×

Ми використовуємо файли cookie, щоб зробити LingQ кращим. Відвідавши сайт, Ви погоджуєтесь з нашими правилами обробки файлів «cookie».

image

涼宮ハルヒの憂鬱, Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 01

Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 01

( キョン ) サンタクロース を いつまで 信じて いた か なんて こと は

たわ い も ない 世間話 に も なら ない くらい の

どうでも いい 話 だ が

それ でも 俺 が いつまで サンタ など と いう

想像 上 の 赤 服 じいさん を 信じて いた か と いう と

これ は 確信 を 持って 言える が

最初 から 信じて など い なかった

幼稚園 の クリスマス イベント に 現れた サンタ は

偽 サンタ だ と 理解 して いた し

おふくろ が サンタ に キス を して いる ところ を

目撃 した わけで も ない のに

クリスマス に しか 仕事 を し ない じ じい の 存在 を 疑って いた

さか しい 俺 な のだ が

はて さて 宇宙 人 や 未来 人 や 幽霊 や 妖怪 や 超 能力 者 や

悪 の 組織 や それ ら と 戦う アニメ 的 特撮 的 マンガ 的 ヒーロー たち が

この世 に 存在 し ない のだ と いう こと に 気付いた の は

相当 後 に なって から だった

いや 本当 は 気付いて いた のだろう

ただ 気付き たく なかった だけ な のだ

俺 は 心 の 底 から 宇宙 人 や 未来 人 や 幽霊 や 妖怪 や 超 能力 者 や

悪 の 組織 が 目の前 に

ふら り と 出て きて くれる こと を 望んで いた のだ

しかし 現 実って の は 意外 と 厳しい

世界 の 物理 法則 が よく 出来て いる こと に 感心 し つつ

いつしか 俺 は テレビ の UFO 特番 や 心 霊 特集 を

そう 熱心に 見 なく なって いた

宇宙 人 未来 人 超 能力 者 そんな の いる わけ ねえ

でも ちょっと は いて ほしい … みたいな

最大 公約数 的な こと を 考える くらい に まで

俺 も 成長 した の さ

中学 を 卒業 する ころ に は

俺 は もう そんな ガキ な 夢 を 見る こと から も 卒業 して

この世 の 普通 さ に も 慣れて いた

俺 は 大した 感慨 も なく 高校 生 に なり

そい つと 出会った

( ハルヒ ) 東 ( ひがし ) 中 出身 涼 宮 ( すずみ や ) ハルヒ

ただ の 人間 に は 興味 あり ませ ん

この 中 に 宇宙 人 未来 人 異 世界 人 超 能力 者 が いたら

あたし の ところ に 来 なさい ! 以上

( キョン ) これ 笑う とこ ?

えらい 美人 が そこ に いた

( キョン ) ああ …

( 生徒 たち ) ああ …

( 岡部 ( お かべ ) 先生 ) ああ … で は 次

( キョン ) 誰 も が 冗談 だ と 思った だろう

結果 から 言う と

それ は ギャグ でも 笑い どころ で も なかった

ハルヒ は いつも 大 マジ な のだ

こうして 俺 たち は 出会 っち まった

しみじみ と 思う 偶然だ と 信じ たい と

♪~

~♪

( キョン ) 涼 宮 ハルヒ は 黙って じっと 座って いる かぎり で は

いち 美 少女 高校 生 に しか 見え なかった

たまたま 席 が 真 ん 前 だった と いう 地 の 利 を 生かして

お 近づき に なっとく の も いい か な と

一瞬 血迷った 俺 を 誰 が 責め られよう

( キョン ) なあ 初 っぱな の 自己 紹介 の アレ どの 辺り まで 本気だった んだ ?

“ 初 っぱな の アレ ” って 何 ?

( キョン ) いや だ から 宇宙 人 が どう と か

あんた 宇宙 人 な の ?

( キョン ) 違う けど さ …

違う けど な んな の ?

いや なん も ない

だったら 話 かけ ないで ! 時間 の ムダ だ から フン

ああ …

( キョン ) うん ?

( 男子 生徒 ) 気 に す ん なって !

( キョン ) 後 で 分かった こと だ が

そい つら は 全員 ハルヒ と 同じ 中学 出身 だった

( 谷口 ( たに ぐち )) もし あいつ に 気 が ある んだったら 悪い こと は 言わ ん やめ とけ

中学 で 涼 宮 と 3 年間 同じ クラス だった から

よく 知って る んだ が な

あいつ の 奇人 ぶり は 常軌 を 逸して る

( 国 木田 ( くに き だ )) あの 自己 紹介 ?

そう ! 中学 時代 に も 訳 の 分から ん こと を

さんざん やり 倒して いた な

有名な の が “ 校庭 落書き 事件 ”

なんだ そりゃ ?

( 谷口 ) 石灰 で 白線 引く 道具 が ある だ ろ あれ なん つ うんだ っけ ?

あっ まあ いい や

それ で 校庭 に デカデカ と けった いな 絵 文字 を 描き や がった こと が ある

しかも 夜中 の 学校 に 忍び込んで

ああ それ 見た 覚え ある な

確か 新聞 の 地方 欄 に 載って なかった ?

出来 損ない の ナスカ の 地上 絵 みたいな の

( キョン ) その 犯人 が あいつ だった って わけ か

( 谷口 ) 本人 が そう 言った んだ から 間違い ない

朝 教室 に 行ったら 机 が 全部 廊下 に 出さ れて た こと も あった な

校舎 の 屋上 に 星 マーク を ペンキ で 描いたり 学校 中 に 変な お札 を …

( キョン ) 何 やって んだ あいつ ?

( 谷口 ) キョンシー が 顔 に はっ 付けて る ような や つな

意味 分か ん ねえ よ

でも な ~ あいつ モテ る んだ よ な

なん せ ツラ が いい しさ

おまけに スポーツ 万能 で 成績 も どちら か と いえば 優秀な んだ

ちょっと ばかし 変人 でも ―

黙って 立って たら んな こと 分か ん ねえ し

( 国 木田 ) それ に も 何 か エピソード が あん の ?

( 谷口 ) 一 時期 は 取 っ 替え 引 っ 替え って やつ だった な

俺 の 知る かぎり 一 番 長く 続いて 1 週間

最短 で は 告白 さ れて オーケー した 5 分 後 に 破局 して た

なんて の も あった らしい

( ハルヒ ) 普通の 人間 の 相手 を して いる 暇 は ない の !

( 谷口 ) だったら オーケー する なって え の

あっ 聞いた 話 だって ! マジ で

なんで か 知ら ねえ けど

告 られて 断る って こと を し ない んだ よ あいつ は

だから な お前 が 変な 気 を 起こす 前 に 言って おいて やる

やめ とけ

( キョン ) やめ とく も 何も そんな 気 は ない んだ が …

( 谷口 ) 俺 だったら そうだ な この クラス で の 一 押し は あいつ だ な

( キョン ・ 国 木田 ) うん ?

( 谷口 ) 朝倉 ( あさく ら ) 涼子 ( りょう こ )

1 年 の 女 の 中 でも ベスト 3( スリー ) に は 確実に 入る ね

1 年 の 女子 全員 を チェック でも した の か ?

お うよ ! A から D まで ランク づけ して

その うち A ランク の 女 は フル ネーム で 覚えた ぜ !

朝倉 さん が その A な わけ ?

AA ランク プラス だ な

あれ は きっと 性格 まで いい に 違いない

( 号砲 ) ( キョン ) ん …

( 朝倉 ) ハァ ハァ ハァ …

( 男子 生徒 A ) おお ~ ( 男子 生徒 B ) 速 ( はえ ) え ~!

( キョン ) この 時期 涼 宮 ハルヒ も まだ おとなしい 頃合い で

俺 に とって も 心 休まる 月 だった

しかしながら ハルヒ の 奇 矯 な 振る舞い は

この 頃 から 徐々に 片りん を 見せて いた と 言う べきだろう

と いう わけで 片りん その 1 髪形 が 毎日 変わる

月 火 水 木 金

曜日 が 進む ごと に 髪 を 結ぶ 箇所 が 増えて いる

月曜日 に リセット さ れた 後 は 金曜日 まで 1 つ ずつ

果たして 日曜日 は どんな 頭 に なって いる んだ ?

見て み たい 気 も する

( キョン ) 片りん その 2 体育 の 授業 は 男女 別 に 行わ れる

着替え は 女 が 奇数 クラス

男 が 偶数 クラス に 移動 して する こと に なって いる のだ が

まだ 男子 が 残って いる に も かかわら ず

やおら セーラー 服 を 脱ぎ だし や がった

( 女子 生徒 ) あっ ( 女子 生徒 たち ) キャ ~!

( キョン ) どうやら 男子 生徒 の こと は

ジャガイモ くらい に しか 思って ない らしい

( キョン ) 片りん その 3

あきれる こと に

ハルヒ は この 学校 に 存在 する あらゆる クラブ に

仮 入部 して いた のだった

運動 部 から は 例外 なく 熱心に 入部 を 勧め られ

その 全て を 断って

毎日 参加 する 部活 動 を 気まぐれに 変えた あげく

結局 どこ に も 入部 する こと は なかった

何 が し たい んだろう な こいつ は よ !

そんなこんな を し ながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目

そんなこんな を し ながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目

よっ キョン !

よっ キョン !

よっ !

( キョン ) ちなみに キョン って の は 俺 の あだ名 だ

いいかげん に やめて もらい たい のだ が …

( キョン ) ああ 今日 は 水曜日 か

( キョン ) など と 考え つつ 魔 が 差して しまった んだろう

それ 以外 に 思い当たる 節 が ない

曜日 で 髪形 変える の は 宇宙 人 対策 か ?

( キョン ) 涼 宮 ハルヒ に 話しかけて いた

いつ 気付いた の ?

( キョン ) う ~ ん ちょっと 前

あっ そう

あたし 思う んだ けど

曜日 に よって 感じる イメージ って それぞれ 異なる 気 が する の よ ね

色 で 言う と 月曜 が 黄色 …

( キョン ) 初めて 会話 が 成立 した ような 気 が する

水曜 が 青 で 木曜 が 緑

金曜 が 金色 で 土曜 は 茶色 日曜 は 白 よ ね

( キョン ) なんとなく 分かる ような 気 も する が

( キョン ) つう こと は 数字 に したら 月曜日 が 0 で 日曜 が 6 な の か ?

