シュタインズ ・ ゲート ゼロ (03)
( 由季 ( ゆき )) クリスマスパーティー ?
( ま ゆり ) うん ラボ で みんな で 集まって やろう って
ぜひ みんな に も 来て ほしい なって
( フブキ ) 私 も ?
( かえで ) いい の かしら ?
( ま ゆり ) フブキ ちゃん も かえで さん も 由季 さん も ―
まゆ し ぃ の コスプレ 仲間 だ もん
大 歓迎 だ よ
にぎやかな ほう が 楽しい し ―
サンタコス 作る から みんな 着て ね
( フブキ ) 本気 ?
( かえで ) この 材料 で …
冬 コミマ の 衣装 も これ から 作る のに ?
( ま ゆり ) フフ … まゆ し ぃは やる 気 満々 だ よ
みんな に 似合う の 作る から 楽しみに して ね
おお さすが 俺 の 嫁 ! 結婚 して !
フブキ ちゃん 調子 いい
( 由季 ) まゆ り ちゃん も 一緒に 着る んだ よ ね サンタ の 衣装
( ま ゆり ) えっ ? でも まゆ し ぃは 作る の 専門 だ から
異議 あり ! 由季 さん の 言う とおり ―
そんな の もったいない です !
う う ~
( 由季 ) そう よ それ に 岡部 ( お かべ ) さん も ―
まゆ り ちゃん の 衣装 見 たい んじゃ ない か な
( ま ゆり ) オカリン が ?
オカリン さん って …
( フブキ ) ああ まゆ し ぃ の 彼 氏 ね
ふえ え ~ 違う よ
オカリン と まゆ し ぃ は そういう の じゃ ない よ
またまた
あんなに いつも 仲よく して いて それ は 無理 が あり ます よ
本当だ よ
だって オカリン に は 好きな 人 が いる のです
(2 人 ) え …
そう な の ?
うん だ から まゆ し ぃと オカリン は ―
幼なじみ の “ 仲よし さん ” なんだ よ
♪~
~♪
( 岡部 ) 授業 中 は かけて くる な と 言った だろう
( アマデウス 紅 莉栖 ( くり す )) さっき 呼んだ とき は 休み 時間 でした よ ね
( 岡部 ) なに っ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) 大学 の サイト で 授業 の タイム テーブル は ―
確認 し ました から
( 岡部 ) ん ん くっ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) やっぱり 居留守 です か
こっち に も いろいろ 事情 が ある んだ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 何 です ? 事情 って
それ は …
その くらい の 言い訳 用意 して おいた ほう が いい です よ
とにかく 出る まで かけ 続けて くる の は やめて くれ
( アマデウス 紅 莉栖 ) あなた が 何 1 つ 約束 を 守ら ない から じゃ ない
約束 ?
言い ました よ ね
あなた の 研究 室 ラボ に 連れて いく って
だから ラボ と いって も ただ の お 遊び サークル だ
( アマデウス 紅 莉栖 ) でも ―
オリジナルの 私 は そこ へ 行った こと が ある んでしょ ?
( 岡部 ) それ は …
はっきり し ないで すね どっち な んです ?
あっ …
電話 だ 一 度 切る ぞ
もしもし
( ま ゆり ) あっ オカリン ?
( ま ゆり ) あの ね フブキ ちゃん たち も ―
クリスマス パーティー 来て くれる って
そう か よかった な
( ま ゆり ) それ で ね
コスプレ 用 の 材料 が いっぱい ある ので ―
もし よかったら うち まで 運ぶ の 手伝って ほしい か なって
( 岡部 ) 分かった
講義 が 終わったら ラボ に 行けば いい の か ?
うん ! じゃあ 待って る ね ( フェイリス ) ニャハッ
( ま ゆり ) オカリン 来て くれる って !
( フェイリス ) それ は よかった ニャ
( ま ゆり ) あと は 鈴 ( すず ) さん だ ね
( フェイリス ) 伝えて は ある ニャン ?
( ま ゆり ) うん でも ちゃんと 来て くれる か なあ
( フェイリス ) ふだん は ラボ に いる んじゃ ない ニャ ?
( ま ゆり ) うん でも 誰 か 来る と すぐ ど っか 行っちゃ うんだ よ ね
( フェイリス ) まあ でも 何とか なる ニャン !
フェイリス に 任せ とく ニャ
( アマデウス 紅 莉栖 ) ほ ~ ここ が 秋葉原 ( あき は ばら )
歩き スマホ は マナー が 悪い 切る ぞ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 待って ! カメラ が 見える ように して て くれれば ―
画面 は 見 なくて いい から
オーケー
( アマデウス 紅 莉栖 ) ほほ ~
ふ ~ ん
むっ … ああ いや 何でもない
それにしても ずいぶん ゴミゴミ した 所 ね
ラジ 館 ?
