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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン5 - 112 - 帰るべき場所

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 112 - 帰る べき 場所

( いの ) いっ …。

( サクラ ) 我慢 して 。 これ で 少し 楽に なる はず 。

( いの ) サンキュ ー サクラ 。

《 サクラ : 傷 が 深い … ここ で は 応急 処置 だけ ね 》

( ナルト ) サクラ ちゃん 。

幽鬼 丸 の 様子 は ? 今 シズネ 先輩 たち が 診て る わ 。

♪♪~

( ヒナタ ) ひどい … 経 絡 系 が …。

( シズネ ) ええ かなり の ダメ ー ジ を 受けて いる わ 。

( シズネ ) たとえ 治療 を して も 完全に 元 に 戻す こと は 不可能でしょう 。

三尾 を コントロ ー ル する 能力 は 幽鬼 丸 の 体 に ➡

かなり の 負担 を 強いる もの だった ようです 。

( カカシ ) 命 を 削る 術 だった と ?

はい 。 精密な 検査 を する まで は 断定 でき ませ ん が ➡

おそらく もう 幽鬼 丸 に 以前 の 力 は 残って い ない でしょう 。

( ヤマト ) これ で 三 尾 を 操る 術 は 失わ れて しまい ました ね 。

( カカシ ) この 子 に とって は それ で よかった の かも しれ ない な 。

シズネ の ねえちゃん 。 幽鬼 丸 は ?

命 に 別状 は ない わ 。 まだ 眠って る けど …。

よかった わ ね 助かって 。

ああ …。

だけど オレ 結局 コイツ に 何も して やれ なかった 。 えっ 。

思って いる ヤツ が いる ところ が 帰る 場所 って ➡

そう 偉 そうに 教えた のに よ 。

コイツ は やっと 見つけた 帰る 場所 を 目の前 で なく しち まったん だ 。

そんな の アンタ の せい じゃ ない 。 けど よ …。

(( 幽鬼 丸 : やっぱり 紅 蓮 さん の いる ところ が ➡

ボク の 帰る べき 場所 だ もん 。

紅 蓮 さん も ボク の いる ところ に 帰って くれば いい んだ よ 。

( 紅 蓮 ) ああ … 誓う 。

もう お前 の そば から 離れる こと は ない 。

お前 の こと を ずっと 思い 続ける 。

うん 。 ボク は ず ~ っと 紅 蓮 さん の こと を ➡

思い 続けて いる よ 。

これ から も ず ~ っと ))

う っ …。 ナルト …。

ごめん な 幽鬼 丸 。

( カツユ ) 状況 は 以上 です 。 綱 手 様 。

( 綱 手 ) そう か … わかった 。

( 綱 手 ) カツユ みんな に 帰還 命令 を 伝えろ 。

あっ … よろしい のです か ?

( 綱 手 ) 仕方 ある まい 。

このまま 任務 を 続行 さ せる の は 不可能だろう 。

その 子供 が 能力 を 失った 以上 ➡

大 蛇 丸 は もはや 尾 獣 に は 手 は 出せ ない はず 。

こちら も 一 度 引きあげ 体勢 を 整えた うえ で ➡

再度 作戦 を 立て直す 。

( カツユ ) しかし 三 尾 を 狙う 者 は 大 蛇 丸 だけ で は …。

そんな こと は 百 も 承知 だ 。

だが 三尾 は 我々 を ここ まで 手 こ ずら せた 相手 。

暁 とて たやすく は …。

すぐに 交代 の 忍 を 向かわ せる 。

その者 たち が 到着 次第 全員 撤収 しろ と 伝えろ !

はい !

綱 手 様 の お 言葉 は 以上 です 。

わかり ました 。 さっそく 皆 に 伝え ます 。

( カカシ ) 火影 様 より 新たな 指示 だ 。

我々 は 現在 の 任務 を 中断 。

すぐに 里 に 戻る ように と の こと だ 。

( みんな ) えっ !? ( サイ ) 急な 話 です ね 。

( キバ ) おいおい ! 三 尾 を ほっといて も いい の か よ !

それ なら 心配 は ない 。

ボク たち の 代わり に 監視 に あたる 忍 が ➡

到着 する こと に なって いる 。 だけど …。

ここ に 残って も 今 の 私 たち に 打てる 手 は ない わ 。

みんな あまりに 傷つき すぎた 。

それ より は 今回 得た 情報 を 持ち帰り ➡

次の 作戦 に 役立てる こと こそ 重要だ と ➡

綱 手 様 は 判断 さ れた の よ 。

出発 は 明朝 だ 。

各自 移動 に 備え 今夜 は しっかり と ➡

休んで おく ように 。

う っ … う ぅ う っ …。

♪♪~

( 牛 頭 ) 紅 蓮 さん …。

紅 蓮 さん …。

牛 頭 なぜ …。

なぜ お前 は 私 を 助ける ?

