Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 08
あの 幼き 日 私 は この世 の 真実 と 向かい合った …
どけよ ドブ ネズミ
なんだ 悪魔 の 血 か
エルディア 人 め こんな 所 を うろちょろ と
兄さん …
大丈夫だ よ … もう 慣れっこだ ろ ?
ほら ! あの 土手 の 向こう だ !
お っ きいな ー
お前たち も 飛行 船 を 見 に 来た の か ?
はっ … は はい …
レベリオ 収容 区 の 者 だ な ?
外出 許可 証 を 見せろ
持って ませ ん
無 許可 で 市 内 に 入った んだ な どう なる か わかって いる な ?
… はい
労働 か ? 制裁 か ?
制裁 を …
兄さん …!?
ほ ぉ … 親 に 迷惑 は かけ たく ない か
はい
僕 が 妹 を 無理やり 連れ出し ました
妹 の 分 も 僕 に 制裁 を 下さ い !
わかった
兄さん !!
もう 1 発 だ
まったく 容赦 ねぇ な クルーガー
ほら 嬢ちゃん は 先 に 帰ろう ね
腕章 を 外さ なかった こと は 賢い
たとえ ガキ でも 腕章 を 外した エルディア 人 は 「 楽園 送り 」 だ から な
もう … 帰り ます …
待て
飛行 船 を 見 に 来た んだ ろ ? せっかく だ から 見て 行けよ
妹 は 翌日 川 で 発見 さ れた
私 が あの 子 を 送った の は レベリオ の 手前 まで だ
仕事 が 忙しくて な
そもそも エルディア 人 の 子供 が 許可 も なく 街 を うろつく の が 悪い
お前 の 息子 は 一族 の 立場 を よく 理解 して い ない ようだ が
お前 ら の 先祖 が 犯した 過ち は しっかり 教育 して いる んだろう な ?
私 は この 「 マーレ 治安 局 」 の 男 が 嘘 を ついて いる こと が わかった
彼ら は 仕事 を サボって 川原 で 寝て た のだ
忙しかった わけ が ない
母 は 悲しみ に 暮れ 父 は
ご 指導 頂き ありがとう ございます
我が 愚 息 に は 教育 し 直して おき ます ので …
この 男 たち に へりくだった
私 は 父 に この 男 に 目眩 の する ような 憎しみ を 覚え
それ 以上 に 自分 の 愚か さ を 呪った
今 から 1,820 年 前 我々 の 祖先 「 ユミル ・ フリッツ 」 は
「 大地 の 悪魔 」 と 契約 し 巨人 の 力 を 手 に 入れる
ユミル は 死後 も 「 九 つ の 巨人 」 に 魂 を 分け エルディア 帝国 を 築いた
そして 大国 マーレ を 亡ぼし この 大陸 の 支配 者 と なる
そこ から は 暗黒の 時代 だ
「 ユミル の 民 」 は 他の 民族 を 下等 人種 と 決めつけ 弾圧 を 始めた
土地 や 財産 を 奪い 他 民族 に 無理やり 子 を 産ま せ
ユミル の 民 を 増やした
その 民族 浄化 が 約 1,700 年 続いた
だが かつて の 大国 マーレ は 増長 を 極めた エルディア に 内部 工作 を 挑み
さらに は 「 九 つ の 巨人 」 の 内 七 つ を 手 駒 に 従え
80 年 前 の 「 巨人 大戦 」 に 勝利 した のだ
当時 の エルディア の 王 は この 「 パラディ 島 」 に 三重 の 壁 を 築き
国民 と 共に そこ へ 逃げ込んだ
我々 の 祖先 は 見捨て られ この 大陸 に 取り残さ れた が
寛大な マーレ は 我々 を 殺さ ず に …
娘 を 失った 直後 の 父親 に して は 饒舌だった
ご 主人 様 の 言いつけ を 守り
嬉々 と して 己 の 祖先 を 卑下 する 姿 は 犬 さながら であった
あの 男 は 嘘 を ついて た
何 か 都合 の 悪い こと が ある から 嘘 を ついた
言う な この 建物 は 壁 が 薄い
きっと あの 男 が フェイ を
黙れ !!
