Overlord Episode 2
( シャルティア ) おや 私 が 1 番 で あり ん す か ?
( モモンガ ) シャルティア
ナザ リック 地下 大 墳墓 ―
第 1 から 第 3 階層 まで の 守護 者 で あり ―
トゥルー バンパイア だ
ああ ! 我が 君 ( きみ )
私 が 唯一 支配 で きぬ 愛し の 君
( モモンガ ) なあ … ち ょ …
( アウラ ) シャルティア ちょっと いいかげん に し たら ?
( シャルティア ) おや チビ すけ
い た で あり ん すか あ ?
( シャルティア ) ぬ しも 大変 で あり ん すね マーレ
この 頭 の おかしい 姉 を 持って
( アウラ ) 偽 乳 ( に せ ち ち ) … N ( シャルティア ) ぬう !
図星 ね だ から わざわざ ゲート を 使って やって き た ん だ
急 い で 来 たい の に 盛り すぎ て て ―
走る たび に 胸 が ど っか 行っちゃ う から
( シャルティア ) だっ 黙り なさい !
あんた な ん か 全く ない でしょ
私 は まだ 76 歳 だ けど ―
あんた は アン デッド
成長 し ない から 大変 よ ね
今 ある もの で 満足 し たら ? ぷ ー
おん ど りゃ あ 吐 い た 唾 は 飲め ん ぞ …
( モモンガ ) 懐かしい な
シャルティア を 設定 し た ペロ ロン チーノ さん も ―
アウラ や マーレ を 設定 し た ―
お 姉さん の ぶ くぶ く 茶釜 ( ちゃ がま ) さん と ―
こんな ふう に よく ケンカ を し て た っけ
( コキュートス ) 騒がしい な
( モモンガ ) うん ?
( コキュートス ) 御方 ( おん かた ) の 前 で 遊び すぎ だ
( モモンガ ) コキュートス
第 5 階層 の 守護 者 で あり 性格 も コンセプト デザイン も ―
武人 と いう 設定 だ
( シャルティア ) この チビ が 私 に 無礼 を
( アウラ ) 事実 だ !
( モモンガ ) そこ まで だ !
シャルティア アウラ
じゃれ 合う の も それ ぐらい に し て おけ
( シャルティア と アウラ ) 申し訳 あり ませ ん !
( モモンガ ) よく 来 た な コキュートス
( コキュートス ) お呼び と あら ば 即座 に
( モモンガ ) うむ ご 苦労
( デミ ウル ゴス ) 皆さん お 待た せ し て 申し訳 あり ませ ん ね
( モモンガ ) デミ ウル ゴス
ナザ リック 地下 大 墳墓 第 7 階層 の 守護 者 で あり ―
防衛 時 に おける NPC 指揮 官 と いう 設定 の 悪魔 だ
( アルベド ) で は 皆 至高 の 御方 に 忠誠 の 儀 を !
♪~
~♪
( モモンガ ) NDMMO - RPG 「 ユグドラシル 」
その サービス 最終 日 世界 は 変化 し た
魔法 は 使える もの の さまざま な 法則 が 変化 し ―
NPC は 自分 の 意志 で 動 い て いる
( モモンガ ) 面 ( おもて ) を あげよ
( モモンガ ) … って 絶望 の オーラ 出し て どう す ん だ 俺 !
( モモンガ ) よく 集まって くれ た 感謝 しよ う
( アウラ と マーレ ) ああ … N ( アルベド ) 感謝 など もったいない
我ら モモンガ 様 に この 身 を 捧げ た 者 たち ―
モモンガ 様 から すれ ば とる に 足ら ない もの でしょ う
しかしながら 我ら の 造 物 主 ( し ゅ ) たる 至高 の 御 方々 に ―
恥じ ない 働き を 誓い ます
( 一同 ) 誓い ます
( モモンガ ) すばらしい ぞ 守護 者 たち よ
お前 たち なら ば 失態 なく 事 を 運べ る と 強く 確信 し た
( 一同 の 喜ぶ 声 )
( モモンガ ) さて … 現在 ナザ リック 地下 大 墳墓 は ―
原因 不明 の 事態 に 巻き込ま れ て いる
すでに セバス に 地表 を 捜索 さ せ て いる の だ が …
草原 ?
