InuYasha Episode 112 inuyasha|episode 犬夜叉》第 112 集

やってきた ぜ 戌 の 刻 犬 夜叉 様 の 始まり だ ||いぬ||きざ|いぬ|やしゃ|さま||はじまり|

四 魂 の 玉 の かけら を 集めて よっ|たましい||たま||||あつめて

この 鉄 砕 牙 で 奈落 を 倒す |くろがね|くだ|きば||ならく||たおす

戦い の 舞台 は 聖なる 領域 へ たたかい||ぶたい||せいなる|りょういき|

四 魂 の かけら で 更に 力 を 増した 大 鉾 蛮竜 を 手 に よっ|たましい||||さらに|ちから||ました|だい|ほこ|ばんりゅう||て|

七 人 隊 の 首領 蛮骨 が あたし たち を 待ち受ける なな|じん|たい||しゅりょう|ばんほね|||||まちうける

弥勒 に 珊瑚 に 七宝 雲母 みろく||さんご||しっぽう|うんも

タイム スリップ 戦国 御伽 草 子 たいむ|すりっぷ|せんごく|おとぎ|くさ|こ

「 犬 夜叉 」 いぬ|やしゃ

あっ 親父 聖 島 に |おやじ|せい|しま|

うん 　 お前 は ここ に いろ |おまえ||||

親父 は ？ おやじ|

白 心 上人 様 の お 堂 が ご 無事 か 確かめ ねば しろ|こころ|しょうにん|さま|||どう|||ぶじ||たしかめ|

う っ

ああ っ

ご 先祖 様 が 上人 様 から 授かった 錫 杖 だ |せんぞ|さま||しょうにん|さま||さずかった|すず|つえ|

俺 も 連れて って くれ おれ||つれて||

新太郎 お前 は うち へ 帰れ しんたろう|おまえ||||かえれ

でも

いい か

もし 父 に 何 か あった 時 聖 島 を 守れる の は 村長 の 息子 お前 一 人 だけ な んだ ぞ |ちち||なん|||じ|せい|しま||まもれる|||そんちょう||むすこ|おまえ|ひと|じん||||

心配 する な 朝 まで に は 戻る しんぱい|||あさ||||もどる

う っ は あ 　 う っ

親父 おやじ

「 湖面 に 浮かぶ 聖 島 の 結 界 」 こめん||うかぶ|せい|しま||けつ|かい

うーん ？

どう だ 犬 夜叉 ||いぬ|やしゃ

う う ー 違う な 　 こんな 沼 の におい じゃ なかった ||-|ちがう|||ぬま||||

ああ っ

奈落 の 傀儡 が 発して いた 水 と 花 の におい ならく||かいらい||はっして||すい||か||

そして 白 霊山 と 同じ 清浄 さ |しろ|りょうぜん||おなじ|せいじょう|

じゃあ 他 を 当たって み ましょう |た||あたって||

珊瑚 たち は 大丈夫 かのう さんご|||だいじょうぶ|

あー っ

白 霊山 しろ|りょうぜん

う っ う っ ガルル うわ っ

グーウォー

雲母 も 結 界 の 中 に 入る の は つらい んだ ね うんも||けつ|かい||なか||はいる|||||

ごめん ね 　 無理 さ せて ||むり||

皆 珊瑚 みな|さんご どう だった 珊瑚 ちゃん ？ ||さんご|

駄目だ 　 白 霊山 の 結 界 　 以前 より 強く なって いる だめだ|しろ|りょうぜん||けつ|かい|いぜん||つよく||

やはり 踏み込む の は 無理 か |ふみこむ|||むり|

何 に したって 奈落 の 近く まで 来た こと に は 間違い ねえ んだ なん|||ならく||ちかく||きた||||まちがい||

こう なりゃ 山 の 周り の 水辺 を 片っ端から 当たって やる ||やま||まわり||みずべ||かたっぱしから|あたって|

ピーピーピーピー

頼む 　 船 を 出して くれ たのむ|せん||だして|

駄目だ 　 お め え は ゆく ゆく 親父 様 に 代わり 村長 を 努め ねば なら ない んじゃ だめだ|||||||おやじ|さま||かわり|そんちょう||つとめ||||