言った だ ろ ? 我々 の 祖先 は 大 罪人 だ
優 生 思想 に 走り 民族 浄化 を
俺 も フェイ も そんな こと して ない !! 街 を 歩いた だけ だ !!
お前 は 何 だ ? そんなに 父さん と 母さん と 「 楽園 」 に 行き たい の か ?
いい か グリシャ ?
我々 が 直接の 加害 者 で なくて も 関係ない こと だ
我々 に できる こと は この 収容 区 で ただ 慎ま しく 生きる こと だ
頼む から 父さん と 母さん を フェイ と 同じ 目 に 遭わ せ ないで くれ …
間違って いる の は どちら だろう か
私 か この 世界 か
うん … わかった
恐らくは 両方 だろう
私 は 無知で 愚かで
世界 は 理不尽で 狂って いる
私 が 己 の 道 を 見つけた の は 18 の 時
何の 感慨 も なく 父 の 診療 所 を 継ごう と して いた 頃 だった
この 切り傷 は どう し ました ?
これ は 同胞 の 証 です
同胞 ?
あなた の 妹 は マーレ 当局 の 男 に 殺さ れた
我々 に は マーレ 政府 の 内通 者 が い ます
詳しい 話 を お 聞か せ し ましょう
嘘 だ … そんな こと が …
妹 の 事件 の 真相 を 知った 時 心 に 誓った
本当の 悪魔 は どちら か 教えて やる
我々 の 祖先 が やった こと は 正しかった のだ
再び 世界 を 正す ため に は エルディア を 復活 さ せ なくて は なら ない
マーレ 政府 の 内通 者 は 「 フクロウ 」 と 呼ば れ
姿 を 見せる こと なく 復権 派 を 導いた
見ろ ! これ が 真実だ !
我々 の 始祖 ユミル は 巨人 の 力 に 目覚め
荒れ地 を 耕し 道 を 造り 峠 に は 橋 を 架けた !
人々 を 豊かに し この 大陸 を 発展 さ せた んだ !!
俺 たち が 教わった 歴史 は すべて マーレ に 都合 の いい 妄想 だった わけ か !
しかし グリシャ よく この 古語 が 読めた な
いい や まだ ほとんど 解読 できて ない んだ
ん ? で は なぜ 真実 が わかった ?
そんな こと すぐ に わかる だ ろ ?
なぜなら 俺 は 始祖 ユミル を 信じて いる !!
俺 たち は 選ば れ し 神 の 子 !!
ユミル の 民 だ !!
同志 よ !! フクロウ が 人 を 遣わした ぞ
皆さん はじめ まして
私 は ダイナ ・ フリッツ と 申し ます
王家 の … 血 を 引く 者 です
私 は 運命 に 導か れる まま に その 身 を 委ねた
彼女 は 大陸 に 存在 する 王家 の 末 裔 の 最後 の 一 人 であり
王家 だけ が 持つ 巨人 の 情報 を 復権 派 に もたらした
それ は まさしく 勝利 へ の 活路 だった
間違い ない !! 王 が 壁 の 中 に 持ち去った 「 始祖 の 巨人 」!!
これ さえ 手 に すれば 他の 巨人 すべて を 支配 し
マーレ を 討ち 滅ぼす こと が できる !!
しかし そのような 絶対 的な 力 を 持って おき ながら
なぜ 島 まで 退く こと に …?
それ は 戦う こと を 否定 した から です
当時 の 王 は 「 巨人 大戦 」 時 大陸 内 の 力 の 均衡 を 保つ と いう 役目 を 放棄 し
辺境 の 島 に 都 を 移した のです
私 たち の この 惨めな 日々 は
王 が 争い から 目 を 背けた こと から 始まった のです
戦おう
我々 エルディア の 民 の ため に 大陸 に 踏みとどまった 真 の 王家 に
「 始祖 の 巨人 」 を お 納め する のだ !!
同志 諸君 よ !! マーレ を 打倒 し !!
エルディア の 誇り を 取り戻す のだ !!