覚えて ます か ? あの 日 の こと を 。

大 蛇 丸 の 実験 後 大 暴れ して 独房 に 入れ られた オレ は ➡

食事 は おろか 水 も ろくに 与えて もらえ ず ➡

渇き 果て 死に かけて いた 。

そこ へ あなた が ➡

杓 に ひと すくい の 水 を 恵んで くだ すった 。

それ で オレ は 死な ず に すんだ のです 。

その 日 以来 オレ は …。

フン 忘れた よ きっと 気まぐれだ 。

たとえ そう だ と して も ➡

ずっと お 慕い 申し上げて おり ます 。

はっ !

紅 蓮 さん …。

イテッ ! イタタ …。

幽鬼 丸 ?

クソッ !

先輩 。

ハァ ハァ … ハァ ハァ …。

クソ ! どこ 行 っち まったん だって ば よ 。

アイツ まだ 体 だって まともじゃ ねえ だろう に !

ハァ ハァ ハァ … 幽鬼 丸 。

ハァ ハァ …。

クソ ! ( 草笛 )

草笛 … も しか して 幽鬼 丸 な の か ?

戻って こい 幽鬼 丸 !

( 草笛 )

幽鬼 丸 !

どこ だ ? 幽鬼 丸 !

クソ ! オレ の せい で 。

幽鬼 丸 …。

これ は …。

何 だって アイツ こんな 大事な もの …。

ヒビ ひと つ 入って ない …。

《 そう か そういう こと か 》

( キバ ) 幽鬼 丸 が 消えた ?

まさか あの 状態 で 動ける なんて 。

おい ナルト お前 ➡

同じ 部屋 に いた の に 気づか なかった の か よ ?

まあ な 。 は あ ? なんだ よ それ 。

忍 が 聞いて 呆れる ぜ さすが 下 忍 !

う っせ え な お 前 だって 寝て た じゃ ねえ かよ !

( キバ ) んだ と ? オレ を スタミナオバケ の テメエ と 一緒に すんじゃ ねえ !

( サクラ ) アンタ たち が もめた って しかたない でしょ !

でも 心配 ね 幽鬼 丸 行 く あて なんか ない んだろう し 。

( リ ー ) 放って は おけ ませ ん ! ここ は みんな で 捜し ましょう !

そう よね ! ( シノ ) その 必要 は ない 。

なぜなら 三尾 に 関する 力 を 失った 子ども は ➡

我々 に とって もはや 脅威 で は ない から だ 。

そういう 問題 で は あり ませ ん !

いや シノ の 言う とおり だ な 。

逃げ出した 子ども を わざわざ 捜して 出して やる 義務 は ない 。

それ に ボク たち に は 帰還 命令 も 出て いる こと だ し ね 。

そんな … いい んです か ナルト 君 ?

ああ 心配 ねえ 。

アイツ なら 大丈夫 だって ば よ 。

ナルト ?

そろそろ 出発 だ な 。

お 待た せ し ました カカシ さん 。

( 大 蛇 丸 ) うまく 暁 を 揺さぶ れれば と ➡

思って いた んだ けど 。

( カブト ) 申し訳 あり ませ ん

木 ノ 葉 の 邪魔 が 入る と は 計算 外 でした 。

それ で あの 女 … 紅 蓮 は 死んだ の ?

ええ 残念 ながら 。

なかなか おもしろい 能力 の 持ち主 でした が 。

フフ 心 に も ない こと を 。

殺した の は あなた な んじゃ ない の ?

滅 相 も ない 。 まあ いい わ 。

あの 程度 の 者 なら いくら でも 替え が きく 。

ですが 幽鬼 丸 が …。

捨て 置き なさい 今 と なって は … ゴホッ !

大 蛇 丸 様 ! 今 薬 を お 持ち し ます !

ゲホッゲホッ !!

《 もはや あの 器 も 限界 か 》

ハァ ハァ …。

フフフ 今 と なって は すべて が 無意味 。

もう すぐ 彼 の 体 が 手 に 入る のだ から 。

どうした の ナルト ?

いや なんでも ねえ 。

フフフ !

