Death Note Episode 15
月 君 は …
私 の 初めて の 友達 です から
海 砂 …
はい
レム に 頼 ん で くれる か ?
L を 殺せ って …
レム 、 ライト に 愛さ れ たい
それ が 、 私 の 幸せ
いい だ ろ う
L を 殺し て やる よ
L が 死ぬ …
こんな 簡単 に …
で 、 いつ 殺す ?
そい つ の 居場所 に 連れ て 行って もらえ れ ば 、 すぐに 殺せ る が
早い 方 が いい
明日 に も …
しかし 、 今 すぐ 決断 する の は 安易 だ な
今晩 、 殺し 方 と 合わせ て 、 よく 考え て から 返事 する
わかった
いい か 、 いかなる 場合 でも 、 僕 が 指示 する まで は 殺す な
「 いかなる 場合 でも 」 だ
ああ 、 それ は 約束 して やる よ
L に 関して は …
海 砂 、 携帯 の 番号 を 教え て くれ
今頃 遅い よ
ライト の も 教え て ね
いや 、 僕 の 番号 は 教え られ ない
何 で よ ! 恋人 同士 で そんな の ない ~
僕 は 警察 に マーク さ れ てる と 言った だ ろ う
今 の 警察 は 、 特定 者 電話 の 会話 を 聞く 事 が できる ん だ
あっ 、 じゃ 、 だったら これ
海 砂 の 携帯 一 個 あげる
色々 使い分け て たら 、 三 個 に なった から
いい アイデア だ
海 砂 の なら 多分 大丈夫 だ ろ う
やった
毎日 ラブ コール する ね 、 メール も たくさん
いや 、 電源 は 切って おく
電話 する 時 は 最低 限 必要 な こと を 、 こっち から のみ だ
え 、 そんな …
いつ 電話 し て くれる ?
多分 明日 …
L を 処刑 する し ない に 関わら ず 、 一 度 連絡 入れる よ
ええ ~ 明日 ~
なんか 内容 が 恋人 っぽく ない けど 、 その後 恋 を 語れ ば いい わ ♪
じゃあ 海 砂 、 今日 は もう 帰る ん だ
え ~ な に 、 まだ 七 時 じゃ ない
恋人 の 時間 は これ から です
二 人 で ご飯 食べ て 、 夜景 見 て
海 砂 …
いい な
今日 は 帰る ん だ
それ から 、 レム と 外 で 会話 する 時 は 、
周り に 人 が い ない か 注意 し て 、 小声 で た
僕 も リューク と は そう して いる
お邪魔 し まし た ~…
海 砂 さん ~ 明日 も 来 て ね ~
しかし 、 いきなり キス と は 驚 い た
海 砂 に は 、 僕 に 心底 惚れ させ て おく 必要 が ある
そんな こと より も 、 L は 明日 殺す か どう か だ
L と して 公 に なって い ない 今 、 流 河 が 死ね ば 、
僕 が キラ だ と いう 疑い が 濃厚 に なる 事 は 、 覚悟 し なけ れ ば なら ない
なるほど
オレ は 「 友達 」 と か 言い出す から 、 殺す の に 躊躇 し だし た の か と 思った ぜ
友達 … ?
話 を 合わせ た だけ だ
最初 から 、 「 友情 を 求め て くる なら 受け入れ て やろ う 」 と 、 言って い た はず だ
流 河 は 夜 神 月 の うわべ の 友達
L は キラ の 敵 だ
そう だ … L は 敵
流 河 が L と 名乗った 以上 … 殺す べき
ここ で L に 「 事故 死 」 を 使え ば 、 僕 を キラ だ と 疑え る 者 は 殆ど 居 ない
居 た と して も 証拠 など ない
L が 死 ん だ 後 の 動き を 想像 しか でき ない …
もう ここ は 賭け だ
明日 が L …
いや 、 少なくとも
竜崎 . 流 河 の 命日 だ …
毛 スナック 菓子 食べ カス 毛 夜 神 さん 近日 中 私 が 死 ん だ ら 、 息子 さん が キラ です
また 毛
今 なん と 言った 竜崎 … ! !
