×

Ми використовуємо файли cookie, щоб зробити LingQ кращим. Відвідавши сайт, Ви погоджуєтесь з нашими правилами обробки файлів «cookie».

image

ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン13 - 289 - 雷刀!! 林檎雨由利

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 13 - 289 - 雷 刀 !! 林檎 雨 由利

( カカシ ) 敵 の 気配 が 消えた 。

( ガイ ) 味方 も 見当たら ない が 戦力 が 散り すぎて いる 。

各 部隊 を 集結 さ せる べきだろう 。

そう だ な 。

カカシ 隊長 。

ユルイ の 部隊 から 救援 要請 です 。

オモイ が いる 部隊 か … どうした ?

現在 林檎 雨 由利 と 交戦 中 と の こと です 。

林檎 雨 由利 …。

忍 刀 七 人 衆 雷 刀 牙 の 使い 手 か 。

俺 が 行く 。 俺 も 行こう 。

林檎 雨 由利 は 雷 遁 使い だ 。

俺 の 雷 遁 で 相殺 できる かも しれ ない 。

( 雨 由利 ) みんな 隠れて ないで 。

誰 か 私 の ハート を ビビ っと さ せる ヤツ は い ない の ?

雷 遁 雷 牙 !

( 悲鳴 )

臆病 者 は タイプ じゃ ない よ 。

( ユルイ ) まだ 増 援 は 来 ない の か ?

お 仕 置き に 全員 黒焦げ に して あげる 。

雷 遁 サンダーゲート !

うわ ~!

( ヌルイ ) ユルイ !

しっかり しろ ユルイ !

( ユルイ ) ダメだ … もう 暗く なって きて や がる …。

あきらめる な ユルイ 。 もう すぐ 増 援 が 来る ぞ 。

ヌルイ あと を 頼んだ …。

ユルイ ユルイ !

( オモイ ) くそ っ もう うんざり だ 。

何 人 死んだ んだ !

これ が 戦争 な の か よ …。

生き残った の は たった これ だけ か 。

どうやら その ようです ね 。

これ から は 俺 が 指揮 を とる 。

この 中 じゃ 俺 が いちばん 先輩 だ から な 。

( カユイ ) 林檎 雨 由利 は 別 方向 の 小 隊 を 追って った 。

すぐに 戻って くる ぞ 。

早く どう する か 決め ない と 。

それ は 決まって る 退却 だ 。

逃げ出す んです か ?

たかだか 忍 刀 1 人 に 。

まさか 林檎 雨 由利 と やりあおう なんて こと →

言い出す んじゃ ねえ だろう な 。

それ は …。

お前 らしく ねえ な オモイ 。

お前 は 俺 と 同じ 慎重 派 だ と 思って た んだ が 。

戦争 は 敵討ち の 場 じゃ ねえ 。

それ に 忍 刀 と 俺 たち が やりあった って →

勝てる わけ ねえ だ ろ 。 アイツ ら は 象 か 虎 。

俺 たち は ただ の アリンコ だ 。

じゃあ 何の ため に 俺 たち は いる んです ?

うぬぼれる な オモイ 英雄 に でも なった つもり か ?

とにかく ここ の 指揮 官 は 俺 だ 。

林檎 雨 由利 を 牽制 し つつ 撤退 する 。

つま ん ない の 誰 も 私 を ビビッ と さ せて くれ ない 。

そう いえば まだ 向こう に 2~3 匹 残って た っけ 。

私 の タイプ い ない か なぁ ?

先ほど 見えた 落雷 。

林檎 雨 由利 の 雷 遁 の 術 に 間違い な さ そうだ な 。

一瞬 で この 広範囲 を …。

これ で は 中 忍 クラス が 100 人 がかり でも 勝て まい 。

わから ない よ こんな とき だ から こそ →

隠れた 英雄 が 出る かも しれ ない 。

散り 散り に なった 小 隊 たち に →

生きて て ほしい と いう 気持 は わかる が な →

現状 を 見る と 今 は 気休め に しか 聞こえ ん 。

とにかく 戦い の 跡 から して 林檎 雨 由利 は 北上 して る 。

その先 に 生き残り が いる はずだ 。 急ごう !

《 クソッ ! このまま どんどん 逃げて 結局 世界 一 周 しち まって →

何 周 も 何 周 も 逃げ回る うち に →

なんで 戦い を 続けて ん の かも 忘れて →

誰 も 俺 が 生きて いる なんて 思わ なく なって …。

俺 は ただ 死ぬ まで ずっと 逃げ 続けて て …。

そんな こと なら いっそ …》

隊長 まだ 退却 を 続ける つもりな んです か ?

