ ん 。

( リ ー ) こんにち は 。 ( テウチ ) らっしゃい !

イルカ 先生 ! や ぁ リ ー 君 また 会った ね 。

我 愛 羅 君 ナルト 君 の 恩師 の イルカ 先生 です 。

イルカ 先生 こちら は 風 影 の 我 愛 羅 君 です 。

は はじめ まして !

風 影 様 が なんで リ ー 君 たち と 一緒に ?

五 影 会談 が 始まる まで ➡

私 たち が 里 の 案内 役 を 務めて いる んです 。

我 愛 羅 君 も ナルト 君 の 結婚 祝い を どう しよう か と 考えて る んです よ 。

ナルト 君 と 我 愛 羅 君 は 友達 です から ね 。

友達 …。

とにもかくにも 砂 隠れ の 里 を 代表 して →

盛大に 祝って やる じゃ ん 。

風 影 様 が ナルト の ため に 盛大に 祝って くださる なんて →

恐れ多い こと です が ナルト の やつ も 必ず 喜ぶ はずです 。

では 失礼 し ます 。

な っ ナルト も 喜んで くれる って よ 。

先生 が 言う なら お墨つき じゃ ん 。 そう な の か ?

確かに ナルト は 派手な の 大好きだ から な 。

盛大に 祝って やって 喜ば ない はず は ねえ ぜ 。

そう か …。

俺 も やっぱり 盛大に 1 年間 くらい フリ ー パス …。

お 父さん ! は … はい 。

親父 さん みそ チャ ー シュ ー 大盛り お 願い し ます 。

なんだ それ は ? ナルト 君 の 好きな メニュ ー です 。

チャ ー シュ ー が 盛大に 盛ら れて いる んです 。

ラ ー メン も 盛大 か 。 じゃあ 俺 も それ を もらおう 。

じゃあ 俺 も じゃ ん 。 で は 親父 さん →

みそ チャ ー シュ ー 大盛り を 人数 分 お 願い し ます 。

ちょっと 待って 。 私 は 普通 盛り チャ ー シュ ー 抜きで 。

トッピング は …。 トッピング ?

ナルト が 1 位 な んです ね 。

( テウチ ) 以前 は トッピング の 中 でも いちばん 人気 が なかった が →

ここ 最近 は ひとり勝ち よ !

これ も ナルト 効果 だ な 。

じゃあ 私 みそ ラ ー メン 普通 盛り に ナルト を トッピング で 。

ならば 俺 も それ を 追加 して もらおう 。

( テウチ ) は いよ ! こう なったら トッピング も 盛大に 盛って やる ぜ !

いや ぁ 食った じゃ ん 。

次 は どこ に 行き ましょう か ね 。

大丈夫です か ?

さっき から 考え 事 ばかり して る みたいです けど 。

風 影 と して ナルト を どう 祝う べき か 考えて いて な 。

風 影 と して ?

カンクロウ は 盛大に やり たい ようだ が 俺 は あまり ピン と きて い なかった 。

そう でした か 。 おいおい 我 愛 羅 。

しかし ナルト の 恩師 や ラ ー メン 屋 の 主人 の 話 を 聞いて →

吹っ切れた 。

ナルト が 喜ぶ ならば な 。 そう こ なくっちゃ よ !

僕 も できる かぎり お 手伝い し ます !

( みんな ) ん ?

( キラ ー ビ ー ) え ?

♪♪「 あ ~ お前 ら は 砂 隠れ 木 ノ 葉 隠れ 」

♪♪「 そういう 俺 様 は 誰 イエ ー 」

《 下手な ラップ 》

雷 影 様 の 護衛 の キラ ー ビ ー さん です ね 。

里 の 案内 は して もらって ない んです か ?

♪♪「 俺 様 は 自由 を 好む フリ ー ダム 」

♪♪「 ブラザ ー たち は 接待 で 会食 中 」

♪♪「 俺 様 は 里 を 徘徊 中 」

♪♪「 風 影 … あんた ら も ナルト の 結婚 祝い 用意 する 予定 ?」

あぁ その つもり だ が 。

♪♪「 その 件 に 関して 俺 様 が とりしきる 役目 」

♪♪「 互いに 頑張ろう ぜ イエ ー !」

雲隠れ から の お 祝い は ノリ が よ さ そう ね …。

♪♪「 俺 たち から の 祝い 聞いて 驚け ! 聞いて おけ !」

《 テンテン : ほん と いちいち ラップ で 返して くる の 面倒くさい …》

♪♪( キラ ー ビ ー )「 鏡開き 用 の 雲隠れ 産 の 酒 を 四 斗 樽 !」

♪♪「 全部 で 10 樽 イエ ー !」

♪♪「 超 高級 雲隠れ 産 牛肉 」

♪♪「1 頭 分 を 丸々 提供 ! 丸焼き 盛況 ! イエ ー !」

♪♪「 ゲ ー ム の 景品 で 人気 ゲ ー ム 機 盛大に 10 台 イエ ー !」

♪♪「 ざっと こんな 感じ 結婚 祝い は 大事 」

♪♪「 イエ ー !」 すごい です !

ラップ の せい で すんなり 頭 に 入って こ なかった けど →

とりあえず 豪華な こと は わかった わ 。

♪♪「 それ で お前 ら 砂 隠れ は 何 を 贈る んだ ?」

♪♪「 とっくに 発注 済んだ ?」

うむ それ が だ な …。

♪♪「 オ ー ケ ー オ ー ケ ー ! 俺 様 が 気づか なかった ソ ー リ ー !」

♪♪「 俺 たち が 豪華 すぎて お前たち は 言え な ~ い 」

♪♪「 でも それ は しかたな ~ い 」 ( カンクロウ ) あぁ ?

