17.1.2 スリザリンの継承者 - The Heir of Slytherin
スリザリン の けいしょう しゃ|the|heir||slytherin
the Heir of Slytherin||||
17.1.2 Das Erbe von Slytherin - Das Erbe von Slytherin
17.1.2 The Heir of Slytherin
17.1.2 L'héritier de Serpentard - L'héritier de Serpentard
17.1.2 Dziedzic Slytherinu - Dziedzic Slytherinu
17.1.2 Slytherins arvtagare - Slytherins arvtagare
アーマ ンド ・ ディペット じいさん が 、 それ を どういうふうに 取った か 、 わかる だろう 。
||||||||とった|||
Arma|ンド||||||||||
armor|and|Deppe|||||how|took|||
You can see how Grandpa Armand Dipet took it.
一 人 は ト ム ・ リドル と いう 、 貧しい が 優秀な 生徒 。
ひと|じん|||||||まずしい||ゆうしゅうな|せいと
||||||||poor||excellent|student
One is Tom Riddle, a poor but excellent student.
孤児 だ が 勇敢 そのもの の 監督 生 で 模範 生 。
こじ|||ゆうかん|その もの||かんとく|せい||もはん|せい
orphan|||brave|||director|||model|
An orphan, but a brave and courageous director and model student.
もう 一 人 は 、 図体 ばかり で かくて 、 ドジ な ハグリッド 。
|ひと|じん||ずうたい||||||
already||||size|||so|clumsy||Hagrid
The other is Hagrid, who is just a figure and a crappy Hagrid.
一 週間 おき に 問題 を 起こす 生徒 だ 。
ひと|しゅうかん|||もんだい||おこす|せいと|
one|week|every||problem||to cause|student|is
A student who causes problems every other week.
狼 人間 の 仔 を ベッド の 下 で 育てよう と したり へ こっそり 抜け出して 『 禁じられた 森 』 に 行って トロール と 相撲 を 取ったり 。
おおかみ|にんげん||し||べっど||した||そだてよう|||||ぬけだして|きんじ られた|しげる||おこなって|||すもう||とったり
|||Welpe||||||||||||||||||||
wolf|human||child||||||let's raise||did||secretly|sneaking out|||||||sumo||wrestled
Trying to raise werewolf pups under the bed, or sneaking out and going to the Forbidden Forest for trolls and sumo wrestling.
しかし 、 あんまり 計画 通り に 運んだ ので 、 張本人 の 僕 が 驚いた こと は 認める よ 。
||けいかく|とおり||はこんだ||ちょうほんにん||ぼく||おどろいた|||みとめる|
but||plan|as planned||carried|so|the person responsible||||surprised|||admit|
However, I admit that I was surprised because I carried it as planned so much.
誰 か 一 人 ぐらい 、 ハグリッド が 『 スリザリン の 継承 者 』 で は あり え ない 、 と 気づく に 違いない と 思って いた 。
だれ||ひと|じん||||||けいしょう|もの|||||||きづく||ちがいない||おもって|
||||||||||||||||||||||war
|||||||||||||||||realized|||||
Someone thought that Hagrid must have realized that he couldn't be a "Slytherin's heir."
この 僕 で さえ 、『 秘密の 部屋 』 に ついて 、 できる かぎり の こと を 探り 出し 、 秘密の 入口 を 発見 する まで に 五 年 も かかった んだ ...... ハグリッド に 、 そんな 脳みそ が ある か ! そんな 力 が ある か !」
|ぼく|||ひみつの|へや||||||||さぐり|だし|ひみつの|いりぐち||はっけん||||いつ|とし|||||||のうみそ|||||ちから|||
||||||||できる|as much as possible||||sought||secret|||discovery||||||also||||||brain||||||||
Even for me, it took me five years to find out as much as I could about the Secret Room and to discover the secret entrance ... Hagrid has such a brain? Do you have that kind of power! "
「 たった 一 人 、 変身 術 の ダンブルドア 先生 だけ が 、 ハグリッド は 無実 だ と 考えた らしい 。
|ひと|じん|へんしん|じゅつ|||せんせい|||||むじつ|||かんがえた|
just|||transformation|magic||Dumbledore|||(subject marker)|||not guilty||||
"It seems that only one person, Dumbledore, a makeover teacher, thought Hagrid was innocent.
ハ グリッド を 学校 に 置き 、 家畜 番 、 森 番 と して 訓練 する ように ディペット を 説得 した 。
|||がっこう||おき|かちく|ばん|しげる|ばん|||くんれん|||||せっとく|
|||school||placed|livestock|guard|||||training|||depet||persuaded|
He put the Hagrid in the school and persuaded the dipet to train as a livestock hunter and a forest hunter.
そう 、 たぶん ダンブルドア に は 察し が ついて いた んだ 。
|||||さっし||||
|||||understanding||||
Yes, maybe Dumbledore had a clue.
他の 先生 方 は みな 僕 が お気に入り だった が 、 ダンブルドア だけ は 違って いた ようだ 」
たの|せんせい|かた|||ぼく||おきにいり||||||ちがって||
|teacher|teachers||all|||favorite||||||differently||
All the other teachers liked me, but it seems that only Dumbledore was different. "
「 きっと ダンブルドア は 、 君 の こと を とっくに お 見通し だった んだ 」 ハリー は ギュッと 歯 を 食いしばった 。
|||きみ||||||みとおし|||||ぎゅっと|は||くいしばった
|||||fact||long||prediction|||||tight|||gritted
"I'm sure Dumbledore was looking at you for a long time." Harry clenched his teeth tightly.
