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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 191 - カカシ恋歌

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 191 - カカシ 恋歌

♪♪( 三味線 )

木 ノ 葉 の 皆 々 様 。

歌 と 踊り で しばし の 憩い を お 届け に まいり まして ござ ~ い 。

♪♪( 三味線 )

( 拍手 )

《 ハナレ …》

♪♪~

(( よっ 任務 ご 苦労 さん 。

( ナルト ) いや ぁ ~ やっと 夢 に まで 見た →

一 楽 の ラーメン が 食える って ば よ 。

( サクラ ) 悪く ない わ ね ナルト アンタ の おごり よ 。

え ぇ !? いい けど ね いい けど さ って いう か →

サスケ ! たまに は お前 が おごれ って !

( サスケ ) フン ! 俺 は 今 すぐ 修業 だ 。

じゃ カカシ 先生 が …。

あん ?

へ ぇ ~。

きれいな 人 。

捕 縛 さ れた の か 。

( コテツ ) なんでも 女 芸人 に 扮して →

火 の 国 の 情勢 を 探って いた く ノ 一 らしい です よ 。

これ から どう なる んだ ? あの 人 って ば 。

( カカシ ) そうだ な どれほど の 情報 を 得た か 尋問 さ れる だろう 。

ありとあらゆる 手 が 使わ れる 。 彼女 が 口 を 割る まで は ね 。

( イビキ ) よう こそ 正直 者 の 部屋 に 。

ほお お前 の 尋問 に 口 を 割ら ぬ と は →

相当 の 手 練れ だ な 。

うめき声 も あげ ませ ん 。

聞こえて くる の は 歯ぎしり だけ です 。

ハハハハ ! 見あげ たく ノ 一 よ の 。

ならば 沈黙 の なか に 声 なき声 を 探る こと じゃ 。

( イビキ ) わかり ました 。

あの 人 を 呼んで ください 。

《 ハナレ : 雲 みたい …。

あの 日 の 雲 の よう …》

( ドア の 開く 音 )

ムチ は やめ だ 。 アメ を くれて やる ))

♪♪~

(( ハナレ よ … 火 の 国 に 密かに 潜入 し →

木 ノ 葉 の 情勢 を 探って まいる のだ 。

( ハナレ ) あの 木 ノ 葉 の 里 です か …。

我が国 が 今日 まで 生き延び たる は →

軍事 より も 諜報 に 重き を 置いた が ため 。

情報 を 得る こと に より 先手 を 打つ こと が でき →

国家 間 の 外交 紛争 危機 を 有利に 運んで きた 。

我が国 の 命運 は →

ハナレ … お前たち の 働き に かかって おる のだ ぞ 。

( ハナレ ) は っ ! 必ずや ))

♪♪~

(( あれ は … この 額 当て は →

鍵 の 国 錠 前 の 里 …。

♪♪~

捕まった の は 木 ノ 葉 に 潜入 する 前 。

さしたる 情報 は 得て い ない ようだ な 。

《 悪い が … 今度 は こちら が お前 の 里 の 情報 を もらう 》

♪♪~

《 どういう こと だ ?

里 らしき 記憶 を まったく 持って い ない 》

気のせい か 。

♪♪~

《 ん ?》

えっ ?

俺 の ガキ の 頃 の 記憶 を ? あぁ 。

お前 覚えて ない か ?

え ぇ 。 会った こと も ないで す ね 。

そう か …。

他 に わかった こと は あり ませ ん か ?

たいした もの は ない 。

肝心の 錠 前 の 里 の 記憶 は 一 切なかった 。

おそらくは 消去 した んだろう 。

消去 …。

だが 妙に 引っかかる んだ 何 か が 。

お前 の 記憶 を 持って いた こと も そう だ が →

アイツ は 何 か を 隠して いる 。

俺 でも 見つけ出せ ない 何 か を 。

それ を カカシ お前 に 見つけ出して ほしい んだ 。

えっ 俺 が です か ?

