How to win over your dream killers | Tatsue OKADA | TEDxKobe
翻訳 : Koichiro YODA 校正 : Kyoko Kamura
私 は 普段 日本 の 超 ド 田舎 を 回って
旅行 業 アドバイザー と いう 仕事 を して います
どれ くらい 田舎 な の か と いいます と
最寄り 駅 から 車 で 2時間 と か
フェリー で 5時間 かかる 離島 と か
そういう 所 ばっかり 行って お 仕事 さ せて 頂いて いる ん です けれども
こういう 所って いう の は 大体 もう 何 を やって も 反対 さ れる ん です よ
新しい こと を しよう もの なら ま ぁ 大体 反対 さ れる ん です ね
で そういう 反対 して いる 人 を 味方 に 変える と いう 活動 を やって います
今日 は その 活動 に ついて お 話し させて 頂きます
でも です ね
「別に 反対 して も 無視 して やったら いい や ん 」と お 思い の 方
いらっしゃる と 思う ん です ね
私 も 最初 そう 思いました
でも こういう 田舎 で は そう は いか ない ん です
というのも 今 日本 の 田舎 と いう の は 移住 促進 を して います
で I ターン と か 地域 おこし 協力 隊 と か
そういう の を 聞か れ た方 いらっしゃる と 思う ん です けれども
こういう 方 たち は 新しい 仕事 を 自分 で 作り出さ ない と いけない ん です ね
な ので その 土地 に 縁 も ゆかり も 無い 上 に
周り の 協力 も 無い と なる と 本当に 辛い ん です
じゃあ どれ くらい の 人 が 反対 する の か と いいます と
こういう 反対 されて いる 人 何 人 か に 話 を 聞いて みた ん です けども
もちろん 人 に よって 差 は あります が
平均 する と なんと 9割 の 人 が 反対 する んだ そうです
もう ほとんど が 反対です
しかも です ね わざわざ 家 まで やってきて
「お前 の は 間違ってる 」みたいな こう グイグイ 反対 して くる ん です ね
もう 説教 する ぐらい の 感じ で
今 日本 の 田舎 で 新しい こと を しよう と 思う と
味方 が ほとんど いない と いう の が 今 の 日本 の 田舎 の 現状 です
で こういう 人 たち と いう の は です ね ここ まで 反対 さ れる と
やっぱり だんだん 「やめよう か な 」と いう 気 に なって くる ん です ね
私 は その くじけ そうに なってる 人 の 涙 を たくさん 見て きました
もう 「なんとか し ない と いけない !」と いう こと で
一旦 話 を 聞いて もらう 場 を 作ろう と 思った の が
この 活動 を 始めた きっかけ でした
ところで
だいたい こういう こと を 反対 する 人って いう の は
年配 の 男性 な ん です よ
こういう 方 たち の こと を 最大 限 の 愛 を 込めて
「じ じい 」と 呼んで います
(笑)
今 から です ね 急に じ じい と 言い 始めます けども
品 を 失う 感じ に なります けども 許して ください
で この じじ いたち を です ね なんとか 黙って 話 を 聞か せたい と
黙ら せたいって いう 感じ な ん です ね 私 は
で 最初 は よく ある 否定 NG の ブレインストーミング みたいな
否定 を やめましょう みたいな 感じ に やった ん です けども
じじ いたち 全然 人 の 話 聞きません でした
じじ いって 人 の 話 聞か ない じゃ ないで す か
聞か ないで す よ ね ?ほら ね 頷いてます よ ね
ほん と 聞か ない ん です よ
で 人 の 話 を 聞く ふり して
「俺 の 若い とき は こう やった ん や 」みたいな
結局 自分 の 自慢 話 を する と いう です ね こういう こと に なり まして
で こう なったら 私 も 意地 です よ
もう なんとか して 黙って 話 を 聞か せたい と いう こと に なり まして
禁断 の 「過去 の 話 封じ 」を しました
