Naruto Episode 58
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
♪ ~
♪ 誰 か の 期待 に ずっと 応え
♪ 誉め られる の が 好き な の です か
♪ なり たい 自分 を 摺 り 替え て も
♪ 笑顔 は いつ でも 素敵 です か
♪ 始まり だけ
♪ 夢見 て 起きる
♪ その 先 なら
♪ いつか 自分 の 腕 で
♪ そう だ 大事 な 物 は いつも
♪ 形 の ない もの だけ
♪ 手 に 入れ て も なくし て も
♪ 気付か ぬ まま
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
( ノック )
( バキ ) おい 開けろ !
( ドア が 開く 音 ) ( テマリ ) ん ?
( カンクロウ ) 何 だ よ ? こんな 時間 に 。
( バキ ) ばか 者 ! あれほど ヤツ から 目 を 離す な と 言った だ ろ う が 。
( テマリ ) まさか 我 愛 羅 が … 。
一体 どこ に ?
( バキ ) 《 何 も 起き なけ れ ば いい ん だ が … 》
( 将棋 を 指す 音 )
( シカマル ) こいつ よく 寝る なぁ 死 ん で ん じゃ ねえ の ?
は ぁ … 。
≪ ( いの ) サスケ 君 なら まだ 帰って き て ない わ よ 。
( いの ) フフン 。
( サクラ ) い の … 。
( いの ) チッ チッ チッ 。
サスケ 君 情報 なら あたし の ほう が 早い ん だ から 。
フン 抜け駆け 失敗 ね デコリーン ちゃん 。
違う わ よ これ は リー さん の … 。
前 の も 枯れ ちゃ う 頃 だ ろ う し 。
( いの ) そ っか 。
( 看護 師 ) < リー 君 やめ なさい ! >
( リー ) <
触ら ない で ください !
僕 は まだ 終わっちゃ い ない ! >
( いの ) はい 。
ありがとう 。
リー さん よく なって る と いい ね 。
うん 。
♪ ~
♪ ~ ( 足音 )
( 我 愛 羅 ) う ~ … 。
あ ?
何 だ ? これ 。
ダメ だ 完全 に 詰まって や がる 。
は ぁ … めん どくせ ぇ 。
( ナルト ) ん … あ ?
よう やっと お 目覚め か よ 。
どこ だ ? ここ 。
( シカマル ) 病院 お前 三 日 三 晩 寝 っ 放し だった らしい ぜ 。
三 日 … 。
三 日 三 晩 ! ?
な … 何 だ ?
シカマル ! 本選 開始 は いつ だ ! ? あ … あした 。
マジ ~ ! ?
何で もっと 早く 起こし て くん なかった ん だって ば よ !
俺 って ば こんな とこ で うだうだ うだうだ
寝 てる 場合 じゃ ね えっ つう の !
なぁ エロ 仙人 は ? エロ 仙人 は どこ だって ば よ ~ !
早く 修業 見 て もらわ ねえ と … 。
は ぁ ? 何 言って ん だ お前 いきなり 訳 分か ん ねえ 。
あれ ? 俺 の 服 が ねえ って ば よ !
どこ ? どこ どこ どこ ?
った く ずっと 寝込 ん だ か と 思え ば
いきなり バタバタ 動きだし や が って 。
ち っと は 落ち着け !
あの な 1 日 前 に ジタバタ し た って 何 も 変わ ん ね えよ 。
体 休め ん の も 修業 の … 。
おい ナルト マジ どう し た ?
( おなか が 鳴る 音 ) は … 腹 減った 。
おいおい いちいち 脅かす な よ な あっ そう だ 。
ん ?
( シカマル ) クソ めん どくせ ぇ けど
チョウジ に 見舞い の フルーツ セット 買って き た ん だ 。
医者 が ダメ だ っ つう から よ 一緒に 食 お う ぜ 。
チョウジ ? あいつ そんなに 重症 な の か ?
