ウサギ の 目 が 赤い わけ
うさぎ||め||あかい|
Why rabbits have red eyes
ウサギ の 目 が 赤い わけ
うさぎ||め||あかい|
Why do rabbits have red eyes?
むかし むかし 、 ウサギ に は 、 とても 立派な 角 が あり ました 。
||うさぎ||||りっぱな|かど|||
||||||splendid||||
Once upon a time, rabbits had very fine horns.
ウサギ は この 角 が 自慢 で 、 外 へ 出かける 時 は いつも 角 を 頭 の 上 に 乗せて い ました 。
うさぎ|||かど||じまん||がい||でかける|じ|||かど||あたま||うえ||のせて||
|||||pride||||||||||head||||putting||
The rabbit was proud of his horns and always carried them on his head when he went outside.
「 え へん 。
"Errata .
どう だい 、 この 角 は 。
|||かど|
|how|||
What do you think of this corner?
きみ たち に は 、 こんな 立派な 角 は ない だろう 」 ウサギ は 他の 動物 に 会う と 、 いつも 大 いばり です 。
|||||りっぱな|かど||||うさぎ||たの|どうぶつ||あう|||だい||
you||||||horn|||||||||||||boasting|
Rabbits are always so bossy when they meet other animals.
ある 日 の 事 、 いつも の 様 に ウサギ が 頭 に 角 を 乗せて 歩いて いる と 、 反対 側 から シカ が やってき ました 。
|ひ||こと|||さま||うさぎ||あたま||かど||のせて|あるいて|||はんたい|がわ||しか|||
||||||like||rabbit||||horn||placed|||||||deer||approached|
One day, as the rabbit was walking as usual with its horns on its head, a deer came from the other side.
その頃 の シカ に は 、 まだ 角 が なかった のです 。
そのころ||しか||||かど|||
that time|||||||||
At that time, deer did not have antlers.
ウサギ は さっそく 、 シカ に 自慢 を し ました 。
うさぎ|||しか||じまん|||
||right away|||pride|||
The rabbit immediately boasted to the deer.
「 シカ くん 、 きみ は ぼく より も 体 が 大きい が 、 こんな 立派な 角 は ない だろう 」 「・・・・・・」 いくら 自慢 を さ れて も 、 角 の ない シカ に は 言い 返す 事 が 出来 ませ ん 。
しか|||||||からだ||おおきい|||りっぱな|かど|||||じまん|||||かど|||しか|||いい|かえす|こと||でき||
|||||||||||||||||||||||||||||||||could not||
You may be bigger than me, but you don't have horns like these. ・・・・・・" No matter how much he bragged about it, a deer without horns couldn't say it back.
( いい なあ 。
ぼく に も 、 あんな 立派な 角 が あったら なあ ) シカ は 、 ウサギ が うらやましく なり ました 。
||||りっぱな|かど||||しか||うさぎ||||
|||||||||||||envied||
(If only I had such great horns, too...) Deer became envious of the rabbits.
そこ で シカ は 、 ウサギ に 言い ました 。
||しか||うさぎ||いい|
So the deer told the rabbit.
「 ほんとうに 、 立派な 角 だ ね 。
|りっぱな|かど||
"Really, you have great horns.
すごい よ 。
Great .
・・・ ねえ 、 ちょっと だけ 、 ちょっと だけ で いい から 、 貸し ておくれ よ 」 そう 言わ れる と 、 ウサギ は うれしく なり ました 。
||||||||かし||||いわ|||うさぎ||||
|||||||||please||||||||happy||
Hey, just for a little while, just for a little while, please lend it to me.”
「 うーん 。
大事な 角 だ が 、 そこ まで 言う の なら 、 ちょっと ぐらい なら 貸して やって も いい か な 。
だいじな|かど|||||いう||||||かして|||||
It's an important corner, but if you're going to go that far, can I borrow it for a little while?
はい 」 ウサギ が 頭 の 角 を 外して シカ に 貸して やる と 、 シカ は ウサギ の 角 を しげしげ と ながめ ました 。
|うさぎ||あたま||かど||はずして|しか||かして|||しか||うさぎ||かど|||||
|||||||removed||||||||||||intently||gazed|
Yes." The rabbit took off the horns from its head and lent them to the deer, who looked at the rabbit's horns.
( いい なあ 、 いい なあ 、 ほしい なあ ~) 見れば 見る ほど 立派な 角 な ので 、 シカ は 角 が ほしくて ほしくて がまん でき ませ ん 。
||||||みれば|みる||りっぱな|かど|||しか||かど|||||||
|||||||||||||||||||patience|||
(The more he looks at them, the more he can't wait to have them.
そこ で シカ は 、 ウサギ に 言い ました 。
||しか||うさぎ||いい|
So the deer told the rabbit.
「 ああ 、 なんて 素敵な 角 だろう 。
||すてきな|かど|
||wonderful||
"Oh, what lovely horns.