そんな お め え を 危ない 目 に は 遭わ せ られ ねえ |||||あぶない|め|||あわ|||

でも もう 半月 も 親父 が 帰ら ねえ 聖 島 で 何 か あった んだ ||はんつき||おやじ||かえら||せい|しま||なん|||

しかし なあ 　 聖 島 に 渡れる の は 村長 を 継ぐ 家 の 男子 のみ ||せい|しま||わたれる|||そんちょう||つぐ|いえ||だんし|

つまり お前 だけ じゃ から なあ |おまえ||||

だから 船 だけ 貸して くれれば いい 俺 一 人 で 行く から |せん||かして|||おれ|ひと|じん||いく|

お前 ん ち の 親父 さん 　 上人 様 の 逆 鱗 に 触れる ような こと を やら かした んじゃ ない の か おまえ||||おやじ||しょうにん|さま||ぎゃく|うろこ||ふれる|||||||||

村 の 者 に まで 祟 り が 及ば んじゃ ろう なあ むら||もの|||たたり|||およば|||

親父 は 村長 の 掟 を 守って 生きて きた そんな いいかげんな こと を する ような 人 じゃ ない おやじ||そんちょう||おきて||まもって|いきて||||||||じん||

わし ら が 行った んじゃ ばち が 当たる ぞ 聖 島 は 聖域 じゃ から な |||おこなった||||あたる||せい|しま||せいいき|||

ん っ

ああ っ

あっ

あっ

今 聖域 と か 言った な いま|せいいき|||いった|

話 を 聞か せて もらえ ませ ん か はなし||きか|||||

この 湖 の 中程 に 俗 人 が 立ち入る こと の 出来 ない 島 が ある のです |こ||なかほど||ぞく|じん||たちいる|||でき||しま|||

縁 あって 代々 村長 を 努める この 家 の 男子 だけ が 聖 島 に 渡り えん||だいだい|そんちょう||つとめる||いえ||だんし|||せい|しま||わたり

白 心 上人 様 の お 世話 を する こと が 許さ れて い ます しろ|こころ|しょうにん|さま|||せわ|||||ゆるさ|||

白 心 上人 様 しろ|こころ|しょうにん|さま

はい 　 もう 100 年 も 前 の 偉い お 坊 様 で ||とし||ぜん||えらい||ぼう|さま|

き ー れい は 汚い |-|||きたない

き ー た ない は 綺麗 |-||||きれい

いい は 悪い ||わるい

わ ー るい は いい |-|||

自ら 生き仏 と なら れて 島 の お 堂 に 祭ら れて いる のです おのずから|いきぼとけ||||しま|||どう||まつら|||

生き仏 いきぼとけ

即 身 仏 の こと でしょう か そく|み|ふつ||||

徳 の 高い 僧侶 が 生前 から 穀物 を 絶ち とく||たかい|そうりょ||せいぜん||こくもつ||たち

肉体 を ミイラ 化 さ せ ながら 入 滅 する と いう にくたい||みいら|か||||はい|めつ|||

早い話が 坊主 の 干物 か よ はやいはなしが|ぼうず||ひもの||

お前 　 ばち が 当たる ぞ おまえ|||あたる|

ねえ さっき お 父さん が 帰って こ ない って |||とうさん||かえって|||

うん もう 半月 に なる あの 島 に 怪しい 光 が 落ちた んだ ||はんつき||||しま||あやしい|ひかり||おちた|

あっ

親父 は お 堂 の こと を 心配 して おやじ|||どう||||しんぱい|

怪しい 光って あやしい|ひかって

ああ 恐らく 奈落 だ |おそらく|ならく|

新太郎 お前 一 人 で は 無理です しんたろう|おまえ|ひと|じん|||むりです

姉 上 でも 俺 は 親父 から 何 か あったら 後 は 頼む と 言わ れた んだ あね|うえ||おれ||おやじ||なん|||あと||たのむ||いわ||

漁師 たち は ばち が どう と か 言って たな りょうし||||||||いって|

う っ 村 の 者 たち が 言う ような こと は ない ||むら||もの|||いう||||

今 まで 村長 の 掟 を 守って きた 親父 が 帰って こ られ ない の に は 何 か 訳 が ある はず いま||そんちょう||おきて||まもって||おやじ||かえって|||||||なん||やく|||

