Overlord II (Overlord Season 2) Episode 13
( ザナック ) 誇り 高き リ ・ エスティーゼ 王国 の 民 たち よ
( ザナック ) 悪魔 など 恐れる に 足り ん
我が 剣 と 盾 は お前 たち と 共に ある !
( 市民 たち ) う お おお お っ !
ザナック 殿下 万歳 !
( 冒険 者 ) 住民 は どこ に 行った ん だ ?
家 の 中 に こもって いる の か ?
( 冒険 者 ) 扉 が 破壊 さ れ て いる
おそらくは どこ か に 連行 さ れ た ん だ ろ う
( ラキュース ) アイアン と カッパー の 冒険 者 は 残って 家屋 内 を 探索
他の 方々 は 広がり つつ ライン を 構成 し て いき ます
( 獣 の 鳴き声 )
来 た わ ね
( 衛 士 ) あっ …
オーバー イーティング に ゲイザー デビル
ヘル ・ ハウンド が 15 体 も …
( 衛 士 たち ) う わ あっ …
( 衛 士 ) う う っ … う っ う わ っ !
( 衛 士 ) おい 逃げる な !
( 衛 士 たち ) あ あっ …
( 衛 士 ) あっ …
( モモン ) 投げろ !
( 衛 士 たち ) おお っ !
( モモン ) ふん っ !
は あ あっ !
あと は ゲイザー デビル と オーバー イーティング か !
( オーバー イーティング の 悲鳴 )
( 切り裂く 音 )
( モモン ) つまら ん 相手 だ な
これ から 私 冒険 者 モモン が ―
敵 の 首 魁 ( し ゅ かい ) ヤルダバオト を 討伐 する
それ まで の 間 壁 の 向こう に いる 市民 たち を 守って くれ
頼 ん だ ぞ
( 冒険 者 たち の 戦う 声 )
( ブレイン ) 始まった な ( クライム ) はい
悪魔 たち の 気 が それ て いる うち に
とらわれ て いる 人々 を 捜さ ない と …
ああ お姫様 の 推測 だ と この 辺り の 倉庫 が 怪しい そう だ が
ん ?
シャルティア ・ ブラッドフォールン
クライム 君 俺 は ここ で 時間 を 稼ぐ
お前 は 行け
( シャルティア ) うん ?
( ブレイン ) お前 たち は 王 都 で 何 を し て いる ?
( シャルティア ) なぜ そんな こと を あなた に 言わ なく ちゃ なら ない の ?
ここ まで 侵入 し て き た の は あなた だけ ?
他の 誰 か を 探し て い た の か ? 俺 じゃ なく て
( シャルティア ) あなた を ? なぜ ?
( ブレイン ) アリ 程度 覚え て おく ほう が 難しい と いう やつ か
( シャルティア ) 殺し た ほう が いい の かしら ?
死に たい ? 土下座 し て 私 の 靴 でも なめ れ ば ―
私 の 機嫌 が よく なる かも しれ ない わ よ
悪い な その 気 は ない
武 技 “ 領域 ”
( シャルティア ) フゥ …
お互い の 実力 差 を 知ら ない って 本当 に やっかい ね
知って いる
だが 時間 稼ぎ くらい は できる さ
剣 を 振るう こと が … 人生 か …
遅く なった が ありがとう
我が 強敵 ( と も ) よ !
おりゃ ああ あっ !
四 光 連 斬 !
( シャルティア ) あっ … 狙って ?
( ブレイン ) フッ アハハ ハハ …
( シャルティア ) 爪 切り と して は 合格 み たい ね
あっ … 感謝 する よ 褒め て くれ て
俺 の 剣 は … 人生 は 決して 無駄 で は なかった
果て なき 頂 に わずか でも 届 い た ん だ !
( シャルティア ) どこ か 1 本 ネジ が 外れ て いる よう ね
( 衝撃 音 ) ( シャルティア ) ん ?
