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Gegege no Kitaro (1996), S01E03 GeGeGe no Kitarō

S01E03 GeGeGe no Kitarō

ご え

(カラス の 鳴き声)

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

おと

(ギタ ー の 音)

おと

(ギタ ー の 音)

おと

(ギタ ー の 音)

おと

(ギタ ー の 音)

や しゃ

(夜叉 )フフフ…。

おと

(ギタ ー の 音)

や しゃ

(夜叉 )ヘヘヘ…。

・(ギタ ー)

おとこ

(ねずみ 男 )んっ… ん ん…。

きたろう

なん

ケッ ! 鬼 太郎 が 何 だって んだ よ?

めだま

目玉 おやじ が

えら

偉 そうな こ と 言う なって。

おと

・(ギタ ー の 音)

ん?

おと

(ギタ ー の 音)

うる へえ な。

いま

なんじ

おも

今 何 時 だ と 思って や がん だ?

…った く よ。

おと

(ギタ ー の 音)

(しゃっくり)

おと

(ギタ ー の 音)

や しゃ

(夜叉 )ん?

なん

なん

まえ

何 だ 何 だ ? お前

くる

あたま

むさ苦しい 頭 しち まって よ。

さんぱつ

たまに は 散髪 行ったら

どう な んじゃ よ ? この…。

でっえ?

ご わ あ…。

めだま

(目玉 おやじ)

ごくらく

ごくらく

フーッ … いや あ 極楽 極楽。

これ ぞ まさしく

いのち

せんたく

命 の 洗濯 じゃ のう。

きたろう

(鬼 太郎 )ん?

あん?

ひ ゃ ー!

なん

な … 何 じゃ?

くさ

つつ

その ゴミ 臭い 包み は。

カラス が

なに

とど

何 か を 届けて くれた んでしょう。

なかみ

たし

中身 を 確かめて み ない と。

これ は…。

なん

何 じゃ?

どうやら

おとこ

ねずみ 男 の もの らしい な。

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息)

むすめ

きたろう

きたろう

(ねこ 娘 )鬼 太郎 鬼 太郎!

たいへん

たいへん

大変だ よ 大変!

あら

いき

(荒い 息)

むすめ

どうした ? ねこ 娘。

あら

いき

(荒い 息)

むすめ

たいへん

(ねこ 娘 )大変な んだ…。

おとこ

たいへん

ねずみ 男 が 大変な んだ よ!

かえ

返して くれ…。

かえ

返して … くれ…。

かえ

いったい

なに

「返して 」って 一体 何 を?

なに

かえ

何 を 返してって いう の よ。

タ … タマ を…。

タ … 「タマ 」って…?

タマ…。

いし

げんいん ふめい

きびょう

・(医師 )原因 不明 の 奇病 です。

ひら

おと

・(ドア が 開く 音)

いし

いま

(医師 )今 の うち に・

かぞく

家族 を 呼んで おいた ほう が

いい でしょう。

かえ

タマ を … タマ を 返して…。

なん

何 だろう ? 「タマ 」って…。

たましい

魂 の こと じゃ よ。

おとこ

なにも の

きっと ねずみ 男 は 何者 か に

たましい

魂 を 抜かれて しまった んじゃ よ。

や しゃ

きょう

(夜叉 )ほれ 今日 は

たましい

食い かす で ない 魂 を・

落として やる よ。

ならく

そこ

じょうぶつ

奈落 の 底 で 成仏 し な よ。

ん?・

さすが に 生きて いる うち に

たましい

抜き取った 魂 は 生きがい いわ。

さっそく

あじみ

どれ 早速 味見 と いく かな。

あつ

タマ が … タマ が … 熱い。

あつ

ああ … タ … タマ が 熱い!

どうした?

おとこ

どうした ん だ ? ねずみ 男。

しっかり しろ!

ああ タマ が … タマ が … タマ が・

おとこ

ねずみ 男!

しっかり して!

あっ… ああ…。

うわ ー!

おとこ

ね … ねずみ 男?

おとこ

ねずみ … 男?

むすめ

(ねこ 娘 )死んじゃった の?

ホントに?

おとこ

ねずみ 男 が 死んじゃ う なんて

ウソ でしょ?

ニャーッ!

ホントに…

ホントに 死んじゃった の?

じじ い

(子 なき 爺)

ケチ で ズル く て スケベ で

さいてい

最低な ヤツ じゃった が な。

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆)

おとこ

まあ 惜しい 男 を 亡くした と

言いたい ところ じゃ が…。

じじ い

(子 なき 爺 )あまり

惜しく ない ヤツ じゃった のう。

たましい

とうとう 魂 を

食われて しまった と いう こと か。

食べられた?

うん。

おそらく これ は

や しゃ

ようかい

しわざ

夜叉 と いう 妖怪 の 仕業 じゃ ろう。

や しゃ

夜叉?

