C : The Money of Soul and Possibility Control Episode 6
( 宣 野 座 ) 常に 何 か を 消費 せ ず に 人 は 生き て いけ ない 。 → N
そういう 罪深い 存在 で ある と 承知 し た 上 で → N
なお 生き て い か なけ れ ば なら ない の なら → N
せめて 誰 か の ため に 。 → N
それ が 自然 な 考え 方 じゃ ない です か 。
そう です よ ね 。 でも それ を 実践 に 移す の は → N
容易 な こと で は ない と 思う の です が 。
( 宣 野 座 ) 誰 だって 人 の こと を 思う 気持ち は 持って いる でしょ ? → N
少し 前 に も ちょっと し た トレンド み たい に → N
匿名 で の 寄付 の 連鎖 が 続 い た って こ と あった じゃ ない です か 。
( 宣 野 座 ) 慈善 を 行う って こと が 上 から 目線 に 思え たり し て → N
自分 の 気持ち を 素直 に 表わせ ない 。 ( サトウ ) 《 宣 野 座 功 29 歳 》 → N
《 ディール 戦 歴 57 戦 56 勝 1 敗 》 → N
《 現在 の 個人 資産 98 億 7,000 万 円 》 → N
《 ディール は 次週 木曜日 に 予定 》 → N
《 対戦 相手 余 賀 公 麿 》
( 宣 野 座 ) 自分 は 未来 へ の 投資 を 行って いる 。 → N
そう 考え れ ば いい ん だ と 思う ん です けど ね 。
( サトウ ) 《 フフッ 。 あの 子 と 》
・~ N
( 真 朱 ) ハアッ !
( 公 麿 ) 真 朱 アントレ を 捜せ !
( 真 朱 ) OK !
( 公 麿 ) 今 だ ! ( 真 朱 ) お っし ゃ ー !
アセット は 倒せ た けど 。
や っぱ アントレ 見つけ なきゃ 。 だ よ な 。
( 後藤 ) この 役立た ず が !
( 公 麿 ・ 真 朱 ) い た ! ! ( 後藤 ) あ … 。 ヤバッ … 。
「 DIRECT 」 !
分かった よ ! 好き に しろ !
使った 分 だけ 頂き ます 。
う う っ !
「 CLOSING 」 ! 「 YOU HAVE GAIN 」 !
やった ね 。 ああ 。
何 が ?
出す ため に やって ん だ から 。
気分 ?
いい わけな い だ ろ 。
でも 今日 ノリ ノリ って 感じ ?
すっきり し ない 戦い や だ なって 思って た けど さ 。
よせよ そんな 。
ああ そう だ っけ 。
そういう の 時々 忘れ てる 俺 。
今日 の クマ み たい な の が アセット だったら → N
また 違って ん だ ろ う な 。
違う って ?
あっ いや 。
( おなか の 鳴る 音 )
あっ あ … 。
う あっ ! 何 ? えっ ?
人 の こと じろじろ 見 ちゃ って 。
別に 見 て な ん か 。
アセット は アントレ の 未来 を 体現 し た もの って 言って た よ な 。
( 宣 野 座 ) 余 賀 君 って 君 ? は ?
( 宣 野 座 ) 君 の アセット ?
カップ 麺 おいしい ? うん 。
はっ ? カワイイ ね 。
角 の カーブ が とって も チャーミング 。
あの 。 ああ 。
宣 野 座 。 次 の ディール で 君 と マッチング さ れ てる 。 → N
強い ん だって ね 。 そんな 。
( 宣 野 座 ) あの さ 気 悪く し ない で 聞い て ほしい ん だ けど 。
ディール を パス する 方法 が ある の 知って る よ ね 。
ここ の 銀行 に 一定 額 振り込め ば って 聞い た こと は … 。
額 は 知ら ない けど 。
自己 資産 の 半分 。 そんなに ! ?
( 宣 野 座 ) それ 僕 が 肩代わり し て あげ よっ か 。
どういう 意味 ? だ から さ → N
ディール を やら ず に 済まさ ない か って 。
ち ょ ちょっと 待って ! だったら 自分 で パス すれ ば 。
( 宣 野 座 ) 自分 の 資産 の 半分 は さすが に きつい よ 。 → N
でも 君 程度 の 資産 なら 払え ない 額 じゃ ない 。
( 宣 野 座 ) 安心 し て 。
ただ 落ち着 い て 話 が し たい だけ だ から 。
さっき の 話 俺 の 資産 まで 調べ た わけ ?
