NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 3 - 059 - 新たな 敵
( シズネ ) 綱 手 様 !
( シズネ ) 火 ノ 寺 より の 伝令 です !
4 つ の 隠し 墓 すべて 暴か れた と …!
( 綱 手 ) やられた な …。 それ で 現在 の 状況 は ?
( シズネ ) はい 今 カカシ 班 が 向かって い ます !
そう か … 敵 は ただ の 墓 荒らし で は ない らしい と いう ➡
報告 を ヤマト が よこした が … 当たった わけだ 。
( シズネ ) ええ … と する と 賊 の 狙い は …。
守護 忍 十二 士 に 選ば れた ➡
優秀な 忍 たち の 遺体 そのもの だろう な …。
先だって の 襲撃 に 続いて 嫌な 感じ です ね …。
暁 の 動き も 本格 化 して いる と いう のに ➡
行方 を くらました 大 蛇 丸 の 動向 も 気 に なり ます 。
それ に …。
ダンゾウ の こと か ?
はい … サイ を カカシ 班 に 残す こと は ➡
こちら の 要望 で も あった わけです が ➡
それ を ダンゾウ が すんなり 承諾 した の に は ➡
何 か 裏 が ある ので は ない か と …。
どこ を 向いて も 不安 材料 が てんこ 盛り と いう わけだ 。
だが 災い の 種 は 摘んで おく べきだろう 。
まずは 手 の 届く ところ から な 。
それでは …!
シズネ ! 今 すぐ 根 の 息 の かかって ない 者 を ➡
ダンゾウ に つけろ ! ( シズネ ) はい !
(( サイ :1 つ お 願い が ございます 。
( ダンゾウ ) 願い だ と ? ( サイ ) はい …。
( サイ ) この 名 の まま しばらく ➡
カカシ 班 に 身 を 置か せて は いただけ ない でしょう か ?))
《 ダンゾウ : この 笑い顔 は …》
♪♪~
《 綱 手 め … 今さら 何 を 探って おる 。
まあ いい … しょせん 我が 掌 の 中 …》
( ヤマト ) この 方向 は 隠し 墓 の ある 方向 と は 違う ので は ?
( 地 陸 ) 賊 は 重い 棺桶 ごと 遺体 を 運んで いる が ➡
火 ノ 寺 を 中心 に 玄 武 青 龍 白虎 の 方角 は 険しい 崖 に 囲ま れて いる 。
( 地 陸 ) 棺桶 を かついで 隣国 へ 抜ける と したら ➡
朱雀 の 方向 しか ない 。
なるほど !
(( ソラ : オレ の 力 が よ うっとうしい 》
(( でも な …。
うっとうしくて も この 力 を 捨てる こと は でき ねえ ))
(( オレ の 父さん を … 殺した ヤツ に 復讐 する ため に ))
おい お前 ! なに 人 の 顔 見て んだ よ !
( ナルト ) お前 さ ぁ 復讐 って 言って たな …。
チッ … ふん !
なんだ ? えらく 見晴らし の いい ところ へ 出 ち まった けど …。
( サクラ ) これ じゃ 敵 も 現れ ない わ ね 。
そう だ よ な … 隠れる ところ も ねえ し …。
ナルト ! なんだ ?
あそこ 。 うん ?
♪♪~
あ !! ソラ あれ 見ろ あれ あれ !!
うる せ ぇ !! 見え てるよ !!
間違い ない あれ は …。
え ぇ 盗ま れた ご 遺体 に 間違い なさ そうです ね 。
しかし … なぜ あんな 中途半端な 運び 方 を ?
まるで わざと 目立つ ように …。
《… 罠 か ? だ と したら ➡
狙い は おそらく …》
このまま じゃ 逃げ られ ち まう って ば よ !
( サクラ ) ヤマト 隊長 ! 地 陸 さん は ここ に 。
万が一 の 場合 火 ノ 寺 と の 連絡 を お 願い し ます 。
承知 。 ナルト と ソラ 君 は まっすぐ 追え 。
サクラ と サイ は 左手 より ボク は 右手 に 回り 援護 する 。
ちょ … なんで コイツ と !?
キミ だけ じゃ 心配だ 。
それ に ソラ 君 は なかなか 頼り に なり そうだ しね 。
《… なるほど 。
「 毒 を もって 毒 を 制す 」 か 。 本 で 読んだ 》
む ぅ … あっ !
