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Anime, GITS SAC Ep. 09 (1)

GITS SAC Ep. 09 (1)

オンバ 「 やあ みんな ! Laughing - Man Room へ ようこそ ! J . D 「 いや あ 、6 年 ぶり の 復活 ! と 思った の に ビックリ じゃ ない ? オンバ 「 確かに 驚いた ね 。 不謹慎 ながら 、 この ネットマスターオンバ も 流石 に 血 が 騒いだ よ 。」

J . D 「 ここ に 来て いる みんな は 筋金入り の フリークス 。」

「 でも 討論 に 加わる 気 は 無い 奴 ば ー っ か 。」

カナビ 「 よし なさい よ 、 そういう 物言い 。」

ベビー ・ ルース 「 書き 込み 攻撃 、 さ れ ます よ 。」

クロマ 「 この チャットルーム に 、 笑い 男 事件 に ついて 興味深い 話 を する 人 が 居る って 聞いて 来た んだ けど 、 どなた かしら ? J . D 「 ここ に いる 全員 が そう な んじゃ ない の か な ? 「 そう で も ない 奴 も いる けど ね 。」

J . D 「 それ って どういう 意味 ? 「 その まんま の 意味 。」

J . D 「 それにしても 、 笑い 男 が 復活 した 途端 に 死んだ って の は どういう 訳 ? これ で 僕 も リアルタイムフリークス の 仲間 入り だ と 思った のに 。」

カナビ 「 何 興奮 して る の ? 今さら そんな 事 に 拘って る 人 居 ない わ よ 。 馬鹿らしい 。」

「 馬鹿らしい と 言えば 、 まず あんた の その 格好 が 馬鹿らしい と 思う ね 。」

J . D 「 だったら 、 さっさと 建設 的な テーマ を 提示 しろ よ 。 ふん 。」

カナビ 「 それ じゃ 、 今回 の 暗殺 未遂 事件 で 笑い 男 が 突然 復活 した 理由 に ついて 、 って 言う の は ? 「 は ー い 、 先生 。 それ は 、 世の中 が 相 も 変わら ず 退屈で 糞 った れ だ から だ と 思い ます 。」

カナビ 「 そんな 事 は 分かって る けど 、 私 が 言い たい の は 今回 の 事件 と 6 年 前 の 彼 と は 、 実は 別の 犯人 な んじゃ ない の か って 事 な の よ 。」

「 クックック 。 彼 だって ? 笑い 男 が 実際 に 男 か どう かも 分から ない のに ? J . D 「 男 だ よ 。 僕 が ある ソース から 得た 情報 に よる と 、 男 に 決まって る 。 それ に 女 だ と したら 、 笑い 男 なんて 名乗る か ? ベビー ・ ルース 「 待って ください 。 よ 、 よく 資料 を 調べて 貰う と 分かる と 思う んです けど 、 彼 は 自ら を 笑い 男 と 名乗った 事 は ない んです よ 。」

J . D 「 名乗った と して も 、 男 だ よ ! 社長 誘拐 の 時 の 映像 、 ありゃ どう 見て も 男 だ ぜ 。」

「 た ー ん じゅん 。 義 体 って 可能 性 も ある のに 。」

カナビ 「 待って 。 話題 が ずれて る わ よ 。 今回 の 事件 が 、 今迄 企業 脅迫 に 限って いた 彼 の 犯行 スタイル と 余りに も 違う って 事 に ついて 意見 は 無い の ? 確かに 今回 の 事件 も マイクロマシン 絡み の 疑惑 から スタート して は いる けど 、 行き 成り 総監 暗殺 を 決行 する って 言う の は 乱暴 過ぎ って 気 が し ない ? 「 うーん 。 ま 、 確かに 、6 年 前 は 秘書 や 家族 の 電 脳 を ハック して メール を 送る って いう スタイル から 始まった って 話 だ けど ね 。」

J . D 「 それ じゃあ 、 今回 は 偽者 って 言い たい 訳 ? カナビ 「 その 可能 性 高く ない ? 彼 が 姿 を 消して から 6 年 よ 。 今回 の 事件 は ネット 上 の 笑い 男 ブーム に 託けた 狂言 な んじゃ ない ? ベビー ・ ルース 「 でも 、 企業 脅迫 が 笑い 男 の 犯行 スタイル だ と 決定 して いる 根拠 は 何 です か ? 最初の 誘拐 は 乱暴で は なかった んです か ? カナビ 「 でも 社長 誘拐 以後 は 衝動 的な 犯行 は 犯して い ない と 思う けど 。」

J . D 「 そう だ よ な 。 大体 クールじゃ ない よ 、 他人 を 操って 暗殺 なんて 。 笑い 男 って 言えば 超 AI 級 の ハッカー だ けど 、 今迄 人 死 に は 出して い なかった 訳 だし 。 ちえっ 、 面白かった けど やっぱ 今回 の は 偽者 か 。 ま 、 その方 が いい けど 。」

「 早くも リアルタイムフリークス の 称号 剥奪 さ れちゃ った ね 。 お 気の毒 。」

ベビー ・ ルース 「 じゃあ 、 笑い 男 が クールだ と 考える 理由 は 何 です か ? J . D 「 クールに 決まって る だろ ! あれ だけ の 事 を やって のけた のに 、 違う って 言う の か よ ? ベビー ・ ルース 「 別に クールじゃ ない と 言って る 訳 じゃ ない んです 。 ハッカー 行為 の 手際 の 良 さ に よって クール さ が 決まる と したら 、 今回 の 暗殺 に 使わ れた と 言う 遅 効 性 ウイルス は 素晴らしい 物 だった そうです よ 。 余りに 精巧に 作ら れて いた から 、 警察 も SP の 電 脳 で 発症 して から しか ワクチン を 作る 事 が 出来 なかった 位 です から ね 。」

カナビ 「 確かに そう だ わ 。 しかも 警察 は その後 、 ウイルス 自体 の 痕跡 すら 手 に 出来 なかった って 噂 だし ね 。」

「 成る程 。 でも 死んじゃ った じゃ ん 、 犯人 。」

J . D 「 そう だ よ 。 その ウイルス 作った って 奴 は 、 誰 か に 殺さ れた 訳 だ から 、 やっぱり 偽者 が 現れた が 殺さ れた って 事 だ 。」

カナビ 「 誰 が 何の 為 に ? 「 は ー い 先生 。 それ は 秘密 結社 の 陰謀 だ から です 。」

J . D 「 そう いえば 、 僕 が ある ソース から 得た 情報 に よる と 、 今回 の 事件 が 発生 する 以前 から 、 脅迫 を 受けた 企業 が 殺し屋 を 雇って いた らしい ぜ 。」

「 それ 何処 の ソース ? 豚カツ ? オイスター ? カナビ 「 企業 が 犯人 を 消す 理由 は 何 ? J . D 「 だ から 、 ずっと 機会 を 狙って た んだ って 。 脅迫 や 現金 要求 に 対する 恨み から さ 。 それ が 今回 の 暗殺 予告 で 足 が 付いた って 訳 さ 。」

「 に した って 、 偽者 消して 何 に なる んだ よ 。」

カナビ 「 そう よ 。 もし 本物 だ と して も 、 警察 が 解析 出来 なかった 相手 を 見つけて 殺す なんて 有り 得 ない わ 。」

ベビー ・ ルース 「 そ 、 それ こそ らしく ないで す 。 そんなに 簡単に 足 が 付く なんて 、 クールじゃ ない 。」

J . D 「 だったら 、 本物 の 笑い 男 に よって 殺さ れ たって の は ? 「 んな 訳ない でしょ 。 警察 の 言う 様 に 、 笑い 男 複数 犯 説 で 仲間割れ って の が 妥当だろ 。」

カナビ 「 それ じゃあ 最初の 結論 に 戻った って 事 で いい の かしら ? 今回 の 事件 は 6 年 前 の 笑い 男 と は 別人 が 起こした って 事 で 。」

ベビー ・ ルース 「 も 、 もう 一 度 聞き ます が 、 企業 脅迫 が 笑い 男 の スタイル だ と 言う 根拠 は 何 です か ? J . D 「 しつこい よ お前 ! だ から クールじゃ ない から だ よ ! ベビー ・ ルース 「 でも 、 よく 思い出して 見て 下さい 。 一番 最初の 事件 って 、 そんなに クールだった です か ・・・? J . D 「 あ 、 あっ ・・・」

「 ふ ぅ ・・・」

オンバ 「 成る程 ! その ネタ を 語る に は 、 やはり 原点 は 外せ ない ね 。 じゃあ ちょっと 話題 を 変える 意味 で 、 笑い 男 事件 の 原点 を 振り返って みる 事 に しよう 。」

キャスター 「2 月 3 日 、7 時 20 分 に なり ました 。 おでかけ 天気 予報 の 時間 です 。 みなさん 、 朝 の 通勤 ご苦労様です 。 きょう 2 月 3 日 は 、 国際 博覧 会 開催 迄 丁度 100 日 前 の 日 な んです 。 そこ で 今朝 の お で 天 で は こんな アンケート を 考えて み ました 。 題して 、 万博 に 」

笑い 男 「 そいつ は ずるい な ! 女 「 き ゃあ ! 笑い 男 「 だったら 今 、 あの カメラ の 前 で 真実 を 語って ください ! アーネスト ・ 瀬 良 野 「 やめろ 。 君 に は 撃て ん よ 。」

笑い 男 「 どうか な ! アーネスト ・ 瀬 良 野 「 ぐ わっ ! オンバ 「 最 早見 飽きちゃ った かも しれ ない けど 、 本人 と 思わ れる 人物 が 姿 を 見せた の が この 時 一 度 きり だ から 、 仕方ない よ ね 。」

