InuYasha Episode 81 inuyasha|episode

半 妖 である 犬 夜叉 を 一族 の 恥 と 蔑み はん|よう||いぬ|やしゃ||いちぞく||はじ||さげすみ

人間 を あれ だけ 嫌って いた はずの 殺生 丸 にんげん||||きらって|||せっしょう|まる

でも 殺生 丸 の 手下 邪 見は |せっしょう|まる||てした|じゃ|みは

確かに 人間 の 女の子 を 連れて いた たしかに|にんげん||おんなのこ||つれて|

せ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

は あ は あ りん が 連れ 去ら れ ました ||||||つれ|さら||

奈落 の 分身 の 神楽 と いう 女 が 現れて ならく||ぶんしん||かぐら|||おんな||あらわれて

いきなり

- ご 安心 ください 殺生 丸 様 - ん ？ |あんしん||せっしょう|まる|さま|

願い を 聞いて いただき さえ すれば ねがい||きいて|||

りんと いう 娘 は 無事に お返し いたし ます ||むすめ||ぶじに|おかえし||

き 貴 様 は 奈落 |とうと|さま||ならく

フフフ もう 少し だ ||すこし|

貴 様 は 間もなく この 奈落 の 肉 塊 に 食わ れ とうと|さま||まもなく||ならく||にく|かたまり||くわ|

わし の 体 の 一部 に なる ||からだ||いちぶ||

四 魂 の かけら の 気配 を 追う 私 たち よっ|たましい||||けはい||おう|わたくし|

そう いえば 珊瑚 ちゃん の 弟 琥珀 くん の 体 に は ||さんご|||おとうと|こはく|||からだ||

奈落 に 埋め込ま れた かけら が 一 つ ならく||うめこま||||ひと|

犬 夜叉 は １ 人 奈落 の 城 へ 向かった いぬ|やしゃ||じん|ならく||しろ||むかった

この 毒気 と 瘴気 間違い ねえ これ は |どっけ||しょうき|まちがい|||

奈落 の 結 界 ならく||けつ|かい

鉄 砕 牙 くろがね|くだ|きば

見えた 奈落 の 城 みえた|ならく||しろ

「 断ち切れる 奈落 の 行方 」 たちきれる|ならく||ゆくえ

フ 　 ん

向かって くる 神楽 め 仕留め 損ねた か むかって||かぐら||しとめ|そこねた|

奈落 よ ならく|

城 の 外 が 気 に なる ようだ が しろ||がい||き||||

殺生 丸 様 せっしょう|まる|さま

ゆっくり と お 相手 して いる 暇 は 無くなった |||あいて|||いとま||なくなった

貴方 様 の その あなた|さま||

完全なる 妖怪 の お 力 かんぜんなる|ようかい|||ちから

全て すべて

この 奈落 が 食らわして いただく |ならく||くらわして|

フフ

ああ ああ 　 殺生 丸 様 ||せっしょう|まる|さま

ああ ここ ここ これ は 一大事 |||||いちだいじ

殺生 丸 様 　 ん せっしょう|まる|さま|

ん 人 頭 杖 |じん|あたま|つえ

ああ 何で こう なる の |なんで|||

あ やめて

う ぐ と と と

は あ

大丈夫 かしら だいじょうぶ|

ああ ま まさか 殺生 丸 様 が |||せっしょう|まる|さま|

ああ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

く ぐ だ りゃ

フハハハ

ついに 手 に 入れた ぞ 完全なる 妖怪 の 力 を |て||いれた||かんぜんなる|ようかい||ちから|

奈落 ならく

は それ が て め え の 本性 か |||||||ほんしょう| 犬 夜叉 いぬ|やしゃ

くらえ 風 の 傷 |かぜ||きず

さ せる か

うわ ああ

あ ああ

わし の 結 界 が ||けつ|かい|

ふう 見つけた ぜ 奈落 |みつけた||ならく

きょう こそ て め え を ぶ っ 倒す ||||||||たおす

フン 笑わ せる 　 この わし を 倒す だ と ？ ふん|わらわ|||||たおす||

やはり 今 の 犬 夜叉 なら 奈落 を |いま||いぬ|やしゃ||ならく|

あ あれ は 既に 奈落 は 殺生 丸 の 肉体 を 取り込んだ か すでに|ならく||せっしょう|まる||にくたい||とりこんだ|

だ と したら

奈落 が その 妖怪 の 力 を 取り込ま ない うち に 破ら ねえ と ならく|||ようかい||ちから||とりこま||||やぶら||

完全に その 力 を 取り込 ん じ まって から で は 遅い ぞ かんぜんに||ちから||とりこ|||||||おそい|

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

