NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン4 - 080 - 最期の言
《 紅 : アスマ …》
♪♪~
( シカマル ) アスマ ー ッ !
アスマ …。
( 飛 段 ) こっち は 終わった ぜ 。
( 角 都 ) こっち も すぐ 終わら せる 。
( コテツ ) ちくしょう …。
この ヤロウ …。
この ヤロウ が !
ケッ …。
♪♪~
《 ちくしょう … オレ は なんて 無力な んだ …》
《 シカマル : 羽根 ?》
あ !? なんだ こりゃ !
( カラス の 鳴き声 )
カラス なんか で オレ ら を やれる と 思って ん の か !?
な め んな よ !
( カラス の 鳴き声 )
( 角 都 ) 目 くらまし か …。
黒 刀 !
( いの ) シカマル 。
( いの ) 助け に きた わ よ 。 いの …。
( イズモ ) シカマル を 安全な 場所 に 。 はい !
( アオバ ) 油断 する な チョウジ 。 ( チョウジ ) うん !
( カラス の 鳴き声 )
♪♪~
チッ !
《 飛 段 : 増 援 か …》
♪♪~
( ライドウ ) 大丈夫 か ? あぁ …。
それ より アスマ 隊長 を …。
( チョウジ ) アスマ 先生 !
( 心臓 の 音 )
まだ かすかに 脈 が ある !
チョウジ ! すぐに アスマ 先生 を 木 ノ 葉 病院 へ !
いの お前 は 同行 して 医療 忍術 で 少し でも 回復 さ せる んだ !
急げ ! わかった ! うん !
賞金 首 は 渡さ ん 。
クソ !
( アオバ ) オレ たち が 食い止める 。 その 隙 に アスマ さん を 運べ !
♪♪~
( 飛 段 ) どん だけ ジタバタ しよう と お前 ら は 神 に 捧げ られる 贄 だ 。
だから … ん ?
♪♪~
もう 少し 待って くん ねえ かな 。 これ から が いい と こ なんだ ホント 。
♪♪~
( ペイン ) 二 尾 を 封印 する 。 今 すぐ 跳べ 。 最 優先 だ 。
♪♪~
だから 言って んだ ろ 。 もう 少し だけ だって よ ぉ !
( 角 都 ) 飛 段 やめろ 。
《 アオバ : 誰 か と 通信 して る の か ?》
チッ ! また すぐに 戻る 。
覚悟 は して おけ 。
( ペイン ) フッ 世話 の 焼ける ヤツ ら だ 。
行く ぞ 飛 段 。
あの クソリ ー ダ ー 。 今度 呪って やろう か った く よ ぉ !
《 どういう こと だ ? 一旦 退く 気 か ?》
先生 ! アスマ 先生 !
いの ! チョウジ ! 急いで アスマ を 連れて いく ぞ 早く !
だから テメエ ら ➡
オレ ら が 戻って くる まで じっと して ろ !
ソイツ は もう 死ぬ から よ !
く ぅ …。
じゃあ な ! クソヤロウ ども !
( シカマル ) チョウジ い の 早く しろ !
( いの ) 私 は 医療 忍術 を ! ( チョウジ ) うん !
( アスマ ) もう いい …。
もう オレ は ここ まで だ 。
それ ぐらい は 自分 で わかる 。
… お前たち も わかって る はずだ 。
うる せ ぇ ! アンタ は だまって ろ !!
いの ! え ぇ !
いの …。
《 いの : ここ と … ここ も …。
急所 を 4 か所 も !》
《 これ じゃあ … もう !》
三 代 目 の した こと ➡
今に なって やっと わかった 気 が する …。
オレ は … いつも 遅 すぎる 。
最後に い の チョウジ シカマル 。
お前たち に 言って おき たい こと が ある 。
先生 もう しゃべっちゃ ダメ だ よ !
( シカマル ) チョウジ ! … いの も 。
アスマ 先生 の 最後 の 言葉 だ 。 しっかり 聞け 。
いの 。 はい 。
お前 は 気 が 強い が 面倒 見 の いい 子 だ 。
チョウジ も シカマル も コイツ ら は 不器用だ から な 。
頼む 。 はい !
それ から サクラ に は 負ける な よ 。
忍術 も 恋 も な …。
はい !