ねえ 、 お 願い だ から 、 ぼく に も ちょっと かぶら せて くれ ない か 。
||ねがい|||||||||||
|||||||||turnip||||
Hey, can you do me a favor and let me wear it for a minute?
ほんの ちょっと 、 ちょっと だけ で いいん だ 」 シカ が あんまり うらやまし そうに 言う ので 、 ウサギ は ますます うれしく なり ました 。
|||||||しか||||そう に|いう||うさぎ|||||
just||||||||||jealous||||||more and more|||
Just a little bit, just a little bit,' said the deer so enviously that the hare became all the more happy.
「 うーん 。
大事な 角 だ が 、 ちょっと だけ なら 、 かぶら せて やって も いい かな 」 ウサギ は 角 を 、 シカ の 頭 に かぶら せて やり ました 。
だいじな|かど||||||||||||うさぎ||かど||しか||あたま|||||
It's an important horn, but if it's just for a little while, can I put it on your head?" The rabbit put the horn on the deer's head.
「 どう だい 、 気分 は ?
||きぶん|
|how||
"How are you feeling?
」 「 うん 、 いい よ 、 いい よ !
Yes, it's fine, it's fine!
まるで 、 王さま に なった 気分 だ !
|おうさま|||きぶん|
|king||||
I feel like a king!
」 シカ は うれし そうに 首 を ふって 、 川 の ふち へ 行き ました 。
しか|||そう に|くび|||かわ||||いき|
|||seemingly|||shook|||bank|||
The deer swung his head happily and went to the frame of the river.
そして 川 に うつる 自分 の 姿 を 見て 、 シカ は うっとり です 。
|かわ|||じぶん||すがた||みて|しか|||
|||reflects|||appearance|||||enraptured|
The deer are entranced by the sight of themselves in the river.
「 ウサギ さん 、 どう だい 。
うさぎ|||
"Mr. Rabbit, what do you think?
ぼく に も 角 が 、 似合う と は 思わ ない かい ?
|||かど||にあう|||おもわ||
|||||suits|||think||
Don't you think I would look good with horns?
」 「 まあまあだ ね 。
so-so|
It's so-so.
だけど 、 ぼく ほど は 似合わ ない よ 」 「 いい や 、 この 角 は 、 ぼく に ぴったりな んだ !
||||にあわ||||||かど|||||
||||does not suit||||||||||perfect|
But it doesn't suit me as well." "No, these horns are perfect for me!
」 シカ は そう 言う と 、 いきなり 川 へ 飛び 込み ました 。
しか|||いう|||かわ||とび|こみ|
||||||||jumped|jumped|
The deer then suddenly jumped into the river.
「 あっ 、 こら !
"Oh, come on!
」 びっくり した ウサギ は シカ に 文句 を 言い ました が 、 シカ は 向こう岸 へ 上がる と 、 あか ん べ ぇ ー を し ながら 言い ました 。
||うさぎ||しか||もんく||いい|||しか||むこうぎし||あがる||||||-||||いい|
||||||complaint|||||||the other side||to go up||red|||||||||
The startled rabbit complained to the deer, but the deer climbed up to the other bank and said while playing baby.
「 や ー い 、 返して 欲しければ 、 ここ まで おい で 」 「 なっ 、 な んだ と ー !
|-||かえして|ほしければ|||||な っ||||-
|||return||||||well||||
"Hey, if you want it back, come here."
」 でも ウサギ は 泳げ ない ので 、 向こう岸 へ 渡る 事 が 出来 ませ ん 。
|うさぎ||およげ|||むこうぎし||わたる|こと||でき||
but||||||the other side||cross|||||
But rabbits can't cross over because they can't swim.
「 こら 、 返せ !
|かえせ
Hey, give it back!
返さ ない と 、 ひどい ぞ !
かえさ||||
If you don't give it back, it's terrible!
」 ウサギ は 大声 で 言い ました が 、 シカ は そのまま 山 の 中 へ と 逃げて しまい ました 。
うさぎ||おおごえ||いい|||しか|||やま||なか|||にげて||
The rabbit yelled at him, but the deer ran off into the mountains.
「 あー ん 、 ぼく の 角 、 ぼく の 角 が ・・・」 それ から と いう もの 、 ウサギ は 泣き ながら 毎日 シカ を 探して 回り ました 。
||||かど|||かど|||||||うさぎ||なき||まいにち|しか||さがして|まわり|
From then on, the bunny cried every day, looking for the deer.
でも どうしても 、 あの シカ を 見つける 事 は 出来 ませ ん でした 。
|||しか||みつける|こと||でき|||
|by all means||||||||||
But no matter what I did, I couldn't find the deer.
「 あー ん 、 ぼく の 角 、 ぼく の 角 ・・・」 ウサギ は あんまり 泣き すぎた ので 、 目 が まっ 赤 に なって しまった と いう 事 です 。
||||かど|||かど|うさぎ|||なき|||め|||あか||||||こと|
The rabbit cried so hard that his eyes turned red.
おしまい