Death Note Episode 16
この ノート の 所有 権 を … 放棄 する
頼 ん だ ぞ 、 海 砂 の 事 …
ストーカー さん …
ねぇ 、 ストーカー さん
どこ に いる の
もう やめよ う よ こんな 遊び
… は ぁ ?
ストーカー … どういう こと だ
急に 態度 が 一変 し た
やはり … リューク の デスノート を 持って い れ ば 、
レム の ノート を 捨て て も 、 僕 の 記憶 から レム が 消える わけ で も ない
それにしても レム 、 オマエ が 人間 界 に もう 一 冊 ノート 持ち込 ん だ おかげ で 、
僕 は こんな 目 に …
本当 に いい の か ? ライト
ああ
まさか 、 オレ の 渡し た ノート の 最後 は 、 土 の 中 に 捨て られる と は な
いい か リューク 、 まだ 土 の 中 に 隠し て ある の で あって
捨てる の は … 次に 僕 が 「 捨てる 」 と いう 言葉 を 口 に し た 時 だ
その 時 は 文脈 に 拘ら ず 、 その 言葉 を 「 ノート を 捨てる 」 と いう 意味 で 口 に する
わかった
ストーカー さん 、 これ 犯罪 だ から 、 やめ なさい
ストーカー さん 、 ね
一 度 気 を 失って 、 気付 い て から ずっと パターン だ …
まったく 、 こんな の で とぼけ られる と 思って る ん です か ね
じゃ あわかった
とりあえず 、 目隠し だけ でも 取って
ストーカー さん の 顔 み たい な ~
松田 さん 、 模 木 さん に 電話
えっ 、 ああ …
はい
模 木 さん 、 弥 海 砂 を 確保 する 時 、 「 第 二 の キラ 容疑 で 」 と 言い まし た よ ね ?
はい 、 言わ れ た とおり
後ろ から 目 と 口 を 押さえ 、 「 第 二 の キラ 容疑 で 連行 を する 」 と …
彼女 に は 聞こえる よう に
手錠 、 アイマスク など を し て も 抵抗 する 様子 は なく 、 観念 し た 様子 で し た
サイン も し て あげる し 、 握手 も …
あっ そう だ 、 ほ っぺ に チュー し て あげる から
ね 、 海 砂 逃げ ない から …
あれ だけ 第 二 の キラ と して 話 を 進め て き た のに
何故 今更 ストーカー など と …
弥 海 砂
… ストーカー さん 、 なに ?
帰す 気 に なった ?
寝る 前 まで 殆ど 黙秘 し 、 「 殺せ 」 と まで 言って おき ながら 、
今更 悪あがき か ?
ん ? 何 言って る の ?
海 砂 を 眠ら せ て 連れ て き た の ストーカー さん でしょ ?
なに ? 「 弥 海 砂 、 取り調べ し ちゃ う ぞ 」 と か 、 そういう の が し たい の ?
君 は 今 何故 そこ に 縛ら れ て いる
何故 って … 海 砂 が アイドル だ から ?
でも ここ まで し て くれ た ストーカー さん は 、 あなた が 初めて だ よ
こら ! 弥 !
ふざける の も いい加減 に しろ !
ひ っ 、 怖い …
なん な の ? もう こんな の 嫌 だ
放し て 、 放し て よ ~
そう だ 、 また トイレ …
トイレ 行き たい ~
さっき トイレ に 行って から 四 分 しか 経って い ませ ん
我慢 し て ください
なに よ ! そう 言わ なきゃ ずっと このまま じゃ ない
また 海 砂 の オシッコ し てる ところ 見 られる よ
楽しく ない ? この 変態 !
私 が … 変態 …
弥 、 眠って しまう 前 の 話 の 続き を 真面目 に しよ う
夜 神 月 を 知って いる か ? 何故 彼 に 近づ い た ?
自分 の 彼 氏 知ら ない 訳ない でしょ
あれ だけ 黙秘 し て い た のに …
今度 は あっさり 彼 氏 か
どう なって る ん だ ?
月 君 から です
影 像 、 音声 オフ に
はい
はい
はい 、 わかり まし た
ここ は K の 2801 号 室 です
息子 が … ここ へ 来る の か ?
竜崎 … 電話 でも 言った が 、
僕 が … キラ かも しれ ない …
馬 … 馬鹿 な
何 を 言って る ん だ 、 月 !
どう し た と いう ん だ 、 は あ ! !