( セバス ) はい かつて ナザ リック 地下 大 墳墓 が あった ―
沼地 と は 全く 異なり
周囲 1 キロ に 人工 建築 物 ―
人 型 生物 および モンスター の たぐい は ―
一切 確認 でき ませ ん で し た
( モモンガ ) ご 苦労 だった セバス
ナザ リック が 何らか の 理由 で ―
どこ か 不明 の 地 に 転移 し て しまった の は ―
間違い ない よう だ な
守護 者 統括 アルベド
ならびに 防衛 線 の 責任 者 で ある デミ ウル ゴス
( アルベド と デミ ウル ゴス ) は っ !
( モモンガ ) 両者 の 責任 の 下 で より 完璧 な 情報 共有 システム を 作り ―
警護 を 厚く せよ !
( 一同 ) は っ !
( モモンガ ) マーレ ナザ リック 地下 大 墳墓 の 隠ぺい は 可能 か ?
ま … 魔法 と いう 手段 で は 難しい です
ただ 例えば 壁 に 土 を かけ て ―
それ に 植物 を 生やし た 場合 と か …
( アルベド ) 栄光 ある ナザ リック の 壁 を 土 で 汚 ( けが ) す と ?
( モモンガ ) アルベド ! よけい な 口 を 出す な
( アルベド ) は っ 申し訳 あり ませ ん モモンガ 様
( モモンガ ) 壁 に 土 を かけ て 隠す こと は 可能 か ?
( マーレ ) は … はい お 許し いただける の で し たら
ですが …
( モモンガ ) ふむ 大地 の 盛り上がり が 不自然 か
セバス この 周辺 に 丘 の よう な 場所 は あった か ?
いえ 残念 ながら 平坦 な 大地 が 続 い て いる よう です
( モモンガ ) そう か で あれ ば 周辺 の 大地 に も 土 を 盛り上げ ―
ダミー を 作れ ば ?
ならば さほど 目立た なく なる か と
( モモンガ ) よし で は それ に 取りかかれ
隠せ ない 上空 部分 に は 後 ほど 幻 術 を 展開 しよ う
( マーレ ) はっ はい かしこまり まし た
( モモンガ ) 最後 に 各 階層 守護 者 に 聞い て おき たい こと が ある
まずは シャルティア
お前 に とって 私 と は いったい どの よう な 人物 だ ?
美 の 結晶
まさに この 世界 で もっとも 美しい お方 で あり ん す
( モモンガ ) コキュートス
( コキュートス ) 守護 者 各 員 より も 強者 ( きょう し ゃ ) で あり ―
まさに ナザ リック 地下 大 墳墓 の ―
絶対 なる 支配 者 に ふさわしき 方 か と
( モモンガ ) アウラ
慈悲 深く 深き 配慮 に 優れ た お方 です
( モモンガ ) マーレ
す … すごく 優しい 方 だ と 思い ます
( モモンガ ) デミ ウル ゴス
賢明 な 判断 力 と ―
瞬時 に 実行 さ れる 行動 力 を 有 さ れる 方
まさに 端 倪 ( たん げ い ) す べ から ざる と いう 言葉 が ふさわしき 方 です
( モモンガ ) セバス
至高 の 方々 の 総括 で あり ―
最後 まで 私 ( わたくし ) たち を 見放さ ず 残って いただけ た ―
慈悲 深き 御方 ( お かた ) です
( モモンガ ) 最後 に なった が アルベド
至高 の 方々 の 最高 責任 者 で あり ―
私 ( わたくし ) ども の 最高 の 主人 で あり ます
そして 私 ( わたくし ) の 愛 ( いと ) し い お方 です
( モモンガ ) な っ あ … なるほど
各 員 の 考え は 十分 に 理解 し た
今後 と も 忠義 に 励め
( 一同 ) は っ !
( モモンガ ) ハアー 疲れ た
え ? 何 ? あの 高 評価
あいつ ら マジ だ
す … すごく 怖かった ね お 姉ちゃん
ホント 押しつぶさ れる か と 思った
( コキュートス ) まさか これほど と は …
あれ が 支配 者 と して の 器 を お 見せ に なった モモンガ 様 な の ね
( デミ ウル ゴス ) です ね
( コキュートス ) 我々 の 忠義 に 応え て くださった と いう こと か
私 たち と い た とき は ―
全然 オーラ 発 し て なかった し ね
モモンガ 様 す っ ごく 優しかった ん だ よ
のど が 渇 い た から って 飲み物 まで 出し て くれ て
あれ が 支配 者 と して 本気 に なった ―
モモンガ 様 な ん だ よ ね すごい よ ね
全く その とおり !
私 ( わたくし ) たち の 気持ち に 応え て ―
絶対 者 たる 振る舞い を 取って いただける と は ―
さすが は 我々 の 造 物 主
至高 なる 41 人 の 方々 の 頂点
そして 最後 まで この 地 に 残り し 慈悲 深き 君
( セバス ) で は 私 ( わたくし ) 先 に 戻り ます
( アルベド ) あっ !