ええ 私 たち も お 父 様 の こと が 心配だ わ |わたくし||||ちち|さま||||しんぱいだ|

村 の 人 たち は 祟 り を 恐れて いる し むら||じん|||たたり|||おそれて||

困った わ ね こまった||

行って みよう 　 犬 夜叉 おこなって||いぬ|やしゃ

ああ 　 聖域 って の が どうも 引っ掛かる しな |せいいき|||||ひっかかる|

本当 か ？　 行って くれる か ？ ほんとう||おこなって||

無論 じゃ 　 お 父 の 心配 を する の は 当然の こと じゃ から な むろん|||ちち||しんぱい|||||とうぜんの||||

ありがとう 　 じゃあ 俺 が 水 先 案内 を しよう ||おれ||すい|さき|あんない||

聖 島 の 周り は いつも 霧 が 立ちこめて いて 危ない から な せい|しま||まわり|||きり||たちこめて||あぶない||

弟 を おとうと|

よろしく お 願い 致し ます ||ねがい|いたし|

新太郎 は この 家 で たった 一 人 の 男の子 な のです しんたろう|||いえ|||ひと|じん||おとこのこ||

それ は 心細い でしょう なあ ||こころぼそい||

ああ っ

私 で 良ければ 姉 上 様 たち に 男子 を 産ま せて 差し上げ ましょう わたくし||よければ|あね|うえ|さま|||だんし||うま||さしあげ|

- あら あっ - う う ー ||||-

あの 本当に 弟 を お 任せ して 大丈夫な のでしょう か |ほんとうに|おとうと|||まかせ||だいじょうぶな||

う う っ

ぐ わ あ

て め えら 文句 ねえ な |||もんく||

- う あ はい - はい

- ちょっと 犬 夜叉 　 脅して どう する の よ - ひ ひ ひ |いぬ|やしゃ|おどして|||||||

ごめん ね ちょっと 船 借りる だけ だ から |||せん|かりる|||

必ず 返す から 心配 す んな かならず|かえす||しんぱい||

ぐ ああ っ

聖 島 の 聖なる 気 か 雲母 が 変化 出来 ない くらい 強く なって いる せい|しま||せいなる|き||うんも||へんか|でき|||つよく||

生きる は 死 ぬる いきる||し|

死 ぬる は 生きる し|||いきる

白 心 上人 土 の 中 しろ|こころ|しょうにん|つち||なか

聖 戻り の 白 霊山 せい|もどり||しろ|りょうぜん

それ って ？

この 土地 に 昔 から 伝わる 童歌 だ |とち||むかし||つたわる|わらべうた|

白 心 上 人様 は 生前 から 大変な 法 力 を 持って おら れて しろ|こころ|うえ|ひとさま||せいぜん||たいへんな|ほう|ちから||もって||

この 土地 の 衆 を 救って いた そう な んだ |とち||しゅう||すくって||||

は あ

ほら あそこ に 見える 白 霊山 あそこ の 麓 に お 清め 所 と いう の が ある |||みえる|しろ|りょうぜん|||ふもと|||きよめ|しょ|||||

お 清め 所 って ？ |きよめ|しょ|

上人 様 が 開いた お 寺 で そこ を 詣でれば どんな 罪 も 清め られる と いう 場所 な んだ しょうにん|さま||あいた||てら||||もうでれば||ざい||きよめ||||ばしょ||