J . D 「 ねえ 、 気 が ついた ? 番組 の フライングロゴ も マーク に 書き 換え られて て 。 芸 が 細かい ねえ 。」

「 各地 の 予報 も ね 。 ただ それ って 、 再 放送 の 分 から 変わった って 噂 も ある んだ よ ね 。」

カナビ 「 何 に して も 、 これ が 6 年 前 この 国 を 震撼 さ せた 笑い 男 事件 の 原点 ね 。」

「 でも さ 、 今 見たら 全然 クールじゃ ない じゃ ん 。 銃 持って る 手 だって プルプル して る し 。」

J . D 「 甘い 。 何 言って んだ よ 。 そこ が かっこいい じゃ ん か 。」

カナビ 「 ただ 、 この後 に 続く 連続 企業 脅迫 の 手口 と 較べたら 全然 無謀 よ ねえ 。」

ベビー ・ ルース 「 違い ます 。 特 A の ハッキングテクニック を 持って る に も 関わら ず 、 最初 は 自ら の 肉体 を 敢えて 危険に 晒す と 言う 無謀 と も 取れる パフォーマンス が 、 我々 の 共感 を 呼んだ んです 。 彼 は 搾取 型 企業 の 欺瞞 を 暴こう と して いる んだ って 。」

「 深い ね 。」

J . D 「 いや そう な んだ 。 一見 稚拙な 事件 を 起こして おき ながら 、 メディア 全て に ハッキング して ある と 言う 周到 さ 。 そこ が 彼 の 魅力 さ 。」

「 熱い なあ 君 達 。 ラブ 笑い 男 って 感じ ? そんな メッセージ 一 度 も 発せ られて ない のに ねえ 。」

リポーター A 「 セラノ 社 に 次いで 、 ジャパン ・ マイクロ ・ インダストリー が 笑い 男 に よって 脅迫 さ れた 模様 です 。」

リポーター B 「 大変な 事 に なり ました 。 夥 しい 数 の 事務 机 でしょう か ? 今度 は 佐川 電子 本社 へ の 脅迫 です 。 一体 どう やってこ れ だけ の 数 の 机 を 一晩 の 内 に 運び出した のでしょう か ? これ は 正に 、 前例 の 無い 企業 テロ と 言える でしょう ! TAMON 「 本物 ? 本物 でしょ コレ ! 大 定 春 「 ナノプラント 社 に 電話 して 下さい 。」

司会 者 「 薩摩 メディテックス って 言ったら 、 九州 でも 一 番 の 優良 企業 でしょ ? 何で そんな 所 に 殺人 ウイルス を 送り 付ける なんて 事 する 訳 ? 男 A 「 分から ん 。 恐らく 夕べ の 内 に 庭 師 ロボット を ハッキング して やった んだろう 。 出せ ! 男 B 「 おい 、 見ろ ! 「 あ 、 僕 マイテル 社 の ミステリーサークル が プリント さ れた T シャツ 持って る 。 ククッ 。」

カナビ 「 この後 、 株価 の 下落 が 懸念 さ れた 被害 企業 に 対して 公的 資金 の 導入 が 決定 する と 同時に 、 笑い 男 は 犯行 終結 宣言 を 出して ネット の 闇 に 消えた 。」

「 カドヤ が スナック 菓子 の 中 に 笑い 男 マーク が 入って る って やら かして 、 一瞬 株価 を 上げたり した って 事 も あった よ ね 。」

ベビー ・ ルース 「 どの 企業 も 株 を 使って 大儲け した 連中 が 居た って 噂 に ついて は 、 どう 思い ます か ? カナビ 「 そこ だけ で 判断 する なら 、 薩摩 メディテックス の 件 は 偽者 かも 知れ ない 。」

「 それ は 可愛い 女 の 勘 って 奴 ? カナビ 「 だったら 、 他 社 が 脅迫 後 に 辿った 株価 の 変動 と 、 薩摩 の 物 と 較べて みたら どう ? 「 そう いえば 、 薩摩 だけ お上 から の 資金 は 導入 さ れ なかった っけ か 。」

J . D 「 成る程 。」

カナビ 「 終結 宣言 の 後 で 、6 社 全て が 同じ 位 儲かって た から 、 気付いて なかった の よ 。」

「 ま 、 予告 の トーク 番組 に して も 、 かなり 残念な 感じ だった し ね 。 それ じゃ 、 あれ は 局 側 の やらせ って 事 に けって ー い 。」

カナビ 「 でも 、 改めて 事件 を 振り返って みる と 、6 年 前 の 事件 も 結構 矛盾 して る わ よ ね 。 これ を 全て 同一 犯 と 考える の は 、 やっぱり 強引 過ぎ かしら 。」

「 結局 、 複数 犯って 事 な んじゃ ない の ? 最初の 誘拐 と 、 その後 の 事件 の 思想 の 違い を 指摘 して いる 評論 家 も 少なく ない し 。」

J . D 「 僕 は 単独 犯 説 を 支持 し たい んだ けど 。」

カナビ 「 それ は 難しく ない ? クロマ 「 今 は 6 年 前 と 今回 の 犯人 が 同じ か どう かって 事 を 推理 して も 意味 無い わ 。 事件 の 全容 を 解く 鍵 は 、6 年 前 の 誘拐 と 今回 の 暗殺 予告 の 直後 に 連鎖 的に 起こった 現象 が 、 何の 因子 に よって 引き起こさ れた の か って 事 の 方 に ある 気 が する わ 。」

オンバ 「 おっ 、 お 姉さん 、 鋭い ! ベビー ・ ルース 「 僕 も そう 思い ます 。」

オンバ 「 それ じゃあ 、 こちら で ストック して ある 当時 の 映像 を 見 ながら 、 そいつ を 検証 して みよう 。 でも その 前 に 、 サーバ 全体 に 溜まった キャッシュ 上 の バックアップ データ を デリート する ので 、 ちょっと 休憩 ! 「 ねえ 。 この マーク を 考えた って 事 に なって る デザイナー の ポール ※1 が 、 事件 当時 任意 同行 で 特捜 に あげ られた の 覚えて る ? カナビ 「 自分 の データベース が ハッキング さ れて 、 デザイン が 盗ま れ たって 言い 続けて た ? J . D 「 結果 的に デザイナー と して 有名に なれた の は 事実 だ けど ね 。 僕 も 尊敬 して る し 。」

カナビ 「 それにしても 、 この 事件 が 当時 これ だけ ブーム に なった 理由 って 、 何 だった んだろう 。」

J . D 「 分かり そうで 分から ない 謎 と 、 程好い タイミング で 供給 さ れ 続ける センセーション 。」

「 たまに は いい 事 言う ね 。 瀬 良 野 社長 が 捜査 に 協力 的じゃ ない 所 も 、 その辺 を くすぐった っけ ね 。」

ベビー ・ ルース 「 笑い 男 と の 裏 取引 を 、 今 も 疑わ れて い ます し ね 。 でも 、 僕 が この 事件 に 一 番 魅 かれた の は 、 やっぱり 最初の 事件 に 見て取れる 義 侠的 精神 と 孤高な ヒーロー の イメージ な んです けど ね 。」

J . D 「 あ 、 僕 も それ 。」

カナビ 「 今度 の 事件 の 始まり も 、 インターセプター の 不正 使用 疑惑 の 会見 場 だった けど 、 それ も 義 侠的 精神 ? 「 その インターセプター を 開発 した の は 、 他 で も ない セラノ ・ ゲノミクス 社 。」

ベビー ・ ルース 「 権力 と の 繋がり を 感じ ませ ん か ? J . D 「 やっ ぱお も しれ ー ! 一億 総 探偵 化 って いう か 、 観衆 の 総 並列 化 が 起こる 訳 だ よ 。」

カナビ 「 全て が マイクロマシン 業界 ぐるみ の 自作 自演 で 、 笑い 男 は 最初 から 株価 操作 を 目的 と した プログラム だった 、 って いう 落ち は ? J . D 「 そんな の つまん ない 。 やっぱ 笑い 男 は いる よ 。」

「 いて 欲しい って 思って い たい だけ な んじゃ ない の ? J . D 「 だけど 僕 が ある ソース から 得た 話 で は 」

「 けっ 、 また ソース か よ 。」

J . D 「 この 事件 に よって も たらさ れた 経済 効果 は 約 20兆 円 。 それ は それ で 大した 存在 意義 だ と 思わ ない ? ベビー ・ ルース 「 みんな 、 中 々 僕 の 言い たい 話 に 乗って きて くれ ない ので 、 僕 も 独自の ソース から 得た 取って置き の ネタ を 提供 し ます 。 今回 、 同時 多発 した 暗殺 未遂 は ナナオ ・ A のばら 撒いた ウイルス に よって 引き起こさ れた と 言う 警察 の 公式 発表 は 、 全部 嘘 です 。」

カナビ 「 その 根拠 は ? J . D 「 そう だ よ 。 その ネタ の ソース を 明か せ よ 。」

「 また だ よ 、 ソース 。 ちなみに この 部屋 に J . D が お出まし に なって から 今迄 何 回 ソース って 言った でしょう ? クロマ 「 私 も それ に は 興味 が ある わ ね 。」

ベビー ・ ルース 「 実は 僕 、 あの 時間 、 現場 に ハッキング を 仕掛けて た んです 。」

J . D 「 マジ か よ ! じゃあ お前 も 暗殺 を 考えて たって 事 ? ベビー ・ ルース 「 ああ 、 じゃ なくて 、 僕 は ただ 、 どんな 事 が 起こる の か 知り たくて 覗いて た だけ な んです 。 だから 恐らく 、 あの 39 人 の 暗殺 犯 も ウイルス で 操ら れて た んじゃ なくて 、 自分 の 意志 で あそこ に 行って た んだろう と 思う んです 。 僕 と 同じ 様 な ハッカー も 沢山 いたし 、 客席 の 中 に も クラック しよう と して た 人 も いる んじゃ ない か な 。 ただ 、 誰 も が 何故 か 失敗 して ました けど 。」

クロマ : 貴方 、 あれ を 見た ?