♪♪( キラ ー ビ ー )「 大事な の は ハ ー ト 豪華じゃ なくて も 必ず 喜ぶ ナルト 」

♪♪「 イエ ー !」

甘く 見る んじゃ ねえ !

カ … カンクロウ …。

俺 たち だって 雲隠れ と 同じ くらい 祝う に 決まって る じゃ ん !

披露宴 会場 は 砂 隠れ 産 の 花 で 埋め尽くす つもりじゃ ん !

更に パ ー ティ ー の 食事 に 花 を 添える ため に →

高級 マグロ を 1 本 贈る じゃ ん !

引き出物 の ため の 菓子 折り だって 来客 者 全員 分 用意 する じゃ ん !

ざっと こんな もん じゃ ん !

( 我 愛 羅 ) 待て 誰 が そんな …。 すごい です !

短 時間 の 間 に これ だけ の アイディア を 決めて いた なんて !

いや 決めて など …。 ( キラ ー ビ ー ) あぁ ~!

♪♪「 俺 様 は 大事な こと を 忘れて た ぜ バカ 野郎 この 野郎 」

♪♪「 こっち は 余興 で ブラザ ー が 雲隠れ の 舞 舞う と は 思う まい 」

♪♪「 イエ ー !」

雷 影 が …。 雲隠れ の 舞 を 舞う だ と !?

いや いや いや いや … ない ない ない ない !

♪♪「 ざっと こんな 感じ 。 パ ー ティ ー 盛り上がる 暗示 イエ ー !」

た … 大変です ! このまま じゃ …。

我 愛 羅 が 負ける じゃ ん !

いや 祝う って いう の は 勝ち負け じゃ ない 気 が …。

踊り じゃ ん …。 (3 人 ) えっ ?

雷 影 に 対抗 して 我 愛 羅 も 踊り で 対抗 す べきだ ろ !

そう する しか 他 に 方法 は あり ませ ん !

( カカシ ) そろそろ 水 影 も 到着 する と の こと です 。

ならば 風 影 も 呼んだ ほう が よい な 。

( ノック )

カカシ 様 。 様 は やめて って 。

ナルト ヒナタ 両人 の 結婚 式 で →

余興 の 時間 を 調整 して ほしい と 依頼 が 来て いる のです が …。

えっ !? 何 ? それ 。

あいつ ら の 披露宴 の こと なんて 俺 知ら ない よ 。 誰 の 依頼 ?

それ が 雷 影 様 の 護衛 の 方 で …。 なに !?

雷 影 様 が 雲隠れ の 舞 と 言って ました から ね 。

よし ! 我 愛 羅 は 砂 隠れ の サンバ で いく べきじゃ ん 。

お っ ! なんか ノリ が よ さ そうです ね 。

冗談 を 言う な 。 踊り など できる か 。

そもそも 当の ナルト たち は 喜ば んだろう 。

むしろ 率先 して 踊り に 加わる 気 が する のです が 。

なんだ と !?

確かに …。 いや いや いや !

かといって 風 影 が 人前 で 踊る なんて おかしい でしょ !

しかし 雷 影 は 踊る って 言って る じゃ ん !

♪♪「 雷 影 の 結婚 祝い 雷 影 の 舞 」

♪♪「 見 なきゃ 絶対 時代 に 遅れる 。 イエ ー !」

あの バカ が …。

失礼 … これ より 失態 を お 見せ する が ご 容赦 くだされ 。

いや 雷 影 が 手 を 下す 必要 は な さ そうじゃ ぞ 。

♪♪「 雷 影 の 結婚 祝い 雷 影 の 舞 」

♪♪「 見 なきゃ 絶対 時代 に 遅れる 。 イエ ー !」

( メイ ) 結婚 … 遅れる ?

( メイ ) 殺す ぞ !

( キラ ー ビ ー ) ノ ー !

それでは 五 影 会談 を 開始 し ます 。

ですが その 前 に …。

うずまき ナルト 日向 ヒナタ の 結婚 祝い は →

常識 的 かつ ほどほどに する よう くれぐれも お 願い いたし ます 。

( カカシ ) で は 早速 今回 の 議題 に 入り たい と 思い ます が …。

( シカマル ) よ よう 。

こない だ は なんか 悪かった な 。

いや こちら こそ 。 メシ 行く か ?

( テマリ ) 仕方ない な 。

( テウチ ) 風 影 様 まだ 木 ノ 葉 の 里 に いら した んです ね ?

会談 の 時間 が ずれた ので な 。

ひと 晩 泊まって いく こと に なった 。

夜 も うち の ラ ー メン を 選んで くれる なんて →

ありがたい こって す 。

ああ これほど の 味 は 食べた こと が ない 。

これ 以上 ない ほめ 言葉 だ 。

ところで 聞き ました よ ナルト たち の 結婚 祝い の 件 。

火影 様 から お 達し が あった と か 。

当然だ 祝い 事 と は いえ はしゃぎ すぎた 。

当人 たち も 今頃 十分 反省 して る こと だろう 。

この 俺 自身 も な 。

俺 も 煽 っち まった から な 。 申し訳 ねえ 。

気 に し ないで くれ 。

( テウチ ) お っ ! イルカ 先生 いらっしゃい 。

風 影 様 今 の 話 うかがい ました 。

俺 から も 謝ら せて ください 。

ナルト の 先生 まで 。

ここ で お 会い した とき …。

(( 風 影 様 が ナルト の ため に 盛大に 祝って くださる なんて →

恐れ多い こと です が ナルト の やつ も 必ず 喜ぶ はずです ))

あんな こと を 言った 俺 に も 責任 が あり ます 。

本当に 申し訳 ございませ ん でした 。

いや 謝る こと で は ない 。

ただ 単純に 嬉しかった んです 。

ナルト に は 立場 を 越えて まで 祝って くれる →

すばらしい 友人 が いる んだ と いう こと が わかって 。

友人 か …。

本当に ありがとう ございます 。

いや こちら こそ 礼 を 言う 。 え ?