チョウジ …➡
お前 は 仲間 思い の 優しい 男 だ 。
だからこそ 誰 より も 強い 忍 に なる 。
自分 に もっと 自信 を もて 。
うん 。
それ と 少し ダイエット し ない と な 。
ムリ かも しれ ない けど がんばって みる 。
( アスマ ) そして シカマル 。
お前 は 頭 が キレ る し ➡
忍 と して の センス も いい 。
火影 に も なれる 器 だ 。
まあ 面倒くさ がり 屋 の お前 は ➡
ゲホッ … イヤ がる だろう が 。
( アスマ ) 将棋 … お前 に 一 度 も 勝て なかった な 。
そう いや … 玉 の あの 話 。
(( 木 ノ 葉 の 忍 を 駒 に 例える なら ➡
シカマル … さしずめ お前 は 桂 馬 だ な 。
じゃあ 先生 は ?
オレ は なんでもない 。 ただ の …。
犠牲 駒 って か ?
なら 玉 は 誰 か わかる か ?
( シカマル ) 火影 だ ろ ?
( アスマ ) オレ も この 間 まで は そう 思って た 。
けど そう じゃ なかった 。
じゃあ 誰 なん す か ?
お前 も 時 が くりゃ わかる さ ))
あれ が 誰 だ か 教えて やる 。
耳 貸せ 。
アスマ … アンタ だ から …。
頼んだ ぞ シカマル …。
( アスマ ) けど もう いい よ な 。
やめて た タバコ も …。
オレ の ポ ー チ に 入って いる ➡
最後 の 一服 を …。
(( あっ 悪い 悪い !
今日 から 第 10 班 の 担当 に なる 猿 飛 アスマ だ 。
厳しく する から 覚悟 しろ よ 。
いきなり 泣く な よ 。
まだ 厳しく する って 言った だけ だろう 。
煙 が 目 に しみん だ よ !))
( すすり泣く 声 )
(( チョウジ : ライス おかわり ! それ から カルビ 4 人 前 追加 !
( 店員 ) へい ! お 待ち ! う ほ ぉ ~!
チョウジ 君 … キミ は 遠慮 と いう 言葉 を 知っている か ね ?
3千 両 は いった な 。
( 咳払い )
オレ は 金 が 惜しくて 言う わけじゃ ない んだ 。
お前 の こと を 心配 して 言う んだ ぞ 。
そんなに 食べる と このまま じゃ デ …。
そい つ は 禁句 だ ぜ !
「 デ 」 って なに ? どうかした の ? シカマル ?
あぁ … で で で デラックスセット も 頼んで い いって よ !
な っ ! お ぉ ~! ホント に ?
アスマ 先生 ! ご っつ あん です !
( チョウジ ) お にいさん ! デラックスセット 2 人 前 !
ライス 大盛り で お 願い !
( チョウジ ) ふ ぅ ~!
食った ! 食った !))
( すすり泣く 声 )
(( はい 。 おう !
誰 に ? ( アスマ ) あっ いや 別に 誰 でも …。
あっ またな !
紅 先生 に よろしく ね 。 ( アスマ ) う っ !))
《 アスマ : な なぜ それ を ?》
(( シカマル : 将棋 … 面倒 くせ ぇな 。
( アスマ ) いろんな 駒 の 個性 を 活 かす こと で ➡
さまざまな 局面 を 作り出す こと が できる 。
お前 の ように 作戦 を 考える の が 得意な ヤツ に は ➡
うってつけの ゲ ー ム だ よ 。
ル ー ル は だいたい この 本 を 読めば わかる 。
あと は やり ながら だ な 。
面倒 くせ ぇ けど こんな の 10 分 ありゃ 完璧 っす よ 。
まっ 負けた …。
手 抜か なくて いい っす よ 。 マジ で ))
(( アスマ : 今回 の 試験 で 中 忍 に なれた の は お前 だけ だ 。
担当 上 忍 と して オレ も 鼻 が 高い ぞ 。
あと は い の と チョウジ 。 お前たち も がんばれよ ))
(( アスマ : よく がんばった な 。 チョウジ いの 。
前回 合格 した シカマル と 合わせて ➡
これ で 晴れて 第 10 班 は 全員 中 忍 だ 。
そして ここ で … オレ も お前 ら の 担当 から は 外れる 。
これ から は お前 ら 一人ひとり が 隊長 に なり ➡
新たな チ ー ム を 率いる こと に なる 。
( アスマ ) この ピアス は オレ から の 中 忍 祝い の プレゼント だ 。
オレ たち が 第 10 班 の チ ー ム だった こと を 忘れ ない ように な !))
♪♪~
( いの ) 先生 !!
( いの ) う っ … う っ …。
( すすり泣く 声 )
♪♪~
( ライドウ ) 忍 らしい 最期 だった …。
♪♪~
( シカマル ) ゴホッ … ゴホッ …。
やっぱり … タバコ は 嫌いだ …。
♪♪~
煙 が 目 に … 染み や がる …。