俺 は 情報 部 じゃ あり ませ ん よ 。

お前 の 写 輪 眼 なら →

アイツ の 心 の 中 を 見通す こと が できる かも しれ ない 。

お前 は バカな の か ?

諜報 の ため に 潜入 した 私 に 里 の 中 を 。

どこ も 変わりゃ し ない よ 里 の 様子 なんて 。

それ に あんな 所 に いたら 息苦しい だ ろ ?

う ~ ん どの 花 が いい かな ?

ん ? 何 ?

えっ ウソ !

ええ !?

カカシ 先生 が ?

カカシ …。

や っぱ お前 も 気 に なる か ?

俺 は 別に そんな …。

あの 人 ! ほら この 前 門 で 見た →

スパイ だって 言って た 。 あっ あの きれいな 人 だって ば よ !

カカシ が なんで そんな ヤツ と ?

あっ おい !

♪♪~

来い よ 。

別に アンタ から 何 か を 聞き出そう って わけじゃ ない 。

1 日 一緒に いて くれ って 頼ま れた だけ だ から 。

今日 が 終われば お 役 御免 だ 。

私 は どう なる ? さ ぁな 。

あの 雲 ナルト に 似て る な 。

その 横 は サスケ か ?

私 に は 私 を 産んで くれた 母 や 父 に 見える 。

会った こと は ない けど 。

辛い とき 悲しい とき いつも 私 は 雲 を 見上げて いた 。

雲 を じっと 見て その 形 から 空想 した 。

里 の 様子 を … 里 に いる はずの 両親 を 。

でなければ 耐え られ なかった 。

両親 も 知ら ず 里 も 知ら ず →

諜報 の ため に 生まれた 私 の 宿命 に 。

よく 聞こえ ねえ なぁ 。

でも なんか あの 2 人 いい 感じ じゃ ない 。

フン くだら ん 。

もっと 近づく って ば よ 。

私 は 里 を 知ら ない 。

万が一 捕まった とき 里 の 情報 が もれ ない ように →

里 から 離れ 育て られた 。

今 まで 見た こと も ない 故郷 の ため →

命 を 削り 任務 を 遂行 して きた 。

だから 必要だった 故郷 が 。

私 を 褒めて くれる 人々 が 。

何で 俺 に 話す ?

沈黙 を とおして きた アンタ が 。

それ は あなた が 教えて くれた から 。

ん ? あなた を 見て すぐに わかった 。

あの とき の 少年 だ と 。

( ハナレ ) 母 と 父 に 会い たくて 里 へ 向かった 。

でも 道 に 迷って どう する こと も でき なくて 。

あなた は 言った 。

「 悲しい とき は 雲 を 見上げろ 」 って 。

「 雲 は 自分 が 望む もの に 形 を 変え 見せて くれる 。

心 に 希望 が ある 限り 雲 は 応えて くれる 」 って 。

♪♪~

いつも あの 雲 に あなた の 面影 を 探して いた 。

だいぶ 違っちゃ った けど あなた を 見て すぐに わかった 。

私 の 心 に は いつも あなた が いた から 。

あなた は 私 の 希望 だった 。

お ~ っ 何 か 盛り上がって る って ば よ 。

あっ バ バカ ナルト !

(2 人 ) あ ~ っ !

コラ お前たち !

貸して 貸して …。

お お め お め おめでとう だって ば よ !

は ぁ ?

ありがとう 。

錠 前 の 里 に 我が 里 の 上 忍 リイチ が 捕獲 さ れた 。

錠 前 の 里 ?

あの ハナレ と か いう く ノ 一 の …。

うむ 。 それ で 向こう から リイチ と ハナレ の 交換 を 申し出て きた 。

ま ぁ 幸い ハナレ は 火 の 国 や 木 ノ 葉 の 情報 を →

ほとんど 持た ぬ と いう で は ない か 。 ならば 向こう に 返して も …。

いや ダメです ! 彼女 を … ハナレ を 返す の は 反対です 。

ん ?