そう

( キョン ) 俺 は 月曜 は 1 って 感じ が する けど な

あんた の 意見 なんか 誰 も 聞いて ない

( キョン ) そうかい

う ~ ん

うん ?

う ~ ん …

あたし あんた と どこ か で 会った こと が ある ?

( ハルヒ ) ずっと 前 に ( キョン ) いい や

( キョン ) きっかけ なんて の は

大抵 どう って こと ない もの な んだろう けども

まさしく これ が きっかけ に なった んだろう な

しかし ハルヒ が まともな 返答 を よこした こと は 驚き だ

てっきり “ うるさい バカ 黙れ ! どうでも いい でしょ んな こと !”

と 言わ れる もの ばかり だ と 思って いた から な

だから ハルヒ が 翌日 長かった 髪 を ばっさり 切って 登場 した 時 に は

結構 俺 は 動揺 した

それ に したって 俺 が 指摘 した 次の 日 に 短く する って の も

短絡 的 すぎ ない か おい !

うん ?

別に

( キョン ) あれ 以来 ホームルーム 前 の わずかな 時間 に

ハルヒ と 話す の が 日課 に なり つつ あった

( キョン ) つきあう 男 全部 フッ たって 本当 か ?

なんで あんた に そんな こと 言わ れ なくちゃ いけない の よ

何 を 聞いた か 知ら ない けど まあい いわ

多分 全部 本当だ から

1 人 くらい

まともに つきあおう と か 思う ヤツ が い なかった の か ?

全然 ダメ

ど いつも こいつ も アホ らしい ほど まともな ヤツ だった わ

宇宙 人 でも 未来 人 でも 超 能力 者 で も ない し

( キョン ) そりゃ 普通 そうだ ろ

あと 告白 が ほとんど 電話 だった の は な んな の あれ !

そういう 大事な こと は 面 と 向かって 言い なさい よ !

まあ そう かな

( キョン ) 一応 同意 して おこう

そんな こと は どう で も いい の よ !

( キョン ) どっち な んだ よ !

問題 は ね

くだらない 男 しか この世 に 存在 し ない の か どう なのって こと よ

ホント は 中学 時代 は ずっと イライラ し っぱなし だった

じゃ どんな 男 なら よかった んだ ? やっぱり 宇宙 人 か ?

( ハルヒ ) 宇宙 人 ! もしくは それ に 準じる 何 かね

とにかく 普通の 人間 で なければ 男 だろう が 女 だろう が …

どうして そんなに 人間 以外 の 存在 に こだわる んだ ?

そっち の ほう が 面白い じゃ ない の !

( キョン ) ああ …

( チャイム )

( キョン ) ああ ~

おい キョン ! お前 どんな 魔法 を 使った んだ ?

( キョン ) なんの 話 だ ?

俺 涼 宮 が あんなに 長い 間 しゃべって る の 初めて 見る ぞ

お前 何 言った んだ ?

( キョン ) さて なんだろう

適当な こと しか 聞いて い ない ような 気 が する んだ が

驚 天 動 地 だ

昔 から キョン は 変な 女 が 好きだ から ね ~

誤解 を 招く ような こと を 言う な

( 朝倉 ) あたし も 聞き たい な

あたし が いくら 話しかけて も な ~ ん も 答えて くれ ない 涼 宮 さん が

どう したら 話す ように なる の か コツ で も ある の ?

分から ん

ふ ~ ん でも 安心 した

涼 宮 さん いつまでも クラス で 孤立 した まま じゃ 困る もん ね

1 人 でも 友達 が できた の は いい こと よ ね

友達 ね

その 調子 で 涼 宮 さん を クラス に 溶け 込める ように して あげて ね

せっかく 一緒の クラス に なった んだ から

みんな 仲よく して いき たい じゃ ない よろしく ね

( キョン ) と 言わ れて も な

これ から 何 か 伝える こと が あったら

あなた から 伝えて もらう ように する から

う ~ ん だ から 待てよ !

俺 は あいつ の スポークスマン でも なんでもない ぞ !

お 願い

う う …

( 一同 ) フフフ …

だ あ !

キョン 俺 たち 友達 だ よ な

( キョン ) ど いつも こいつ も アホ だらけ だ

( キョン ) 席 替え だ そうだ

ゴーフル の 缶 に 入れ られた くじ を 引いた 俺 は

窓際 後方 2 番 目 と いう なか な か の ポジション を 獲得 した

さらば ハルヒ フォーエバー

偶然だ よ な ?

( キョン ) 全部 の クラブ に 入って み たって の は 本当な の か ?

どこ か 面白 そうな 部 が あったら 教えて くれよ

ない 全然

( キョン ) 即答 し が やった

全然 ない !

( キョン ) どうやら こいつ の 口癖 は “ 全然 ” の ようだ

高校 に 入れば 少し は マシ か と 思った けど

これ じゃ 義務 教育 時代 と なん も 変わ ん ない わ ね

入る 学校 間違えた かしら

( キョン ) 何 を 基準 に 学校 選び を して いる のだろう

ミステリー 研究 会って の が あった の よ

( キョン ) へえ ~ どう だった ?

笑わ せる わ

今 まで 一 回 も 事件 らしい 事件 に 出くわさ なかった って 言う んだ もの

部員 も ただ の ミステリー 小説 オタク ばっ か で

名 探偵 みたいな ヤツ も い ない し

( キョン ) そりゃ そう だろう

超 常 現象 研究 会 に は ちょっと 期待 して た んだ けど

ただ の オカルト マニア の 集まり で しか ない の よ

どう 思う ?

どうも 思わ ん

ああ ~ もう つま ん ない !

これ だけ あれば 少し は 変な クラブ が あって も よ さ そうな のに

ない もん は しょうがない だ ろ

結局 の ところ 人間 は そこ に ある もの で

満足 し なければ なら ない の さ

言う なれば それ を でき ない 人間 が

発見 やら 発明 やら を して 文明 を 発達 さ せて きた んだ

空 を 飛び たい と 思った から 飛行機 作った し

楽に 移動 し たい と 思った から 車 や 列車 を 生み出した んだ

でも それ は 一部 の 人間 の 才覚 や 発想 に よって

初めて 生じた もの であり

つまり 天才 が それ を 可能に した わけだ

凡人 たる 我々 は 人生 を 凡庸 に 過ごす の が 一 番 であって だ な …

( ハルヒ ) うるさい ! ( キョン ) ん …

( キョン ) もしかしたら この 会話 が ネタ 振り だった の かも しれ ない

それ は 突然 やって 来た

( ハルヒ ) ハッ ! ( キョン ) う お ~!

ああ …

( キョン ) 何 し や がる ! ( ハルヒ ) 気 が 付いた !

何 に ?

どうして こんな 簡単な こと に 気 が 付か なかった の かしら

( キョン ) 何 が ? ( ハルヒ ) ない んだったら ―

自分 で 作れば いい の よ !

だから 何 を ?

部活 よ !

ああ …

分かった まあ 今 は 落ち着け

何 その 反応

もう ちょっと あんた も 喜び なさい よ この 発見 を

うん 今 は 授業 中 だ

うん

部室 よ 部室 …

( チャイム ) ( キョン ) ああ っ ああ ~

( ハルヒ ) 協力 し なさい

( キョン ) カツアゲ さ れて る ような 気分 だ ぜ

何 を 協力 する って ?

あたし の 新 クラブ 作り よ

なぜ 俺 が お前 の 思いつき に 協力 し なければ なら ん の か

それ を まず 教えて くれ

あたし は 部室 と 部員 を 確保 する から

あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 し なさい

あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 し なさい

( キョン ) 聞いちゃ い ねえ

なんの クラブ を 作る つもりな んだ ?

( ハルヒ ) どう で も いい じゃ ない の そんな の とりあえず まず 作る の よ !

いい ? 今日 の 放課後 まで に 調べて おいて

あたし も それ まで に 部室 を 探して おく から

いい わ ね !

( キョン ) “ 同好 会 の 新設 に 伴う 規定 ”

“ 人数 5 人 以上 顧問 の 教師 名称 責任 者 活動 内容 を 決定 し …”

調べる まで も なかった

生徒 手帳 の 後ろ の ほう に そう 書いて ある

だが 賭けて も いい が ハルヒ の 考える 内容 が

創造 的 かつ 活力 ある 学校 生活 を 送る のに

ふさわしい もの に なる こと は ない だろう

( キョン ) う っ あっ … ちょっと また … また ?

これ から この 部屋 が 我々 の 部室 よ !

ちょ い 待て どこ な んだ よ ここ は ?

文化 部 の 部室 棟 よ

美術 部 や 吹奏 楽部 なら 美術 室 や 音楽 室 が ある でしょ

そういう 特別 教室 を 持た ない ―

クラブ や 同好 会 の 部室 が 集まって る の が

この 部室 棟 通称 旧 館 この 部屋 は 文芸 部

( キョン ) じゃあ 文芸 部 なんだ ろ

でも 今年 の 春 に 3 年生 が 卒業 して 部員 ゼロ

新たに 誰 か が 入部 し ない と 休部 が 決定 して いた ―

唯一 の クラブ な の よ

で … この 子 が 1 年生 の 新入 部員

( キョン ) じゃあ 休部 に なって ない じゃ ない か

似た ような もん よ 1 人 しか い ない んだ から

あの 子 は どう する んだ よ ?

別に いい って 言って たわ よ

ホント か そりゃ ?

( ハルヒ ) 昼 休み に 会った 時 に “ 部室 貸して ” って 言ったら

“ どうぞ ” って … 本 さえ 読めれば いい らしい わ

変わって る と 言えば 変わって る わ ね

( キョン ) はい お前 が 言う な

( 長門 ( な が と )) 長門 有希 ( ゆき )

( キョン ) 長門 さん と やら こいつ は この 部室 を

なんだか 分から ん 部 の 部室 に しよう と して んだ ぞ

それ でも いい の か ?