逃げて いれば 援軍 が 来て →

ヤツ を なんとか して くれる かも しれ ねえ 。

《 チッ 他力 本願 か よ 》

何 やって る んです か ?

逃げる っつ って も 戦った 体裁 は と っと か ねえ と →

戦争 が 終わった とき 何 言わ れる か わから ねえ から な 。

《 くだら ねえ 見栄 か よ 。

それ に こんな バレバレ の 罠 。

敵 に 俺 たち の 逃げて いる 方向 を 知らせる ような もん だ ぜ 。

やっぱり コイツ なんか に ついていったら →

ろくな こと に なら ねえ 》

《 フフフ ! 私 から 逃げよう った って 無理な んだ から 》

何 よ この 罠 !

私 の こと ナメ てる わけ ?

絶対 に 逃がさ ない んだ から !

そもそも 林檎 雨 由利 って の は どんな ヤツ な んです ?

雷 遁使 い の 天才 と 呼ば れた 女 だ 。

不治 の 病 で 早死に した らしい が →

狙った 獲物 は 絶対 に 逃がさ なかった って 噂 だ 。

逃げ 切れ ない 相手 ?

余計な こと を 言う な カユイ !

ヌルイ … アンタ それ が わかって て !

来た ぞ !

クソッ ! 思って た より 速かった な 。

《 そら 追いつか れる さ 。 こんな ヌルイ こと して たら !》

おお っ !

うわ っ !

♪~

逃げ 切れ ない !

戦い ましょう ! いい や ダメだ !

それ じゃ いつまで 逃げる つもりな んです ?

ヤツ から は 逃げ 切れ ない んでしょ !

そんな こと は わかって る !

わかって る って …。

俺 たち の 命 は な アンタ に かかって る んだ ぞ !

だから 退却 して いる 。

アンタ それ で 忍 か !

死んで った 仲間 の こと を 考えた こと が ある の か !

オモイ ! お前 は ヌルイ を 誤解 して る 。

ヌルイ ! アンタ も アンタ だ !

どうして …。 ( ヌルイ ) 黙れ カユイ !

俺 は … もう 逃げる なんて ごめん だ !

オモイ …。

知って る んだ ぜ ヌルイ 。

里 で の アンタ の 評判 くらい 。

オモイ ! その へんに し とけ !

アンタ は 慎重な ふり して る 臆病 者 だって 。

俺 は 慎重 派 だ が 臆病 者 じゃ ねえ !

やめろ オモイ ! 今 戦って も ムダ だ 。

俺 たち は 英雄 に なる なんて こと は でき ねえ んだ よ !

そんな こと 言わ れ なくて も わかって ます よ !

でも ずっと ちらつく んだ 。

さっき 死んで った ユルイ の 顔 が 。

たとえ 逃げのびた って →

俺 は そんな もの を 見 続け ながら 生きて いく なんて ごめん だ !

やめろ オモイ 今 戦って も ムダ だ 。

俺 たち は 英雄 に なる なんて こと は でき ねえ んだ よ 。

そんな こと 言わ れ なくて も わかって ます よ !

でも ずっと ちらつく んだ 。

さっき 死んで った ユルイ の 顔 が 。

例え 逃げのびた って →

俺 は そんな もの を 見 続け ながら 生きて いく なんて ごめん だ 。

オモイ !

どうやら まだ 林檎 雨 由利 は 誰 か を 追って いる ようだ 。

でも まずい ね 。

この先 に 忍 連合 の 部隊 は 誰 も い ない 。

追わ れて る 側 は ますます 孤立 する だけ だ 。

急ごう !

う お ~!

や ~ ん いる じゃ ない 。

私 に 向かって きて くれる 人 が 。

ユルイ の 敵 !

なに ? もう 逃げ出しちゃ うの ?

結局 この 程度 …。

なんて な 雲 流 騙し 斬り !

って 騙さ れる か !

雷 刀 術 落雷 !

う お ~!

《 強 え … コイツ に 勝つ に は →

ビー 様 に 教わった あれ を 使う しか 》

(( ビー : 俺 の 剣 術 自慢 。

チケット 1万 さばいて くれたら 俺 のど 自慢 。

お前 だって 腕 自慢 。

それ で 本当に ビー 様 。

教えて くれる んでしょう ね ? 必殺 の 剣 。

(( っ つうか 雲隠れ に 1万 人 も いる の か ?))

はっきり ズバリ お前 の 剣 術 パワー も キレ も 中 の チュー 。

俺 は ラップ に 夢中の チュー 。

つまり 俺 は まるで 普通 だって こと です か ?

だけど 騙し 斬り だけ センスキラリ 。

それ を ノラリクラリ 伸ばす 展開 それ が 俺 の 限界 。

ようするに 俺 の 裏 斬り を もっと 工夫 する わけです ね ?