何 か 曇って いた もの が 晴れた 気分 だ 。

俺 たち は 形式 的な こと ばかり 考えて →

根本 的な こと を 忘れて いた の か な 。

どういう こと です ?

俺 は 風 影 と して で は なく →

ナルト の 友人 と して 祝わ せて もらう 。

それ で いい だろう か ?

もちろん です 。

( テウチ ) みそ チャ ー シュ ー 大盛り ナルトトッピング お まち ど お !

( 我 愛 羅 ) ああ ありがとう 。 ( テウチ ) イルカ 先生 は 何 に する ?

( イルカ ) じゃあ 俺 も みそ チャ ー シュ ー 大盛り に →

ナルト つけて ください 。 ( テウチ ) は いよ !

お 父さん ? こっち も 掃除 終わった わ よ 。

おう お 疲れ 。 まだ 帰ら ない の ?

私 先 帰る わ よ 。 戸締まり ちゃん と して ね 。

よし できた 。

それでは お 気 を つけて 。

我 愛 羅 君 ぜひ また 来て ください !

今度 は 風 影 の 執務 じゃ なく お忍び で 来 られる と いい です ね 。

そう だ な それ も 遠く は ある まい 。

(2 人 ) うん ?

ナルト たち の 結婚 式 →

申し訳ない が 砂 隠れ の 里 から は →

特に 祝い の 品 を 用意 する つもり は ない 。

えっ なんで だ よ ! 待ち なって 。

俺 は 個人 的に 2 人 を 祝おう と 思う 。

その ほう が ナルト は 喜ぶ 気 が して な 。

我 愛 羅 君 ! 我 愛 羅 …。

ええ ぜひ そうして やって ください 。

しかし これ で よかった んじゃ ない か ?

すべて 丸く 収まった 気 が する ぞ 。

テマリ は ずいぶん 機嫌 が いい な 。

そ っ そんな こと は ない !

そんな こと より カンクロウ が こんなに →

落ち込む こと の ほう が 驚き だろう !

盛大に 祝え なくなった んだ から 仕方 ある まい 。

いや それ は 別に いい じゃ ん 。

ただ 我 愛 羅 の 踊り が 見 られ ない の が 残念じゃ ん 。

いや まだ 希望 の 芽 は ある ぞ 。

友人 と して 踊って やれば いい 。

は あ !

フッ ない な 。

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( カカシ ) ようこそ おい で くださ い ました 。 father|welcome|hey||||

( 我 愛 羅 ) 久しぶりだ な 六 代 目 。 われ|あい|ら|ひさしぶりだ||むっ|だい|め |||it's been a while|||generation|

遅く なって すまない 。 おそく|| ||sorry

他の 影 たち は もう 到着 して おら れる か ? たの|かげ||||とうちゃく|||| |shadow||||arrival||being||

え ぇ ちょうど 今しがた 到着 さ れ ました よ 。 |||いましがた|とうちゃく|||| |||just now|||||

水 影 が い ない ようだ が ? すい|かげ||||| water||||||

( シズネ ) 道中 天候 が 悪化 した せい で → |どうちゅう|てんこう||あっか||| |on the way||||||

半日 ほど 到着 が 遅れて しまう そうです 。 はんにち||とうちゃく||おくれて||そう です half day||||||

( カカシ ) せっかく です から それ まで の 間 → |||||||あいだ |||because||||

里 で お くつろぎ ください 。 さと|||| village|||relaxation|please

木 ノ 葉 の 忍 たち に 案内 さ せ ます ので 。 き||は||おし|||あんない|||| ||||ninja|||||||

( オオノキ ) 時に 六 代 目 ナルト が 祝 言 を あげる そう じゃ が ? |ときに|むっ|だい|め|||いわい|げん||||| big tree|||||||congratulatory||||||

え ぇ ご存じ でした か 。 ||ごぞんじ||

岩 隠れ の 里 から と いう こと で 祝い の 品 を 用意 した のじゃ が → いわ|かくれ||さと||||||いわい||しな||ようい||| rock|hidden||||||||celebration||gift|||||