♪♪~

変化 の 可能 性 は ゼロ 。 リイチ です 。 間違い あり ませ ん 。

では 互い の 陣営 から 1 名 だけ が 付き添い →

おのおの の 捕虜 を 橋 の 中央 で 交換 する 。

よろしい か ? ( カカシ ) 了解 した !

カカシ 先生 。 こんな こと に なる なんて …。

♪♪~

行か せ ない !

ハナレ ! 必ずや 木 ノ 葉 の 情報 を 持ち帰れ 。

逃げ い !

始まった って ば よ !

おっちゃん 降伏 する って ば よ 。

錠 前 の 忍 を なめる で ない 。

いったん 閉じた 鍵 は 死んで も 開か ぬ !

♪♪~

どうして わかった ?

あの とき だ 。

アンタ は あの とき 瞳 で 印 を 結んで いた 。

無意識に 俺 は 写 輪 眼 で アンタ の 印 を 先 読み し 術 を 知った 。

その 術 で 俺 は 俺 自身 の 脳 内 を 見た 。

アンタ の 右 目 は 外 の 世界 を 見る 目 じゃ ない 。

アンタ の 内 なる 世界 … 脳 内 を →

そして 脳 内 に 入って きた 侵入 者 の 心 の 内 を 見る 目 だ 。

アンタ は わざと 捕まり 脳 内 に 尋問 者 を おびき寄せた 。

そして その 陰 で 尋問 者 の 脳 内 から 情報 を 得て いた 。

いの いち さん の 木 ノ 葉 の 里 に 関する すべて を …。

そして 捕虜 交換 に よって 情報 を 木 ノ 葉 から 持ち出す 。

最初 捕虜 交換 に 反対だった が リイチ さん は 助け出し たい 。

そこ で 捕虜 交換 した 直後 に →

再び アンタ を 捕獲 しよう と いう 作戦 を 立てた の さ 。

必要な いわ 。 盗んだ 情報 は 脳 内 で 削除 した 。

その 言葉 を 信じろ と ?

あなた の その 目 で 確かめたら いい 。

私 が そう 望んで いる から →

あなた は きっと 信じて くれて いる 。

ハナレ …。

木 ノ 葉 は 私 が ずっと 思い浮かべて いた →

まだ 見 ぬ 故郷 と 似て いた 。

あなた と 里 を 歩いて →

初めて な のに ずっと 懐かしかった 。

ナルト 君 たち から 祝福 さ れて →

私 は この 里 に 迎え られた って 本気で 思った 。

だから 私 は … 私 の 故郷 を 裏 切れ ない 。

お前 …。

このまま 味方 の もと に 帰って も →

情報 を 消去 した 私 は とがめ られ 処刑 さ れる でしょう 。

だったら あなた の 手 に かかって 死ぬ ほう を 選び たい 。

生まれて 初めて 故郷 の … 私 の ふるさと の ため に →

何 か を する こと が できた って …。

そう 思って 死ねる 。

忍 の プライド を なくした 者 は 斬れ ない 。

忍 なら 一 時 の 感情 に 流さ れ ず 最後 まで 任務 を 遂行 する べきだ 。

俺 は そういう アンタ と 最後 まで 戦い たかった よ 。

それ が … あなた の 答え な の ?

行け 。

カカシ 先生 !

( サクラ ) ハナレ さん は ?

ああ … 追い詰め られて 諦めた の か 崖 から 飛びおりた 。

あっぱれな 忍 だ 。

そんな …。

これ で … よかった の か よ ? カカシ 先生 。

もし あの 姉ちゃん が 本当に カカシ 先生 の こと →

好きだった と したら …。 やめろ 。 くだらない 。

♪♪~

( くも じい ) もしもし ? そこ の あなた 。

たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は →

どう じゃ ろう ?