コラッ 待て !!
待て って ば よ !
言 っと く けど オレ だって お前 みたいな バチ 当たり は ➡
願い下げ だ ぜ ! うる せ ぇよ !
ヤマト 隊長 が 決めた ん なら 仕方 ねえ だ ろ !
なら オレ の 後ろ で おとなしく して ろ !
これ は 火 ノ 寺 の 役割 だ !
この …! 減らず口 野郎 が ~!
お 先 に 。 野郎 !
( フリド ) フッ … かかった な 。
もし 罠 だ と したら ここ じゃ 防ぐ もの が ない わ !
いや 条件 は 敵 も 同じだ よ 。
近づけば 遠く から 確認 できて しまう 。
《 ヤマト :4 人 の 遺体 を 奪う こと が 目的 なら ➡
罠 を はる 意味 が ない 。
… なぜ わざわざ こんな こと を ?》
うわ っ !
さっき も 言った ろ お前 は おとなしく ➡
オレ の 後ろ で 見物 して ろ って !
またまた お 先 に 失礼 しちゃ うって ば よ !
調子 に のる な !
いって え な …。
ソラ いい加減 に …。
何 やって ん の ? 2 人 と も 。
あっ 棺桶 が 地面 の 中 に 。
バチ 当たり が 邪魔 し なきゃ 1 個 だけ でも 取り戻せた のに な 。
足 引っ張った の は テメエ だ ろ !
( ソラ ) なに ? 今度 こそ 本当に 戒名 つけて や ろうか ?
あぁ 上等だ 。 その 前 に オメエ の 戒名 選び や がれ !
アンタ たち やめ なさい よ !
今 は 仲間割れ して る とき じゃ ない でしょ !
おかしい な 。
( ヤマト ) あらゆる 気配 が 消えた 。
( フリド ) 久しぶりだ な 。 待ちわびた 火 ノ 国 の 夜明け だ 。
お前 ら 死んで る 場合 じゃ ない ぜ 。
( フリド ) 偶然 と は 粋な 計らい を して くれる もの だ な 。
( フリド ) それとも お前 ら が 呼び寄せて くれた の か な ?
フドウ フエン フウカ 。 (3 人 ) はっ !
私 は ヤツ に ちょいと 挨拶 して くる 。
お前たち は 他の ヤツ ら の 相手 を して やれ 。
( フドウ ) はっ 。 ( フエン / フウカ ) はい 。
( フエン ) これ が 設計 図 。 壊さ ず に 運んで よ 。
一世一代 の 傑作 。 完璧な でき なんだ から 。
( フドウ ) ハッ ! 偉 そうに 。
土地 を 運んで くる の は この オレ だ 。
いくら 傑作 でも 運んで こ なきゃ タダ の 落 描きだ 。
( フエン ) フフフッ … 知ら ない の ?
浮世 絵 だって 名 が 残る の は 板 彫る 人間 じゃ なくて ➡
下絵 を 描いた 絵師 な の よ 。
なに っ ?
( フウカ ) 口数 の 多い 男 は 嫌わ れる よ 。
さっさと 始め なさい 。
でないと もと 守護 忍 十二 士 の フリド に しめ られちゃ うわ よ 。
チッ 。 お ぉ 怖 っ 。
なら 頼む わ フドウ 。
あぁ やって やら ぁ !
( フドウ ) 土 遁 有為 転 変 !
これ は 何 だ ?
サイ !
忍法 超 獣 偽 画 !
これ は …!?
♪♪~
( 地 陸 ) 土 遁 で これほど の 地質 変化 が …?
♪♪~
うわ っ …。
♪♪~
どうやら 誰 かさん の せい で 仏 罰 が 当たった みたいだ な 。
そんな こと 言って る 場合 じゃ …。
サクラ ちゃん ! おい 待て !
このまま 押しつぶそう と いう 魂胆 か …。
《 上 に 登る まで は 待って は くれ ない だろう な …》
ならば …。
木 遁 の 術 。
♪♪~
ずいぶん と 大がかりな 罠 を 仕掛けて きた もん だ な …。
そう か 。 それ で サイ と 離れ離れに …。
気 が つく と ヤマト 隊長 の 姿 も なかった 。
これ だけ の 規模 の 地形 を 変化 さ せる こと の できる 土 遁 使い 。
だ と したら あなどれ ない 敵 だ わ 。
とにかく 早く みんな を 探す って ば よ 。
おい 。 うん ?