定時 連絡 か ? ああ 。

霧 が 出て きた な 。

引継ぎ に よる と 時折 三尾 が 放出 する もの らしい 。

幻覚 作用 が ある から 気 を つけろ よ 。

( デイダラ ) ソイツ は 初耳 だ な うん 。

お前 その 装束 !

し まっ …。

フン ! ( トビ ) いや ~ さすが デイダラ 先輩 !

見張り は これ で 全部 です ね 。

お前 の 情報 と は だいぶ 違う な うん 。

確か 木 ノ 葉 と 別 勢力 が 三尾 を めぐって ➡

派手に ぶつかり合って る 。 じゃ なかった か ?

ん ~ その はずな んです けど ね 。 おかしい なぁ 。

まあ でも ジャマ な の が い なく なって よかった じゃ ないで す か 。

今 の うち の に とっとと ノルマ こなしちゃ い ましょう よ 。

お前 が オレ に 指図 する の は 100 年 早い うん 。

うん !

ちょ … ちょっと 先輩 ! 幻覚 の 話 聞いて なかった んです か ?

誰 に 言って る ? オイラ の ア ー ト を なめ ん な よ 。

は ぁ 。 った く 短気な んだ から

ま 三 尾 を 探す った って 結構 広い 湖 だ から な 。

自分 から 出て きて もらう の が 早い だろう 。

うん !

いや ~ 改めて 見る と ホント 何 か で かい 亀 みたいです ね 。

強そうです ね 。

これ が 三尾 か 。 や っぱ ここ は ➡

デイダラ 先輩 に お 任せ し ます 。

トビ ! お前 晴れて 暁 の メンバ ー に なった んだ ろ 。

あと は お前 が やれ う ん 。

そんな …。

うわ ~ っ !

あ ~ っ ! 来た ~ っ !

水系 の ヤツ なら 鬼 鮫 さん に 任せた ほう が ➡

よかった んじゃ ない んです か ?

人選 ミス でしょ これ ! ギャ ー ッ !

情け ねえ な 。

喝 !

ギャ ー ッ !

どうか なさ い ました か ? いや 。

皆さん 無事に 火 の 国 に 入ら れた ようです ね 。

そう か ご 苦労 。

では カツユ お前 は 戻れ 。 はい 。

( トビ ) やった ~! バンザ ~ イ ! バンザ ~ イ !

デイダラ さん ! 見 ました オレ の 術 ! コイツ イチコロ です よ ~!

暁 の メンバ ー に なって ➡

いきなり こんな 大役 を 任さ れる の も ➡

頷ける って もん でしょ ? オレ って やる もん でしょ ?

いい や 。 オイラ の 起爆 粘土 が ア ー ト した だけ だ ろ 。

オイラ の 芸術 の おかげ だろう が ! うん 。

手 を 貸して やった の も 忘れて ➡

1 人 で 盛り上がって んじゃ ねえ よ !

暁 の メンバ ー なら もっと 口数 は 少なく ➡

もっと ク ー ル に 振る舞え 。 要するに ➡

ク ー ル イコ ー ル ア ー ト だ !

いい か 。 ア ー ト って の はな ➡

ク ー ル な 感情 から かもし出さ れる ➡

( デイダラ ) 情熱 的な 一瞬 の …。 ( トビ ) 先輩 こそ 口数 が 多い っす ね 。

ハハハ ハハハ ハハハ …!

( トビ ) ん … 冗談 !

( トビ ) ギャ ー ッ !!

どうした ? いや 。

湖 に 向かった 連中 な んだ が ➡

連絡 が 遅く ない か ? うん …。

念のため 報告 を あげて おく か 。

( デイダラ ) いい か トビ 。 図 に 乗って んじゃ ねえ ぞ うん 。

三尾 は 人 柱 力 じゃ なかった ぶん 弱かった だけ だ 。

力 を コントロ ー ル する 頭 が なかった から な 。

は ぁ … おい トビ !

そこ まで ク ー ル に 口数 減らす こと は ねえ よ 。

ちゃんと 返事 くらい …。 ( トビ ) ムニャ 。

あぁ ~ ダメ ダメ です 。 そ そ そ そこ は …。

あっ イ イヤ ~ ン …。

( デイダラ ) テメエ に ゃ ちょうど いい 目覚まし だ !

この 野郎 !!

( キバ ) ふ ぅ ! 久しぶりに 帰って きた 気 が する なぁ !

