Ano Natsu de Matteru Episode 11 Ano Natsu de Matteru Episode 11

生き て い た の ね イチカ いき||||||

私 信じ て た わ わたくし|しんじ|||

大丈夫 な の だいじょうぶ||

どこ に も 怪我 は ない |||けが||

別に 怪我 は し て ない けど べつに|けが|||||

それ より どう し た の

私 に 会い に 来 て くれ た わたくし||あい||らい|||

探し て た の よ さがし||||

あなた が 行方 不明 に なって ||ゆくえ|ふめい||

私 達 が どれ だけ 心配 し た か わたくし|さとる||||しんぱい|||

行方 不明 って どうして ゆくえ|ふめい||

あなた が 緊急 救難 信号 を 発信 し た ん でしょ う ||きんきゅう|きゅうなん|しんごう||はっしん|||||

あれ は 事故 って いう か ||じこ|||

なら どうして 救助 に 向かった 無人 ボット の 反応 が ロスト し た の ||きゅうじょ||むかった|むじん|||はんのう|||||

そ それ は

いろいろ あって

俺 が おれ|

あい や 僕 が やった ん です ||ぼく||||

先輩 イチカ さん が 危険 だ と 思って その せんぱい||||きけん|||おもって|

君 は きみ|

お 姉ちゃん に 紹介 する ね |ねえちゃん||しょうかい||

霧島 海人 君 私 の その きりしま|あま|きみ|わたくし||

彼 氏 さん って いう か かれ|うじ||||

ど どうも はじめ まして

な な

何 考え て ん だ よ イチカ なん|かんがえ|||||

原生 住民 と 接触 する どころ か げんせい|じゅうみん||せっしょく|||

恋人 作る って どういう こと こいびと|つくる|||

あなた 連盟 法 分かって る ね 分かって る |れんめい|ほう|わかって|||わかって|

お 姉さん だって 海人 君 と 接触 し てる |ねえさん||あま|きみ||せっしょく||

私 は 助け に 来 た の わたくし||たすけ||らい||

非常 事態 な の ひじょう|じたい||

私 も 非常 事態 わたくし||ひじょう|じたい

私 達 家族 が どれ だけ 心配 し た と 思って る の わたくし|さとる|かぞく||||しんぱい||||おもって||

あなた 今 の 状況 何も 分かって ない でしょ う |いま||じょうきょう|なにも|わかって|||

痛い ぃぃ ぃ いたい||

頬 を 過ぎる 潮風 ほお||すぎる|しおかぜ

君 は 黙って る だけ きみ||だまって||

本当 は その 横顔 ほんとう|||よこがお

触れ て み たい の に ふれ|||||

口付け た 気 が し て た くちづけ||き||||

あれ は そう 夢 の 中 |||ゆめ||なか

現実 の 境界 を 風 が 触る げんじつ||きょうかい||かぜ||さわる

何気無い 言葉 で 輝き だし た 日常 なにげない|ことば||かがやき|||にちじょう

いつか 見 た 映画 みたい だ ね |み||えいが|||

季節 が 巡り 巡って も きせつ||めぐり|めぐって|

僕ら を ずっと 待って る ぼくら|||まって|

焦げ た フィルム の よう な 夏 の 薫り こげ||ふぃるむ||||なつ||かおり

付い て 消え ない 予感 つけい||きえ||よかん

覗 い た レンズ 飛び越え て のぞ|||れんず|とびこえ|

その 手 を 掴む から |て||つかむ|

檸檬 先輩 遅い っす よ れもん|せんぱい|おそい||

今後 の ストーリー を 考え すぎ て て こんご||すとーりー||かんがえ|||

イチカ と 霧島 君 は ||きりしま|きみ|

まだ 来 て ない っす |らい|||

集合 時間 間違え てる の か な しゅうごう|じかん|まちがえ||||

谷川 さん 悪い けど たにかわ||わるい|