今回 は 今年 最後 の 放送 と いう こと で →

これ まで に 飛んだ さまざまな 場所 から →

こり は ! と いう 不思議な もの を 表彰 し ながら 見て いく ぞ 。

題して 「 空 から 日本 を 見て みよう な んじゃ こり は ? 大賞 2010」!

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 191 - カカシ 恋歌 naruto||しっぷう|つたい|しーずん||れんか Naruto Shippuden - Season 9 - 191 - Kakashi Koiga

♪♪( 三味線 ) しゃみせん

木 ノ 葉 の 皆 々 様 。 き||は||みな||さま

歌 と 踊り で   しばし の 憩い を お 届け に まいり まして   ござ ~ い 。 うた||おどり||||いこい|||とどけ|||||

♪♪( 三味線 ) しゃみせん

( 拍手 ) はくしゅ

《 ハナレ …》

♪♪~

(( よっ   任務 ご 苦労 さん 。 |にんむ||くろう|

( ナルト ) いや ぁ ~ やっと 夢 に まで 見た → ||||ゆめ|||みた

一 楽 の ラーメン が 食える って ば よ 。 ひと|がく||らーめん||くえる|||

( サクラ ) 悪く ない わ ね ナルト   アンタ の おごり よ 。 さくら|わるく||||||||

え ぇ !?  いい けど ね   いい けど さ って いう か →

サスケ !  たまに は お前 が   おごれ って ! さすけ|||おまえ|||

( サスケ ) フン !  俺 は   今 すぐ 修業 だ 。 さすけ|ふん|おれ||いま||しゅぎょう|

じゃ   カカシ 先生 が …。 ||せんせい|

あん ?