( シノ ) 任務 に つぐ 任務 だった から な 。

今日 の 晩 メシ は 一 楽 で 決まり だ ぜ !

ねぇ ナルト !

ん ? 幽鬼 丸 の こと だ けど ➡

ホント に あれ で よかった わけ ?

アンタ あんなに 気 に して た のに 。

いい んだ ! どうせ 捜した って ➡

簡単に は 見つか ん なかったろう し 。

どういう こと ? やっ ぱさ ➡

エロ 仙人 の 言葉 は 正しかった んだ 。

思って る ヤツ が いる ところ が 帰る 場所 なん だって 。

思って 思って 思い 続ければ ➡

それ は 絶対 通じる んだ って ば よ !

えっ これ って … まさか !?

だから オレ ら も 思い 続けよう ぜ 。

サスケ の 帰る 場所 。

作 っと か なきゃ なん ねえ しな 。

うん !

♪♪~

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 112 - 帰る べき 場所 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|かえる||ばしょ Naruto Shippuden - Season 5 - 112 - A Place to Return Naruto Shippuden - Saison 5 - 112 - Un retour à la maison

( いの ) いっ …。 (Non) Ah...

( サクラ ) 我慢 して 。 これ で 少し 楽に なる はず 。 |がまん||||すこし|らくに||

( いの ) サンキュ ー サクラ 。

《 サクラ : 傷 が 深い … ここ で は 応急 処置 だけ ね 》 |きず||ふかい||||おうきゅう|しょち||

( ナルト ) サクラ ちゃん 。

幽鬼 丸 の 様子 は ? 今 シズネ 先輩 たち が 診て る わ 。 ゆうき|まる||ようす||いま||せんぱい|||みて||

♪♪~

( ヒナタ ) ひどい … 経 絡 系 が …。 ||へ|から|けい|

( シズネ ) ええ かなり の ダメ ー ジ を 受けて いる わ 。 ||||||||うけて||

( シズネ ) たとえ 治療 を して も 完全に 元 に 戻す こと は 不可能でしょう 。 ||ちりょう||||かんぜんに|もと||もどす|||ふかのうでしょう

三尾 を コントロ ー ル する 能力 は 幽鬼 丸 の 体 に ➡ みお||||||のうりょく||ゆうき|まる||からだ|

かなり の 負担 を 強いる もの だった ようです 。 ||ふたん||しいる|||

( カカシ ) 命 を 削る 術 だった と ? |いのち||けずる|じゅつ||

はい 。 精密な 検査 を する まで は 断定 でき ませ ん が ➡ |せいみつな|けんさ|||||だんてい||||

おそらく もう 幽鬼 丸 に 以前 の 力 は 残って い ない でしょう 。 ||ゆうき|まる||いぜん||ちから||のこって|||

( ヤマト ) これ で 三 尾 を 操る 術 は 失わ れて しまい ました ね 。 |||みっ|お||あやつる|じゅつ||うしなわ||||

( カカシ ) この 子 に とって は それ で よかった の かも しれ ない な 。 ||こ|||||||||||

シズネ の ねえちゃん 。 幽鬼 丸 は ? |||ゆうき|まる|

命 に 別状 は ない わ 。 まだ 眠って る けど …。 いのち||べつじょう|||||ねむって||

よかった わ ね 助かって 。 |||たすかって

ああ …。

だけど オレ 結局 コイツ に 何も して やれ なかった 。 えっ 。 ||けっきょく|||なにも||||

思って いる ヤツ が いる ところ が 帰る 場所 って ➡ おもって|||||||かえる|ばしょ|

そう 偉 そうに 教えた のに よ 。 |えら|そう に|おしえた||

コイツ は やっと 見つけた 帰る 場所 を 目の前 で なく しち まったん だ 。 |||みつけた|かえる|ばしょ||めのまえ|||||

そんな の アンタ の せい じゃ ない 。 けど よ …。

(( 幽鬼 丸 : やっぱり 紅 蓮 さん の いる ところ が ➡ ゆうき|まる||くれない|はす|||||

ボク の 帰る べき 場所 だ もん 。 ||かえる||ばしょ||

紅 蓮 さん も ボク の いる ところ に 帰って くれば いい んだ よ 。 くれない|はす||||||||かえって||||

( 紅 蓮 ) ああ … 誓う 。 くれない|はす||ちかう

もう お前 の そば から 離れる こと は ない 。 |おまえ||||はなれる|||

お前 の こと を ずっと 思い 続ける 。 おまえ|||||おもい|つづける

うん 。 ボク は ず ~ っと 紅 蓮 さん の こと を ➡ |||||くれない|はす||||

思い 続けて いる よ 。 おもい|つづけて||

これ から も ず ~ っと ))

う っ …。 ナルト …。

ごめん な 幽鬼 丸 。 ||ゆうき|まる

( カツユ ) 状況 は 以上 です 。 綱 手 様 。 |じょうきょう||いじょう||つな|て|さま

( 綱 手 ) そう か … わかった 。 つな|て|||

( 綱 手 ) カツユ みんな に 帰還 命令 を 伝えろ 。 つな|て||||きかん|めいれい||つたえろ

あっ … よろしい のです か ?