いい

いや ~ しかし

多分 ものすごく 迷惑 を かける と 思う ぞ

別に

その うち 追い出さ れる かも しれ ん ぞ

どうぞ

( キョン ) ああ … ( ハルヒ ) フフン

( ハルヒ ) まっ そういう こと だ から

これ から 放課後 この 部屋 に 集合 ね

絶対 来 なさい よ 来 ない と 死刑 だ から !

分かった よ

( キョン ) 死刑 は イヤだ から な

まずは 部員 よ ね ~ 最低 あと 2 人 は いる わ ね

( キョン ) って こと は なんだ

あの 文芸 部員 も 頭 数 に 入れて しまって いる の か ?

部室 に 付属 する 備品 か 何かと 勘違い して る じゃ ない か ?

安心 して ! すぐ 集める から 適当な 人間 の 心当たり は ある の

( キョン ) で … 次の 日

先 に 行って て !

( キョン ) 俺 は と いう と … しょうがない 部室 へ と 足 を 運んだ

( キョン ) 何 読んで んだ ?

面白い ?

ユニーク

( キョン ) どういう とこ が ?

全部

( キョン ) 本 が 好きな んだ な

わりと

( キョン ) そう か …

( キョン ) 帰って いい かな 俺 …

フフ いや ~ ごめん ごめん 遅れちゃ った

捕まえる の に 手間取っちゃ って

( キョン ) またしても 少女 だった しか も す ん げ え 美 少女 だった

( み くる ) ここ どこ です か ?

なんで あたし 連れて こ られた んです か ?

( ガキ を 閉める 音 )

なんで 鍵 を 閉める んです か ? 一体 何 を …

( ハルヒ ) 黙り なさい

う っ …

紹介 する わ 朝比奈 ( あさひ な ) み くるちゃ ん よ

ああ …

フンッ

( キョン ) 紹介 終わり かよ

( キョン ) どこ から 拉致 って きたん だ ?

そんな こと し ない わ 任意 同行 よ

( キョン ) 似た ような もん だ

2 年 の 教室 で ぼんやり して る ところ を 捕まえた の

あたし 休み 時間 に は 校舎 を 隅々 まで 歩く ように して る から

何 回 か 見かけて 覚えて た わけ

( キョン ) 休み 時間 教室 に い ない と 思ったら そんな こと を して いた の か

あっ じゃあ この 人 は 上級 生 じゃ ない か

それ が どうかした の ?

う ~ ん まあ いい えっ と … 朝比奈 さん か

なんで また この 人 な んだ ?

まあ 見て ごらん なさい よ

う っ …

めちゃめちゃ かわいい でしょ !

( キョン ) 危ない 誘拐 犯 の ような こと を 言いだした

あたし ね 萌 ( も ) え って 結構 重要な こと だ と 思う の よ ね

( キョン ) すま ん なん だって ?

萌 えよ 萌 え ! いわゆる 一 つ の 萌 え 要素 !

基本 的に ね 何 か おかしな 事件 が 起こる ような 物語 に は

こういう 萌えで ロリ っぽい キャラ が 1 人 は いる もの な の よ

( キョン ) う ~ ん

それ だけ じゃ ない の よ !

ど ひ ぇ ~!

( ハルヒ ) 小 っこ いく せ に ほら あたし より 胸 デカ い の よ

ロリ 顔 で 巨乳 !

これ も 萌 え の 重要 要素 の 一 つ な の よ

( キョン ) 知ら ん

( ハルヒ ) あ ~ ホントに 大 っき いな なんか 腹 立って きた わ

こんな かわいらしい 顔 して あたし より 大きい なんて !

アホ か お前 は

でも め っちゃ デカ い の よ マジ よ ! あんた も 触って みる ?

ひ ぃ !

遠慮 し とく する と 何 か

お前 は この … 朝比奈 さん が かわいくて 小柄で

胸 が 大きかった から と いう 理由 な だけ で

ここ に 連れて きた の か ?

そう よ !

( キョン ) 真性 の アホ だ こいつ

こういう マスコット 的 キャラ も 必要だ と 思って

み くるちゃ ん あなた 他 に 何 か クラブ 活動 して る ?

あの … 書道 部 に …

あっ じゃあ そこ 辞めて 我が 部 の 活動 の 邪魔だ から

ああ …

あっ !

あっ そ っか … 分かり ました

( キョン ) 何 が 分かった んだろう

書道 部 は 辞めて こっち に 入部 し ます

でも 文芸 部 って 何 を する ところ な の か ―

よく 知ら なくて

我が 部 は 文芸 部 じゃ ない わ よ

( くるみ ) えっ ? ( キョン ) ここ の 部室 は

一時的に 借りて る だけ です

あなた が 入ら さ れよう と して る の は そこ の 涼 宮 が これ から 作る

活動 内容 未定 で 名称 不明 の 同好 会 です よ

ちなみに あっ ち で 座って 本 を 読んで る の が

本当の 文芸 部員 です

は あ …

大丈夫 ! 名前 なら たった今 考えた から

言って みろ

( キョン ) 皆 の 衆 お 知らせ しよう

新しく 発足 する クラブ の 名 は 今 ここ に 決定 した

SOS 団 !

( キョン ) 略して “ SOS 団 ” である

そこ 笑って いい ぞ

本来 なら

“ 世界 を 大いに 盛り上げる ため の 涼 宮 ハルヒ の 同好 会 ”

… と でも す べきな んだろう が

何しろ まだ 同好 会 の 体 すら 立って ない 上 に

何 を する 集団 な の かも 分から ない のである

だったら 団 で いい じゃ ない

( キョン ) 意味 不明な ハルヒ の ひと言 に より めでたく そのように 決まった

好きに しろ よ もう

♪~

~♪

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE

Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 01 suzumiya|haruhi||yuuutsu |Haruhi|possessive particle| Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 01 Suzumiya Haruhi no Yuuutsu - 01

( キョン ) サンタクロース を いつまで 信じて いた か なんて こと は ||||しんじて||||| |Santa Claus|(object marker)||||||| (Kyon) How long did you believe in Santa Claus?

たわ い も ない 世間話 に も なら ない くらい の ||||せけんばなし|||||| not|also||||||||| It ’s not so bad that it ’s not a small talk. Pas de bavardage, même pas de bavardage.

どうでも いい 話 だ が ||はなし|| not important|not important||| I don't care

それ でも 俺 が いつまで サンタ など と いう ||おれ|||さんた||| But how long will I say Santa?

想像 上 の 赤 服 じいさん を 信じて いた か と いう と そうぞう|うえ||あか|ふく|||しんじて||||| imagination|||red||grandfather||||||| Did you believe in the imaginary old man in red clothes?

これ は 確信 を 持って 言える が ||かくしん||もって|いえる| this||certainty||possessing|| I can say this with certainty

最初 から 信じて など い なかった さいしょ||しんじて||| first||||| I didn't believe it from the beginning

幼稚園 の クリスマス イベント に 現れた サンタ は ようちえん||くりすます|いべんと||あらわれた|さんた| Santa who appeared at the Christmas event in the kindergarten

偽 サンタ だ と 理解 して いた し ぎ|さんた|||りかい||| I understood that it was a fake Santa

おふくろ が サンタ に キス を して いる ところ を ||さんた||きす||||| mother||||||||| Where the mother is kissing Santa

目撃 した わけで も ない のに もくげき||||| witnessing||||| I didn't witness it

クリスマス に しか 仕事 を し ない じ じい の 存在 を 疑って いた くりすます|||しごと|||||||そんざい||うたがって| Christmas|||||||possessive particle|||||| I suspected the existence of an old man who only works for Christmas

さか しい 俺 な のだ が さ か||おれ||| saka||||| I'm a strange person

はて さて 宇宙 人 や 未来 人 や 幽霊 や 妖怪 や 超 能力 者 や ||うちゅう|じん||みらい|じん||ゆうれい||ようかい||ちょう|のうりょく|もの| well||||||||ghost||||super||| By the way, aliens, future people, ghosts, youkai, supernatural powers, etc.

悪 の 組織 や それ ら と 戦う アニメ 的 特撮 的 マンガ 的 ヒーロー たち が あく||そしき|||||たたかう|あにめ|てき|とくさつ|てき|まんが|てき|ひーろー|| ||organization||||||||special effects|||||| Anime-like special effects manga-like heroes fighting against evil organizations and them

この世 に 存在 し ない のだ と いう こと に 気付いた の は このよ||そんざい||||||||きづいた|| I realized that it doesn't exist in this world.

相当 後 に なって から だった そうとう|あと|||| considerably||||| It wasn't long before

いや 本当 は 気付いて いた のだろう |ほんとう||きづいて|| ||||existed|probably No, I think he was aware of it.

ただ 気付き たく なかった だけ な のだ |きづき||||| I just didn't want to notice

俺 は 心 の 底 から 宇宙 人 や 未来 人 や 幽霊 や 妖怪 や 超 能力 者 や おれ||こころ||そこ||うちゅう|じん||みらい|じん||ゆうれい||ようかい||ちょう|のうりょく|もの| From the bottom of my heart, I am an alien, a future person, a ghost, a youkai, a supernatural power,

悪 の 組織 が 目の前 に あく||そしき||めのまえ| Evil organization in front of you

ふら り と 出て きて くれる こと を 望んで いた のだ |||でて|||||のぞんで|| sway|||||||||| I was hoping that he would come out casually.

しかし 現 実って の は 意外 と 厳しい |げん|みのって|||いがい||きびしい |now|||||| However, the reality is surprisingly severe

世界 の 物理 法則 が よく 出来て いる こと に 感心 し つつ せかい||ぶつり|ほうそく|||できて||||かんしん|| ||physics||||||||admiration||while Impressed by the fact that the laws of physics in the world are well established

いつしか 俺 は テレビ の UFO 特番 や 心 霊 特集 を |おれ||てれび||ufo|とくばん||こころ|れい|とくしゅう| someday||||||special program||heart||special feature| Someday I will feature UFO specials and spiritual specials on TV

そう 熱心に 見 なく なって いた |ねっしんに|み||| |enthusiastically|looking||| I was eager to lose sight of it

宇宙 人 未来 人 超 能力 者 そんな の いる わけ ねえ うちゅう|じん|みらい|じん|ちょう|のうりょく|もの||||| Alien Future person Supernatural power person There is no such thing.

でも ちょっと は いて ほしい … みたいな But I want you to stay a little ...

