ロク で なし 魔術 講師 と 禁 忌 教 典 (08)
( 生徒 たち の 荒い 息遣い )
( 生徒 たち の 荒い 息遣い )
( セシル ) う わ っ !
( シス ティーナ ) 研究 所 まだ か なあ …
大丈夫 ? ルミア
( ルミア ) ちょっと キツ い かも …
リィエル は …
( ルミア ) 大丈夫 そう ( シス ティーナ ) うん
それにしても 朝 起き たら 部屋 に い ない から 大騒ぎ し た の よ
あんまり 勝手 な 事 し ちゃ ダメ な ん だ から ね
大体 そんな 事 ばっかり し てる と あの 人 み たい に なっちゃ う わ よ
グレン 先生 み たい に ( リィエル ) あっ …
あっ ! ( シス ティーナ ・ ルミア ) あっ …
リィエル !
( ルミア ) 大丈夫 ! ?
あ …
触ら ない で
ちょっと リィエル ! ルミア は 心配 し てる のに
( リィエル ) うるさい … N ( シス ティーナ ) あ …
うるさい うるさい うるさい うるさい うるさい !
( 生徒 たち の どよめき )
もう 私 に かまわ ない で !
リィエル …
( リィエル ) 私 は … あなた たち な ん か 大嫌い !
( シス ティーナ ) あ …
あ …
どうして …
やっぱり … 私 たち と 一緒 に いる の が イヤ だった の か な
ん …
( グレン ) そんな 事 ねえ よ ( シス ティーナ ) あっ …
( シス ティーナ ) 先生 …
あいつ 今 ちょっと 不安定 な ん だ
俺 が きのう 余計 な 事 言って 怒ら せ ち まった せい で な
すま ん …
♪~
~♪
( 生徒 たち ) う わ あ …
( バークス ) よう こそ アルザーノ 帝国 魔術 学院 の 皆様
私 が この 白金 魔 導 研究 所 の 所長 バークス = ブラウ モン です
どうも うち の 遠征 学習 へ の 協力 感謝 し ます
( 男子 生徒 たち ) あ ~ …
( 女子 生徒 たち の 歓声 )
( シス ティーナ ) あ …
( ルミア ) 今 は そっと して おい て あげよ う
( シス ティーナ ) うん …
( バークス ) 白金 術 ―
白 魔術 と 錬金術 の 複合 術
この 分野 が 主に 扱う の は 生命 そのもの
故に 新鮮 な マナ に 満たさ れ た ―
この よう な 空間 が 常に 必要 と さ れる の です
あっ … ?
( シス ティーナ ) う わ あ … N ( ルミア ) あ …
ルミア どう し た の ?
え ? う うん 何でもない
( バークス ) ここ で は 複数 の 動植物 を 掛け合わせ ―
キメラ を 生み出す 研究 を し て い ます
( カッシュ ) すげ え なあ ( セシル ) うん !
( テレサ ) わ あ … N ( ウェンディ ) 圧巻 で すわ ね !
( シス ティーナ ) 将来 魔 導 考古 学 を 専攻 する つもり だった けど ―
ちょっと 心 が 揺ら い じゃ う わ ね
ルミア は どう ?
私 は 魔 導 官僚 志望 だ から
それ に ここ を 見て いる と なんか ちょっと …
ん ?
その … 人 が こんな 風 に 命 を 好き勝手 に いじ くって 本当 に いい の か な って
あ …
ん …
確かに これ に のめり込み 過ぎる と 外 道 魔術 師 へ と 堕 ( お ) ち て いき そう ね
ん …
でも やっぱり あの 研究 は さすが に ここ でも やって な さ そう ね
え … ?
当然 と 言え ば 当然 な ん だ けど
死者 の 蘇生 復活 に 関 する 研究 よ
かつて 帝国 が 大々的 に 立ち上げ た “ プロジェクト ・ リヴァ イブラ イフ ” …
( バークス ) よく 勉強 し て いらっしゃる ( シス ティーナ ・ ルミア ) あ …
( バークス ) 学生 さん から その 言葉 を 聞け る と は
い いえ そんな
でも 授業 で は 死 ん だ 人間 の 蘇生 復活 は ―
理論 的 に 不可能 だ と 聞き まし た が
その とおり 今 の ところ その 理論 を 覆す 魔術 は ござい ませ ん
それゆえ に この “ プロジェクト ・ N リヴァ イブラ イフ ” 通称 …
( グレン ) “ プロジェクト ・ N リヴァ イブラ イフ ” って の は
( グレン ) “ プロジェクト ・ N リヴァ イブラ イフ ” って の は
( 3 人 ) あ … ?