あっ む う … こら 何 する !
あっ おい ー !
( 天王 寺 ( てんのう じ )) ハァ … ( 綯 ( なえ )) あっ
( 天王 寺 ) おお 岡部 じゃ ねえ か
( 綯 ) こんにちは
お 久しぶりです
( アマデウス 紅 莉栖 ) 誰 ?
黙って ろ
しっか し 変われば 変わる もん だ な
真面目に 大学 行って る みて えだ し
その 調子 で 頑張れ や
( アマデウス 紅 莉栖 ) あなた どれ だけ 不 真面目だった の ?
( 岡部 ) うるさい !
( 綯 ) ん ?
ここ が ラボ だ
( アマデウス 紅 莉栖 ) ここ が ?
汚 すぎ
最初の 感想 が それ か ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ごめんなさい 言い 直し ます
ガラクタ だらけ です ね
ハァ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) 研究 室 と いう の は どこ も 雑然 と なる もの だ けど ―
これ は ひど すぎ
だから 言った ろ
お前 が 想像 する ような もの じゃ ない って
( アマデウス 紅 莉栖 ) ラボ と いう より ただ の 汚 部屋
真 帆 ( ま ほ ) 先輩 の 下宿 と いい 勝負 か
いい の か ? そういう 個人 の プライバシー を 暴露 して
あなた から も 先輩 に 言って あげて くれ ませ ん か ?
“ 部屋 は ちゃんと 片づけた ほう が いい ” って
ああ いや そんな こと 言ったら かみつか れ そうだ けど な
( アマデウス 紅 莉栖 ) ウフフ … でも ―
少し 憧れて ました こういう ルーム シェア みたいな の
( 岡部 ) あ …
それぞれ マイ フォーク と か スプーン と か 決まって たり して
( 岡部 ) あっ あ …
( ドア の 開く 音 )
あっ オカリン もう 来て た んだ
トゥットゥルー ん ?
音楽 聴いて る の ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) お 友達 です か ? 私 も …
( 岡部 ) 切る ぞ
( アマデウス 紅 莉栖 ) あ ちょ っ …
電話 中 だった ?
( 岡部 ) 大丈夫だ
それにしても これ か ? すごい 荷物 だ な
( ま ゆり ) エヘヘ …
冬 コミマ の 衣装 と サンタコス も 作る こと に した から
( 岡部 ) クリスマス パーティー みんな 来て くれる って ?
うん
フブキ ちゃん かえで さん 由季 さん る か 君 に フェリス ちゃん
( 岡部 ) 由季 さん も ?
( ま ゆり ) もちろん だ よ
まゆ し ぃ 思う のです
ダル 君 と 由季 さん 何 か いい な ~ って
フブキ ちゃん は
“ ない ! 絶対 ない !” って 言う んだ けど ね
( 鈴 羽 ( すず は )) これ を 探す の が 私 と お前 の 最初の ミッション だ
( 少女 ) えっ と … オ オーキードーキー ?
( 鈴 羽 ) いい 返事 だ
( 少女 ) エヘ …
( ドア の 開く 音 ) ( 鈴 羽 ) あっ
何 だ ルミ 姉さん か
ん ? ルミ 姉さん ? 誰 の こと ニャ ?
フェイリス は フェイリスニャ
たまに は 顔 見せて くれ ない と みんな 心配 する ニャン
( 鈴 羽 ) あそこ に いる と 母 さ … いや
1 人 の ほう が 落ち着く んだ
差し入れ だ ニャン 鈴 ニャン の 大 好物 ニャ
賞味 期限 は あした だ から ゆっくり 食べる ニャ
( 鈴 羽 ) ありがとう
ダルニャン の タイム マシン の 研究 の ほう は どう ニャ ?
( 鈴 羽 ) 頑張って は いる よ でも …
( フェイリス ) 簡単で は ニャ いか
( 鈴 羽 ) ごめん ね 迷惑 かけて
大丈夫 ニャ フェイリス は ―
ちょ ー っと ここ と この 下 の フロア を 借り上げた だけ ニャ
( 鈴 羽 )“ だけ ” って …
本当 ルミ 姉さん に は 世話に なり っぱなし だ
( フェイリス ) ニュフフ … 気 に し ないで いい ニャン
この 世界 の エレメンタル を ―
バイアクヘー たち の 魔 の 手 から 救う ため ニャ ら !