ひと

たましい

人 の 魂 を 食って 生きて いる

ようかい

妖怪 の こと じゃ。

や しゃ

(夜叉 )う うっ…。

はら

どうも 腹 の…

はら

ぐあい

腹 の 具合 が おかしい。・

う うっ…。

おと

(に おい を 嗅ぐ 音)

や しゃ

(夜叉 )うるさい!

いぬ

ご え

(犬 の 鳴き声)

たましい

まさか あの 生きた 魂 に

あたった んじゃ … ん?

う うっ…。

だんせい

(男性 )あっああ…。

だんせい

(男性 の せきばらい)

聞いた こと が…

聞いた こと が ある ぞ。・

たましい

「生きた 子ども の 魂 は・

いた

どんな 痛み も

わす

忘れる ほど うまい 」と。

ハハハ … ヒヒヒ…。

おと

(ギタ ー の 音)

・~

や しゃ

(夜叉 )フフフ…。

まえ

お前たち

たましい

おじさん に 魂 を くれる の か?

そう か そう か。

・(ギタ ー)

しん

まだ 信じられ ない よ ね

あいつ が 死んじゃった なんて さ。

おとこ

ねずみ 男 の こと だから

いま

かん

今にも 棺おけ の ふた を 開けて

バァー なんて

出て き そうな 気 が する よ。

きたろう

ざんねん

鬼 太郎 残念 ながら

や しゃ

たましい

夜叉 に 魂 を 食われて

かえ

もの

生き返った者 は おら ん よ。

きゅうきゅう しゃ

・(救急 車 の サイレン)

ん?

ひら

おと

(ドア が 開く 音)

いし

(医師 )いって え これ は

なにごと

何事 です か?

きゅうきゅうたいいん

(救急 隊員)

さき

だんち まえ

こうえん

この先 の 団地 前 の 公園 で

よに ん

子ども たち が 4人 も

いっしょ

たお

一緒に 倒れて いた ん です よ。・

げんいん

ふめい

まったく 原因 は 不明です。・

こきゅう

せいじょう

呼吸 も 正常です し

みゃく

みだ

脈 も 乱れてません し…。

ただ みんな

たましい

魂 を 抜か れ ち まった みたいに

うつろな 目 を して いて…。

とう

や しゃ

たましい

父さん あの 子 たち も 夜叉 に 魂 を?

うん。

や しゃ

にんげん

もし あの 夜叉 が 生きた 人間 の

たましい

あじ

魂 の 味 を しめた と なる と

めんどう

ち と 面倒な こと に なって きた ぞ。

行って みましょう 子ども たち が

たお

こうえん

倒れて いた と いう 公園 に。

おと

(ゲタ の 音)

おと

(ゲタ の 音)

あた

とう

この 辺り でしょう か ? 父さん。

うん。

ようき

さぐ

きたろう

妖気 を 探って みる んじゃ 鬼 太郎。

《ハッ ! ここ で?》

や しゃ

ようき

かすかに 夜叉 の 妖気 が

のこ

残って いる ようです ね。

や しゃ

(夜叉 )う う…。

いて

うっ痛 え…。

はや

しんせん

早く 新鮮な 子ども の

たましい

魂 を 食 いて え。

くだ

おと

(おなか の 下る 音)

や しゃ

(夜叉 )あっうわ ー!

うっ… う えっ…。

いま

なん

今 何 か

うご

動いた ような 気 が した が…。

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆)

気のせい じゃ 気のせい じゃ。・

かえ

いまさら 生き返って もらって も

めんどう

面倒な だけ じゃ よ。

おと

(ゲタ の 音)

あら

いき

(荒い 息)

(クラクション)

行き止まり?

や しゃ

ようき

ここ で 夜叉 の 妖気 が

消えて いる ようです。

ちゅう

まさか 宙 に 消えて しまった

わけで は ある まい。

あっ?

あれ は?

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 じゃ!

ハッ!

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息)

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 が

ここ から 出て きた と いう こと は

じめん

した

や しゃ

かく

地面 の 下 に 夜叉 の 隠れ家 が

ある かも しれ ん のう。

じめん

した

地面 の 下 に?

ものおと

(物音)

ちかてつ

おと

地下鉄 の 音?

・ 待て!

や しゃ

(夜叉 )う う…。

まえ

お前 か

たましい

ぬす

子ども たち の 魂 を 盗んだ ヤツ は!

や しゃ

やっぱり 夜叉

まえ

はんにん

お前 が 犯人 だった の か!

きたろう

めだま

鬼 太郎 と 目玉 おやじ!

あっ逃がす か!

