Just Because ! Episode 6
( 高橋 ( たか は し ) 早苗 ( さなえ )) 外 で 待って る ね
( 佐藤 真由子 ( まゆ こ )) うん すぐ 行く
( 乾 ( い ぬい ) 依子 ( よりこ )) 相馬 ( そう ま ) まだ 返事 ない の ?
( 森川 ( もり かわ ) 葉月 ( はづき )) うん
もう 3 日 でしょ ? 相馬 も 根性 ない な
( 貧乏 揺すり を する 音 )
( 相馬 陽斗 ( はる と )) マジ どう すんだ ? これ …
( 泉 ( いずみ ) 瑛 太 ( え いた )) 半分 以下 かよ
推薦 決まって サボって たしな
( ドア の 開閉 音 )
( ドア の 開閉 音 )
( 小宮 ( こみ や ) 恵那 ( え な )) 泉 先輩 いる ?
( ドア の 開閉 音 )
( ドア の 開閉 音 )
( 瑛 太 ) ん ?
( 恵那 ) あっ いた
フフッ
♪~
~♪
( 恵那 ) よし !
( 瑛 太 ) 何度 頼ま れて も 答え 変わ ん ない けど
先輩 って 友達 いない じゃ ん !
お 昼 さみしい と 思って
友達 なら 陽斗 いる し
( 恵那 ) いただき ま ー す
まっ 本当の 目的 は ―
先輩 と お 近づき に なる こと な んだ けど ね
( 瑛 太 ) いい よ なん なくて
先輩 って 友達 の 頼み は 断ら ない タイプ でしょ ?
写真 も オッケー して くれる と 思って
そう だ 会長 と なんか 進展 あった の ?
なん も ない
さっき の 赤 本 会長 の 第 一 志望 な のに ?
推薦 決まって る 泉 先輩 が ―
なんで 持って る の か な ~?
( 瑛 太 ) ん ~…
( 恵那 ) 大丈夫 会長 に は 内緒 に し とく から
あっ それ ちょうだい !
先輩 の お 母さん 料理 上手だ ね !
これ お返し
小宮 の お 母さん も 料理 うまい な
( 恵那 ) これ 私 が 作った んだ けど ( 瑛 太 ) う …
( 恵那 ) フフーン
( 瑛 太 ) う …
煮物 も 食べる ? はい あー ん
えっ う …
( ドア が 開く 音 ) ( 陽斗 ) 瑛 太
ちょっと いい か ? ゲッ !
あー 悪い 邪魔 した な !
瑛 太 の ヤツ いつの間に …
おわ っ ! ( 瑛 太 ) そういう ん じゃ ない から !
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
あ …
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
あ …
ハァ …
葉月 ?
( 葉月 ) 妹 から だった
用 って 森川 さん の こと ?
日曜日 に ライン が きて さ
返事 まだ で …
( 瑛 太 ) 今日 って もう 水曜日 じゃ ん
( 陽斗 ) うん だ から どう すりゃ いい と 思う ?
3 日 も スルー して ごめん って
返事 する しか ない んじゃ ない ?
無理だ ろ !
だいたい なんの 用 かも 分か ん ねえ し
ハッキリ させん の 怖 ( こえ ) えよ
( 夏目 ( なつ め ) 美緒 ( み お )) 相馬 の こと 少し ハッキリ さ せよう と 思って る
“ ハッキリ ”… ね
( 陽斗 ) 瑛 太 ?
陽斗 ちょっと いい ?
( 陽斗 ) ん ?
( 鈴木 桃 花 ( もも か )) あっ 相馬 ! ( 美緒 ) あ …
( 桃 花 )… と 今 話題 の 学 ラン 転校 生 !
葉月 あれ …
( 瑛 太 ) 一 打席 勝負 ね
なんで だ よ ?
( 瑛 太 ) また ホームラン 打って ―
そ したら 森川 さん に 返事 すれば いい じゃ ん
意味 分か ん ねえ から …
( 桃 花 ) こっち 行った よ ね ?
( 美緒 ) いい よ 桃 花 ! ( 桃 花 ) フフッ …
あっ いた よ !
ん っ
( 恵那 ) ハァ ハァ ハァ …
( 恵那 ) ハァ ハァ ハァ …
( 美緒 ) あっ
( 恵那 ) ハァ ハァ ハァ …
いつでも いい ぞ
おわ っ ( 恵那 ) あ …
う っ … 危 ねえ な ~
お前 な ~
う っ
( 陽斗 ) う っ …
ホント いい 性格 し てるよ
そう いや お前 は どう な んだ よ ?