カナビ 「 それ が 本当 なら 大変な 事 よ 。」

「 最 早 何も 信用 出来 ませ ん 。」

J . D 「 そっ か あ ! 僕 も あの 日 、 式典 会場 に 行こう か なって 、 一旦 は 思った んだ よ なあ 。 くっ そ ー 。」

カナビ 「 待って 。 て 事 は 、 実は 逮捕 さ れた 39 人 の 中 に 笑い 男 が いた んじゃ ない ? ベビー ・ ルース 「 それ は ない と 思い ます 。 あの 時 捕まった 連中 は ここ に 居る 人 達 と 同じ 、 熱狂 的 ファン か 模倣 者 です 。」

「 じゃあ ナナオ ・ A の 犯行 予告 に 呼応 して 、 奴 等 は あそこ に 行った と 。」

ベビー ・ ルース 「 それ も ちょっと 違う んです 。 実は 、 もう 一 つ 取って置き の ネタ が あって 、 あの 事件 の 後 、 僕 、 ネット に ダイブ して いて 、 ナナオ の 手 に よって 改竄 さ れた 彼 名義 の 登録 サーバ を 見つけた んです ・・・ あれ です 。」

カナビ 「 本当だ わ 。」

ベビー ・ ルース 「 気 を 付けて 下さい 。 攻性 防壁 が 巡ら して あり ます よ 。 レベル 6 迄 潜る と 、 いく つ も シミュレーション さ れた 計画 が 残さ れて い ます 。 再び 大手 マイクロマシンメーカ を 脅迫 する と か 、 今度 は サイボーグ 食品 企業 を 狙う と 言った 方法 も あって 、 どの 計画 に も 遅 効 性分 割 型 ウイルス が 成功 の 要 だ と 言う 部分 は 共通 して い ます 。 でも そこ で 、 ある 一 つ の 疑問 が 残った んです 。 実は ナナオ が 実際 に 起こした 総監 暗殺 は 、 シミュレーション の 中 に ない んです 。 他 に いく つ も 周到な 計画 を 準備 して い ながら 、 直前 に なって 突然 総監 暗殺 に 切り替えた の は 何故 な の か ・・・」

クロマ 「 よく 調べた わ ね 。」

ベビー ・ ルース 「 これ しか やって い ませ ん から 、 僕 ・・・」

J . D 「 でも 何で だ よ 。 もし かして ナナオ ・ A も 、 犯行 予告 に 影響 を 受けた 単なる 模倣 犯 だって 言い たい の ? ベビー ・ ルース 「 そう 考え ない と 、 綿密に 練り 上げた 計画 を 投げ出して 迄 、 プラン に 無い 暗殺 計画 で 切り札 を 使った 理由 が 説明 出来 ない んです 。」

「 じゃあ 、 総監 暗殺 を 予告 した の は 誰 よ ? あんた 深 読み し 過ぎ だ よ 。 もっと 実際 の 事象 のみ 解読 しよう よ 。」

カナビ 「 でも 、 あんな の 見せ られたら 信憑性 無い ? その 話 。」

「 じゃ 、 逆に 聞く けど さ 。 あの 日 多く の 実行 犯 が 出た に も 関わら ず 、 ナナオ 以外 に 電 脳 型 の 犯行 が 一 件 も 起こら なかった の は 何で よ ? ベビー ・ ルース 「 当日 は ナナオ だけ が 犯行 を 起こす 予定 に なって いた の かも 。 で 、 予め 失敗 する の も 決め られて いた 。 そして ナナオ こそ が 、6 年 前 に 世間 を 震撼 さ せた 笑い 男 事件 の 犯人 と なる 。」

カナビ 「 その 筋書き を 書いて 得 を する の って 、 誰 ? ベビー ・ ルース 「 それ は やっぱり 、 警 さ っ ・・・ さ っ ・・・ ささっ ・・・ さ さ ささ ささ さ さ ささ ささ さ さ ・・・」

オンバ 「 おおう ・・・? J . D 「 おい ・・・! クロマ : 貴方 、 随分 と 回りくどい 説明 して きた けど 、 かなり いい 線 迄 辿りついて る んじゃ ない ?

クロマ 「 あの 時 現場 で 、 私 の 身代わり 防壁 が 吹き飛ばさ れた の を 見た ? ベビー ・ ルース 「 え ? あ 、 まさか ・・・ あの 会場 で SP を 取り押さえて た 、 お 姉さん ・・・? クロマ 「 どう な の ! ベビー ・ ルース 「 ええ 、 見て ました 。 危ない 防壁 が 張ら れて ました ね 。」

クロマ 「 その 断片 と かって 残って る ? ベビー ・ ルース 「 ええ ・・・ これ です 。」

クロマ 「 あり が と 。」

ベビー ・ ルース 「 いいえ 。 あ 、 じゃあ 、 僕 も 訊いて いい です か 。 僕 は 初め 、 全て の 黒幕 は 警察 自身 と 思って いた んです 。 でも 、 あの 攻性 防壁 は 会場 に 張ら れて いた 警察 の 物 と は 明らかに 違う ・・・ あんな 防壁 見た 事 あり ませ ん 。 やっぱり あれ は 、 笑い おと 」

クロマ 「 しっ 。 断片 の お 礼 に 忠告 し とく けど 、 あんまり 知り すぎる と 、 現実 世界 の 肉体 ごと 消さ れる 事 に なる わ よ 。」

J . D 「 おい 、 コネロス しちゃ った の か よ ? ベビー ・ ルース 「 あ 、 大丈夫です ・・・ すみません が 、 今日 は この 辺 で 失礼 さ せて 頂き ます 。」

カナビ 「 何 よ 。 まだ さっき の 続き が 」

ベビー ・ ルース 「 では 、 すみません でした ・・・」

カナビ 「 あっ ・・・」

J . D 「 なんだ よ 。 何だか 急に 冷めちゃ った 感じ 。」

「 ま 、 どうせ こんな 所 で 熱く なった って 、 事件 の 真実に は 辿りつけ ない けど ね 。」

カナビ 「 わかん ない わ よ 。 もしかしたら 本物 の 笑い 男 が 見て いる かも しれ ない じゃ ない 。」

「 そんな 事 思っちゃ って る 時点 で もう 駄目 駄目だ よ 。 と は 言え 、 この 事件 って やっぱり 難し 過ぎる よ 。 いずれ 飽きる ね 。」

カナビ 「 あたし は 、 腐り きった 世の中 から 生まれた 偶然 が 、 何 か の 象徴 と して 作り 出して しまった 現象 が 、 笑い 男 な んじゃ ない か って 思う な 。」

J . D 「 こんな 風 に 踊ら さ れて る 僕 等 に した って 、 既に 模倣 者 だ し な 。」

カナビ 「 ただ 、 事件 の 全て が 現象 だった と して も 、 ベビー ・ ルース が 言った 様 に 、 最初の 誘拐 と 6 年 経った 今に なって 暗殺 予告 を して みせた 件 に だけ は 、 何 か 共通 した 物 を 感じ なく も ない わ ね 。」

クロマ 「 私 は その 二 つ の 事件 だけ が 、 同一の 才能 を 持った 犯人 に よって 引き起こさ れた 物 だ と 考えて る 。 他の 物 は 規模 の 大小 、 その 目的 、 犯行 思想 等 に かかわら ず 、 英雄 の 不在 が 作り 出した コピー で しか ない と 。 ただ その 切っ掛け を 作った 二 つ の 事件 の 犯人 も 、 オリジナルである か どう か は 疑わしい けど ね 。」

オンバ 「 お 姉さん 、 鋭い ! クロマ 「 強制 転送 か ・・・ 何 だ ・・・? オンバ 「 何で ? 今 いい 所 な んだ よ 。 もう ちょっと 繋がって て も いい でしょ ? ああ ん 、 けち ! バトー 「 なんだ けど よ 、 お前 、 どう 思う ? 草薙 素子 「 ちっ 、 トレース 出来 なかった か ・・・」

バトー 「 おい ・・・」

草薙 素子 「 えっ 、 何 か 言った ? バトー 「 もし かして お前 、 今迄 ずっと 潜って た ・・・? あっ ぶ ねえ な もう ! 草薙 素子 「 別に この 辺り の 運転 なら 、 居眠り し ながら でも 出来る わ よ 。 で 何 ? バトー 「 いい よ もう ・・・二 度 と 言わ ねえ 。」