「 そう だ な 。
ハグリッド が 退学 に なって から 、 ダンブルドア は 、 たしかに 僕 を しつこく 監視 する ように なった 」 リドル は こともなげに 言った 。
||たいがく|||||||ぼく|||かんし|||||||いった
Hagrid||expulsion|||||||||persistently|watching||||||casually|
After Hagrid was expelled, Dumbledore certainly started to watch me closely,
「 僕 の 在学 中 に 『 秘密の 部屋 』 を 再び 開ける の は 危険だ と 、 僕 に は わかって いた 。
ぼく||ざいがく|なか||ひみつの|へや||ふたたび|あける|||きけんだ||ぼく||||
||attendance||||||again||||dangerous||||||
I understood that it was dangerous to reopen the 'Chamber of Secrets' during my time at school.
しかし 、 探索 に 費 した 長い 年月 を むだに する つもり は ない 。
|たんさく||ひ||ながい|ねんげつ||||||
|exploration||cost|||years||wastefully||||
However, I do not plan to waste the long years I spent searching.
日記 を 残して 、 十六 歳 の 自分 を その 中 に 保存 しよう と 決心 した 。
にっき||のこして|じゅうろく|さい||じぶん|||なか||ほぞん|||けっしん|
||left|||||||||save|||decision|
I decided to keep a diary and save myself as a 16-year-old in it.
いつか 、 時 が 巡って くれば 、 誰 か に 僕 の 足跡 を 追わ せて 、 サラザー ル ・ スリザリン の 、 崇高な 仕事 を 成し遂げる こと が できる だろう と 」
|じ||めぐって||だれ|||ぼく||あしあと||おわ||||||すうこうな|しごと||なしとげる|||||
||||||||||||||Salazar||||hochtrabendes||||||||
someday|||will come around|comes||||||footsteps||will follow||Slytherin||||noble|work||accomplish|||||
Someday, as time goes by, I'll be able to get someone to follow in my footsteps and accomplish the noble work of Salazar Slytherin. "
「 君 は それ を 成し遂げて は いない じゃ ない か 」 ハリー は 勝ち誇った ように 言った 。
きみ||||なしとげて||||||||かちほこった||いった
||||accomplished||||||||triumphantly||
"You haven't done that," Harry said, triumphantly.
「 今度 は 誰 も 死んで は いない 。
こんど||だれ||しんで||
This time, nobody has died.
猫 一 匹 たり と も 。
ねこ|ひと|ひき|||
cat|||||also
Not even a single cat.
あと 数 時間 すれば マンドレイク 薬 が でき上がり 、 石 に さ れた もの は 、 みんな 無事 、 元 に 戻る んだ 」
|すう|じかん|||くすり||できあがり|いし|||||||ぶじ|もと||もどる|
|||||||fertig||||||||||||
|number|hours|||||completed||||||||safely|original|||will
In a few hours, the mandrake potion will be ready, and those who have been turned to stone will all be safe and return to normal.
「 まだ 言って なかった かな ?」 リドル が 静かに 言った 。
|いって|||||しずかに|いった
still|||I wonder|||quietly|said
"Did you say that yet?" Riddle quietly said.
「『 穢 れた 血 』 の 連中 を 殺す こと は 、 もう 僕 に とって は どう で も いい こと だって 。
あい||ち||れんちゅう||ころす||||ぼく|||||||||
polluted||||they|||||already||||||||||
"Killing the'dirty blood'people doesn't matter to me anymore.
この 数ヶ月 間 、 僕 の 新しい 狙い は ―― 君 だった 」
|すう かげつ|あいだ|ぼく||あたらしい|ねらい||きみ|
|seit einigen Monaten||||||||
|several months||||new|aim|||
For the past few months, my new aim was-you. "
ハリー は 目 を 見張って リドル を 見た 。
||め||みはって|||みた
||eye||wide open|||
Harry stared wide-eyed at Riddle.
「 それ から しばらく して 、 僕 の 日記 を また 開いて 書き込んだ の が 、 君 で は なく ジニー だった 。
||||ぼく||にっき|||あいて|かきこんだ|||きみ|||||
that||a while|after|||||||wrote||||||||
Then, after a while, it was not you who opened my diary and wrote in it again, but Ginny.
僕 は どんなに 怒った か 。
ぼく|||いかった|
|||angry|
I was so angry.
ジニー は 君 が 日記 を 持って いる の を 見て 、 パニック 状態 に なった 。
||きみ||にっき||もって||||みて|ぱにっく|じょうたい||
||||||||||||state||
Ginny panicked when he saw you have a diary.
君 が 日記 の 使い 方 を 見つけて しまったら ? 僕 が 君 に 、 ジニー の 秘密 を 全部 しゃべって し まう かも しれ ない 。
きみ||にっき||つかい|かた||みつけて||ぼく||きみ||||ひみつ||ぜんぶ||||||
||||way|||||||||||secret||all|||might|||
What if you find a way to use your diary? I might tell you all the secrets of Genie.
もっと 悪い こと に 、 もし 僕 が 君 に 、 鶏 を 絞め 殺した 犯人 を 教えたら どう しよう ?―― そこ で 、 バカな 小 娘 は 、 君 たち の 寝室 に 誰 も い なく なる の を 見計らって 、 日記 を 取戻し に 行った 。
|わるい||||ぼく||きみ||にわとり||しめ|ころした|はんにん||おしえたら|||||ばかな|しょう|むすめ||きみ|||しんしつ||だれ|||||||みはからって|にっき||とりもどし||おこなった
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||zurückholen||
|||||||||chicken||killed||criminal||taught||||||small|girl|||||bedroom|||||||||waiting for|||retrieval||
To make matters worse, what if I told you the culprit who strangled and killed the chicken?-There, the stupid little girl, seeing that no one was in your bedroom, diary. Went to get it back.