ここ … 谷 じゃ なかった か ? えっ ?
( サクラ ) 何 ? これ …。
いつの間に … 幻 術 か ?
きっと 罠 よ 。
なら 試して みる って ば よ 。
ちょっと ナルト ! うかつに 近づか ない ほう が …。
ヘッ … 大丈夫 だって ば よ 。
とりあえず 本物 の 地面 みたいだ 。 きっと マヌケ な 野郎 で ➡
ここ だけ 作り 忘れて 慌てて 作 っ …。
ナルト !!
あっさり 罠 に 引っ掛かり や が って …。
すぐに ナルト を 捜し に … ア ~ ッ !
♪♪~
《 とりあえず 上空 から 全体 を 見渡して みる か 》
《 外 に 出さ せ ない つもり か ?》
♪♪~
( フエン ) ホホホホホホ …。
( フエン ) そんな ヤワ な 術 じゃ ➡
私 の 傑作 から は 逃げ られ っこ ない よ 。
( フドウ ) しかし オレ たち の 術 から 生きのびる と は な 。
オレ の 術 は 完璧だった しな 。
フエン の 設計 施工 の つめ が 甘かった んだろう ぜ 。
まさか 木 遁 !?
何者 だ !? お前 !
何者 って それ は こっち の セリフ だ よ 。
遺体 を 盗んで どう する つもりだ ?
( フドウ ) フン … これ から 死に ゆく 者 に 話す 必要 は ない な 。
では 力ずく でも 話して もらう よ 。
フッ … オレ と 力 比べ を しよう って の か ? ムダ ムダ !
土 遁 蟻 地獄 !
( フドウ ) アハハハハ ! あっけない のう 木 遁 使い 。
始末 する に は ちょっと もったいない 気 も する が …。
面倒だ な 。 やはり オレ に は 直接 攻撃 が 性 に 合って る 。
う ぉ ~ っ !
オレ の 拳 は 避ける だけ じゃ 防ぎ きれ ない ぜ 。
どこ だ ? ここ …。
( サクラ ) わから ない けど …。 ナルト は ?
( ソラ ) 一緒に 落ちた はずな のに 気配 が ない 。
( サクラ ) とりあえず 捜し に 行か なくちゃ 。
( ソラ ) どうやら 敵 は オレ たち を バラバラ に さ せ たい らしい な 。
イテテテテ …。
サクラ ちゃん たち どこ に いる んだ って ば よ …。 ん ?
また 分かれ 道 かよ …。
う ~ ん …。
こっち だ !
ヘッ ! 二 度 も 落ちて たまる か よ 。
と いう こと は こっち の 道 が 正解 って こと か 。
( フウカ ) そっち じゃ ない よ 。 ん ?
えっ !? うわ ~ っ !!
こんな ふざけた 罠 で やられる か よっ と !
うわ ~ っ !!
ふ ぅ … 危なく ペシャンコ だった ぜ 。
( フウカ ) フフフフフ …。
フエン の 仕掛け も たいした こと が ない ね 。
( ヤマト ) 木 ノ 葉 の 強硬 武闘 派 の 指導 者 ダンゾウ 。
すでに 解体 さ れた 暗部 養成 組織 根 の 主任 だった 男 で ➡
失脚 した 今 も ご 意見 番 など に 多大な 影響 力 を 持つ 。
先だって の サスケ 暗殺 失敗 以降 ➡
表立った 動き を 見せて は い ない が ➡
前回 の ような 事態 を 避ける ため 綱 手 様 は ダンゾウ に ➡
監視 を つける こと を 決定 した 。
確かに サイ を カカシ 班 に 残した こと に は 疑問 が 残る 。
優秀な 根 の 構成 員 で その 実力 を 高く 買って いた サイ を ➡
あの ダンゾウ が ただ 手放す と は 考え にくい 。
理由 が ある と すれば 人 柱 力 である ナルト の ➡
監視 な の か それとも …。
残念だ が サイ が 再び ダンゾウ の 指令 で 動く こと も ない と は いえ ない 。
ま ぁ 当分 は ボク も 気 が 抜け そうに ない な 。