見 に 行って もらえ る み||おこなって||

改めて ご挨拶 さ せ て もらう わ ね あらためて|ごあいさつ||||||

イチカ の 姉 の 貴 月 絵美 夏 です ||あね||とうと|つき|えみ|なつ|

霧島 海人 です きりしま|あま|

霧島 海 人 君 ね きりしま|うみ|じん|きみ|

事故 に あった イチカ を 保護 し て くれ て ありがとう じこ|||||ほご|||||

家族 を 代表 し て かぞく||だいひょう||

お 礼 申し上げ ます |れい|もうしあげ|

あ いいえ

本当 に ご 迷惑 を お かけ し まし た ほんとう|||めいわく||||||

イチカ は 私 が 連れ て 帰り ます ので ||わたくし||つれ||かえり||

お 姉ちゃん |ねえちゃん

辺境 惑星 から の 救難 信号 へんきょう|わくせい|||きゅうなん|しんごう

救出 に 向かった 無人 ボット の 通信 途絶 きゅうしゅつ||むかった|むじん|||つうしん|とぜつ

イチカ 今 の あなた は 遭難 者 どころ か |いま||||そうなん|もの||

行方 不明 者 扱い に なって る の ゆくえ|ふめい|もの|あつかい||||

それ を 知った 私 達 が ||しった|わたくし|さとる|

どれ だけ 心配 し た か 分かる ||しんぱい||||わかる

親戚 中 大騒ぎ に なって る の よ しんせき|なか|おおさわぎ|||||

だから 私 が 有給 と って |わたくし||ゆうきゅう||

最 新鋭 の 船 を レンタル し て さい|しんえい||せん||れんたる||

必死 に なって あなた を 探し に き た の ひっし|||||さがし||||

それ が 何 ||なん

これ だけ 心配 かけ た くせ に ||しんぱい||||

能 天気 に 暮らし てる どころ か のう|てんき||くらし|||

彼 氏 まで 作って かれ|うじ||つくって

ご ごめんなさい

そんなに 大事 に なって る と は 思わ なく て |だいじ||||||おもわ||

あ あの お 姉さん |||ねえさん

悪く ない 響き ね わるく||ひびき|

年下 の 男の子 から そう 言わ れる の としした||おとこのこ|||いわ||

なかなか 新鮮 |しんせん

その イチカ さん の 無事 が 分かった ん です から ||||ぶじ||わかった|||

もう 問題 ない です よ ね |もんだい||||

ああ 確かに |たしかに

捜索 すでに 始まって いる の そうさく||はじまって||

でも 私 が 無事 だって 報告 すれ ば |わたくし||ぶじ||ほうこく||

開発 レベル Ｆ かいはつ|れべる|

原生 住民 と の 接触 が 許さ れ ない げんせい|じゅうみん|||せっしょく||ゆるさ||

辺境 惑星 で の 行方 不明 者 へんきょう|わくせい|||ゆくえ|ふめい|もの

連盟 と すれ ば れんめい|||

一刻 も 早く 状況 を 確認 し たい はず よ いっこく||はやく|じょうきょう||かくにん||||

もし あなた を 見つけ 今 し て いる こと を 知ったら |||みつけ|いま||||||しったら

即座 に 逮捕 拘束 そくざ||たいほ|こうそく

連盟 法 に よって 裁か れる こと に なる わ れんめい|ほう|||さばか|||||

そんな

どうにか なら ない ん です か

だから 私 が 来 た の |わたくし||らい||

イチカ 事 が 大きく なる 前 に |こと||おおきく||ぜん|

私 と 一緒 に 帰る の よ わたくし||いっしょ||かえる||

そんな

や だ

海人 君 と 離れ ない あま|きみ||はなれ|

絶対 に 離れ ない ぜったい||はなれ|

あんた が 留まれ ば ||とどまれ|

霧島 君 や この 星 に も 迷惑 を 掛ける こと に なる わ きりしま|きみ|||ほし|||めいわく||かける||||

私 何も 悪い こと なんて し て ない わたくし|なにも|わるい|||||