イエー ))

《 それ が この 術 裏 霞 斬り 》

また 向かって くる 気 ?

ちょっと は 骨 が あり そうじゃ ない 。

《 この 剣 は どこ から 出て くる か 太刀 筋 を 読ま せ ない 剣 》

ワオ ! 《 この 術 の 本気 は ここ から だ 》

《 俺 流 裏 霞 斬り 改 》

( オモイ ) これ なら かわせ ねえ !

( 雨 由利 ) 全部 オトリ ? とった !

雷 遁 爆雷 !

うわ !

けっこう やる わ ね 。

普通の 人 なら やられて た けど →

ごめん ね 私す ん ごく 強く って 。

( ヌルイ ) オモイ !

今 は 殺さ ないで いて あげる 。

だって 私 好きな もの は 最後に 食べる タイプ な の 。

来る な ! ヌルイ カユイ !

ヌルイ …。

ヌルイ 大丈夫 か ヌルイ ?

この 余計な こと しや が って 。

すまない 俺 の ため に 。

そう さ 全部 ぶち壊し だ ぜ 。

いい か よく 聞け オモイ 。

見つけた !

逃がさ ない んだ から 。

《 ダメだ 勝てる 気 が し ねえ 。 つうか 俺 じゃ 勝て ねえ !》

大丈夫 か カユイ ! はい 。

他 に まだ 誰 か いる の か ?

ヌルイ と オモイ が この先 に 。

林檎 雨 由利 も そこ か 。

そこ で ヤツ を 仕留め ます 。

《 ヌルイ の 言う とおり だ !

俺 に は 最初 から 逃げる しか 方法 は なかった !

俺 は 英雄 じゃ ねえ ! なんて バカだった んだ 俺 は 》

ぐ わ ~ っ !

さあ 覚悟 は いい ?

わかった よ 。 やりゃ いい んだ ろ やりゃ !

その 努力 は 認めて あげる わ 。

《 間に合って くれよ !》

コイツ は 俺 が いや 俺 たち が 倒さ なきゃ いけ ねえ んだ !

ヌルイ … ユルイ !

私 を 倒す なんて まだ そんな 寝言 言って る の ?

テメエ なんか 最初 から なめて んだ よ !

なん つったって 今日 の 飴 は 林檎 味 だ から な !

来い よ お前 の 渾身 の 術 で !

う お ~ っ !

残念 ! せっかく 私 好み の 男 だった のに 。

雷 遁 サンダーゲート !

何 これ !?

私 を 罠 に ?

ここ は もともと 底なし 沼 だ 。

一 度 はまったら 出 られる こと は ねえ 。

でも 私 の 道連れ に なって くれる なんて ステキ 。

(( ユルイ は 俺 の 親友 だった 。

公私 混同 して た の は 俺 さ 。

俺 は ユルイ の 敵 を …。

俺 たち で ヤツ を 倒す 方法 は たった 1 つ しか なかった 。

この先 に 底なし 沼 が ある 。

そこ に は 土 遁 の 蓋 が して ある 。

そこ で ヤツ が 雷 遁 を 使えば ヤツ は 底なし 沼 に 沈む 。

そこ に ヤツ を 引っ張り込む 作戦 だった 。

大戦 に 向けて あらかじめ 俺 と ユルイ と カユイ で →

いく つ か の 罠 を 作って おいた んだ 。

それ じゃあ アンタ 逃げて た わけじゃ …。

オモイ 俺 は 自分 の 力量 を 知って る 。

だが この 計画 は もう なし だ 。 逃げろ 。

林檎 雨 由利 は 俺 が ここ で 食い止める 。

そんな 体 じゃ 無理だ !

それ に ヤツ から は どうせ 逃げ られ ない んだ ろ ?

やめろ オモイ !))

オモイ !

カカシ さん ガイ さん !

なんとか 間に合った ようだ な 。

引っ張り 上げろ !

私 と 一緒に 逝って くれる んじゃ ない の ?

