Goblin Slayer Episode 8
♪~
~♪
( 吹雪 の 音 )
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 先生
今日 は 何 を すれ ば よい の です か ?
( 圃 人 ) 何 を すれ ば ?
まったく 貴 様 は バカ だ !
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) う っ ! ( 圃 人 ) ぶん 殴ら れ た !
だから 殴り 返す ! 小 鬼 ども を !
ヤツ ばら は 頭 が よい ぞ お前 に 小 鬼 が 殺せ る の か ?
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 殺し ます
( 圃 人 の 笑い声 )
( 圃 人 ) 大事 な 姉ちゃん が 小 鬼 の オモチャ に さ れ てる 間 ―
お前 は 黙って 見 て た のに か ?
なぜ 飛び出し て 小 鬼 を 殴ら ん かった ?
姉 貴 と 一緒 に さっさと 逃げ ん かった ?
う あっ !
( 圃 人 ) 力 が なく て なん も し なかった ヤツ が ―
力 を 手 に 入れた とたん なんか できる と 思った か ?
でき た と して も そんな もん メッキ よ
すぐに 剥げ て 落ち て パー だ !
けど 決める の は て め え 自身 よ
何 か を やる と 決め て ぶん 回し た 時点 で て め え の 勝ち だ
運 知恵 そ っ から 根性 だ
やる か やら ない か 最初 は それ だ ! とにかく やる ん だ !
はい 先生
( 圃 人 ) 上 を 見ろ !
謎 かけ だ ! リドル !
死に たく なけりゃ 素早く 答えろ
はい 先生
( 圃 人 ) よ ー し
神々 より も 正義 ! 邪 心 より も 邪悪 !
富豪 に 必要 ! 貧者 に 不要 !
それ は 何 か !
そ ー ら 気 を つけろ 潰さ れる ぞ
( 幼少 期 の ゴブリン スレイヤー ) 何も ない 答え は 何も ない !
( 圃 人 ) そうだ ! こいつ は どう だ !
ヤツ は いつ いかなる とき でも 必ず お前 の もと に 現れる
絶対 に お前 を 逃す こと は ない
お前 は ヤツ と 話す こと も でき ない
そら き た お 前 の 隣 だ ! 諦めろ !
答え は 死 … 死 だ !
( 圃 人 ) よ ー し 上出来 だ
最後 に 答えろ わし の ポケット に 何 が ある ?
あ …
( 圃 人 ) 何 が ある ?
( 吹雪 の 音 )
( ゴブリン スレイヤー ) ふむ
( 女 神官 ) う う … ん … N ( ゴブリン スレイヤー ) あ …
( 女 神官 の 寝息 )
( ゴブリン スレイヤー ) ハァ …
( 寝息 )
( 剣 ( つる ぎ ) の 乙女 ) お 目覚め の よう です わ ね
どう で し た かしら ? 私 ( わたくし ) と 彼女 と 褥 ( しと ね ) を 共に し て
( ゴブリン スレイヤー ) 悪く は なかった
これ が 処女 同 衾 ( どう き ん ) の 奇跡
リザレクション か
( 剣 の 乙女 ) あら ご存じ だった の です ね
( ゴブリン スレイヤー ) 知識 と して は な
もっとも 私 の ほう は もう 清らか と は 言え ませ ん が …
ゴブリン か
( 剣 の 乙女 ) ええ もう 10 年 も 前 に なり ます か
ゴブリン に 捕まって 洞窟 の 中 で
何 を さ れ た か お 聞き に なり ます か ?
知って いる
( 剣 の 乙女 ) フフッ
私 “ 痛い 痛い ” って 子供 み たい に 泣 い て …
でも ね 見え てる ん です
ぼやけ て いる けれど あなた の 影 み たい な たたずまい も
ちゃんと
どこ に でも いる けれど 目 を 離す と ―
不意 に 消えうせ て しまう よう な 影 の よう な 人
人 と いう の は … N 女 と いう の は 弱い もの です
私 不安 な の です 怖い の です
おかしい でしょ う ?
剣 の 乙女 と も あ ろ う 女 が 毎夜 毎晩 怖く て 恐ろしく て
たまらない の です よ
こんな 世界 です も の 助け と なる もの は いくら あって も …
ほか の 方 に は きっと 分から ない でしょ う けれど
ね ?
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 剣 の 乙女 ) “ そう か ” です か … N フフッ
何 が おかしい ?
