Mob Psycho 100 Episode 2
( 鳥 の さえずり )
( モブ ) いって き ます
あっ …
う っ
( 律 ( りつ )) 兄さん 早い ね
( モブ ) あっ
( 律 ) 筋肉 痛 大丈夫 ?
( モブ ) 大丈夫だ よ
律 は 生徒 会 の ミーティング ?
( 律 ) うん
兄さん って
なんで 肉体 改造 部 なんか 入ろう と 思った の ?
( モブ ) 言った だ ろ
男 の 魅力 を 身 に つけた いって
( 律 ) 兄さん に は 別の 力 が ある じゃ ない か
( モブ ) えっ ?
超 能力 だ よ
ああ
なんで もっと ふだん から 使おう と し ない の ?
使う 機会 が ない から
兄さん に は 欲 が ない んだ ね
ある よ
でも 超 能力 使って も 手 に 入ら ない し
超 能力 使って も 手 に 入ら ない もの って ?
筋肉
えっ ?
それ から …
ツボミ ちゃん
( ツボミ ) あっ 律 君 おはよう
( モブ ) あっ
( ツボミ ) あ 〜?
何 か 急に 倒れた よ ね
あの 大丈夫です か ?
( 男 ) 大丈夫じゃ ねえ よ !
あっ す … すみません
( 男 ) なんで お前 が 謝 んだ よ ?
( ツボミ ) ああ 〜
( 郷田 ( ごう だ )) よ 〜 し ! 肉 改 ( に くかい )〜!
( 郷田 たち ) ファイッ オー ! ファイッ オー !
ファイッ オー ! ファイッ オー !
オオ 〜!
( 郷田 ) 肉 改 〜!
( 郷田 ) ファイッ ( 山村 ( やま むら )) オー !
( 郷田 ) ファイッ ( 山村 ) オオ 〜!
( 志村 ( し むら )) 影山 ( かげ やま )! パワー だ ぞ パワー !
( モブ ) 男 の 魅力 は
超 能力 に あら ず
男 の 魅力 は … 筋肉
あっ 影山 ! おい
部長 !
( 山村 ) お 〜 い 大丈夫 か ?
マズ い 貧血 か
えっ ? 貧血 ?
起こし ましょう ! せ 〜 の
ゆっくり ! 大丈夫 か ? 影山
( トメ )“ 新興 宗教 団体 ( 笑 )( カッコワライ ) は ”
“ 設立 さ れた ばかりだ が ”
“ 多く の 信者 を 集めて おり ”
“ 教祖 は どんな 人間 も ”
“ たちどころに 笑顔 に して しまう と いう ”
これ は
感じる 感じる
( アラーム )
きて る き てる
電波 って る わ 〜!
間違い ない !
ああ 〜 気 に なる 〜!
ああ 〜!
( 郷田 ) お 〜 い !
脳 電 部 いるか ?
あっ 郷田 部長 !
部室 を 使わ せて いただき 誠に ありがとう ございます
いや だ から うち は 筋 トレ 道具 を 置ければ いい んだ
あっ ?
その 肩 に ある の は ?
ああ 影山 が また 倒れた
下ろす ぞ は い
ゆっくり な ! はい
すまない が 見て やって くれる か ?
俺 たち は トレーニング に 戻る から 〜!
( 志村 ) しばらく ここ で 休んで ろ
( 山村 ) 体 が 慣れたら きつく なく なる から な !
( 郷田 ) よ 〜 し ! ゴーゴー ゴーゴー !
山村 ! 開けたら 閉める !
( 山村 ) 筋肉 で 頭 が いっぱいだ 〜!
( トメ ) チッ った く
はい
あの 届か ない んです けど
ちょっと !
あんた に は あれ が ある じゃ ない
( トメ ) いや 〜 モノ ホン だ わ
す っご いわ
おいしい
やっぱり あなた 脳 感電 波部 に 入る べき よ !