最大 公約数 的な こと を 考える くらい に まで さいだい|こうやくすう|てきな|||かんがえる||| maximum|greatest common divisor|||||about|| To the extent that we think about the greatest common divisor

俺 も 成長 した の さ おれ||せいちょう||| I've grown up too

中学 を 卒業 する ころ に は ちゅうがく||そつぎょう|||| By the time you graduate from junior high school

俺 は もう そんな ガキ な 夢 を 見る こと から も 卒業 して おれ||||がき||ゆめ||みる||||そつぎょう| I've already graduated from dreaming such a kid

この世 の 普通 さ に も 慣れて いた このよ||ふつう||||なれて| I was accustomed to the ordinaryness of this world

俺 は 大した 感慨 も なく 高校 生 に なり おれ||たいした|かんがい|||こうこう|せい|| |||emotion|||||| I became a high school student without much emotion

そい つと 出会った ||であった I met him

( ハルヒ ) 東 ( ひがし ) 中 出身 涼 宮 ( すずみ や ) ハルヒ |ひがし||なか|しゅっしん|りょう|みや||| |||middle|||||| (Haruhi) Higashi (Higashi) Middle-aged Ryomiya (Suzumiya) Haruhi

ただ の 人間 に は 興味 あり ませ ん ||にんげん|||きょうみ||| I'm not interested in just humans

この 中 に 宇宙 人 未来 人 異 世界 人 超 能力 者 が いたら |なか||うちゅう|じん|みらい|じん|い|せかい|じん|ちょう|のうりょく|もの|| If there is an alien, a future person, a different world person, a supernatural power person in this

あたし の ところ に 来 なさい !  以上 ||||らい||いじょう Come to me! that's all

( キョン ) これ 笑う とこ ? ||わらう| (Kyon) Is this laughing?

えらい 美人 が そこ に いた |びじん|||| A great beauty was there

( キョン ) ああ … (Kyon) Oh ...

( 生徒 たち ) ああ … せいと|| (Students) Oh ...

( 岡部 ( お かべ ) 先生 ) ああ … で は 次 おかべ|||せんせい||||つぎ (Professor Okabe) Ah ... Then next

( キョン ) 誰 も が 冗談 だ と 思った だろう |だれ|||じょうだん|||おもった| (Kyon) Everyone would have thought it was a joke

結果 から 言う と けっか||いう| From the result

それ は ギャグ でも 笑い どころ で も なかった ||ぎゃぐ||わらい|||| It was neither a gag nor a laugh

ハルヒ は いつも 大 マジ な のだ |||だい||| Haruhi is always serious

こうして 俺 たち は 出会 っち まった |おれ|||であ|| In this way we met

しみじみ と 思う 偶然だ と 信じ たい と ||おもう|ぐうぜんだ||しんじ|| deeply|||it's a coincidence|||| I want to believe that it's a coincidence

♪~

~♪

( キョン ) 涼 宮 ハルヒ は 黙って じっと 座って いる かぎり で は |りょう|みや|||だまって||すわって|||| |||||||||as long as|| (Kyon) Haruhi Suzumiya is silent as long as he sits still.

いち 美 少女 高校 生 に しか 見え なかった |び|しょうじょ|こうこう|せい|||みえ| one|||||||| Ichibi Girl I could only see it as a high school student

たまたま 席 が 真 ん 前 だった と いう 地 の 利 を 生かして |せき||まこと||ぜん||||ち||り||いかして by chance|seat||||||||location||||utilize Taking advantage of the fact that the seat happened to be right in front of me

お 近づき に なっとく の も いい か な と |ちかづき|||||||| honorific prefix|||satisfaction|||||| I wonder if it's okay to get closer

一瞬 血迷った 俺 を 誰 が 責め られよう いっしゅん|ちまよった|おれ||だれ||せめ| a moment|lost my mind|||||blame| Who can blame me for a moment

( キョン ) なあ 初 っぱな の 自己 紹介 の アレ どの 辺り まで 本気だった んだ ? ||はつ|||じこ|しょうかい||||あたり||ほんきだった| (Kyon) Hey, how serious was the first self-introduction?

“ 初 っぱな の アレ ” って 何 ? はつ|||||なん first||||| What is "the first thing"?

( キョン ) いや だ から 宇宙 人 が どう と か ||||うちゅう|じん|||| (Kyon) No, so somehow the aliens

あんた 宇宙 人 な の ? |うちゅう|じん|| Are you an alien?

( キョン ) 違う けど さ … |ちがう|| (Kyon) No, but ...

違う けど な んな の ? ちがう|||| It's different, but what is it?

いや なん も ない Nothing

だったら 話 かけ ないで ! 時間 の ムダ だ から フン |はなし|||じかん||むだ|||ふん Then don't talk! It ’s a waste of time

ああ …

( キョン ) うん ? (Kyon) Yeah?

( 男子 生徒 ) 気 に す ん なって ! だんし|せいと|き|||| ||spirit|||| (Men's student) Don't worry!

( キョン ) 後 で 分かった こと だ が |あと||わかった||| (Kyon) I found out later

そい つら は 全員 ハルヒ と 同じ 中学 出身 だった |||ぜんいん|||おなじ|ちゅうがく|しゅっしん| They were all from the same junior high school as Haruhi

( 谷口 ( たに ぐち )) もし あいつ に 気 が ある んだったら 悪い こと は 言わ ん   やめ とけ たにくち||||||き||||わるい|||いわ||| ||||||feeling||||bad|||||| (Taniguchi) If he has any feelings, don't say bad things.

中学 で 涼 宮 と 3 年間 同じ クラス だった から ちゅうがく||りょう|みや||ねんかん|おなじ|くらす|| I was in the same class as Ryomiya for 3 years in junior high school

よく 知って る んだ が な |しって|||| I know it well

あいつ の 奇人 ぶり は 常軌 を 逸して る ||きじん|||じょうき||そらして| that guy||eccentric person|behavior||normalcy||逸脱して| His eccentricity is out of the ordinary

( 国 木田 ( くに き だ )) あの 自己 紹介 ? くに|きた|||||じこ|しょうかい (Kunikita) That self-introduction?

そう !  中学 時代 に も 訳 の 分から ん こと を |ちゅうがく|じだい|||やく||わから||| |middle school||||||||| Yes! What I don't understand even in junior high school

さんざん やり 倒して いた な ||たおして|| a lot|done||| I was knocking it down

有名な の が “ 校庭 落書き 事件 ” ゆうめいな|||こうてい|らくがき|じけん famous|||schoolyard|graffiti|incident The famous one is “Schoolyard Graffiti Incident”

なんだ そりゃ ? what's that ?

( 谷口 ) 石灰 で 白線 引く 道具 が ある だ ろ あれ なん つ うんだ っけ ? たにくち|せっかい||はくせん|ひく|どうぐ||||||||| |lime||||||exists||||||| (Taniguchi) There is a tool to draw a white line with lime. What is that?

あっ まあ いい や Oh no

それ で 校庭 に デカデカ と けった いな 絵 文字 を 描き や がった こと が ある ||こうてい||でかでか||||え|もじ||えがき||||| ||||big big||kicked|||||||||| That's why I once drew a big pictogram on the schoolyard.

しかも 夜中 の 学校 に 忍び込んで |よなか||がっこう||しのびこんで |||||sneaking in Moreover, I sneaked into the school in the middle of the night

ああ それ 見た 覚え ある な ||みた|おぼえ||

確か 新聞 の 地方 欄 に 載って なかった ? たしか|しんぶん||ちほう|らん||のって| |||local|||published|

出来 損ない の ナスカ の 地上 絵 みたいな の でき|そこない||||ちじょう|え|| could||||possessive particle|ground|||

( キョン ) その 犯人 が あいつ だった って わけ か ||はんにん||||||

( 谷口 ) 本人 が そう 言った んだ から 間違い ない たにくち|ほんにん|||いった|||まちがい|

朝 教室 に 行ったら 机 が 全部 廊下 に 出さ れて た こと も あった な あさ|きょうしつ||おこなったら|つくえ||ぜんぶ|ろうか||ださ|||||| When I went to the classroom in the morning, all the desks were put out in the corridor.

校舎 の 屋上 に 星 マーク を ペンキ で 描いたり 学校 中 に 変な お札 を … こうしゃ||おくじょう||ほし|||ぺんき||えがいたり|がっこう|なか||へんな|おふだ| school building||roof||star|||paint|||||||sticker|

( キョン ) 何 やって んだ あいつ ? |なん|||

( 谷口 ) キョンシー が 顔 に はっ 付けて る ような や つな たにくち|||かお|||つけて|||| |||||sticking||||| (Taniguchi) It's like Jiangshi is sticking to his face

意味 分か ん ねえ よ いみ|わか|||

でも な ~ あいつ モテ る んだ よ な

なん せ ツラ が いい しさ |||||し さ |well||||

おまけに スポーツ 万能 で 成績 も どちら か と いえば 優秀な んだ |すぽーつ|ばんのう||せいせき||||||ゆうしゅうな| by the way||万能||||||||| In addition, it is a versatile sport and the results are rather excellent.

ちょっと ばかし 変人 でも ― ||へんじん| |a little|weirdo| Even a little ridiculous weirdo-

黙って 立って たら んな こと 分か ん ねえ し だまって|たって||||わか||| I don't know what it's like to stand silently

( 国 木田 ) それ に も 何 か エピソード が あん の ? くに|きた||||なん||えぴそーど||| |||||||episode||| (Kunikita) Is there any episode in that?

( 谷口 ) 一 時期 は 取 っ 替え 引 っ 替え って やつ だった な たにくち|ひと|じき||と||かえ|ひ||かえ|||| |one|||tori||||||||| (Taniguchi) For a while, it was a replacement and a replacement.

俺 の 知る かぎり 一 番 長く 続いて 1 週間 おれ||しる||ひと|ばん|ながく|つづいて|しゅうかん |||as far as||||| The longest last week as far as I know

最短 で は 告白 さ れて オーケー した 5 分 後 に 破局 して た さいたん|||こくはく|||おーけー||ぶん|あと||はきょく|| shortest|||||||||||breakup|| At the earliest, it was confessed and it was okay, and it was catastrophic 5 minutes later.