フェイリス は いつでも 協力 する ニャ
そ … そう よく 分から ない けど 助かる よ
( 鈴 羽 ) 姉さん 父さん みんな の ため に も ―
オカリン おじさん を 必ず 連れて いか なきゃ
シュタインズ ・ ゲート の 入り口 に
( フェイリス ) あ …
ん …
ん ん …
( 真 帆 )24 日 ?
クリスマスイブ です か ? 報告 を 聞く なら 別の 日 でも …
( レスキネン ) リンターロ に 聞いたら 問題 は ない と の こと だった よ
真 帆 は 何 か 都合 が 悪い の かい ?
( 真 帆 ) いえ 別に … 予定 は ないで す けど
( レスキネン ) で は サンタ の 格好 を して 誘って みたら どう だい ?
24 日 に 予定 が ない と いう こと は ―
この 国 で は 恋人 が い ない と 同 義 だ と いう 話 だ よ
つまり リンターロ に パートナー は …
何で そんな 話 に なる んです か !
あの 子 と いい 教授 と いい そんな こと ばかり
( レスキネン ) そうかい ? 僕 は 楽しみだ よ
( 真 帆 ) うん ?
アマデウス と リンターロ が どんな 関係 性 を 築いて いる か ―
君 は 興味 ない の かい ?
セキュリティー の 面 なら 心配 いら ない よ
あの システム は 人 の 記憶 を 使って いる 以上 ―
非常に 堅 牢 ( けん ろう ) だ
( 真 帆 ) そういう こと で は あり ませ ん
( レスキネン ) ん ?
( 真 帆 ) 私 が 心配 して いる の は …
( 携帯 電話 の 振動 音 )
何 だ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) “ 何 だ ” と は 何 です か !
( 真 帆 ) 心配な の は …
岡部 倫太郎 ( りん たろう ) です
( シャッター 音 )
( アマデウス 紅 莉栖 ) そろそろ 飽きた わ ね
あっ そこ の 角 の 先 行った こと ない
待ち合わせ の 時間 まで だって 言った ろ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 少し くらい 平気 よ
まだ あなた の 言った 約束 の 時間 まで 365 秒 ある わ
った く …
( アマデウス 紅 莉栖 : 「 ジングルベル 」 の 鼻歌 )
おもしろい か ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 自分 で 動け ない の が もどかしい わ ね
そう だ ! この スマホ に ラジコン を 取り付けた カメラ を ―
連動 でき ない かしら ? そ したら 自由に …
ダメだ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 何 よ
おととい の 合 コン で は ろくに 話せ も し なかった くせ に
こういう とき だけ
( 岡部 ) な っ !? ちょ っ 何で …
( アマデウス 紅 莉栖 ) アプリ 落とさ ず に ホイホイ 参加 する から よ
バック グラウンド で 聞いて る だけ だった けど ―
笑い こらえる の 大変だった んだ から
一 発 ギャグ で スベ る わ
フィーリングカップル で オファー の 前 に 逃げる わ
王様 ゲーム で ドン 引か れる わ
もし かして ―
今日 比 屋 定 ( ひや じょう ) さん たち と 会って ログ を 提出 する って こと は …
もちろん その 全て が 提出 さ れる こと に なる わ ね
( 岡部 ) な っ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) あと は 私 と の 会話 も 全て ログ 化 さ れて いる から ―
家 が 青果 店 の くせ に ナス が 嫌いだ と か ―
最初 会った とき に 人 の こと を クリスティーナ と 呼んだ こと と か …
( 岡部 ) う っ …
やめろ
で 何で クリスティーナ ?
( 岡部 ) しつこい な
( アマデウス 紅 莉栖 ) 人 の 記憶 は あいまいで ―
時間 が たつ ほど 入り 混じり 物語 が 構築 さ れて いく
( 岡部 ) つまり ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 残念 ながら 不完全な AI である アマデウス に は ―
その あいまいな 記憶 の 変化 いわゆる 忘却 は ない の
( 岡部 ) だ が デモンストレーション で 見た アマデウス は ―
忘れて い なかった か ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) それ は データ 上 不必要 と 判断 した 記録 を ―
機械 的に 読み 込め ない ように して る だけ
ログ は 残って る わ
( 岡部 ) だ から 一 度 呼んだ こと を いつまでも 聞く の か
( アマデウス 紅 莉栖 ) そういう こと
( 岡部 ) それ に して は しつこく ない か ?