こんな 近く に あの 方 が いらっしゃる のに ―
探知 阻害 の 指輪 の せい で 気配 すら 感じ られ ない なんて …
( 足音 )
( シャルティア ) この 私 から ぜい弱 な 人間 ごとき が 無事 に 逃げ きれ る はず が !
タイム ・ アクセラレーター !
あれ は …
( デミ ウル ゴス ) さすが お 強い
( イビル アイ ) ハッ …
( エン トマ ) シャー ! シャー !
( イビル アイ ) ヤルダバオト の 持つ 戦力 を 侮って い た か …
( モモン ) そちら の 5 人 は 任せる
では いく ぞ デミウ … デーモン !
は あ あっ !
( ナーベラル ) 私 が 3 人 で あなた が 2 人 …
と いう こと で よろしい です か ?
( イビル アイ ) 私 が 3 人 でも かまわ ない ぞ
あなた が 2 人 で 私 が 3 人 です
( イビル アイ ) フッ 頑固 な ヤツ だ な
( ナーベラル ) 誰 が 来る か は そちら に 任せ ます
( ユリ ) 私 の 名前 は アルファ そして こちら が デルタ
( イビル アイ ) そう か これ は ご 丁寧 に な
私 の 名 は イビル アイ
お前 たち を 倒す 者 だ !
( 3 人 の 荒い 息 )
何 を し て いる 俺 は “ 行け ” と 言った ん だ
( クライム ) そ … それ は …
( ロック マイアー ) 待て 待て 待て 待て
何 が あった の か は 分から ない が あれ で は 言葉 が 足りな すぎ だ
なぜ 追って こ ない ん だ
一体 どう し た ん だ よ
セバス さん に 匹敵 する 化け物 を 見つけ た
( クライム ) えっ … N ( ロック マイアー ) それ で ?
刀 で … そう … N 俺 は ヤツ の 爪 を 切った ん だ !
俺 は あいつ の 爪 を 切った ん だ
ま … まあ 刀 で 爪 を 切った ん だ から 確かに それ は すごい … な
すごい こと … だ と 思い ます
とにかく 追っ手 が 来 ない の は 奇跡 だ
急ぐ ぞ !
超 技 “ ダーク ブレード メガ インパクト ” !
フローティング ・ ソーズ !
( ヘル ・ ハウンド たち の 悲鳴 )
( ラキュース ) 次 から 次 へ と … N ( ティナ ) どう する ? 鬼 ボス
( 冒険 者 たち の うめき声 )
( ラキュース ) まずい わ 神官 たち の 魔力 が 尽き かけ て いる
( 冒険 者 たち の ざわめき )
う っ …
( ガゼフ ) 六 光 連 斬 !
( 冒険 者 たち ) おお っ …
( ガゼフ ) 潰せ !
なぜ 王 城 を 守護 し て いる はず の ストロノーフ 様 が ?
( 冒険 者 ) 陛下 ! ( 冒険 者 ) ランポッサ Ⅲ 世 !
( 冒険 者 ) どうして こんな ところ に ?
陛下 は こう おっしゃった
“ お前 たち が 守る もの は 城 な の か それとも 私 な の か ” と
答え は たった 1 つ
王 の 御 身 を お守り する の が 我々 の 役目 だ !
ならば ここ こそ が 戦う べき 地 で ある !
( ガゼフ ) 突貫 ! ( 槍 兵 ( そう へい ) たち ) おお ー !
( ラキュース ) ストロノーフ 様 お 力 を お 貸し ください
( ガゼフ ) 無論 だ
( ガガーラン ) おっと 待て や ( ラキュース ・ ティナ ) あっ …
( ガガーラン ) 優秀 だった 戦士 の 支援 は 要ら ねえ か ?
( ティア ) 将来 優秀 に なる 予定 の 忍 ( しのび ) も いる
ガガーラン ! ティア !
( ガガーラン ) 寝 て いる と 体 が なまる から な
( ティア ) もう 戦え る ( ラキュース ) そんな はず …
それ は 心強い わ
( 悪魔 の 咆哮 ( ほうこう ) ) ( 槍 兵 たち の どよめき )
いく わ よ !