草薙 素子 「 オリジナル なき 模倣 者 達 の 作り 出した 現象 ・・・ そこ に 繋がら ない ピース が 二 つ ・・・」

バトー 「 なんだ ? それ 。」

草薙 素子 「 別に 。」

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オンバ 「 やあ みんな ! |や あ| OBA "Hey everyone! 옴바 「안녕 모두! Laughing - Man Room へ ようこそ ! laughing|man|room|| Laughing - Man Room에 오신 것을 환영합니다! J . D 「 いや あ 、6 年 ぶり の 復活 ! j|d|||とし|||ふっかつ J . D: "Beh, sono sei anni che non torno! J.D 「아니, 6년 만의 부활! と 思った の に ビックリ じゃ ない ? |おもった|||びっくり|| I thought I was surprised? 라고 생각했는데 놀랍지 않니? オンバ 「 確かに 驚いた ね 。 |たしかに|おどろいた| OBAKA: I was certainly surprised. 옴바 「확실히 놀랐네. 不謹慎 ながら 、 この ネットマスターオンバ も 流石 に 血 が 騒いだ よ 。」 ふきんしん|||||さすが||ち||さわいだ| Non è giusto, ma anche questo Netmaster Omba ha fatto ribollire il sangue". 근심하면서 이 넷마스터 옴바도 유석에 피가 떠들썩해. '

J . D 「 ここ に 来て いる みんな は 筋金入り の フリークス 。」 j|d|||きて||||すじがねいり|| J . D: "Qui sono tutti fanatici dell'hardcore". J. D 「여기에 와 있는 모두는 근금이 들어간 괴물.」

「 でも 討論 に 加わる 気 は 無い 奴 ば ー っ か 。」 |とうろん||くわわる|き||ない|やつ||-|| Ma solo quelli che non vogliono partecipare al dibattito. 「하지만 토론에 참가할 생각은 없는 놈이야?」

カナビ 「 よし なさい よ 、 そういう 物言い 。」 |||||ものいい 가나비 「좋아요, 그런 말씀.」

ベビー ・ ルース 「 書き 込み 攻撃 、 さ れ ます よ 。」 べびー||かき|こみ|こうげき|||| 아기 루스 "쓰기 공격, 있어요."

クロマ 「 この チャットルーム に 、 笑い 男 事件 に ついて 興味深い 話 を する 人 が 居る って 聞いて 来た んだ けど 、 どなた かしら ? ||||わらい|おとこ|じけん|||きょうみぶかい|はなし|||じん||いる||きいて|きた|||| J . D 「 ここ に いる 全員 が そう な んじゃ ない の か な ? j|d||||ぜんいん|||||||| 「 そう で も ない 奴 も いる けど ね 。」 ||||やつ||||

J . D 「 それ って どういう 意味 ? j|d||||いみ J . D. "What does that mean? 「 その まんま の 意味 。」 |まん ま||いみ

J . D 「 それにしても 、 笑い 男 が 復活 した 途端 に 死んだ って の は どういう 訳 ? j|d||わらい|おとこ||ふっかつ||とたん||しんだ|||||やく これ で 僕 も リアルタイムフリークス の 仲間 入り だ と 思った のに 。」 ||ぼく||||なかま|はいり|||おもった|

カナビ 「 何 興奮 して る の ? |なん|こうふん||| 今さら そんな 事 に 拘って る 人 居 ない わ よ 。 いまさら||こと||こだわって||じん|い||| 馬鹿らしい 。」 ばからしい

「 馬鹿らしい と 言えば 、 まず あんた の その 格好 が 馬鹿らしい と 思う ね 。」 ばからしい||いえば|||||かっこう||ばからしい||おもう|

J . D 「 だったら 、 さっさと 建設 的な テーマ を 提示 しろ よ 。 j|d|||けんせつ|てきな|てーま||ていじ|| ふん 。」

カナビ 「 それ じゃ 、 今回 の 暗殺 未遂 事件 で 笑い 男 が 突然 復活 した 理由 に ついて 、 って 言う の は ? |||こんかい||あんさつ|みすい|じけん||わらい|おとこ||とつぜん|ふっかつ||りゆう||||いう|| 「 は ー い 、 先生 。 |-||せんせい それ は 、 世の中 が 相 も 変わら ず 退屈で 糞 った れ だ から だ と 思い ます 。」 ||よのなか||そう||かわら||たいくつで|くそ|||||||おもい|

カナビ 「 そんな 事 は 分かって る けど 、 私 が 言い たい の は 今回 の 事件 と 6 年 前 の 彼 と は 、 実は 別の 犯人 な んじゃ ない の か って 事 な の よ 。」 ||こと||わかって|||わたくし||いい||||こんかい||じけん||とし|ぜん||かれ|||じつは|べつの|はんにん|||||||こと|||

「 クックック 。 彼 だって ? かれ| 笑い 男 が 実際 に 男 か どう かも 分から ない のに ? わらい|おとこ||じっさい||おとこ||||わから|| J . D 「 男 だ よ 。 j|d|おとこ|| 僕 が ある ソース から 得た 情報 に よる と 、 男 に 決まって る 。 ぼく|||そーす||えた|じょうほう||||おとこ||きまって| それ に 女 だ と したら 、 笑い 男 なんて 名乗る か ? ||おんな||||わらい|おとこ||なのる| ベビー ・ ルース 「 待って ください 。 べびー||まって| よ 、 よく 資料 を 調べて 貰う と 分かる と 思う んです けど 、 彼 は 自ら を 笑い 男 と 名乗った 事 は ない んです よ 。」 ||しりょう||しらべて|もらう||わかる||おもう|||かれ||おのずから||わらい|おとこ||なのった|こと||||

J . D 「 名乗った と して も 、 男 だ よ ! j|d|なのった||||おとこ|| 社長 誘拐 の 時 の 映像 、 ありゃ どう 見て も 男 だ ぜ 。」 しゃちょう|ゆうかい||じ||えいぞう|||みて||おとこ||

「 た ー ん じゅん 。 |-|| 義 体 って 可能 性 も ある のに 。」 ただし|からだ||かのう|せい|||

カナビ 「 待って 。 |まって 話題 が ずれて る わ よ 。 わだい||||| 今回 の 事件 が 、 今迄 企業 脅迫 に 限って いた 彼 の 犯行 スタイル と 余りに も 違う って 事 に ついて 意見 は 無い の ? こんかい||じけん||こん まで|きぎょう|きょうはく||かぎって||かれ||はんこう|すたいる||あまりに||ちがう||こと|||いけん||ない| 確かに 今回 の 事件 も マイクロマシン 絡み の 疑惑 から スタート して は いる けど 、 行き 成り 総監 暗殺 を 決行 する って 言う の は 乱暴 過ぎ って 気 が し ない ? たしかに|こんかい||じけん|||からみ||ぎわく||すたーと|||||いき|なり|そうかん|あんさつ||けっこう|||いう|||らんぼう|すぎ||き||| 「 うーん 。 ま 、 確かに 、6 年 前 は 秘書 や 家族 の 電 脳 を ハック して メール を 送る って いう スタイル から 始まった って 話 だ けど ね 。」 |たしかに|とし|ぜん||ひしょ||かぞく||いなずま|のう||||めーる||おくる|||すたいる||はじまった||はなし|||

J . D 「 それ じゃあ 、 今回 は 偽者 って 言い たい 訳 ? j|d|||こんかい||にせもの||いい||やく カナビ 「 その 可能 性 高く ない ? ||かのう|せい|たかく| 彼 が 姿 を 消して から 6 年 よ 。 かれ||すがた||けして||とし| 今回 の 事件 は ネット 上 の 笑い 男 ブーム に 託けた 狂言 な んじゃ ない ? こんかい||じけん||ねっと|うえ||わらい|おとこ|ぶーむ||かこつけた|きょうげん||| ベビー ・ ルース 「 でも 、 企業 脅迫 が 笑い 男 の 犯行 スタイル だ と 決定 して いる 根拠 は 何 です か ? べびー|||きぎょう|きょうはく||わらい|おとこ||はんこう|すたいる|||けってい|||こんきょ||なん|| 最初の 誘拐 は 乱暴で は なかった んです か ? さいしょの|ゆうかい||らんぼうで|||| カナビ 「 でも 社長 誘拐 以後 は 衝動 的な 犯行 は 犯して い ない と 思う けど 。」 ||しゃちょう|ゆうかい|いご||しょうどう|てきな|はんこう||おかして||||おもう|

J . D 「 そう だ よ な 。 j|d|||| 大体 クールじゃ ない よ 、 他人 を 操って 暗殺 なんて 。 だいたい|クール じゃ|||たにん||あやつって|あんさつ| 笑い 男 って 言えば 超 AI 級 の ハッカー だ けど 、 今迄 人 死 に は 出して い なかった 訳 だし 。 わらい|おとこ||いえば|ちょう|ai|きゅう|||||こん まで|じん|し|||だして|||やく| ちえっ 、 面白かった けど やっぱ 今回 の は 偽者 か 。 |おもしろかった||や っぱ|こんかい|||にせもの| ま 、 その方 が いい けど 。」 |そのほう|||

「 早くも リアルタイムフリークス の 称号 剥奪 さ れちゃ った ね 。 はやくも|||しょうごう|はくだつ|||| お 気の毒 。」 |きのどく

ベビー ・ ルース 「 じゃあ 、 笑い 男 が クールだ と 考える 理由 は 何 です か ? べびー|||わらい|おとこ||クール だ||かんがえる|りゆう||なん|| J . D 「 クールに 決まって る だろ ! j|d|クール に|きまって||だ ろ あれ だけ の 事 を やって のけた のに 、 違う って 言う の か よ ? |||こと|||||ちがう||いう||| ベビー ・ ルース 「 別に クールじゃ ない と 言って る 訳 じゃ ない んです 。 べびー||べつに|クール じゃ|||いって||やく||| ハッカー 行為 の 手際 の 良 さ に よって クール さ が 決まる と したら 、 今回 の 暗殺 に 使わ れた と 言う 遅 効 性 ウイルス は 素晴らしい 物 だった そうです よ 。 |こうい||てぎわ||よ|||||||きまる|||こんかい||あんさつ||つかわ|||いう|おそ|き|せい|ういるす||すばらしい|ぶつ||そう です| 余りに 精巧に 作ら れて いた から 、 警察 も SP の 電 脳 で 発症 して から しか ワクチン を 作る 事 が 出来 なかった 位 です から ね 。」 あまりに|せいこうに|つくら||||けいさつ||sp||いなずま|のう||はっしょう||||わくちん||つくる|こと||でき||くらい|||

