Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 04
( ヒッチ ) ちょっと 私 たち 離れ すぎ じゃ ない ?
( マルロ ) 離れ ない と 捜索 する 意味 が ないだ ろ
( ヒッチ ) ハア 〜 なんで あんた と こんな …
さては マルロ
私 と 二 人 っきり に なり たい んでしょ ?
ヒッチ 悪い が 俺 も お前 が 相手 で 残念だ
あ 〜 ら そう そりゃ よかった わ
( マルロ ) しかし おかしい と 思わ ない か ?
調査 兵 団 が 民間 人 を 殺して 逃げ回って る なんて
彼ら は 人類 の ため に
自分 の 命 を なげうって る 集団 な んだ ぞ
あんた ね 忘れた の ?
あいつ ら が ストヘス 区 で やった こと
あの 街 を 戦場 に 変えた こと
私 たち が いく つ も の 死体 を 運んだ こと
アニ が まだ 見つかって い ない こと
あいつ の 荷物 が まだ 私 の 部屋 に あって 邪魔な の
( マルロ ) だ が 彼ら は 潜伏 して いた 巨人 を 見つけ出して
捕らえる こと に 成功 した
そんな こと を ほか の 兵 団 に できる と 思う か ?
調査 兵 団 が このまま 解体 さ れたら 人類 は …
ん ? 静かに
水音 が する
( マルロ ) 動く な
ゆっくり こっち を 向け
調査 兵 団 だ な ?
そう だ 声 を 出す な よ
そのまま の 姿勢 で 指示 どおり に 動く …
( 着地 音 )
(2 人 ) う っ …
( リヴァイ ) そうだ ゆっくり 銃 を 前 の ヤツ に 渡せ
( アルミン ) 声 は 出さ ないで ね
♪〜
〜♪
( 牢 ( ろう ) の カギ を 開ける 音 )
( ゲラルド ) 待た せて すまなかった な エルヴィン
( カギ が 閉まる 音 )
早速 だ が 尋問 を 始め させて もらう
( ロイ ) で は 調査 兵 団 が 民間 人 を 殺害 した こと は
間違い ない と ?
( ナイル ) 状況 証拠 から 見れば な
ただ 我々 も まだ 正確な ところ を 把握 できて は い ない
( ピュレ ) つまり 捜査 は 中央 憲兵 の 主導 で 行わ れた と いう こと です か ?
おい ピュレ
すいません ドーク 師 団長
こいつ は まだ 新人 でして ね
この 壁 の 理 ( ことわり ) を 分 か っと らん のです よ
中央 憲兵 に 関わる こと は 一切 記述 し ませ ん ので
例の 新型 立体 機動 装置 に ついて も
助かる よ ロイ
( ナイル ) 新型 立体 機動 装置
散 弾 な ん ぞ 巨人 に は 無力だろう が 人 を 殺す なら それ だ
まさに 調査 兵 団 を 殺す ため だけ に ある 兵器
そして 我々 に も その 存在 が 隠さ れて いた と いう こと は
我々 は あの 銃口 が 向け られる 対象 外 で は ない と いう こと か
とにかく ヤツ ら から の 報告 が ある まで
もう 少し 待って くれ
( フレーゲル の 荒い 息 )
( ロゲール ) 待て 〜! 豚 野郎 !
( ロゲール ) バカ め そっち は 行き止まり だ
( フレーゲル ) クソ !
う っ う う …
( ワイヤー 音 )
( フレーゲル ) う あ … あ 〜!
( 部下 ) クソ い ねえ ぞ
( ロゲール ) 捜せ 捜せ
逃がす な !
( 遠ざかる 足音 )
( ハンジ ) リーブス 会長 の ご 子息 だ ね
名前 は ?
フレーゲル
( ハンジ ) よろしく フレーゲル
私 は ハンジ ・ ゾエ
早速 だ けど 憲兵 に 追わ れて る って こと は
お 父さん の 死 の 真相 を 知って る って こと だ ね ?
何 が あった か 教えて くれ
俺 が しょ ん べん 行って る 間 に 親父 ( おやじ ) は 中央 憲兵 の ヤツ ら に …
黒い コート の 長身 の 男 が 親父 を 殺した んだ
とにかく 君 が 生きて て よかった
この 真実 を 明らかに しよう
どう やって ? あんた 号外 見て ない の か ?
調査 兵 が やった と 憲兵 が 言えば そう なる んだ よ
俺 の 証言 なんか 意味 ねえ んだ
俺 が 現場 に いた こと は
もう 中央 憲兵 に は バレ ち まった みたいだ
もう 俺 の 居場所 は どこ に も ねえ
この 狭 ( せめ ) え 壁 の 中 を 逃げ回る しか 俺 の 人生 は …
クソ
まあ そう かも
だけど 私 なら そんな 人生 は 嫌だ ね
こう は 思わ ない か ? フレーゲル
一生 天敵 に おびえて
ネズミ の ように こそ こそ 生きて くぐら い なら
命 を なげうって でも その 天敵 に 一 矢 報いて やろう と
思わ ねえ よ !