しかし 、 僕 に は 自分 が 何 を すべき か が わかって いた 。
|ぼく|||じぶん||なん||す べき||||
||||I||||should||||
But I knew what I should do.
君 が スリザリン の 継承 者 の 足跡 を 確実に 追跡 して いる と 、 僕 に は はっきり わかって いた 。
きみ||||けいしょう|もの||あしあと||かくじつに|ついせき||||ぼく|||||
||||heir|||footprint||definitely|tracking|||||||||
It was clear to me that you were sure to follow in the footsteps of Slytherin's heirs.
ジニー から 君 の こと を いろいろ 聞か されて いた から 、 どんな こと を して でも 君 は 謎 を 解く だろう と 僕 に は わかっていた ―― 君 の 仲良し の 一 人 が 襲わ れた のだ から なおさら だ 。
||きみ|||||きか|さ れて||||||||きみ||なぞ||とく|||ぼく|||わかって いた|きみ||なかよし||ひと|じん||おそわ|||||
||||||||||||||||||||||||||verstanden|||||||||||||
||||||||told||||||||||mystery|object marker|solve|||I|||understood|||close friend|||||attacked||||all the more|
I knew that you would solve the mystery no matter what you did, because Ginny had told you a lot about you--especially because one of your good friends was attacked. ..
それ に 、 君 が 蛇 語 を 話す と い う ので 、 学校 中 が 大騒ぎ だ と 、 ジニー が 教えて くれた ......」
||きみ||へび|ご||はなす|||||がっこう|なか||おおさわぎ|||||おしえて|
||||snake|||||||||||a big fuss|||Ginny|||
And Ginny tells me the whole school is in an uproar because you speak snake ......"
「 そこ で 僕 は 、 ジニー に 自分 の 遺書 を 壁 に 書か せ ここ に 下りて きて 待つ ように 仕向けた 。
||ぼく||||じぶん||いしょ||かべ||かか||||おりて||まつ||しむけた
||||||||||||||||||||hingelegt
||||||||letter||wall||||||came down||wait||made
"There I asked Ginny to write his suicide note on the wall and come down here and wait.
ジ ニー は 泣いたり 喚 いたり して 、 とても 退屈だった よ 。
|||ないたり|かん||||たいくつだった|
|||cried|screamed|and|||boring|
Jeanie cried and screamed, and it was very boring.
しかし 、 この 子 の 命 は もう あまり 残されて は いない 。
||こ||いのち||||のこさ れて||
||||life||||remaining||
However, this child's life is already running out.
あまりに も 日記 に 注ぎ込んで しまった 。
||にっき||そそぎこんで|
||||eingegossen|
too much||||poured into|
I poured too much into the diary.
つまり この 僕 に 。
||ぼく|
In other words, to me.
僕 は 、 おかげ で つ い に 日記 を 抜け出す まで に なった 。
ぼく|||||||にっき||ぬけだす|||
|||||||diary||escape|||
Thanks to that, I was able to get out of my diary every time.
僕 と ジニー と で 、 君 が 現れる の を ここ で 待って いた 。
ぼく|||||きみ||あらわれる|||||まって|
|||||||will appear||||||
I and Genie were waiting here for you to appear.
君 が 来る こと は わかって いた よ 。
きみ||くる|||||
I knew you were coming.
ハリー ・ ポッター 、 僕 は 君 に いろいろ 聞きたい こと が ある 」 「 なに を ?」 ハリー は 拳 を 固く 握った まま 、 吐き捨てる ように 言った 。
||ぼく||きみ|||きき たい||||||||けん||かたく|にぎった||はきすてる||いった
|||||||||||||||fist||firmly|clenched||spat||
Harry Potter, I have a lot to ask you. "" What? "Harry said to hold his fist tight and throw it away.
「 そう だ な 」 リドル は 愛想 よく 微笑 し ながら 言った 。
|||||あいそ||びしょう|||いった
|||||friendliness||smiled|||
"That's right," Riddle said with a friendly smile.
「 これ と いって 特別な 魔力 も 持た ない 赤ん坊 が 、 不 世 出 の 偉大な 魔法使い を どう やって 破った ? ヴォルデモート 卿 の 力 が 打ち砕か れた のに 、 君 の 方 は 、 たった 一 つ の 傷痕 だけ で 逃れた の は なぜ か ......」 むさぼる ような 目 に 、 奇妙な 赤い 光 が チラチラ と 漂って いる 。
|||とくべつな|まりょく||もた||あかんぼう||ふ|よ|だ||いだいな|まほうつかい||||やぶった||きょう||ちから||うちくだか|||きみ||かた|||ひと|||きずあと|||のがれた|||||||め||きみょうな|あかい|ひかり||ちらちら||ただよって|
|||special|magic||||baby||not|world|出||great|||||defeated||sir||||was shattered|||||||just||||scar|||escaped|||||devour||||strange|red|light||flickering||floating|
"How did a special baby without any magical power defeat the unparalleled great wizard? Even though Lord Voldemort's power was shattered, why did you escape with just a single scar...?" A strange red light flickered in his greedy eyes.