( 綱 手 ) 仕方 ある まい 。 つな|て|しかた||

このまま 任務 を 続行 さ せる の は 不可能だろう 。 |にんむ||ぞっこう|||||ふかのうだろう

その 子供 が 能力 を 失った 以上 ➡ |こども||のうりょく||うしなった|いじょう

大 蛇 丸 は もはや 尾 獣 に は 手 は 出せ ない はず 。 だい|へび|まる|||お|けだもの|||て||だせ||

こちら も 一 度 引きあげ 体勢 を 整えた うえ で ➡ ||ひと|たび|ひきあげ|たいせい||ととのえた||

再度 作戦 を 立て直す 。 さいど|さくせん||たてなおす

( カツユ ) しかし 三 尾 を 狙う 者 は 大 蛇 丸 だけ で は …。 ||みっ|お||ねらう|もの||だい|へび|まる|||

そんな こと は 百 も 承知 だ 。 |||ひゃく||しょうち|

だが 三尾 は 我々 を ここ まで 手 こ ずら せた 相手 。 |みお||われわれ||||て||||あいて

暁 とて たやすく は …。 あかつき|||

すぐに 交代 の 忍 を 向かわ せる 。 |こうたい||おし||むかわ|

その者 たち が 到着 次第 全員 撤収 しろ と 伝えろ ! そのもの|||とうちゃく|しだい|ぜんいん|てっしゅう|||つたえろ

はい !

綱 手 様 の お 言葉 は 以上 です 。 つな|て|さま|||ことば||いじょう|

わかり ました 。 さっそく 皆 に 伝え ます 。 |||みな||つたえ|

( カカシ ) 火影 様 より 新たな 指示 だ 。 |ほかげ|さま||あらたな|しじ|

我々 は 現在 の 任務 を 中断 。 われわれ||げんざい||にんむ||ちゅうだん

すぐに 里 に 戻る ように と の こと だ 。 |さと||もどる|||||

( みんな ) えっ !? ( サイ ) 急な 話 です ね 。 |||きゅうな|はなし||

( キバ ) おいおい ! 三 尾 を ほっといて も いい の か よ ! ||みっ|お|||||||

それ なら 心配 は ない 。 ||しんぱい||

ボク たち の 代わり に 監視 に あたる 忍 が ➡ |||かわり||かんし|||おし|

到着 する こと に なって いる 。 だけど …。 とうちゃく||||||

ここ に 残って も 今 の 私 たち に 打てる 手 は ない わ 。 ||のこって||いま||わたくし|||うてる|て|||

みんな あまりに 傷つき すぎた 。 ||きずつき|

それ より は 今回 得た 情報 を 持ち帰り ➡ |||こんかい|えた|じょうほう||もちかえり

次の 作戦 に 役立てる こと こそ 重要だ と ➡ つぎの|さくせん||やくだてる|||じゅうようだ|

綱 手 様 は 判断 さ れた の よ 。 つな|て|さま||はんだん||||

出発 は 明朝 だ 。 しゅっぱつ||みょうちょう|

各自 移動 に 備え 今夜 は しっかり と ➡ かくじ|いどう||そなえ|こんや|||

休んで おく ように 。 やすんで||

う っ … う ぅ う っ …。

♪♪~

( 牛 頭 ) 紅 蓮 さん …。 うし|あたま|くれない|はす|

紅 蓮 さん …。 くれない|はす|

牛 頭 なぜ …。 うし|あたま|

なぜ お前 は 私 を 助ける ? |おまえ||わたくし||たすける

覚えて ます か ? あの 日 の こと を 。 おぼえて||||ひ|||

大 蛇 丸 の 実験 後 大 暴れ して 独房 に 入れ られた オレ は ➡ だい|へび|まる||じっけん|あと|だい|あばれ||どくぼう||いれ|||

食事 は おろか 水 も ろくに 与えて もらえ ず ➡ しょくじ|||すい|||あたえて||

渇き 果て 死に かけて いた 。 かわき|はて|しに||

そこ へ あなた が ➡

杓 に ひと すくい の 水 を 恵んで くだ すった 。 しゃく|||||すい||めぐんで||

それ で オレ は 死な ず に すんだ のです 。 ||||しな||||

その 日 以来 オレ は …。 |ひ|いらい||

フン 忘れた よ きっと 気まぐれだ 。 |わすれた|||きまぐれだ

たとえ そう だ と して も ➡

ずっと お 慕い 申し上げて おり ます 。 ||したい|もうしあげて||

はっ !