祝 言 に 贈る 手はず を 整えて もらえ ん か ? いわい|げん||おくる|てはず||ととのえて|||

( エ ー ) 我ら 雲隠れ の 里 から も 祝う つもりだ 。 同様に 頼む 。 ||われら|くもがくれ||さと|||いわう||どうよう に|たのむ

( カカシ ) わかり ました 。 それ は ナルト も 喜ぶ こと でしょう 。 |||||||よろこぶ||

ナルト が 祝 言 か …。 ||いわい|げん|

( カンクロウ ) ナルト が 祝 言 を あげる なんて 聞いて なかった じゃ ん 。 |||いわい|げん||||きいて|||

( カンクロウ ) テマリ ! お前 この 間 も 木 ノ 葉 に 来て た んだ から → ||おまえ||あいだ||き||は||きて|||

聞いて ただ ろ 。 ( テマリ ) あ あぁ …。 きいて|||||

なんで 伝え なかった じゃ ん ! |つたえ|||

うるさい 忘れて た だけ だ ! |わすれて|||

どうした ん だ 急に 。 ( カンクロウ ) な … なんか 怖い じゃ ん 。 |||きゅうに||||こわい||

とにかく 我々 も 何 か 祝い の 品 を 用意 し たい な 。 |われわれ||なん||いわい||しな||ようい|||

風 影 と して 盛大に 祝って やろう ぜ 。 かぜ|かげ|||せいだいに|いわって||

盛大に か … それ で ナルト が 喜ぶ だろう か ? せいだいに||||||よろこぶ||

盛大に やって ナルト が 喜ば ない と 思う か ? せいだいに||||よろこば|||おもう|

♪♪~

そう 言わ れて みれば …。 |いわ||

( リ ー ) 我 愛 羅 君 お 久しぶりです ! ||われ|あい|ら|きみ||ひさしぶりです

あぁ 久しぶり …。 |ひさしぶり

水 影 様 が 到着 する まで → すい|かげ|さま||とうちゃく||

僕たち が 我 愛 羅 君 たち の 案内 役 を → ぼくたち||われ|あい|ら|きみ|||あんない|やく|

務める こと に なり ました 。 ( テンテン ) ちょっと リ ー 。 つとめる||||||||

今日 は 五 影 会談 で いらっしゃって る わけだ し → きょう||いつ|かげ|かいだん|||||

私 たち も 任務 な んだ から そんなに フランク に 接しちゃ ダメ でしょ 。 わたくし|||にんむ|||||||せっしちゃ||

いや そんな こと は 気 に し ないで いい 。 ||||き||||

頼んだ ぞ 。 楽しみに して る じゃ ん 。 たのんだ||たのしみに||||

では 早速 です が どこ か 行き たい 所 は あり ます か ? |さっそく|||||いき||しょ||||

そう だ な …。

何 か ナルト の 好きな もの を 知り たい んだ が 。 なん||||すきな|||しり|||

ナルト の 好きな もの … です か 。 そうです ね 。 ||すきな||||そう です|

あ ! だったら よい 所 が あり ます 。 早速 案内 し ましょう 。 |||しょ||||さっそく|あんない||

( 我 愛 羅 ) よし 2 人 も 来る だ ろ ? ( カンクロウ ) もちろん じゃ ん 。 われ|あい|ら||じん||くる||||||

私 は ここ で 休ま せて もらう よ 。 わたくし||||やすま|||

《 あいつ に 出くわしたら 気まずい しな 》 ||でくわしたら|きまずい|

どうした テマリ ? 妙に イラ だって る じゃ ん 。 ||みょうに|||||

べ っ べつに 何でもない から ! |||なんでもない|

あんた たち だけ で 行って き なさい よ 。 ||||おこなって|||

( テウチ ) う ~ ん … う ~ ん …。

( イルカ ) こんにち は 。 お イルカ 先生 いらっしゃい 。 |||||せんせい|

みそ チャ ー シュ ー 大盛り お 願い し ます 。 ( アヤメ ) は ~ い 。 |||||おおもり||ねがい|||||

てい うか 最近 来 すぎ じゃ ないで す か イルカ 先生 。 ||さいきん|らい|||||||せんせい

余計な こと 言う な アヤメ 。 大事な お 客 さん じゃ ねえ か 。 よけいな||いう|||だいじな||きゃく||||

ハハハハ !

それ より どうした ん です ? 悩んで る みたいでした けど 。 |||||なやんで|||

いや ねぇ … ここん ところ ナルト たち の 結婚 祝い の こと で → |||||||けっこん|いわい|||

みんな 盛り上がって る じゃ ねえ です か 。 |もりあがって|||||

俺 も 祝って やりて え 。 おれ||いわって||

な もん で 俺 なり に 考えた の が これ なん です が ね 。 |||おれ|||かんがえた|||||||

ラ ー メンフリ ー パス ?

あ ちょ っ … そう じゃ ねえ 。

なるほど ラ ー メン を 無料 で 食べ られる 定期 券 って こと です か 。 |||||むりょう||たべ||ていき|けん||||

たしかに 喜ぶ でしょう けど → |よろこぶ||

あいつ の 場合 1 年 でも どう かな …。 ||ばあい|とし|||

( ウグイス の 鳴き声 ) ||なきごえ

( セミ の 鳴き声 ) ||なきごえ

1 年 は 長い よ 。 長 すぎ だ 。 とし||ながい||ちょう||

半年 でも 同じじゃ ない ? そうだ よ なぁ …。 はんとし||おなじじゃ||そう だ||

( リ ー ) なるほど 我 愛 羅 君 も → |||われ|あい|ら|きみ|

ナルト 君 に 結婚 祝い を 贈る んです ね 。 絶対 喜ぶ はずです 。 |きみ||けっこん|いわい||おくる|ん です||ぜったい|よろこぶ|

と いう こと は リ ー も 祝い の 品 を 用意 した んだ な ? |||||||いわい||しな||ようい|||

もちろん です ! そう か 。

結婚 祝い を 選ぶ など 初めて だ から な 。 けっこん|いわい||えらぶ||はじめて|||

どんな もの を 選ぶ べき か まったく 見当 が つか ん 。 |||えらぶ||||けんとう|||

それ なら まず 結婚 式 と は な んな の か を → |||けっこん|しき|||||||

考える ところ から 始める べきです 。 あっ 。 かんがえる|||はじめる||

(( ガイ : そもそも 結婚 式 と は な んな んだ ? ||けっこん|しき|||||

結婚 式 に 絶対 必要な もの と は なんだ ? けっこん|しき||ぜったい|ひつような||||

愛 … な ので は ない でしょう か ?)) あい||||||

《 なんか 嫌な 予感 》 |いやな|よかん

結婚 式 と は 何 か … か 。 けっこん|しき|||なん||

なかなか 哲学 的な 質問 だ な 。 |てつがく|てきな|しつもん||

そう な んです 。 な ので こう 考えて みて ください 。 ||ん です||||かんがえて||

結婚 式 に 絶対 必要な もの は 何かと 。 けっこん|しき||ぜったい|ひつような|||なにかと

結婚 式 に 必要な もの か …。 けっこん|しき||ひつような||

愛 … な んじゃ ねえ か 。 あい||||

はい ! 僕 も まさに そう 考えて いた んです ! |ぼく||||かんがえて||ん です

なんで 見事に 同じ 展開 に なる の ! |みごとに|おなじ|てんかい|||

しかし 僕 の 尊敬 する 師匠 ガイ 先生 は その 考え に とどまら ず → |ぼく||そんけい||ししょう||せんせい|||かんがえ|||

結婚 式 に 大事な の は 新郎 と 新婦 である と 思いつき → けっこん|しき||だいじな|||しんろう||しんぷ|||おもいつき

2 人 の 立場 に なって 考えれば → じん||たちば|||かんがえれば

おのずと 贈る べき もの は 見えて くる と 説か れた のです 。 |おくる||||みえて|||とか||

その 結果 …。 |けっか

ダンベル を 贈る こと に なり ました ! ||おくる||||

ダ … ダンベル ?