誤算 だった ごさん|

犬 夜叉 が ここ まで 攻め込んで くる と は いぬ|やしゃ||||せめこんで|||

フフ ハハハ

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

貴 様 結 界 を 斬 れる ように なった の か とうと|さま|けつ|かい||き||よう に|||

奈落 て め え ならく|||

今度 こそ 逃がさ ねえ ぞ 覚悟 し や がれ こんど||にがさ|||かくご|||

フン 多少 は 力 を 付けた ようだ が ふん|たしょう||ちから||つけた||

この 奈落 に は まだまだ 届か ぬ 　 くらえ |ならく||||とどか||

く しゃら くせ え

くっ

まだまだ

この

奈落 ならく

ぬ ああ

あ あ く 何 |||なん

フン ふん

何 だ こりゃ なん||

- う い ぐ ああ - フハハハ

殺生 丸 と 共に せっしょう|まる||ともに

お前 も 取り込んで しまう まで だ おまえ||とりこんで|||

何 殺生 丸 を 　 ぐ ああ なん|せっしょう|まる|||

く ぬ あ

ち まだ 無理だった の か ||むりだった||

遅かった な 犬 夜叉 おそかった||いぬ|やしゃ

殺生 丸 は 既に 我が 肉体 が 一部 せっしょう|まる||すでに|わが|にくたい||いちぶ

半 妖 の お前 の 力 など はん|よう||おまえ||ちから|

どれほど の 足し に なる か は 知ら ぬ が ||たし|||||しら||

取り込んで 我が 力 と なして やる とりこんで|わが|ちから|||

あんな 奴 と 一緒に する んじゃ ねえ ぐう |やつ||いっしょに||||

ああ

な 今度 こそ 覚悟 しや が れ 容赦 し ねえ ぜ |こんど||かくご||||ようしゃ||| くらえ

何 ああ ああ なん|| 殺生 丸 様 ぐう せっしょう|まる|さま|

殺生 丸 せっしょう|まる

え は 殺生 丸 様 ||せっしょう|まる|さま

は 奈落 よ 　 皮肉だ な |ならく||ひにくだ|

私 を 包んだ 肉 片 が わたくし||つつんだ|にく|かた|

犬 夜叉 の 風 の 傷 の 盾 に なる と は いぬ|やしゃ||かぜ||きず||たて||||

どけ 奈落 は 俺 が 倒す |ならく||おれ||たおす

こや つ は 私 の 獲物 だ |||わたくし||えもの|

は ふざけ ん な て め え は いつも いつも

ん お前 ら ２ 人 と も 取り込んで くれよう |おまえ||じん|||とりこんで| 何 ハハハ くらえ なん|| ち く ふ ぐう フフフ

いつまでも わし の 攻撃 から 逃げ 切れる もの か |||こうげき||にげ|きれる||

往生 際 の 悪い 奴 だ ぜ おうじょう|さい||わるい|やつ||

フン ふん

ふ ああ

これ で くたばり や がれ

何 ぐ あ なん|| とどめ だ

う 私 の 獲物 だ と 言った だろう |わたくし||えもの|||いった| 何 ？ なん

た あ

うわ ぐう が ぐ

ぐう う う

く く 瘴気 ||しょうき 殺生 丸 様 せっしょう|まる|さま

今日 の ところ は 退散 いたし ます きょう||||たいさん||

く ぐう

ん う ぅ ー 　 バカ が |||-|ばか| - 私 から 逃げ られる と でも 思って いる の か - フフ わたくし||にげ||||おもって||||

- う う - ハハハ 殺生 丸 様 |||せっしょう|まる|さま

変化 して わし を 追う より も へんか||||おう||

お 連れ の 小 娘 を 早く 迎え に 行った 方 が よい |つれ||しょう|むすめ||はやく|むかえ||おこなった|かた||

う あ 琥珀 ？ ||こはく どうした の ？

連れ の 小 娘 何 の こと だ つれ||しょう|むすめ|なん|||

りん は 今 琥珀 と いう 者 と 一緒に いる ||いま|こはく|||もの||いっしょに|

ん 琥珀 だ と |こはく||

それ が どういう こと か 犬 夜叉 |||||いぬ|やしゃ

貴 様 なら 想像 が 付く だろう とうと|さま||そうぞう||つく|

- フハハ - く

琥珀 こはく

殺生 丸 の 完全なる 妖怪 の 力 せっしょう|まる||かんぜんなる|ようかい||ちから

あと わずかで 取り込めた もの を ||とりこめた||

全て の 誤算 は 犬 夜叉 すべて||ごさん||いぬ|やしゃ

まさか 奴 が ここ まで やる と は |やつ||||||

やはり 奈落 一筋縄 で は いか ねえ |ならく|ひとすじなわ||||

く 　 消えた |きえた