君 だけ じゃ ない 。 毎回 相手 は リサーチ し てる し → N
パス を 頼 ん でる の は いつも の こと だ よ 。
受け て もらえ た ためし は ない ん だ けど ね 。
どうして そんな 。
いくら バランス よく ディール を 行った って → N
現実 へ の 影響 は 避け られ ない 。
だったら やら ない の が 一 番 いい と 思わ ない ? → N
すぐに 返事 を くれ なんて 言わ ない 。 → N
気 が 向 い たら 連絡 し て 。 → N
じゃ 。
感じ 悪い 。 感じ いい 。
けど あいつ 。 どう し た の ?
いや ど っか で 見 た こ と ある よう な … 。
あぁ ~ っ ! !
あ … 。
《 NPO 法人 の 代表 と して 注目 を 浴び て いる 彼 の 活動 は → N
新 興国 へ の ワクチン 寄贈 に 始まり 多岐 に わたって いる 》
《 堅い 肩書 の イメージ と は 異なった 軽やか な スタンス と → N
母性 本能 を くすぐる イケメン ぶり に → N
ボランティア 王子 など と 呼ぶ 声 も 》
や っぱ 感じ 悪い 。
( サトウ ) 余 賀 君 ? 余 賀 公 麿 君 だ よ ね ?
はい ? ( サトウ ) 急 い で 乗って ! → N
君 の おばさん が 。 えっ ?
( サトウ ) 詳しい こと は 中 で 。 早く !
あ ~ !
あの … 。 ( 鍵 が 掛かる 音 )
ちょ っ ! 「 カチャ 」 って 何 ! ? 「 カチャ 」 って ! ?
( サトウ ) すまない 。 君 を だまし た 。
お … 俺 み たい な 下層 階級 さらって も → N
いい こと ない けど 。
( サトウ ) 話 が 終われ ば すぐ に 帰す 。 → N
行き たい 所 が あれ ば 言って 。
金融 街 は 無理 だ けど ね 。
あんた は ? ( サトウ ) わたし も アントレ の 一 人 。
金融 街 の こと を 調べ てる 。
俺 に 聞か れ て も こっち も 聞き たい こと ばかり だ し 。
( サトウ ) それ で 構わ ない 。 話 が し たい だけ 。
( サトウ ) 三國 壮 一郎 が 君 に 興味 を 持った こと を → N
どう 解釈 す べき か 正直 戸惑って る 。
金融 街 に いる 人間 は 大きく 分け れ ば 2 つ 。 → N
のみ込ま れ て いる 者 と そう で は ない 者 。
君 は まだ のみ込ま れ て は い ない 。 → N
わたし も その つもり 。 そして 三國 も 。
あれほど どっぷり 漬かって い ながら → N
むしろ いかに 積極 的 に 利用 できる か を 考え てる 。 → N
だけど それ は 危うい 賭け だ 。 賭け ?
彼 は 今 の 経済 を 安定 さ せる ため に は → N
未来 を 食いつぶし て も いい と 考え てる に 違いない 。
分から ない の は 彼 が どこ まで 自覚 的 に 行って いる か と いう こと 。
あれほど の 知性 と 戦略 性 を 持った 男 が → N
そこ に 気付 い て ない と も 思え ない 。
言って る 意味 が いまひとつ 。
要するに 金融 街 は つぶさ なけ れ ば 危険 だ と いう こと 。
この 国 の あるいは もっと 大きな 未来 が 。 → N
わたし は 君 に 協力 し て ほしい と 思って る 。
協力 ? だいたい 金融 街 を つぶす こと なんて でき ん の ?
あの 街 を 形成 する システム や 集団 を → N
一 つ ずつ つぶし て いけ ば あるいは 。
それ って 。
そう ムクドリ ギルド の よう な 。 待って よ !
ギルド は ディール の 影響 を 最小 限 に し てる だ ろ ?
この 前 の 芭蕉 製薬 の 倒産 騒ぎ だって 。
( サトウ ) 確かに 資産 家 同士 の 強引 な ディール に よって → N
引き起こさ れ た 負債 を 回収 し → N
倒産 に よる 損失 の 発生 を 未然 に 防 い だ 。
あの 人 は 未来 を つぶ そ う と し てる わけ じゃ … 。
( サトウ ) だ けど しょせん は 応急 処置 に すぎ ない 。 → N
三國 は 1 万 人 の 人々 を 救い は し た けど → N
その ため に 投入 さ れ た 巨額 の ミダス マネー が → N
結果 どれ だけ 未来 を 奪う こと に なる の か → N
誰 に も 分から ない 。
さっき から 分から ない こと ばかり じゃ ん 。
( サトウ ) なら 君 は ? う わ ~ !