紅 蓮 さん …。 くれない|はす|

イテッ ! イタタ …。

幽鬼 丸 ? ゆうき|まる

クソッ !

先輩 。 せんぱい

ハァ ハァ … ハァ ハァ …。

クソ ! どこ 行 っち まったん だって ば よ 。 ||ぎょう|||||

アイツ まだ 体 だって まともじゃ ねえ だろう に ! ||からだ|||||

ハァ ハァ ハァ … 幽鬼 丸 。 |||ゆうき|まる

ハァ ハァ …。

クソ ! ( 草笛 ) |くさぶえ

草笛 … も しか して 幽鬼 丸 な の か ? くさぶえ||||ゆうき|まる|||

戻って こい 幽鬼 丸 ! もどって||ゆうき|まる

( 草笛 ) くさぶえ

幽鬼 丸 ! ゆうき|まる

どこ だ ? 幽鬼 丸 ! ||ゆうき|まる

クソ ! オレ の せい で 。

幽鬼 丸 …。 ゆうき|まる

これ は …。

何 だって アイツ こんな 大事な もの …。 なん||||だいじな|

ヒビ ひと つ 入って ない …。 |||はいって|

《 そう か そういう こと か 》

( キバ ) 幽鬼 丸 が 消えた ? |ゆうき|まる||きえた

まさか あの 状態 で 動ける なんて 。 ||じょうたい||うごける|

おい ナルト お前 ➡ ||おまえ

同じ 部屋 に いた の に 気づか なかった の か よ ? おなじ|へや|||||きづか||||

まあ な 。 は あ ? なんだ よ それ 。

忍 が 聞いて 呆れる ぜ さすが 下 忍 ! おし||きいて|あきれる|||した|おし

う っせ え な お 前 だって 寝て た じゃ ねえ かよ ! |||||ぜん||ねて||||

( キバ ) んだ と ? オレ を スタミナオバケ の テメエ と 一緒に すんじゃ ねえ ! |||||||||いっしょに||

( サクラ ) アンタ たち が もめた って しかたない でしょ !

でも 心配 ね 幽鬼 丸 行 く あて なんか ない んだろう し 。 |しんぱい||ゆうき|まる|ぎょう||||||

( リ ー ) 放って は おけ ませ ん ! ここ は みんな で 捜し ましょう ! ||はなって|||||||||さがし|

そう よね ! ( シノ ) その 必要 は ない 。 ||||ひつよう||

なぜなら 三尾 に 関する 力 を 失った 子ども は ➡ |みお||かんする|ちから||うしなった|こども|

我々 に とって もはや 脅威 で は ない から だ 。 われわれ||||きょうい|||||

そういう 問題 で は あり ませ ん ! |もんだい|||||

いや シノ の 言う とおり だ な 。 |||いう|||

逃げ出した 子ども を わざわざ 捜して 出して やる 義務 は ない 。 にげだした|こども|||さがして|だして||ぎむ||

それ に ボク たち に は 帰還 命令 も 出て いる こと だ し ね 。 ||||||きかん|めいれい||でて|||||

そんな … いい んです か ナルト 君 ? |||||きみ

ああ 心配 ねえ 。 |しんぱい|

アイツ なら 大丈夫 だって ば よ 。 ||だいじょうぶ|||

ナルト ?