きたろう

ダメじゃ 鬼 太郎 あれ は

や しゃ

ほんとう

からだ

夜叉 の 本当の 体 じゃ ない んじゃ。

くっ…。

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息)

おと

(に おい を 嗅ぐ 音)

ん ん…。

や しゃ

(夜叉 )う う…。

くろう

たましい

苦労 して いただいた 魂 を

かんたん

わた

簡単に 渡して たまる か。

まえ

待って ろ お前たち に も

えさ

生きた 餌 を 食わせて やる から な。

や しゃ

たましい

わた

夜叉 ! おとなしく 魂 を 渡す んだ。

けいてき

・(警笛)

うわっ!

けいてき

(警笛)

うわ ー!

わた

ぜったい

わた

渡 さん ぞ 。 絶対 渡さ ん ぞ。・

たましい

なべ

魂 を 鍋 で 煮て 食う んだ。

たましい

煮た 子ども の 魂 は うまい ぞ。

や しゃ

たましい

かえ

夜叉 ! 魂 を 返せ!

おと

(ゲタ の 音)

おと

(ギタ ー の 音)

わっ!

・(ギタ ー)

きたろう

き … 鬼 太郎!

きたろう

ど … どうした ん じゃ ? 鬼 太郎!

・(ギタ ー)

ギャー!

なん

あな

な … 何 じゃ ? この 穴 は。

は あ?

きたろう

きたろう

くっ… き … 鬼 太郎 ! 鬼 太郎!

目 を 覚ます んじゃ!

きたろう

鬼 太郎!

や しゃ

しりょう

(夜叉 )フフフ … 死霊 ども が

はら

腹 を すか せて 待ってる ぜ。

けいてき

(警笛)

ハッ!

ニャーッ!

うわっ…。・

ぐ あっ。

や しゃ

・(夜叉 )よくも よくも

おれ

だいじ

俺 の 大事な ギター を…。

ハッ!

や しゃ

こわ

(夜叉 )壊して くれた な!

ああ ー!

あっ…。

きたろう

きたろう

鬼 太郎 ! 起きる んじゃ 鬼 太郎!

このまま で は

しりょう

死霊 たち に 食われて しまう ぞ!

ぐっ… くくっ…。

ああっ…。

むすめ

はな

ねこ 娘 を 離す んだ!

や しゃ

(夜叉 )う うっ!・

ああっ…。

や しゃ

さけ

ご え

(夜叉 の 叫び声)

うっん ん…。

だいじょうぶ

むすめ

大丈夫 か ? ねこ 娘。

むすめ

(ねこ 娘 )うん。

や しゃ

(夜叉 )あっああ ー!

むすめ

きたろう

(ねこ 娘 ・鬼 太郎 )ん?

や しゃ

(夜叉 )ああ ー!

や しゃ

ほんたい

あれ が 夜叉 の 本体 じゃ よ。

や しゃ

(夜叉 )ああ ー!

かみ

からだ

髪 の 毛 だけ の 体 じゃ。

や しゃ

(夜叉 )うわ ー!

や しゃ

さけ

ご え

(夜叉 の 叫び声)

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 など を

食おう と した こと が

こと

はじ

そもそも の 事 の 始まり じゃ。

これ で よかった んでしょう か?

とう

父さん。

わる

良く も 悪く も

どう しよう も ない こと じゃ よ

きたろう

鬼 太郎。

むすめ

(ねこ 娘)

たましい

かえ

子ども たち の 魂 が 帰って くわ。

フフッ。

なん

何 じゃ?

じじ い

たましい

(子 なき 爺 )ん ? 魂 じゃ。

う う…。

だれ

ん んっだ … 誰 だい!?

おれ さま

きゅうくつ

はこ

俺 様 を こんな 窮屈な 箱 に

閉じこめた の は よ!

ええ ? おっ…。

おと

(に おい を 嗅ぐ 音)

なん

何の におい だ?

ああっ!

イヤー ! アチッ アチッ!

うわ ー!

すな

ばば あ

かえ

(砂 かけ 婆 )生き返り よった。

いけ

おと

(池 に 落ちる 音)

たす

ああ … 助けて くれ!

たす

助けて くれよ!

かえ

ああ 生き返って うれしい と

言いたい ところ じゃ が…。

おとこ

ねずみ 男 じゃ

ちっとも うれしく ない のう。

ちょ ちょ…

おれ

なに

俺 が 何 したって んだ よ!

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に

てがみ

手紙 を 入れりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎

むし

たたえる 虫 たち

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は

・ 消えて 行く

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

じょうはつ

〈蒸発 した 子ども たち の

ゆくえ

行方 じゃ が…。〉

とう

ようき

〈父さん かすかに 妖気 が…。〉

きたろう

あぶ

〈鬼 太郎 危ない!

かがみ

はな

その 鏡 から 離れる んじゃ。・

はんにん

かがみ じじ い

犯人 は 鏡 爺 じゃ。・

かがみ

せかい

鏡 の 世界 に 引き込ま れる と

に ど

もど

二度と 戻って こ れ ない ぞ!〉

とう

〈父さん!〉

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉

ご え

(カラス の 鳴き声)

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

わら

ご え

(笑い声)

たに もと じゅん

はや

(谷本 淳 )早く 来い よ。

むら かみ ゆうこ

かえ

かえ

(村上 祐子 )帰 ろ 帰 ろ!