奈落 の 気配 が 完全に 消え ち まった ならく||けはい||かんぜんに|きえ||

あれ だけ の 手 傷 を 負って 一体 どこ に |||て|きず||おって|いったい||

おう 殺生 丸 お前 人質 でも 取ら れて ん の か |せっしょう|まる|おまえ|ひとじち||とら||||

りん って の は お前 の 知り合い か ||||おまえ||しりあい|

りん を さらった の は 逃げる 時間 を 稼ぐ ため か |||||にげる|じかん||かせぐ||

奈落 つくづく 姑息な 奴 だ ならく||こそくな|やつ|

て おい

ん ？　 ああ

あ 殺生 丸 様 置いて 行か ない で |せっしょう|まる|さま|おいて|いか||

こら

ん ？　 あ い 犬 夜叉 |||いぬ|やしゃ

おう 邪 見 説明 し な |じゃ|み|せつめい||

奈落 と 殺生 丸 の 間 に 何 が あった ならく||せっしょう|まる||あいだ||なん||

ヘ 貴 様 ごとき 半 妖 に 話す こと など 無 いわい |とうと|さま||はん|よう||はなす|||む|

話せば 長い こと ながら はなせば|ながい||

短く 話せ みじかく|はなせ

ガアア

- 向かって くる ぞ - う むかって|||

く 飛来 骨 |ひらい|こつ

ギャアア

- ふ - グアア グオ

やはり こいつ ら

我々 を あそこ に 近づけ まい と われわれ||||ちかづけ||

あ あれ は

やっぱり 琥珀 くん 女の子 を 連れて る |こはく||おんなのこ||つれて|

あの 女の子 いつか 見た |おんなのこ||みた

- 琥珀 - あ こはく|

キィイイーッ

畜生 邪魔だ ちくしょう|じゃまだ

ギャア

- えい 　 は あ - ギャア

ガア

追わ なきゃ おわ|

かご め

え グオオ は 散 魂 鉄 爪 |ち|たましい|くろがね|つめ ガアア

う 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

かご め ここ に 琥珀 が いたんだ な ||||こはく|||

まだ 間に合う わ 　 四 魂 の かけら の 気配 は 遠く ない |まにあう||よっ|たましい||||けはい||とおく|

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

先 に 行く ぜ 急いだ 方 が よ さ そうだ さき||いく||いそいだ|かた||||そう だ

琥珀 くん は 奈落 に 操ら れて こはく|||ならく||あやつら|

ああ

恐らく 奈落 は 琥珀 に 暗示 を かけて る はずだ おそらく|ならく||こはく||あんじ||||

人質 を 殺せ と な ひとじち||ころせ||

奈落 の 野郎 殺生 丸 から 逃げる 時間 を 稼ぐ ため ならく||やろう|せっしょう|まる||にげる|じかん||かせぐ|

そんな 仕掛け まで し と いたんだ |しかけ||||

じゃあ 琥珀 くん が 連れて た 女の子 は 殺生 丸 の |こはく|||つれて||おんなのこ||せっしょう|まる|

人間 なんて 虫けら くらい に しか 思って ない 殺生 丸 が にんげん||むしけら||||おもって||せっしょう|まる|

人間 の ガキ 連れて ん の も 信じ られ ねえ が 奴 が にんげん||がき|つれて||||しんじ||||やつ|

自分 の こと を こけ に し や がった じぶん||||||||

奈落 の 手下 を 見逃す はず が ねえ んだ ならく||てした||みのがす||||

殺生 丸 は 琥珀 を 殺す せっしょう|まる||こはく||ころす

珊瑚 ちゃん の 弟 を さんご|||おとうと|

犬 夜叉 の お 兄さん が 殺す なんて いぬ|やしゃ|||にいさん||ころす|

く どう 転んで も 皆 が 嫌な 思い を する 仕組み だ ||ころんで||みな||いやな|おもい|||しくみ|

殺生 丸 より 先 に 琥珀 くん に 追い付か なくちゃ せっしょう|まる||さき||こはく|||おいつか|

ああ

殺生 丸 を 止め られる の は 俺 しかい ねえ せっしょう|まる||とどめ||||おれ||

ねえ 何で 逃げて きた の ？ |なんで|にげて||

お 屋敷 の 外 に 誰 かいた ね |やしき||がい||だれ||

これ から どこ 行く の ？ |||いく|

ねえ 琥珀 |こはく

は ん ？ 殺せ ころせ

は あ あ こ 琥珀 ？ ||||こはく き ゃっ え

ど どう しちゃ った の 琥珀 |||||こはく

き ゃ き ゃ ああ う っ

殺せ ころせ

ほう 歯 向かう 気 か |は|むかう|き|

琥珀 この こはく|