あっ 僕 肉体 改造 部 に 入った んで
あの ね あんた は 肉 改部 の お 荷物 な の
み 〜 んな 辞めて ほしい って 思って る の 分から ない ?
空気 読め !
確かに 僕
空気 読め ない んです
でも 辞め ませ ん
筋肉 が つく まで は
筋肉 を つけて も あんた は モテ ない
ど … ど ど ど っ どうして
僕 が モテ たい って こと 知って る んです か ?
そりゃ あ
感じた の よ
さすが 脳 感電 波部
自分 で 言って たろう が
あの じゃあ どう すれば ?
モテ る かって ?
簡単 よ
女心 を 読む の よ !
でも 空気 も 読め ない 僕 が 女心 なんて 読める んです か ?
読める わ
テレパシー だったら ね
“ マジ お 尻 かゆい ”
私 の 心 を 読む んじゃ ない わ よ
( 鬼瓦 ( おにがわら )) おいおい どうした ? おら
( 山崎 ( やま ざ き )) 天 牙 ( てん が ) さん やっちゃ って くださ いよ
おい どうした ? 立てよ おいおい …
( 鬼瓦 ) おい どうした ?
( 殴る 音 )
( 山崎 ) 天 牙 さん ! おし !
( 鬼瓦 ) おい 立てよ
( 山崎 ) おいおい こんな もんか よ ?
黒 酢 ( くろず ) 中 番 長 が 泣く ぜ ? 枝 野 ( えだ の ) よ
( 枝 野 ) さすが 塩 ( しお ) 中 鬼 の 天 牙
覚えて ろ よ !
その うち 泣く ほど 酸っぱい 目 に 遭わ せて やっかん な !
( 笑い声 )
あの “ 酸っぱい ” じゃ なくて “ 痛い ” な んじゃ ?
は あ ?
俺 たち は 黒 酢 中 だ から “ 酸っぱい ” で いい んだ よ !
ああ 〜!
( ツボミ ) 痛 っ !
( モブ ) ツボミ ちゃん
最近 さ 塩 中 と 黒 酢 中 の 抗争 が 膨張 して る ん だって
あの それ “ 勃発 ” じゃ ?
何 か 拡大 して んだ から 膨張 でも いい じゃ ない
ツボミ ちゃん の ため に も 間違い は 訂正 し ない と
すれば いい って もんじゃ ない でしょ !
空気 読んで よ !
行こう
( おやじ ) あい よ
ありがとう
今日 は いつも に 増して 元気な いよ
いろいろ 悩み が あって
まあ 誰 に だって ある よ
おじさん に も です か ?
うん なかなか ね いい タコ が 手 に 入ら なく って ね
知って る ?
タコ の 体 の 8 割 は 筋肉 で ね
だから すごい パワー が 出る んだ よ
( モブ ) そ っか
やっぱり 大事な の は 筋肉 です よ ね
( おやじ ) うん !
( 井上 ) 予約 して た 井上 ( い の うえ ) です けど
何 か 悪霊 に 取りつか れて る みたいな んで
除 霊 して ください
( 霊 幻 ( れいげん )) ほほ う
症状 は どういった もの で ?
( 井上 ) 俺 モテ ない んです
生まれて この かた 彼女 が 出来た こと ない んです
これ 絶対 悪霊 の せいだ なって
ああ 〜
それ 絶対 悪霊 の せい です ね
除 霊 し ます ので
こちら の 椅子 に どうぞ
まず 霊 の 宿り やすい 髪 や 眉 を カット し ます
首 や 顔 に 指圧 を 加え
リンパ の 流れ を 良く し むくみ と 霊 を 押し出し ます
最後に 除 霊 用 の ワックス と 霊 が 嫌がる 聖 水 を かけて
除 霊 完了 です
明日 から 努力 し ないで 彼女 も 出来 ます
除 霊 代 2800 円 に なり ます
( モブ ) お釣り の 200 円 です
( 井上 ) ありがとう ございます
ありがとう ございました
( モブ ) ありがとう ございました
( 霊 幻 ) そんな こと やって も お前 モテ ない ぞ
( モブ ) じゃあ やっぱり テレパシー です か ね
テレパシー ?