いき

おと

(息 を 吹きかける 音)

ま ゆ こ

(真由子 )ああっフフッ。

ぎょうしゃ

ひだり

(業者 1)も … もっと 左 だ。

ぎょうしゃ

(業者 2)ちょっと 待って くれ。

ぎょうしゃ

(業者 たち )うわ あっ!

キャー!

ああっ… あっ。

ぎょうしゃ

(業者 1)えらい こった

おんな こ

したじ

女の子 が 下敷き に…。・

きみ

き … 君 ケガ は?

だいじょうぶ

大丈夫 か?

かがみ

たす

ええ 鏡 が 助けて くれた の。

ぎょうしゃ

かがみ

(業者 たち )鏡 が?

ま ゆ こ

(真由子 )あっ?

こうちょう せんせい

あっ校長 先生

かがみ

あの ここ に あった 鏡 は?

こうちょう

(校長 )ああ

あたら

新しい の に 取り替える んだ よ。・

ふる

きたな

もう 古くて 汚かった だ ろ?

ま ゆ こ

(真由子 )ああっ…。

にんげん

あつか

・ 人間 め ゴミ 扱い し おって。・

うら

この 恨み 晴ら さ で おく べき か。

ゆうこ

(祐子 )知ってる?

じゅん

(淳 )知ってる。

すずき しょ うた

(鈴木 翔 太 )「知ってる 」って?

ゆうこ

(祐子 )知ら ない んだ!

げこう

とき

あの な 下校 の チャイム が 鳴る 時

かいだん

した

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ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

や しゃ

(夜叉 )フフフ…。 やしゃ|

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

や しゃ

(夜叉 )ヘヘヘ…。 やしゃ|

・(ギタ ー)

おとこ

(ねずみ 男 )んっ… ん ん…。 |おとこ|||

きたろう

なん

ケッ ! 鬼 太郎 が 何 だって んだ よ? |おに|たろう||なん|||

めだま

目玉 おやじ が めだま||

えら

偉 そうな こ と 言う なって。 えら|そう な|||いう|

おと

・(ギタ ー の 音) |||おと

ん?

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

うる へえ な。

いま

なんじ

おも

今 何 時 だ と 思って や がん だ? いま|なん|じ|||おもって|||

…った く よ。

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

(しゃっくり)

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

や しゃ

(夜叉 )ん? やしゃ|

なん

なん

まえ

何 だ 何 だ ? お前 なん||なん||おまえ

くる

あたま

むさ苦しい 頭 しち まって よ。 むさくるしい|あたま|||

さんぱつ

たまに は 散髪 行ったら ||さんぱつ|おこなったら

どう な んじゃ よ ? この…。

でっえ?

ご わ あ…。

めだま

(目玉 おやじ) めだま|

ごくらく

ごくらく

フーッ … いや あ 極楽 極楽。 |||ごくらく|ごくらく

これ ぞ まさしく

いのち

せんたく

命 の 洗濯 じゃ のう。 いのち||せんたく||

きたろう

(鬼 太郎 )ん? おに|たろう|

あん?