残念だ が また の 機会 に する よ 。

今度 生まれ変わったら 好きな もの は 最初に 食べる わ 。

もう アンタ が 生まれ変わる こと は ねえ 。

これ は 餞別 だ 。

ありがとう 。

オモイ 俺 の 名 は オモイ だ 。

オモイ …。

それ は お礼 よ 。

あの世 で 待って る わ 。

よく やった オモイ 。

お前 は 英雄 だ 。

本当の 英雄 は アンタ だ よ 。

やっぱり いる もん だ な 常に 新しい 英雄 って の が 。

いつ 見て も いい もん だ 男 の 熱い 友情 は 。

( い の いち ) カカシ ガイ 聞いて くれ 。

お前たち に は 先 に 連絡 して おく 。

今 ナルト と ビー が 戦場 に 向かって いる 。

我々 の 説得 も ナルト に は 効か なかった ようだ 。

だが これ を 機会 に 戦況 を 一気に 立て直す 。

以上 だ 。

聞いた か ? カカシ 。

あぁ とうとう 動き出した ようだ ね 。

俺 たち が 待ちかねて いた 英雄 たち も 。

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 13 - 289 - 雷 刀 !! 林檎 雨 由利 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|かみなり|かたな|りんご|あめ|ゆり NARUTO Shippuden Season 13 - 289 - Lightning Sword!! Ringo Ame Yuri

( カカシ ) 敵 の 気配 が 消えた 。 |てき||けはい||きえた

( ガイ ) 味方 も 見当たら ない が 戦力 が 散り すぎて いる 。 |みかた||みあたら|||せんりょく||ちり||

各 部隊 を 集結 さ せる べきだろう 。 かく|ぶたい||しゅうけつ|||

そう だ な 。

カカシ 隊長 。 |たいちょう

ユルイ の 部隊 から 救援 要請 です 。 ||ぶたい||きゅうえん|ようせい| A request for help from Yurui's unit.

オモイ が いる 部隊 か … どうした ? |||ぶたい||

現在   林檎 雨 由利 と 交戦 中 と の こと です 。 げんざい|りんご|あめ|ゆり||こうせん|なか||||

林檎 雨 由利 …。 りんご|あめ|ゆり

忍 刀 七 人 衆 雷 刀   牙 の 使い 手 か 。 おし|かたな|なな|じん|しゅう|かみなり|かたな|きば||つかい|て| A user of the Seven Ninja Swords, Thunder Swords, and Fangs?

俺 が 行く 。 俺 も 行こう 。 おれ||いく|おれ||いこう

林檎 雨 由利 は   雷 遁 使い だ 。 りんご|あめ|ゆり||かみなり|とん|つかい|

俺 の 雷 遁 で 相殺 できる かも しれ ない 。 おれ||かみなり|とん||そうさい||||

( 雨 由利 ) みんな 隠れて ないで 。 あめ|ゆり||かくれて|

誰 か 私 の ハート を ビビ っと さ せる ヤツ は い ない の ? だれ||わたくし||はーと||||||やつ||||

雷 遁   雷 牙 ! かみなり|とん|かみなり|きば

( 悲鳴 ) ひめい

臆病 者 は タイプ じゃ ない よ 。 おくびょう|もの||たいぷ|||

( ユルイ ) まだ 増 援 は 来 ない の か ? ||ぞう|えん||らい|||

お 仕 置き に 全員   黒焦げ に して あげる 。 |し|おき||ぜんいん|くろこげ|||

雷 遁   サンダーゲート ! かみなり|とん|

うわ ~!

( ヌルイ ) ユルイ !

しっかり しろ   ユルイ !

( ユルイ ) ダメだ … もう 暗く なって きて や がる …。 |だめだ||くらく||||

あきらめる な   ユルイ 。 もう すぐ 増 援 が 来る ぞ 。 |||||ぞう|えん||くる|

ヌルイ   あと を   頼んだ …。 |||たのんだ

ユルイ   ユルイ !

( オモイ ) くそ っ   もう うんざり だ 。

何 人 死んだ んだ ! なん|じん|しんだ| How many people died!

これ が   戦争 な の か よ …。 ||せんそう||||

生き残った の は たった これ だけ か 。 いきのこった|||||| Is this the only one that survived?