翌年 私 たち は 結婚 し 男子 を 授かった
名 は ジーク
王家 の 血 を 引く 子 だ …
きっと この 子 は 私 たち を 勝利 に 導いて くれる ぞ
時代 は 移り 人 は 変わる
世の中 が 急速に 発展 して ゆく 頃 エルディア 復権 派 は 転機 を 迎える
聞け !! エルディア 人 よ !! これ より 大陸 各地 の …
マーレ 政府 が 我々 ユミル の 民 から
「 七 つ の 巨人 」 を 継承 する 器 と して 「 マーレ の 戦士 」 を 募った のだ
フクロウ から の 情報 に よる と マーレ 政府 が 動き出した 理由 は
軍事 技術 の 発展 に よる 資源 争奪 の 時代 に いち早く 対応 する ため らしい
マーレ を 世界 の 指導 者 たら しめる
「 七 つ の 巨人 の 力 」 が 絶対 で なく なる 日 は 近い
莫大な 化石 燃料 を 埋蔵 する パラディ 島 は 決して 無視 できる もの で は なく なった
しかし 壁 の 王 が 80 年 前 に 言い残した 言葉 が ある
「 今後 我々 に 干渉 する なら 壁 に 潜む 幾 千万 の 巨人 が 地上 の すべて を 平らに ならす だろう 」
この 脅威 が 健在である うち は 正面 から 手出し は でき ない
つまり マーレ 政府 の 目的 は 我々 と 同じ
壁 内 に 侵入 し 「 始祖 の 巨人 」 を 奪還 する こと である
どう する …
このまま じゃ …
マーレ に 先 を 越さ れて しまう …
そう なったら もう 永久 に エルディア は 日 の 目 を 見 れ ない ぞ …!!
いや … 手段 は 残さ れて いる
我々 の 息子 ジーク を 「 マーレ の 戦士 」 に する のだ
いい か ジーク マーレ の 人間 が 言って いる こと は すべて 間違って いる
だが お前 は 誰 より も マーレ の 教え に 従順に 従わ なければ なら ない
エルディア の 屈辱 は あなた が 晴らす の よ ?
うん … わかった
しかし 私 は 知っていた はずだ
親 が 子 を 自ら の 思想 に 染め 上げる 罪深 さ を
「 王家 の 血 を 引く 子 」 でも 「 エルディア 復権 の 希望 」 でも なく
ジーク 自身 と 向き合った こと が 一 度 で も あった だろう か
何 に せよ ジーク は 自ら と 祖父 祖母 の 安全 を 選んだ
愚かな 両親 を マーレ 政府 に 差し出す こと と 引き換え に
着いた ぞ
ここ が … 楽園 …
そう だ エルディア 人 反逆 者 の 流刑 地 パラディ 島
お前たち は ここ で 終身 刑 と なる
「 無垢の 巨人 」 と なって な
答えろ !! 「 フクロウ 」 は 誰 だ !?
たのむ … もう やめて くれ ぇ …!!
すべて 話した !! もう 何も
それ は 残念だ もう 1 本 いこう
あんた と 会った こと が ある … 子供 の 頃 に …
覚えて いた か …
あの 日 の こと を … 忘れる もの か …!!
頼む … 殺して くれ … いやだ …
さっさと 歩け !
巨人 は いやだ …
グライス …
グリシャ か !? どう なって る !?
何で ジーク が 俺 たち を 密告 する んだ !? お前 の 息子 だ ろ !?
お前 に すべて を 託した の が 間違い だった んだ !!
復権 派 も !! ダイナ も !!
何とか 言えよ !!
すまない …
何で こんな 奴 に …
エルディア は 終わり だ …
活 き の いい の が いる な
お前 は 自由だ あっ !!
グライス !!
オイ !? グライス !!
北 に まっすぐ 走れ !!
運 が 良かったら 壁 まで たどりつける ぞ !!
グロス 曹長 ?
お前 は ここ は 初めて か ?
こうして おく と これ から 生み出す 巨人 共 が
あいつ に 引か れて さっさと い なく なる
ま ぁ すぐに 食わ れる が な そうだ ろ クルーガー
あぁ
こいつ … 間違い ない
妹 を 殺した 当局 の 男 …
さ ぁ 今回 は 数 が 多い ぞ !! どんどん やっていこう !!
みんな …
みんな …!!
やめろ …!! みんな あぁ やめろ お ぉぉ !!
グライス だ !! わから ない の か !?
クルーガー うるさくて かなわ ん ぞ
こいつ に は まだ 尋問 し たい こと が ある 先 に 進めて くれ
お っ 次 は 女 か もったい ねぇ 悪魔 の 血 じゃ なきゃ なぁ …
ダイナ …
あなた …
なぜ ここ に ? 俺 は … 洗いざらい 全部 話した ぞ !!