ひ ゃ ー! ||-

なん

な … 何 じゃ? |なん|

くさ

つつ

その ゴミ 臭い 包み は。 |ごみ|くさい|つつみ|

カラス が からす|

なに

とど

何 か を 届けて くれた んでしょう。 なん|||とどけて||

なかみ

たし

中身 を 確かめて み ない と。 なかみ||たしかめて|||

これ は…。

なん

何 じゃ? なん|

どうやら

おとこ

ねずみ 男 の もの らしい な。 |おとこ||||

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息) |むすめ||あらい|いき

むすめ

きたろう

きたろう

(ねこ 娘 )鬼 太郎 鬼 太郎! |むすめ|おに|たろう|おに|たろう

たいへん

たいへん

大変だ よ 大変! たいへんだ||たいへん

あら

いき

(荒い 息) あらい|いき

むすめ

どうした ? ねこ 娘。 ||むすめ

あら

いき

(荒い 息) あらい|いき

むすめ

たいへん

(ねこ 娘 )大変な んだ…。 |むすめ|たいへんな|

おとこ

たいへん

ねずみ 男 が 大変な んだ よ! |おとこ||たいへんな||

かえ

返して くれ…。 かえして|

かえ

返して … くれ…。 かえして|

かえ

いったい

なに

「返して 」って 一体 何 を? かえして||いったい|なん|

なに

かえ

何 を 返してって いう の よ。 なん||かえしてって|||

タ … タマ を…。 |たま|

タ … 「タマ 」って…? |たま|

タマ…。 たま

いし

げんいん ふめい

きびょう

・(医師 )原因 不明 の 奇病 です。 いし|げんいん|ふめい||きびょう|

ひら

おと

・(ドア が 開く 音) どあ||あく|おと

いし

いま

(医師 )今 の うち に・ いし|いま|||

かぞく

家族 を 呼んで おいた ほう が かぞく||よんで|||

いい でしょう。

かえ

タマ を … タマ を 返して…。 たま||たま||かえして

なん

何 だろう ? 「タマ 」って…。 なん||たま|

たましい

魂 の こと じゃ よ。 たましい||||

おとこ

なにも の

きっと ねずみ 男 は 何者 か に ||おとこ||なにもの||

たましい

魂 を 抜かれて しまった んじゃ よ。 たましい||ぬかれて|||

や しゃ

きょう

(夜叉 )ほれ 今日 は やしゃ||きょう|

たましい

食い かす で ない 魂 を・ くい||||たましい|

落として やる よ。 おとして||

ならく

そこ

じょうぶつ

奈落 の 底 で 成仏 し な よ。 ならく||そこ||じょうぶつ|||

ん?・

さすが に 生きて いる うち に ||いきて|||

たましい

抜き取った 魂 は 生きがい いわ。 ぬきとった|たましい||いきがい|

さっそく

あじみ

どれ 早速 味見 と いく かな。 |さっそく|あじみ|||

あつ

タマ が … タマ が … 熱い。 たま||たま||あつい

あつ

ああ … タ … タマ が 熱い! ||たま||あつい

どうした?

おとこ

どうした ん だ ? ねずみ 男。 ||||おとこ

しっかり しろ!

ああ タマ が … タマ が … タマ が・ |たま||たま||たま|

おとこ

ねずみ 男! |おとこ

しっかり して!

あっ… ああ…。

うわ ー! |-

おとこ

ね … ねずみ 男? ||おとこ

おとこ

ねずみ … 男? |おとこ

むすめ

(ねこ 娘 )死んじゃった の? |むすめ|しんじゃった|

ホントに? ほんとに

おとこ

ねずみ 男 が 死んじゃ う なんて |おとこ||しんじゃ||

ウソ でしょ? うそ|

ニャーッ!

ホントに… ほんとに

ホントに 死んじゃった の? ほんとに|しんじゃった|

じじ い

(子 なき 爺) こ||じい

ケチ で ズル く て スケベ で

さいてい

最低な ヤツ じゃった が な。 さいていな|やつ|||

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆) すな||ばあ

おとこ

まあ 惜しい 男 を 亡くした と |おしい|おとこ||なくした|

言いたい ところ じゃ が…。 いいたい|||

じじ い

(子 なき 爺 )あまり こ||じい|

惜しく ない ヤツ じゃった のう。 おしく||やつ||

たましい

とうとう 魂 を |たましい|

食われて しまった と いう こと か。 くわれて|||||

食べられた? たべられた

うん。

おそらく これ は

や しゃ

ようかい

しわざ

夜叉 と いう 妖怪 の 仕業 じゃ ろう。 やしゃ|||ようかい||しわざ||

や しゃ

夜叉? やしゃ

ひと

たましい

人 の 魂 を 食って 生きて いる じん||たましい||くって|いきて|

ようかい

妖怪 の こと じゃ。 ようかい|||

や しゃ

(夜叉 )う うっ…。 やしゃ||

はら

どうも 腹 の… |はら|

はら

ぐあい

腹 の 具合 が おかしい。・ はら||ぐあい||

う うっ…。

おと

(に おい を 嗅ぐ 音) |||かぐ|おと

や しゃ

(夜叉 )うるさい! やしゃ|

いぬ

ご え

(犬 の 鳴き声) いぬ||なきごえ

たましい

まさか あの 生きた 魂 に ||いきた|たましい|

あたった んじゃ … ん?

う うっ…。

だんせい

(男性 )あっああ…。 だんせい|

だんせい

(男性 の せきばらい) だんせい||

聞いた こと が… きいた||

聞いた こと が ある ぞ。・ きいた||||

たましい

「生きた 子ども の 魂 は・ いきた|こども||たましい|

いた

どんな 痛み も |いたみ|

わす

忘れる ほど うまい 」と。 わすれる|||

ハハハ … ヒヒヒ…。

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

・~

や しゃ

(夜叉 )フフフ…。 やしゃ|

まえ

お前たち おまえたち

たましい

おじさん に 魂 を くれる の か? ||たましい||||

そう か そう か。

・(ギタ ー)

しん

まだ 信じられ ない よ ね |しんじられ|||

あいつ が 死んじゃった なんて さ。 ||しんじゃった||

おとこ

ねずみ 男 の こと だから |おとこ|||

いま

かん

今にも 棺おけ の ふた を 開けて いまにも|かんおけ||||あけて

バァー なんて

出て き そうな 気 が する よ。 でて||そう な|き|||

きたろう

ざんねん

鬼 太郎 残念 ながら おに|たろう|ざんねん|

や しゃ

たましい

夜叉 に 魂 を 食われて やしゃ||たましい||くわれて

かえ

もの

生き返った者 は おら ん よ。 いきかえった もの||||

きゅうきゅう しゃ

・(救急 車 の サイレン) きゅうきゅう|くるま||

ん?