で 過去 の 話 を 封じたら 黙る と 思う じゃ ないで す か
そう する と で すね やっぱり うまく いった ん です
ある 程度 の 方 が 黙って くださいました
この 「過去 の 話 封じ 」って いう の は
年齢 が 行けば 行く ほど きつい ルール な ん です ね
私 ぐらい の 年齢 の 人 でも
「過去 の 話 封じられたら 何も 話す こと ない わ 」と いう 方
いらっしゃる ん です けど
お 若い 方って いう の は です ね
何の 苦労 も なく さら ーっと 未来 の 話 だけ できる と いう
すごい 一旦 やって いただく と わかる ん です けども
「人間って 歳 と ともに 過去 に 引きずられて 生きて いる んだ なぁ 」と いう こと が
よく お わかり 頂ける と 思います
で 「これ は いける !」と いう こと に なり まして
私 日本 の 各地 を 回って 仕事 を して います ので
その 各地 で 「スナック たつえ 」と いう です ね
「地域 の 明るい 未来 の 話 を する 飲み 会 」と いう 移動 スナック を 各地 で 始めました
で この ルール が
先程 の 「ネガティブな 話 を し ない 」と いう の と 「過去 の 話 を し ない」
この 2つ の ルール で やって います
実際 どんな 感じ な の か と いいます と
最初に 「こんな 感じ で ルール が ある んで 守って 下さい ね 」と か
「こんな 話したら どう です か 」みたいな こと を お 話し させて 頂いて
次に みなさん で 話し合い を します
で この とき に
最初 「話 を 聞いて もらう 場 を 作る 」と 言いました けれども
聞き手 と 話し手 に 分かれる ので は なくて
参加 して いる 老若 男女 の 方 みなさん に
ご 自分 の 明るい 未来 の 話 を 語って 頂きます
で なぜ か で すね
みなさん 明るい 未来 の 話 する とき は ちょっと ニヤニヤ する ん です ね
あちこち で ニヤニヤ する 人 が いる と いう とても 素敵な 光景 です
で 最後に 前 に 何 人 か の 人 に 出て きて 頂いて
全員 で 話して いる わけで は ない ので
「この 人 の 話 素敵だ な 」と か 「シェア して 欲しい な 」って いう 話 の 方 の
お 話 を 最後に して 頂いて います
で スナック たつえ に は です ね
なんと 「チーママ 制度 」が あり まして
「日本 を 世界 一 チャレンジャー に 協力 的な 国 する 」って いう
ものすごい 大それた 目標 を 掲げて い まして
でも たつえ ママ は 体 一 つ な ん です よ
だから もう 限られて きて しまう ので
一 人 でも 多く の 味方 を 作りたい と いう こと で
チーママ たち と 協力 して です ね この 活動 を 広げて いこう と して います
「スナック たつえ を やって どんな 変化 が あった の か 」と いう 事例 を
ご 紹介 さ せて 頂きます
何 年 か 前 なん です けども
「ドローン を 使った ビジネス を したい んだけど
周り に 猛 反対 されて る ん です よ ね 」と いう 相談 を ある 青年 から 受けました
で 彼 の 話 を 聞いて みる と
「この 地方 が どんどん 衰退 して いく の を もう 見てられ ない 」と
「だから ちょっと 他 と は 同じ こと を し たく ない から
ちょっと 変わった こと 思い切った こと を したい んだ」
と いう こと だった ん です ね
で まだ この 時 は
今 ほど ドローン の 可能 性 みたいな もの が まだ 報じられて いない 時代 でした
じゃあ もう その ドローン の 可能 性 と
あと は あなた の 熱意 を とにかく 聞いて もらう 場 を 設けよう と いう こと で
スナック たつえ を やりました
そう する と で すね ものすごく うまく いって
「お ぉ そんな こと を 考えて くれて たんか !」みたいな
じじ いたち 一同 大 感激って 感じ な ん です けども
で 私 たち 本当に 嬉しかった ん です けど
でも 同時に 「あれ ?」って いう 感じ だった ん です ね