なんて の も あった らしい It seems that there was something

( ハルヒ ) 普通の 人間 の 相手 を して いる 暇 は ない の ! |ふつうの|にんげん||あいて||||いとま|||

( 谷口 ) だったら オーケー する なって え の たにくち||おーけー||||

あっ 聞いた 話 だって !  マジ で |きいた|はなし|||

なんで か 知ら ねえ けど ||しら|| I don't know why

告 られて 断る って こと を し ない んだ よ あいつ は こく||ことわる||||||||| to inform||||||||||| He doesn't refuse when he's told

だから な お前 が 変な 気 を 起こす 前 に 言って おいて やる ||おまえ||へんな|き||おこす|ぜん||いって|| |||||||to cause||||| That's why I'll tell you before you get weird.

やめ とけ

( キョン ) やめ とく も 何も そんな 気 は ない んだ が … ||||なにも||き|||| (Kyon) I don't feel like doing anything like that ...

( 谷口 ) 俺 だったら そうだ な この クラス で の 一 押し は あいつ だ な たにくち|おれ||そう だ|||くらす|||ひと|おし|||| |||||||||one||||| (Taniguchi) That's right for me. That's the push in this class.

( キョン ・ 国 木田 ) うん ? |くに|きた|

( 谷口 ) 朝倉 ( あさく ら ) 涼子 ( りょう こ ) たにくち|あさくら|||りょうこ|| (Asakura Ryoko

1 年 の 女 の 中 でも ベスト 3( スリー ) に は 確実に 入る ね とし||おんな||なか||べすと||||かくじつに|はいる| ||||||||||definitely||

1 年 の 女子 全員 を チェック でも した の か ? とし||じょし|ぜんいん||ちぇっく||||

お うよ ! A から D まで ランク づけ して ||a||d||らんく||

その うち A ランク の 女 は フル ネーム で 覚えた ぜ ! ||a|らんく||おんな||ふる|ねーむ||おぼえた| Among them, the A-ranked woman remembered her full name!

朝倉 さん が その A な わけ ? あさくら||||a||

AA ランク プラス だ な aa|らんく|ぷらす||

あれ は きっと 性格 まで いい に 違いない |||せいかく||||ちがいない |||character||||

( 号砲 ) ( キョン ) ん … ごうほう||

( 朝倉 ) ハァ ハァ ハァ … あさくら|||

( 男子 生徒 A ) おお ~ ( 男子 生徒 B ) 速 ( はえ ) え ~! だんし|せいと|a||だんし|せいと|b|はや||

( キョン ) この 時期 涼 宮 ハルヒ も まだ おとなしい 頃合い で ||じき|りょう|みや|||||ころあい| ||time||||||quiet|around|

俺 に とって も 心 休まる 月 だった おれ||||こころ|やすまる|つき| |||||at ease|| It was a relaxing month for me

しかしながら ハルヒ の 奇 矯 な 振る舞い は |||き|きょう||ふるまい| |||strange|||| However, Haruhi's strange behavior is

この 頃 から 徐々に 片りん を 見せて いた と 言う べきだろう |ころ||じょじょに|へんりん||みせて|||いう| this||||a hint|||||should say| It should be said that he was gradually showing off from around this time.

と いう わけで 片りん その 1 髪形 が 毎日 変わる |||へんりん||かみがた||まいにち|かわる That's why Katarin Part 1 Hairstyle changes every day

月 火 水 木 金 つき|ひ|すい|き|きむ

曜日 が 進む ごと に 髪 を 結ぶ 箇所 が 増えて いる ようび||すすむ|||かみ||むすぶ|かしょ||ふえて| day|||||||ties|place||increased|

月曜日 に リセット さ れた 後 は 金曜日 まで 1 つ ずつ げつようび||りせっと|||あと||きんようび||| After being reset on Monday, one by one until Friday

果たして 日曜日 は どんな 頭 に なって いる んだ ? はたして|にちようび|||あたま|||| really|||||||| What kind of head do you have on Sunday?

見て み たい 気 も する みて|||き|| |||feeling||

( キョン ) 片りん その 2 体育 の 授業 は 男女 別 に 行わ れる |へんりん||たいいく||じゅぎょう||だんじょ|べつ||おこなわ| ||||||||||held| (Kyon) Katarin Part 2 Physical education classes are held separately for men and women.

着替え は 女 が 奇数 クラス きがえ||おんな||きすう|くらす ||||odd| Women are odd-numbered in changing clothes

男 が 偶数 クラス に 移動 して する こと に なって いる のだ が おとこ||ぐうすう|くらす||いどう|||||||| ||even number||||||fact||||| The man is supposed to move to an even class

まだ 男子 が 残って いる に も かかわら ず |だんし||のこって||||| Despite the fact that there are still boys left

やおら セーラー 服 を 脱ぎ だし や がった |せーらー|ふく||ぬぎ||| Yaora Sailor I took off my clothes

( 女子 生徒 ) あっ ( 女子 生徒 たち ) キャ ~! じょし|せいと||じょし|せいと|| ||||students||

( キョン ) どうやら 男子 生徒 の こと は ||だんし|せいと||| |it seems|||||

ジャガイモ くらい に しか 思って ない らしい じゃがいも||||おもって|| It seems that he only thinks of potatoes

( キョン ) 片りん その 3 |へんりん| (Kyon) Katarin Part 3

あきれる こと に to be astonished|| To be amazed

ハルヒ は この 学校 に 存在 する あらゆる クラブ に |||がっこう||そんざい|||くらぶ| |||||||every|| Haruhi is in every club in this school

仮 入部 して いた のだった かり|にゅうぶ||| temporary||||

運動 部 から は 例外 なく 熱心に 入部 を 勧め られ うんどう|ぶ|||れいがい||ねっしんに|にゅうぶ||すすめ| ||||exception|||||| The athletic club enthusiastically recommends joining the club without exception.

その 全て を 断って |すべて||たって

毎日 参加 する 部活 動 を 気まぐれに 変えた あげく まいにち|さんか||ぶかつ|どう||きまぐれに|かえた| ||||||whimsically|| I changed the club activities that I participated in every day on a whim

結局 どこ に も 入部 する こと は なかった けっきょく||||にゅうぶ|||| After all, I never joined the club anywhere

何 が し たい んだろう な こいつ は よ ! なん|||||||| I wonder what he wants to do!

そんなこんな を し ながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目 そんな こんな||||||あけた|ひ|め such things|||||||| While doing such a thing, the first day after Golden Week

そんなこんな を し ながら ゴールデンウィーク が 明けた 1 日 目 そんな こんな||||||あけた|ひ|め While doing such a thing, the first day after Golden Week

よっ   キョン !

よっ   キョン !

よっ !

( キョン ) ちなみに キョン って の は 俺 の あだ名 だ ||||||おれ||あだな|

いいかげん に やめて もらい たい のだ が …

( キョン ) ああ 今日 は 水曜日 か ||きょう||すいようび|

( キョン ) など と 考え つつ 魔 が 差して しまった んだろう |||かんがえ||ま||さして|| |||||magic|||| (Kyon) I think the devil was inserted while thinking about it.

それ 以外 に 思い当たる 節 が ない |いがい||おもいあたる|せつ|| |||comes to mind|possibility|| There are no other clauses I can think of

曜日 で 髪形 変える の は 宇宙 人 対策 か ? ようび||かみがた|かえる|||うちゅう|じん|たいさく| ||||||||countermeasure|

( キョン ) 涼 宮 ハルヒ に 話しかけて いた |りょう|みや|||はなしかけて|

いつ 気付いた の ? |きづいた|

( キョン ) う ~ ん ちょっと 前 ||||ぜん

あっ そう

あたし 思う んだ けど |おもう||

曜日 に よって 感じる イメージ って それぞれ 異なる 気 が する の よ ね ようび|||かんじる|いめーじ|||ことなる|き||||| ||||||each|different|feeling||||| I feel that the image you feel depends on the day of the week.

色 で 言う と 月曜 が 黄色 … いろ||いう||げつよう||きいろ In terms of color, Monday is yellow ...

( キョン ) 初めて 会話 が 成立 した ような 気 が する |はじめて|かいわ||せいりつ|||き|| ||||established||||| (Kyon) I feel like the conversation was established for the first time.

水曜 が 青 で 木曜 が 緑 すいよう||あお||もくよう||みどり

金曜 が 金色 で 土曜 は 茶色 日曜 は 白 よ ね きんよう||きんいろ||どよう||ちゃいろ|にちよう||しろ||

( キョン ) なんとなく 分かる ような 気 も する が ||わかる||き||| |somehow||||||

( キョン ) つう こと は 数字 に したら 月曜日 が 0 で 日曜 が 6 な の か ? ||||すうじ|||げつようび|||にちよう|||| |traffic|||||||||||||

そう

( キョン ) 俺 は 月曜 は 1 って 感じ が する けど な |おれ||げつよう|||かんじ||||

あんた の 意見 なんか 誰 も 聞いて ない ||いけん||だれ||きいて| ||opinion|||||

( キョン ) そうかい

う ~ ん

うん ?

う ~ ん …

あたし あんた と どこ か で 会った こと が ある ? ||||||あった|||

( ハルヒ ) ずっと 前 に ( キョン ) いい や ||ぜん||||

( キョン ) きっかけ なんて の は |opportunity||| (Kyon) What was the trigger?

大抵 どう って こと ない もの な んだろう けども たいてい|||||||| usually|||||||| I wonder if it's something that usually doesn't happen

まさしく これ が きっかけ に なった んだろう な I wonder if this was exactly the trigger

しかし ハルヒ が まともな 返答 を よこした こと は 驚き だ ||||へんとう|||||おどろき| |||normal|||sent|||| But it's surprising that Haruhi gave a decent response.

てっきり “ うるさい バカ 黙れ ! どうでも いい でしょ んな こと !” ||ばか|だまれ||||| surely|||||||| Clearly “Noisy stupid shut up! I don't care!”

と 言わ れる もの ばかり だ と 思って いた から な |いわ||||||おもって|||

だから ハルヒ が 翌日 長かった 髪 を ばっさり 切って 登場 した 時 に は |||よくじつ|ながかった|かみ|||きって|とうじょう||じ|| ||||long|||drastically|cut|appearance|||| So when Haruhi appeared the next day with a long hair cut,

結構 俺 は 動揺 した けっこう|おれ||どうよう| |||disturbance| I was quite upset

それ に したって 俺 が 指摘 した 次の 日 に 短く する って の も |||おれ||してき||つぎの|ひ||みじかく|||| ||done|||point||||||||| Even so, I'll shorten it the next day I pointed out.