「 僕 が なぜ 逃れた の か 、 どうして 君 が 気 に する んだ ?」 ハリー は 慎重に 言った 。
ぼく|||のがれた||||きみ||き||||||しんちょうに|いった
|||escaped||||||||||||carefully|
"Why I escaped, why do you care?" Harry said cautiously.
「 ヴォルデモート 卿 は 君 より あと に 出て きた 人 だろう 」 「 ヴォルデモート は 」 リドル の 声 は 静かだ 。
|きょう||きみ||||でて||じん||||||こえ||しずかだ
|sir||you|than|||came|||probably|||||||quiet
"Sir Voldemort will be the one who came after you." "Voldemort is." Riddle's voice is quiet.
「 僕 の 過去 であり 、 現在 であり 、 未来 な のだ ...... ハリー ・ ポッター よ 」 ポケット から ハリー の 杖 を 取り出し 、 リドル は 空中 に 文字 を 書いた 。
ぼく||かこ||げんざい||みらい||||||ぽけっと||||つえ||とりだし|||くうちゅう||もじ||かいた
I||past||now||future||is|||||||||||||in the air||character||wrote
"My past, present, and future ... Harry Potter." He took Harry's wand out of his pocket and Riddle wrote in the air.
三 つ の 言葉 が 揺らめき ながら 淡く 光った 。
みっ|||ことば||ゆらめき||あわく|ひかった
|||words||fluttering||faintly|lighted
The three words shimmered and shimmered.
TOMMARVOLORIDDLE ( トム ・ マールヴォロ ・ リドル ) もう 一 度 杖 を 一 振り した 。
tommarvoloriddle|とむ||||ひと|たび|つえ||ひと|ふり|
TOMMARVOLORIDDLE|||||||||||
Tom Marvolo Riddle||Marvolo|||||||once|swing|
TOMMARVOLORIDDLE ( Tom Marvolo Riddle ) waved his wand once more.
名前 の 文字 が 並び 方 を 変えた 。
なまえ||もじ||ならび|かた||かえた
||character||lined|way||changed
The arrangement of the letters in his name changed.
IAMLOADVOLDEMORT ( わたし は ヴオルデモート 卿 だ ) 「 わかった ね ?」 リドル が ささやいた 。
iamloadvoldemort||||きょう||||||
|||Voldemort|||||||
Voldemort|||Voldemort|lord||||||
IAMLOADVOLDEMORT ( I am Lord Voldemort ) 'Got it?' Riddle whispered.
「 この 名前 は ホグワーツ 在学 中 に すでに 使って いた 。
|なまえ|||ざいがく|なか|||つかって|
|||Hogwarts|attendance||||used|used
"I had already used this name while I was in Hogwarts.
もちろん 親しい 友人 に しか 明かして いない が 。
|したしい|ゆうじん|||あかして||
of course|close||||revealed||
Of course, I only revealed it to my close friends.
汚らわしい マグル の 父親 の 姓 を 、 僕 が いつまでも 使う と 思う かい ? 母方 の 血筋 に サ ラザール ・ スリザリン その 人 の 血 が 流れて いる この 僕 が ? 汚 らしい 、 俗な マグル の 名前 を 、 僕 が 生まれる 前 に 、 母 が 魔女 だ と いう だけ で 捨てた やつ の 名前 を 、 僕 が そのまま 使う と 思う かい ? ハリー 、 ノー だ 。
けがらわしい|||ちちおや||せい||ぼく|||つかう||おもう||ははかた||ちすじ||||||じん||ち||ながれて|||ぼく||きたな||ぞくな|||なまえ||ぼく||うまれる|ぜん||はは||まじょ||||||すてた|||なまえ||ぼく|||つかう||おもう|||のー|
|||||||||||||||||||Salazar||||||||||||||gewöhnlich||||||||||||||||||||||||||||||||
dirty|muggle||father||surname|(object marker)|I|||use||||maternal||lineage||サ|Salazar|||||||flowing|||||dirty||common|||||||will be born|before||||witch||||||abandoned|||||||||||||no|
Do you think I'll use the filthy Muggle's father's surname forever? Salazar Slytherin's blood is flowing in his maternal blood. Do you think I'll just use the name of the guy I abandoned just because my mother was a witch? Harry, no.
僕 は 自分 の 名前 を 自分 で つけた 。
ぼく||じぶん||なまえ||じぶん||
I gave my name myself.
ある 日 必ずや 、 魔法 界 の すべて が 口 に する こと を 恐れる 名前 を 。
|ひ|かならずや|まほう|かい||||くち|||||おそれる|なまえ|
||surely|magic|world|||||||||will fear||
One day, without fail, the name that all the magical world dreads to utter will be...
その 日 が 来る こと を 僕 は 知っていた 。
|ひ||くる|||ぼく||しっていた
that||||||||knew
I knew that day would come.
僕 が 世界 一 偉大な 魔法 使い に なる その 日 が !」
ぼく||せかい|ひと|いだいな|まほう|つかい||||ひ|
||world||great|||||||
The day when I will be the greatest witch in the world! "
ハリー は 脳 が 停止 した ような 気 が した 。
||のう||ていし|||き||
Harry||brain||stopped|||||
Harry felt like his brain had stopped.
麻痺 した ような 頭 で リドル を 見つめた 。
まひ|||あたま||||みつめた
numbness|||||||
この 孤児 の 尐年 が やがて 大人 に なり 、 ハリー の 両親 を 、 そして 他の 多く の 魔法使い を 殺した のだ 。
|こじ||尐ねん|||おとな|||||りょうしん|||たの|おおく||まほうつかい||ころした|
this|orphan||||eventually||||||parents|||||||||
This orphan boy eventually grew up and killed Harry's parents, along with many other wizards.