なぜ か と いう と
もう すでに この 話 何 回 も して る ん です じじ いたち に
で 聞いて なかった ん です よ ね
じじ いたち の 頭 の 中 に は
「え ? ラジコン みたいな おもちゃ やろう?」
「そんな ん で 生活 できる と 思って ん の か ?」みたいな
でも 反対の 気持ち が すごい んで
その後 の 話 全然 耳 に 入って なかった ん です よ
これ が 農業 の 話 だったら 「よう 言う た 」って こと で
スッ と 耳 に 入って きて た はずな ん です けども
よく わから ない 世界 の 言葉 で もう 引っかかって しまって た ん です ね
それ を もう 黙って 口答え せ ず 最後 まで 聞いて もらった こと に よって
彼 の 情熱 の 部分 とか その他 の 部分 を 伝える こと が できて
協力 的に なって くれました
で この 回 で は スナック たつえ を やって いる 最中 から
「車屋 の 知り合い いる から ちょっと 電話 して
タダ で 車 出して もらえる よう に 言う た げ る わ 」みたいな 感じ です ね
もう その スナック たつえ の 最中 から 電話 して くれて
トントン トン と いろんな こと が 話 が 進んだ ん です けれども
一 番 反対 して いた じじ いが です ね
最終 的に は 前 のめり で 手伝って くれる じ じい に 変わりました
残念 ながら ビジネス と して 成功 する か どう か と いう の は
また ちょっと その先 の 問題 な ん です けれども
協力 と いう 意味 で は 大変 成功 した 例 でした
で ここ まで 話して きて です ね
私 と じじ いたちって バチバチ の 敵対 関係 なんだろう と
みなさん 思って いらっしゃる と 思う ん です けれども
実は 私 と じじ いたちって 仲良し な ん です よ
なんで かって いう と 尊敬 して いる ん です じじ いたち の こと
さっき の 車屋 さん を 紹介 して くれる 話 も そう です けど
人脈 が すごい んで
何 か 頼る と で すね 話 が ものすごく 速く 進む ん です ね
とか です ね やっぱり 年の功 です
ええ こ と 言い よる ん です よじ じい たちって
なんか こう
「最後 の 挨拶 を お 願い します 」と か 言ったら
パシッ と 場 が 締まる ような こと を やっぱり 言って くれる ん です ね
その他 もやっぱ ほん と すごい ん です よ
で その すごい 能力 を 若い 力 に 使わ ない
変な プライド と か 誤解 と か で 使わ ない の は 本当に もったいない と 私 は 思います
人間 ひとり の 力 と いう の は 本当に 限られて います
できる こと は 微々たる もの です
周囲 の 協力 が あれば もっと 力 を 発揮 できる ので は ない でしょう か
さあ みなさん
これ を ご 自分 に 当てはめて 考えて みて ください
親子 でも 夫婦 でも 先生 と 生徒 でも 上司 と 部下 でも
全く 同じ こと が 言える ので は ない でしょう か
私 は 地方 を 回って い まして
すごい 熱意 で もう 本当に すごい 真面目に 未来 を 語って くれる 若者 に
たくさん 出会います
彼ら の 話 を 聞く 限り です ね
日本 の 未来 は かなり の 確率 で 明るい ん です よ
あと は 私 たち 大人 が それ を どう 活 かして あげられる か だ と 思います
だから チャレンジ しよう と して いて 反対 されて いる 人 は
諦め ないで 協力 を 得て 欲しい と 思います し
反対 して る 人 も 賛成 して いる 人 も
見守って いる 側 の 人 は です ね
もう どんなに 反対 して いて も
とにかく 最後 まで 話 を 聞いて あげて 欲しい と 思います
伝える と いう こと は 大変 難しい こと です けれども
とても 重要な こと です
この 「ネガティブな 話 を し ない 」「過去 の 話 を し ない」
この 2つ の ルール で 一 度 語り合って みて は いかがでしょう か
ありがとう ございました
(拍手)