ひら

おと

(ドア が 開く 音) どあ||あく|おと

いし

(医師 )いって え これ は いし||||

なにごと

何事 です か? なにごと||

きゅうきゅうたいいん

(救急 隊員) きゅうきゅう|たいいん

さき

だんち まえ

こうえん

この先 の 団地 前 の 公園 で このさき||だんち|ぜん||こうえん|

よに ん

子ども たち が 4人 も こども|||じん|

いっしょ

たお

一緒に 倒れて いた ん です よ。・ いっしょに|たおれて||||

げんいん

ふめい

まったく 原因 は 不明です。・ |げんいん||ふめいです

こきゅう

せいじょう

呼吸 も 正常です し こきゅう||せいじょうです|

みゃく

みだ

脈 も 乱れてません し…。 みゃく||みだれてません|

ただ みんな

たましい

魂 を 抜か れ ち まった みたいに たましい||ぬか||||

うつろな 目 を して いて…。 |め|||

とう

や しゃ

たましい

父さん あの 子 たち も 夜叉 に 魂 を? とうさん||こ|||やしゃ||たましい|

うん。

や しゃ

にんげん

もし あの 夜叉 が 生きた 人間 の ||やしゃ||いきた|にんげん|

たましい

あじ

魂 の 味 を しめた と なる と たましい||あじ|||||

めんどう

ち と 面倒な こと に なって きた ぞ。 ||めんどうな|||||

行って みましょう 子ども たち が おこなって||こども||

たお

こうえん

倒れて いた と いう 公園 に。 たおれて||||こうえん|

おと

(ゲタ の 音) げた||おと

おと

(ゲタ の 音) げた||おと

あた

とう

この 辺り でしょう か ? 父さん。 |あたり|||とうさん

うん。

ようき

さぐ

きたろう

妖気 を 探って みる んじゃ 鬼 太郎。 ようき||さぐって|||おに|たろう

《ハッ ! ここ で?》

や しゃ

ようき

かすかに 夜叉 の 妖気 が |やしゃ||ようき|

のこ

残って いる ようです ね。 のこって|||

や しゃ

(夜叉 )う う…。 やしゃ||

いて

うっ痛 え…。 うっつう|

はや

しんせん

早く 新鮮な 子ども の はやく|しんせんな|こども|

たましい

魂 を 食 いて え。 たましい||しょく||

くだ

おと

(おなか の 下る 音) ||くだる|おと

や しゃ

(夜叉 )あっうわ ー! やしゃ||-

うっ… う えっ…。

いま

なん

今 何 か いま|なん|

うご

動いた ような 気 が した が…。 うごいた||き|||

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆) すな||ばあ

気のせい じゃ 気のせい じゃ。・ きのせい||きのせい|

かえ

いまさら 生き返って もらって も |いきかえって||

めんどう

面倒な だけ じゃ よ。 めんどうな|||

おと

(ゲタ の 音) げた||おと

あら

いき

(荒い 息) あらい|いき

(クラクション)

行き止まり? いきどまり

や しゃ

ようき

ここ で 夜叉 の 妖気 が ||やしゃ||ようき|

消えて いる ようです。 きえて||

ちゅう

まさか 宙 に 消えて しまった |ちゅう||きえて|

わけで は ある まい。

あっ?

あれ は?

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 じゃ! |おとこ||たましい|

ハッ!