しばらく して ハリー は やっと 口 を 開いた 。
|||||くち||あいた
a while|||||||
After a while, Harry finally opened his mouth.
「 違う な 」 静かな 声 に 万感 の 憎しみ が こもって いた 。
ちがう||しずかな|こえ||ばんかん||にくしみ|||
|||||allemögliche|||||
||quiet|||all feelings||hatred||contained|
"That's not true," his quiet voice was filled with deep hatred.
「 何 が !」 リドル が 切り返した 。
なん||||きりかえした
||||antwortete
||||retorted
「 君 は 世界 一 偉大な 魔法使い じゃ ない 」 ハリー は 息 を 荒 げ ていた 。
きみ||せかい|ひと|いだいな|まほうつかい|||||いき||あら||
||||greatest||||||breath|object marker|rough||
"You are not the greatest wizard in the world," Harry was panting.
「 君 を がっかり さ せて 気の毒だ けど 、 世界 一 偉大な 魔法使い は アルバス ・ ダンブルドア だ 。
きみ|||||きのどくだ||せかい|ひと|いだいな|まほうつかい||||
||disappointed|||I'm sorry||||greatest|||||
"I'm sorry to disappoint you, but the greatest wizard in the world is Albus Dumbledore."
みんな が そう 言って いる 。
|||いって|
Everyone is saying that.
君 が 強大だった とき で さえ 、 ホグワーツ を 乗っ取る こと は おろか 、 手出し さえ でき なかった 。
きみ||きょうだいだった||||||のっとる||||てだし|||
||stark||||||übernehmen|||||||
||strong||||Hogwarts||take over|||foolish|interference|||
Even when you were mighty, you couldn't even hijack Hogwarts, let alone get your hands on it.
ダンブルドア は 、 君 が 在学 中 は 君 の こと を お 見通し だった し 、 君 が どこ に 隠れて いよう と 、 いまだに 君 は ダンブルドア を 恐れて いる 」
||きみ||ざいがく|なか||きみ|||||みとおし|||きみ||||かくれて||||きみ||||おそれて|
||||enrollment||||||||prediction|||||||hiding|might||still|||Dumbledore||afraid|
Dumbledore had been aware of you during your time at school, and no matter where you hide, you still fear Dumbledore.
微笑 が 消え 、 リドル の 顔 が 醜悪に なった 。
びしょう||きえ|||かお||しゅうあくに|
|||||||hässlich|
smile||disappeared|||||ugly|
The smile faded, and Riddle's face became hideous.
「 ダンブルドア は 僕 の 記憶 に 過ぎ ない もの に よって 追放 さ れ 、 この 城 から い なく なった !」 リドル は 歯 を 食いしばった 。
||ぼく||きおく||すぎ|||||ついほう||||しろ|||||||は||くいしばった
||||memory||only||||by|banishment|||this|castle||||became|||tooth||gritted
"Dumbledore has been banished by something that is nothing more than my memory and is no longer in this castle!" Riddle clenched his teeth.
「 ダンブルドア は 、 君 の 思って いる ほど 、 遠く に 行って は いない ぞ !」 ハリー が 言い返し た 。
||きみ||おもって|||とおく||おこなって||||||いいかえし|
|||||||||||||||antwortete|
|||||||far||||||||retorted|
"Dumbledore isn't as far as you think!" Harry replied.
リドル を 恐 がら せる ため に 、 とっさに 思いついた 言葉 だった 。
||こわ||||||おもいついた|ことば|
riddle||fear|to be afraid|||to|suddenly|suddenly thought of||
It was a word that came to my mind in order to scare Riddle.
本当に そう だ と 確信 して いる と いう より は 、 そう あって 欲しい と 思って いた 。
ほんとうに||||かくしん|||||||||ほしい||おもって|
||||certainty|||||rather than||||want|||
Rather than being convinced that it really was, I wanted it to be.
リドル は 口 を 開いた が 、 その 顔 が 凍りついた 。
||くち||あいた|||かお||こおりついた
||||||that|||frozen
Riddle opened his mouth, but his face froze.
どこ から と も なく 音楽 が 聞こえて きた のだ 。
|||||おんがく||きこえて||
|||||music||||
I could hear the music from nowhere.
リドル は クルリ と 振り返り 、 がらんと した 部屋 を ずっと 奥 まで 見渡した 。
||くるり||ふりかえり|||へや|||おく||みわたした
||curled||looking back|empty|||||deep||looked around
Riddle turned around and looked all the way into the empty room.
音楽 は だんだん 大きく なった 。
おんがく|||おおきく|
妖しい 、 背筋 が ぞくぞく する よう な 、 この世 の もの と も 思え ない 旋律 だった 。
あやしい|せすじ||||||このよ|||||おもえ||せんりつ|
mysterious|spine||shiver||||this world|||||||melody|
It was a mysterious, throbbing spine, a tune that I couldn't think of in the world.
ハリー の 毛 は ザワッ と 逆立ち 、 心臓 が 二 倍 の 大 き さ に 膨れ上がった ような 気 が した 。
||け||||さかだち|しんぞう||ふた|ばい||だい||||ふくれあがった||き||
||hair||rustled||stood on end|heart|||twice||||||swelled||||
Harry's hair stood on end, and he felt as if his heart had swollen to twice its size.