( 剣 の 乙女 ) だって おかしい で は あり ませ ん か
かつて 魔 神 を 討伐 し た 女 です の よ 私
それ が 小 鬼 を 怖 がって いる だ なんて …
ね 私 を … 助け て ください ます か ? ( 立ち上がる 音 )
( 足音 ) ( ゴブリン スレイヤー ) あ …
( ドア の 開閉 音 )
( ゴブリン スレイヤー ) フゥ …
( 女 神官 ) ん …
ん ん …
ん ?
あ ! あ … あと … N えっ と …
( 女 神官 ) み … 見 まし た か ! ? ( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( ゴブリン スレイヤー ) 安心 しろ ( 女 神官 ) ん …
( ゴブリン スレイヤー ) 傷痕 は 残って い ない
( 女 神官 ) ん …
( 女 神官 ) もう ケガ の ほう は 大丈夫 です か ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) ゴブリン スレイヤー さん ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ?
その …
無理 と か し て ませ ん か ?
( ゴブリン スレイヤー ) なぜ そう 思う ?
何 か いつも と 違う よう な …
( ゴブリン スレイヤー ) いい や
何も 変わら ん ぞ
あの … ゴブリン スレイヤー さん ?
( 妖精 弓 手 ) ここ ね ! ( ドア が 開く 音 )
( 妖精 弓 手 ) 2 人 と も ー ! 目 が 覚め た って 聞い た わ よ !
大丈夫 ? 平気 ?
( 鉱 人 道 士 ) 大事 な さ そう だ の か み きり 丸 に 娘 っ子 も
( 蜥蜴 僧侶 ) いやはや 施術 が 間に合って よう ござい まし た
( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 全員 無事 か
( 足音 ) ( ドア が 閉まる 音 )
それ オルク ボルグ が 言う ?
( ゴブリン スレイヤー ) カナリア は どう だ ?
平気 も 平気
って いう か オルク ボルグ が 一 番 危なかった ん だ から
彼女 目 が 覚め た とたん
“ ゴブリン スレイヤー さん ! ? ” って 泣き出し て 大変 だった の よ ~
( 女 神官 ) わ あ ~ ! ち ょ … ちょっと
言わ ない って 約束 …
( 妖精 弓 手 ) 言わ なきゃ 伝わら ない でしょ ?
( 女 神官 ) む ぅ ! ( 蜥蜴 僧侶 ) まっ
ともあれ これ で 憂い なく 探索 を
続け られる と いう もの です な あ ん ?
その 前 に 武具 を あつらえ た ほう が よう ござい ま しょ う が …
バッカ お め え 鱗 ( うろこ ) の ! まずは その 前 に 飯 だ わ い な
おっと これ は したり !
( 蜥蜴 僧侶 と 鉱 人 道 士 の 笑い声 )
( ゴブリン スレイヤー ) 誰 も まだ 食事 を とって い ない ?
( 女 神官 ) はい 約束 し た じゃ ない です か
ひと 山 越え たら みんな で ご飯 を 食べよ う って
( ゴブリン スレイヤー ) む …
約束 は 守ら なくっちゃ です よ ?
( カナリア の 鳴き声 )
( 鉱 人 道 士 ) これ は うまい !
すきっ腹 に は たまら ぬ わ い !
( 蜥蜴 僧侶 ) 皆 で とる 食事 は また 格別 で ござい ます な
( 妖精 弓 手 ) じゃあ オルク ボルグ たち は ―
ゆっくり 休 ん で て !
私 たち が 地下 の 先 を 見 て おく から !
( 女 神官 ) えっ でも …
装備 の ない 戦士 な ん ぞ 危なっかし すぎ て 連れ て いけ ん わ い
すみません
( ゴブリン スレイヤー ) 頼む
あ …
( ゴブリン スレイヤー ) 持つ か ?
( 女 神官 ) いえ 大丈夫 です
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 女 神官 ) 皆さん きっと 大丈夫 です よ ね
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) ケガ は もう 大丈夫 です か ?
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) ムチャ は し ちゃ ダメ です から ね
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( ゴブリン スレイヤー ) どう し た ?
( 女 神官 ) “ どう し た ? ” じゃ あり ませ ん よ !
ゴブリン スレイヤー さん
さっき から “ ああ ” ばっかり じゃ ない です か !
( ゴブリン スレイヤー ) そう か ?
そう です よ !
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 女 神官 ) あと “ そう か ” も 多い です
( ゴブリン スレイヤー ) む …
善処 しよ う
( 女 神官 ) そうして ください フフッ
それ で 買い物 し たい って 言って まし た けれど …
( ゴブリン スレイヤー ) ああ ( 女 神官 ) む ぅっ
( ゴブリン スレイヤー ) 俺 は 武器 や 防 具 を 見 に 行く
壊れ た から な
お前 は どう する ?