( 一同 ) お う っ !
( イビル アイ ) シャード ・ バック ショット !
また か …
( ユリ ) は っ !
( イビル アイ ) チッ
( シズ ) 援護 する 必要な い だ ろ う けど
( イビル アイ ) サンド フィールド ・ オール !
クソッ !
モンスター が チーム を 組 ん だ り 協調 し て き たり …
間違って る だ ろ う が !
あっ 何 だ と ! ?
( ユリ ) ふん っ !
( イビル アイ ) クリスタル ・ ウォール !
( ユリ ) は あ あっ !
ふん っ !
( イビル アイ ) 発 勁 ( は っけ い ) か !
褒め て やる ぞ 移動 の 阻害 も 負 の エネルギー も 効か ない と は
隙 なく 耐性 を そろえ て いる な
まだ 戦闘 は 続 い て いる の か
ならば もう 少し 時間 を 稼が せ て もらう ぞ !
( モモン ) この 部屋 は 安全 な の だ な ?
( デミ ウル ゴス ) 大丈夫 で ござい ます
ここ で の 会話 を 盗み聞き できる 者 など おり ませ ん
( モモン ) そう か
では 計画 の すべて を 話し て もらう ぞ
( デミ ウル ゴス ) まずは ―
アインズ 様 と 直接 お 会い し て 申し上げ たい と いう ―
私 の わがまま を 聞い て くださり ありがとう ござい ます
( モモン ) うむ
今回 の 一 連 の 計画 に は 4 つ ほど の 利点 が あり まし た
( モモン ) 4 つ ? 1 つ も 分か ん ない ん だ けど !
( モモン ) ほう 3 つ だ と 思って い た が …
初めて アインズ 様 に 知恵 比べ で 勝て た 気 が し ます
( モモン ) お前 は いつ でも 私 に 勝って る さ
何 を おっしゃい ます ご 謙遜 を
( モモン ) いや 本当 に … N ( せきばらい )
( モモン ) さて で は その 4 つ に つい て 聞か せ て もら お う
はっ まず 第 一 は この 倉庫 区 に ある すべて の 財 を 頂き ます
( モモン ) うむ
( モモン ) すばらしい !
これ で しばらく は 金策 で 苦労 し なく て 済む ぞ !
第 二 は アインズ 様 に 指示 さ れ た 八 本 指 へ の 襲撃 を ごまかす ため です
( モモン ) そう いえ ば ―
アイテム を 回収 する の が 目的 と 言って い た な
( デミ ウル ゴス ) これ を ご 覧 ください
この 宝石 の 中 に 付与 し て いる 魔法 は ―
第 十 位 階 魔法 “ アーマ ゲドン ・ イビル ” です
( モモン ) 悪魔 を 大量 に 召喚 する 魔法 か
これ は ウル ベルト 様 が お 作り に なった アイテム です が
ここ で 使う べき でしょ う
( モモン ) うむ
デミ ウル ゴス よ こちら を 使う と よい
同じく ウル ベルト さん が 作ら れ た アイテム だ
試作 品 だ が 用 は 足りる だ ろ う
ア … アインズ 様 の お 手持ち の 物 を 使う など …
( モモン ) そう か ? ならば これ は デミ ウル ゴス に やろ う
しかし ウル ベルト さん も ―
自分 の 失敗 作 が いつ まで も 残って いる の は ―
恥ずかしい かも しれ ん ぞ
なんという …
( デミ ウル ゴス ) 感謝 いたし ます ( モモン ) よせ デミ ウル ゴス
お前 の 忠義 へ の 礼 だ と でも 思え
私 たち 守護 者 は 御 方々 に 創ら れ た 者
ならば 消滅 する その 時 まで 忠義 を 尽くす の が 当然
にもかかわらず
繰り返し お 慈悲 ある お 言葉 を かけ て くださり ―
なおかつ これほど の 褒美 を 頂ける と は …
この デミ ウル ゴス
より 一層 の 忠節 を ささげ させ て いただき ます
( モモン ) あっ うむ … N 期待 し て いる ぞ
それ で デミ ウル ゴス 言う べき こと は 別 に ある だ ろ う ?