夜 神 月 が キラ だ と いう 証拠 も ない …
が 、 ここ で 「 僕 が キラ かも しれ ない … 」
演技 だ
お前 は キラ かも で も なく キラ だ
一体 何 を しよ う と して いる
父さん 、 竜崎 が L なら 、 世界 一 と 言って も 過言 で は ない 探偵 だ
その L が 僕 を キラ だ と 決め付け て いる
きっと 僕 が キラ な ん だ …
な … なに を 言って る ん だ 、 月 …
FBI 捜査 官 、 レイ . ペン バー が 日本 に 来 て から 死ぬ まで に 調べ て い た 者 …
5 月 22 日 に 青山 に 行った 者 …
そして … 第 二 の キラ 容疑 の 海 砂 が 関東 に 出 て き て 、
真っ先 に 口説 い た 人間 …
全て 僕 だ …
僕 が L の 立場 でも 、 僕 を キラ だ と 推理 する
これ は … 僕 に 自覚 が ない だけ で …
僕 が 、 キラ な の かも しれ ない って 事 だ …
月 …
なるほど …
自覚 が ない … か
もう … 自分 でも 自分 が わから なく なる …
僕 に 自覚 が なく て も 、 例えば 寝 て いる 間 に 、 もう 一 人 の 僕 が 殺人 を 犯し て いる の かも しれ ない
それ は あり ませ ん で し た
っ ? どういう 意味 だ 竜崎
実は 月 君 の 部屋 に 五 日間 ほど 監視 カメラ を 付け て い た 時 が あった ん です
カメラ …
はい
月 君 は 夜 、 普通 に 寝 て い まし た
月 君 が 情報 を 得 て い ない 時 に 報道 さ れ た 犯罪 者 が 死 ん で いった 事 から 、
「 キラ で は ない 」 で は なく 、
カメラ が 付け て い て も 、 「 キラ と して の ボロ は 出さ ない 」 と 判断 し まし た
「 キラ と して の ボロ は 出さ ない 」 、 か …
実際 そう なる かも しれ ない
正直 に 言う が 、 僕 は ある 程度 の 重 犯罪 者 は 、 死 ん だ 方 が いい と も 思って いる
こういう 考え を 持って いる 人間 なら 、 誰 でも キラ に なり 得る と 思う ん だ
月 君 、 それ は 僕 だって 同じ だ
こんな 奴 死 ん だ 方 が いい と 思う 事 なんて 、 しょっちゅう ある
でも 、 だ から って 本当 に 人 を 殺し たり し ない
そう だ ろ ?
それ に 、 月 君 が 情報 を 得 て ない 、 犯罪 者 が 死 ん で いった ん だ
それ は 、 監視 カメラ が 証明 し て くれ た
い … いや
あの 時 は 捜査 員 不足 も あり 、 在宅 時 しか 見て い ない
五 日間 、 24 時間 監視 し て い た わけ じゃ ない
家 に い ない 時 に 殺人 を する 方法 が あった の かも しれ ない
こう なる 事 を 予想 し て い た の か 夜 神 月 …
しかし … 弥 の よう に これ から 長期 渡り 拘束 し た と して 、
今 後世 に 出る 犯罪 者 が 死 ん で い たら …
夜 神 月 は キラ で は ない 、 か …
それ を 狙って いる の か …
何 か 、 私 に は 少し 話し の 展開 が 気 に 入り ませ ん が …
いい でしょ う
夜 神 月 の 手足 を 縛り 、 長 期間 牢 に 監禁
な 、 なに を …
月 君 を … か … 監禁 ! ?
その代わり 、 やる なら 今 から です
一 度 も 私 の 目 の 届か ぬ 場所 に 行く こと も なく
馬 … 馬鹿 な
息子 が キラ で ある はず が …
大体 、 そんな こと 息子 が …
いや 、 父さん
月 …
僕 も … このまま 自分 が キラ で は ない の か と 、 心 の どこ か で 悩み ながら … キラ を 追って いく 事 は でき ない
その代わり 、 竜崎 が 僕 が キラ だ と わかる か 、 キラ じゃ ない と 納得 する まで 、
僕 が 何 を 言 お う と 、 どんな 状態 に な ろ う と …
絶対 自由 に し ない で くれ
わかり まし た
夜 神 さん
家族 の 方 に 月 君 が い なく なる 理由 、 今 から 作れ ます か ?
いや 、 作って ください
そ 、 そんな こと 急に 言わ れ て も …
大体 、 何故 息子 が 牢 なんか に …
しつこ いよ 父さん
ラ … N 月 …
そう し ない と 、 僕 自身 が 納得 でき ない ん だ
本気 な の か ? 月 …
ああ
僕 は 自分 の 自由 を 封じる 事 で 、 自分 の 中 に 潜む キラ の 恐怖 に 勝つ !