( 3 人 ) あ … ?
復活 さ せ たい 人間 の 遺伝 情報
“ ジーン ・ コード ” を 基 に 錬成 し た 肉体 と ―
記憶 情報 を 変換 し た “ アストラル ・ コード ”
そして 他者 の 霊魂 に 初期 化 処理 を 施し た “ アルター ・ エーテル ”
この 3 要素 を 合成 し 復活 さ せる
ま そんな 術 式 だ ( シス ティーナ ) って 先生 !
説明 は ありがたい ん です けど 横 から 割り込み なんて
おっと 失礼 興味深い 話 を し てっ から つい
要 は コピー と コピー を 掛け合わせ て コピー 人間 を 作る と いう 事 です
でも それ って 復活 って 言え る ん でしょ う か
確かに 復活 と は 言え ませ ん なあ
寸分 たがわ ぬ 姿形 を し た もの を 作る に 過ぎ ない
( ルミア ) う …
( グレン ) 安心 しろ ( ルミア ) あ …
この 研究 は と っく の 昔 に 断念 さ れ て いる
1 人 復活 さ せよ う と すれ ば 別 の 誰 か が 何 人 も 死ぬ 事 に なる ん だ から な
そんな 事 … N 許さ れる はず が ねえ
( シス ティーナ ) ん …
( バークス ) ご もっとも です 神 なら ぬ 人間 に ―
生きる べき もの の 取捨 選択 を する 権利 など ない
“ プロジェクト ・ リヴァ イブラ イフ ” は 封印 さ れる べき 研究 な の です
ですが あの “ 天 の 智 慧 ( ちえ ) 研究 会 ” が この 研究 を 盗み出し
成功 に こぎ着け た と いう うわさ が あり まし た ねえ …
あくまで 都市 伝説 レベル の うわさ だ
あの これ は 単なる 興味 本位 な ん です けど
仮に 先ほど の 3 要素 を そろえ られ た と して
“ プロジェクト ・ リヴァ イブラ イフ ” を 成功 さ せる ため に は
ほか に 何 が 必要 な ん でしょ う か
考え られる と すれ ば 固有 魔術 です
“ プロジェクト ・ N リヴァ イブラ イフ ” に 必要 な ―
固有 魔術 を 持つ 人物 が いれ ば あるいは …
( グレン ) う …
で でも そんな 人物 が 現れる の って 天文 学 的 確率 です よ ね ?
( バークス ) はっ はっ はっ ご もっとも
いずれ に しろ この 研究 を 成功 さ せる に は ―
不可能 を 可能 に し て しまう 何 か が 必要 な の です よ
( ルミア ) ああ …
( 生徒 たち の 話し声 )
ル ~ ミア ! カッシュ たち が ごはん 食べ に 行 こ う って
この 島 の 郷土 料理 の お 店 な ん だ けど …
ルミア ? あ …
( ルミア ) は ぁ …
( シス ティーナ ) ん …
( ルミア ) あ …
( シス ティーナ ) ねえ リィエル みんな で 街 に ごはん 食べ に 行く ん だ けど
一緒 に 行か ない ? ( リィエル ) や だ
( シス ティーナ ) あぁ …
う う …
( グレン ) おい いいかげん に しろ よ リィエル
いつ まで 1 人 です ね てん だ よ ( リィエル ) うるさい !
う う っ !
( 飛び降りる 音 )
( 男子 生徒 ) おお っ !
( リィエル の 荒い 息遣い )
( グレン ) ああ …
( グレン ) あの バカ …
( リィエル ) あいつ ら が 悪い ん だ …
あいつ ら の せい で … N あいつ ら が グレン を …
大嫌い !
( リィエル の 荒い 息遣い )
( リィエル の 荒い 息遣い )
ハア ハア ハア ハア …
う っ … う う っ …
なん … で …
どう し … て …
( リィエル の すすり泣き )
( グレン ) リィエル は なあ 子ども な ん だ よ
見た目 は お前 たち と 同じ くらい の なり し ちゃ いる が ―
心 は まだ ほんの 小さな 子ども な ん だ
そう なら ざる を 得 なかった 生い立ち で な
とにかく あいつ に 愛想 を 尽かさ ない で ほしい ん だ
その … 難しい か も し れ ん が
私 たち は 大丈夫 です
こんな 事 で リィエル を 嫌い に なったり し ませ ん
うん
( グレン ) お …
( シス ティーナ ) 私 やっぱり リィエル を 捜し に 行き ます !