僕 は 一 介 の 忍 です から その くらい が ちょうど よい か と 。 ぼく||ひと|かい||おし|||||||||

でも 我 愛 羅 君 は 風 影 と いう 立場 も あり ます し → |われ|あい|ら|きみ||かぜ|かげ|||たちば||||

ここ は 派手に バ ー ベル なんて よい ので は ない でしょう か 。 ||はでに||||||||||

バ … バ ー ベル か 。

バ ー ベル は どう か と 思う が → |||||||おもう|

その 派手に って ところ は 俺 も 賛成 じゃ ん 。 |はでに||||おれ||さんせい||

( リ ー ) こんにち は 。 ( テウチ ) らっしゃい !

イルカ 先生 ! や ぁ リ ー 君 また 会った ね 。 |せんせい|||||きみ||あった|

我 愛 羅 君 ナルト 君 の 恩師 の イルカ 先生 です 。 われ|あい|ら|きみ||きみ||おんし|||せんせい|

イルカ 先生 こちら は 風 影 の 我 愛 羅 君 です 。 |せんせい|||かぜ|かげ||われ|あい|ら|きみ|

は はじめ まして !

風 影 様 が なんで リ ー 君 たち と 一緒に ? かぜ|かげ|さま|||||きみ|||いっしょに

五 影 会談 が 始まる まで ➡ いつ|かげ|かいだん||はじまる|

私 たち が 里 の 案内 役 を 務めて いる んです 。 わたくし|||さと||あんない|やく||つとめて||ん です

我 愛 羅 君 も ナルト 君 の 結婚 祝い を どう しよう か と 考えて る んです よ 。 われ|あい|ら|きみ|||きみ||けっこん|いわい||||||かんがえて||ん です|

ナルト 君 と 我 愛 羅 君 は 友達 です から ね 。 |きみ||われ|あい|ら|きみ||ともだち|||

友達 …。 ともだち

とにもかくにも 砂 隠れ の 里 を 代表 して → |すな|かくれ||さと||だいひょう|

盛大に 祝って やる じゃ ん 。 せいだいに|いわって|||

風 影 様 が ナルト の ため に 盛大に 祝って くださる なんて → かぜ|かげ|さま||||||せいだいに|いわって||

恐れ多い こと です が ナルト の やつ も 必ず 喜ぶ はずです 。 おそれおおい||||||||かならず|よろこぶ|

では 失礼 し ます 。 |しつれい||

な っ ナルト も 喜んで くれる って よ 。 ||||よろこんで|||

先生 が 言う なら お墨つき じゃ ん 。 そう な の か ? せんせい||いう||おすみつき||||||

確かに ナルト は 派手な の 大好きだ から な 。 たしかに|||はでな||だいすきだ||

盛大に 祝って やって 喜ば ない はず は ねえ ぜ 。 せいだいに|いわって||よろこば|||||

そう か …。

俺 も やっぱり 盛大に 1 年間 くらい フリ ー パス …。 おれ|||せいだいに|ねんかん||||

お 父さん ! は … はい 。 |とうさん||

親父 さん みそ チャ ー シュ ー 大盛り お 願い し ます 。 おやじ|||||||おおもり||ねがい||

なんだ それ は ? ナルト 君 の 好きな メニュ ー です 。 ||||きみ||すきな|||

チャ ー シュ ー が 盛大に 盛ら れて いる んです 。 |||||せいだいに|もら|||ん です

ラ ー メン も 盛大 か 。 じゃあ 俺 も それ を もらおう 。 ||||せいだい|||おれ||||

じゃあ 俺 も じゃ ん 。 で は 親父 さん → |おれ||||||おやじ|

みそ チャ ー シュ ー 大盛り を 人数 分 お 願い し ます 。 |||||おおもり||にんずう|ぶん||ねがい||

ちょっと 待って 。 私 は 普通 盛り チャ ー シュ ー 抜きで 。 |まって|わたくし||ふつう|さかり|||||ぬきで

トッピング は …。 トッピング ?

ナルト が 1 位 な んです ね 。 ||くらい||ん です|

( テウチ ) 以前 は トッピング の 中 でも いちばん 人気 が なかった が → |いぜん||||なか|||にんき|||

ここ 最近 は ひとり勝ち よ ! |さいきん||ひとりがち|

これ も ナルト 効果 だ な 。 |||こうか||

じゃあ 私 みそ ラ ー メン 普通 盛り に ナルト を トッピング で 。 |わたくし|||||ふつう|さかり|||||

ならば 俺 も それ を 追加 して もらおう 。 |おれ||||ついか||

( テウチ ) は いよ ! こう なったら トッピング も 盛大に 盛って やる ぜ ! |||||||せいだいに|もって||

いや ぁ 食った じゃ ん 。 ||くった||

次 は どこ に 行き ましょう か ね 。 つぎ||||いき|||

大丈夫です か ? だいじょうぶです|

さっき から 考え 事 ばかり して る みたいです けど 。 ||かんがえ|こと|||||

風 影 と して ナルト を どう 祝う べき か 考えて いて な 。 かぜ|かげ||||||いわう|||かんがえて||

風 影 と して ? かぜ|かげ||

カンクロウ は 盛大に やり たい ようだ が 俺 は あまり ピン と きて い なかった 。 ||せいだいに|||||おれ|||||||

そう でした か 。 おいおい 我 愛 羅 。 ||||われ|あい|ら

しかし ナルト の 恩師 や ラ ー メン 屋 の 主人 の 話 を 聞いて → |||おんし|||||や||あるじ||はなし||きいて

吹っ切れた 。 ふっきれた

ナルト が 喜ぶ ならば な 。 そう こ なくっちゃ よ ! ||よろこぶ||||||

僕 も できる かぎり お 手伝い し ます ! ぼく|||||てつだい||

( みんな ) ん ?