( 瑛 太 )“ どう ” って 何 が ?
瑛 太 が 勝ったら 何 す ん だって 話
ない と 不公平だ ろ ?
じゃあ 俺 も ハッキリ さ せる
( 陽斗 ) “ ハッキリ ” って 何 を だ よ ?
いい から ほら
前 から そう だ よ な 瑛 太って
言葉 足 ん ねえ って
( 打 球音 )
随分 飛んだ ! ホームラン って やつ ?
今 の は ファウル
( 瑛 太 の 深呼吸 する 音 )
何 マジ に なって んだ か …
( 打 球音 )
( 桃 花 ) あー また …
( 打 球音 )
( 打 球音 )
球 速く なって んじゃ ねえ か
う っ
ぐ っ …
ハァ ハァ ハァ …
( 打 球音 )
( 依子 ) また ファウル … 何 球 目 ?
( 打 球音 )
( 依子 ) また …
葉月 ? どこ 行く の !?
( 葉月 ) 先 に 戻って て
ハァ ハァ ハァ …
( 陽斗 ) ずっと ―
森川 の トランペット の 音 聞いて たから
森川 だ よ ! 一 番 一生懸命だった し …
ハァ ハァ ハァ …
( 後輩 たち ) うわ っ ( 葉月 ) ごめん !
(2 人 ) ん ?
ハァ ハァ ハァ …
( 葉月 ) ハァ ハァ ハァ …
( 打 球音 )
( 陽斗 ) し ゃっ !
ヤベ … ホームラン 打ったら 返事 す んだった
( 恵那 ) なんだろう この 感じ …
戻ろう 美緒
あたし も 頑張ら なきゃ
美緒 ?
( 葉月 ) もう 下手に なって る …
( カラス の 鳴き声 )
( 清水 ( しみず ) 徹 ) 大みそか 行って 正解 だった な 参 宮 橋
ロマン ある よ ロマンスカー って
( 山口 ( や まぐち ) 薫 ) ロマンス シート で ロマンスカー だ から
( 徹 ) ロマン しか ねえ な ~
( 薫 )2 人 掛け シート だ から
( 徹 ) ロマン しか ねえ な ~
( 恵那 ) まっすぐ ばっかり 投げる から …
( 薫 ) そう いえば エントリー する 許可 もらえた の ?
それ が まだ …
( 薫 ) 大丈夫 ? 締め切り 来週 だ よ ?
( 恵那 ) どう したら 許可 くれる と 思う ?
えー と …
( 徹 ) 押して ダメ なら 引く しか ない んじゃ ね ?
( 恵那 ) それ だ ! ( 徹 ・ 薫 ) えっ ?
( 美緒 ) 相馬 ! ( 葉月 ) あ …
なんか 用 ?
前 から 言い たい こと が あって …
俺 先 帰る わ
ダメ ! すぐ 終わる から いて !
いや … えっ ?
相馬 手 出して
( 陽斗 ) ん ? こう か ?
何 ? これ
( 美緒 ) 消し ゴム
見りゃ 分かる って … なんで ?
( 美緒 ) 前 に もらった でしょ ?
中学 ん とき ( 陽斗 ) ん ー ?
代わり の 返そう と 思って
ずっと 忘れて たって いう か …
まあ ちょっと あって …
“ ちょっと ”?
とにかく そういう こと だ から
( 桃 花 ) 何 何 ? どうした の ?
( 美緒 ) なんでもない よ
( 桃 花 ) えー 教えて よ ー
( 美緒 ) 今度 ね 今度
( 桃 花 ) え ~ いい じゃ ん 別に ~
( 桃 花 ) え ~ いい じゃ ん 別に ~
で 結局 どういう こと ?
で 結局 どういう こと ?
自分 で 考えろ
もし かして 夏目 さん …
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
あっ
どう しよう …
森川 さん 返事 ない の ?
ねえ よ
送った の 水曜 だ っけ ?
そう だ よ 2 日 前
直接 話せば ? 同じ クラス でしょ
いや 俺 も そう 思って た けど …
明らかに 避け られて る ね
返事 遅かった こと 怒って んじゃ ない ?
人 が 気 に して る こと よく 言え ん な
人 の こと だ から 言える んだ って
お前 ら ケンカ でも した の ?
して ない けど
ちゃんと 仲直り し とけよ ?
( 瑛 太 ) 陽斗 の ほう こそ
引いて も 効果 ない んです けど
( 渡辺 ( わた なべ )) 小宮 いい ところ に ( 恵那 ) ゲッ
私 ベンサン に 用 ない けど
( 渡辺 ) 俺 が 用 あん の 写真 部 の こと で
来 年度 から 合併 する って
放送 部 に も やんわり 話して る から な
( 恵那 ) この 前 コンクール で 結果 出す って 言った じゃ ん !