誰 も が あんた ら みたいな 死 生 観 で 生きて る わけじゃ ない んだ
なにも あんた に 貶 ( けな ) さ れる ような 筋合い は ねえ よ
商会 や 家族 に 真実 を 教えて あげ たく ない の か
は あ ? そりゃ あんた ら の 都合 だ ろ
( ハンジ ) 当たり前だ ( フレーゲル ) ひ いっ
お前 も 自分 の 都合 を 通して みろ
( 住民 ) 誰 だ ? 屋根 の 上 で 騒いで る ヤツ は
( ハンジ ) さあ ついてきて もらう よ フレーゲル
嫌だ もう あんた たち は 負けた んだ
敗者 な んだ よ !
何 言って ん の ?
調査 兵 団 は いまだ 負けた こと しか ない んだ よ
( リヴァイ ) 憲兵 に 変装 して 検問 を 抜け
併せて エレン たち が 運ば れた 場所 を 探り 出す
もう こんな こと しか 思いつか ねえ と は
どの 道 時間 は ない
短期 決戦 に 懸ける しか ねえ
( ジャン ) 兵 長
ん ?
さて …
ストヘス 区 憲兵 支部 所属 マルロ ・ フロイデンベルク 2 等 兵
( マルロ ) リヴァイ 兵 長 本物 だ
( リヴァイ ) 同じく ヒッチ ・ ドリス 2 等 兵
お前 ら の 処遇 だ が …
(2 人 ) う っ
あなた たち の せい で ストヘス 区 の 人民 が
100 人 以上 死に ました
あ ?
おい
あなた たち は
自分 が 正義 の 味方 の つもりな の かも しれ ませ ん が
被害 者 や その 家族 は 突然 地獄 に 落とさ れた んです よ
ああ 知って る
あんた たち 南方 訓練 兵 団 出身 なん だって ね
アニ ・ レオンハート と 同じ
仲 良かった の ?
あっ …
( ヒッチ ) いや 友達 なんか い なかった でしょ
あいつ 暗くて 愛想 悪い し
人 と 関わる の 怖がって る ような 子 だった し
あいつ の こと まだ 何も 知ら なかった のに
あの 日 以来 見つかって ない の は
巨人 に グチャグチャ に さ れて 見分け つか なく なった から でしょ !
いい や
潜伏 して た 巨人 の 正体 が アニ ・ レオンハート だった から だ
(2 人 ) え ?
まったく 嫌に なる よ な
この 世界 の こと を 何も 知ら ねえ の は 俺 ら も みんな 同じだ
この 壁 の 中心 に いる ヤツ ら 以外 は な
お前たち は 俺 ら の 出発 と 同時に 解放 する
アニ が …
リヴァイ 兵士 長 俺 に 協力 さ せて ください
俺 に は あなた たち が 間違って いる と は 思え ませ ん
この 世界 の 不正 を 正す こと が できる の なら
俺 は 何 だって やり ます !
なんだ お前 は
お 願い し ます リヴァイ 兵 士長
ダメだ
お前 に 体制 を 敵 に 回す 覚悟 が ある か なんて
俺 に は 測れ ない
行く ぞ
サシャ 2 人 を この 辺 に 拘束 しろ
( サシャ ) はい
兵 長 ! 俺 に やら せて ください
( リヴァイ ) 任せる
止まれ
( マルロ ) ここ で 見た こと は 忘れる よ
そりゃ そうだ
お前たち は ここ で 死ぬ から な
( マルロ ) な っ … 話 が 違う ぞ
やっぱり お前 ら を 逃がす の は 危険だ
俺 の 独断 で 殺す こと に した
信じて くれ
あんた たち は 人類 を 救う ため に 戦って る と 分かって る
( マルロ ) だ ろ ? ヒッチ ( ヒッチ ) うん うん
信用 できる わけ ねえ だ ろ
特に おかっぱ お前 は ダメだ
一体 なんで そんな 髪 型 に した の か 俺 は いまいち 共感 でき ねえ !
うわ っ
ヒッチ 逃げろ
俺 の 銃 の ほう が 速い
一 か 八 か やって みる か ?
お前 の ナイフ と 俺 の 銃 どっち が 速 ( はえ ) え か
待て 俺 は 本当に 味方 だ
俺 たち に つく なんて 信じ られる わけ ねえ だ ろ
どう 考えたら 劣勢 の 俺 たち が 今 から 人類 を 救える と 思える んだ よ
じゃあ なんで あんた は
そんな 調査 兵 団 なんか やって んだ よ
俺 は 入る 兵 団 を 間違えた よ
あんた が 今 も 命 を 懸けて 戦い 続ける かぎり
俺 は あんた を 信じる
( 落ちた 音 )
う っ … ぐ わ 〜!