はぐらかさ れる と 気 に なって しょうがない の
好奇心 も 過ぎる と いつか 痛い 目 に 遭う ぞ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 研究 者 は その くらい じゃ ない と やって いけ ない の よ
( 岡部 ) フッ …
( レスキネン ) リンターロ ! ( 岡部 ) あ …
あっ !
( 岡部 ) すみません 時間 に は 来て いた んです が
( 真 帆 ) 何 して た の よ あんな 所 で 立ったり 座ったり
( 岡部 ) ああ … ハッハハ …
ところで どう かな ? 紅 莉栖 は
不思議な 気分 です ね
AI な のに まるで …
( レスキネン ) どうやら おもしろい 話 が 聞け そうだ ね
この あと 大学 の 施設 で データ を 受け取る つもりだ けど ―
この あと 大学 の 施設 で データ を 受け取る つもりだ けど ―
( アマデウス 紅 莉栖 ) 先輩 先輩 !
今晩 は 時間 ある かい ?
今晩 は 時間 ある かい ?
ファイト です チャンス です
ファイト です チャンス です
ファイト です チャンス です
よければ ディナー を 一緒に と 思って いる のだ が
よければ ディナー を 一緒に と 思って いる のだ が
よければ ディナー を 一緒に と 思って いる のだ が
岡部 さん 絶対 に 先輩 に 気 が ある と 思 …
岡部 さん 絶対 に 先輩 に 気 が ある と 思 …
岡部 さん 絶対 に 先輩 に 気 が ある と 思 …
( 岡部 ) 今晩 です か ?
( 岡部 ) 今晩 です か ?
( 岡部 ) 今晩 です か ?
ああ … あっ !
すみません 今日 の 夜 は ちょっと ―
友人 と クリスマス パーティー の 予定 が
パーリィー !?
( ドア の 開く 音 )
父さん ?
( レスキネン ) ワーオ !
すてきな ラボ だ ね リンターロ !
今日 は お 招き ありがとう ございます
ジャパニーズ メイドガール ?
キャットガール ? ( フェイリス ) ニャニャニャ !?
あの … そちら は ?
( 岡部 ) あっ 電話 で 話した 比 屋 定 さん と レスキネン 教授 だ
大学 で 世話に なって て な
本当に よかった の ?
仲間うち の パーティー に お邪魔 しちゃ って
リンターロ が ぜひ に と 言って くれた のだ から ―
いい じゃ ない か
社交 辞令 を そのまま 受け取ら ないで ください !
教授 が ゴリ 押し した んじゃ ない です か
( レスキネン ) 真 帆 も うれしい だ ろ ?
な っ 何で そう なる んです か !
( 綯 ) 何 年生 ? ( 真 帆 ) えっ !?
ごめんなさい これ でも 成人 して いる の よ
( 綯 ) えっ !?
ああ …
( レスキネン ) しかし 美しい 女性 ばかり で ―
何とも 華やかな ラボ だ ね リンターロ
特に ―
彼女 なんて 実に セクシーだ
だが 男 だ
( 電子 レンジ の 音 )
ジューシー からあげ ナンバーワン
ワン !
クリスマス 限定 お 徳用 サイズ だ よ
ところで 鈴 羽 は ?
うん 今 ダル 君 が ミッション 中 な んだ よ
( 岡部 ) ダル が ? ( ま ゆり ) うん
うまく だまして 連れて こ れる か なあ
( 岡部 ) だます ?
( 由季 ) ええ
パーティー って 言う と 遠慮 して しまい そうだ から ―
黙って 連れて こよう って
( 岡部 ) ダル に は 荷 が 重い 任務 だ な
( ま ゆり ) 来た !
ダル 君 から もう すぐ 来る って !
よ ー し ! じゃあ みんな 準備 準備 !
( 一同 ) お ー っ !
( ダル ) よ ー し 入る ぞ
鈴 羽 と 一緒に 入る ぞ ~
( 鈴 羽 ) 父さん ストップ
( ダル ) え ? ああ っ !
( 由季 たち ) メリークリスマス !
( 由季 たち ) メリークリスマス !
( クラッカー の 音 )
( クラッカー の 音 )
ようこそ 鈴 さん !
あ … あれ ?
( 一同 ) あ …
( ダル ) ああ …
あ … あれ ?
か … 母 さ …
( フェイリス ) 鈴 ニャン ! クリスマス ! サプライズクリスマスニャ !