ちょっと … 。
( サトウ ) 君 自身 は どう 思う ? お … 俺 ?
俺 は その ギルド に 入った ばっ か だ し 。
そ … そもそも こんな こと 俺 に 言って いい わけ ?
( サトウ ) いい と 思った 。 へ っ ! ?
( サトウ ) 君 は まだ → N
金 以外 の こと を 考え られる 目 を し てる 。
( サトウ ) じっくり 考え て 。 返事 は いつ でも 構わ ない 。
また 宿題 か よ 。 ( サトウ ) 宿題 ?
次 の ディール の 相手 に も 同じ こと 言わ れ て 。
( サトウ ) 宣 野 座 功 。 えっ ?
彼 も 三國 が 一目 置 い て いる 男 な ん だ 。 → N
ムクドリ ギルド に も 誘わ れ た が 断って る 。
あの さ いくら 考え た って 一緒 だって 。
急に 現れ た あんた と 三國 さん どっち を 信じる か って 言え ば ー !
な … 何 ? 何 ? ( サトウ ) 追って き てる 。
えっ ?
( サトウ ) 走れ ! !
( 井 種田 ) また この 手 の ご 利用 です か 。
手慣れ た もん ねぇ 。
( 井 種田 ) そりゃ あ この 車 を 利用 する 方々 は → N
トラブル を 抱える こと も 多い です から 。
トラブル ねぇ 。
お … 俺 だって そんな 。
あ … 。 → N
車 どう し よ 。
今 の 皆さん の 気分 から すれ ば → N
あした の こと を 考えろ なんて 言わ れる と → N
何 を バカ な なんて 思わ れる かも しれ ない 。 → N
でも ね 今 を どう やって 生きる かって こと ばっかり → N
考え て いる だけ で は やっぱり 活力 が 湧 い て こ ない 。
そんな 気 が し ませ ん か ?
( サトウ ) 《 宣 野 座 に も 聞い て みる と いい 》
《 えっ ? 》 《 彼 も 金融 街 と 現実 が → N
どう ある べき か 心 を 砕 い て いる 一 人 だ 》
( 宣 野 座 ) わざわざ 来 て くれ た ん だ 。 腹 決まった ?
その こと は まだ 。
ただ 少し 話 聞け たら と 思って 。 ( 宣 野 座 ) OK 。 → N
事務 所 に 戻る ところ だ から そっち で 。
( 宣 野 座 ) 確かに 今 は → N
景気 が いい みたい に いわ れ て いる 。
だけど 実情 は さっき 見 た とおり さ 。 → N
経済 格差 は 開く 一方 。 → N
この 国 に 大量 に 流入 し て いる あの 世界 の 金 が → N
バランス を 崩し て いる 。
その 原因 が ムクドリ ギルド ?
( 宣 野 座 ) 内輪 で ディール を コントロール し て → N
現実 へ の 影響 を できる 限り 抑える 。 → N
しかし 彼ら が 動く たび に → N
世の中 が だんだん 閉塞 し て き て いる 気 が する ん だ 。
可能 性 の 失わ れ た 未来 しか 残ら ない なら → N
現在 が ある 意味 も ない 。
あの 街 が 未来 を 担保 に し て 成立 し てる って 話 は 聞い てる よ ね ?
実際 に それ で 起き た 影響 自分 も 見 て ます 。
そう 僕 も ね 。
見 て もらい たい もの が ある ん だ 。 → N
ワクチン を 届け てる 国 の ね 。 → N
子供 たち から 毎年 送ら れ て くる 絵 だ よ 。 → N
何も お返し する もの が ない から って 。
は あ 。 ( 宣 野 座 ) 絵 の テーマ も 同じ 。 → N
何だか 分かる かい ? えっ ? バラバラ じゃ な いす か ?