へ ぇ ~。

きれいな 人 。 |じん

捕 縛 さ れた の か 。 ほ|しば||||

( コテツ ) なんでも   女 芸人 に 扮して → ||おんな|げいにん||ふんして

火 の 国 の 情勢 を 探って いた く ノ 一 らしい です よ 。 ひ||くに||じょうせい||さぐって||||ひと|||

これ から   どう なる んだ ? あの 人 って ば 。 ||||||じん||

( カカシ ) そうだ な   どれほど の 情報 を 得た か 尋問 さ れる だろう 。 |そう だ||||じょうほう||えた||じんもん|||

ありとあらゆる 手 が 使わ れる 。 彼女 が 口 を 割る まで は ね 。 |て||つかわ||かのじょ||くち||わる|||

( イビキ ) よう こそ   正直 者 の 部屋 に 。 |||しょうじき|もの||へや|

ほお   お前 の 尋問 に 口 を 割ら ぬ と は → |おまえ||じんもん||くち||わら|||

相当 の 手 練れ だ な 。 そうとう||て|ねれ||

うめき声 も あげ ませ ん 。 うめきごえ||||

聞こえて くる の は 歯ぎしり だけ です 。 きこえて||||はぎしり||

ハハハハ !  見あげ たく ノ 一 よ の 。 |みあげ|||ひと||

ならば   沈黙 の なか に 声 なき声 を 探る こと じゃ 。 |ちんもく||||こえ|なきごえ||さぐる||

( イビキ ) わかり ました 。

あの 人 を 呼んで ください 。 |じん||よんで|

《 ハナレ : 雲 みたい …。 |くも|

あの 日 の 雲 の よう …》 |ひ||くも||

( ドア の 開く 音 ) どあ||あく|おと

ムチ は   やめ だ 。  アメ を くれて やる )) むち||||あめ|||

♪♪~

(( ハナレ よ … 火 の 国 に 密かに 潜入 し → ||ひ||くに||ひそかに|せんにゅう|

木 ノ 葉 の 情勢 を 探って まいる のだ 。 き||は||じょうせい||さぐって||

( ハナレ ) あの   木 ノ 葉 の 里 です か …。 ||き||は||さと||

我が国 が 今日 まで 生き延び たる は → わがくに||きょう||いきのび||

軍事 より も 諜報 に 重き を 置いた が ため 。 ぐんじ|||ちょうほう||おもき||おいた||

情報 を 得る こと に より 先手 を 打つ こと が でき → じょうほう||える||||せんて||うつ|||

国家 間 の 外交   紛争 危機 を 有利に 運んで きた 。 こっか|あいだ||がいこう|ふんそう|きき||ゆうりに|はこんで|

我が国 の 命運 は → わがくに||めいうん|

ハナレ …  お前たち の 働き に かかって おる のだ ぞ 。 |おまえたち||はたらき|||||

( ハナレ ) は っ !  必ずや )) |||かならずや

♪♪~

(( あれ は … この 額 当て は → |||がく|あて|

鍵 の 国   錠 前 の 里 …。 かぎ||くに|じょう|ぜん||さと

♪♪~

捕まった の は 木 ノ 葉 に 潜入 する 前 。 つかまった|||き||は||せんにゅう||ぜん

さしたる 情報 は 得て い ない ようだ な 。 |じょうほう||えて||||

《 悪い が …  今度 は   こちら が お前 の 里 の 情報 を もらう 》 わるい||こんど||||おまえ||さと||じょうほう||

♪♪~

《 どういう こと だ ?

里 らしき 記憶 を まったく 持って い ない 》 さと||きおく|||もって||

気のせい か 。 きのせい|

♪♪~

《 ん ?》

えっ ?

俺 の ガキ の 頃 の 記憶 を ? あぁ 。 おれ||がき||ころ||きおく||

お前   覚えて ない か ? おまえ|おぼえて||

え ぇ 。  会った こと も ないで す ね 。 ||あった|||||

そう か …。

他 に わかった こと は あり ませ ん か ? た||||||||

たいした もの は ない 。

肝心の 錠 前 の 里 の 記憶 は 一 切なかった 。 かんじんの|じょう|ぜん||さと||きおく||ひと|せつなかった

おそらくは   消去 した んだろう 。 |しょうきょ||

消去 …。 しょうきょ

だが   妙に 引っかかる んだ   何 か が 。 |みょうに|ひっかかる||なん||

お前 の 記憶 を 持って いた こと も そう だ が → おまえ||きおく||もって||||||

アイツ は   何 か を 隠して いる 。 ||なん|||かくして|

俺 でも 見つけ出せ ない 何 か を 。 おれ||みつけだせ||なん||

それ を   カカシ お前 に 見つけ出して ほしい んだ 。 |||おまえ||みつけだして||

えっ   俺 が です か ? |おれ|||

俺 は   情報 部 じゃ あり ませ ん よ 。 おれ||じょうほう|ぶ|||||

お前 の 写 輪 眼 なら → おまえ||うつ|りん|がん|

アイツ の 心 の 中 を 見通す こと が できる かも しれ ない 。 ||こころ||なか||みとおす||||||

お前 は   バカな の か ? おまえ||ばかな||

諜報 の ため に 潜入 した 私 に   里 の 中 を 。 ちょうほう||||せんにゅう||わたくし||さと||なか|

どこ も 変わりゃ し ない よ 里 の 様子 なんて 。 ||かわりゃ||||さと||ようす|

それ に あんな 所 に いたら 息苦しい だ ろ ? |||しょ|||いきぐるしい||

う ~ ん   どの 花 が いい かな ? |||か|||

ん ?  何 ? |なん

えっ   ウソ ! |うそ

ええ !?

カカシ 先生 が ? |せんせい|

カカシ …。

や っぱ   お前 も 気 に なる か ? ||おまえ||き|||

俺 は   別に   そんな …。 おれ||べつに|

あの 人 ! ほら   この 前   門 で 見た → |じん|||ぜん|もん||みた

スパイ だって 言って た 。 あっ   あの きれいな 人 だって ば よ ! すぱい||いって|||||じん|||

カカシ が   なんで そんな ヤツ と ? ||||やつ|

あっ   おい !