相沢 さん 、 お 願い し ます
はい
あと は … ノート を 捨てる だけ だ
また 、 リンゴ 食え なく なる の か ?
竜崎 …
私 を この 捜査 本部 から 外し て くれ
局長 …
今 、 キラ と して 疑わ れ 監禁 さ れ て いる の は 私 の 息子 …
私 は 、 ここ に いる 資格 は ない
監禁 する か 否 か 、 さっき 話し て い た 時 も 、 私 は 一 人 私情 で 息子 を 監禁 さ せ ない と して い た
そう で し た ね 、 私情 を 挟む なんて 駄目 です ね
こ … これ で … N もし 、 息子 が キラ だ と いう 事 に でも なったら …
私 は 、 どんな 行動 を 取る か …
はい 、 夜 神 さん なら 息子 さん を 殺し 、 自分 も 死ぬ …
など と 考え なく も な さ そう です
私 も ここ に 夜 神 さん を 置か ない の は 賛成 です
竜崎 、 私 も 監禁 し て くれ ない か
想い
今 は 冷静 だ が 、 息子 へ の 感情 で いつ 何 を する か …
そう 言い出す 可能 性 が ある と 想い 、 ワタリ に 準備 は させ て い ます が …
ただし 、 夜 神 さん は 監禁 と いって も 、
今 まで どおり 携帯 の 電源 は たまに 入れ 、 家族 や 外部 と の 交信 を 普通 に 行う
月 君 に は その 事実 を 教え ず 、 月 君 が 話しかけ て き たら 、 この 本部 に いる 様 に 思わ せ 会話 する
そして 夜 神 さん に は 、 監禁 さ れ た 中 でも 、 全て の 捜査 状況 を 随時 報告 する
それ で いい です か ?
恩 に 着る 、 竜崎 …
ストーカー さん 、 お 風呂 入り たい ~
どうせ 私 の うち 知って る ん でしょ 、 着替え 持ってき て よ ~
また すごい 事 に なって き た な …
僕 は もう 、 局長 が 気の毒 で …
竜崎 、 どう だ ?
昨日 、 一昨日 に 、 キラ に 殺さ れ て も おかしく ない 、 新た な 犯罪 者 は 報道 さ れ た か ?
報道 さ れ た の なら 、 キラ に 殺さ れ た か ?
それなり の 犯罪 者 が 何 人 が 報道 さ れ まし た が 、
月 君 を 監禁 し て から 、 誰一人 犯罪 者 は 殺さ れ なく なり まし た
殺さ れ なく なった …
本当 か ?
はい
そう か …
いよいよ 僕 が キラ って 事 に なり そう だ な …
リンゴ 食い て ぇ な ~
どう なって る ん だ …
夜 神 月 を 監禁 し て も 、 キラ の 犯罪 者 へ の 裁き は 止まら ない と 読 ん で い た が 、
実際 は ぴったり と 止まった …
夜 神 月 は 自分 から 監禁 を 望 ん だ よう に 見え た が …
これ で は 、 「 夜 神 月 は キラ 」 だった と いう 事 に なる
こう なる と 問題 は 、 キラ の 自覚 が あったか なかった か …
自分 が キラ で あった と して も 、 「 自覚 が なかった 」 と 押し通し さえ すれ ば 済む と 考え て いる の か
夜 神 月 らしく ない …
いや 、 キラ らしく ない …
ダメ だ ライト …
そろそろ リンゴ 食わ ない と …
とにかく 、 我慢 する しか ない な …
暇 でも …
ストーカー さん … ずっと 座って る だけ の ビデオ じゃ 売れ ない よ ~
月 君 や 弥 より 、 夜 神 さん の 方 が 危ない です ね
そりゃ そう です よ
月 君 を 拘束 し て から 五 日 、
その 間 、 新た に 報道 さ れ た 犯罪 者 は 一 人 も 死な ない
こういう 時 は 、 本人 より 親 の 方 が 辛い ん じゃ ない か な …
これ でも 、 殆ど 月 君 が キラ だった って 事 は 決まり だ から な …
夜 神 さん
どう し た ?
いい 知らせ か ! ? 悪い 知らせ か ! ?
あっ いえ … あまり 思いつめ ない 様 に と …
夜 神 さん が そこ で 深刻 に 考え て 込 ん で い て も 、 結果 は 同じ です
どう でしょ う ?
そんな 所 で は なく 、 もっと 気 の 休まる ところ で 休養 し て は …
馬鹿 な !
こんな 状況 で 気 の 休まる 所 など ない !
今 の 私 に は 、 ここ が 一 番 落ち着く
どんな 結果 に な ろ う と 、
ここ から 出る 時 は 息子 と 一緒 だ !