モモンガ 様 が どこ に 行か れ た の か 不明 です が ―
お そば に 仕える べき でしょ う し
セバス 何 か あった 場合 は すぐに 私 ( わたくし ) に 報告 を
特に モモンガ 様 が 私 ( わたくし ) を お呼び と いう 場合 は ―
即座 に 駆けつけ ます
ほか の 何 を ほうって も !
ただ 寝室 に お呼び と いう 場合 は ―
それ と なく モモンガ 様 に 時間 が 必要 だ と 伝え なさい
湯あみ 等 の 準備 が …
もちろん そのまま で いい から と いう こと で あれ ば …
了解 し まし た
では 守護 者 の 皆様 も これ で
( デミ ウル ゴス ) うん ? どう かしま し たか ? シャルティア
( コキュートス ) どう し た ? シャルティア
あ … あの すごい 気配 を 受け て ゾク ゾク し て しまって ―
少し 下着 が マズ い こと に なって あり ん す の
( デミ ウル ゴス と アウラ ) あ あー
( アルベド ) この ビッチ ! ( シャルティア ) くっ …
( シャルティア ) は あ ?
モモンガ 様 から あれほど の 力 の 波動
ご 褒美 を いた だい た の よ
それ で 濡 ( ぬ ) りん せ ん ほう が 頭 が おかしい わ 大口 ゴリラ !
ヤツメウナギ !
私 の 姿 は 至高 の 方々 に よって 作って いただけ た 姿 で あり ん すえ
それ は こっち も 同じ こと だ と 思う けど !
あー アウラ 女性 の こと は 女性 に 任せる よ
ちょ っ デミ ウル ゴス 私 に 押しつける 気 ?
( デミ ウル ゴス ) も し 何 か あったら 止め に 入る から
( マーレ ) あっ ええ …
( コキュートス ) まったく ケンカ する ほど の こと な の か ?
コキュートス ! ああ …
( デミ ウル ゴス ) 個人 的 に は 結果 が どう なる か は ―
非常に 興味 が ある ところ です
( マーレ ) えっ ?
戦力 の 増強 と いう 意味 でも ―
ナザ リック の 将来 と いう 意味 でも ね
ど … どういう こと です か ?
おお 偉大 なる 支配 者 の 後継 ( こう けい ) は ある べき だ ろ う ?
うん ?
モモンガ 様 は 最後 まで 残ら れ た
だが もしかすると ―
いずれ ほか の 方々 と 同じ 場所 に 行 ( ゆ ) かれる かも しれ ない
その 場合 我々 が 忠義 を 尽くす べき お方 を ―
残し て いただけ れ ば … と ね
( マーレ ) えっ と それ は どちら か が モモンガ 様 の お 世継ぎ を ?
( コキュートス ) それ は 不 敬 な 考え や も し れ ん ぞ
ただ モモンガ 様 の ご 子息 に も 忠義 を 尽くし たく は ない か ね ?
( コキュートス ) む う … N それ は 確かに 憧れる
いや すばらしい な
すばらしい 光景 だ
ああ … 爺 ( じい ) と お呼び …
ところで マーレ 君 は なんで 女性 の 格好 を し て いる の か ね ?
( マーレ ) こ っ これ は ぶ くぶ く 茶釜 様 が 選 ん だ ん です
えっ と “ 男 の 娘 ( こ ) ” って 言って まし た から
ぼ … 僕 の 性別 を 間違え て で は ない と 思い ます
ふむ … で あれ ば ―
ナザ リック に おい て 少年 は ―
そういう 格好 を する もの な の かも しれ ない な
さて コキュートス いいかげん 戻って き たまえ
( コキュートス ) よい 光景 だった
あれ は まさに 望む 光景 だ
( デミ ウル ゴス ) それ は よかった よ
アルベド シャルティア ! まだ ケンカ を し て いる の か ね
ケンカ は 終わった よ
今 やって る の は …
第 一 妃 ( きさき ) は どちら か と 言わ す こと
ナザ リック の 絶対 な る 支配 者 で あら れる お方 が ―
1 人 しか 妃 を 持て ない と いう の は あまり に も 奇妙 な 話 です から
ただ どちら が 正 妃 ( せい ひ ) と なる か と いう と …
( デミ ウル ゴス ) 非常に 興味深い 話 だ が ―
それ より も 我々 に 命令 を くれ ない か ね ?