♪♪~

来い よ 。 こい|

別に   アンタ から 何 か を 聞き出そう って わけじゃ ない 。 べつに|||なん|||ききだそう|||

1 日   一緒に いて くれ って 頼ま れた だけ だ から 。 ひ|いっしょに||||たのま||||

今日 が 終われば   お 役 御免 だ 。 きょう||おわれば||やく|ごめん|

私 は どう なる ? さ ぁな 。 わたくし|||||

あの 雲   ナルト に 似て る な 。 |くも|||にて||

その 横 は   サスケ か ? |よこ||さすけ|

私 に は 私 を 産んで くれた 母 や 父 に 見える 。 わたくし|||わたくし||うんで||はは||ちち||みえる

会った こと は ない けど 。 あった||||

辛い とき   悲しい とき いつも 私 は 雲 を 見上げて いた 。 からい||かなしい|||わたくし||くも||みあげて|

雲 を じっと 見て その 形 から 空想 した 。 くも|||みて||かた||くうそう|

里 の 様子 を … 里 に いる はずの 両親 を 。 さと||ようす||さと||||りょうしん|

でなければ 耐え られ なかった 。 |たえ||

両親 も 知ら ず   里 も 知ら ず → りょうしん||しら||さと||しら|

諜報 の ため に 生まれた 私 の 宿命 に 。 ちょうほう||||うまれた|わたくし||しゅくめい|

よく   聞こえ ねえ なぁ 。 |きこえ||

でも   なんか あの 2 人 いい 感じ じゃ ない 。 |||じん||かんじ||

フン   くだら ん 。 ふん||

もっと 近づく って ば よ 。 |ちかづく|||

私 は 里 を 知ら ない 。 わたくし||さと||しら|

万が一   捕まった とき 里 の 情報 が もれ ない ように → まんがいち|つかまった||さと||じょうほう||||よう に

里 から 離れ 育て られた 。 さと||はなれ|そだて|

今 まで 見た こと も ない 故郷 の ため → いま||みた||||こきょう||

命 を 削り   任務 を 遂行 して きた 。 いのち||けずり|にんむ||すいこう||

だから   必要だった   故郷 が 。 |ひつようだった|こきょう|

私 を 褒めて くれる 人々 が 。 わたくし||ほめて||ひとびと|

何で   俺 に 話す ? なんで|おれ||はなす

沈黙 を とおして きた   アンタ が 。 ちんもく|||||

それ は あなた が 教えて くれた から 。 ||||おしえて||

ん ? あなた を 見て   すぐに わかった 。 |||みて||

あの とき の 少年 だ と 。 |||しょうねん||

( ハナレ ) 母 と 父 に 会い たくて 里 へ 向かった 。 |はは||ちち||あい||さと||むかった

でも   道 に 迷って どう する こと も でき なくて 。 |どう||まよって||||||

あなた は 言った 。 ||いった

「 悲しい とき は 雲 を 見上げろ 」 って 。 かなしい|||くも||みあげろ|

「 雲 は   自分 が 望む もの に 形 を 変え 見せて くれる 。 くも||じぶん||のぞむ|||かた||かえ|みせて|

心 に 希望 が ある 限り 雲 は 応えて くれる 」 って 。 こころ||きぼう|||かぎり|くも||こたえて||

♪♪~

いつも   あの 雲 に あなた の 面影 を 探して いた 。 ||くも||||おもかげ||さがして|

だいぶ   違っちゃ った けど あなた を 見て   すぐに わかった 。 |ちがっちゃ|||||みて||

私 の 心 に は いつも あなた が いた から 。 わたくし||こころ|||||||

あなた は   私 の 希望 だった 。 ||わたくし||きぼう|

お ~ っ 何 か   盛り上がって る って ば よ 。 ||なん||もりあがって||||

あっ   バ   バカ   ナルト ! ||ばか|

(2 人 ) あ ~ っ ! じん||

コラ   お前たち ! |おまえたち

貸して   貸して …。 かして|かして

お   お め   お め おめでとう だって ば よ !