遠く の 誰 か と 交信 したり 人 の 心 の 声 を 聞く って やつ か ?
なんで 急に ?
ふ ふ 〜 ん
お前 心 を のぞき たい 相手 が いる の か
女 だ な
お やおや モブ 君 分かり やすい ね
筋 トレ の 部活 始め たって の も それ か !
ああ 〜!
あ 〜 す っ すいません !
わ っ わざと じゃ …
分かって る
あの とき 約束 した もん な
人 に 向かって その 力 は 使わ ない って
( 霊 幻 の ため 息 )
ああ 〜
今月 の 売り上げ こ ん だけ か
もう やめる か
いらっしゃい ませ !
って ガキ か よ
( モブ ) あっ あの
“ 霊 と か 相談 所 ” って 超 能力 の 相談 も でき ます か ?
超 能力 ?
僕 超 能力 者 な んです けど
は あ ? ガキ が 何 言って んだ
もう 帰れ 帰れ ! あっ !
( モブ ) あっ …
ごめんなさい つい
僕 自分 の 力 が 怖い んです
時々 うまく コントロール でき ない とき が ある って いう か
制御 でき ない とき が あって
ここ の 看板 を 見て
もしかしたら お 兄さん も 同じ かも って
見よう と すれば 霊 と かも 見える し
いい か
人 に ない 能力 を 持って る から と いって
俺 たち が 1 人 の 人間 である こと に 変わり は ない
顔 が いい 勉強 が できる 足 が 臭い
それ と 一緒で 超 能力 も 特徴 の 1 つ に すぎ ない
自分 の 個性 と して 受け入れて 前向きに 生きて いく しか ない んだ
だから そんな 能力 が あって も ひけらかす な
人 に 向ける な
つまり
いい ヤツ に なれ !
以上
はい 約束 し ます
能力 を ひけらかしたり 人 に 向けたり し ませ ん
いい ヤツ に なり ます
( モブ ) そ っ それ で 女心 を 読む に は ?
お前 しんみり 思い出して ん のに 空気 読めよ !
空気 が 読め ない んじゃ
女心 を 読む の も
絶対 … 無理だ よ な
( 亀田 ( かめ だ )) もし ?
ちょっと そこ の 少年
悩んで ます ね
あなた 悩んで る
だって 笑顔 が ない もの
別に 悩んで ないで す けど
( 亀田 ) うん うん うん …
悩み を 解決 し たい なら 私 に ついてきて ください
いや 今 から 帰ろう か な と
( 亀田 ) あなた の 悩み は
家庭 ? う 〜 ん
勉強 ?
それとも … 恋 の 悩み ?
なんで 分かった んです か ?
( 亀田 ) じゃあ 行き ましょう
いや でも 今 から 帰ろう か な と
( 亀田 ) モテ ますよ
行き ます !
( 律 ) 兄さん !
( モブ ) あっ 律
( 律 ) どこ に 行く の ?
ちょっと 悩み を 解決 して もらい に
兄さん 行っちゃ ダメだ よ !
( モブ ) いい じゃ ん ( 律 ) 兄さん ! ダメ
( 密 裏 ( みつ うら )) カッコワライ ?
興味深い
( 槌屋 ( つち や )) カッコワライ ね
( 桜 威 ( さ くらい )) そこ の 教祖 が 悪霊 の たぐい か 能力 者 かも しれ ませ ん
( 霧 藤 ( むとう )) 俺 の ように 洗脳 能力 を 持つ 者 だ と ?
( 誇 山 ( こや ま )) 分かった
俺 が 様子 を 見 に 行って くる
( 亀田 ) カッコワライ は ね
人類 を 救う ため に 降臨 さ れた 教祖 エクボ 様 が 設立 さ れた
今 最も トレンディ な 教団 な んです
どうぞ
( モブ ) えっ ?