そういう 問題 じゃ ない の |もんだい|||

どうして 分かって くれ ない の |わかって|||

先輩 落ち着 い て せんぱい|おちつ||

お 姉さん の 話 を ちゃんと 聞い て |ねえさん||はなし|||ききい|

どう すれ ば いい か を …

どう する こと も でき ない わ

イチカ あなた なら 分かる でしょ う |||わかる||

り の ん

先輩 せんぱい

先輩 せんぱい

ごめんなさい 霧島 君 |きりしま|きみ

みっともない ところ を 見せ て しまって |||みせ||

いいえ

貴 月 先輩 とうと|つき|せんぱい

谷 川 さん たに|かわ|

何 し てる ん です か なん|||||

撮影 時間 とっくに 過ぎ ちゃ って ます よ さつえい|じかん||すぎ||||

なんで 靴 履 い て ない ん です か |くつ|は||||||

先輩 せんぱい

あ あの

先 あ いえ さき||

イチカ さん は

どうして も 帰ら なく ちゃ いけない ん です か ||かえら||||||

いけない わ

一 度 戻って また ここ に 来る と か ひと|たび|もどって||||くる||

こんな 状況 だ し それ は 難しい でしょ う ね |じょうきょう|||||むずかしい|||

だったら

だったら 俺 を 一緒 に 宇宙 に 連れ て 行って もらえ ませ ん か |おれ||いっしょ||うちゅう||つれ||おこなって||||

俺 何でも し ます から おれ|なんでも|||

あんな が さつ で 意固地 な 子 で ||||いこじ||こ|

本当 に いい の ほんとう|||

はい

少し 場所 を 変え ま しょ う か すこし|ばしょ||かえ||||

か 帰る って |かえる|

私 の 捜索 は もう 始まって て わたくし||そうさく|||はじまって|

とても 逃げ 切れる よう な 相手 じゃ ない の |にげ|きれる|||あいて|||

話し合い に も 応じ ない と 思う はなしあい|||おうじ|||おもう

どうにも なら ない ん です か

うん

無理 に 残 ろ う と し たら むり||ざん|||||

きっと 大 変な こと に |だい|へんな||

だから 私 は |わたくし|

行っちゃ う ん です か おこなっちゃ||||

海人 君 を 残し て 宇宙 に 行っちゃ う ん だ あま|きみ||のこし||うちゅう||おこなっちゃ|||

でも もう 私 に は どう する こと も ||わたくし||||||

好き な 人 と 一緒 に いる こと 諦める ん です ね すき||じん||いっしょ||||あきらめる|||

そんな 簡単 に 諦める よう な 気持ち で |かんたん||あきらめる|||きもち|

その 程度 の 気持ち で 海人 君 と 付き合って た ん です か |ていど||きもち||あま|きみ||つきあって||||

私 が 私 が どんな 気持ち で わたくし||わたくし|||きもち|

谷川 さん たにかわ|

勝手 に すれ ば かって|||

あきらめ て 好き な 人 残し て ||すき||じん|のこし|

宇宙 でも なんでも 行っちゃ え うちゅう|||おこなっちゃ|

この 星 いい ところ ね |ほし|||

こんなに 自然 が 残って る |しぜん||のこって|

私 の 星 と は 全然 違う のに わたくし||ほし|||ぜんぜん|ちがう|

なんだか 懐かしい わ |なつかしい|

イチカ さん も 同じ こ と 言って まし た |||おなじ|||いって||

自分 の 頭 の 中 に ある イメージ の 場所 が じぶん||あたま||なか|||いめーじ||ばしょ|

この 星 に ある って |ほし|||

だから この 星 に 来 た ん だ って ||ほし||らい||||

その イメージ ね 私 の 中 に も ある の |いめーじ||わたくし||なか||||

えっ

恐らく だ けど おそらく||

イチカ や 私 の 先祖 が ||わたくし||せんぞ|