は ぁ ?

ありがとう 。

錠 前 の 里 に 我が 里 の 上 忍   リイチ が 捕獲 さ れた 。 じょう|ぜん||さと||わが|さと||うえ|おし|||ほかく||

錠 前 の 里 ? じょう|ぜん||さと

あの   ハナレ と か いう   く ノ 一 の …。 |||||||ひと|

うむ 。  それ で   向こう から リイチ と ハナレ の 交換 を 申し出て きた 。 |||むこう||||||こうかん||もうしでて|

ま ぁ   幸い   ハナレ は 火 の 国 や   木 ノ 葉 の 情報 を → ||さいわい|||ひ||くに||き||は||じょうほう|

ほとんど 持た ぬ と いう で は ない か 。 ならば   向こう に 返して も …。 |もた|||||||||むこう||かえして|

いや   ダメです ! 彼女 を …  ハナレ を 返す の は 反対です 。 |だめです|かのじょ||||かえす|||はんたいです

ん ?

♪♪~

変化 の 可能 性 は   ゼロ 。  リイチ です 。 間違い あり ませ ん 。 へんか||かのう|せい|||||まちがい|||

では   互い の 陣営 から 1 名 だけ が 付き添い → |たがい||じんえい||な|||つきそい

おのおの の 捕虜 を 橋 の 中央 で 交換 する 。 ||ほりょ||きょう||ちゅうおう||こうかん|

よろしい か ? ( カカシ ) 了解 した ! |||りょうかい|

カカシ 先生 。 こんな こと に なる なんて …。 |せんせい|||||

♪♪~

行か せ ない ! いか||

ハナレ ! 必ずや   木 ノ 葉 の 情報 を 持ち帰れ 。 |かならずや|き||は||じょうほう||もちかえれ

逃げ い ! にげ|

始まった って ば よ ! はじまった|||

おっちゃん   降伏 する って ば よ 。 |こうふく||||

錠 前 の 忍 を   なめる で ない 。 じょう|ぜん||おし||||

いったん   閉じた 鍵 は 死んで も 開か ぬ ! |とじた|かぎ||しんで||あか|

♪♪~

どうして   わかった ?

あの とき だ 。

アンタ は   あの とき 瞳 で   印 を 結んで いた 。 ||||ひとみ||いん||むすんで|

無意識に   俺 は   写 輪 眼 で アンタ の 印 を 先 読み し   術 を 知った 。 むいしきに|おれ||うつ|りん|がん||||いん||さき|よみ||じゅつ||しった

その 術 で 俺 は 俺 自身 の 脳 内 を 見た 。 |じゅつ||おれ||おれ|じしん||のう|うち||みた

アンタ の 右 目 は 外 の 世界 を 見る 目 じゃ ない 。 ||みぎ|め||がい||せかい||みる|め||

アンタ の 内 なる 世界 …  脳 内 を → ||うち||せかい|のう|うち|

そして   脳 内 に 入って きた 侵入 者 の 心 の 内 を 見る 目 だ 。 |のう|うち||はいって||しんにゅう|もの||こころ||うち||みる|め|