フッ いや お前 ら は あいつ の 帰り を 待って やって くれ
え えっ でも …
( グレン ) よっ と ! ( ルミア ・ シス ティーナ ) あ あっ ! ?
( グレン ) リィエル は 俺 が 捜し て くる
これ でも 一応 あいつ の 教師 なんで な
( リィエル の すすり泣き )
( ライネル ) 泣 い て いる の かい ? リィエル
( リィエル ) 誰 ?
( ライネル ) ひどい な 兄 の 事 を 忘れる なんて
兄さん …
どうして … ?
ずっと 君 に 会い たかった
あ あ … は あ …
( アルベルト ) チッ そう き た か
ふん っ 人 払い の 結 界 か さすが に 手 が 早い
いや 俺 が 甘かった と 言う べき か
( エレノア ) う っ ふ ふ こよ い は お 一 人 様 な の でしょ う か
アルベルト さん
貴 様 が 出 て くる と は な エレノア = シャーレット
もし よろし けれ ば この 私 の お 相手 を 務め て いただけ ませ ん ?
熱く 燃える よう な 一 夜 の 夢
背 徳 的 で 退廃 的 な 法 悦 の いっと き を ご 提供 いたし ます わ
( アルベルト ) あいにく 俺 は 貴 様 の よう な 安い 女 に 興味 は ない
う せろ !
( エレノア ) ふ ふ っ つれない お方 で すわ ね
また あの 王女 がらみ で ろく で も ない 事 を 画策 し て いる の だ ろ う が
ここ まで だ 貴 様 に は 即 退場 し て もらう
あら あら せっかち な お方
( エレノア ) そう 急が ず と も …
“ 吠 ( ほ ) えよ 炎 獅子 ( えんじ し ) ”
( エレノア ) “ 出 ( い ) でよ 赤き 獣 の 王 ”
( エレノア ) “ おい で ませ ”
“ 嗚呼 ( ああ ) ・ おい で ませ ・ おいで ませ ”
“ 夜 霊 ( や れい ) の 呼び声 に ・ 応じ ませ ・ N 応じ ませ ・ 応え ませ ”
“ 彼 ( か ) の 血 が 肉 が ・ 汝 等 ( なんじ ら ) 慰み た もう ・ N 潤し た もう ”
“ いざ ・ いざ ・ 召さ れ ” ! アハハ ハハ …
チッ ネクロマンサー が
“ 金色 ( こん じき ) の 雷 獣 よ ・ 地 を 疾 ( と ) く 駆けよ ・ N 天 に 舞って 踊れ ”
う ふ っ
( アルベルト ) 所詮 相手 は 狙撃 屋
ごく 近距離 の 魔術 戦 に 持ち込め ば 容易 に 下せる と でも 思った か
( エレノア ) お 戯れ を
ただ アルベルト 様 が 私 の 想像 を 超え て はるか に お 強く て
激しく て … N 私 もう 壊れ ちゃ い そう
その 超 回復 能力 条件 起動 し た ヒーラー ・ スペル や
自己 治癒 能力 を 高める ドラッグ の たぐい で は ない な
もっと おぞましい 別 の 何 か だ
( エレノア ) ヒヒッ …
( アルベルト ) この 女 は 今 まで 始末 し て き た 外 道 魔術 師 と は 格 が 違う
こいつ を 捕まえる 事 が でき れ ば 帝国 は 組織 に 対 し て 有利 に 立ち 回れ る
( エレノア ) お もてなし を 続け ま しょ う か
( アルベルト ) だ が この 女 は 危険 だ ここ で 確実 に 始末 する
( ルミア ) どう し ちゃ った ん だ ろ う ね リィエル …
( シス ティーナ ) 理由 は 分から ない
けど 一緒 に 海 を 見 た 時 …
( リィエル ) 友達 … N よく 分から ない けど 嫌い じゃ ない
あの 時 の リィエル の 言葉 は ウソ じゃ ない って 思う の
そう だ ね
( シス ティーナ ) よし ! ( ルミア ) ん ?
私 何 か 買って くる わ
2 人 と も お なか ペコペコ に すかせ て 帰って くる だ ろ う し
ふ ふ っ じゃあ お 願い ね
うん !
( リィエル ) ウソ …
兄さん は … 死 ん で …
どうして ?