フッ … そう ね そう だった わ
シャルティア この 話 は 後日 じっくり
異存 あり ん せ ん
では これ から の 計画 を
( モモンガ ) 魔法 職 しか とって ない けど
レベル 100 に も なれ ば 大抵 の 剣 を 振るう 筋力 は ある
だけど …
( ナーベラル ) あっ
( モモンガ ) クラス が 異なる 武器 や 防 具 を 装備 すら でき ない の は
ゲーム の まま だ
この 世界 に 来 て から 3 日 この 姿 に 恐怖 も 違和感 も 感じ ない
外見 だけ で なく 精神 も 変化 し て いる の か ?
まず 感情 の 起伏 が 激しく なる と ―
何 か に 抑圧 さ れ た よう に 平たん な もの へ と 変わる
さらに 食欲 や 睡眠 欲 も 感じ ない
性欲 は 微妙 に なく も ない けど ―
実戦 使用 し ない で 無くなっちゃ っ た か …
( ナーベラル ) モモンガ 様
( モモンガ ) うん
“ クリエイト グレーター アイテム ”
( モモンガ ) は っ !
( モモンガ ) 魔法 で 生み出し た もの で あれ ば
「 ユグドラシル 」 の とき と 同じ ように 装備 できる わけ か
( モモンガ ) ナー べ ラル 私 は これ から 少し 出 て くる
近 衛兵 の 準備 は 終わって おり ます
( モモンガ ) いや 私 は 1 人 で 十 分 だ
( ナーベラル ) お 待ち ください
モモンガ 様 お 一 人 で は 御 身 ( おん み ) に 何 か あった とき に ―
私 たち が 盾 に なって 死ぬ こと が でき ませ ん
( モモンガ ) N 極 秘 に 行い たい こと が ある
供 は 許さ ぬ
( ナーベラル ) かしこまり まし た
( モモンガ ) 疲れる ん だ よ なあ
まあ この 装備 で 魔法 は 使え ない が ―
アイテム は ある から なんとか …
( モモンガ ) いっ ! 嫉妬 強 欲 憤怒 ( ふん ぬ )
デミ ウル ゴス 配下 の 3 魔 将 が なぜ 第 1 層 に ?
うん ?
( モモンガ ) デミ ウル ゴス !
( デミ ウル ゴス ) ああ これ は モモンガ 様
近衛 を お 連れ に なら ず ここ に いらっしゃる と は
それ に その お召し物
( モモンガ ) な っ … なんで バレ た ?
いや ナザ リック で 自在 に 転移 できる の は ―
ギルド の 指輪 の 持ち主 だけ バレ て 当然 か
( モモンガ ) ああ いろいろ 事情 が あって な
う う っ そういう こと です か
( モモンガ ) えっ ?
まさに 支配 者 たる に ふさわしい ご 配慮 か と 考え ます
( モモンガ ) えっ ? なに ? 息抜き に 外出 し たい だけ な ん だ けど
ですが やはり 供 を 連れ ず に と なり ます と ―
私 も 見過ごす わけ に は 参り ませ ん
( モモンガ ) ふむ ならば 1 人 だけ 同行 を 許 そ う
私 の わがまま を 受け入れ て いただき 感謝 致し ます
( モモンガ ) うわ ー !
すごい な !
こんな 透き通った 空 は 一 度 も 見 た こと が ない
ブルー プラネット さん が 作った 第 6 層 の 空 も すごかった けど
これ は …
( モモンガ ) “ フライ ”
( デミ ウル ゴス ) う う っ う う !
ぐ あ あー
( モモンガ ) う っ
( モモンガ ) 星 と 月 の 明かり だけ で もの が 見える なんて
本当 に 現実 の 世界 と は 思え ませ ん よ ブルー プラネット さん !
( モモンガ ) キラキラ と 輝 い て 宝石 箱 みたい だ
( デミ ウル ゴス ) この 世界 が 美しい の は ―
モモンガ 様 の 身 を 飾る ため の 宝石 を 宿し て いる から か と
( モモンガ ) フッ 確かに そう かもし れ ない な
私 が この 地 に 来 た の は ―
この 誰 も 手 に 入れ て い ない 宝石 箱 を 手 に する ため
いや 私 1 人 で 独占 す べき もの で も ない な
ナザ リック と 我が 友 たち ―
アインズ ・ ウール ・ ゴウン を 飾る ため の もの かも しれ ない か
お 望み と あら ば ―
ナザ リック 全軍 を もって 手 に 入れ て 参り ます
( モモンガ ) フッフッフ
この 世界 に どの よう な 存在 が いる か も 不明 な 段階 で か ?