街 だったり 人 だったり 。
未来 だ そう だ 。 貧しい 自分 の 国 が 発展 し た 姿 。 → N
将来 なり たい 自分 の 姿 。
そ っか 。
( 宣 野 座 ) 一 度 ディール で 負け た こと が ある 。 → N
それほど 大きな 負け 方 じゃ なかった が → N
負け は 負け 。 それ で 戻って から 気 が 付い た 。 → N
ここ に はら れ て い た 絵 の 何 枚 か が → N
別 の 絵 に すり 替わって いる のに ね 。
それ って 。 ( 宣 野 座 ) 消え た ん だ よ 。 → N
描 い た 未来 と 一緒 に 。
( 宣 野 座 ) 《 ディール を やれ ば 必ず → N
どちら か 一方 に かかわる 可能 性 の 一 つ が 失わ れる 》 → N
《 避け られる なら それ が ベスト 》 → N
《 だが どうして も やら なけ れ ば なら ない とき → N
できる 唯一 の こと は 失わ れる 可能 性 の 一 つ を → N
別 な 可能 性 で 埋め合わせる 。 それ だけ だ 》
( 島田 ) ごめん ごめん 。 長く なって 。
また 保険 の 話 です か ?
( 島田 ) うるさい ん だ 。 解約 する って 言ったら 。
解約 し た 方 が いい 話 な ん です か ?
( 島田 ) 長い 目 で 見 たら 損 かも しれ ない ね 。 → N
若い ころ から ずっと 掛け て た から 。 → N
けど ここ ん とこ 苦しく て さ → N
正直 当座 の 金 が 欲しい 。 → N
老後 の 心配 が できる の は まだ 幸せ だ よ 。 → N
この 年 に なって も 今日 明日 の こと だけ で かつ かつ だ 。
惨め な もん だ ね 。
いい ん じゃ ない ? 簡単 だ な 。
だって 最初 っ から 気持ち 決まって る ん でしょ ?
一応 ほら 君 の … 。
気分 って やつ ? 戦う の や めん の に 気分 も 何 も 。
だけど あの 人 やっぱり わたし の 思った とおり でしょ ?
感じ いい って 。
( 壮 一郎 ) そんな 顔 で 見る こと は ない だ ろ う ? → N
ここ に 来 た の は 俺 に 会 える と 思った から じゃ ない の か ?
それ は 。
( 壮 一郎 ) 会い たい よう な 会い たく ない よう な か 。 → N
ディール の 前日 に デート と は 余裕 だ な 。
デ … デート って そんな 。
( Q ) わたし たち は デート な の です 。
へ っ ? デート って 何 ?
その ディール の こと な ん だ けど 。
( 壮 一郎 ) パス を 頼ま れ た か ? → N
いつも の こと だ から な 。 それ で どう する つもり だ ?
迷って る 。
宣 野 座 は 俺 に も 同じ こと を 頼 ん で き た こと が あった 。 → N
もっとも 俺 の 資産 を 肩代わり できる はず も ない が 。
あの 人 が 負け た 相手 って 。
( 壮 一郎 ) あの 男 の 考え 面白い と は 思った 。 → N
方向 性 の 一 つ と して は な 。 → N
しかし そこ が 彼 の 限界 だ ! 限界 ?
( 壮 一郎 ) 未来 と いって も しょせん は 現在 から の 地続き だ 。
現在 が 失わ れ れ ば 未来 も 存在 し ない 。
だけど 可能 性 の 失わ れ た 未来 しか 残ら ない なら 。
( 壮 一郎 ) 「 現在 が ある 意味 が ない 」 だった か な 。 → N
俺 も 聞か さ れ た 。
だが それ は 強い 者 の 論理 だ 。 → N
遠く を 見る 余裕 の ある 者 の 理屈 だ 。 → N
本当 に 弱い 者 は → N
その 日 その 日 を もっと 切実 に 生き て いる 。
( 壮 一郎 ) 宣 野 座 は おそらく → N
さほど 不自由 を 知ら ず に 生き て き た の だ ろ う 。
あの 男 は 金 に 漂う 血 の におい に 鈍感 だ 。
血 ? ( 壮 一郎 ) 使う とき や 場所 → N
それ を 選 ん で いる うち に 金 の 周り で 流れる 血 も ある 。
お前 に も 分かる はず だ 。 → N
明日 の ディール は 好き に する と いい 。 → N
だが この 街 に いる かぎり 逃げ 続ける こと は 不可能 だ 。 → N
戦い 勝つ 。 そう する こと が この 世界 で は → N
よほど 誠実 な 生き 方 だ と 俺 は 思って いる 。
気 に する こと ない って 。
ねえ 聞い てる ?
( Q ) に おい など ない の です 。 ( 壮 一郎 ) うん ?