短絡 的 すぎ ない か おい ! たんらく|てき|||| Isn't it too short-circuited?

うん ?

別に べつに not particularly

( キョン ) あれ 以来 ホームルーム 前 の わずかな 時間 に ||いらい||ぜん|||じかん| |||homeroom|||||

ハルヒ と 話す の が 日課 に なり つつ あった ||はなす|||にっか||||

( キョン ) つきあう 男 全部 フッ たって 本当 か ? ||おとこ|ぜんぶ|||ほんとう|

なんで あんた に そんな こと 言わ れ なくちゃ いけない の よ |||||いわ||||| Why do you have to say that?

何 を 聞いた か 知ら ない けど まあい いわ なん||きいた||しら|||| I don't know what you heard, but it's okay

多分 全部 本当だ から たぶん|ぜんぶ|ほんとうだ|

1 人 くらい じん|

まともに つきあおう と か 思う ヤツ が い なかった の か ? ||||おもう|やつ||||| properly|||||||||| Wasn't there a guy who wanted to get along with him properly?

全然 ダメ ぜんぜん|だめ not at all|

ど いつも こいつ も アホ らしい ほど まともな ヤツ だった わ ||||||||やつ|| ||||fool||||||

宇宙 人 でも 未来 人 でも 超 能力 者 で も ない し うちゅう|じん||みらい|じん||ちょう|のうりょく|もの||||

( キョン ) そりゃ 普通 そうだ ろ ||ふつう|そう だ|

あと 告白 が ほとんど 電話 だった の は な んな の あれ ! |こくはく|||でんわ||||||| |||almost|||||||| And that's why most of the confession was on the phone!

そういう 大事な こと は 面 と 向かって 言い なさい よ ! |だいじな|||おもて||むかって|いい||

まあ そう かな

( キョン ) 一応 同意 して おこう |いちおう|どうい|| |for now|agreement||let's (Kyon) Let's agree for the time being

そんな こと は どう で も いい の よ ! such||||||||

( キョン ) どっち な んだ よ !

問題 は ね もんだい||

くだらない 男 しか この世 に 存在 し ない の か どう なのって こと よ |おとこ||このよ||そんざい|||||||| silly||||||||||whether||| I wonder if only a crappy man exists in this world.

ホント は 中学 時代 は ずっと イライラ し っぱなし だった ほんと||ちゅうがく|じだい|||いらいら||| |||||ずっと|irritated||| I was really frustrated when I was in middle school

じゃ どんな 男 なら よかった んだ ? やっぱり 宇宙 人 か ? ||おとこ|||||うちゅう|じん|

( ハルヒ ) 宇宙 人 ! もしくは それ に 準じる 何 かね |うちゅう|じん||||じゅんじる|なん| |||or|||similar to||

とにかく 普通の 人間 で なければ 男 だろう が 女 だろう が … |ふつうの|にんげん|||おとこ|||おんな|| Anyway, if it's not a normal human being, whether it's a man or a woman ...

どうして そんなに 人間 以外 の 存在 に こだわる んだ ? ||にんげん|いがい||そんざい||| |||||||to be particular about|

そっち の ほう が 面白い じゃ ない の ! ||||おもしろい||| That's not more interesting!

( キョン ) ああ …

( チャイム ) ちゃいむ

( キョン ) ああ ~

おい キョン ! お前 どんな 魔法 を 使った んだ ? ||おまえ||まほう||つかった|

( キョン ) なんの 話 だ ? ||はなし|

俺 涼 宮 が あんなに 長い 間 しゃべって る の 初めて 見る ぞ おれ|りょう|みや|||ながい|あいだ||||はじめて|みる|

お前 何 言った んだ ? おまえ|なん|いった|

( キョン ) さて なんだろう

適当な こと しか 聞いて い ない ような 気 が する んだ が てきとうな|||きいて||||き|||| appropriate||||||||||| I feel like I'm only listening to the right things

驚 天 動 地 だ おどろ|てん|どう|ち| surprise||||

昔 から キョン は 変な 女 が 好きだ から ね ~ むかし||||へんな|おんな||すきだ||

誤解 を 招く ような こと を 言う な ごかい||まねく||||いう| misunderstanding||||||| Don't say anything misleading

( 朝倉 ) あたし も 聞き たい な あさくら|||きき||

あたし が いくら 話しかけて も な ~ ん も 答えて くれ ない 涼 宮 さん が |||はなしかけて|||||こたえて|||りょう|みや|| No matter how much I talk to you, Ryomiya-san doesn't answer.

どう したら 話す ように なる の か コツ で も ある の ? ||はなす|||||こつ|||| Is there a knack for how to get to speak?

分から ん わから|

ふ ~ ん   でも 安心 した |||あんしん| |||relief|

涼 宮 さん いつまでも クラス で 孤立 した まま じゃ 困る もん ね りょう|みや|||くらす||こりつ||||こまる|| ||||||isolated||||||

1 人 でも 友達 が できた の は いい こと よ ね じん||ともだち||||||||

友達 ね ともだち|

その 調子 で 涼 宮 さん を クラス に 溶け 込める ように して あげて ね |ちょうし||りょう|みや|||くらす||とけ|こめる|||| |||||||||melt||||| Let's make Ryomiya-san fit into the class in that condition.

せっかく 一緒の クラス に なった んだ から |いっしょの|くらす||||

みんな 仲よく して いき たい じゃ ない よろしく ね |なかよく||||||| I don't want to get along with everyone, thank you.

( キョン ) と 言わ れて も な ||いわ||| Even if you say (Kyon)

これ から 何 か 伝える こと が あったら ||なん||つたえる||| If there is anything to tell from now on

あなた から 伝えて もらう ように する から ||つたえて|||| I'll ask you to tell me

う ~ ん だ から 待てよ ! ||||まてよ

俺 は あいつ の スポークスマン でも なんでもない ぞ ! おれ||||すぽーくすまん|||

お 願い |ねがい

う う …

( 一同 ) フフフ … いちどう|

だ あ !

キョン 俺 たち 友達 だ よ な |おれ||ともだち|||

( キョン ) ど いつも こいつ も アホ だらけ だ ||||||full|

( キョン ) 席 替え だ そうだ |せき|かえ||そう だ

ゴーフル の 缶 に 入れ られた くじ を 引いた 俺 は ||かん||いれ||||ひいた|おれ| gaufre||||||lottery ticket|||| I drew a lottery in a can of gofuru

窓際 後方 2 番 目 と いう なか な か の ポジション を 獲得 した まどぎわ|こうほう|ばん|め|||||||ぽじしょん||かくとく| |back|||||inside||||||acquired| I got the position in the second position behind the window.

さらば ハルヒ フォーエバー farewell||

偶然だ よ な ? ぐうぜんだ||

( キョン ) 全部 の クラブ に 入って み たって の は 本当な の か ? |ぜんぶ||くらぶ||はいって|||||ほんとうな||

どこ か 面白 そうな 部 が あったら 教えて くれよ ||おもしろ|そう な|ぶ|||おしえて| Please let me know if there is any part that seems to be interesting

ない 全然 |ぜんぜん

( キョン ) 即答 し が やった |そくとう|||

全然 ない ! ぜんぜん|

( キョン ) どうやら こいつ の 口癖 は “ 全然 ” の ようだ ||||くちぐせ||ぜんぜん|| (Kyon) Apparently, this guy's habit is "at all".

高校 に 入れば 少し は マシ か と 思った けど こうこう||はいれば|すこし|||||おもった| |||||better|||| I thought it would be a little better if I entered high school

これ じゃ 義務 教育 時代 と なん も 変わ ん ない わ ね ||ぎむ|きょういく|じだい||||かわ|||| ||obligation|education||||||||| This is no different from the compulsory education era.

入る 学校 間違えた かしら はいる|がっこう|まちがえた| I wonder if I made a mistake in entering the school

( キョン ) 何 を 基準 に 学校 選び を して いる のだろう |なん||きじゅん||がっこう|えらび|||| |what|(object marker)|standard||||||| (Kyon) What are the criteria for choosing a school?

ミステリー 研究 会って の が あった の よ みすてりー|けんきゅう|あって||||| There was a mystery study meeting

( キョン ) へえ ~ どう だった ?

笑わ せる わ わらわ|| to laugh|| Make me laugh

今 まで 一 回 も 事件 らしい 事件 に 出くわさ なかった って 言う んだ もの いま||ひと|かい||じけん||じけん||でくわさ|||いう|| |||||||||came across||||| He said he never came across an incident that seems to be an incident.

部員 も ただ の ミステリー 小説 オタク ばっ か で ぶいん||||みすてりー|しょうせつ|おたく||| member|||||novel|nerd|||

名 探偵 みたいな ヤツ も い ない し な|たんてい||やつ|||| name|||||||

( キョン ) そりゃ そう だろう

超 常 現象 研究 会 に は ちょっと 期待 して た んだ けど ちょう|とわ|げんしょう|けんきゅう|かい||||きたい|||| super||phenomenon|research||||||||| I had high hopes for the Society for the Study of Supernatural Phenomena.

ただ の オカルト マニア の 集まり で しか ない の よ ||おかると|まにあ||あつまり||||| It's just a gathering of occult enthusiasts.

どう 思う ? |おもう

どうも 思わ ん |おもわ| somehow||

ああ ~ もう つま ん ない !

これ だけ あれば 少し は 変な クラブ が あって も よ さ そうな のに |||すこし||へんな|くらぶ||||||そう な| With all this, it would be nice to have a slightly weird club

ない もん は しょうがない だ ろ |||it can't be helped||

結局 の ところ 人間 は そこ に ある もの で けっきょく|||にんげん|||||| after all||||||||| After all, humans are there

満足 し なければ なら ない の さ まんぞく|||||| satisfaction||if not||||

言う なれば それ を でき ない 人間 が いう||||||にんげん| to say|if|||||| So to speak, people who can't do that

発見 やら 発明 やら を して 文明 を 発達 さ せて きた んだ はっけん||はつめい||||ぶんめい||はったつ|||| |such as|||||||||made|has come| I have developed civilization through discoveries and inventions.