その イメージ を 遺伝子 データ に 組み込 ん だ の ね |いめーじ||いでんし|でーた||くみこ||||

私 達 は それ を 受け継 い で いる の よ わたくし|さとる||||うけつ|||||

どうして そんな こと を

さあ

ご 先祖 の お 宝 でも 埋まって いる の かしら ね |せんぞ|||たから||うずまって||||

私 は そんな の 気 に し ない けど わたくし||||き||||

イチカ は ずっと その イメージ を 引きずって い た の かも しれ ない ||||いめーじ||ひきずって||||||

イチカ を 探す とき に ||さがす||

この 星 全体 を スキャン し て み た けど |ほし|ぜんたい||すきゃん|||||

イメージ と 合致 する 場所 は 見つから なかった ん だ けど ね いめーじ||がっち||ばしょ||みつから|||||

あの

一緒 に 宇宙 に 行き たい って 話し た けど いっしょ||うちゅう||いき|||はなし||

開発 レベル Ｆ の 住人 を 宇宙 に 連れ て 行く こと は でき ない わ かいはつ|れべる|||じゅうにん||うちゅう||つれ||いく|||||

この 星 の 人々 が 恒星 間 航行 できる ほど の 技術 を 得 て |ほし||ひとびと||こうせい|あいだ|こうこう||||ぎじゅつ||とく|

私 達 と 接触 し 銀河 連盟 に 加わって わたくし|さとる||せっしょく||ぎんが|れんめい||くわわって

そう なって 初めて 霧島 君 の 望み は 叶う ||はじめて|きりしま|きみ||のぞみ||かなう

そう なる まで

この 星 の 標準 時 間 で |ほし||ひょうじゅん|じ|あいだ|

何 百 年 も の 時間 が 必要 でしょ う けど なん|ひゃく|とし|||じかん||ひつよう|||

何 が 何 が 別 の 方法 が なん||なん||べつ||ほうほう|

連盟 法 が 改正 でも さ れ ない 限り は れんめい|ほう||かいせい|||||かぎり|

無理 ね むり|

ありがとう 霧島 君 |きりしま|きみ

イチカ の こと を そんなに 思って くれ て |||||おもって||

でも イチカ は 連れ て 帰る わ |||つれ||かえる|

それ が あの 子 の ため な の |||こ||||

あの 子 に 彼 氏 が いたって なんて |こ||かれ|うじ|||

せっかく 迎え に 来 た のに |むかえ||らい||

なんだか 損 な 役回り |そん||やくまわり

貴 月 イチカ さん の お 姉さん です ね とうと|つき|||||ねえさん||

誰 柑 菜 戻って こ ない ね だれ|かん|な|もどって||| 檸檬 先輩 もど っか 行っちゃ う し れもん|せんぱい|||おこなっちゃ||

った く 海 たち も 何 やって ん だ か ||うみ|||なん||||

撮影 忘れ て いちゃ つい てん じゃ ねえ だ ろ う な さつえい|わすれ||||||||||

私 は ちょっと ラッキー だ な わたくし|||らっきー||

そう か

そう です よ

何 が そう な の なん||||

柑 菜 かん|な

か 海 たち は |うみ||

知ら ない しら|

どう し た の 柑 菜 ||||かん|な

貴 月 先輩 が 宇宙 に 行く ん だ って とうと|つき|せんぱい||うちゅう||いく|||

迎え が 来る ん だ って むかえ||くる|||

事情 が ある ん だ って じじょう|||||

どう しよう も ない ん だ って

だから 映画 作り も お 終い |えいが|つくり|||しまい

ここ に い て も 無駄 だ から 帰り ま しょ う |||||むだ|||かえり|||

ち ょ ちょっと 待って 柑 菜 |||まって|かん|な

何 貴 月 先輩 は ホント に 宇宙 へ 行き たい って 思って る の なん|とうと|つき|せんぱい||ほんと||うちゅう||いき|||おもって|| そんな の