( ライネル ) 確かに 僕 は あの 日 組織 の 者 の 手 に かかった
でも その 時 の 君 は 動転 し て 気付か なかった ん だ ろ う ね
僕 に まだ 息 が あった って 事 を
リィエル 僕 を 助け て くれ
は …
2 年 前 君 は 亡命 に 成功 し 自由 を 手 に する 事 が でき た
だけど 僕 は 今 でも 組織 の 奴隷 だ
で でも 助ける って どう すれ ば いい の ?
ルミア = ティン ジェル だ ( リィエル ) は っ … !
( ライネル ) 今 組織 が 動かし て いる 計画 に は 彼女 が 必要 な ん だ
その ため に は グレン と いう 魔術 講師 が 邪魔 だ
組織 は 僕 に チャンス を くれ た ん だ この 計画 を 成功 さ せ れ ば ―
僕 は 自由 に なれる ん だ リィエル …
( リィエル ) あ …
( リィエル ) は っ は あ … う う …
私 … は …
リィエル 君 は 僕 を 守って くれる ん じゃ なかった の かい
( リィエル ) わ 私 は …
( ライネル ) それとも また 僕 を 見捨てる つもり な の か
( リィエル ) は あっ …
( グレン ) リィエル ! ( リィエル ) あっ !
その 男 から 離れろ っ !
ふう っ ! ( ライネル ) う わ あ …
グレン = レーダス … ?
ほう よく 知って ん な
さすが “ 天 の 智 慧 研究 会 ” だ
な っ いや 僕 は …
リ … リィエル …
リィエル に 何 を 吹き込 ん で た の か 知ら ん が
俺 に 駆けつける 時間 を 与え た の は 失敗 だった ぜ !
この 外 道 魔術 師 ! ( ライネル ) ふ ふ っ …
お前 が どんな 秘術 を 持って よ う が もう ダメ だ
リィエル こいつ を と っ 捕まえる ぞ !
え えっ ! ?
リィ … エル ?
今 まで ありがとう
さよなら
私 は … 兄さん の ため に 生きる
( アルベルト ) クッ …
ぶざま な !
ざ ー ん ね ー ん !
潮時 です わ
“ 爆 ”
( アルベルト ) う っ ! クッ …
まんまと して やられ た と いう わけ か
( アルベルト ) しか た ある まい
ちょっと 買い 過ぎ た かな … N でも 先生 たくさん 食べる し
( ガラス が 割れる 音 ) あっ …
ルミア ?
え …
は … は …
リィ … エル …
( シス ティーナ ) あなた … 何 し てる の ! ?
ルミア ! ( リィエル ) 大丈夫
ルミア は 殺し て ない 気絶 さ せ た だけ
“ ルミア は ” … ? はっ せ 先生 は ?
グレン 先生 は あなた を 追って …
グレン … ? 私 が 殺し た
( シス ティーナ ) あ … あ …
は あ あっ … !
( シス ティーナ ) ウソ … ウソ … そんな !
何 … なん な の …
なんで こんな 事 ! ( リィエル ) 実は 私 …
天 の 智 慧 … け … なん だ っけ ( シス ティーナ ) は っ … !
とにかく あなた たち の 敵
とにかく あなた たち の 敵
( シス ティーナ ) えっ … はっ …
( シス ティーナ ) えっ … はっ …
( シス ティーナ ) えっ … はっ …
ルミア は 連れ て く から
クッ …
( シス ティーナ ) ま … 待ち なさい !
ルミア から … 離れ て !
動 い たら … 撃つ わ
動か ない で !
( リィエル ) やる の ? ( シス ティーナ ) えっ …
本当 に やる の ?
は あっ … う っ …
( リィエル ) 撃て ば いい ( シス ティーナ ) は …
私 は 何も し ない から
( シス ティーナ ) は …
( リィエル ) 撃って ( シス ティーナ ) は …
( ジン ) ズドン !
( ジン ) 強 がって 見せ ちゃ いる が
自分 の 弱 さ に 仮面 つけ て 隠し て …
自分 の 弱 さ に 仮面 つけ て 隠し て …
( リィエル ) 撃って
( リィエル ) 撃って
( ジン ) やめ て くれ え ~ !
( レイク ) う が っ …
( リィエル ) 撃って
( グレン ) う お あっ !
( ルミア ) ありがとう ( シス ティーナ ) は っ !