空 を 飛び たい と 思った から 飛行機 作った し から||とび|||おもった||ひこうき|つくった| sky|||||||airplane|| I made an airplane because I wanted to fly in the sky

楽に 移動 し たい と 思った から 車 や 列車 を 生み出した んだ らくに|いどう||||おもった||くるま||れっしゃ||うみだした| |||||||||||created| I created cars and trains because I wanted to move easily.

でも それ は 一部 の 人間 の 才覚 や 発想 に よって |||いちぶ||にんげん||さいかく||はっそう|| |||||||||idea|| But that depends on some human talents and ideas.

初めて 生じた もの であり はじめて|しょうじた|| |occurred|| It was the first time it happened

つまり 天才 が それ を 可能に した わけだ |てんさい||||かのうに|| |genius|||||| So the genius made it possible.

凡人 たる 我々 は 人生 を 凡庸 に 過ごす の が 一 番 であって だ な … ぼんじん||われわれ||じんせい||ぼんよう||すごす|||ひと|ばん||| |to be|we||||||||||||| As ordinary people, it is the best to spend our lives in a mediocre way ...

( ハルヒ ) うるさい ! ( キョン ) ん …

( キョン ) もしかしたら この 会話 が ネタ 振り だった の かも しれ ない |||かいわ||ねた|ふり||||| |||||||||might|| (Kyon) Maybe this conversation was a story.

それ は 突然 やって 来た ||とつぜん||きた

( ハルヒ ) ハッ ! ( キョン ) う お ~! |huh|||

ああ …

( キョン ) 何 し や がる ! ( ハルヒ ) 気 が 付いた ! |なん|||||き||ついた ||||acts||||

何 に ? なん|

どうして こんな 簡単な こと に 気 が 付か なかった の かしら ||かんたんな|||き||つか||| |such a|||||||||

( キョン ) 何 が ? ( ハルヒ ) ない んだったら ― |なん||||

自分 で 作れば いい の よ ! じぶん||つくれば||| I|||||

だから 何 を ? |なん|

部活 よ ! ぶかつ|

ああ …

分かった まあ 今 は 落ち着け わかった||いま||おちつけ ||||calm down

何 その 反応 なん||はんのう ||reaction

もう ちょっと あんた も 喜び なさい よ この 発見 を ||||よろこび||||はっけん| ||||joy|||||

うん 今 は 授業 中 だ |いま||じゅぎょう|なか|

うん

部室 よ 部室 … ぶしつ||ぶしつ clubroom||

( チャイム ) ( キョン ) ああ っ ああ ~ ちゃいむ||||

( ハルヒ ) 協力 し なさい |きょうりょく|| |cooperation||

( キョン ) カツアゲ さ れて る ような 気分 だ ぜ ||||||きぶん|| |bullying|||||||

何 を 協力 する って ? なん||きょうりょく||

あたし の 新 クラブ 作り よ ||しん|くらぶ|つくり| ||new||making|

なぜ 俺 が お前 の 思いつき に 協力 し なければ なら ん の か |おれ||おまえ||おもいつき||きょうりょく|||||| Why do I have to cooperate with your ideas

それ を まず 教えて くれ |||おしえて| ||first||

あたし は 部室 と 部員 を 確保 する から ||ぶしつ||ぶいん||かくほ|| ||||||secure||

あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 し なさい ||がっこう||ていしゅつ||しょるい||ようい|| ||||||||prepare|| Prepare the documents to be submitted to the school

あんた は 学校 に 提出 する 書類 を 用意 し なさい ||がっこう||ていしゅつ||しょるい||ようい|| ||||||document||||

( キョン ) 聞いちゃ い ねえ |きいちゃ|| |heard||

なんの クラブ を 作る つもりな んだ ? |くらぶ||つくる|| |||to make||

( ハルヒ ) どう で も いい じゃ ない の そんな の とりあえず まず 作る の よ ! ||||||||||||つくる|| ||||||||||||to make||

いい ?  今日 の 放課後 まで に 調べて おいて |きょう||ほうかご|||しらべて| ||||||looked into|

あたし も それ まで に 部室 を 探して おく から |||||ぶしつ||さがして|| ||||||||before|

いい わ ね !

( キョン ) “ 同好 会 の 新設 に 伴う 規定 ” |どうこう|かい||しんせつ||ともなう|きてい |like-minded|||||| (Kyon) “Regulations for the establishment of a new club”

“ 人数 5 人 以上 顧問 の 教師 名称 責任 者 活動 内容 を 決定 し …” にんずう|じん|いじょう|こもん||きょうし|めいしょう|せきにん|もの|かつどう|ないよう||けってい| number of people||||||name|person in charge|||||decision| “Number of people: 5 or more Advisor teachers Names Responsible persons Determine the activity content…”

調べる まで も なかった しらべる||| to investigate||| I didn't even have to look it up

生徒 手帳 の 後ろ の ほう に そう 書いて ある せいと|てちょう||うしろ|||||かいて| |book||||||||

だが 賭けて も いい が ハルヒ の 考える 内容 が |かけて||||||かんがえる|ないよう| but||||||||| But it's okay to bet, but what Haruhi thinks is

創造 的 かつ 活力 ある 学校 生活 を 送る のに そうぞう|てき||かつりょく||がっこう|せいかつ||おくる| creation||||||||| To lead a creative and energetic school life

ふさわしい もの に なる こと は ない だろう suitable||||||| It won't be the right one

( キョン ) う っ あっ … ちょっと また … また ? |||||again|

これ から この 部屋 が 我々 の 部室 よ ! |||へや||われわれ||ぶしつ| |||room|||||

ちょ い 待て どこ な んだ よ ここ は ? ||まて|||||| just||||||||

文化 部 の 部室 棟 よ ぶんか|ぶ||ぶしつ|むね| ||||building|

美術 部 や 吹奏 楽部 なら 美術 室 や 音楽 室 が ある でしょ びじゅつ|ぶ||すいそう|がくぶ||びじゅつ|しつ||おんがく|しつ||| |||brass band|||||||||| If it is an art club or a brass band club, there is an art room or a music room.

そういう 特別 教室 を 持た ない ― |とくべつ|きょうしつ||もた| ||||possess| I don't have such a special classroom-

クラブ や 同好 会 の 部室 が 集まって る の が くらぶ||どうこう|かい||ぶしつ||あつまって||| |||||||gathering||| The club and club rooms are gathered together.

この 部室 棟 通称 旧 館 この 部屋 は 文芸 部 |ぶしつ|むね|つうしょう|きゅう|かん||へや||ぶんげい|ぶ |||||||||literature| This room building, commonly known as the old building, this room is the literary club

( キョン ) じゃあ 文芸 部 なんだ ろ ||ぶんげい|ぶ|| |well||||

でも 今年 の 春 に 3 年生 が 卒業 して 部員 ゼロ |ことし||はる||ねんせい||そつぎょう||ぶいん| |||||third|||||

新たに 誰 か が 入部 し ない と 休部 が 決定 して いた ― あらたに|だれ|||にゅうぶ||||きゅうぶ||けってい|| anew|||||||||||| It was decided that no one would join the club.

唯一 の クラブ な の よ ゆいいつ||くらぶ||| only|||||

で … この 子 が 1 年生 の 新入 部員 ||こ||ねんせい||しんにゅう|ぶいん ||child|||||

( キョン ) じゃあ 休部 に なって ない じゃ ない か ||きゅうぶ|||||| (Kyon) Then, isn't it a holiday?

似た ような もん よ 1 人 しか い ない んだ から にた||||じん||||| similar||||||||| It ’s similar, because there ’s only one person.

あの 子 は どう する んだ よ ? |こ|||||

別に いい って 言って たわ よ べつに|||いって||

ホント か そりゃ ? ほんと||

( ハルヒ ) 昼 休み に 会った 時 に “ 部室 貸して ” って 言ったら |ひる|やすみ||あった|じ||ぶしつ|かして||いったら ||||||||||said (Haruhi) When I met him during the lunch break, he said, "Lend me a club room."

“ どうぞ ” って … 本 さえ 読めれば いい らしい わ ||ほん||よめれば||| |||even||||

変わって る と 言えば 変わって る わ ね かわって|||いえば|かわって||| |||if|||| Speaking of changing, it's changing.

( キョン ) はい お前 が 言う な ||おまえ||いう| |yes||||

( 長門 ( な が と )) 長門 有希 ( ゆき ) ながと||||ながと|ゆうき| |||||Yuki|

( キョン ) 長門 さん と やら こいつ は この 部室 を |ながと|||||||ぶしつ| |Nagato||||||||

なんだか 分から ん 部 の 部室 に しよう と して んだ ぞ |わから||ぶ||ぶしつ|||||| somehow|||||||||||

それ でも いい の か ?

いい

いや ~ しかし

多分 ものすごく 迷惑 を かける と 思う ぞ たぶん||めいわく||||おもう| ||trouble|||||

別に べつに

その うち 追い出さ れる かも しれ ん ぞ ||おいださ||||| that||will be chased out||||| You may be kicked out of them.

どうぞ

( キョン ) ああ … ( ハルヒ ) フフン |||huh

( ハルヒ ) まっ そういう こと だ から |well||||

これ から 放課後 この 部屋 に 集合 ね ||ほうかご||へや||しゅうごう| ||||||gather|

絶対 来 なさい よ 来 ない と 死刑 だ から ! ぜったい|らい|||らい|||しけい|| absolutely|||||||||

分かった よ わかった|

( キョン ) 死刑 は イヤだ から な |しけい||いやだ|| |||嫌だ||

まずは 部員 よ ね ~ 最低 あと 2 人 は いる わ ね |ぶいん|||さいてい||じん|||| first||||||||||

( キョン ) って こと は なんだ

あの 文芸 部員 も 頭 数 に 入れて しまって いる の か ? |ぶんげい|ぶいん||あたま|すう||いれて|||| |literature|||||||has included|||

部室 に 付属 する 備品 か 何かと 勘違い して る じゃ ない か ? ぶしつ||ふぞく||びひん||なにかと|かんちがい||||| ||attached|||||||||| You might have misunderstood the equipment that came with the club room or something.