カナビ 「 確かに そう だ わ 。 |たしかに||| しかも 警察 は その後 、 ウイルス 自体 の 痕跡 すら 手 に 出来 なかった って 噂 だし ね 。」 |けいさつ||そのご|ういるす|じたい||こんせき||て||でき|||うわさ||

「 成る程 。 なるほど でも 死んじゃ った じゃ ん 、 犯人 。」 |しんじゃ||||はんにん

J . D 「 そう だ よ 。 j|d||| その ウイルス 作った って 奴 は 、 誰 か に 殺さ れた 訳 だ から 、 やっぱり 偽者 が 現れた が 殺さ れた って 事 だ 。」 |ういるす|つくった||やつ||だれ|||ころさ||やく||||にせもの||あらわれた||ころさ|||こと|

カナビ 「 誰 が 何の 為 に ? |だれ||なんの|ため| 「 は ー い 先生 。 |-||せんせい それ は 秘密 結社 の 陰謀 だ から です 。」 ||ひみつ|けっしゃ||いんぼう|||

J . D 「 そう いえば 、 僕 が ある ソース から 得た 情報 に よる と 、 今回 の 事件 が 発生 する 以前 から 、 脅迫 を 受けた 企業 が 殺し屋 を 雇って いた らしい ぜ 。」 j|d|||ぼく|||そーす||えた|じょうほう||||こんかい||じけん||はっせい||いぜん||きょうはく||うけた|きぎょう||ころしや||やとって|||

「 それ 何処 の ソース ? |なに しょ||そーす 豚カツ ? とんかつ オイスター ? カナビ 「 企業 が 犯人 を 消す 理由 は 何 ? |きぎょう||はんにん||けす|りゆう||なん J . D 「 だ から 、 ずっと 機会 を 狙って た んだ って 。 j|d||||きかい||ねらって||| 脅迫 や 現金 要求 に 対する 恨み から さ 。 きょうはく||げんきん|ようきゅう||たいする|うらみ|| それ が 今回 の 暗殺 予告 で 足 が 付いた って 訳 さ 。」 ||こんかい||あんさつ|よこく||あし||ついた||やく|

「 に した って 、 偽者 消して 何 に なる んだ よ 。」 |||にせもの|けして|なん||||

カナビ 「 そう よ 。 もし 本物 だ と して も 、 警察 が 解析 出来 なかった 相手 を 見つけて 殺す なんて 有り 得 ない わ 。」 |ほんもの|||||けいさつ||かいせき|でき||あいて||みつけて|ころす||あり|とく||

ベビー ・ ルース 「 そ 、 それ こそ らしく ないで す 。 べびー||||||| そんなに 簡単に 足 が 付く なんて 、 クールじゃ ない 。」 |かんたんに|あし||つく||クール じゃ|

J . D 「 だったら 、 本物 の 笑い 男 に よって 殺さ れ たって の は ? j|d||ほんもの||わらい|おとこ|||ころさ|||| 「 んな 訳ない でしょ 。 |わけない| 警察 の 言う 様 に 、 笑い 男 複数 犯 説 で 仲間割れ って の が 妥当だろ 。」 けいさつ||いう|さま||わらい|おとこ|ふくすう|はん|せつ||なかまわれ||||だとうだ ろ

カナビ 「 それ じゃあ 最初の 結論 に 戻った って 事 で いい の かしら ? |||さいしょの|けつろん||もどった||こと|||| 今回 の 事件 は 6 年 前 の 笑い 男 と は 別人 が 起こした って 事 で 。」 こんかい||じけん||とし|ぜん||わらい|おとこ|||べつじん||おこした||こと|

ベビー ・ ルース 「 も 、 もう 一 度 聞き ます が 、 企業 脅迫 が 笑い 男 の スタイル だ と 言う 根拠 は 何 です か ? べびー||||ひと|たび|きき|||きぎょう|きょうはく||わらい|おとこ||すたいる|||いう|こんきょ||なん|| J . D 「 しつこい よ お前 ! j|d|||おまえ だ から クールじゃ ない から だ よ ! ||クール じゃ|||| ベビー ・ ルース 「 でも 、 よく 思い出して 見て 下さい 。 べびー||||おもいだして|みて|ください 一番 最初の 事件 って 、 そんなに クールだった です か ・・・? ひと ばん|さいしょの|じけん|||クール だった|| J . D 「 あ 、 あっ ・・・」 j|d||

「 ふ ぅ ・・・」

オンバ 「 成る程 ! |なるほど その ネタ を 語る に は 、 やはり 原点 は 外せ ない ね 。 |ねた||かたる||||げんてん||はずせ|| じゃあ ちょっと 話題 を 変える 意味 で 、 笑い 男 事件 の 原点 を 振り返って みる 事 に しよう 。」 ||わだい||かえる|いみ||わらい|おとこ|じけん||げんてん||ふりかえって||こと||

キャスター 「2 月 3 日 、7 時 20 分 に なり ました 。 きゃすたー|つき|ひ|じ|ぶん||| おでかけ 天気 予報 の 時間 です 。 |てんき|よほう||じかん| みなさん 、 朝 の 通勤 ご苦労様です 。 |あさ||つうきん|ごくろうさまです きょう 2 月 3 日 は 、 国際 博覧 会 開催 迄 丁度 100 日 前 の 日 な んです 。 |つき|ひ||こくさい|はくらん|かい|かいさい|まで|ちょうど|ひ|ぜん||ひ|| そこ で 今朝 の お で 天 で は こんな アンケート を 考えて み ました 。 ||けさ||||てん||||あんけーと||かんがえて|| 題して 、 万博 に 」 だいして|ばんぱく|

笑い 男 「 そいつ は ずるい な ! わらい|おとこ|そい つ||| 女 「 き ゃあ ! おんな|| 笑い 男 「 だったら 今 、 あの カメラ の 前 で 真実 を 語って ください ! わらい|おとこ||いま||かめら||ぜん||しんじつ||かたって| アーネスト ・ 瀬 良 野 「 やめろ 。 |せ|よ|の| 君 に は 撃て ん よ 。」 きみ|||うて||

笑い 男 「 どうか な ! わらい|おとこ|| アーネスト ・ 瀬 良 野 「 ぐ わっ ! |せ|よ|の||わ っ オンバ 「 最 早見 飽きちゃ った かも しれ ない けど 、 本人 と 思わ れる 人物 が 姿 を 見せた の が この 時 一 度 きり だ から 、 仕方ない よ ね 。」 |さい|はやみ|あきちゃ||||||ほんにん||おもわ||じんぶつ||すがた||みせた||||じ|ひと|たび||||しかたない||

J . D 「 ねえ 、 気 が ついた ? j|d||き|| 番組 の フライングロゴ も マーク に 書き 換え られて て 。 ばんぐみ||ふらいんぐ ろご||||かき|かえ|| 芸 が 細かい ねえ 。」 げい||こまかい|

「 各地 の 予報 も ね 。 かくち||よほう|| ただ それ って 、 再 放送 の 分 から 変わった って 噂 も ある んだ よ ね 。」 |||さい|ほうそう||ぶん||かわった||うわさ|||||

カナビ 「 何 に して も 、 これ が 6 年 前 この 国 を 震撼 さ せた 笑い 男 事件 の 原点 ね 。」 |なん||||||とし|ぜん||くに||しんかん|||わらい|おとこ|じけん||げんてん|

「 でも さ 、 今 見たら 全然 クールじゃ ない じゃ ん 。 ||いま|みたら|ぜんぜん|クール じゃ||| 銃 持って る 手 だって プルプル して る し 。」 じゅう|もって||て|||||

J . D 「 甘い 。 j|d|あまい 何 言って んだ よ 。 なん|いって|| そこ が かっこいい じゃ ん か 。」

カナビ 「 ただ 、 この後 に 続く 連続 企業 脅迫 の 手口 と 較べたら 全然 無謀 よ ねえ 。」 ||このあと||つづく|れんぞく|きぎょう|きょうはく||てぐち||かく べ たら|ぜんぜん|むぼう||

ベビー ・ ルース 「 違い ます 。 べびー||ちがい| 特 A の ハッキングテクニック を 持って る に も 関わら ず 、 最初 は 自ら の 肉体 を 敢えて 危険に 晒す と 言う 無謀 と も 取れる パフォーマンス が 、 我々 の 共感 を 呼んだ んです 。 とく|a||||もって||||かかわら||さいしょ||おのずから||にくたい||あえて|きけんに|さらす||いう|むぼう|||とれる|ぱふぉーまんす||われわれ||きょうかん||よんだ| 彼 は 搾取 型 企業 の 欺瞞 を 暴こう と して いる んだ って 。」 かれ||さくしゅ|かた|きぎょう||ぎまん||あばこう|||||

「 深い ね 。」 ふかい|

J . D 「 いや そう な んだ 。 j|d|||| 一見 稚拙な 事件 を 起こして おき ながら 、 メディア 全て に ハッキング して ある と 言う 周到 さ 。 いっけん|ちせつな|じけん||おこして|||めでぃあ|すべて||||||いう|しゅうとう| そこ が 彼 の 魅力 さ 。」 ||かれ||みりょく|