どうやら   その ようです ね 。

これ から は   俺 が 指揮 を とる 。 |||おれ||しき||

この 中 じゃ 俺 が いちばん 先輩 だ から な 。 |なか||おれ|||せんぱい|||

( カユイ ) 林檎 雨 由利 は 別 方向 の 小 隊 を 追って った 。 |りんご|あめ|ゆり||べつ|ほうこう||しょう|たい||おって|

すぐに 戻って くる ぞ 。 |もどって||

早く   どう する か 決め ない と 。 はやく||||きめ||

それ は 決まって る   退却 だ 。 ||きまって||たいきゃく|

逃げ出す んです か ? にげだす|ん です|

たかだか 忍 刀 1 人 に 。 |おし|かたな|じん|

まさか   林檎 雨 由利 と やりあおう なんて こと → |りんご|あめ|ゆり||||

言い出す んじゃ ねえ だろう な 。 いいだす||||

それ は …。

お前 らしく ねえ な   オモイ 。 おまえ||||

お前 は   俺 と 同じ 慎重 派 だ と 思って た んだ が 。 おまえ||おれ||おなじ|しんちょう|は|||おもって|||

戦争 は   敵討ち の 場 じゃ ねえ 。 せんそう||かたきうち||じょう||

それ に 忍 刀 と 俺 たち が やりあった って → ||おし|かたな||おれ||||

勝てる わけ ねえ だ ろ 。 アイツ ら は   象 か 虎 。 かてる||||||||ぞう||とら

俺 たち は   ただ の アリンコ だ 。 おれ||||||

じゃあ   何の ため に 俺 たち は   いる んです ? |なんの|||おれ||||ん です

うぬぼれる な   オモイ 英雄 に でも なった つもり か ? |||えいゆう|||||

とにかく   ここ の 指揮 官 は 俺 だ 。 |||しき|かん||おれ|

林檎 雨 由利 を 牽制 し つつ 撤退 する 。 りんご|あめ|ゆり||けんせい|||てったい|

つま ん ない の 誰 も 私 を   ビビッ と さ せて くれ ない 。 ||||だれ||わたくし|||||||

そう いえば   まだ   向こう に 2~3 匹   残って た っけ 。 |||むこう||ひき|のこって||

私 の タイプ い ない か なぁ ? わたくし||たいぷ||||

先ほど 見えた 落雷 。 さきほど|みえた|らくらい

林檎 雨 由利 の 雷 遁 の 術 に 間違い な さ そうだ な 。 りんご|あめ|ゆり||かみなり|とん||じゅつ||まちがい|||そう だ|

一瞬 で この 広範囲 を …。 いっしゅん|||こうはんい|

これ で は   中 忍 クラス が 100 人 がかり でも 勝て まい 。 |||なか|おし|くらす||じん|||かて|

わから ない よ こんな とき だ から こそ →

隠れた 英雄 が 出る かも しれ ない 。 かくれた|えいゆう||でる|||

散り 散り に なった 小 隊 たち に → ちり|ちり|||しょう|たい||

生きて て ほしい と いう 気持 は わかる が な → いきて|||||きもち||||

現状 を 見る と 今 は 気休め に しか 聞こえ ん 。 げんじょう||みる||いま||きやすめ|||きこえ|

とにかく 戦い の 跡 から して 林檎 雨 由利 は 北上 して る 。 |たたかい||あと|||りんご|あめ|ゆり||ほくじょう||

その先 に   生き残り が いる はずだ 。 急ごう ! そのさき||いきのこり||||いそごう

《 クソッ !  このまま   どんどん 逃げて 結局   世界 一 周 しち まって → |||にげて|けっきょく|せかい|ひと|しゅう||

何 周 も   何 周 も 逃げ回る うち に → なん|しゅう||なん|しゅう||にげまわる||

なんで 戦い を 続けて ん の かも 忘れて → |たたかい||つづけて||||わすれて

誰 も 俺 が 生きて いる なんて 思わ なく なって …。 だれ||おれ||いきて|||おもわ||

俺 は   ただ 死ぬ まで ずっと 逃げ 続けて て …。 おれ|||しぬ|||にげ|つづけて|

そんな こと なら   いっそ …》

隊長   まだ 退却 を 続ける つもりな んです か ? たいちょう||たいきゃく||つづける||ん です|

逃げて いれば   援軍 が 来て → にげて||えんぐん||きて

ヤツ を   なんとか して くれる かも しれ ねえ 。 やつ|||||||

《 チッ   他力 本願 か よ 》 |たりき|ほんがん||

何 やって る んです か ? なん|||ん です|

逃げる っつ って も 戦った 体裁 は と っと か ねえ と → にげる||||たたかった|ていさい||||||

戦争 が 終わった とき 何 言わ れる か   わから ねえ から な 。 せんそう||おわった||なん|いわ||||||

《 くだら ねえ   見栄 か よ 。 ||みえ||

それ に   こんな バレバレ の 罠 。 |||||わな

敵 に 俺 たち の 逃げて いる 方向 を 知らせる ような もん だ ぜ 。 てき||おれ|||にげて||ほうこう||しらせる||||

やっぱり   コイツ なんか に ついていったら →

ろくな こと に なら ねえ 》

《 フフフ !  私 から 逃げよう った って 無理な んだ から 》 |わたくし||にげよう|||むりな||

何 よ   この 罠 ! なん|||わな

私 の こと   ナメ てる わけ ? わたくし|||||

絶対 に 逃がさ ない んだ から ! ぜったい||にがさ|||

そもそも   林檎 雨 由利 って の は どんな ヤツ な んです ? |りんご|あめ|ゆり|||||やつ||ん です

雷 遁使 い の 天才 と 呼ば れた 女 だ 。 かみなり|とんし|||てんさい||よば||おんな|

不治 の 病 で 早死に した らしい が → ふじ||びょう||はやじに|||

狙った 獲物 は 絶対 に 逃がさ なかった って 噂 だ 。 ねらった|えもの||ぜったい||にがさ|||うわさ|

逃げ 切れ ない 相手 ? にげ|きれ||あいて

余計な こと を 言う な   カユイ ! よけいな|||いう||

ヌルイ …  アンタ それ が わかって て !