う ぐう

何 やって ん だて め え なん|||||

は あ は あ は あ

は 大丈夫 よ この 子 気絶 して る だけ だ わ |だいじょうぶ|||こ|きぜつ||||| ふう 間に合った か |まにあった|

聞いた とおり だ 殺生 丸 琥珀 に は 手 を 出す な きいた|||せっしょう|まる|こはく|||て||だす|

無駄だ 犬 夜叉 　 貴 様 が 邪魔 立て した ところ で むだだ|いぬ|やしゃ|とうと|さま||じゃま|たて|||

その 小僧 は どう あって も 私 の 爪 に かかり たい らしい |こぞう|||||わたくし||つめ||||

く く これ も 奈落 の 暗示 か ||||ならく||あんじ| 殺生 丸 を 挑発 して 殺さ れろ と せっしょう|まる||ちょうはつ||ころさ||

ふい

く な

フ 小僧 の 武器 を 振り払う と は |こぞう||ぶき||ふりはらう||

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

貴 様 が そんなに 兄 思い と は 知ら なかった な とうと|さま|||あに|おもい|||しら||

何 寝言 言って や がる なん|ねごと|いって||

て め え その 手 離さ ねえ と たた っ 斬る ぞ ||||て|はなさ|||||きる|

やめて 殺生 丸 |せっしょう|まる

やめろ 殺生 丸 |せっしょう|まる

この 小僧 |こぞう

苦しみ も 恐れ も 無い くるしみ||おそれ||ない

気 に 食わ んな この 目つき き||くわ|||めつき

ん あ - あ う うん - あ 気 が 付いた ？ き||ついた

あ 殺生 丸 様 |せっしょう|まる|さま

ん ？　 あ

琥珀 こはく

えっ

おい 追わ ねえ の か |おわ|||

ん 神楽 ？ |かぐら

あの ありがとう

琥珀 くん を 許して くれて こはく|||ゆるして|

あの 小僧 は 私 に 殺さ れよう と して いた |こぞう||わたくし||ころさ||||

殺生 丸 お前 気付いて た の か せっしょう|まる|おまえ|きづいて|||

奈落 の 下ら ん 思惑 に 乗り たく なかった だけ だ ならく||くだら||おもわく||のり||||

- あ - え へ

さよなら

付いて っちゃ った ついて||

そう 琥珀 は また 行った の |こはく|||おこなった|

すま ねえ

俺 が 奈落 を 倒して いれば 琥珀 だって おれ||ならく||たおして||こはく|

う うん あたし たち が 止めて いれば |||||とどめて|

仕方 無い よ しかた|ない|

それ でも 生きて さえ いれば ||いきて||

奈落 の 奴 どこ へ 消え ち ま いやがった ならく||やつ|||きえ|||

あれ だけ の 傷 だ まともに 結 界 さえ 張れ ねえ だろう に |||きず|||けつ|かい||はれ|||

一体 いったい

奈落 の 奴 ならく||やつ

城 を 残した まま 結 界 を 解いた の か しろ||のこした||けつ|かい||といた||

それ は この 城 を 捨てた と いう こと |||しろ||すてた|||

また どこ か 別の 地 に 身 を 隠した と いう こと か |||べつの|ち||み||かくした||||

おかしい 以前 なら |いぜん|

奴 が どこ に 隠れよう と やつ||||かくれよう|

私 に は 結 界 の 気配 が 感じ られた わたくし|||けつ|かい||けはい||かんじ|

それなのに まるで 消え失せた ように ||きえうせた|よう に

奈落 の 気配 が 無くなって いる ならく||けはい||なくなって|

これ は 何 か ある ||なん||

くそ 奈落 の 野郎 あと 一 歩 の ところ まで 追い詰めた って の によ |ならく||やろう||ひと|ふ||||おいつめた|||

あー あ 本当に よかった の か な 現代 に 帰って きちゃ って ||ほんとうに|||||げんだい||かえって||

ん ？

あれ ？

おい かご め 俺 たち 入れ替わって ねえ か |||おれ||いれかわって||

本当だ これ じゃ ちゃんと 予告 が 出来 ない わ ほんとうだ||||よこく||でき||

しょうが ねえ そのまま や っち まえ

次回 犬 夜叉 「 現代 と 戦国 の はざま 」 じかい|いぬ|やしゃ|げんだい||せんごく||

お楽しみ に ね おたのしみ||

俺 は テスト なんか やら ねえ ぞ おれ||てすと||||

あ 元 に 戻った |もと||もどった

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