そろそろ 出発 だ な 。 |しゅっぱつ||

お 待た せ し ました カカシ さん 。 |また|||||

( 大 蛇 丸 ) うまく 暁 を 揺さぶ れれば と ➡ だい|へび|まる||あかつき||ゆさぶ||

思って いた んだ けど 。 おもって|||

( カブト ) 申し訳 あり ませ ん |もうしわけ|||

木 ノ 葉 の 邪魔 が 入る と は 計算 外 でした 。 き||は||じゃま||はいる|||けいさん|がい|

それ で あの 女 … 紅 蓮 は 死んだ の ? |||おんな|くれない|はす||しんだ|

ええ 残念 ながら 。 |ざんねん|

なかなか おもしろい 能力 の 持ち主 でした が 。 ||のうりょく||もちぬし||

フフ 心 に も ない こと を 。 |こころ|||||

殺した の は あなた な んじゃ ない の ? ころした|||||||

滅 相 も ない 。 まあ いい わ 。 めつ|そう|||||

あの 程度 の 者 なら いくら でも 替え が きく 。 |ていど||もの||||かえ||

ですが 幽鬼 丸 が …。 |ゆうき|まる|

捨て 置き なさい 今 と なって は … ゴホッ ! すて|おき||いま||||

大 蛇 丸 様 ! 今 薬 を お 持ち し ます ! だい|へび|まる|さま|いま|くすり|||もち||

ゲホッゲホッ !!

《 もはや あの 器 も 限界 か 》 ||うつわ||げんかい|

ハァ ハァ …。

フフフ 今 と なって は すべて が 無意味 。 |いま||||||むいみ

もう すぐ 彼 の 体 が 手 に 入る のだ から 。 ||かれ||からだ||て||はいる||

どうした の ナルト ?

いや なんでも ねえ 。

フフフ !

定時 連絡 か ? ああ 。 ていじ|れんらく||

霧 が 出て きた な 。 きり||でて||

引継ぎ に よる と 時折 三尾 が 放出 する もの らしい 。 ひきつぎ||||ときおり|みお||ほうしゅつ|||

幻覚 作用 が ある から 気 を つけろ よ 。 げんかく|さよう||||き|||

( デイダラ ) ソイツ は 初耳 だ な うん 。 |||はつみみ|||

お前 その 装束 ! おまえ||しょうぞく

し まっ …。

フン ! ( トビ ) いや ~ さすが デイダラ 先輩 ! |||||せんぱい

見張り は これ で 全部 です ね 。 みはり||||ぜんぶ||

お前 の 情報 と は だいぶ 違う な うん 。 おまえ||じょうほう||||ちがう||

確か 木 ノ 葉 と 別 勢力 が 三尾 を めぐって ➡ たしか|き||は||べつ|せいりょく||みお||

派手に ぶつかり合って る 。 じゃ なかった か ? はでに|ぶつかりあって||||

ん ~ その はずな んです けど ね 。 おかしい なぁ 。

まあ でも ジャマ な の が い なく なって よかった じゃ ないで す か 。

今 の うち の に とっとと ノルマ こなしちゃ い ましょう よ 。 いま||||||||||

お前 が オレ に 指図 する の は 100 年 早い うん 。 おまえ||||さしず||||とし|はやい|

うん !

ちょ … ちょっと 先輩 ! 幻覚 の 話 聞いて なかった んです か ? ||せんぱい|げんかく||はなし|きいて|||

誰 に 言って る ? オイラ の ア ー ト を なめ ん な よ 。 だれ||いって||||||||な め|||

は ぁ 。 った く 短気な んだ から ||||たんきな||

ま 三 尾 を 探す った って 結構 広い 湖 だ から な 。 |みっ|お||さがす|||けっこう|ひろい|こ|||

自分 から 出て きて もらう の が 早い だろう 。 じぶん||でて|||||はやい|

うん !

いや ~ 改めて 見る と ホント 何 か で かい 亀 みたいです ね 。 |あらためて|みる|||なん||||かめ||

強そうです ね 。 きょうそうです|

これ が 三尾 か 。 や っぱ ここ は ➡ ||みお|||||

デイダラ 先輩 に お 任せ し ます 。 |せんぱい|||まかせ||

トビ ! お前 晴れて 暁 の メンバ ー に なった んだ ろ 。 |おまえ|はれて|あかつき|||||||

あと は お前 が やれ う ん 。 ||おまえ||||

そんな …。

うわ ~ っ !

あ ~ っ ! 来た ~ っ ! ||きた|

水系 の ヤツ なら 鬼 鮫 さん に 任せた ほう が ➡ すいけい||||おに|さめ|||まかせた||

よかった んじゃ ない んです か ?

人選 ミス でしょ これ ! ギャ ー ッ ! じんせん||||||

情け ねえ な 。 なさけ||

喝 ! かつ

ギャ ー ッ !