「 熱い なあ 君 達 。 あつい||きみ|さとる ラブ 笑い 男 って 感じ ? らぶ|わらい|おとこ||かんじ そんな メッセージ 一 度 も 発せ られて ない のに ねえ 。」 |めっせーじ|ひと|たび||はっせ||||

リポーター A 「 セラノ 社 に 次いで 、 ジャパン ・ マイクロ ・ インダストリー が 笑い 男 に よって 脅迫 さ れた 模様 です 。」 りぽーたー|a||しゃ||ついで|じゃぱん||||わらい|おとこ|||きょうはく|||もよう|

リポーター B 「 大変な 事 に なり ました 。 りぽーたー|b|たいへんな|こと||| 夥 しい 数 の 事務 机 でしょう か ? か||すう||じむ|つくえ|| 今度 は 佐川 電子 本社 へ の 脅迫 です 。 こんど||さがわ|でんし|ほんしゃ|||きょうはく| 一体 どう やってこ れ だけ の 数 の 机 を 一晩 の 内 に 運び出した のでしょう か ? いったい||||||すう||つくえ||ひとばん||うち||はこびだした|| これ は 正に 、 前例 の 無い 企業 テロ と 言える でしょう ! ||まさに|ぜんれい||ない|きぎょう|てろ||いえる| TAMON 「 本物 ? tamon|ほんもの 本物 でしょ コレ ! ほんもの|| 大 定 春 「 ナノプラント 社 に 電話 して 下さい 。」 だい|てい|はる||しゃ||でんわ||ください

司会 者 「 薩摩 メディテックス って 言ったら 、 九州 でも 一 番 の 優良 企業 でしょ ? しかい|もの|さつま|||いったら|きゅうしゅう||ひと|ばん||ゆうりょう|きぎょう| 何で そんな 所 に 殺人 ウイルス を 送り 付ける なんて 事 する 訳 ? なんで||しょ||さつじん|ういるす||おくり|つける||こと||やく 男 A 「 分から ん 。 おとこ|a|わから| 恐らく 夕べ の 内 に 庭 師 ロボット を ハッキング して やった んだろう 。 おそらく|ゆうべ||うち||にわ|し|ろぼっと||||| 出せ ! だせ 男 B 「 おい 、 見ろ ! おとこ|b||みろ 「 あ 、 僕 マイテル 社 の ミステリーサークル が プリント さ れた T シャツ 持って る 。 |ぼく||しゃ||||ぷりんと|||t|しゃつ|もって| ククッ 。」

カナビ 「 この後 、 株価 の 下落 が 懸念 さ れた 被害 企業 に 対して 公的 資金 の 導入 が 決定 する と 同時に 、 笑い 男 は 犯行 終結 宣言 を 出して ネット の 闇 に 消えた 。」 |このあと|かぶか||げらく||けねん|||ひがい|きぎょう||たいして|こうてき|しきん||どうにゅう||けってい|||どうじに|わらい|おとこ||はんこう|しゅうけつ|せんげん||だして|ねっと||やみ||きえた

「 カドヤ が スナック 菓子 の 中 に 笑い 男 マーク が 入って る って やら かして 、 一瞬 株価 を 上げたり した って 事 も あった よ ね 。」 ||すなっく|かし||なか||わらい|おとこ|||はいって|||||いっしゅん|かぶか||あげたり|||こと||||

ベビー ・ ルース 「 どの 企業 も 株 を 使って 大儲け した 連中 が 居た って 噂 に ついて は 、 どう 思い ます か ? べびー|||きぎょう||かぶ||つかって|おおもうけ||れんちゅう||いた||うわさ|||||おもい|| カナビ 「 そこ だけ で 判断 する なら 、 薩摩 メディテックス の 件 は 偽者 かも 知れ ない 。」 ||||はんだん|||さつま|||けん||にせもの||しれ|

「 それ は 可愛い 女 の 勘 って 奴 ? ||かわいい|おんな||かん||やつ カナビ 「 だったら 、 他 社 が 脅迫 後 に 辿った 株価 の 変動 と 、 薩摩 の 物 と 較べて みたら どう ? ||た|しゃ||きょうはく|あと||てん った|かぶか||へんどう||さつま||ぶつ||かく べ て|| 「 そう いえば 、 薩摩 だけ お上 から の 資金 は 導入 さ れ なかった っけ か 。」 ||さつま||おかみ|||しきん||どうにゅう|||||

J . D 「 成る程 。」 j|d|なるほど

カナビ 「 終結 宣言 の 後 で 、6 社 全て が 同じ 位 儲かって た から 、 気付いて なかった の よ 。」 |しゅうけつ|せんげん||あと||しゃ|すべて||おなじ|くらい|もうかって|||きづいて|||

「 ま 、 予告 の トーク 番組 に して も 、 かなり 残念な 感じ だった し ね 。 |よこく||とーく|ばんぐみ|||||ざんねんな|かんじ||| それ じゃ 、 あれ は 局 側 の やらせ って 事 に けって ー い 。」 ||||きょく|がわ||||こと|||-|

カナビ 「 でも 、 改めて 事件 を 振り返って みる と 、6 年 前 の 事件 も 結構 矛盾 して る わ よ ね 。 ||あらためて|じけん||ふりかえって|||とし|ぜん||じけん||けっこう|むじゅん||||| これ を 全て 同一 犯 と 考える の は 、 やっぱり 強引 過ぎ かしら 。」 ||すべて|どういつ|はん||かんがえる||||ごういん|すぎ|

「 結局 、 複数 犯って 事 な んじゃ ない の ? けっきょく|ふくすう|はん って|こと|||| 最初の 誘拐 と 、 その後 の 事件 の 思想 の 違い を 指摘 して いる 評論 家 も 少なく ない し 。」 さいしょの|ゆうかい||そのご||じけん||しそう||ちがい||してき|||ひょうろん|いえ||すくなく||

J . D 「 僕 は 単独 犯 説 を 支持 し たい んだ けど 。」 j|d|ぼく||たんどく|はん|せつ||しじ||||

カナビ 「 それ は 難しく ない ? |||むずかしく| クロマ 「 今 は 6 年 前 と 今回 の 犯人 が 同じ か どう かって 事 を 推理 して も 意味 無い わ 。 |いま||とし|ぜん||こんかい||はんにん||おなじ||||こと||すいり|||いみ|ない| 事件 の 全容 を 解く 鍵 は 、6 年 前 の 誘拐 と 今回 の 暗殺 予告 の 直後 に 連鎖 的に 起こった 現象 が 、 何の 因子 に よって 引き起こさ れた の か って 事 の 方 に ある 気 が する わ 。」 じけん||ぜんよう||とく|かぎ||とし|ぜん||ゆうかい||こんかい||あんさつ|よこく||ちょくご||れんさ|てきに|おこった|げんしょう||なんの|いんし|||ひきおこさ|||||こと||かた|||き|||

オンバ 「 おっ 、 お 姉さん 、 鋭い ! |お っ||ねえさん|するどい ベビー ・ ルース 「 僕 も そう 思い ます 。」 べびー||ぼく|||おもい|

オンバ 「 それ じゃあ 、 こちら で ストック して ある 当時 の 映像 を 見 ながら 、 そいつ を 検証 して みよう 。 |||||すとっく|||とうじ||えいぞう||み||そい つ||けんしょう|| でも その 前 に 、 サーバ 全体 に 溜まった キャッシュ 上 の バックアップ データ を デリート する ので 、 ちょっと 休憩 ! ||ぜん|||ぜんたい||たまった|きゃっしゅ|うえ||ばっくあっぷ|でーた||||||きゅうけい 「 ねえ 。 この マーク を 考えた って 事 に なって る デザイナー の ポール ※1 が 、 事件 当時 任意 同行 で 特捜 に あげ られた の 覚えて る ? |||かんがえた||こと||||でざいなー||ぽーる||じけん|とうじ|にんい|どうこう||とくそう|||||おぼえて| カナビ 「 自分 の データベース が ハッキング さ れて 、 デザイン が 盗ま れ たって 言い 続けて た ? |じぶん||でーたべーす|||||でざいん||ぬすま|||いい|つづけて| J . D 「 結果 的に デザイナー と して 有名に なれた の は 事実 だ けど ね 。 j|d|けっか|てきに|でざいなー|||ゆうめいに||||じじつ||| 僕 も 尊敬 して る し 。」 ぼく||そんけい|||

カナビ 「 それにしても 、 この 事件 が 当時 これ だけ ブーム に なった 理由 って 、 何 だった んだろう 。」 |||じけん||とうじ|||ぶーむ|||りゆう||なん||

J . D 「 分かり そうで 分から ない 謎 と 、 程好い タイミング で 供給 さ れ 続ける センセーション 。」 j|d|わかり|そう で|わから||なぞ||ほどよい|たいみんぐ||きょうきゅう|||つづける|

「 たまに は いい 事 言う ね 。 |||こと|いう| 瀬 良 野 社長 が 捜査 に 協力 的じゃ ない 所 も 、 その辺 を くすぐった っけ ね 。」 せ|よ|の|しゃちょう||そうさ||きょうりょく|てきじゃ||しょ||そのへん||||