( マルロ ) ヒッチ !
この 馬 面 が 〜!
( マルロ ) よせ ヒッチ 彼 は 俺 を 試した だけ だ
( ヒッチ ) えっ は あ ?
( ジャン ) ハア
( マルロ ) なあ あんた
もし 俺 が ナイフ を 振り下ろして たら どう する つもりだった んだ ?
なぜ 俺 を そこ まで 信用 した ?
なんか お前 俺 の 嫌いな ヤツ と 似て た から な
あの バカに
その バカ って アニ が 言って た ヤツ と 同じ ヤツ か ?
知ら ねえ よ バカ ばっ か いる から
お互い 半端 者 ( はんぱ もん ) で 助かった な
マルロ お前 の 覚悟 は 証明 できた
あっ
これ なら リヴァイ 兵 長 も 納得 する はずだ
俺 たち に 力 を 貸して くれ
( マルロ ) あそこ が 最も 警備 が 手薄な 検問 所 です
よし あと は 俺 たち で やる
お前たち は 怪しま れ ない うち に 隊 に 戻れ
(2 人 ) はい
( リヴァイ ) マルロ ヒッチ
助かった
(2 人 ) はっ
行く ぞ
今度 は こっち から 仕掛ける
( 近づく 馬車 の 音 ) ( 憲兵 ) ん ?
う お 〜!
( 衝突 音 )
( 憲兵 たち の うめき声 )
( 物音 )
( リヴァイ ) 俺 だ
( アルミン ) 兵 長 その 人 は ?
( リヴァイ ) 中央 憲兵 だ
こいつ に は 聞く こと が ある
移動 する ぞ
( 複数 が 走る 足音 )
( 荒い 息遣い )
( ロゲール ) ヘヘヘッ
バカだ ね まったく こんな 廃虚 に 逃げ込む なんて
ちき しょう
でも 助かった よ フレーゲル ・ リーブス
お前 を 逃がし ち まった とき 俺 は もう …
本当に おしまい だ 〜!
( 泣き声 )
殺さ れる か と 思った よ ヒヒッ
じゃあ な フレーゲル あり が と な
( フレーゲル ) ひ っ は っ し … 質問 !
どうして 親父 は 殺さ れた んだ ? お前 ら 中央 憲兵 に よって
あ ? そんな こと 聞いて どう する
俺 たち は お前 の 死体 に 用 が ある だけ な んだ よ
し … 死ぬ 前 に 知り たい んだ
親父 は 何 を して あんな 目 に 遭った の か を
あ ? 知ら なかった の か ?
ヤツ は 俺 ら を 裏切って 調査 兵 団 の 側 に ついた んだ よ
う … 裏切った って
調査 兵 団 から 人 を さらう よう 中央 憲兵 が 依頼 した の か ?
俺 たち と は 別の 隊 だ が な
何にも 教えて もらえ なかった んだ な ボンクラ 息子 は 何にも
( フレーゲル ) その 依頼 断って いたら ?
( ロゲール ) そりゃ ある 程度 の 情報 を 知 っち まった し
命 は なかった だろう な
バカな ヤツ だ
従業 員 や この 街 に 固執 して なきゃ な
( フレーゲル ) あんた なんか に ゃ 分か ん ねえ よ
ん ?
知った ふうな 口 利き や がって
親父 は 俺 に 教えて くれた よ
商人 は 嗅覚 が 大事だ って な
だから 俺 は 嗅ぎ分けた
親父 たち の 無念 を 晴ら せる 人 たち を
俺 は 選んだ
どうした ん だ ? フレーゲル
最後 は 豚 らしく ピーピー 泣けよ !
お前 ら は もう 用 済み だ
上 を 見ろ マヌケ !
( ハンジ ) ふ っ !
( ハンジ ・ モブリット ) とりゃ 〜!
( 銃声 )
( ハンジ ) うりゃ !
痛 ( い ) って 〜!
( モブリット ) 分隊 長 ワイルド すぎ ます !
やった ぞ ! 聞いた か みんな
な … 調査 兵 団 なぜ ?
う っ
( 住民 ) 廃虚 に 見えた か ?