そう です よ 、 何 を 言い出す ん です
ワタリ を 自由 に 使える よう に し て おき ます から 、
あと は お 願い し ます
竜崎 …
殆ど 疑い は 晴れ た と 言って おい て 、
一体 、 本心 で は どこ まで 息子 を …
私 に も 私 の 本心 が わかり ませ ん
こんな こと 今 まで なかった
キラ と 第 二 の キラ が 繋がった と すれ ば … N 私 は 、 大 ピンチ です
ですから 自分 を 、 冷静 に 分析 でき なく なって いる の かも しれ ませ ん
他 に 疑え る 者 が い ない から 、 固執 し て いる だけ かも しれ ない
それ でも …
今 私 が 殺さ れ たら 、 息子 さん が キラ だっ 断定 し て ください
また 不意打ち を する こと に なる が 、 仕方ない
もう … ここ は 賭け だ
そんな 事 ない よ
ちょっと 要領 が いい だけ さ
どう し た の ?
あっ 、 夜 神 君 ~
こんにちは
高田 さん
ちょっと 彼 と 二 人 で 話 が し たい ん で 、 また 後 で
え ? あ 、 はい …
いい ん です か ? 彼女
そんな こと より 、
「 人前 に 顔 を 出す の は 怖い 」 と 言って い た のに 、 大丈夫 な の か ?
夜 神 君 が キラ で なけ れ ば 大丈夫 だ と 気付き まし た
外 で 私 が L だ と 知って いる の は 夜 神 君 だけ です から
な の で もし 私 が 近日 殺さ れ たら 、
「 夜 神 月 が キラ 」 だ と 本部 の 皆さん に 言って おき まし た
コイツ …
夜 神 君 も 私 の 休学 を 寂しい と 言って くれ まし た し 、
少し は 気分 転換 に 来る こと に …
死な なきゃ 大学 は 楽しい 所 です
ああ 、 流 河 が い ない と 、 話 の レベル が 会う 奴 が い なく で 、 つまらない よ
それ で 才女 の 高田 さん です か
ま ぁ 、 そんな ところ だ
本当 に 今日 … コイツ を 殺し て 大丈夫 な の か …
いや … コイツ 、 殺 そ う と 思った ところ に ノコノコ 出 て き て 、
僕 の 決心 を にぶら せ て いる
おそらく 、 釘 を 刺し て おく 為 に …
これ じゃ コイツ の 思う 壺 じゃ ない か
学 食 で ケーキ 食べ ませ ん か ?
ああ 、 僕 も 次 が 休講 な ん だ
それ は よかった
ショート ケーキ あり ます か ね
さ ぁ … どう だった な
ライト 、 い た ~
この 近く で 撮影 やって る から 、 来 ちゃ った
海 砂 ! ! 馬鹿 …
ライト の お 友達 ?
個性 的 で 素敵 ね ~
いや 、 勝った
海 砂 に は 流 河 の 本名 が 見え て いる …
私 、 ライト の 彼女 の 弥 海 砂 、 よろしく ね
流 河 旱 樹 です
え ?
流 河 旱 樹 …
ああ コイツ 、 あの アイドル と 同姓 同名 な ん だ
面白い だ ろ
でも 、 見え てる 名前 と 違う …
流 河 、 今回 は 出 て き た こと が 裏目 に …
え へ へ 、 え へ …
なんだ その 笑い は …
まさか コイツ … 気付 い た の か
しかし 、 第 二 の キラ の 可能 性 を 考え たら 、 笑って い られる はず が …
夜 神 君 …
羨ま し い です
「 エイ ティーン 」 八 月 号 から の 海 砂 さん の ファン です
ええ 本当 、 嬉しい ~
あっ 、 あの 子 、 ミサ ミサ じゃ ない ~ ?