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息) |むすめ||あらい|いき

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 が |おとこ||たましい|

ここ から 出て きた と いう こと は ||でて|||||

じめん

した

や しゃ

かく

地面 の 下 に 夜叉 の 隠れ家 が じめん||した||やしゃ||かくれが|

ある かも しれ ん のう。

じめん

した

地面 の 下 に? じめん||した|

ものおと

(物音) ものおと

ちかてつ

おと

地下鉄 の 音? ちかてつ||おと

・ 待て! まて

や しゃ

(夜叉 )う う…。 やしゃ||

まえ

お前 か おまえ|

たましい

ぬす

子ども たち の 魂 を 盗んだ ヤツ は! こども|||たましい||ぬすんだ|やつ|

や しゃ

やっぱり 夜叉 |やしゃ

まえ

はんにん

お前 が 犯人 だった の か! おまえ||はんにん|||

きたろう

めだま

鬼 太郎 と 目玉 おやじ! おに|たろう||めだま|

あっ逃がす か! あっにがす|

きたろう

ダメじゃ 鬼 太郎 あれ は だめじゃ|おに|たろう||

や しゃ

ほんとう

からだ

夜叉 の 本当の 体 じゃ ない んじゃ。 やしゃ||ほんとうの|からだ|||

くっ…。

むすめ

あら

いき

(ねこ 娘 の 荒い 息) |むすめ||あらい|いき

おと

(に おい を 嗅ぐ 音) |||かぐ|おと

ん ん…。

や しゃ

(夜叉 )う う…。 やしゃ||

くろう

たましい

苦労 して いただいた 魂 を くろう|||たましい|

かんたん

わた

簡単に 渡して たまる か。 かんたんに|わたして||

まえ

待って ろ お前たち に も まって||おまえたち||

えさ

生きた 餌 を 食わせて やる から な。 いきた|えさ||くわせて|||

や しゃ

たましい

わた

夜叉 ! おとなしく 魂 を 渡す んだ。 やしゃ||たましい||わたす|

けいてき

・(警笛) けいてき

うわっ!

けいてき

(警笛) けいてき

うわ ー! |-

わた

ぜったい

わた

渡 さん ぞ 。 絶対 渡さ ん ぞ。・ と|||ぜったい|わたさ||

たましい

なべ

魂 を 鍋 で 煮て 食う んだ。 たましい||なべ||にて|くう|

たましい

煮た 子ども の 魂 は うまい ぞ。 にた|こども||たましい|||

や しゃ

たましい

かえ

夜叉 ! 魂 を 返せ! やしゃ|たましい||かえせ

おと

(ゲタ の 音) げた||おと

おと

(ギタ ー の 音) |||おと

わっ!

・(ギタ ー)

きたろう

き … 鬼 太郎! |おに|たろう

きたろう

ど … どうした ん じゃ ? 鬼 太郎! ||||おに|たろう

・(ギタ ー)

ギャー!

なん

あな

な … 何 じゃ ? この 穴 は。 |なん|||あな|

は あ?

きたろう

きたろう

くっ… き … 鬼 太郎 ! 鬼 太郎! ||おに|たろう|おに|たろう

目 を 覚ます んじゃ! め||さます|

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

や しゃ

しりょう

(夜叉 )フフフ … 死霊 ども が やしゃ||しりょう||

はら

腹 を すか せて 待ってる ぜ。 はら||||まってる|

けいてき

(警笛) けいてき

ハッ!

ニャーッ!

うわっ…。・

ぐ あっ。

や しゃ

・(夜叉 )よくも よくも やしゃ||

おれ

だいじ

俺 の 大事な ギター を…。 おれ||だいじな|ぎたー|

ハッ!

や しゃ

こわ

(夜叉 )壊して くれた な! やしゃ|こわして||

ああ ー! |-

あっ…。

きたろう

きたろう

鬼 太郎 ! 起きる んじゃ 鬼 太郎! おに|たろう|おきる||おに|たろう

このまま で は

しりょう

死霊 たち に 食われて しまう ぞ! しりょう|||くわれて||

ぐっ… くくっ…。 |く くっ

ああっ…。

むすめ

はな

ねこ 娘 を 離す んだ! |むすめ||はなす|

や しゃ

(夜叉 )う うっ!・ やしゃ||

ああっ…。

や しゃ

さけ

ご え

(夜叉 の 叫び声) やしゃ||さけびごえ

うっん ん…。

だいじょうぶ

むすめ

大丈夫 か ? ねこ 娘。 だいじょうぶ|||むすめ

むすめ

(ねこ 娘 )うん。 |むすめ|

や しゃ

(夜叉 )あっああ ー! やしゃ||-

むすめ

きたろう

(ねこ 娘 ・鬼 太郎 )ん? |むすめ|おに|たろう|

や しゃ

(夜叉 )ああ ー! やしゃ||-

や しゃ

ほんたい

あれ が 夜叉 の 本体 じゃ よ。 ||やしゃ||ほんたい||

や しゃ

(夜叉 )ああ ー! やしゃ||-

かみ

からだ

髪 の 毛 だけ の 体 じゃ。 かみ||け|||からだ|

や しゃ

(夜叉 )うわ ー! やしゃ||-

や しゃ

さけ

ご え

(夜叉 の 叫び声) やしゃ||さけびごえ

おとこ

たましい

ねずみ 男 の 魂 など を |おとこ||たましい||

食おう と した こと が くおう||||

こと

はじ

そもそも の 事 の 始まり じゃ。 ||こと||はじまり|

これ で よかった んでしょう か?