やがて その 旋律 が 高まり 、 ハリー の 胸 の 中 で 肋骨 を 震わせる ように 感じた とき 、 すぐ そば の 柱 の 頂上 から 炎 が 燃え上がった 。
||せんりつ||たかまり|||むね||なか||あばらぼね||ふるわせる||かんじた|||||ちゅう||ちょうじょう||えん||もえあがった
||melody||heightened|||chest||||rib||shaking||felt||immediately|||pillar||top||flame||burned up
Eventually, when the melody rose, and he felt it vibrating his ribs in his chest, flames erupted from the top of a pillar right beside him.
白鳥 ほど の 大き さ の 深紅 の 鳥 が 、 ドーム 型 の 天井 に 、 その 不思議な 旋律 を 響かせ ながら 姿 を 現した 。
はくちょう|||おおき|||しんく||ちょう||どーむ|かた||てんじょう|||ふしぎな|せんりつ||ひびかせ||すがた||あらわした
swan||||||deep red||||dome|dome||ceiling|||mysterious|melody||echoing||appearance||appeared
A deep red bird, the size of a swan, appeared against the dome-shaped ceiling, resonating with that mysterious melody.
孔雀 の 羽 の ように 長い 金色 の 尾 羽 を 輝か せ 、 まばゆい 金色 の 爪 に ポロポロ の 包み を つかんで いる 。
くじゃく||はね|||ながい|きんいろ||お|はね||かがやか|||きんいろ||つめ||ぽろぽろ||つつみ|||
peacock|||||long|gold||tail|feather||shine||dazzling|gold||claw||little by little||bundle||holding|
The long golden tail feathers, like the wings of a peacock, shine, and the dazzling golden claws grab a polo polo wrap.
一瞬 の 後 、 鳥 は ハリー の 方 に まっすぐに 飛んで きた 。
いっしゅん||あと|ちょう||||かた|||とんで|
a moment|||bird|||||||flew|
After a moment, the bird flew straight toward Harry.
運んで きた ボロボロ の もの を ハリー の 足元 に 落とし 、 その 肩 に ずしり と 止まった 。
はこんで||ぼろぼろ||||||あしもと||おとし||かた||||とまった
carried||tattered||||||||dropped||shoulder||heavily||
I dropped the tattered thing I had brought to Harry's feet and stopped on his shoulder.
大きな 羽 を たたんで 、 肩 に 留まって いる 鳥 を 、 ハリー は 見上げた 。
おおきな|はね|||かた||とどまって||ちょう||||みあげた
|||folding|shoulder||stayed||||||
Harry looked up at the bird, which had its big wings folded and stayed on its shoulders.
長く 鋭い 金色 の 嘴 に 、 真っ黒な 丸い 目 が 見えた 。
ながく|するどい|きんいろ||くちばし||まっくろな|まるい|め||みえた
|sharp|||beak||jet black||||
A long, sharp, golden beak was visible, along with its pitch-black, round eyes.
鳥 は 歌う の を やめ 、 ハリー の 頬 に じっと その 暖かな 体 を 寄せて しっかり と リドル を 見据え た 。
ちょう||うたう||||||ほお||||あたたかな|からだ||よせて|||||みすえ|
||sings||||||cheek||||warm|body||pressed|||||stared at|
The bird stopped singing and firmly pressed its warm body against Harry's cheek, steadily staring at Riddle.
「 不死鳥 だ な ......」 リドル は 鋭い 目 で 鳥 を にらみ 返した 。
ふしちょう|||||するどい|め||ちょう|||かえした
phoenix|is||||sharp|||||stared|returned
"It's a phoenix..." Riddle glared back at the bird with sharp eyes.
「 フォークス か ?」 ハリー は そっと 呟いた 。
|||||つぶやいた
Fox||||softly|whispered
する と 金色 の 爪 が 、 肩 を 優しく ぎゅっと つかむ の を 感じた 。
||きんいろ||つめ||かた||やさしく|||||かんじた
||||claw||shoulder||gently|tight|gripped|||
As I did so, I felt golden claws gently gripping my shoulder.
「 そして 、 それ は ――」 リドル が フォークス の 落とした ぼろ に 目 を やった 。
|||||||おとした|||め||
|||||fox||dropped|rag||||
And then, Riddle's eyes turned to the rag that Forks had dropped.
「 それ は 古い 『 組 分け 帽子 』 だ 」
||ふるい|くみ|わけ|ぼうし|
||old|group||hat|
That is an old 'Sorting Hat.'
その 通り だった 。
|とおり|
つぎはぎ だらけ で ほつれた 薄汚 ない 帽子 は 、 ハリー の 足元 で ぴくり と も し なかった 。
||||うすぎたな||ぼうし||||あしもと||ぴく り||||
|||faserig|schmutzig||||||||||||
patchwork|||frayed|dirty|dirty|hat||||||suddenly||||
Harry's hat, a worn, frayed mess of frayed patches, did not even flinch at his feet.
リドル が また 笑い はじめた 。
|||わらい|
その 高 笑い が 暗い 部屋 に ガンガン 反響 し 、 まるで 十 人 の リドル が 一度に 笑って いる ようだった 。
|たか|わらい||くらい|へや|||はんきょう|||じゅう|じん||||いちどに|わらって||
|high|laughter||dark|||loudly|echo||||||||at once|||
That loud laughter echoed in the dark room, as if ten riddles were laughing all at once.