アンタ は   わざと 捕まり 脳 内 に   尋問 者 を おびき寄せた 。 |||つかまり|のう|うち||じんもん|もの||おびきよせた

そして   その 陰 で 尋問 者 の 脳 内 から 情報 を 得て いた 。 ||かげ||じんもん|もの||のう|うち||じょうほう||えて|

いの いち さん の 木 ノ 葉 の 里 に 関する すべて を …。 ||||き||は||さと||かんする||

そして   捕虜 交換 に よって 情報 を   木 ノ 葉 から 持ち出す 。 |ほりょ|こうかん|||じょうほう||き||は||もちだす

最初   捕虜 交換 に 反対だった が リイチ さん は 助け出し たい 。 さいしょ|ほりょ|こうかん||はんたいだった|||||たすけだし|

そこ で   捕虜 交換 した 直後 に → ||ほりょ|こうかん||ちょくご|

再び   アンタ を 捕獲 しよう と いう 作戦 を 立てた の さ 。 ふたたび|||ほかく||||さくせん||たてた||

必要な いわ 。 盗んだ 情報 は   脳 内 で 削除 した 。 ひつような||ぬすんだ|じょうほう||のう|うち||さくじょ|

その 言葉 を 信じろ と ? |ことば||しんじろ|

あなた の   その 目 で 確かめたら いい 。 |||め||たしかめたら|

私 が   そう 望んで いる から → わたくし|||のぞんで||

あなた は   きっと 信じて くれて いる 。 |||しんじて||

ハナレ …。

木 ノ 葉 は   私 が ずっと 思い浮かべて いた → き||は||わたくし|||おもいうかべて|

まだ 見 ぬ 故郷 と 似て いた 。 |み||こきょう||にて|

あなた と 里 を 歩いて → ||さと||あるいて

初めて な のに ずっと 懐かしかった 。 はじめて||||なつかしかった

ナルト 君 たち から 祝福 さ れて → |きみ|||しゅくふく||

私 は   この 里 に 迎え られた って 本気で 思った 。 わたくし|||さと||むかえ|||ほんきで|おもった

だから   私 は … 私 の 故郷 を 裏 切れ ない 。 |わたくし||わたくし||こきょう||うら|きれ|

お前 …。 おまえ

このまま   味方 の もと に 帰って も → |みかた||||かえって|

情報 を 消去 した 私 は とがめ られ   処刑 さ れる でしょう 。 じょうほう||しょうきょ||わたくし||||しょけい|||

だったら   あなた の 手 に かかって 死ぬ ほう を 選び たい 。 |||て|||しぬ|||えらび|

生まれて 初めて   故郷 の … 私 の   ふるさと の ため に → うまれて|はじめて|こきょう||わたくし|||||

何 か を する こと が できた って …。 なん|||||||

そう 思って 死ねる 。 |おもって|しねる

忍 の プライド を なくした 者 は   斬れ ない 。 おし||ぷらいど|||もの||きれ|

忍 なら   一 時 の 感情 に 流さ れ ず 最後 まで 任務 を 遂行 する べきだ 。 おし||ひと|じ||かんじょう||ながさ|||さいご||にんむ||すいこう||

俺 は   そういう アンタ と 最後 まで 戦い たかった よ 。 おれ|||||さいご||たたかい||

それ が …  あなた の 答え な の ? ||||こたえ||

行け 。 いけ

カカシ 先生 ! |せんせい

( サクラ ) ハナレ さん は ? さくら|||

ああ …  追い詰め られて 諦めた の か   崖 から 飛びおりた 。 |おいつめ||あきらめた|||がけ||とびおりた

あっぱれな 忍 だ 。 |おし|

そんな …。

これ で … よかった の か よ ?  カカシ 先生 。 |||||||せんせい

もし   あの 姉ちゃん が 本当に   カカシ 先生 の こと → ||ねえちゃん||ほんとうに||せんせい||

好きだった と したら …。 やめろ 。  くだらない 。 すきだった||||

♪♪~

( くも じい ) もしもし ? そこ の あなた 。

たまに は   空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は → ||から||にっぽん||ながめて|||||

どう じゃ ろう ?

今回 は 今年   最後 の 放送 と いう こと で → こんかい||ことし|さいご||ほうそう||||

これ まで に 飛んだ さまざまな 場所 から → |||とんだ||ばしょ|

こり は !  と いう 不思議な もの を 表彰 し ながら 見て いく ぞ 。 ||||ふしぎな|||ひょうしょう|||みて||

題して  「 空 から 日本 を 見て みよう な んじゃ こり は ? 大賞 2010」! だいして|から||にっぽん||みて||||||たいしょう