来た ぞ ! きた|

クソッ !  思って た より 速かった な 。 |おもって|||はやかった|

《 そら 追いつか れる さ 。 こんな ヌルイ こと して たら !》 |おいつか|||||||

おお っ !

うわ っ !

♪~

逃げ 切れ ない ! にげ|きれ|

戦い ましょう ! いい や   ダメだ ! たたかい||||だめだ

それ じゃ   いつまで 逃げる つもりな んです ? |||にげる||ん です

ヤツ から は   逃げ 切れ ない んでしょ ! やつ|||にげ|きれ||

そんな こと は わかって る !

わかって る って …。

俺 たち の 命 は な アンタ に かかって る んだ ぞ ! おれ|||いのち||||||||

だから 退却 して いる 。 |たいきゃく||

アンタ   それ で 忍 か ! |||おし|

死んで った 仲間 の こと を 考えた こと が ある の か ! しんで||なかま||||かんがえた|||||

オモイ !  お前 は ヌルイ を 誤解 して る 。 |おまえ||||ごかい||

ヌルイ !  アンタ も アンタ だ !

どうして …。 ( ヌルイ ) 黙れ カユイ ! ||だまれ|

俺 は …  もう 逃げる なんて ごめん だ ! おれ|||にげる|||

オモイ …。

知って る んだ ぜ   ヌルイ 。 しって||||

里 で の   アンタ の 評判 くらい 。 さと|||||ひょうばん|

オモイ !  その へんに し とけ !

アンタ は   慎重な ふり して る 臆病 者 だって 。 ||しんちょうな||||おくびょう|もの|

俺 は 慎重 派 だ が   臆病 者 じゃ ねえ ! おれ||しんちょう|は|||おくびょう|もの||

やめろ   オモイ ! 今   戦って も   ムダ だ 。 ||いま|たたかって||むだ|

俺 たち は   英雄 に なる なんて こと は でき ねえ んだ よ ! おれ|||えいゆう|||||||||

そんな こと 言わ れ なくて も わかって ます よ ! ||いわ||||||

でも   ずっと   ちらつく んだ 。

さっき 死んで った   ユルイ の 顔 が 。 |しんで||||かお|

たとえ 逃げのびた って → |にげのびた|

俺 は   そんな もの を 見 続け ながら 生きて いく なんて   ごめん だ ! おれ|||||み|つづけ||いきて||||

やめろ   オモイ 今   戦って も ムダ だ 。 ||いま|たたかって||むだ|

俺 たち は 英雄 に なる なんて こと は でき ねえ んだ よ 。 おれ|||えいゆう|||||||||

そんな こと   言わ れ なくて も わかって ます よ ! ||いわ||||||

でも   ずっと   ちらつく んだ 。

さっき 死んで った ユルイ の 顔 が 。 |しんで||||かお|

例え   逃げのびた って → たとえ|にげのびた|

俺 は   そんな もの を 見 続け ながら 生きて いく なんて ごめん だ 。 おれ|||||み|つづけ||いきて||||

オモイ !

どうやら   まだ 林檎 雨 由利 は 誰 か を 追って いる ようだ 。 ||りんご|あめ|ゆり||だれ|||おって||

でも   まずい ね 。

この先 に 忍 連合 の 部隊 は 誰 も い ない 。 このさき||おし|れんごう||ぶたい||だれ|||

追わ れて る 側 は ますます 孤立 する だけ だ 。 おわ|||がわ|||こりつ|||

急ごう ! いそごう

う お ~!

や ~ ん   いる じゃ ない 。

私 に 向かって きて くれる 人 が 。 わたくし||むかって|||じん|

ユルイ の 敵 ! ||てき

なに ?  もう 逃げ出しちゃ うの ? ||にげだしちゃ|

結局   この 程度 …。 けっきょく||ていど

なんて な 雲 流   騙し 斬り ! ||くも|りゅう|だまし|きり

って   騙さ れる か ! |だまさ||

雷 刀 術   落雷 ! かみなり|かたな|じゅつ|らくらい

う お ~!