安心 して !  すぐ 集める から 適当な 人間 の 心当たり は ある の あんしん|||あつめる||てきとうな|にんげん||こころあたり||| ||soon|will gather|||||possibility|topic marker|| Rest assured! I have a proper human idea because I will collect it immediately

( キョン ) で … 次の 日 ||つぎの|ひ

先 に 行って て ! さき||おこなって|

( キョン ) 俺 は と いう と … しょうがない 部室 へ と 足 を 運んだ |おれ||||||ぶしつ|||あし||はこんだ ||||||||||foot|| (Kyon) I mean ... I went to the club room where I couldn't help it.

( キョン ) 何 読んで んだ ? |なん|よんで| ||reading|

面白い ? おもしろい

ユニーク ゆにーく unique

( キョン ) どういう とこ が ? |what||

全部 ぜんぶ

( キョン ) 本 が 好きな んだ な |ほん||すきな|| |||like||

わりと rather Comparatively

( キョン ) そう か …

( キョン ) 帰って いい かな 俺 … |かえって|||おれ |home|||

フフ   いや ~ ごめん ごめん 遅れちゃ った ||||おくれちゃ| huh|||||

捕まえる の に 手間取っちゃ って つかまえる|||てまどっちゃ| |||took time| It took a lot of time to catch it

( キョン ) またしても 少女 だった しか も す ん げ え 美 少女 だった ||しょうじょ||||||||び|しょうじょ| ||||||||also||||

( み くる ) ここ どこ です か ? |to come||||

なんで あたし 連れて こ られた んです か ? ||つれて|||| |||||explanation particle|

( ガキ を 閉める 音 ) がき||しめる|おと ||to close|

なんで 鍵 を 閉める んです か ? 一体 何 を … |かぎ||しめる|||いったい|なん| |||to close|||||

( ハルヒ ) 黙り なさい |だまり| |be quiet|

う っ …

紹介 する わ 朝比奈 ( あさひ な ) み くるちゃ ん よ しょうかい|||あさひな|||||| |||||||will come||

ああ …

フンッ huff

( キョン ) 紹介 終わり かよ |しょうかい|おわり| |||question particle

( キョン ) どこ から 拉致 って きたん だ ? |||らち||| |||abduction|||

そんな こと し ない わ 任意 同行 よ |||||にんい|どうこう| ||||||accompany|

( キョン ) 似た ような もん だ |にた||| (Kyon) It's a similar thing

2 年 の 教室 で ぼんやり して る ところ を 捕まえた の とし||きょうしつ|||||||つかまえた| ||||absentmindedly|||||| I caught a vague place in a two-year classroom

あたし 休み 時間 に は 校舎 を 隅々 まで 歩く ように して る から |やすみ|じかん|||こうしゃ||すみずみ||あるく|||| |||||||||walk|||| I try to walk every corner of the school during my breaks.

何 回 か 見かけて 覚えて た わけ なん|かい||みかけて|おぼえて|| |||saw||| I saw it several times and remembered it

( キョン ) 休み 時間 教室 に い ない と 思ったら そんな こと を して いた の か |やすみ|じかん|きょうしつ|||||おもったら||||||| ||||||||if||||||| (Kyon) Break time Did you do that when you thought you weren't in the classroom?

あっ じゃあ この 人 は 上級 生 じゃ ない か |||じん||じょうきゅう|せい||| |||||advanced||||

それ が どうかした の ? ||what|

う ~ ん まあ いい えっ と … 朝比奈 さん か ||||||あさひな|| ||||well||||

なんで また この 人 な んだ ? |||じん|| why|||||

まあ 見て ごらん なさい よ |みて||| ||please||

う っ …

めちゃめちゃ かわいい でしょ ! |cute|

( キョン ) 危ない 誘拐 犯 の ような こと を 言いだした |あぶない|ゆうかい|はん|||||いいだした |||criminal|||||

あたし ね 萌 ( も ) え って 結構 重要な こと だ と 思う の よ ね ||ほう||||けっこう|じゅうような||||おもう||| |||||||important||||||| I'm Moe (also) I think it's quite important, isn't it?

( キョン ) すま ん なん だって ? |sorry|||

萌 えよ 萌 え ! いわゆる 一 つ の 萌 え 要素 ! ほう||ほう|||ひと|||ほう||ようそ |let||||||||| Moe Moe! So-called one moe element!

基本 的に ね 何 か おかしな 事件 が 起こる ような 物語 に は きほん|てきに||なん|||じけん||おこる||ものがたり|| ||||||incident||occurs|||| Basically, in a story where something strange happens

こういう 萌えで ロリ っぽい キャラ が 1 人 は いる もの な の よ |もえで|||||じん|||||| ||||character||||||||

( キョン ) う ~ ん

それ だけ じゃ ない の よ !

ど ひ ぇ ~! ||surprise

( ハルヒ ) 小 っこ いく せ に ほら あたし より 胸 デカ い の よ |しょう||||||||むね|||| ||small||||||||||| (Haruhi) Even though it's small, it's bigger than me.

ロリ 顔 で 巨乳 ! |かお||きょにゅう |||big breasts

これ も 萌 え の 重要 要素 の 一 つ な の よ ||ほう|||じゅうよう|ようそ||ひと|||| |||||important||||||| This is also one of the important elements of Moe.

( キョン ) 知ら ん |しら| (Kyon) I don't know

( ハルヒ ) あ ~ ホントに 大 っき いな なんか 腹 立って きた わ ||ほんとに|だい||||はら|たって|| ||||big|||belly||| (Haruhi) Ah ~ I'm really angry with something big.

こんな かわいらしい 顔 して あたし より 大きい なんて ! ||かお||||おおきい| ||||||big|

アホ か お前 は ||おまえ|

でも め っちゃ デカ い の よ マジ よ !  あんた も 触って みる ? |||||||||||さわって| ||||||||||||try But it's really big! Would you like to touch it too?

ひ ぃ ! |i

遠慮 し とく   する と 何 か えんりょ|||||なん| restraint||||||

お前 は この … 朝比奈 さん が かわいくて 小柄で おまえ|||あさひな||||こがらで ||||||cute|

胸 が 大きかった から と いう 理由 な だけ で むね||おおきかった||||りゆう||| ||||||reason||| Just because my chest was big

ここ に 連れて きた の か ? ||つれて|||

そう よ !

( キョン ) 真性 の アホ だ こいつ |しんせい|||| |genuine|||| (Kyon) This is a true idiot

こういう マスコット 的 キャラ も 必要だ と 思って |ますこっと|てき|||ひつようだ||おもって |mascot||||||

み くるちゃ ん あなた 他 に 何 か クラブ 活動 して る ? ||||た||なん||くらぶ|かつどう|| ||||other|||||||

あの … 書道 部 に … |しょどう|ぶ| |calligraphy||

あっ じゃあ そこ 辞めて 我が 部 の 活動 の 邪魔だ から |||やめて|わが|ぶ||かつどう||じゃまだ| ||||my|||||| Well then, quit there and it's a hindrance to our club's activities

ああ …

あっ !

あっ そ っか … 分かり ました |||わかり| ||||understood

( キョン ) 何 が 分かった んだろう |なん||わかった|

書道 部 は 辞めて こっち に 入部 し ます しょどう|ぶ||やめて|||にゅうぶ|| ||||||||will

でも 文芸 部 って 何 を する ところ な の か ― |ぶんげい|ぶ||なん||||||

よく 知ら なくて |しら| ||not knowing

我が 部 は 文芸 部 じゃ ない わ よ わが|ぶ||ぶんげい|ぶ||||

( くるみ ) えっ ? ( キョン ) ここ の 部室 は |||||ぶしつ| walnut||||||

一時的に 借りて る だけ です いちじてきに|かりて||| |borrowing|||

あなた が 入ら さ れよう と して る の は そこ の 涼 宮 が これ から 作る ||はいら||||||||||りょう|みや||||つくる ||||will be made||||||||||||| What you are trying to enter is that Ryomiya will make from now on

活動 内容 未定 で 名称 不明 の 同好 会 です よ かつどう|ないよう|みてい||めいしょう|ふめい||どうこう|かい|| ||not decided||name||||||

ちなみに あっ ち で 座って 本 を 読んで る の が ||||すわって|ほん||よんで||| ||there||||||||

本当の 文芸 部員 です ほんとうの|ぶんげい|ぶいん| real|||

は あ …

大丈夫 ! 名前 なら たった今 考えた から だいじょうぶ|なまえ||たったいま|かんがえた| |name||||

言って みろ いって| |try Say it

( キョン ) 皆 の 衆 お 知らせ しよう |みな||しゅう||しらせ| |||everyone||notice| (Kyon) Let's inform everyone

新しく 発足 する クラブ の 名 は 今 ここ に 決定 した あたらしく|ほっそく||くらぶ||な||いま|||けってい| |launch|||||||||| The name of the newly launched club has now been decided here

SOS 団 ! sos|だん |group

( キョン ) 略して “ SOS 団 ” である |りゃくして|sos|だん| |abbreviated|||

そこ 笑って いい ぞ |わらって|| |laughing||

本来 なら ほんらい| originally|

“ 世界 を 大いに 盛り上げる ため の 涼 宮 ハルヒ の 同好 会 ” せかい||おおいに|もりあげる|||りょう|みや|||どうこう|かい |||excite|||||||| “Haruhi Suzumiya's club to make the world a lot more exciting”

… と でも す べきな んだろう が |||should|| ... but I wonder if it should be

何しろ まだ 同好 会 の 体 すら 立って ない 上 に なにしろ||どうこう|かい||からだ||たって||うえ| ||||||even|||| After all, the body of the club hasn't even stood up yet.

何 を する 集団 な の かも 分から ない のである なん|||しゅうだん||||わから|| |||||||||it is I don't even know what the group is doing.

だったら 団 で いい じゃ ない |だん|||| Then it ’s okay to be a group

( キョン ) 意味 不明な ハルヒ の ひと言 に より めでたく そのように 決まった |いみ|ふめいな|||ひとこと|||||きまった ||||||||||decided (Kyon) It was decided that it was more congratulatory to Haruhi's words whose meaning was unknown.

好きに しろ よ もう すきに||| freely||| Let's love it

♪~

~♪