ベビー ・ ルース 「 笑い 男 と の 裏 取引 を 、 今 も 疑わ れて い ます し ね 。 べびー||わらい|おとこ|||うら|とりひき||いま||うたがわ||||| でも 、 僕 が この 事件 に 一 番 魅 かれた の は 、 やっぱり 最初の 事件 に 見て取れる 義 侠的 精神 と 孤高な ヒーロー の イメージ な んです けど ね 。」 |ぼく|||じけん||ひと|ばん|み|||||さいしょの|じけん||みてとれる|ただし|きょうてき|せいしん||ここうな|ひーろー||いめーじ||||

J . D 「 あ 、 僕 も それ 。」 j|d||ぼく||

カナビ 「 今度 の 事件 の 始まり も 、 インターセプター の 不正 使用 疑惑 の 会見 場 だった けど 、 それ も 義 侠的 精神 ? |こんど||じけん||はじまり||||ふせい|しよう|ぎわく||かいけん|じょう|||||ただし|きょうてき|せいしん 「 その インターセプター を 開発 した の は 、 他 で も ない セラノ ・ ゲノミクス 社 。」 |||かいはつ||||た||||||しゃ

ベビー ・ ルース 「 権力 と の 繋がり を 感じ ませ ん か ? べびー||けんりょく|||つながり||かんじ||| J . D 「 やっ ぱお も しれ ー ! j|d|||||- 一億 総 探偵 化 って いう か 、 観衆 の 総 並列 化 が 起こる 訳 だ よ 。」 いちおく|そう|たんてい|か||||かんしゅう||そう|へいれつ|か||おこる|やく||

カナビ 「 全て が マイクロマシン 業界 ぐるみ の 自作 自演 で 、 笑い 男 は 最初 から 株価 操作 を 目的 と した プログラム だった 、 って いう 落ち は ? |すべて|||ぎょうかい|||じさく|じえん||わらい|おとこ||さいしょ||かぶか|そうさ||もくてき|||ぷろぐらむ||||おち| J . D 「 そんな の つまん ない 。 j|d|||つま ん| やっぱ 笑い 男 は いる よ 。」 や っぱ|わらい|おとこ|||

「 いて 欲しい って 思って い たい だけ な んじゃ ない の ? |ほしい||おもって||||||| J . D 「 だけど 僕 が ある ソース から 得た 話 で は 」 j|d||ぼく|||そーす||えた|はなし||

「 けっ 、 また ソース か よ 。」 ||そーす||

J . D 「 この 事件 に よって も たらさ れた 経済 効果 は 約 20兆 円 。 j|d||じけん||||||けいざい|こうか||やく|ちょう|えん それ は それ で 大した 存在 意義 だ と 思わ ない ? ||||たいした|そんざい|いぎ|||おもわ| ベビー ・ ルース 「 みんな 、 中 々 僕 の 言い たい 話 に 乗って きて くれ ない ので 、 僕 も 独自の ソース から 得た 取って置き の ネタ を 提供 し ます 。 べびー|||なか||ぼく||いい||はなし||のって|||||ぼく||どくじの|そーす||えた|とっておき||ねた||ていきょう|| 今回 、 同時 多発 した 暗殺 未遂 は ナナオ ・ A のばら 撒いた ウイルス に よって 引き起こさ れた と 言う 警察 の 公式 発表 は 、 全部 嘘 です 。」 こんかい|どうじ|たはつ||あんさつ|みすい|||a||まいた|ういるす|||ひきおこさ|||いう|けいさつ||こうしき|はっぴょう||ぜんぶ|うそ|

カナビ 「 その 根拠 は ? ||こんきょ| J . D 「 そう だ よ 。 j|d||| その ネタ の ソース を 明か せ よ 。」 |ねた||そーす||あか||

「 また だ よ 、 ソース 。 |||そーす ちなみに この 部屋 に J . D が お出まし に なって から 今迄 何 回 ソース って 言った でしょう ? ||へや||j|d||おでまし||||こん まで|なん|かい|そーす||いった| クロマ 「 私 も それ に は 興味 が ある わ ね 。」 |わたくし|||||きょうみ||||

ベビー ・ ルース 「 実は 僕 、 あの 時間 、 現場 に ハッキング を 仕掛けて た んです 。」 べびー||じつは|ぼく||じかん|げんば||||しかけて||

J . D 「 マジ か よ ! j|d||| じゃあ お前 も 暗殺 を 考えて たって 事 ? |おまえ||あんさつ||かんがえて||こと ベビー ・ ルース 「 ああ 、 じゃ なくて 、 僕 は ただ 、 どんな 事 が 起こる の か 知り たくて 覗いて た だけ な んです 。 べびー|||||ぼく||||こと||おこる|||しり||のぞいて|||| だから 恐らく 、 あの 39 人 の 暗殺 犯 も ウイルス で 操ら れて た んじゃ なくて 、 自分 の 意志 で あそこ に 行って た んだろう と 思う んです 。 |おそらく||じん||あんさつ|はん||ういるす||あやつら|||||じぶん||いし||||おこなって||||おもう| 僕 と 同じ 様 な ハッカー も 沢山 いたし 、 客席 の 中 に も クラック しよう と して た 人 も いる んじゃ ない か な 。 ぼく||おなじ|さま||||たくさん||きゃくせき||なか||||||||じん|||||| ただ 、 誰 も が 何故 か 失敗 して ました けど 。」 |だれ|||なぜ||しっぱい|||

クロマ : 貴方 、 あれ を 見た ? |あなた|||みた

カナビ 「 それ が 本当 なら 大変な 事 よ 。」 |||ほんとう||たいへんな|こと|

「 最 早 何も 信用 出来 ませ ん 。」 さい|はや|なにも|しんよう|でき||

J . D 「 そっ か あ ! j|d|そ っ|| 僕 も あの 日 、 式典 会場 に 行こう か なって 、 一旦 は 思った んだ よ なあ 。 ぼく|||ひ|しきてん|かいじょう||いこう|||いったん||おもった||| くっ そ ー 。」 ||-

カナビ 「 待って 。 |まって て 事 は 、 実は 逮捕 さ れた 39 人 の 中 に 笑い 男 が いた んじゃ ない ? |こと||じつは|たいほ|||じん||なか||わらい|おとこ|||| ベビー ・ ルース 「 それ は ない と 思い ます 。 べびー||||||おもい| あの 時 捕まった 連中 は ここ に 居る 人 達 と 同じ 、 熱狂 的 ファン か 模倣 者 です 。」 |じ|つかまった|れんちゅう||||いる|じん|さとる||おなじ|ねっきょう|てき|ふぁん||もほう|もの|

「 じゃあ ナナオ ・ A の 犯行 予告 に 呼応 して 、 奴 等 は あそこ に 行った と 。」 ||a||はんこう|よこく||こおう||やつ|とう||||おこなった|

ベビー ・ ルース 「 それ も ちょっと 違う んです 。 べびー|||||ちがう| 実は 、 もう 一 つ 取って置き の ネタ が あって 、 あの 事件 の 後 、 僕 、 ネット に ダイブ して いて 、 ナナオ の 手 に よって 改竄 さ れた 彼 名義 の 登録 サーバ を 見つけた んです ・・・ あれ です 。」 じつは||ひと||とっておき||ねた||||じけん||あと|ぼく|ねっと|||||||て|||かいざん|||かれ|めいぎ||とうろく|||みつけた|||

カナビ 「 本当だ わ 。」 |ほんとうだ|

ベビー ・ ルース 「 気 を 付けて 下さい 。 べびー||き||つけて|ください 攻性 防壁 が 巡ら して あり ます よ 。 おさむ せい|ぼうへき||めぐら|||| レベル 6 迄 潜る と 、 いく つ も シミュレーション さ れた 計画 が 残さ れて い ます 。 れべる|まで|くぐる|||||しみゅれーしょん|||けいかく||のこさ||| 再び 大手 マイクロマシンメーカ を 脅迫 する と か 、 今度 は サイボーグ 食品 企業 を 狙う と 言った 方法 も あって 、 どの 計画 に も 遅 効 性分 割 型 ウイルス が 成功 の 要 だ と 言う 部分 は 共通 して い ます 。 ふたたび|おおて|||きょうはく||||こんど|||しょくひん|きぎょう||ねらう||いった|ほうほう||||けいかく|||おそ|き|しょうぶん|わり|かた|ういるす||せいこう||かなめ|||いう|ぶぶん||きょうつう||| でも そこ で 、 ある 一 つ の 疑問 が 残った んです 。 ||||ひと|||ぎもん||のこった| 実は ナナオ が 実際 に 起こした 総監 暗殺 は 、 シミュレーション の 中 に ない んです 。 じつは|||じっさい||おこした|そうかん|あんさつ||しみゅれーしょん||なか||| 他 に いく つ も 周到な 計画 を 準備 して い ながら 、 直前 に なって 突然 総監 暗殺 に 切り替えた の は 何故 な の か ・・・」 た|||||しゅうとうな|けいかく||じゅんび||||ちょくぜん|||とつぜん|そうかん|あんさつ||きりかえた|||なぜ|||

クロマ 「 よく 調べた わ ね 。」 ||しらべた||

ベビー ・ ルース 「 これ しか やって い ませ ん から 、 僕 ・・・」 べびー|||||||||ぼく

J . D 「 でも 何で だ よ 。 j|d||なんで|| もし かして ナナオ ・ A も 、 犯行 予告 に 影響 を 受けた 単なる 模倣 犯 だって 言い たい の ? |||a||はんこう|よこく||えいきょう||うけた|たんなる|もほう|はん||いい|| ベビー ・ ルース 「 そう 考え ない と 、 綿密に 練り 上げた 計画 を 投げ出して 迄 、 プラン に 無い 暗殺 計画 で 切り札 を 使った 理由 が 説明 出来 ない んです 。」 べびー|||かんがえ|||めんみつに|ねり|あげた|けいかく||なげだして|まで|ぷらん||ない|あんさつ|けいかく||きりふだ||つかった|りゆう||せつめい|でき||