《 強 え …  コイツ に 勝つ に は → つよ||||かつ||

ビー 様 に 教わった あれ を 使う しか 》 |さま||おそわった|||つかう|

(( ビー : 俺 の 剣 術 自慢 。 |おれ||けん|じゅつ|じまん

チケット 1万 さばいて くれたら   俺 のど 自慢 。 ちけっと|よろず|||おれ||じまん

お前 だって   腕 自慢 。 おまえ||うで|じまん

それ で 本当に   ビー 様 。 ||ほんとうに||さま

教えて くれる んでしょう ね ? 必殺 の 剣 。 おしえて||||ひっさつ||けん

(( っ つうか 雲隠れ に 1万 人 も いる の か ?)) ||くもがくれ||よろず|じん||||

はっきり ズバリ   お前 の 剣 術 パワー も キレ も   中 の チュー 。 |ずばり|おまえ||けん|じゅつ|ぱわー||きれ||なか||

俺 は   ラップ に 夢中の チュー 。 おれ||らっぷ||むちゅうの|

つまり 俺 は まるで 普通 だって こと です か ? |おれ|||ふつう||||

だけど 騙し 斬り だけ   センスキラリ 。 |だまし|きり||せんす きらり

それ を   ノラリクラリ 伸ばす 展開 それ が   俺 の 限界 。 |||のばす|てんかい|||おれ||げんかい

ようするに   俺 の 裏 斬り を もっと 工夫 する わけです ね ? |おれ||うら|きり|||くふう|||

イエー ))

《 それ が   この 術 裏 霞 斬り 》 |||じゅつ|うら|かすみ|きり

また 向かって くる 気 ? |むかって||き

ちょっと は 骨 が あり そうじゃ ない 。 ||こつ|||そう じゃ|

《 この 剣 は   どこ から 出て くる か 太刀 筋 を 読ま せ ない 剣 》 |けん||||でて|||たち|すじ||よま|||けん

ワオ ! 《 この 術 の 本気 は ここ から だ 》 ||じゅつ||ほんき||||

《 俺 流   裏 霞 斬り 改 》 おれ|りゅう|うら|かすみ|きり|かい

( オモイ ) これ なら かわせ ねえ !

( 雨 由利 ) 全部 オトリ ? とった ! あめ|ゆり|ぜんぶ||

雷 遁   爆雷 ! かみなり|とん|ばくらい

うわ !

けっこう やる わ ね 。

普通の 人 なら やられて た けど → ふつうの|じん||||

ごめん ね   私す ん ごく 強く って 。 ||わたくしす|||つよく|

( ヌルイ ) オモイ !

今 は 殺さ ないで いて あげる 。 いま||ころさ|||

だって 私   好きな もの は 最後に 食べる タイプ な の 。 |わたくし|すきな|||さいごに|たべる|たいぷ||

来る な !  ヌルイ   カユイ ! くる|||

ヌルイ …。

ヌルイ   大丈夫 か   ヌルイ ? |だいじょうぶ||

この   余計な こと しや が って 。 |よけいな||||

すまない   俺 の ため に 。 |おれ|||

そう さ   全部 ぶち壊し だ ぜ 。 ||ぜんぶ|ぶちこわし||

いい か   よく 聞け   オモイ 。 |||きけ|

見つけた ! みつけた

逃がさ ない んだ から 。 にがさ|||

《 ダメだ   勝てる 気 が し ねえ 。 つうか   俺 じゃ 勝て ねえ !》 だめだ|かてる|き|||||おれ||かて|

大丈夫 か   カユイ ! はい 。 だいじょうぶ|||

他 に   まだ 誰 か いる の か ? た|||だれ||||

ヌルイ と オモイ が   この先 に 。 ||||このさき|

林檎 雨 由利 も   そこ か 。 りんご|あめ|ゆり|||

そこ で   ヤツ を 仕留め ます 。 ||やつ||しとめ|

《 ヌルイ の 言う とおり だ ! ||いう||

俺 に は 最初 から 逃げる しか 方法 は なかった ! おれ|||さいしょ||にげる||ほうほう||

俺 は 英雄 じゃ ねえ ! なんて   バカだった んだ   俺 は 》 おれ||えいゆう||||ばかだった||おれ|

ぐ わ ~ っ !

さあ   覚悟 は いい ? |かくご||

わかった よ 。 やりゃ いい んだ ろ   やりゃ !

その 努力 は 認めて あげる わ 。 |どりょく||みとめて||

《 間に合って くれよ !》 まにあって|

コイツ は 俺 が   いや   俺 たち が 倒さ なきゃ いけ ねえ んだ ! ||おれ|||おれ|||たおさ||||

ヌルイ …  ユルイ !