( キラ ー ビ ー ) え ?

♪♪「 あ ~ お前 ら は 砂 隠れ 木 ノ 葉 隠れ 」 |おまえ|||すな|かくれ|き||は|かくれ

♪♪「 そういう 俺 様 は 誰 イエ ー 」 |おれ|さま||だれ||

《 下手な ラップ 》 へたな|

雷 影 様 の 護衛 の キラ ー ビ ー さん です ね 。 かみなり|かげ|さま||ごえい||||||||

里 の 案内 は して もらって ない んです か ? さと||あんない|||||ん です|

♪♪「 俺 様 は 自由 を 好む フリ ー ダム 」 おれ|さま||じゆう||このむ|||

♪♪「 ブラザ ー たち は 接待 で 会食 中 」 ||||せったい||かいしょく|なか

♪♪「 俺 様 は 里 を 徘徊 中 」 おれ|さま||さと||はいかい|なか

♪♪「 風 影 … あんた ら も ナルト の 結婚 祝い 用意 する 予定 ?」 かぜ|かげ||||||けっこん|いわい|ようい||よてい

あぁ その つもり だ が 。

♪♪「 その 件 に 関して 俺 様 が とりしきる 役目 」 |けん||かんして|おれ|さま|||やくめ

♪♪「 互いに 頑張ろう ぜ イエ ー !」 たがいに|がんばろう|||

雲隠れ から の お 祝い は ノリ が よ さ そう ね …。 くもがくれ||||いわい|||||||

♪♪「 俺 たち から の 祝い 聞いて 驚け ! 聞いて おけ !」 おれ||||いわい|きいて|おどろけ|きいて|

《 テンテン : ほん と いちいち ラップ で 返して くる の 面倒くさい …》 ||||||かえして|||めんどうくさい

♪♪( キラ ー ビ ー )「 鏡開き 用 の 雲隠れ 産 の 酒 を 四 斗 樽 !」 ||||かがみびらき|よう||くもがくれ|さん||さけ||よっ|と|たる

♪♪「 全部 で 10 樽 イエ ー !」 ぜんぶ||たる||

♪♪「 超 高級 雲隠れ 産 牛肉 」 ちょう|こうきゅう|くもがくれ|さん|ぎゅうにく

♪♪「1 頭 分 を 丸々 提供 ! 丸焼き 盛況 ! イエ ー !」 あたま|ぶん||まるまる|ていきょう|まるやき|せいきょう||

♪♪「 ゲ ー ム の 景品 で 人気 ゲ ー ム 機 盛大に 10 台 イエ ー !」 ||||けいひん||にんき||||き|せいだいに|だい||

♪♪「 ざっと こんな 感じ 結婚 祝い は 大事 」 ||かんじ|けっこん|いわい||だいじ

♪♪「 イエ ー !」 すごい です !

ラップ の せい で すんなり 頭 に 入って こ なかった けど → |||||あたま||はいって|||

とりあえず 豪華な こと は わかった わ 。 |ごうかな||||

♪♪「 それ で お前 ら 砂 隠れ は 何 を 贈る んだ ?」 ||おまえ||すな|かくれ||なん||おくる|

♪♪「 とっくに 発注 済んだ ?」 |はっちゅう|すんだ

うむ それ が だ な …。

♪♪「 オ ー ケ ー オ ー ケ ー ! 俺 様 が 気づか なかった ソ ー リ ー !」 ||||||||おれ|さま||きづか|||||

♪♪「 俺 たち が 豪華 すぎて お前たち は 言え な ~ い 」 おれ|||ごうか||おまえたち||いえ||

♪♪「 でも それ は しかたな ~ い 」 ( カンクロウ ) あぁ ?

♪♪( キラ ー ビ ー )「 大事な の は ハ ー ト 豪華じゃ なくて も 必ず 喜ぶ ナルト 」 ||||だいじな||||||ごうかじゃ|||かならず|よろこぶ|

♪♪「 イエ ー !」

甘く 見る んじゃ ねえ ! あまく|みる||

カ … カンクロウ …。

俺 たち だって 雲隠れ と 同じ くらい 祝う に 決まって る じゃ ん ! おれ|||くもがくれ||おなじ||いわう||きまって|||

披露宴 会場 は 砂 隠れ 産 の 花 で 埋め尽くす つもりじゃ ん ! ひろうえん|かいじょう||すな|かくれ|さん||か||うずめつくす||

更に パ ー ティ ー の 食事 に 花 を 添える ため に → さらに||||||しょくじ||か||そえる||

高級 マグロ を 1 本 贈る じゃ ん ! こうきゅう|||ほん|おくる||

引き出物 の ため の 菓子 折り だって 来客 者 全員 分 用意 する じゃ ん ! ひきでもの||||かし|おり||らいきゃく|もの|ぜんいん|ぶん|ようい|||

ざっと こんな もん じゃ ん !