本当 だ 、 ミサ ミサ だ
え 、 ミサ ミサ
え 、 本物 ?
やっぱり 若い 人 多い と バレ ちゃ う ん だ
すごい ~
毎月 見 て ます
頑張って ください
うん 、 ありがとう 、 頑張る よ
なん な ん だ …
や だ ! 誰 か お 尻 触った ?
あ …
何で 不謹慎 な ~
どさくさ に まぎれ て 許せ ない です ね
犯人 は 私 が 見つけ ます
あ は は は … 流 河 君 って 面白い …
俺 も 触り て ぇ ~
バカ
どう か が 、 早く 海 砂 から L の 本名 を 聞き出し たい が 、
この 取り巻き が 邪魔 だ
MISA ☆
もう 時間 よ 、 また 遅刻 する 気 ?
あっ … ごめん ヨッシー
いく わ よ
う 、 うん …
いい ぞ …
海 砂 が ここ から 出 て いけ ば 、 あと は 電話 一 本 で 名前 を 聞き 出せ る …
じゃあ ね 、 ライト ~
仕事 終わったら ね
さて 、 行き ま しょ う か 夜 神 君
ああ
悪い が 先 に 行って て くれ 、 トイレ 寄って いく から
そう です か ? じゃあ …
終わり だ
色々 楽しかった よ 、 L …
お前 の 名前 を 知って 、 自分 で 殺せ て よかった …
L 、 色々 楽しかった よ
お前 の 名前 を 知って 、 自分 で 殺せ て よかった …
はい 、 もしもし
何 が 「 もしもし 」 だ
あ ~ この 携帯 、 さっき の 騒ぎ の 時 誰 か が 落とし た みたい です
アイツ …
あの 時 …
もしもし ?
あ 、 それ は 海 砂 の 携帯 だ から 、 僕 が 返し て おく よ
あっ そう です か 、 わかり まし た
流 河 、 「 して やったり 」 と 思って る ん だ ろ う が
海 砂 は もう 一 つ 携帯 を 持って いる
そっち に 掛け れ ば …
今度 は 私 の 携帯 です
はい
はい 、 そう です か 、 やり まし た ね
わかり まし た
夜 神 君 に とって は 嬉しかったり 悲しかったり だ と 思い ます が 、
弥 海 砂 を 第 二 の キラ 容疑 で 確保 し まし た
一体 いつ から 海 砂 の 事 を …
こんなに 早く 捕まる と は …
弥 の 部屋 から 第 二 の キラ が ビデオ テープ を 送った 時 、
封 を し て い た ガムテープ に 付着 し て い た 毛 や 洋服 の 繊維 など 、 多数 の 証拠 が 出 まし た
第 二 の キラ 容疑 と いう こと で は 世間 の 混乱 が 予想 さ れる ので 、 マネジャー の 麻薬 所持 容疑 へ の 任意 同行 に し て い ます が …
世間 に 出る 事 は ない でしょ う
甘かった …
あの ビデオ … 僕 が 徹底 的 に 証拠 隠滅 し て おく べき だった …
結局 流 河 は 、 隠れる こと より も 、 僕 と 一緒 に いる こと で 身 を 守り 、 確信 に 迫った …
この 賭け 、 僕 の …
私 の …
僕 の …
いや !
また だ …
まだ 勝負 は これ から だ 、 L
ワタリ 、 何 か 喋った か ?
いえ 、 まだ 一言 も …
彼女 の 影 像 を こっち に も くれ
いい ん です か ?
いい から 、 早く
竜 … 竜崎 、 これ は 一体 …
第 二 の キラ と して 捕まえ た ん です
これ くらい 当たり前 です
確かに 、 弥 の 部屋 に は 、 第 二 の キラ と 確信 できる だけ の 証拠 は あった が …
はい 、 間違え ない でしょ う
あと は どう 殺し た の か 、 キラ を 知って いる の か 、 知って いる なら 誰 な の か 、
自供 さ せる しか あり ませ ん
ワタリ 、 十分 に 注意 し ながら 多少 理不尽 な やり 方 でも 構い ませ ん
吐か せ て 下さい
はい
それ で 夜 神 さん
月 君 を キラ と して の 重要 参考人 で 呼ぶ こと に なる と 思う ので … 覚悟 し て おい て ください
竜崎 、 弥 が 言葉 を
早く 、 影 像 と 音声 を !