( ま ゆり ) パーティー だ よ
( 鈴 羽 ) え …
( 由季 ) ご ごめんなさい
び びっくり さ せよう と 思って
あ … う っ …
それ で と … 兄さん も 何 か 変だった の か
( ま ゆり ) ごめん ね 企画 した の まゆ し ぃ な んだ
いや 怒り は し ない けど
すごい ね いつも の ラボ と は 思え ない や
( ま ゆり ) うん ! みんな で 飾り付け した んだ よ
( ダル ) まゆ 氏 が 鈴 羽 に 元気に なって もらい たい って ―
用意 した ん
( 鈴 羽 ) そ っか
でも 私 遊ぶ ため に ここ に いる わけじゃ ないし
みんな で 楽しんで いって よ
( 岡部 ) いい じゃ ない か ( 鈴 羽 ) ん ?
それ くらい …
( ダル ) そ そうだ よ みんな で ごはん 食べる だけ だって
みんな が 作って くれた もの を ありがたく 頂けば よい のだ ぜ
( 鈴 羽 ) あ … ( 一同 の 笑い声 )
う …
それでは 乾杯 する ニャン !
せ ー の !
( 一同 ) メリークリスマス !
乾杯 !
( 携帯 電話 の 振動 音 )
オカリン ?
この あと プレゼント 交換 だ よ
すぐ 戻る
( ま ゆり ) あ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) 推論 を 立てて みた
( 岡部 ) 何 だ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 仮説 1
あなた が 好きな ハリウッド 女優 に ―
クリスティーナ なん ちゃ ら と か いう 人 が いて ―
つい 呼んで しまった
( 岡部 ) 違う
( アマデウス 紅 莉栖 ) 2 昔 つきあって た 彼女 …
ああ いや これ は ない わ ね ごめんなさい
待て
( アマデウス 紅 莉栖 ) じゃあ つきあって た の ?
えっ あ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) 沈黙 は 負け を 認めた こと を 意味 する わ よ
( 岡部 ) う … うるさい な
( アマデウス 紅 莉栖 )3
オリジナルの 私 を 直接 あるいは 間接 的に そう 呼んで いた
まあ これ も 可能 性 は 低い わ ね
( 岡部 ) なぜ だ ?
私 なら こう 返す から よ
“ ティーナ って 付ける な ” って ね
( レスキネン ) は ~ い もう 少し もう 少し 近づいて
は はい
不本意だ わ はなはだ 不本意だ わ
( シャッター 音 )
( シャッター 音 )
( シャッター 音 )
あ あの … ごめんなさい
( 真 帆 ) あっ い いえ 違う の よ
綯ちゃ ん は 悪く ない の
( フブキ ) か かわいい ( ダル ) ハァハァ …
世界 に 幸 あれ
フゥ …
岡部 さん 遅い ね
う うん
ちょっと 見て くる ね
( アマデウス 紅 莉栖 ) も しか して 今 の が 正解 ?
( 岡部 ) 勝手に 話 を 進める な
( アマデウス 紅 莉栖 ) だったら ちゃんと 答え なさい
( 岡部 ) 答え を 聞き たい んだ よ な ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ええ
( 岡部 ) テレ くさかった んだ
( アマデウス 紅 莉栖 ) え ?
素直に 名前 を 呼べ なかった から あえて ちゃかした
私 を … 呼ぶ の が ?
ああ
( アマデウス 紅 莉栖 ) あ …
な っ … そ それ は どうも …
( 岡部 ) 何で 赤く なって る んだ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) あっ … 赤く なんか なって なんか ない し !
お 女の子 扱い さ れる なんて 思って なんか なかった と か …
そ その … そんな こと は 決して ない から な !
う っ …
う っ …
( 岡部 ) フフッ フフフ …
( 岡部 ) フフッ フフフ …
( 岡部 ) フフッ フフフ …
な 何 よ
俺 は …
( アマデウス 紅 莉栖 ) えっ ?
俺 は お前 の そんな ところ が …
えっ ち ょっ …
( 岡部 ) な っ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) えっ ? せ ん ぱ …
( 岡部 ) 比 屋 定 さん … 何 を ?
言った でしょ
錯覚 に 陥る って ( 岡部 ) え ?
勘違い し ないで
ここ に いる の は アマデウス
牧 瀬 ( まき せ ) 紅 莉栖 じゃ ない
( 岡部 ) あっ …
それ は …
( 真 帆 ) 牧 瀬 紅 莉栖 は 死んだ の
死んだ …
彼女 は もう い ない の
( 岡部 ) 死んだ … ( 真 帆 ) ああ っ
ハッ !
( 真 帆 ) 岡部 さん !?
( 岡部 ) あっ ああ …
ちょっと … 岡部 さん !?
( 岡部 ) あ … あ … ぐ っ …
( 岡部 の 叫び声 )
♪~
~♪