海 は どう なる ん だ よ うみ||||||

いい の か よ

海 を 残し て 先輩 が 行 っち まっ て うみ||のこし||せんぱい||ぎょう|||

このまま で いい の か

柑 菜 は それ で 本当 に いい の か よ かん|な||||ほんとう|||||

そんな の

そんな の

いい わけ ない でしょ う

さっき まで お 姉さん と 話し て まし た |||ねえさん||はなし|||

宇宙 に 連れ て て って 言ったら うちゅう||つれ||||いったら

断ら れ まし た けど ことわら||||

俺 諦め て ませ ん から おれ|あきらめ||||

先輩 と 一緒 に い られる 方法 せんぱい||いっしょ||||ほうほう

私 ね 谷川 さん に 怒ら れ ちゃ った わたくし||たにかわ|||いから|||

え どうして

先輩 まさか せんぱい|

り の ん 私 を ジャンプ さ せ て |||わたくし||じゃんぷ|||

せ 先輩 |せんぱい

だ ー め |-|

先輩 諦める の は 早く ねえ っす か せんぱい|あきらめる|||はやく|||

哲郎 てつお

北原 さん も きたはら||

事情 聞き まし た じじょう|きき||

だから 来 まし た |らい||

ほっとけ ねえ よ な

こ 困る ん です よ ね |こまる||||

貴 月 先輩 が い なく なる と 映画 取れ なく なる し とうと|つき|せんぱい||||||えいが|とれ|||

谷川 さん たにかわ|

私 貴 月 先輩 に ここ に い て ほしい です わたくし|とうと|つき|せんぱい|||||||

俺 も おれ|

で でも

ここ に は 霧島 君 が いる ん です よ |||きりしま|きみ|||||

でも

本音 を 言って よ ほんね||いって|

先輩 は 本当 は どう し たい ん です か せんぱい||ほんとう|||||||

行き たく ない いき||

帰り たく ない かえり||

離れ たく ない はなれ||

海人 君 が 好き な の あま|きみ||すき||

俺 も 好き です おれ||すき|

一緒 に い たい いっしょ|||

宇宙 ぐらい 敵 に まわし た って どう って こと ない うちゅう||てき||||||||

海人 君 あま|きみ

だったら そう しろ

ありがとう

で どう する

逃げる か にげる|

どこ か に 隠れる と か |||かくれる||

そ それ は

困って いる よう ね こまって|||

檸檬 れもん

そんな あなた 達 に 朗報 が ある な ||さとる||ろうほう|||

先輩 が 地球 に 残れ る せんぱい||ちきゅう||のこれ|

ええ 可能 性 は 限りなく 低い けれど |かのう|せい||かぎりなく|ひくい|

でも ゼロ で は ない わ

何 を すれ ば いい の なん|||||

イチカ あなた は 頭 の 中 に ある イメージ の 場所 って いう の を 探し て た の よ ね |||あたま||なか|||いめーじ||ばしょ|||||さがし|||||

ええ

だ と する と

この 地球 に は 以前 に も 宇宙 人 が 来 た こと が ある と 考え られ ない かしら |ちきゅう|||いぜん|||うちゅう|じん||らい||||||かんがえ|||

で でも そこ は あくまで 私 の イメージ で |||||わたくし||いめーじ|

先輩 の お 姉さん が 言って た せんぱい|||ねえさん||いって|

自分 の 中 に も 先輩 と 同じ イメージ の 風景 が ある って じぶん||なか|||せんぱい||おなじ|いめーじ||ふうけい|||

でも 地球 に それ らしい 場所 は ない って |ちきゅう||||ばしょ|||

記憶 に イメージ を 残す なんて きおく||いめーじ||のこす|

手 の こん だ こと を し た の よ て|||||||||

その 場所 に は |ばしょ||

イチカ たち の 技術 で は 見つけ られ ない 装置 が 施さ れ て いる かも しれ ない |||ぎじゅつ|||みつけ|||そうち||ほどこさ||||||