三 日 目 に し て ようやく か …
もう … 我慢 でき ない …
殺し て …
殺し て … 早く 殺し て
はたち
やはり … 二十 歳 そこそこ の 女の子 に は 厳し すぎる …
もう 極限 状態 な ん だ
弥 海 砂 、 聞こえる か ?
聞こえる …
お 願い … 早く 殺し て …
それ は 自分 が 第 二 の キラ で ある と 認める と いう こと か
違う … 第 二 の キラ なんて 知ら ない …
こんな の も う … 我慢 でき ない …… 死 ん だ 方 が いい …
さあ ! 早く 殺し て !
あなた なら 私 を すぐ 殺せ る でしょう !
海 砂 … まさか …
そう … 殺し て …
私 に 殺し て くれ と …
そう … 殺し て よ
もう … 我慢 でき ない …
殺し て …
海 砂 を 殺す なら 夜 神 月 を 殺す
こんな 事 に なった の も …
ダメ … ダメ … 私 を 殺し て …
海 砂 そんなに …
アイツ の 為 に 死ぬ なんて …
もう いい … 殺し て くれ ない なら … !
まずい ! ワタリ 、 舌 を かま せる な
まさか もう キラ に 操ら れ て の 死 の 前 の 行動 じゃ ない でしょ う ね …
お っ 、 レム
なん だ いきなり
夜 神 月
海 砂 は 私 が 逃がし て やる と 言って も 拒絶 し た
ちから
自分 に 特別 な 能力 が 備わって いる と 思わ れ て 、
オマエ に 迷惑 が かかる と 思った から だ ろ う
そして 精神 的 に 限界 が 来 た と みる と
私 に 「 殺し て くれ 」 と 頼み 始め た
全部 、 オマエ に 愛さ れ たい が 為 だ
いくら 頼ま れ て も 、 そんな 海 砂 を 殺せ ない
見て い られ なかった …
この 苦しみ から 救い出す 方法 は ひと つ …
デスノート の 所有 権 を 放棄 …
そう だ
デスノート の 所有 権 を 放棄 すれ ば 、 デスノート に 関 する 記憶 が 一切 消える
自分 の ノート に よる 殺人 も 、 夜 神 月 が キラ で ある と いう 記憶 も なくなり 、
秘密 が 海 砂 から 洩 れる 事 は なく なる
そして 海 砂 に は もう 、 私 も リューク も 見え なく なる …
海 砂
お前 が 死 神 の こと は 、 一切 忘れる 事 に なる
大丈夫 だ 、 海 砂 の 好き な 人間 は 夜 神 月
その 感情 だけ は 残る …
だから 海 砂 、 ノート の 所有 権 を 放棄 し て
全て 夜 神 月 に 託せ
今 もう 海 砂 は 、 デスノート の 所有 者 じゃ ない
よく やって くれ た 、 レム
僕 も その 方法 しか ない と 思って い た ところ だ …
デスノート の 記憶 が 飛べ ば 、 海 砂 を 釈放 さ せる こと も 不可能 じゃ ない
夜 神 月 、 今 の オマエ に とって は 、 これ が 一 番 望ましい 方法 だ と わかって い て 、
私 は 海 砂 に 提案 し た …
海 砂 を 助け出さ なけ れ ば 、 オマエ を 殺す
グフッ
わかった よ 、 レム
これ から の L の 出方 は 大体 わかって いる
僕 に 考え が ある …
さよなら だ 、 リューク
えっ ! ?
ああ … 自分 でも 格好 の いい 状態 と は 思え ない が …
そんな くだらない プライド は …
捨てる !