はっ そういった わけ で
ヤルダバオト は これ を 狙って 八 本 指 の 拠点 を 襲い
王 都 の 倉庫 区画 を 占拠 し た と いう こと に なり ます
そして もちろん この アイテム は 八 本 指 の 拠点 で ある 倉庫 から
発見 さ れる 予定 と なって おり ます
( モモン ) それ で ? 3 つ 目 の 利点 は ?
はい 炎 の 壁 の 内側 に いる 人間 たち を 捕まえ まし た
すでに その 大半 を ナザ リック に 連れ 去り
さまざま な 用途 に 使え れ ば と 考え て おり ます
( モモン ) それ は 老若 男女 関係なく … N と いう こと か ?
( デミ ウル ゴス ) はい
( モモン ) 確かに この 体 に なって から 人間 と いう 種族 に 親近感 は ない
ナザ リック の 利益 の ため なら ば ―
いくら 殺し た ところ で 心 が 痛む こと も ない
だけど それ でも …
( モモン ) デミ ウル ゴス よ
ナザ リック 地下 大 墳墓 そして この 私 に ―
無礼 を 働 い て い ない 人間 に は 苦痛 なき 死 を 与えよ
なんと 慈悲 深い
承知 いたし まし た
( モモン ) 話 を 戻 そ う そう する と 4 つ 目 の 利点 は …
はい これ ら すべて の 悪評 を
魔 王 ヤルダバオト に 受け て もらい ます
( モモン ) つまり 魔 王 と して の 悪評 を 立てる こと が 狙い か
( モモン ) 冒険 者 モモン の 名声 を 高める の に 使える わけ だ な
( モモン ) なるほど 納得 し た
それ で 私 に これ から 協力 し て ほしい こと は ある か ?
あと は 私 を 撃退 し て いただく だけ で 問題 は あり ませ ん
アインズ 様 の 引き立て 役 に なれる よう
精いっぱい 努力 し たい と 考え て おり ます
( ルプスレギナ ) いや あ あの 小 娘 は なかなか 強い っす ねえ
何て いう 名前 な ん す か ?
“ 大 蚊 ( ガガンボ ) ” の 名前 など 興味 が ない から 知ら ない わ
( ソリュシャン ) 確か 蒼 ( あお ) の 薔薇 ( ばら ) の イビル アイ ね
セバス 様 の 調べ られ た 情報 に 載って い た わ
ああ そんな 名前 だった
( ルプスレギナ ) ナー ちゃん ボケ が 始まって る ん じゃ ない っす か ?
みんな は 人間 の 名前 を 覚え られる ?
( ソリュシャン ) 私 は 大丈夫 よ 固有 名詞 に は 注意 を 払って いる から
( ルプスレギナ ) 大丈夫 っす
と いう か 人間 たち と 仲よく やって る っす よ
( エン トマ ) 問題 ナイ
え えっ …
( 一同 ) あっ
( エン トマ ) 地震 ダ マーレ 様 ガ ヤッタミタイ
( ナーベラル ) これ は 何 か の サイン な の ?
( ソリュシャン ) そう よ
じゃあ ナーベラル そろそろ ケガ を 負って くれる ?
( ルプスレギナ ) あんまり 痛く ない よう に し たい ん す けど ―
許し て ほしい っす
しかたない わ 仕事 です もの
( 人々 の 悲鳴 )
( 男性 ) 悪魔 だ 悪魔 の 仕業 だ !
落ち着 い て … N 落ち着 い て ください !
( 女性 ) 助け て 私 の 子ども が い ない の !
( 女性 ) うち の 子 は どこ に いる の ? まだ 3 歳 な の よ !