どうか なさ い ました か ? いや 。 |な さ||||

皆さん 無事に 火 の 国 に 入ら れた ようです ね 。 みなさん|ぶじに|ひ||くに||はいら|||

そう か ご 苦労 。 |||くろう

では カツユ お前 は 戻れ 。 はい 。 ||おまえ||もどれ|

( トビ ) やった ~! バンザ ~ イ ! バンザ ~ イ !

デイダラ さん ! 見 ました オレ の 術 ! コイツ イチコロ です よ ~! ||み||||じゅつ||||

暁 の メンバ ー に なって ➡ あかつき|||||

いきなり こんな 大役 を 任さ れる の も ➡ ||たいやく||まかさ|||

頷ける って もん でしょ ? オレ って やる もん でしょ ? うなずける||||||||

いい や 。 オイラ の 起爆 粘土 が ア ー ト した だけ だ ろ 。 ||||きばく|ねんど||||||||

オイラ の 芸術 の おかげ だろう が ! うん 。 ||げいじゅつ|||||

手 を 貸して やった の も 忘れて ➡ て||かして||||わすれて

1 人 で 盛り上がって んじゃ ねえ よ ! じん||もりあがって|||

暁 の メンバ ー なら もっと 口数 は 少なく ➡ あかつき||||||くちかず||すくなく

もっと ク ー ル に 振る舞え 。 要するに ➡ |||||ふるまえ|ようするに

ク ー ル イコ ー ル ア ー ト だ !

いい か 。 ア ー ト って の はな ➡

ク ー ル な 感情 から かもし出さ れる ➡ ||||かんじょう||かもしださ|

( デイダラ ) 情熱 的な 一瞬 の …。 ( トビ ) 先輩 こそ 口数 が 多い っす ね 。 |じょうねつ|てきな|いっしゅん|||せんぱい||くちかず||おおい||

ハハハ ハハハ ハハハ …!

( トビ ) ん … 冗談 ! ||じょうだん

( トビ ) ギャ ー ッ !!

どうした ? いや 。

湖 に 向かった 連中 な んだ が ➡ こ||むかった|れんちゅう|||

連絡 が 遅く ない か ? うん …。 れんらく||おそく|||

念のため 報告 を あげて おく か 。 ねんのため|ほうこく||||

( デイダラ ) いい か トビ 。 図 に 乗って んじゃ ねえ ぞ うん 。 ||||ず||のって||||

三尾 は 人 柱 力 じゃ なかった ぶん 弱かった だけ だ 。 みお||じん|ちゅう|ちから||||よわかった||

力 を コントロ ー ル する 頭 が なかった から な 。 ちから||||||あたま||||

は ぁ … おい トビ !

そこ まで ク ー ル に 口数 減らす こと は ねえ よ 。 ||||||くちかず|へらす||||

ちゃんと 返事 くらい …。 ( トビ ) ムニャ 。 |へんじ|||

あぁ ~ ダメ ダメ です 。 そ そ そ そこ は …。

あっ イ イヤ ~ ン …。

( デイダラ ) テメエ に ゃ ちょうど いい 目覚まし だ ! ||||||めざまし|

この 野郎 !! |やろう

( キバ ) ふ ぅ ! 久しぶりに 帰って きた 気 が する なぁ ! |||ひさしぶりに|かえって||き|||

( シノ ) 任務 に つぐ 任務 だった から な 。 |にんむ|||にんむ|||

今日 の 晩 メシ は 一 楽 で 決まり だ ぜ ! きょう||ばん|||ひと|がく||きまり||

ねぇ ナルト !

ん ? 幽鬼 丸 の こと だ けど ➡ |ゆうき|まる||||

ホント に あれ で よかった わけ ?

アンタ あんなに 気 に して た のに 。 ||き||||

いい んだ ! どうせ 捜した って ➡ |||さがした|

簡単に は 見つか ん なかったろう し 。 かんたんに||みつか|||

どういう こと ? やっ ぱさ ➡

エロ 仙人 の 言葉 は 正しかった んだ 。 |せんにん||ことば||ただしかった|

思って る ヤツ が いる ところ が 帰る 場所 なん だって 。 おもって|||||||かえる|ばしょ||

思って 思って 思い 続ければ ➡ おもって|おもって|おもい|つづければ

それ は 絶対 通じる んだ って ば よ ! ||ぜったい|つうじる||||

えっ これ って … まさか !?

だから オレ ら も 思い 続けよう ぜ 。 ||||おもい|つづけよう|

サスケ の 帰る 場所 。 ||かえる|ばしょ

作 っと か なきゃ なん ねえ しな 。 さく||||||

うん !

♪♪~