彼女 は 王家 の
黙れ !!
まさか … こいつ が もみ消した の か !?
った く さっさと 巨人 に して 黙ら せろ よ
グリシャ … 私 は …
どんな 姿 に なって も … あなた を 探し出す から
そりゃ いい 巨人 同士 で よろしく やって ろ
ダイナァアアアアア !!
ここ は ? 私 は … なぜ
エレン 落ち着いて
ここ は 懲罰 室 で エレン と ミカサ は 兵 規 違反 の お 務め 中 だ よ
怖い 夢 でも 見た の ? エレン
あぁ … そうだ よ な
今 さ 「 私 は 」 って 言った ?
言って た
泣いて る の エレン ?
なんか す っげ ー 長い 夢 を 見て いた 気 が する んだ けど …
いや 夢 じゃ ねぇ … 記憶 だ …
今 … 親父 の 記憶 と つながった …
あの 巨人 … お前 だった んだ な
ダイナ …
見ろ !
お前 に は 目 も くれ ず グライス 君 を 追って る ぞ
本当 は あ っち の 男 に 気 が あった ようだ な
黙れ
何 か 言った か ?
お前 だ ろ … 15 年 前
8 歳 の 妹 を 犬 に 食わせた の は !! お前 だ ろ !!
俺 に そい つ を よこせ
お前 ら は 先 に 船 に 戻って ろ
了解 です
どういう こと です か ?
ここ から は 曹長 の 趣味 の 時間 だ 新 入り
あまり 触れて やる な
クルーガー 尋問 は もう 済んだ ろ ?
今回 は そい つ に 踊って もらう ぞ
踊る !?
思い出した よ 少年 お前 は 巨人 に し ないで やる
3~4 m くらい の 巨人 に 調整 する から こいつ と 戦って くれ
何で … こんな こと する んだ ?
人 が 巨人 に 食わ れる の が 見 たい と でも いう の か …?
何で って そりゃ …
面白い から だ ろ ?
どうか して る と 思う か ?
でも 人 は 残酷な の が 見 たい んだ よ
平和 って の は 大変 結構な こと だ が 何 か 物 足り ん のだろう な
生 の 実感 って やつ か ?
自分 が 死ぬ の は 今日 かも しれ ん と 感じて 生きる
それ が 生き物 の 正常な 思考 な のだ よ
俺 は その 日 を 受け入れる 心構え が ある
なぜなら こう やって 残酷な 世界 と 向き合い 理解 を 深めて いる から だ
お前 の 妹 を 息子 たち の 犬 に 食わせた の も 教育 だ
心 は 痛ま ない の か ?
ま ぁ 言い たい こと は わかる
もし 息子 が 同じ 目 に 遭ったら と 思う と 胸 が 締めつけ られる
かわいそうに エルディア 人 で さえ なければ な …
見ろ あれ が お前 ら の 正体 な んだ ぞ ?
巨人 の 脊髄 液 を 体 内 に 吸収 した だけ で 巨大な 化け物 に なる
お前 ら エルディア 人 を この世 から 一 匹 残ら ず 駆逐 する
これ は 全 人類 の 願い な んだ よ !
何 だ と ?
心 が 痛む わけ ないだ ろ 人殺し は そっち だ ろ ?
お前 ら 復権 派 は 俺 たち マーレ に 何 を しよう と した ?
心 は 痛ま なかった の か ?
嘘 だ 俺 は 真実 を 知っている
始祖 ユミル は 大陸 の 人々 を 豊かに
わかった よ 偉大な 歴史 が あった んだ ろ ?
下 に いる 友達 と 語り合う と いい !
やめろ !! ふざける な あぁ !!
ほら !? 妹 が 呼んで る ぞ !?
くそ お ぉお おお おお !!
どう だ ? これ が 面白い と 思う か ?
あ … あんた は …
俺 が フクロウ だ
覚えて おけよ グリシャ
巨人 の 力 は こう やって 使う
グリシャ の 過去 から 明かさ れた 巨人 の 能力
自由 の ため 進み 続けた 男 たち の 思い は エレン へ と 受け継が れる