「 じゃあ 、 総監 暗殺 を 予告 した の は 誰 よ ? |そうかん|あんさつ||よこく||||だれ| あんた 深 読み し 過ぎ だ よ 。 |ふか|よみ||すぎ|| もっと 実際 の 事象 のみ 解読 しよう よ 。」 |じっさい||じしょう||かいどく||

カナビ 「 でも 、 あんな の 見せ られたら 信憑性 無い ? ||||みせ||しんぴょうせい|ない その 話 。」 |はなし

「 じゃ 、 逆に 聞く けど さ 。 |ぎゃくに|きく|| あの 日 多く の 実行 犯 が 出た に も 関わら ず 、 ナナオ 以外 に 電 脳 型 の 犯行 が 一 件 も 起こら なかった の は 何で よ ? |ひ|おおく||じっこう|はん||でた|||かかわら|||いがい||いなずま|のう|かた||はんこう||ひと|けん||おこら||||なんで| ベビー ・ ルース 「 当日 は ナナオ だけ が 犯行 を 起こす 予定 に なって いた の かも 。 べびー||とうじつ|||||はんこう||おこす|よてい||||| で 、 予め 失敗 する の も 決め られて いた 。 |あらかじめ|しっぱい||||きめ|| そして ナナオ こそ が 、6 年 前 に 世間 を 震撼 さ せた 笑い 男 事件 の 犯人 と なる 。」 ||||とし|ぜん||せけん||しんかん|||わらい|おとこ|じけん||はんにん||

カナビ 「 その 筋書き を 書いて 得 を する の って 、 誰 ? ||すじがき||かいて|とく|||||だれ ベビー ・ ルース 「 それ は やっぱり 、 警 さ っ ・・・ さ っ ・・・ ささっ ・・・ さ さ ささ ささ さ さ ささ ささ さ さ ・・・」 べびー|||||けい|||||さ さっ||||||||||

オンバ 「 おおう ・・・? J . D 「 おい ・・・! j|d| クロマ : 貴方 、 随分 と 回りくどい 説明 して きた けど 、 かなり いい 線 迄 辿りついて る んじゃ ない ? |あなた|ずいぶん||まわりくどい|せつめい||||||せん|まで|たどりついて|||

クロマ 「 あの 時 現場 で 、 私 の 身代わり 防壁 が 吹き飛ばさ れた の を 見た ? ||じ|げんば||わたくし||みがわり|ぼうへき||ふきとばさ||||みた ベビー ・ ルース 「 え ? べびー|| あ 、 まさか ・・・ あの 会場 で SP を 取り押さえて た 、 お 姉さん ・・・? |||かいじょう||sp||とりおさえて|||ねえさん クロマ 「 どう な の ! ベビー ・ ルース 「 ええ 、 見て ました 。 べびー|||みて| 危ない 防壁 が 張ら れて ました ね 。」 あぶない|ぼうへき||はら|||

クロマ 「 その 断片 と かって 残って る ? ||だんぺん|||のこって| ベビー ・ ルース 「 ええ ・・・ これ です 。」 べびー||||

クロマ 「 あり が と 。」

ベビー ・ ルース 「 いいえ 。 べびー|| あ 、 じゃあ 、 僕 も 訊いて いい です か 。 ||ぼく||じん いて||| 僕 は 初め 、 全て の 黒幕 は 警察 自身 と 思って いた んです 。 ぼく||はじめ|すべて||くろまく||けいさつ|じしん||おもって|| でも 、 あの 攻性 防壁 は 会場 に 張ら れて いた 警察 の 物 と は 明らかに 違う ・・・ あんな 防壁 見た 事 あり ませ ん 。 ||おさむ せい|ぼうへき||かいじょう||はら|||けいさつ||ぶつ|||あきらかに|ちがう||ぼうへき|みた|こと||| やっぱり あれ は 、 笑い おと 」 |||わらい|

クロマ 「 しっ 。 断片 の お 礼 に 忠告 し とく けど 、 あんまり 知り すぎる と 、 現実 世界 の 肉体 ごと 消さ れる 事 に なる わ よ 。」 だんぺん|||れい||ちゅうこく|||||しり|||げんじつ|せかい||にくたい||けさ||こと||||

J . D 「 おい 、 コネロス しちゃ った の か よ ? j|d||||||| ベビー ・ ルース 「 あ 、 大丈夫です ・・・ すみません が 、 今日 は この 辺 で 失礼 さ せて 頂き ます 。」 べびー|||だいじょうぶです|||きょう|||ほとり||しつれい|||いただき|

カナビ 「 何 よ 。 |なん| まだ さっき の 続き が 」 |||つづき|

ベビー ・ ルース 「 では 、 すみません でした ・・・」 べびー||||

カナビ 「 あっ ・・・」

J . D 「 なんだ よ 。 j|d|| 何だか 急に 冷めちゃ った 感じ 。」 なんだか|きゅうに|さめちゃ||かんじ

「 ま 、 どうせ こんな 所 で 熱く なった って 、 事件 の 真実に は 辿りつけ ない けど ね 。」 |||しょ||あつく|||じけん||しんじつに||たどりつけ|||

カナビ 「 わかん ない わ よ 。 もしかしたら 本物 の 笑い 男 が 見て いる かも しれ ない じゃ ない 。」 |ほんもの||わらい|おとこ||みて||||||

「 そんな 事 思っちゃ って る 時点 で もう 駄目 駄目だ よ 。 |こと|おもっちゃ|||じてん|||だめ|だめだ| と は 言え 、 この 事件 って やっぱり 難し 過ぎる よ 。 ||いえ||じけん|||むずかし|すぎる| いずれ 飽きる ね 。」 |あきる|

カナビ 「 あたし は 、 腐り きった 世の中 から 生まれた 偶然 が 、 何 か の 象徴 と して 作り 出して しまった 現象 が 、 笑い 男 な んじゃ ない か って 思う な 。」 |||くさり||よのなか||うまれた|ぐうぜん||なん|||しょうちょう|||つくり|だして||げんしょう||わらい|おとこ||||||おもう|

J . D 「 こんな 風 に 踊ら さ れて る 僕 等 に した って 、 既に 模倣 者 だ し な 。」 j|d||かぜ||おどら||||ぼく|とう||||すでに|もほう|もの|||

カナビ 「 ただ 、 事件 の 全て が 現象 だった と して も 、 ベビー ・ ルース が 言った 様 に 、 最初の 誘拐 と 6 年 経った 今に なって 暗殺 予告 を して みせた 件 に だけ は 、 何 か 共通 した 物 を 感じ なく も ない わ ね 。」 ||じけん||すべて||げんしょう|||||べびー|||いった|さま||さいしょの|ゆうかい||とし|たった|いまに||あんさつ|よこく||||けん||||なん||きょうつう||ぶつ||かんじ|||||

クロマ 「 私 は その 二 つ の 事件 だけ が 、 同一の 才能 を 持った 犯人 に よって 引き起こさ れた 物 だ と 考えて る 。 |わたくし|||ふた|||じけん|||どういつの|さいのう||もった|はんにん|||ひきおこさ||ぶつ|||かんがえて| 他の 物 は 規模 の 大小 、 その 目的 、 犯行 思想 等 に かかわら ず 、 英雄 の 不在 が 作り 出した コピー で しか ない と 。 たの|ぶつ||きぼ||だいしょう||もくてき|はんこう|しそう|とう||||えいゆう||ふざい||つくり|だした|こぴー|||| ただ その 切っ掛け を 作った 二 つ の 事件 の 犯人 も 、 オリジナルである か どう か は 疑わしい けど ね 。」 ||せつ っ かけ||つくった|ふた|||じけん||はんにん||おりじなるである|||||うたがわしい||

オンバ 「 お 姉さん 、 鋭い ! ||ねえさん|するどい クロマ 「 強制 転送 か ・・・ 何 だ ・・・? |きょうせい|てんそう||なん| オンバ 「 何で ? |なんで 今 いい 所 な んだ よ 。 いま||しょ||| もう ちょっと 繋がって て も いい でしょ ? ||つながって|||| ああ ん 、 けち ! バトー 「 なんだ けど よ 、 お前 、 どう 思う ? ||||おまえ||おもう 草薙 素子 「 ちっ 、 トレース 出来 なかった か ・・・」 くさなぎ|もとこ|ち っ|とれーす|でき||

バトー 「 おい ・・・」

草薙 素子 「 えっ 、 何 か 言った ? くさなぎ|もとこ||なん||いった バトー 「 もし かして お前 、 今迄 ずっと 潜って た ・・・? |||おまえ|こん まで||くぐって| あっ ぶ ねえ な もう ! 草薙 素子 「 別に この 辺り の 運転 なら 、 居眠り し ながら でも 出来る わ よ 。 くさなぎ|もとこ|べつに||あたり||うんてん||いねむり||||できる|| で 何 ? |なん バトー 「 いい よ もう ・・・二 度 と 言わ ねえ 。」 ||||ふた|たび||いわ|

草薙 素子 「 オリジナル なき 模倣 者 達 の 作り 出した 現象 ・・・ そこ に 繋がら ない ピース が 二 つ ・・・」 くさなぎ|もとこ|おりじなる||もほう|もの|さとる||つくり|だした|げんしょう|||つながら||ぴーす||ふた|

バトー 「 なんだ ? それ 。」

草薙 素子 「 別に 。」 くさなぎ|もとこ|べつに