とう

父さん。 とうさん

わる

良く も 悪く も よく||わるく|

どう しよう も ない こと じゃ よ

きたろう

鬼 太郎。 おに|たろう

むすめ

(ねこ 娘) |むすめ

たましい

かえ

子ども たち の 魂 が 帰って くわ。 こども|||たましい||かえって|

フフッ。

なん

何 じゃ? なん|

じじ い

たましい

(子 なき 爺 )ん ? 魂 じゃ。 こ||じい||たましい|

う う…。

だれ

ん んっだ … 誰 だい!? ||だれ|

おれ さま

きゅうくつ

はこ

俺 様 を こんな 窮屈な 箱 に おれ|さま|||きゅうくつな|はこ|

閉じこめた の は よ! とじこめた|||

ええ ? おっ…。

おと

(に おい を 嗅ぐ 音) |||かぐ|おと

なん

何の におい だ? なんの||

ああっ!

イヤー ! アチッ アチッ! いやー||

うわ ー! |-

すな

ばば あ

かえ

(砂 かけ 婆 )生き返り よった。 すな||ばあ|いきかえり|

いけ

おと

(池 に 落ちる 音) いけ||おちる|おと

たす

ああ … 助けて くれ! |たすけて|

たす

助けて くれよ! たすけて|

かえ

ああ 生き返って うれしい と |いきかえって||

言いたい ところ じゃ が…。 いいたい|||

おとこ

ねずみ 男 じゃ |おとこ|

ちっとも うれしく ない のう。

ちょ ちょ…

おれ

なに

俺 が 何 したって んだ よ! おれ||なん|||

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に ||ぽすと|

てがみ

手紙 を 入れりゃ てがみ||いれりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音 |||おに|たろう||げた||おと

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎 ||おに|たろう

むし

たたえる 虫 たち |ちゅう|

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は |||おに|たろう|

・ 消えて 行く きえて|いく

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

じょうはつ

〈蒸発 した 子ども たち の じょうはつ||こども||

ゆくえ

行方 じゃ が…。〉 ゆくえ||

とう

ようき

〈父さん かすかに 妖気 が…。〉 とうさん||ようき|

きたろう

あぶ

〈鬼 太郎 危ない! おに|たろう|あぶない

かがみ

はな

その 鏡 から 離れる んじゃ。・ |きよう||はなれる|

はんにん

かがみ じじ い

犯人 は 鏡 爺 じゃ。・ はんにん||きよう|じい|

かがみ

せかい

鏡 の 世界 に 引き込ま れる と きよう||せかい||ひきこま||

に ど

もど

二度と 戻って こ れ ない ぞ!〉 にどと|もどって||||

とう

〈父さん!〉 とうさん

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉 じかい|||おに|たろう

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉 きみ||うしろ||くろい|かげ

ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

わら

ご え

(笑い声) わらいごえ

たに もと じゅん

はや

(谷本 淳 )早く 来い よ。 たにもと|あつし|はやく|こい|

むら かみ ゆうこ

かえ

かえ

(村上 祐子 )帰 ろ 帰 ろ! むらかみ|さちこ|かえ||かえ|

いき

おと

(息 を 吹きかける 音) いき||ふきかける|おと

ま ゆ こ

(真由子 )ああっフフッ。 まゆこ|

ぎょうしゃ

ひだり

(業者 1)も … もっと 左 だ。 ぎょうしゃ|||ひだり|

ぎょうしゃ

(業者 2)ちょっと 待って くれ。 ぎょうしゃ||まって|

ぎょうしゃ

(業者 たち )うわ あっ! ぎょうしゃ|||

キャー!

ああっ… あっ。

ぎょうしゃ

(業者 1)えらい こった ぎょうしゃ||

おんな こ

したじ

女の子 が 下敷き に…。・ おんなのこ||したじき|

きみ

き … 君 ケガ は? |きみ|けが|

だいじょうぶ

大丈夫 か? だいじょうぶ|

かがみ

たす

ええ 鏡 が 助けて くれた の。 |きよう||たすけて||

ぎょうしゃ

かがみ

(業者 たち )鏡 が? ぎょうしゃ||きよう|

ま ゆ こ

(真由子 )あっ? まゆこ|

こうちょう せんせい

あっ校長 先生 あっこうちょう|せんせい

かがみ

あの ここ に あった 鏡 は? ||||きよう|

こうちょう

(校長 )ああ こうちょう|

あたら

新しい の に 取り替える んだ よ。・ あたらしい|||とりかえる||

ふる

きたな

もう 古くて 汚かった だ ろ? |ふるくて|きたなかった||

ま ゆ こ

(真由子 )ああっ…。 まゆこ|

にんげん

あつか

・ 人間 め ゴミ 扱い し おって。・ にんげん||ごみ|あつかい||

うら

この 恨み 晴ら さ で おく べき か。 |うらみ|はら|||||

ゆうこ

(祐子 )知ってる? さちこ|しってる

じゅん

(淳 )知ってる。 あつし|しってる

すずき しょ うた

(鈴木 翔 太 )「知ってる 」って? すずき|と|ふと|しってる|

ゆうこ

(祐子 )知ら ない んだ! さちこ|しら||

げこう

とき

あの な 下校 の チャイム が 鳴る 時 ||げこう||ちゃいむ||なる|じ

かいだん

した