また 白 霊山 か |しろ|りょうぜん|

ねえ 白 霊山 の 結 界 って 一体 誰 が 張って る の か な ？ |しろ|りょうぜん||けつ|かい||いったい|だれ||はって||||

う っ

うん 　 結 界 を 張って いる 何者 か が いる って こと だ よ ね |けつ|かい||はって||なにもの||||||||

だけど 少なくとも 奈落 の 張った 結 界 と は まるで 逆の |すくなくとも|ならく||はった|けつ|かい||||ぎゃくの

そう あれ は まるで 聖人 が 張って る みたいな ||||せいじん||はって||

でも 何の ため に ？ |なんの||

はっ

聖 島 だ 　 気 を 付けて せい|しま||き||つけて

島 の 周り は 岩 だらけ だ 　 船底 を 擦ったり したら う っ 　 ああ っ しま||まわり||いわ|||せんてい||かすったり|||||

ぎ ゃ ー ||-

早く 言えよ はやく|いえよ

あー あ 借り物 な のに ||かりもの||

うる せ え 四 の 五 の 言って っと 置いて く ぞ |||よっ||いつ||いって||おいて||

おら は 泳げ ん のじゃ ||およげ||

こら 七宝 　 前 が 見え ませ ん |しっぽう|ぜん||みえ||

あっ これ は

う いっ

- あ - ああ っ

大丈夫 法師 様 ？ だいじょうぶ|ほうし|さま

ふ う が っ

は あ 助かり ました ||たすかり|

ふう

ぐ ぅ つ え これ は 白 霊山 と 同じ 結 界 ||||||しろ|りょうぜん||おなじ|けつ|かい

あれほど 酷 く は ねえ が 　 う っ |こく||||||

う っ

は あ

あ あっ あ

間違い ねえ 　 この 花 だ まちがい|||か|

奈落 の 傀儡 と 同じに おい ならく||かいらい||どうじに|

以前 は こんな 花 咲いて い なかった のに いぜん|||か|さいて|||

う っ

は あ

大丈夫 か 七宝 だいじょうぶ||しっぽう

平気じゃ へいきじゃ

雲母 も いよいよ つら そうだ うんも||||そう だ

どうも 話 が 出来 過ぎて る なあ 　 奈落 の 奴 どうして |はなし||でき|すぎて|||ならく||やつ|

たかが 七 人 隊 を 逃がす ため に わざわざ 傀儡 を 出して きた |なな|じん|たい||にがす||||かいらい||だして|

しかも 手掛かり に なる に おい まで 付けて |てがかり||||||つけて

おかげ で 俺 は 聖域 に 呼び込ま れ ち まっ てる ||おれ||せいいき||よびこま||||

あっ

あっ 　 あれ は

上人 様 の お 堂 が う っ しょうにん|さま|||どう|||

壊さ れて いる 　 どうして だ 　 あっ こわさ|||||

ぐ っ

は あ あっ

親父 の 着物 おやじ||きもの

う う っ う っ お 親父 ||||||おやじ

親父 殿 が 島 に 渡った の は 半月 前 だった はず おやじ|しんがり||しま||わたった|||はんつき|ぜん||

それ に しちゃ あ 骨 に なる の が 早 過ぎる ||||こつ|||||はや|すぎる

奈落 の 妖怪 の 仕業 か ならく||ようかい||しわざ|

ああ もう 間違い ねえ だ ろ ||まちがい|||

でも 何の ため に |なんの||

この 島 に ある の は そこ の お 堂 と |しま||||||||どう|

はっ

四 魂 の かけら の 気配 よっ|たましい||||けはい

たく 冗談 じゃ ねえ や 　 こんな 所 で 待た せ や がって |じょうだん|||||しょ||また|||

き ゃ ー っ ||-|

が っ

人間 の 俺 で さえ 気分 が 悪い んだ 半 妖 の お前 は もっと つらい だ ろ 犬 夜叉 にんげん||おれ|||きぶん||わるい||はん|よう||おまえ||||||いぬ|やしゃ

ば 蛮骨 |ばんほね

ちえっ やっぱり 罠 か よ ||わな||

この 島 を 襲った の は て め え か 蛮骨 ？ |しま||おそった|||||||ばんほね

ふ っ 知ら ねえ な 俺 は ここ で 待って ろ って 言わ れて 来た だけ だ ||しら|||おれ||||まって|||いわ||きた||

はっ

気 を 付けて 犬 夜叉 蛮骨 の 鉾 に 四 魂 の かけら が 入って る き||つけて|いぬ|やしゃ|ばんほね||ほこ||よっ|たましい||||はいって|

に いっ ？

この 間 の 小競り合い で 傷つけ られ ち まった から な 修理 に 使わ せて もらった |あいだ||こぜりあい||きずつけ||||||しゅうり||つかわ||