わかり まし た …
月 君
まだ 一 週間 です が さすが に やつれ て き て ます
大丈夫 です か ?
そろそろ いい だ ろ う
ここ まで 来 れ ば …
ああ … 自分 でも 格好 の いい 状態 と は とても 思え ない が …
そんな くだらない プライド は …
捨てる !
ん ?
はい よ
じゃあ な
何で 僕 は 、 こんな 事 を し て いる ん だ …
竜崎 、
確かに 僕 は 監禁 さ れる 事 を 承諾 し 、 こう する こと を 選 ん だ …
しかし 今 はっきり と 気付 い た
こんな 事 を し て い て も 無駄 だ
何故 なら 、 僕 は キラ じゃ ない !
早く ここ から 出し て くれ !
駄目 です
キラ か キラ で ない か 判断 できる まで 、 月 君 が 何 を 言 お う と 出さ ない 約束 です
あの 時 、 僕 は どう かし て いた ん だ !
キラ と いう 殺人 鬼 が やって き た 事 、 自覚 無し で やって い た なんて 思える か ! ?
キラ と して の 自覚 が ない 僕 は 、 キラ じゃ ない !
私 も 、 キラ が 自分 を キラ だ と 自覚 し て ない など と は 考え て い ませ ん
しかし 月 君 が キラ だ と し たら 全て の 辻 褄 は 合い ます
月 君 を 監禁 し た とたん 、 キラ に よる 殺人 が 止まった の です から
いい か 竜崎 、 よく 聞い て くれ
僕 は 絶対 に 嘘 など 言って い ない …
僕 は キラ じゃ ない !
こうして いる 事 も … はめ られ た と しか 思え ない !
どう し た ん だ 夜 神 月 …
言って いる 事 が めちゃくちゃ だ …
しかし 、 なぜ か 真に 迫る 感じ だ …
早く 出し て くれ 、 時間 の 無駄 だ !
駄目 です 、 出す こと は でき ませ ん
くそ っ …
何で こんな こと に …
どう なって る ん だ ? 月 君 らしく ない な
前言 を 撤回 し て いる し 、 全然 論理 的 で も ない
犯罪 者 が 殺さ れ なく なった 以上 、 監禁 を 解く わけ に は いか ない …
その くらい 、 僕 だって わかり ます よ
ま ぁ 、 誰 が 何 を 言 お う と 、
このまま なら 、 夜 神 月 が キラ で 事件 解決 って 事 で いい ん じゃ ない か ?
どう なって る ん です か ?
昨日 一 日 で 、 二 週間 以上 裁か れ て い なかった 犯罪 者 が 一気に …
キラ 復活 だ
局長 に は 伝え た ん です か ?
いや 、 まだ …
局長 、 キラ が 動き出し まし た
何 っ ?
キラ は 休 ん で いただけ です
また 犯罪 者 へ の 裁き が 始まり まし た !
ほ … 本当 か 松田 っ ?
じ 、 じゃあ 息子 は …
殺人 が 起き て 喜んで は なら ぬ が 、 これ で 息子 の 疑い は …
いや … 竜崎 の 事 だ … 白 と は 言う まい …
では … 灰色 で
聞こえ まし た か 局 長 ~
ああ 、 ほとんど 黒 だった ん だ … よかった …
多分 、 限りなく 白 に 近い グレー です よ
じゃあ 、 月 君 に は …
松田 !
いや 、 松田 さん 止め て ください
松田 …
月 君 に は 教え ない で 下さい
ど 、 どうして …
月 君
なん だ … 竜崎 …
もう 二 週間 以上 、 新た な 犯罪 者 が 裁か れ て い ませ ん
いい加減 キラ で ある 事 を 自白 し て もらえ ませ ん か
馬鹿 を 言う な 竜崎
おまえ は 間違って いる …
今 まで の 捜査 状況 から 、 僕 を キラ だ と 推理 する の は わかる が 、 これ は 罠 だ !
僕 は キラ じゃ ない !
ズーム に でも なんでも し て 、 僕 の 目 を 見 て くれ !
これ が … 嘘 を ついて る 人間 の 目 か ?
弥 、 本当 に キラ が 誰 な の か 知ら ない ん だ な
は ぁ ? また それ ? 海 砂 が 知り たい よ
キラ は 、 海 砂 の 親 を 殺し た 強盗 を 裁 い て くれ た … 正義 の 味方 だ もん
何 が なんだか わから ない …
馬 … 馬鹿 な …
待って くれ 父さん !
ここ で 死 ん で も 、 真相 は 何も わから ない まま だ !
僕 より も L を 信じる の か ! ?
父さん ー ー ! !