勘違い す ん な あいつ 焼き肉 食い 過ぎ て な 。
腹 壊し て 重症 な の 。
ダハ ハハ … ! チョウジ らしい って ば よ 。
( シカマル ) ま ぁ お前 ら 女 が 見舞い に 来る タイプ じゃ ねえ から な 。
ほら よ 。
アハッ うま そう 。
あ ~ … あっ !
な … 何 だ よ 。
ムフフフ … どうせ なら チョウジ の 前 で 食って やろ う ぜ 。
( シカマル ) は ぁ … めん どくせ ぇ ヤツ 。
あれ ?
誰 も い ない 。
食事 中 ?
ま ぁ いい か 。
♪ ~
よし 。
ん ?
♪ ~
♪ ~
( 足音 )
( 足音 )
リー さん お 花 ここ に 置 い とく ね 。
( チョウジ ) あ ~ あ 。
足り ね えっ つう の 。
( ノック )
♪ ~
もう … 嫌がらせ か よ シカマル 。
♪ ~
あっ そう だ 。
♪ ~
< あ ~ ! う あ ~ ! >
♪ ~
( 我 愛 羅 ) < なぜ 助ける ? >
( ガイ ) < こいつ は 俺 の 愛す べき 大切 な 部下 だ >
( 我 愛 羅 ) う ぅ … あ ~ … 。
( 我 愛 羅 ) う ~ あ ~ … 。
( 我 愛 羅 ) あぁ … 。
う ぅ … あぁ … あ ~ 。
♪ ~
( 我 愛 羅 ) ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ … 。
( 我 愛 羅 ) ハァ ハァ ハァ … う ~ !
( 我 愛 羅 ) 《 体 が … 動か ない ? 》
て め ぇ ~ !
が はっ !
こんな とこ で 何 しよ う と してん だ こら ~ !
おい ナルト 。
影 真似 の 術中 は
俺 まで 一緒に 動 い ち まう ん だ から よ おい 。
悪 ぃ シカマル 。
て め ぇ 何 の つもり だ ?
チョウジ よく なった ?
あっ いの !
( チョウジ ) 《 ヒヒヒヒ … ポッチャリ 系 の 時代 到来 ! 》
♪ ~
て め ぇ ! ゲジ マユ に 何 しよ う と し た ! ?
殺 そ う と し た 。
何 ! ?
( シカマル ) 《 どう し て こんなに 冷静 で い られる ?
俺 の 影 真似 の 術 で 体 の 自由 が 利か ねえ はず な の に 》
何で ん な こと する 必要 が ある ?
試合 で は て め ぇ が 勝った だ ろ 。
こいつ に 個人 的 な 恨み でも あん の か ?
そんな もの は ない 。
ただ 俺 が 殺し て おき たい から 殺す だけ だ 。
何 勝手 な こ と 言って ん だ て め ぇ は よ !
( シカマル ) お前 ろく な 育ち 方 し て ねえ だ ろ 。
すげ ぇ 自己 中 だ な 。
( シカマル ) 《 つう か ちょっと おかしい ぜ こいつ 。
寒気 が する 何 か やら かし だせ ば
俺 と ナルト じゃ 荷 が 重い ぜ 。
った く どう する よ ? 》
俺 の 邪魔 を すれ ば お前 ら も 殺す 。
何 だ と ? や れる もん なら やって み れ ~ !
おい よせ ナルト !
( シカマル ) 《 はったり で カマ かけ て みる か 》
お前 が 強い の は そい つ と の 試合 で 分かって る 。
けど な 俺 も こいつ も それなり に や れる つもり だ ぜ 。
俺 たち は まだ 予選 で 取って置き は 見せ て ねえ 。
しかも 2 対 1 だ 分 が 悪い の は そっち だ ぜ 。
言う こと 聞く ん だったら
おとなしく 帰し て やって も いい ん だ ぜ 。
もう 一 度 言う 。
邪魔 を すれ ば 殺す 。
( シカマル ) 《 こいつ … 》
フン ! お前 に なんか 俺 は やれ ねえ よ !
よせ って さっき から 言って ん だ ろ !
こいつ は 化け物 並み の 強 さ だ ぞ 分かって ん だ ろ !