私 も 鎖 帷子 ( くさり かた びら ) が 破け て しまった ので 直 せる お 店 が あれ ば いい な と …
( ゴブリン スレイヤー ) 買い替え た ほう が 早い だ ろ う
( 女 神官 ) イヤ です よ そんな の ( ゴブリン スレイヤー ) なぜ だ ?
だって これ ゴブリン スレイヤー さん が
最初 に 褒め て くれ た もの じゃ ない です か
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
そう だった な
( 店員 ) これ もう 穴 開 い ちゃ って ます ね
買い替え た ほう が よく ない っす か ?
いえ 修繕 で お 願い し たい ん です けれど …
( 店員 ) は いはい 修繕 ね
う ~ ん
仕立て 直し と か し ます ?
ひ ぃっ N け … 結構 です !
( 店員 ) グフフ … う わ っ !
( ゴブリン スレイヤー ) 修繕 だ
( 店員 ) ぎ … 銀 等級 …
( ゴブリン スレイヤー ) 革 鎧 ( よろい ) と 円 盾 だ 急ぎ で 頼む
そちら の 鎖 帷子 と 合わせ て だ
え ー と 特級 です と お 代 の ほう が …
( ゴブリン スレイヤー ) ある
あ … ありがとう ござい まっ す !
( ゴブリン スレイヤー ) 剣 を 見せ て もらう ぞ
( 店員 ) あ … ああ
( ゴブリン スレイヤー ) これ を もらう
少し 長い が 自分 で 擦り 上げる
砥石 ( と いし ) を 借りる ぞ
でも お 客 さん そんな の じゃ せいぜい 小 鬼 ぐらい しか …
( ゴブリン スレイヤー ) 小 鬼 を 殺す の に 使う
( 店員 ) えっ ! ?
( 店員 ) さあ いらっしゃい いらっしゃい
( ベル の 音 )
( ベル の 音 )
( 店員 ) さあ さあ ほっぺた とろける “ あいす くり ん ”
おいしい おいしい あいす くり ん だ よ !
( 男の子 ) わ あ ~ !
( 女 神官 ) あいす くり ん ? なん でしょう か ?
( ゴブリン スレイヤー ) よく 分から ん が ―
子供 たち が 集まって いる ところ を 見る と 菓子 の 類い かも な
( 女 神官 ) ん …
( ゴブリン スレイヤー ) かまわ ん ぞ
はい ありがとう ござい ます !
わ … わ あ ~ !
すごい ! 冷たく て 甘い です よ これ !
( ゴブリン スレイヤー ) うまい か ? ( 女 神官 ) は い とって も !
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( ゴブリン スレイヤー ) ふむ 氷 菓子 と いう やつ だ な
術 の 類い で は ある まい どう やって こしらえ て いる ?
( 店員 ) ええ
ある 学士 様 が 火 の 秘 薬 を 水 に ぶち 込む と ―
よく 冷える って 発見 を し やし て ね ( ゴブリン スレイヤー ) ほう
( 店員 ) ひと つ 牛 の 乳 を 凍ら せ て み たら ―
うま い ん じゃ ねえ か と
( ゴブリン スレイヤー ) なるほど いい こと を 聞い た
釣り は いい 1 つ くれ
( 店員 ) へ えっ 毎度 !
( 女 神官 ) フフッ ( ゴブリン スレイヤー ) なん だ ?
いえ ゴブリン スレイヤー さん が
どうして いろんな こと を 知って る の か 分かった ので
( 女 神官 ) 不思議 です よ ね
誰 も この 足元 に ゴブリン が いる なんて 思って ない
( ゴブリン スレイヤー ) ああ
( 女 神官 ) もちろん 被害 が 出 て い て ―
それ は 怖い な って 思う ん でしょ う けど 誰 も …
( ゴブリン スレイヤー ) 小さい ころ …
( 女 神官 ) はい ?
( ゴブリン スレイヤー ) 一 歩 踏み出し たら 地面 が 崩れ て ―
穴 に 落ち て 死ぬ ん じゃ ない か と ( 女 神官 ) え ?
( ゴブリン スレイヤー ) そう 思って ―
歩く こと さえ ためらって い た 時期 が ある
あり え ん 話 じゃ ない
だが 誰 も そんな こと は 気 に し て い ない
俺 は それ が 不思議 だった
姉 や あいつ に も 笑わ れ た が ―
怖 か ろ う が 歩く しか ない と 気づく まで 随分 と かかった
( 女 神官 ) そういう もの です か
( ゴブリン スレイヤー ) そういう もの だ
だが 俺 は 今 も 怖く て しかたない
手伝って くれる の は ありがたい と 思って いる
しかし 手伝う 必要 は ない ん だ
( ゴブリン スレイヤー ) ん ?