( ルミア ) 魔術 を 真 の 意味 で 人 の 力 に し たい ん です
( リィエル ) 撃って
( グレン ) 本当 に ルミア を 守り たい ん なら 力 は 必要 だ
軍用 魔術 を 怖い と 感じ られる お前 なら ―
正しく 力 を 振る える と 信じ てる
( シス ティーナ の 荒い 息遣い )
時間切れ
( シス ティーナ ) は っ …
だって …
しかたない じゃ ない
ここ で 撃ったら ルミア を 巻き込 ん じゃ う かも しれ ない し
もしかしたら リィエル だって …
死 ん じゃ う … かも
ウソつき … 怖く て 何も でき なかった だけ じゃ ない !
( シス ティーナ の すすり泣き )
先生 … !
( シス ティーナ ) ひ あ あっ ( アルベルト ) 邪魔 する ぞ フィー ベル
( シス ティーナ ) アルベルト … さん ?
き ゃ あ あっ ! グレン 先生 !
( アルベルト ) うろたえる な まだ 息 は ある
( シス ティーナ ) 早く 治癒 魔術 を ! ( アルベルト ) ムダ だ
すでに 死に 神 の 鎌 に 捕まった 状態 だ
そんな !
先生 ! 先生 !
とにかく 力 を 貸せ
私 に 何 が できる って 言う ん です か
治癒 魔術 が 効か ない ん じゃ どう しよ う も …
イヤッ ! イヤイヤ ! なんで こんな 事 ばっかり !
( シス ティーナ の 泣き声 )
落ち着け フィー ベル 泣 い て わめく 事 が 今
お前 が なす べき 事 な の か ?
( シス ティーナ ) は っ !
( アルベルト ) この 男 を 殺し たい の なら いくら でも 泣き叫べ
あと は 葬儀 屋 の 仕事 だ ( シス ティーナ ) う っ …
待って ください
私 は 何 を すれ ば いい ん です か
( シス ティーナ ) 白 魔 儀 の “ リヴァイヴァー ” を ! ?
( シス ティーナ ) 白 魔 儀 の “ リヴァイヴァー ” を ! ?
( グレン ) あ … う …
でも 確か 大量 の 魔力 が 必要 じゃ …
その とおり だ フィー ベル お前 の 魔力 も 使わ せろ
分かり まし た
うむ 細かい 術 式 設定 は 俺 が やる
お前 は 略式 の 仮 サーヴァント 契約 で … あっ !
( アルベルト ) チッ … N 呼吸 が 完全 に 止まった 惰弱 な
( シス ティーナ ) せ 先生 !
( アルベルト ) 落ち着け たかが 呼吸 が 止まった だけ だ
弱い が 脈 は ある
フィー ベル 儀式 開始 まで 人工 呼吸 で もた せろ
はっ ! 人工 呼吸 ! ?
( アルベルト ) 学院 の 生徒 なら できる はず だ やれ
で でも 私 実際 に やった 事 …
急げ フィー ベル ! 恐れ て いる 暇 は ない !
あ …
あ … は …
う …
( ルミア ) う … あ … !
( ライネル ) 目 を 覚まし た よう だ ね
( ルミア ) は っ … !
( ライネル ) 手荒 な ま ね を し て すまない
でも 君 は どうして も 必要 な ん だ
僕たち 兄妹 ( きょう だい ) の ため に ねっ
リィエル …
どうして こんな 事 を ?
先生 は ! ?
彼 は もう 来 ない よ
リィエル が 殺し た から ね
は あっ …
ウソ … だ よ ね
リィエル が …―
そんな 事 する わけ ない よ … ね ?
( リィエル ) ごめん
先生 …
( リィエル ) ふ は は は ルミア は いた だい て いく ~
( リィエル ) ふ は は は ルミア は いた だい て いく ~
( ルミア ) あ ~ れ ~
( ルミア ) あ ~ れ ~
( ルミア ) あ ~ れ ~
ルミア ~ ! ああ …
ルミア ~ ! ああ …
ルミア は リィエル に 連れ 去ら れ て グレン 先生 の 意識 も 戻ら ない
頼み の アルベルト さん は 猫 と 戯れ てる ~
頼み の アルベルト さん は 猫 と 戯れ てる ~
( アルベルト ) よ ー し よし よし よし …
すまない 自分 で なんとか し て くれ
こんな 時 アルフォネア 教授 が い て くれ たら !
( セリカ ) 呼 ん だ ? ( シス ティーナ ) アルフォネア 教授 !
いっ お め え 来週 出番 ねえ だ ろ ?
( セリカ ) そうだ っけ ? ( シス ティーナ ) 先生 !
よかった ! 先生 が 死 ん じゃ ったら 私 どう しよ う か と …
あ ! ヤベ …
えっ ? ちょっと 先生 ! ?
私 出番 ない の ?