私 を 倒す なんて まだ   そんな 寝言   言って る の ? わたくし||たおす||||ねごと|いって||

テメエ なんか 最初 から なめて んだ よ ! ||さいしょ||||

なん つったって 今日 の 飴 は 林檎 味 だ から な ! ||きょう||あめ||りんご|あじ|||

来い よ   お前 の 渾身 の 術 で ! こい||おまえ||こんしん||じゅつ|

う お ~ っ !

残念 !  せっかく 私 好み の 男 だった のに 。 ざんねん||わたくし|よしみ||おとこ||

雷 遁   サンダーゲート ! かみなり|とん|

何 これ !? なん|

私 を 罠 に ? わたくし||わな|

ここ は   もともと 底なし 沼 だ 。 |||そこなし|ぬま|

一 度 はまったら 出 られる こと は ねえ 。 ひと|たび||だ||||

でも 私 の 道連れ に なって くれる なんて   ステキ 。 |わたくし||みちづれ|||||すてき

(( ユルイ は   俺 の 親友 だった 。 ||おれ||しんゆう|

公私 混同 して た の は 俺 さ 。 こうし|こんどう|||||おれ|

俺 は   ユルイ の 敵 を …。 おれ||||てき|

俺 たち で ヤツ を 倒す 方法 は たった 1 つ しか なかった 。 おれ|||やつ||たおす|ほうほう|||||

この先 に 底なし 沼 が ある 。 このさき||そこなし|ぬま||

そこ に は 土 遁 の 蓋 が して ある 。 |||つち|とん||ふた|||

そこ で ヤツ が 雷 遁 を 使えば ヤツ は 底なし 沼 に 沈む 。 ||やつ||かみなり|とん||つかえば|やつ||そこなし|ぬま||しずむ

そこ に ヤツ を 引っ張り込む 作戦 だった 。 ||やつ||ひっぱりこむ|さくせん|

大戦 に 向けて   あらかじめ 俺 と ユルイ と カユイ で → たいせん||むけて||おれ|||||

いく つ か の 罠 を 作って おいた んだ 。 ||||わな||つくって||

それ じゃあ   アンタ 逃げて た わけじゃ …。 |||にげて||

オモイ   俺 は 自分 の 力量 を 知って る 。 |おれ||じぶん||りきりょう||しって|

だが   この 計画 は   もう なし だ 。 逃げろ 。 ||けいかく|||||にげろ

林檎 雨 由利 は 俺 が ここ で 食い止める 。 りんご|あめ|ゆり||おれ||||くいとめる

そんな 体 じゃ 無理だ ! |からだ||むりだ

それ に ヤツ から は どうせ 逃げ られ ない んだ ろ ? ||やつ||||にげ||||

やめろ   オモイ !))

オモイ !

カカシ さん   ガイ さん !

なんとか 間に合った ようだ な 。 |まにあった||

引っ張り 上げろ ! ひっぱり|あげろ

私 と 一緒に 逝って くれる んじゃ ない の ? わたくし||いっしょに|いって||||

残念だ が   また の 機会 に する よ 。 ざんねんだ||||きかい|||

今度   生まれ変わったら 好きな もの は 最初に 食べる わ 。 こんど|うまれかわったら|すきな|||さいしょに|たべる|

もう アンタ が 生まれ変わる こと は ねえ 。 |||うまれかわる|||

これ は 餞別 だ 。 ||せんべつ|

ありがとう 。

オモイ   俺 の 名 は オモイ だ 。 |おれ||な|||

オモイ …。

それ は   お礼 よ 。 ||お れい|

あの世 で 待って る わ 。 あのよ||まって||

よく やった   オモイ 。

お前 は 英雄 だ 。 おまえ||えいゆう|

本当の 英雄 は   アンタ だ よ 。 ほんとうの|えいゆう||||

やっぱり   いる もん だ な 常に 新しい 英雄 って の が 。 |||||とわに|あたらしい|えいゆう|||

いつ 見て も   いい もん だ 男 の 熱い 友情 は 。 |みて|||||おとこ||あつい|ゆうじょう|

( い の いち ) カカシ   ガイ   聞いて くれ 。 |||||きいて|

お前たち に は 先 に 連絡 して おく 。 おまえたち|||さき||れんらく||

今   ナルト と ビー が 戦場 に 向かって いる 。 いま|||||せんじょう||むかって|

我々 の 説得 も ナルト に は 効か なかった ようだ 。 われわれ||せっとく|||||きか||

だが   これ を 機会 に 戦況 を 一気に 立て直す 。 |||きかい||せんきょう||いっきに|たてなおす

以上 だ 。 いじょう|

聞いた か ?  カカシ 。 きいた||

あぁ とうとう 動き出した ようだ ね 。 ||うごきだした||

俺 たち が 待ちかねて いた 英雄 たち も 。 おれ|||まちかねて||えいゆう||