( 我 愛 羅 ) 待て 誰 が そんな …。 すごい です ! われ|あい|ら|まて|だれ||||

短 時間 の 間 に これ だけ の アイディア を 決めて いた なんて ! みじか|じかん||あいだ|||||||きめて||

いや 決めて など …。 ( キラ ー ビ ー ) あぁ ~! |きめて||||||

♪♪「 俺 様 は 大事な こと を 忘れて た ぜ バカ 野郎 この 野郎 」 おれ|さま||だいじな|||わすれて||||やろう||やろう

♪♪「 こっち は 余興 で ブラザ ー が 雲隠れ の 舞 舞う と は 思う まい 」 ||よきょう|||||くもがくれ||まい|まう|||おもう|

♪♪「 イエ ー !」

雷 影 が …。 雲隠れ の 舞 を 舞う だ と !? かみなり|かげ||くもがくれ||まい||まう||

いや いや いや いや … ない ない ない ない !

♪♪「 ざっと こんな 感じ 。 パ ー ティ ー 盛り上がる 暗示 イエ ー !」 ||かんじ|||||もりあがる|あんじ||

た … 大変です ! このまま じゃ …。 |たいへん です||

我 愛 羅 が 負ける じゃ ん ! われ|あい|ら||まける||

いや 祝う って いう の は 勝ち負け じゃ ない 気 が …。 |いわう|||||かちまけ|||き|

踊り じゃ ん …。 (3 人 ) えっ ? おどり|||じん|

雷 影 に 対抗 して 我 愛 羅 も 踊り で 対抗 す べきだ ろ ! かみなり|かげ||たいこう||われ|あい|ら||おどり||たいこう|||

そう する しか 他 に 方法 は あり ませ ん ! |||た||ほうほう||||

( カカシ ) そろそろ 水 影 も 到着 する と の こと です 。 ||すい|かげ||とうちゃく|||||

ならば 風 影 も 呼んだ ほう が よい な 。 |かぜ|かげ||よんだ||||

( ノック )

カカシ 様 。 様 は やめて って 。 |さま|さま|||

ナルト ヒナタ 両人 の 結婚 式 で → ||りょうにん||けっこん|しき|

余興 の 時間 を 調整 して ほしい と 依頼 が 来て いる のです が …。 よきょう||じかん||ちょうせい||||いらい||きて|||

えっ !? 何 ? それ 。 |なん|

あいつ ら の 披露宴 の こと なんて 俺 知ら ない よ 。 誰 の 依頼 ? |||ひろうえん||||おれ|しら|||だれ||いらい

それ が 雷 影 様 の 護衛 の 方 で …。 なに !? ||かみなり|かげ|さま||ごえい||かた||

雷 影 様 が 雲隠れ の 舞 と 言って ました から ね 。 かみなり|かげ|さま||くもがくれ||まい||いって|||

よし ! 我 愛 羅 は 砂 隠れ の サンバ で いく べきじゃ ん 。 |われ|あい|ら||すな|かくれ||||||

お っ ! なんか ノリ が よ さ そうです ね 。 |||||||そう です|

冗談 を 言う な 。 踊り など できる か 。 じょうだん||いう||おどり|||

そもそも 当の ナルト たち は 喜ば んだろう 。 |とうの||||よろこば|

むしろ 率先 して 踊り に 加わる 気 が する のです が 。 |そっせん||おどり||くわわる|き||||

なんだ と !?

確かに …。 いや いや いや ! たしかに|||

かといって 風 影 が 人前 で 踊る なんて おかしい でしょ ! |かぜ|かげ||ひとまえ||おどる|||

しかし 雷 影 は 踊る って 言って る じゃ ん ! |かみなり|かげ||おどる||いって|||

♪♪「 雷 影 の 結婚 祝い 雷 影 の 舞 」 かみなり|かげ||けっこん|いわい|かみなり|かげ||まい

♪♪「 見 なきゃ 絶対 時代 に 遅れる 。 イエ ー !」 み||ぜったい|じだい||おくれる||

あの バカ が …。

失礼 … これ より 失態 を お 見せ する が ご 容赦 くだされ 。 しつれい|||しったい|||みせ||||ようしゃ|

いや 雷 影 が 手 を 下す 必要 は な さ そうじゃ ぞ 。 |かみなり|かげ||て||くだす|ひつよう||||そう じゃ|

♪♪「 雷 影 の 結婚 祝い 雷 影 の 舞 」 かみなり|かげ||けっこん|いわい|かみなり|かげ||まい

♪♪「 見 なきゃ 絶対 時代 に 遅れる 。 イエ ー !」 み||ぜったい|じだい||おくれる||

( メイ ) 結婚 … 遅れる ? |けっこん|おくれる

( メイ ) 殺す ぞ ! |ころす|

( キラ ー ビ ー ) ノ ー !