なら 調べよ う が |しらべよ||

イチカ が 調べ た データ を 地球 の 地図 で 比較 し て みる の よ ||しらべ||でーた||ちきゅう||ちず||ひかく|||||

そう か もし データ い ない 場所 が 地図 に 載って い たら |||でーた|||ばしょ||ちず||のって||

そこ が

檸檬 あなた どう やって その こと を れもん||||||

助言 し て くれ た 人 が いる の じょげん|||||じん|||

それ って

お 姉ちゃん |ねえちゃん

私 あんなに わがまま 言った のに わたくし|||いった|

お 友達 に 感謝 する こと ね イチカ |ともだち||かんしゃ||||

時間 が な いわ よ 急ぎ なさい じかん|||||いそぎ|

うん

その 場所 を 見つけ て |ばしょ||みつけ|

そこ に 地球 人 と 異 星 人 が 接触 し て い た 痕跡 が あれ ば ||ちきゅう|じん||い|ほし|じん||せっしょく|||||こんせき|||

地球 は 開 レベル Ｆ の 惑星 で は なく なる ちきゅう||ひらき|れべる|||わくせい||||

捜索 隊 が 来る 前 に 見つける こと が 出来 れ ば そうさく|たい||くる|ぜん||みつける|||でき||

先輩 イメージ の 風景 は 日本 に 限定 し て い い ん です よ ね せんぱい|いめーじ||ふうけい||にっぽん||げんてい||||||||

うん その 中 に あった 植物 の 生息 具合 から ||なか|||しょくぶつ||せいそく|ぐあい|

信州 に 限定 し て いい と 思う しんしゅう||げんてい|||||おもう

絶対 に 探しだす ぜったい||さがしだす

おう

なんか 来る |くる

右 から みぎ|

海 も 少し 寝ろ よ うみ||すこし|ねろ|

けど いつ 先輩 の 迎え が 来る か ||せんぱい||むかえ||くる|

なら 眠気 覚まし に いい こと 教え て やる よ |ねむけ|さまし||||おしえ|||

いい こと

この 前 柑 菜 に 告 った |ぜん|かん|な||こく|

ウソ お前 何 それ うそ|おまえ|なん|

結果 分かって た ん だ けど な けっか|わかって|||||

お前 だ から 谷川 の こと を 俺 に おまえ|||たにかわ||||おれ|

俺 は さ 俺 の こと ばかり 考え すぎ て た ん だ おれ|||おれ||||かんがえ|||||

だから お前 に は そう なって 欲しく ねえ |おまえ|||||ほしく|

哲郎 てつお

あと な 沖縄 に 行った とき ||おきなわ||おこなった|

美 桜 に 告 られ た び|さくら||こく||

マジ で

マジ で

なん かさ 高校 入って 何も し て なく て ||こうこう|はいって|なにも||||

なんか し たい と 思って たら ||||おもって|

いろんな こと 起こっちゃ っ た な ||おこっちゃ|||

先輩 が 来 て から は 特に な せんぱい||らい||||とくに|

この 夏 は すげ え よ |なつ||||

ああ

なん だって 宇宙 だ し な ||うちゅう|||

これ ぐらい しか でき ない けど

見つかる と いい わ ね イチカ みつかる|||||

あなた の 場所 が ||ばしょ|

未来 が みらい|

俺 いつの間に おれ|いつのまに

もう 少し 寝 て てい いわ よ |すこし|ね||||

私 達 も 起き た から わたくし|さとる||おき||

なんなら 私 の 膝 で 寝る |わたくし||ひざ||ねる

え あ いや

何 ラブラブ し てん です か なん|らぶ らぶ||||

そういう わけ じゃ

ええ 別に |べつに

何 だ なん|

み 見つけ た |みつけ|

チェック さ れ て ない 場所 ちぇっく|||||ばしょ

先輩 せんぱい

うん

イチカ 聞こえ てる |きこえ|

お 姉ちゃん |ねえちゃん

捜索 隊 が 惑星 の 近く に そうさく|たい||わくせい||ちかく|

早く そこ から はやく||

お 姉ちゃん |ねえちゃん

先輩 せんぱい

り の ん 急 い で さっき の ポイント へ 私 達 を ジャンプ さ せ て |||きゅう|||||ぽいんと||わたくし|さとる||じゃんぷ|||

り の ん

どう し た の

そんな リンケージ の アンチ フィールド が |りんけーじ||あんち|ふぃーるど|

惑星 レベル で 張り巡らさ れ てる わくせい|れべる||はりめぐらさ||

伝送 が でき ない でんそう|||

どう する 電車 で 行く と して も 三 時間 は かかる ぜ ||でんしゃ||いく||||みっ|じかん|||

追 手 が 来 てる ん でしょ う つい|て||らい||||

早く し なきゃ はやく||

なん だ こりゃ

無人 むじん

私 よ わたくし|

檸檬 先輩 れもん|せんぱい

こんな こと が あ ろ う か と 車 を 用意 し て おい て よかった わ ||||||||くるま||ようい||||||

先輩 免許 持って た ん っす か せんぱい|めんきょ|もって||||

ええ 一 通り |ひと|とおり

迎え って どんな 人 が 来る の むかえ|||じん||くる|

多分 この 前 と 同じ 救助 ボット だ と 思う けど たぶん||ぜん||おなじ|きゅうじょ||||おもう|

イチカ

相手 は あなた の 生体 データ を スキャン し て 追って くる の よ ね あいて||||せいたい|でーた||すきゃん|||おって||||

ええ でも どうして

これ を 羽織って ||はおって

あなた が 放つ 生体 反応 を 軽減 し て くれる わ ||はなつ|せいたい|はんのう||けいげん||||

それ から

この 装置 |そうち

スイッチ を 入れる と イチカ の 生体 データ と 同等 の もの を 発信 する わ すいっち||いれる||||せいたい|でーた||どうとう||||はっしん||