( クライム ) くっ …
姫 様 の 言って い た とおり だった か
やはり 家族 を バラバラ に し て とらえ て いたって こと か
う っ …
あ あっ …
くっ … あっ …
( イビル アイ ) まだ 戦え る か ? ( ナーベラル ) 無論 問題 ない で す
( デミ ウル ゴス の うめき声 )
モモン 様 !
( モモン ) 少し だけ 楽しい な 何と いう か …
リアル と いう の か ? 戦って いる と いう 気 が する
( デミ ウル ゴス ) それ は よろしゅう ござい まし た
では 本気 で まいり ます !
( モモン ) かかって こい ヤルダバオト !
( モモン ) ふ っ !
う おお お っ !
( デミ ウル ゴス ) 悪魔 の 諸 相 : 煉獄 ( れ ん ごく ) の 衣
( モモン ) う お おお お っ !
この レベル の 武器 を 融解 する と は その 力 強化 さ れ て いる な
( デミ ウル ゴス ) ご 明 察 どおり です
( モモン ) 地獄 の 炎 か !
( デミ ウル ゴス ) はい
いかに 炎 に 対 し て 完全 耐性 を 有 し て いよ う と も ―
無傷 と いう わけ に は いき ませ ん よ
( モモン ) “ 凍 牙 の 苦痛 ( フロスト ・ ペイン ) ・ 改 ”
( デミ ウル ゴス ) それ は 一体 ! ? 先ほど の 槍 ( やり ) も そう で し た が …
( モモン ) アイシー ・ バースト !
( デミ ウル ゴス ) 本当 に あなた は お 強い
( モモン ) お前 も な
なんという 2 人 だ …
( デミ ウル ゴス ) 提案 が ある の です が …
この 辺り で 引き ます ので 勝負 は これ ぐらい に し ませ ん か ?
ふざける な !
( モモン ) かまわ ない ( イビル アイ ) あっ …
( デミ ウル ゴス ) モモン さん が この よう な 頭 の 悪い 女 を ―
なぜ 連れ て き た の か 見当 も つき ませ ん ね
少し 考え れ ば 分かる ん じゃ ない です か ?
悪魔 の 群れ が いつ でも 王 都 全域 を 襲え る よう ―
待機 さ せ て おり ます
王 都 を … 人質 に ! ?
( デミ ウル ゴス ) で は これ で 撤収 さ せ て いただき ます
残念 です アイテム を 回収 する と いう 目的 も 果たせ ない の は
( モモン ) 行った な
( イビル アイ ) うわ ー アハハッ ! やった ! 勝った !
さすが モモン 様 だ !
( モモン ) いや すま ない が 離れ て くれ ない か ?
( イビル アイ ) 照れ なく て も
( ガガーラン ) お ー い 生き てる か ?
みんな …
モモン 様 皆 に 勝利 を
( モモン ) 恥ずかしい な
これ は 最も 武 功 を 挙げ た 者 が し なくて は なら ない こと です よ
( モモン ) は あ そうだ な する べき だ な
( モモン ) う お おお お っ ! ( イビル アイ ) モモン 様 の 勝利 だ !
( 一同 ) う お おお お っ !
( イビル アイ ) やはり エ ・ ラン テル に 帰って しまわ れる の か
同行 し たい の は やまやま な ん だ が …
( モモン ) 気 に する な
( レエブン 侯 ) 今回 は 非常 に お 世話 に なり まし た
( モモン ) うむ ( レエブン 侯 ) 国王 陛下 も ―
あなた に 直接 お 礼 を 申し上げ たかった そうです が …
( モモン ) かまい ませ ん よ レエブン 侯
いろいろ と 感謝 し ます
( レエブン 侯 ) いえ
今後 も よい おつきあい が できる よう 願って おり ます
( モモン ) 蒼 の 薔薇 の 皆さん も ―
同じ アダ マン タイト 級 冒険 者 と して ―
また 何 か の 時 は よろしく お 願い し ます
( ラキュース ) こちら こそ
( モモン ) で は
( イビル アイ ) あっ …
フラ れ た な
( イビル アイ ) 違う さ
彼 は そういう 男 な ん だ よ
( アウラ ) これ から 皆さん は
私 たち の ご 主人 様 の しも べ に なって もらい ます
とりあえず おめでとう !