それでは 五 影 会談 を 開始 し ます 。 |いつ|かげ|かいだん||かいし||

ですが その 前 に …。 ||ぜん|

うずまき ナルト 日向 ヒナタ の 結婚 祝い は → ||ひゅうが|||けっこん|いわい|

常識 的 かつ ほどほどに する よう くれぐれも お 願い いたし ます 。 じょうしき|てき|||||||ねがい||

( カカシ ) で は 早速 今回 の 議題 に 入り たい と 思い ます が …。 |||さっそく|こんかい||ぎだい||はいり|||おもい||

( シカマル ) よ よう 。

こない だ は なんか 悪かった な 。 ||||わるかった|

いや こちら こそ 。 メシ 行く か ? ||||いく|

( テマリ ) 仕方ない な 。 |しかたない|

( テウチ ) 風 影 様 まだ 木 ノ 葉 の 里 に いら した んです ね ? |かぜ|かげ|さま||き||は||さと||||ん です|

会談 の 時間 が ずれた ので な 。 かいだん||じかん||||

ひと 晩 泊まって いく こと に なった 。 |ばん|とまって||||

夜 も うち の ラ ー メン を 選んで くれる なんて → よ||||||||えらんで||

ありがたい こって す 。

ああ これほど の 味 は 食べた こと が ない 。 |||あじ||たべた|||

これ 以上 ない ほめ 言葉 だ 。 |いじょう|||ことば|

ところで 聞き ました よ ナルト たち の 結婚 祝い の 件 。 |きき||||||けっこん|いわい||けん

火影 様 から お 達し が あった と か 。 ほかげ|さま|||たっし||||

当然だ 祝い 事 と は いえ はしゃぎ すぎた 。 とうぜんだ|いわい|こと|||||

当人 たち も 今頃 十分 反省 して る こと だろう 。 とうにん|||いまごろ|じゅうぶん|はんせい||||

この 俺 自身 も な 。 |おれ|じしん||

俺 も 煽 っち まった から な 。 申し訳 ねえ 。 おれ||あお|||||もうしわけ|

気 に し ないで くれ 。 き||||

( テウチ ) お っ ! イルカ 先生 いらっしゃい 。 ||||せんせい|

風 影 様 今 の 話 うかがい ました 。 かぜ|かげ|さま|いま||はなし||

俺 から も 謝ら せて ください 。 おれ|||あやまら||

ナルト の 先生 まで 。 ||せんせい|

ここ で お 会い した とき …。 |||あい||

(( 風 影 様 が ナルト の ため に 盛大に 祝って くださる なんて → かぜ|かげ|さま||||||せいだいに|いわって||

恐れ多い こと です が ナルト の やつ も 必ず 喜ぶ はずです )) おそれおおい||||||||かならず|よろこぶ|

あんな こと を 言った 俺 に も 責任 が あり ます 。 |||いった|おれ|||せきにん|||

本当に 申し訳 ございませ ん でした 。 ほんとうに|もうしわけ|||

いや 謝る こと で は ない 。 |あやまる||||

ただ 単純に 嬉しかった んです 。 |たんじゅんに|うれしかった|ん です

ナルト に は 立場 を 越えて まで 祝って くれる → |||たちば||こえて||いわって|

すばらしい 友人 が いる んだ と いう こと が わかって 。 |ゆうじん||||||||

友人 か …。 ゆうじん|

本当に ありがとう ございます 。 ほんとうに||

いや こちら こそ 礼 を 言う 。 え ? |||れい||いう|

何 か 曇って いた もの が 晴れた 気分 だ 。 なん||くもって||||はれた|きぶん|

俺 たち は 形式 的な こと ばかり 考えて → おれ|||けいしき|てきな|||かんがえて

根本 的な こと を 忘れて いた の か な 。 こんぽん|てきな|||わすれて||||

どういう こと です ?

俺 は 風 影 と して で は なく → おれ||かぜ|かげ|||||

ナルト の 友人 と して 祝わ せて もらう 。 ||ゆうじん|||いわわ||

それ で いい だろう か ?

もちろん です 。

( テウチ ) みそ チャ ー シュ ー 大盛り ナルトトッピング お まち ど お ! ||||||おおもり|||||

( 我 愛 羅 ) ああ ありがとう 。 ( テウチ ) イルカ 先生 は 何 に する ? われ|あい|ら|||||せんせい||なん||

( イルカ ) じゃあ 俺 も みそ チャ ー シュ ー 大盛り に → ||おれ|||||||おおもり|

ナルト つけて ください 。 ( テウチ ) は いよ !

お 父さん ? こっち も 掃除 終わった わ よ 。 |とうさん|||そうじ|おわった||

おう お 疲れ 。 まだ 帰ら ない の ? ||つかれ||かえら||

私 先 帰る わ よ 。 戸締まり ちゃん と して ね 。 わたくし|さき|かえる|||とじまり||||

よし できた 。

それでは お 気 を つけて 。 ||き||

我 愛 羅 君 ぜひ また 来て ください ! われ|あい|ら|きみ|||きて|

今度 は 風 影 の 執務 じゃ なく お忍び で 来 られる と いい です ね 。 こんど||かぜ|かげ||しつむ|||おしのび||らい|||||

そう だ な それ も 遠く は ある まい 。 |||||とおく|||

(2 人 ) うん ? じん|

ナルト たち の 結婚 式 → |||けっこん|しき

申し訳ない が 砂 隠れ の 里 から は → もうしわけない||すな|かくれ||さと||

特に 祝い の 品 を 用意 する つもり は ない 。 とくに|いわい||しな||ようい||||

えっ なんで だ よ ! 待ち なって 。 ||||まち|

俺 は 個人 的に 2 人 を 祝おう と 思う 。 おれ||こじん|てきに|じん||いわおう||おもう

その ほう が ナルト は 喜ぶ 気 が して な 。 |||||よろこぶ|き|||

我 愛 羅 君 ! 我 愛 羅 …。 われ|あい|ら|きみ|われ|あい|ら

ええ ぜひ そうして やって ください 。

しかし これ で よかった んじゃ ない か ?

すべて 丸く 収まった 気 が する ぞ 。 |まるく|おさまった|き|||

テマリ は ずいぶん 機嫌 が いい な 。 |||きげん|||

そ っ そんな こと は ない !

そんな こと より カンクロウ が こんなに →

落ち込む こと の ほう が 驚き だろう ! おちこむ|||||おどろき|

盛大に 祝え なくなった んだ から 仕方 ある まい 。 せいだいに|いわえ||||しかた||

いや それ は 別に いい じゃ ん 。 |||べつに|||

ただ 我 愛 羅 の 踊り が 見 られ ない の が 残念じゃ ん 。 |われ|あい|ら||おどり||み|||||ざんねんじゃ|

いや まだ 希望 の 芽 は ある ぞ 。 ||きぼう||め|||

友人 と して 踊って やれば いい 。 ゆうじん|||おどって||

は あ !

フッ ない な 。