俺 は 本物 の 化け物 飼って ん だ 。
こんな ヤツ に は 負け ねえ 。
♪ ~
( ドア が 開く 音 ) あれ ?
ナルト も いる って いう から 来 て み た けど … 。
す ん ごい 散らかって る じゃ ない 。
この 様子 じゃ 平気 ね 。
( 物音 ) ん ?
( シカマル ) 相手 を 逆なで し て どう す ん だ よ あ ほ !
化け物 か 。
それ なら ば 俺 も そう だ 。
俺 は お前 が 言った とおり
ろくな 育ち 方 と やら は し て い ない 。
俺 は 母 と 呼ぶ べき 女 の 命 を 奪い 生まれ落ち た 。
最強 の 忍 と なる べく 父親 の 忍術 で
砂 の 化身 を この 身 に 取りつか せ て な 。
俺 は 生まれ ながら の 化け物 だ 。
( シカマル ) 《 砂 の 化身 ? 》
守 鶴 と 呼ば れ 茶釜 の 中 に 封印 さ れ て い た
砂 隠れ の 老僧 の 生き 霊 だ 。
フッ 生まれる 前 に 取りつか せる 憑依 の 術 の 一 つ か 。
そこ まで する と は いっち まっ てん な 。
《 こいつ の 中 に も
何 か が い ん の か ? 》
ヘッ それ が 親 の する こと か よ ゆ がん だ 愛情 だ な 。
愛情 だ と ?
お前 たち の 物差し で 俺 を はかる な 。
( 我 愛 羅 ) 家族 それ が 俺 に とって
どんな つながり で あった か 教え て やろ う 。
憎しみ と 殺意 で つながる
ただ の 肉 塊 だ 。
俺 は 母親 の 命 を 糧 と し て
里 の 最高 傑作 と し て つくり 出さ れ た 。
風 影 の 子 と し て だ 。
父親 に 忍 の 極意 を 次々 に 教え られ
過保護 に 甘やかさ れ 放任 さ れ て 育った 。
それ が 愛情 だ と 思って た 。
( 我 愛 羅 ) あの 出来 事 が 起きる まで は な 。
あの 出来事 ?
一体 何 な ん だって ば よ ?
一体 何 が あった ん だって ば よ ! ?
俺 は 6 歳 の 頃 から これ まで の 6 年 間
実の 父 に 幾 度 と なく 暗殺 さ れ かけ た 。
え ! ?
フン でも さっき は 父親 に 甘やかさ れ たっ つ っ た ろ 。
どう いう こと だ ?
( 我 愛 羅 ) 強 すぎる 存在 は えてして 恐怖 の 存在 に なる 。
術 に よって 生まれ た 俺 の 精神 は 不安定 。
情緒 面 に 問題 あり と
里 の まぬけ ども は ようやく 気付 い た よう だ 。
風 影 で ある 父親 に とって
俺 は 里 の 切り札 で も あった が
同時に 恐ろしい 危険 物 で も あった 。
どうやら 6 歳 を 過ぎ た 頃
俺 は 危険 人物 と 判断 さ れ た らしい 。
里 の 危ない 道具 と し て 丁寧 に 扱わ れ て い た だけ の よう だ 。
ヤツ ら に とって 今 で は 消し去り たい 過去 の 遺物 だ 。
では 俺 は 何 の ため に 存在 し 生き 続け てる の か 。
そう 考え た 時 答え は 見つから なかった 。
だが 生き てる 間 は その 理由 が 必要 な の だ 。
で なけ れ ば 死 ん で いる の と 同じ だ 。
何 言って ん だ ? こいつ 。
《 俺 に は 分かる って ば よ 。
こいつ も 俺 と 同じ だ 》
そして 俺 は こう 結論 し た 。
俺 は 俺 以外 の 人間 を 殺す ため に 存在 し て いる 。
いつ 暗殺 さ れる かも 分から ぬ 死 の 恐怖 の 中 で
ようやく 安ど し た 。
暗殺 者 を 殺し 続ける こと で
生き て いる 理由 を 認識 できる よう に なった の だ 。