( 住民 ) あんた から 見りゃ そうだろう が 悪い な
俺 ら は こう な っち まった 所 に も まだ 住んで んだ よ
全部 聞いた ぜ 中央 憲兵 の 企 ( たくら ) み は
ここ に いる 全員 が 証人 だ
そ … それ が 何 に なる
何 が 事実 か を 決める の は 王政 だ
お前 ら 俺 に こんな こと を して ただ で 済む と 思う な よ
お前 ら は もう おしまい … う っ
みんな 安心 して くれ
この 街 は リーブス 商会 が 守る
今日 から フレーゲル ・ リーブス
俺 が 会長 だ
だから よろしく … お 願い し ます
( 拍手 )
( 住民 ) よろしく 頼む ぜ 会長
( 住民 ) 声 小 せ え ぞ
( ハンジ ) 就任 お めで と
じゃ 憲兵 を 頼んだ よ
おう
( 鳴り 続く 拍手 )
( 憲兵 ) やめろ … ( 蹴る 音 )
エレン と クリスタ は どこ だ ?
ハハ 勇ましい な
さっき の 検問 所 に いた の は まだ 右 も 左 も 分から ん 新 兵 だ
そんな の を 殴り 倒して 英雄 気取り か
それ は 気の毒な こと を した な
( うめき声 )
( リヴァイ ) 特に あんた の 口 は 気の毒でしょう が ない
まだ まともに しゃべれる うち に 口 を 使った ほう が いい ぞ
エレン と クリスタ は どこ だ ?
( せきこみ )
ムダ な んだ よ
お前 ら に できる こと は
この 壁 の 中 を 泥 クソ に まみれて 逃げ回る こと だけ だ
お前 ら が 出頭 し なければ
捕らわれた 調査 兵 は 全員 処刑 さ れる
最初 は 調査 兵 団 最高 責任 者 である エルヴィン ・ スミス から だ
( 腕 が 折れる 音 ) ぐ わ 〜!
うる せ えよ さっき の 質問 に 答え なかった 分 だ
調査 兵 団 の 命 に は 優先 順位 って もん が ある
それ を 承知 の バカ ども の 集まり が 俺 ら だ
エレン と クリスタ の 居場所 を 言え
し … 知ら ない
本当に 教え られて ない んだ
ケニー ・ アッカーマン は とても 用心深い
アッカーマン ?
( ミカサ ) ん ?
それ が ケニー ヤツ の 姓 か
( 憲兵 ) そうだ が
まあ 確かに ヤツ は 教え ねえ よ な
大事な こと は 特に
しかし 心当たり くらい ある だ ろ
思い出す まで 頑張ろう か
ひ っ よせ
まだ 骨 は 何 本 も ある こと だ しな
あんた まともじゃ ない
かも な
あっ ちから 誰 か 来 ます
複数 い ます
言った ろ 兵 長
もう ムダ な んだ よ
何もかも な
調査 兵 団 は ここ で 最後 だ
( ナイル ) なんて ザマ だ
この 間 俺 に 偉 そうに 説教 たれ といて
王 へ の 謁見 が 決まった ぞ
そこ で 調査 兵 団 の 解体 と お前 の 処分 が 下される 流れだ
ナイル か
( せきこみ )
お前 の 家 は どこ だ ?
ストヘス 区 だった か ?
マリー は …
お前 の 家族 は
元気に 暮らして いる の か ?
元気に 暮らして いる 子供 たち も マリー も
最近 は 帰れて い ない が
場所 は ウォール ・ ローゼ 東 区 だ
( エルヴィン ) そう か
何 な んだ ? この 質問 は
( エルヴィン ) ピクシス 指令 に ある こと を 委ねた
もし その とき が 来れば だ が
その とき 俺 は ただ 見て いる
選ぶ の は お前 だ
そして 彼ら だ
( デレトフ ) それ で 結局 エルヴィン から は 何も 出 なかった のだ な ?
( ゲラルド ) ああ
ニック が ウォール 教 の 司祭 だった 事実 は 知ら なかった
ヒストリア ・ レイス と いう 名前 は 本人 の 自己 申告
その 一点張り だ
( ローデリヒ ) ぬけぬけ と
( アウリール ) まあ よい
ヤツ は 既に 籠 の 中 の 鳥 だ 死 を 待つ だけ のな
( ノック )
( 一同 ) ん ? ( ドア が 開く 音 )
( 文 官 ) 失礼 し ます
エルヴィン ・ スミス が 到着 し ました
( デレトフ ) 分かった すぐに 行く
( アウリール ) ヤツ を 死刑 に し さえ すれば
全て は 元どおりだ
これ まで と 同じ ように
壁 の 秘密 は 守ら れ 壁 内 の 平和 も 守ら れる
永遠に な
( アウリール ) エルヴィン
最後に 言い残し たい こと は ある か ?
♪〜
〜♪
( アルミン ) 彼ら は 国 を 守る ため 王 を 守る ため
真実 を 隠し 続けた
しかし それ は 国民 の 反乱 を 呼ぶ こと に なる
次回 「 回答 」