好き に する って 言った じゃ ない です か
( ゴブリン スレイヤー ) そう か
( 女 神官 ) そうです よ
ホント しかた の ない 人 です ね
( ゴブリン スレイヤー ) すま ん
( 女 神官 ) そういう の 聞き たく ない です
( ゴブリン スレイヤー ) すま ん
( 女 神官 ) 別に いい です けど
私 だって 怖い もの は 怖 …
冷 たっ ! く ~
ん … ん ~ う っ
それ じゃあ 行き ま しょ う か
ゴブリン スレイヤー … N ( 槍 ( やり ) 使い ) ゴブリン スレイヤー
そこ か !
て め え 人 を わざわざ 手紙 で 呼びつけ とい て
受付 さん に 言いつける ぞ !
( ゴブリン スレイヤー ) 何 を だ ?
( 槍 使い ) その 子 と 遊び 歩 い て い た こと だ !
( 魔女 ) お やめ なさい な
呼ば れ た の は 私
あ … えっ と …
( 魔女 ) 元気 そう ね
よかった わ
あ … はい !
( 魔女 ) こっち に 用 が あった から 一緒 に ね
ほら ( 槍 使い ) う っ ハァ …
う っ ほら よ
( ゴブリン スレイヤー ) すま ん 助かった
( 槍 使い ) った く 俺 は 運送 屋 じゃ ねえ ん だ
こんな もん 運ば せる なって の
( 魔女 ) でも どうして わざわざ ?
この 街 でも 手 に 入る でしょ ?
( ゴブリン スレイヤー ) こちら の 品 で は ダメ だ
目 の 細かい もの で ない と な
そう
( 槍 使い ) 何 に 使う ん だ ? そんな の
( ゴブリン スレイヤー ) 決まって いる だ ろ う
ゴブリン 退治 だ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) 今日 も 帰って こ なかった な
( 牛 飼 娘 ) そうだ ね
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) もう 何 日 目 だ ?
( 牛 飼 娘 ) まあ 遠く の 街 だって 言って たから
きっと 事情 が ある ん だ よ
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ハァ …
こう も 立て続け に 出かけ て は 休み なし の ゴブリン 退治
その うち 二 度 と 帰って こ れ なく なる とき が …
( 牛 飼 娘 ) 帰って くる よ ( 牛 飼 娘 の 叔父 ) あ …
帰って くる 絶対 に
彼 に とって も 私 に とって も ここ は 大事 な 場所 な ん だ から
( 牛 飼 娘 の 叔父 ) ん …
だから 帰って くる まで ちゃんと ここ で 待って い たい ん だ
( 鉱 人 道 士 ) かみ きり 丸 完全 武装 じゃ のう
( 妖精 弓 手 ) もう 少し カッコ つけ れ ば いい のに
( 女 神官 ) そうです ね
そう だ ゴブリン スレイヤー さん カブト に 羽根 と か 付け て み ませ ん ?
( ゴブリン スレイヤー ) 興味 が ない
オルク ボルグ そう いえ ば 今日 は たいまつ じゃ ない の ?
( ゴブリン スレイヤー ) 試し たい こと が ある 火 は 邪魔 だ
それ で やっかい 事 と は なん だ ?
( 蜥蜴 僧侶 ) うむ
あれ に …
( 大 目玉 の うなり 声 )
( 女 神官 ) なん です か あれ ?