「 ダンブルドア が 味方 に 送って きた の は そんな もの か ! 歌い 鳥 に 古 帽子 じゃ ない か ! ハ リー ・ ポッター 、 さぞかし 心強い だろう ! もう 安心だ と 思う か ?」
||みかた||おくって|||||||うたい|ちょう||ふる|ぼうし||||||||こころづよい|||あんしんだ||おもう|
||ally||sent|||||||singing||||hat|||||||surely|reassuring|||relieved|||
"Is this what Dumbledore sent to our side! A singing bird and an old hat! Harry Potter, you must feel so reassured! Do you think you can relax now?"
ハリー は 答え なかった 。
||こたえ|
Harry did not answer.
フォークス や 「 組 分け 帽子 」 が 、 なんの 役 に 立つ の か は わから な かった が 、 もう ハリー は 一 人 ぼっち で は なかった 。
||くみ|わけ|ぼうし|||やく||たつ|||||||||||ひと|じん|ぼ っち|||
Fox|||||||role|||||||||||||||alone|||
リドル が 笑い やむ の を 待つ うち に 、 ふつふつ と 勇気 が たぎって きた 。
||わらい||||まつ|||ふ つ ふ つ||ゆうき|||
|||||||||leise|||||
|||stopped||||||bubbling||||boiling|
While waiting for Riddle to stop laughing, courage began to boil up within me.
「 ハリー 、 本題 に 入ろう か 」 リドル は まだ 昂然 と 笑み を 浮かべて いる 。
|ほんだい||はいろう|||||たかし ぜん||えみ||うかべて|
||||||||hochmütig|||||
Harry|main topic|||shall||||proudly||smile||floating|
"Harry, shall we get to the main topic?" Riddle still has a triumphant smile on his face.
「 二 回 も ―― 君 の 過去 に 、 僕 に とって は 未来 に だ が ―― 僕たち は 出会った 。
ふた|かい||きみ||かこ||ぼく||||みらい||||ぼくたち||であった
|||||past||||||future||||||
"Twice -- in your past, but for me it's the future -- we have met.
そして 二 回 と も 僕 は 君 を 殺し 損ねた 。
|ふた|かい|||ぼく||きみ||ころし|そこねた
||||||||||almost
And then I failed to kill you both times.
君 は どう やって 生き残った ? すべて 開か せて もらおう か 」
きみ||||いきのこった||あか|||
||||survived||opened|||
How did you survive? Shall I make you reveal everything?
そして リドル は 静かに つけ加えた 。
|||しずかに|つけくわえた
and|||quietly|added
And then Riddle quietly added.
「 長く 話せば 、 君 は それ だけ 長く 生きて いられる こと に なる 」 ハリー は 素早く 考え を 巡らし 、 勝つ 見込み を 計算 した 。
ながく|はなせば|きみ||||ながく|いきて|いら れる||||||すばやく|かんがえ||めぐらし|かつ|みこみ||けいさん|
|||||||||||||||||巡らし(1)|||||
long|if you talk|||||long||いられる||||||quickly|||circulated|win|possibility||calculated|
"The longer you talk, the longer you will live." Harry quickly pondered and calculated his chances of winning.
リドル は 杖 を 持って いる 。
||つえ||もって|
ハリー に は フォークス と 「 組 分け 帽子 」 が ある が 、 どちら も 決闘 の 役 に 立つ と は 思え ない 。
|||||くみ|わけ|ぼうし||||||けっとう||やく||たつ|||おもえ|
|||||||||||||duel||role|||||does not seem|
Harry has Fawkes and the 'Sorting Hat', but I don't think either of them will be useful in a duel.
完全に 不利だ 。
かんぜんに|ふりだ
|ungünstig
completely|disadvantageous
It's completely unfair.
しかし 、 リドル が そうして そこ に 立って いる うち に 、 ジニー の 命 は ますます 磨り 減って いく ......。
||||||たって||||||いのち|||みがく り|へって|
|||||||||||||||磨り(1)||
||||||||||||life|||wearing|decreasing|
However, while Riddle stands there, Ginny's life is dwindling away ...
そう こうして いる うち に も 、 リドル の 輪郭 が はっきり 、 しっかり して きた こと に ハリー は 気づいた ―― 自分 と リドル と の 一騎打ち に なる なら 、 一刻 も 早い ほう が いい ――。
||||||||りんかく||||||||||きづいた|じぶん|||||いっきうち||||いっこく||はやい|||
||||||||outline|||firmly||||||||I|||||duel||||a moment||sooner|||
In the meantime, Harry realized that Riddle's outline had become clearer and firmer-if it was a one-on-one fight between himself and Riddle, it would be better as soon as possible.
「 君 が 僕 を 襲った とき 、 どうして 君 が 力 を 失った の か 、 誰 に も わから ない 」 ハリー は 唐突に 話し はじめた 。
きみ||ぼく||おそった|||きみ||ちから||うしなった|||だれ|||||||とうとつに|はなし|
||||attacked|||||||lost||||||||||suddenly||
"No one knows why you lost power when you attacked me," Harry suddenly began to speak.
「 僕 自身 も わから ない 。
ぼく|じしん|||
|myself|||
"I don't even know myself.
でも 、 なぜ 君 が 僕 を 殺せ なかった か 、 僕 に は わかる 。
||きみ||ぼく||ころせ|||ぼく|||
||||||couldn't||||||
母 が 、 僕 を かばって 死んだ から だ 。
はは||ぼく|||しんだ||
||||protected|||
Because my mother died by protecting me.