( Q ) 血 の におい が どんな もの か 分から ない の です 。 → N
これ に は におい など ない の です 。
そう か 。 ( Q ) ただ 色々 な 味 は する の です 。
( 宣 野 座 ) あの 話 受け て くれる と 思って い た 。
その つもり だった けど でも … 。
( 宣 野 座 ) でも 何 ?
分から ない 。
( 宣 野 座 ) そう 。
( 宣 野 座 ) 《 可能 性 の 失わ れ た 未来 しか 残ら ない なら … 》 → N
《 現在 が ある 意味 も ない 》
( サトウ ) 《 君 は まだ → N
金 以外 の こと を 考え られる 目 を し てる 》
《 戦い 勝つ 。 そう する こと が この 世界 で は → N
よほど 誠実 な 生き 方 だ と 俺 は 思って いる 》
気持ち は 分かる けど 決め た なら やら なきゃ 。
「 OPEN DEAL 」 !
公 磨 !
愚 かな !
( 宣 野 座 ) カリュマ !
「 ANGEL 」 !
う っ 。
くっ … あっ 。
くっ … 。 真 朱 !
強い … N 半端 なく 強い よ あの 人 。
持た ない かも 。
「 ANGEL 」 !
あー っ ! うわ ー っ !
う ぐ ぐ っ 。 うわ ー っ ! !
あ … 。 う う っ … 。
ま … 真 朱 !
真 朱 。
「 ANGEL 」 !
真 朱 !
うわ ー っ ! キャー !
真 朱 ! ?
うわ ー ! う わ っ … うわ ー っ ! !
おい 真 朱 真 朱 … 。
真 朱 ー ! !
大丈夫 。 すぐ 治る から 。
真 朱 。
正面 から いく しか ない と 思う 。
フレーション を … とど め を 刺さ れる かも しれ ない けど 。
真 朱 ! 無 茶 だ よ もう 。
フフッ 。 分かって る あなた の 気分 。
勝ち たく ない ん でしょ 。 いい よ わたし も 何 か 同じ 気分 。
違う よ 真 朱 。 えっ ?
勝ち たく ない けど 負け たく も ない 。
未来 より も 何より も → N
俺 は とにかく 身近 な もの を 失う の が 怖い 。
行 こ う 真 朱 。
「 ANGEL 」 !
( 公 麿 ・ 真 朱 ) う お ー っ ! !
( 宣 野 座 ) フゥ … 。
あっ 。 や あ 。
あの さっき 事務 所 の 方 に 行って き た ん です けど 。
ああ 引き払う こと に し た ん だ 。 スタッフ も 少数 精鋭 で 出直し だ よ 。
そんなに その … 影響 が ?
へ っ ?
( 宣 野 座 ) あっ ち 行 こっか 。
( 宣 野 座 ) まさか あそこ で メゾ フレーション を → N
二 度 も 撃ち込 ん で くる なんて ね 。
すみません 。 ( 宣 野 座 ) わびる 必要 ない って 。 → N
必死 だった の は こっち も 同じ だった ん だ から 。
でも あんな 勝ち 方 は 。
( 宣 野 座 ) 僕 も あの 戦い が 続け ば → N
間違い なく コントロール できる 余裕 を なくし て た 。 → N
そういう 意味 じゃ 君 の 判断 は まったく 適切 だった って こと さ 。
僕 は 君 を 少し 甘く 見て い た の かも しれ ない 。
自分 と 似 た よう な もの 感じ て た から 。
君 は あの 街 で 戦い抜く こと が できる 人間 だ と 思う よ 。
あの あそこ に はら れ て い た 絵 は 。
( 宣 野 座 ) 聞き たい かい ?
いえ 。 ( 宣 野 座 ) 余 賀 君 !
( 宣 野 座 ) 今 は そんな もの な ん か を 近く の 施設 に 送って る ん だ 。 → N
これ から は 寄付 や カンパ に 頼る しか ない から → N
大掛かり な 援助 は でき ない けど 。
でも ね あの 金 に 頼る より は ずっと いい 。 → N
それ 君 の チャーミング な アセット に 渡し て よ 。 → N
僕 から の プレゼント だって ね 。
・~ N
風 が しゃべり 掛け ます おいしい ! おいし 過ぎる !
( じ ん たん ) 《 まず 整理 する 必要 が ある 》
《 どうして めん ま が ここ に いる の か 》
( じ ん たん ) この世 に 心残り が あって 成仏 でき ない … って の が → N
妥当 な とこ だ よ な 。
《 分から ねえ 。 だって → N