( 妖精 弓 手 ) 分か ん ない けど 目玉 だ と は 思う わ
( 蜥蜴 僧侶 ) 見るからに 混とん の 眷属 ( けん ぞ く ) で あり ま しょ う や
( 大 目玉 の うなり 声 )
( 女 神官 ) 名前 を 呼 ん で は いけない そういう 類い の 怪物 です よ ね
( ゴブリン スレイヤー ) 名前 なぞ は “ 大 目玉 ” でも なんでも かまわ ん
( 鉱 人 道 士 ) お前 さん は と っこ と ん ブレ ん のう
( 蜥蜴 僧侶 ) しかし 剣 呑 ( けん の ん ) な の は まさに あの 目玉 で …
( 大 目玉 の 雄 たけ び )
( 蜥蜴 僧侶 ) あれ は まさに “ 分解 ” の 邪 眼
ならば と 竜 牙 兵 を 呼び出す も あの 大 目玉 に にらま れる と ―
解 呪 を くら って 術 が 解ける 始末 でし て な
( ゴブリン スレイヤー ) 分解 に 解 呪 確かに やっかい だ な
( 女 神官 ) 部屋 に 入って こ ない かぎり は ―
攻撃 し て こ ない みたい です ね
たぶん 目 に 見 られ なけ れ ば 奇跡 は 起こせ る と 思う ん です が
( 鉱 人 道 士 ) けど 近づきゃ 見 られる
術 は 使え ん
熱線 ビカビカ 手数 は 向こう が 上
ども こも なら ず ずっと ここ で 立往生 と いう わけ よ
( ゴブリン スレイヤー ) いや 試し て み たい 方法 が ある
言 っと く けど 火 攻め と か 水攻め と か 毒 と か は ダメ だ から ね
( ゴブリン スレイヤー ) そういう 約束 だ
確認 する が ここ は もう 街 の 外 で いい な ?
( 鉱 人 道 士 ) 結構 歩 い た し ―
感じ と して も だいぶ 離れ とる じゃ ろ
( ゴブリン スレイヤー ) なら 問題 ない
( 大 目玉 の うなり 声 )
( 大 目玉 の 雄 たけ び )
来 た ー ! 来 た 来 た 来 た !
( 大 目玉 の うなり 声 )
( 鉱 人 道 士 ) 飲め や 歌え や スピリット
歌って 踊って 眠りこけ
酒 飲む 夢 を 見せ と くれ
にらま れ て なきゃ ざっと こんな もん じゃ い
( ゴブリン スレイヤー ) よし
( 妖精 弓 手 ) オルク ボルグ それ なあ に ?
( ゴブリン スレイヤー ) 小麦粉 だ 吸い込む な
( 鉱 人 道 士 ) そろそろ 術 が 切れ っち まう ぞ !
( 蜥蜴 僧侶 ) ぬ ん !
( 妖精 弓 手 の 荒い 息遣い )
( ゴブリン スレイヤー ) ヤツ に 矢 を 射 かけろ
当て れ ば いい
即座 に 入り口 へ プロテクション を 張れ
お前 が 要 だ しくじる と 死ぬ ぞ
はい
いと 慈悲 深き 地 母 神 よ
か弱き 我ら を どうか 大地 の お 力 で お 守り ください !
( 鉱 人 道 士 ) 粉 密閉 … N おい まさか !
( ゴブリン スレイヤー ) 耳 を 塞 い で 口 を 開け かがめ !
( 大 目玉 の うめき声 )
( 大 目玉 の 悲鳴 )
( 女 神官 ) う っ …
( 落下 音 )
( 鉱 人 道 士 ) やり おった わ い
小 鬼殺し 殿 何 を し た の か ね ?
( ゴブリン スレイヤー ) カナリア の 話 を 教わった とき ―
炭鉱 夫 から 聞い た
狭い 場所 に 細か な 粉じん が 散って そこ へ 火花 が 飛ぶ と ―
燃え広がり 爆発 する らしい
が 思いのほか 準備 が 面倒 だ
引火 誘 爆 の 可能 性 も 高い
これ で は ゴブリン ども 相手 に 使え ん
って いう か 爆発 って !
( ゴブリン スレイヤー ) 火 攻め でも 水攻め でも 毒気 で も ない ぞ ?
そういう 問題 じゃ なく って … N ああ もう いい わ
あの 爆発 し なかったら どう する つもり だった ん です ?
( ゴブリン スレイヤー ) 通路 から 弓矢 を 撃ち ―
正気 に 戻る 前 に 逃げる
これ を 死ぬ まで 繰り返す
手間 だ が 確実 だ
それ 一 番 大変 な の 私 じゃ ない ?
お前 さん に とっちゃ 死活 問題 だ もの な
なん たって 肥え ね ば いつ まで も 金 床 ( かな とこ ) の まま じゃ し
むしろ ドワーフ が ちょっと 痩せる べき よ ね ~ !
( 鉱 人 道 士 ) バッカ お め え この かっぷく こそ ドワーフ じゃ !
( 蜥蜴 僧侶 ) ん ~ ハァ …
( 妖精 弓 手 ) は あ ? ど っ から 見 て も ―
( 女 神官 ) フフ フッ …
ずんぐり むっくり じゃ ない ! ( 鉱 人 道 士 ) ああ ! ?
( 蜥蜴 僧侶 ) さて そう する と 気 に なる の は これ です な
♪~
~♪