自分 の ため に だけ 戦い 自分 を 愛し て 生きる 。
他人 は すべて それ を 感じ させ て くれる ため に
存在 し て いる と 思え ば これほど すばらしい 世界 は ない 。
この世 で 俺 に 生き て いる 喜び を 実感 さ せ て くれる
殺す べき 他者 が 存在 し 続ける かぎり
俺 の 存在 は 消え ない 。
( シカマル ) 《 何 だ ? こいつ マジ ヤベェ ! 》
《 俺 も 独りぼっち だった 。
生き てる 理由 が 分から なく て 苦しく て 。
けど イルカ 先生 が 俺 の 存在 を 認め て くれ た から
生き てる こと を 初めて 実感 でき た ん だって ば よ 。
なのに こいつ は
こいつ は たった 一 人 で 居 続け て 他人 を 殺す こと で
生き て いる こと を 実感 し て たって の か ? 》
《 こんな ヤツ が い ん の か … 》
《 生き てる 世界 が 違い 過ぎる って ば よ 》
《 こんな ヤツ に 勝 てる わけ ねえ 》
ど … どう し た ? ナルト 。
( シカマル ) 《 何 ? 影 真似 の 術 で
こいつ の 動き は 封じ てる はず な の に 》
ナルト !
ナルト ! おい しっかり しろ !
った く めん どくせ ぇ ヤツ だ な 。
ナルト !
( 我 愛 羅 ) さ ぁ 感じ させ て くれ 。
ダメ か !
≪ ( ガイ ) そこ まで だ !
本選 は あした だ そう 焦る 必要 も ない だ ろ う 。
それとも きょう から ここ に 泊まる か ?
( 我 愛 羅 ) 《 1 人 に し ない で 》
( 我 愛 羅 ) < 血 は 出 ない けど ここん とこ が すごく 痛い ん だ >
( 我 愛 羅 ) 《 僕 は 何 な ん だ ? 》
( 我 愛 羅 ) う ぁ … あ ~ !
( 我 愛 羅 ) ハァ ハァ … 。
お前 たち は 必ず 俺 が 殺す 。
待って いろ 。
( 足音 )
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ ジャンプ 一 番 スラムダンク かます タイソン
♪ あれ も これ も 土足 で ハグ ・ キッス ・ I LOVE YOU
♪ ヨガ を 極め ます カレー 嫌い マサラ さん
♪ へ たれ 闘牛 士 サンチェス オー レイ !
♪ 世界 中 ほら 笑って る 空
♪ 見上げ て さあ 立ち上がって
♪ Oh Yeah
♪ ~
♪ 黒鉛 掘り に 没頭 ポディマハッタヤサン も
♪ 北京 ダック ワイヤ ー アクションチャリ で 急ぐ チェン ・ リー
♪ MY コテカ 大事 に 磨き上げる ポポ さん
♪ お手 を 拝借 ジャパニーズ ・ ピーポー
♪ 世界 中 ほら 笑って る 空
♪ 見上げ て さあ 立ち上がって
♪ Oh Yeah
♪ ~
♪ 世界 中 ほら 変わって く
♪ 皆 頑張って So 立ち上がって
♪ Oh Yeah
♪ ~
〈 こら ~ ! 木 ノ 葉 丸 ! 何 が 奥の手 だ こら !
ただ でも 遅刻 し そう な の に 近道 どころ か
会場 が どんどん 遠く なる じゃ ねえ か !
もう 本選 始ま っち まう 。
く っそ ~ とにかく 急げ 急げ 急げ 。
走る 走れ ば 走る とき 走っちゃ う って ば よ ! 〉
〈 お前 の 奥の手 って 全然 信用 でき ねえ 〉
( ナレ ー ション ) < 帝 光 中学 バスケットボール 部 。
その 輝かしい 歴史 の 中 でも
10 年 に 1 人 の 天才 が 5 人 同時に い た 「 キセキ の 世代 」
黄 瀬 涼 太
緑 間 真 太郎
青 峰 大輝
紫 原 敦
赤司 征 十郎 >