そんじゃ そろそろ 行く ぜ ||いく|

けっ 今度 こそ 粉々に して やる ぜ |こんど||こなごなに|||

ぐ あっ

そりゃ ー こっち の 言う こと だろう |-|||いう||

う げ っ

て あー っ

うわ っ

て えっ

と あー っ

う っ

ぐ っ 　 う

あ ぐ ぐ っ

犬 夜叉 が 押さ れて いる いぬ|やしゃ||おさ||

鉾 に 埋めた 四 魂 の かけら の せい か ほこ||うずめた|よっ|たましい|||||

う っ

こん の ー ||-

面倒だ 　 風 の 傷 めんどうだ|かぜ||きず

はっ

は あ

う っ

ああ っ

な 何 |なん

風 の 傷 が 出 ない かぜ||きず||だ|

なるほど なあ ここ で 戦え って 言わ れた 理由 が 分かった ぜ ||||たたかえ||いわ||りゆう||わかった|

うが っ 　 ぐ っ う が|||

う っ 　 この ー |||-

えー い

て えっ

どうして 風 の 傷 が 出 ない |かぜ||きず||だ|

この 聖 島 が 鉄 砕 牙 の 妖力 を 浄化 して しまって いる んです |せい|しま||くろがね|くだ|きば||ようりょく||じょうか||||ん です

えっ ？

それ に 引き換え 蛮骨 は 邪悪な 亡霊 であって も 所詮 は 人間 ||ひきかえ|ばんほね||じゃあくな|ぼうれい|||しょせん||にんげん

て やっ

妖怪 の 血 を 持つ 犬 夜叉 と 比べたら 聖域 の 影響 は 遙 か に 少ない はず ようかい||ち||もつ|いぬ|やしゃ||くらべたら|せいいき||えいきょう||はるか|||すくない|

犬 夜叉 お前 この 間 より 全然 手応え ねえ ぞ いぬ|やしゃ|おまえ||あいだ||ぜんぜん|てごたえ||

う が っ

さっさと くたばり や がれ

俺 も こんな 胸 くそ 悪い 島 さっさと 出 たい んだ から よ お おれ|||むね||わるい|しま||だ|||||

う あっ 　 う っ

ぐ っ

あっ

て えり や ー |||-

う あっ う ぐ っ

あ はっ

あっ どこ か に 聖なる 結 界 を 張って いる 者 が いる はず ||||せいなる|けつ|かい||はって||もの|||

はっ やはり あそこ か

う ぐう っ

は あっ

が ー っ |-|

あっ 　 う っ

えっ

あっ 新太郎 くん |しんたろう|

は あ は あ は あ は あ

うが っ 　 ぐ ぐう う が|||

白 心 上 人様 犬 夜叉 を お 助け ください しろ|こころ|うえ|ひとさま|いぬ|やしゃ|||たすけ|

は あ

あっ これ は 　 親父 の |||おやじ|

新太郎 くん しんたろう|

白 心 上 人様 が い ない しろ|こころ|うえ|ひとさま|||

えっ い ない って ？

あそこ に 安置 さ れて いた んだ ||あんち||||

はっ

どういう こと 　 それ じゃあ 奈落 が この 島 を 襲った 目的 は ||||ならく|||しま||おそった|もくてき|

- う ぐ っ - ああ っ

弥勒 様 みろく|さま

白 心 上人 の 即 身 仏 が 無くなって る の 奈落 が 盗んだ の かも しろ|こころ|しょうにん||そく|み|ふつ||なくなって|||ならく||ぬすんだ||

即 身 仏 が 無い ？ 白 心 上人 で は なかった の か ？ そく|み|ふつ||ない|しろ|こころ|しょうにん|||||

クゥー

は あ

では この 聖 島 の 聖なる 結 界 は 誰 が 張って いる んだ ？ ||せい|しま||せいなる|けつ|かい||だれ||はって||

や あー っ

けっ

で え えっ

くっ

で あー っ

う あー っ

ど ぅあ ー っ 　 う ぐ っ ||-||||

- あっ - あ

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

う く っそ ー 　 が っ |||-||

弥勒 様 みろく|さま

ええ 　 私 は 白 心 上人 の 生き仏 が この 結 界 を 張った のだ と 思って いた が |わたくし||しろ|こころ|しょうにん||いきぼとけ|||けつ|かい||はった|||おもって||

結 界 ？ けつ|かい

何 を 言って いる んです か 　 白 心 上 人様 は 人々 を 救わ れる お方 です 　 結 界 を 張る だ なんて なん||いって||ん です||しろ|こころ|うえ|ひとさま||ひとびと||すくわ||おかた||けつ|かい||はる||

あなた と 親父 殿 が 見た 妖しい 光 と は 奈落 と いう 妖怪 です ||おやじ|しんがり||みた|あやしい|ひかり|||ならく|||ようかい|

奈落 ならく

親父 殿 は 奈落 から 白 心 上人 を 守る ため に 戦った のでしょう おやじ|しんがり||ならく||しろ|こころ|しょうにん||まもる|||たたかった|

ウオーッ

う っ

ガッ

- う っ が っ - ガー

- えい - ガウー

- てい っ - ガー

ガルル 　 ガー

へえ は あ は あ 　 お っ おお っ

て えっ

ギャー

ガルル

ガー

白 心 上人 様 しろ|こころ|しょうにん|さま

あの 骸 は やはり 親父 の |むくろ|||おやじ|

奈落 は 恐らく 白 心 上人 の 法 力 を 利用 しよう と して ここ に ならく||おそらく|しろ|こころ|しょうにん||ほう|ちから||りよう|||||