( トメ ) モブ 君 ?
知ら なかった
トメ さん も モテ たかった なんて
( トメ ) ち … 違 ( ち げ ) えよ !
私 は ここ の 教祖 に 興味 が あん の
きっと 電波 な 能力 の 持ち主 で …
( 教団 員 たち ) エクボ 様 ! エクボ 様 !
( 教団 員 たち ) エクボ 様 ! エクボ 様 !
( エクボ ) ハッハッハッハッ
みな さ 〜 ん ! 笑って ます か 〜?
( 教団 員 たち の 笑い声 )
( エクボ ) あっ たまって きた かな ?
じゃあ そろそろ スマイル マスク 外しちゃ おうか !
( 教団 員 たち の 笑い声 )
( エクボ ) ハッハッハッ …
みんな いい 笑顔 だ !
何 か 不気味な 連中 だ ね
( トメ ) 電波 だ わ 〜
ストップ !
( 亀田 ) エクボ 様
今日 は 新たに 3 人 の 仲間 を 連れて まいり ました フフフッ
( エクボ ) そうです か
布教 活動 が 実 を 結んで いる ようで 何より です
では 3 人 の 導か れ し 不幸 ちゃん たち
前 へ !
( 亀田 ) ほら ほら 前 へ
前 へ ! ハハハッ ほら ほら ね
みんな 前 へ ハハハッ
おや ?
3 人 と も 見るからに 不幸
原因 は 一目瞭然
笑顔 が ない !
笑い なさい
いつでも 笑顔 で いれば 幸せに なれる
それ が カッコワライ の 教え です
そこ の 女の子
あなた の 最近 の 不幸 は 何 です か ?
えっ ?
えっ と
部員 が 私 1 人 に なり 廃部 に なり そうに
それ は つらい !
笑え なく なる の も 無理 は ない でしょう
でも 大丈夫 !
私 の 力 を 込めた
この スマイル マスク を かぶって 矯正 すれば
また 笑える ように なり ます よ 〜
やめて よ ! もう
( トメ ) 放して よ ! 放して ! ( 律 ) やめろ !
トメ さん
( トメ ) やめろ よ ! やめて !
いや 〜!
( エクボ ) ハッハッハッハッ !
( 笑い声 )
はっ !
フフ … ハハハハッ
( エクボ ) どう です か ? みなさん
最高の 笑顔 じゃ あり ませ ん か !
( トメ ) あれ ? あれ ? おかしい
楽しく も ない の に 笑っちゃ う
アッハッハッハッ
おめでとう ! 印象 変わった よ !
( トメ ) いや いや そんな
うんと かわいく なった よ
まぶしい 笑顔 だ ! 輝いて 見える わ
何 ? この 感覚
感じる 感じる
め っちゃ きて る
みんな も 私 も 笑って
何だか す っ ごく 幸せ
( エクボ ) ハッハッハッハッ !
じゃあ 次 は 君 !
えっ ?
やめろ !
律 !
ハハハハハッ !
律 !
( エクボ ) は っ !
フフ … ハハハハッ
どう しよう 笑い が 止まら ない よ 兄さん
律 ?
( エクボ ) さあ 君 も !
ハハハハハッ !
は 〜 っ !
( 教団 員 たち ) えっ ? えっ ?
スマイル マスク が 効か ない ?
あの もう 帰って も いい です か ?
これ 笑顔 と か 幸せ が テーマ であって
モテ る か どう か と は 別です よ ね
( エクボ ) ハハハッ 君 !
せっかく みんな いい 感じ で 笑って た のに
ぶち壊し じゃ ない か
いい かい ?
君 が 笑わ ない と 収まら ない んだ よ
空気 を 読み なさい !
ハア ハア …
笑え !
兄さん
♪〜
〜♪