檸檬 れもん

もし かして これ も

そう あなた の お 姉さん に 協力 し て もらった の ||||ねえさん||きょうりょく||||

姉ちゃん ねえちゃん

よしゃ このまま 目的 地 まで ||もくてき|ち|

ぎ ギシギシ 言って る ||いって|

ま まさか

追 手 だ つい|て|

また 来る |くる

石垣 君 いしがき|きみ

了解 りょうかい

私 も わたくし|

私 も 行く わたくし||いく

美 桜 び|さくら

一緒 に 行か せ て いっしょ||いか||

哲郎 てつお

必ず 辿 り つけよ 海 かならず|てん|||うみ

頑張って がんばって

美 桜 スイッチ び|さくら|すいっち

はい

ほら ほら よって こい よって こい

ビンゴ

哲郎 てつお

美 桜 び|さくら

何 今度 さ 映画 行か ない なん|こんど||えいが|いか| 柑 菜 と 海 抜き で 二 人 で かん|な||うみ|ぬき||ふた|じん|

うん 行く |いく

檸檬 先輩 れもん|せんぱい

７５ 線 に 入って ください せん||はいって|

残り あと １０ キロ 強 のこり||きろ|つよ

後ろ うしろ

まだ いる

私 が 降り ます わたくし||ふり|

谷川 さん たにかわ|

先輩 の ため に やる ん じゃ ない ん です せんぱい|||||||||

大好き な 人 の ため に やる ん です だいすき||じん||||||

私 の 大好き な 人 に は わたくし||だいすき||じん||

笑顔 で い て ほしい から えがお|||||

谷川 たにかわ

三 年 後 死ぬ ほど 後悔 さ せ て やる ん だ から みっ|とし|あと|しぬ||こうかい|||||||

幸せ に なれ ば ー か しあわせ||||-|

追 手 い ない みたい です つい|て||||

霧島 君 きりしま|きみ

これ を

俺 の カメラ おれ||かめら

何 を する の なん|||

決まって る でしょ う きまって|||

撮影 を する の よ さつえい||||

ヒロイン は 敵 の 攻撃 を かい くぐり 目的 地 を 目指す ひろいん||てき||こうげき||||もくてき|ち||めざす

素敵 な クライマックス が 撮れ そう ね すてき||||とれ||

そして エピローグ は 神 任せ |||かみ|まかせ

これ も また 映画 作り の 醍醐味 よ |||えいが|つくり||だいごみ|

準備 オッケー です じゅんび||

よい スタート |すたーと

探し て い た 好き に なる 理由 を さがし||||すき|||りゆう|

もっとも 嬉しい 言葉 だ と か |うれしい|ことば|||

こ しゃく ね

気づ い た 時 糸 は もう ずれ 合って きづ|||じ|いと||||あって

な 何 な ん です この 車 |なん|||||くるま

片 結び は ひどく なって た かた|むすび||||

躊躇 わ ない で 逃げ た の なら ちゅうちょ||||にげ|||

君 は もう 永 ら え ん の きみ|||なが||||

雲 の 形 突き抜ける くも||かた|つきぬける

思い の 衝動 映画 おもい||しょうどう|えいが

漂う 真夏 の 香り に ただよう|まなつ||かおり|

何度 も 思い出し て いる なんど||おもいだし||

貴方 くれ た 奇跡 だけ あなた|||きせき|

夕立 の よう に ポツリ と ゆうだち||||ぽつり|

色 を 染み 出し て い た いろ||しみ|だし|||

僕達 は きっと 忘れ ない ぼくたち|||わすれ|

皆 と 過ごし た 特別 な 夏 を みな||すごし||とくべつ||なつ|

どんなに 時 が 流れ て も |じ||ながれ||

僕達 は あの 夏 で 待って る ぼくたち|||なつ||まって|