そして 親父 殿 は それ を 防ごう と した のでしょう |おやじ|しんがり||||ふせごう|||

はっ

それ が 村長 の 努め 　 親父 は ばち を 受けた 訳 じゃ ない ||そんちょう||つとめ|おやじ||||うけた|やく||

そう な んです ね ？ ||ん です|

ええ

は あっ

それ じゃあ 白 心 上人 の 即 身 仏 は どこ へ 行った の かしら ||しろ|こころ|しょうにん||そく|み|ふつ||||おこなった||

この 結 界 は 誰 が |けつ|かい||だれ|

ち は あっ ちくしょう

もう 一 発 だ |ひと|はつ|

て えっ

ち あー っ

ぐ っ

こいつ で とどめ

ぐ っ

てっ

とりゃ ー っ |-|

は あ

犬 夜叉 もう 少し 持ちこたえて いろ いぬ|やしゃ||すこし|もちこたえて|

う ぬ っ

結 界 の 中心 が 分かれば 　 七宝 力 を 借り ます よ けつ|かい||ちゅうしん||わかれば|しっぽう|ちから||かり||

う が っ う う う っ

は あー っ

札 に 移した 七宝 の 妖気 に 反応 する はず さつ||うつした|しっぽう||ようき||はんのう||

はっ

浄化 さ れた 　 あそこ だ じょうか||||

う っ

あっ

くっ

あれ は 白 心 上 人様 が 身 に 付けて おら れた 仏 具だ ||しろ|こころ|うえ|ひとさま||み||つけて|||ふつ|つぶさだ

これ か

ぐ っ あっ

この 白 心 上人 様 の 錫 杖 で 俺 と 一緒に |しろ|こころ|しょうにん|さま||すず|つえ||おれ||いっしょに

弥勒 様 みろく|さま

ああ っ やって み ましょう

う っ

力 を 貸して くれ 親父 ちから||かして||おやじ

ええ ー っ |-|

う いっ う ー っ |||-|

う っ う っ

う っ

は あっ

う っ

は あ

花 が 消えた か||きえた

う っ

風 の 傷 が 戻った 　 結 界 が 破ら れた かぜ||きず||もどった|けつ|かい||やぶら|

はっ はっ

これ が 結 界 を 作って いた のです ||けつ|かい||つくって||

お 堂 に 納め られて いた 独 鈷 が |どう||おさめ|||どく|こ|

それ って 白 心 上人 が 奈落 に 力 を 貸して る って こと ？ ||しろ|こころ|しょうにん||ならく||ちから||かして|||

ふう ー っ |-|

ふう っ 助かった と 思って ん の か ？ ||たすかった||おもって|||

悪い けど な 俺 も 調子 良く なって きた ぜ 結 界 と やら が 破れた おかげ で な わるい|||おれ||ちょうし|よく||||けつ|かい||||やぶれた|||

う う っ

やっ とうざ って え 結 界 が 消えた んだ ||||けつ|かい||きえた|

そろそろ 決着 を 付けよう ぜ 　 犬 夜叉 |けっちゃく||つけよう||いぬ|やしゃ

が っ

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は 何 じゃ ろ な 　 はい いど||なかみ||なん||||

食らえ 竜 雷 閃 くらえ|りゅう|かみなり|せん

無数の 雷 撃 が 　 て め え かご め たち まで 巻き込み や がって むすうの|かみなり|う|||||||||まきこみ||

戦い に 汚 ねえ も 蜂 の 頭 も ある か たたかい||きたな|||はち||あたま|||

差し 違えて でも て め え を 倒す さし|ちがえて||||||たおす

犬 夜 叉対 蛮骨 の 激闘 いぬ|よ|さつい|ばんほね||げきとう

その さなか 白 心 上人 の 意思 が 蛮骨 の 危機 を 救う ||しろ|こころ|しょうにん||いし||ばんほね||きき||すくう

次回 犬 夜叉 「 聖なる 独 鈷 と 即 身 仏 の 謎 」 じかい|いぬ|やしゃ|せいなる|どく|こ||そく|み|ふつ||なぞ

まさか 上人 が 蛮骨 に 味方 して いる の か |しょうにん||ばんほね||みかた||||

犬 夜叉 の ツボ 　 井戸 の 中身 は こいつ じゃ いぬ|やしゃ||つぼ|いど||なかみ|||