( リーダー ) ふ … ふざける な
まず 皆さん を 楽しい 場所 に ご 招待 し ます
( マーレ ) はい えっ と ご 招待 です
( ヒルマ ) ま … 待って ! ( リーダー ) ヒルマ …
( ヒルマ ) 私 は いい ん でしょ ? 協力 し た じゃ ない !
もう 嫌 な の あんな の は ごめん よ !
うーん 何 し た の ?
き … 恐怖 公 の 部屋 に 連れ て いって 体 の 中 から 食べ て もらった の
なるほど 傷 は 治癒 魔法 で 癒 や し た って わけ ね
それ なら 素直 に なる の も 当然 だ ね
じゃあ おばさん
とりあえず ここ の 人 たち も ―
素直 に なる まで 時間 を 稼 い で ほしい の
できる ?
( ヒルマ ) も … もちろん でき ます お 任せ ください !
( リーダー ) き … 貴 様 まさか …
さて この 国 の 半分 は 支配 完 了 っと !
( クライム ) 保護 し た 者 たち は 皆 ―
ラナー 様 に 感謝 を お 伝え し て ほしい と
( ラナー ) まあ ぜひ お 会い し たい わ
いけ ませ ん !
ラナー 様 の お 優しい 気持ち を 無 に し て 申し訳 あり ませ ん が
あっ
それでは しかた あり ませ ん ね
( 冒険 者 たち の 騒ぎ 声 )
( ブレイン ) へえ あんた も リグリット に 負け た の か
( イビル アイ ) うるさい ! ( ティア ) ボコ られ た
( ティナ ) 泣か さ れ た
ウフフッ なつかしい わ ね
( イビル アイ ) お前 と 一緒 に する な !
私 の 時 は あの ばば あ に 加え て こい つら も いたん だ ぞ !
そう いえ ば さ イビル アイ は 転移 できる ん だ ろ ?
モモン に つい て って エ ・ ラン テル に 転移 先 を 作って くれ ば
自由 に 行き来 で きたん じゃ ねえ の ?
( イビル アイ ) あっ …
( ガガーラン ) 気 が つい て なかった の か よ !
( イビル アイ ) う わ あ ああ あ ~ !
( ペス トーニャ ) 彼女 が ナザ リック に 入った 新しい メイド です
( ツアレ ) ツアレニーニャ です よろしく お 願い し ます
あの 娘 は どの 程度 まで
できる よう に し た ほう が よい の です か わん ?
( セバス ) ナザ リック の メイド と して
及第 点 ぐらい を 目標 に し て ください
ただ 彼女 は 単なる 人間 な の で ―
その 辺り を 踏まえ た 教育 を お 願い し ます
かしこまり まし た わ ん メイド は 単なる 腰掛け だ と …
それ は どういう 意味 です か ?
いえ 結婚 退職 に なる か と …
あっ わん
( アルベド ) お かえり なさい ませ
アインズ 様
( フールーダ ) アインズ ・ ウール ・ N ゴウン なる 人物 に つい て ―
調査 し まし た
これ が 実在 する 人物 で あれ ば 私 と 同等 ―
あるいは それ 以上 の 魔法 を 行使 する 者 か と
( ジルクニフ ) なるほど な だ から うれし そう な の か 爺 ( じい )
( フールーダ ) 当然 です
魔法 の 深淵 ( しん えん ) を のぞ こ う と する に は さまざま な 智 者 ( ち しゃ ) が 必要
でき れ ば 直接 会い たい もの です が …
( ジルクニフ ) あと 漆黒 の モモン と いう
アダ マン タイト 級 冒険 者 に 関し て も 情報 を 集め たい
協力 し て くれる か 爺
( フールーダ ) もちろん です と も 陛下