お前 なんで 写真 部 に そんな こだわ ん の ?
( 恵那 ) ん …
別に いい じゃ ん なんでも !
とにかく そういう こと だ から !
( 渡辺 ) お … おい 小宮 !
小宮 さん どういう こと !
ハァ …
俺 も 意地悪で 言って んじゃ ない の よ
ハァ …
あー こんな の 全部 覚え きれ ない
あたし は もう 悪あがき は やめた
( 桃 花 ) そうだ 美緒 !
あの あと 相馬 から 何 か あった ?
別に 何も ない よ
消し ゴム 返した だけ だし
( 真由子 ) 告 った んじゃ ない の ? ( 美緒 ) え …
美緒 の 気持ち は お 見通し な の さ ~
( 美緒 ) だ から これ …
あたし と 美緒 は 受験 に 集中 な の
明日 から センター だ よ センター
( 桃 花 ) え ~ つま ん ない
じゃあ 受験 終わったら 告 ん の ?
( 美緒 ) ん ー 分か ん ない
さっさと 言わ ない と 誰 か と つきあっちゃ うか も よ
あの 吹奏 楽部 と か
( 桃 花 ) ない でしょ ~
( 早苗 ) って か 今日 は もう 解散 ね
センター だ よ センター
ねえ 美緒
ん ?
ホントに 相馬 の こと 好きな の ?
美緒 の こと 分か ん ない と
私 たち も 美緒 に どう すれば いい か 分か ん ない
( 美緒 ) なんか もう よく 分か ん なくて …
普通に 舞い上がる と 思って た のに
あの 日 から 宿題 終わった みたいに スッキリ して て
何 それ …
でも よかった
話して くれて
♪( トランペット の 演奏 )
( 母親 ) 夕飯 まで に は 帰る わ よ ね ?
( 瑛 太 ) その つもり
( ドア が 開く 音 )
相馬 に 返事 した ?
まだ
そ っか
ちゃんと 吹 ける ように なって から と 思って
じゃあ ごめん !
( 葉月 ) えっ ?
呼んじゃ った
( 自転車 の ブレーキ 音 )
ハァ ハァ ハァ …
( 陽斗 ) あの 曲
( 葉月 ) あ …
( 陽斗 ) 吹いて くれ ね ?
あの …
あれ ? 俺 曲名 知ら ない わ
( 葉月 )「 in unison 」
リハビリ 中 だ から 下手だ よ ?
♪( トランペット の 演奏 )
( シャッター 音 )
♪( トランペット の 演奏 )
( シャッター 音 )
♪( トランペット の 演奏 )
俺 やっぱり 好きだ わ
あ …
( 陽斗 ) あー 違う ! あ … 演奏 が !
いや ー つうか …
もちろん 森川 の こと も 好きだ けど …
ありがとう
( 陽斗 ) お … おう
相馬 くん に は
もう 一 度 返事 を し ない と って 思って た
( 陽斗 ) ん ?
初詣 の とき 言って くれた こと
返事 なら もらった べ
( 葉月 ) あの とき 本当に ビックリ して
とっさに 答えちゃ った から …
きちんと 考えて から もう 一 度 ―
相馬 くん の 気持ち に 答え たい って 思って て …
( 陽斗 ) えっ ? それ って … ちょ 待った !
もし かして 俺 まだ フラ れて な いって こと ?
( 葉月 ) もし 相馬 くん が いい なら ―
もう 少し 考え させて ほしい それ を 言い たくて …
( 陽斗 ) いい ! 全然 いい !
でも 私 その …
大学 は 兵庫 だし
あんまり 期待 さ れて も … それ に 夏 …
よっ しゃ ー !
( 葉月 ) あ …
( 陽斗 ) よっ しゃ ー !
あ …
( 男性 ) だ から あの 子 が さ 勝手に 写真 撮って て !
( 陽斗 ) あの さ 答え 聞く まで ―
また ど っか 誘う の は あり ?
水族 館 行った メンツ で
それ は …
だ よ な …
違う の 夏目 さん が …
ああ あいつ 受験 だ もん な
うん
( 陽斗 ) じゃあ センター 試験 終わったら
お 疲れ 会 や ん べ !
そう だ ね それ なら
( 陽斗 ) 決まり な !
( 携帯 電話 の バイブ 音 )
森川 さん 話 できた んだ …
ウソ … 雪 ?
なんで ?
♪~
~♪