母 は 普通の 、 マグル 生まれ の 母 だ 」
はは||ふつうの||うまれ||はは|
||ordinary|muggle||||
ハリー は 、 怒り を 押さえつける のに ワナ ワナ 震えて いた 。
||いかり||おさえつける||わな|わな|ふるえて|
||anger||suppress||trap|trap||
Harry was trembling with rage, trying to suppress it.
「 君 が 僕 を 殺す の を 、 母 が 食い止めた んだ 。
きみ||ぼく||ころす|||はは||くいとめた|
|||||||||aufgehalten|
|||||||||stopped|
My mother stopped you from killing me.
僕 は ほんとうの 君 を 見た ぞ 。
ぼく|||きみ||みた|
I||real||||emphatic particle
I saw the real you.
去年 の こと だ 。
きょねん|||
last year|||
落ちぶれた 残骸 だ 。
おちぶれた|ざんがい|
verarmt||
fallen|remains|
It's a fallen wreckage.
かろうじて 生きて いる 。
|いきて|
barely||
Barely alive.
君 の 力 のなれ の 果て だ 。
きみ||ちから|||はて|
|||von|||
you|||of||end|is
The end of your power.
君 は 逃げ 隠れ して いる ! 醜い ! 汚らわしい !」
きみ||にげ|かくれ|||みにくい|けがらわしい
||running|hidden|||ugly|dirty
You're running away and hiding! Ugly! Dirty! "
リドル の 顔 が 歪んだ 。
||かお||ゆがんだ
||||twisted
Riddle's face contorted.
それ から 無理やり 、 ぞっと する ような 笑顔 を 取りつくろった 。
||むりやり||||えがお||とりつくろった
||||||||aufgesetzt
||by force|suddenly shuddered|||smile||feigned
After that, he forced a chilling smile.
「 そう か 。
"I see."
母親 が 君 を 救う ため に 死んだ 。
ははおや||きみ||すくう|||しんだ
mother||||save|||
なるほど 。
それ は 呪い に 対する 強力な 反対 呪文 だ 。
||まじない||たいする|きょうりょくな|はんたい|じゅもん|
||curse||against|powerful|opposition|spell|
It's a powerful opposition to the curse.
わかった ぞ ―― 結局 君 自身 に は 特別な もの は 何も ない わけだ 。
||けっきょく|きみ|じしん|||とくべつな|||なにも||
||after all||yourself|||special|||||
Okay, after all, you don't have anything special about yourself.
実は 何 か ある の か と 思って いた んだ 。
じつは|なん||||||おもって||
I was actually wondering if there was something to it.
ハリー ・ ポッター 、 何しろ 僕たち に は 不思議に 似た ところ が ある 。
||なにしろ|ぼくたち|||ふしぎに|にた|||
||after all||||mysteriously|similar|||
Harry Potter, after all, we have something strange.
君 も 気づ いた だろう 。
きみ||きづ||
||noticed||
二 人 と も 混血 で 、 孤児 で 、 マグル に 育てられた 。
ふた|じん|||こんけつ||こじ||||そだて られた
||||mixed blood||orphan||||raised
Both are mixed-blood, orphaned, and raised by Muggles.
偉大なる スリザリン 様 ご 自身 以来 、 ホグワーツ に 入学 した 生徒 の 中 で 蛇 語 を 話せる の は 、 たった 二 人 だけ だろう 。
いだいなる||さま||じしん|いらい|||にゅうがく||せいと||なか||へび|ご||はなせる||||ふた|じん||
great||sir||yourself|since|||enrollment||student||||snake||||||just||||
Since the great Salazar Slytherin himself, there have only been two students at Hogwarts who can speak Parseltongue.
見た目
みため
Appearance
も どこ か 似て いる 。
|||にて|
also|where||similar|
Is somewhere similar.
しかし 、 僕 の 手 から 逃れられた の は 、 結局 幸運だった から に 過ぎ ない の か 。
|ぼく||て||のがれ られた|||けっきょく|こううんだった|||すぎ|||
|||||entkommen||||war Glück||||||
|||hand||escaped|||after all|fortunate||||||
But was it just because I was lucky that I was able to escape from my hands?
それ だけ わかれば 十分だ 」
|||じゅうぶんだ
||understands|enough
It's enough to know that. "
ハリー は 今にも リドル が 杖 を 振り上げる だろう と 、 体 を 固く した 。
||いまにも|||つえ||ふりあげる|||からだ||かたく|
|||||||heben||||||
||just about|||||raising|||||stiffly|
Harry stiffened, thinking that Riddle would swing his wand up at any moment.
しかし 、 リドル の 歪んだ わら 笑い は またもや 広がった 。
|||ゆがんだ||わらい|||ひろがった
|||distorted|laughter|||once again|spread
However, Riddle's twisted straw laughter spread once again.
「 さて 、 ハリー 。
Well then, Harry.
すこし 揉んで やろう 。
|もんで|
|kneading|let's do
Let's have a little fun.
サラザール ・ スリザリン の 継承 者 、 ヴォルデモート 卿 の 力 と 、 有名な ハリー ・ ポッター と 、 ダンブルドア が くださった 精一杯 の 武器 と を 、 お手 合わせ 願おう か 」
|||けいしょう|もの||きょう||ちから||ゆうめいな|||||||せいいっぱい||ぶき|||おて|あわせ|ねがおう|
Salazar|||inheritance|||||||famous||||||gave|with all one's might||weapon|||hands|meeting|let's wish|question marker
Salazar Slytherin's heir, Lord Voldemort's power, the famous Harry Potter, and Dumbledore's best weapons. "