ただ … そうだ な
世界 征服 なんて 面白い かも しれ ない な
( デミ ウル ゴス ) う あ あっ !
( モモンガ ) まっ そんな こと できる わけない けど
それにしても 「 ユグドラシル 」 から やって き た の は ―
本当 に 俺 だけ な の か
“ 伝言 ( メッセージ ) ” は 届か なかった が 距離 が 遠 すぎ たり
魔法 の 効果 が 変わった せい かも しれ ない
なら アインズ ・ ウール ・ ゴウン の 名 が 世界 に とどろけ ば …
( モモンガ ) うん ?
( モモンガ ) 大地 の 大波 ( アース ・ サージ ) ?
それ も スキル で 範囲 拡大 し た 上 で クラス スキル まで 使用 し て いる な
さすが は マーレ
( デミ ウル ゴス ) モモンガ 様 これ から の ご 予定 を お 聞き し て も ?
( モモンガ ) マーレ の 陣中 見舞い に 行く
何 が 褒美 と して よい と 思う か ?
( デミ ウル ゴス ) モモンガ 様 が お 声 を かける だけ で 十 分 か と
( モモンガ ) ふむ
あっ ! モモンガ 様 !
ハアー ハアー ハアー
どうして こちら に ?
あっ 僕 何 か 失敗 でも ?
( モモンガ ) 違う と も マーレ
ナザ リック の 発見 を 未然 に 阻止 する お前 の 仕事 は ―
最も 重要 な もの だ
( マーレ ) あ … はい
( モモンガ ) だ から こそ マーレ ―
私 が どれ だけ 満足 し て いる か を 知って ほしい
はい モモンガ 様
( モモンガ ) よし で は これ を
は ?
( マーレ ) リング ・ オブ ・ N アインズ ・ ウール ・ ゴウン !
これ は 至高 の 方々 しか 所持 を 許さ れ ない もの
う … 受け 取れる はず が …
( モモンガ ) 冷静 に なる の だ マーレ
え ?
( モモンガ ) ナザ リック 内 は 階層 間 の 転移 を 制限 し て いる が ―
この 指輪 が あれ ば 自由 な 移動 が 可能 だ
さあ これ を 受けとり ナザ リック の ため に 貢献 せよ !
はっ ! は あ …
わ あー !
あ … ありがとう ござい ます
今後 も これほど の 宝 に ふさわしい だけ の 働き を ―
お 見せ ひ … し … し たい と 思い ます
( モモンガ ) 頼む ぞ マーレ
はい ! あの ところ で モモンガ 様
どうして その よう な 格好 を ?
( モモンガ ) う っ う ー む それ は …
( アルベド ) 簡単 よ マーレ
ウフッ
( デミ ウル ゴス ) アルベド
モモンガ 様 は しも べ たち の ―
仕事 の 邪魔 を し ない よう に と の お 考え な の
モモンガ 様 が いらっしゃる と 分かれ ば ―
すべて の 者 は 手 を 止め 敬意 を 示し て しまい ます から
… です よ ね ? モモンガ 様
( モモンガ ) さすが は アルベド 私 の 真意 を 見抜く と は
守護 者 統括 と して 当然 …
いえ その 地位 に なく と も ―
モモンガ 様 の お 心 の 洞察 に は 自信 が ござい ます
( マーレ ) な … なるほど
( アルベド ) う う ! ( モモンガ ) いっ !
何 か ござい まし た か ?
( モモンガ ) いっ … いや 何でもない
よし で は マーレ 邪魔 し て 悪かった な
再び 作業 を 開始 し て くれ
( マーレ ) は … はい で は モモンガ 様 失礼 し ます
( モモンガ ) そうだ アルベド に も 渡し て おこ う
何 を … でしょう か ?
( モモンガ ) 守護 者 統括 で ある アルベド に も ―
これ は 必要 な アイテム だ から な
( アルベド ) 感謝 致し ます
( モモンガ ) えっ ?
( アルベド ) ヌフフ …
( モモンガ ) ち ゅ … 忠義 に 励め
デミ ウル ゴス は また 後日 と しよ う
( デミ ウル ゴス ) かしこまり まし た
か の 偉大 なる 指輪 を 頂ける よう 努力 し て 参り ます
( モモンガ ) で は す べき こと も 済 ん だ
私 は 叱ら れ ない うち に 戻る と しよ う
( アルベド ) よっ しゃ あっ !
( ニグン ) 明 朝 次 の 村 を 襲え
獣 を おり まで 誘導 せよ フッ
♪~
~♪