Mahouka Koukou no Rettousei Episode 16 mahouka|koukou||rettousei|episode

これ は

日 聽 ： 蒼 星 石 & 無名 翻 譯 ： 森羅 、 poopy & 陽子 日 聽 校 對 ： 小 愛 翻 譯 校 對 ： 安 少 & 瞳 瞳 時間 軸 ： 小 澀 壓 製 ： rivercrab ひ|ちょう|あお|ほし|いし|むめい|ひるがえ|わけ|しんら||ようこ|ひ|ちょう|こう|つい|しょう|あい|ひるがえ|わけ|こう|つい|やす|しょう|ひとみ|ひとみ|じかん|じく|しょう|しぶ|あつ|せい| 一体 いったい

その マント と ローブ に は 魔法 陣 を 織り込 ん で ある |まんと|||||まほう|じん||おりこ|||

魔法 陣 まほう|じん

ああ 古式 の 術 式 媒体 で 刻印 魔法 と 同じ 原理 で 作動 する |こしき||じゅつ|しき|ばいたい||こくいん|まほう||おなじ|げんり||さどう|

その 二 着 に は 着用 し た 者 の 魔法 が 掛かり やすく なる 効果 が 付与 さ れ て いる |ふた|ちゃく|||ちゃくよう|||もの||まほう||かかり|||こうか||ふよ||||

で 一体 な ん に 使う ん だ |いったい||||つかう||

カーディナル ・ ジョージ の インビジブル ・ ブリット に は |じょーじ|||||

魔法 の 性質 上 相手 を 視 認 し なけ れ ば なら ない と いう 欠点 が ある まほう||せいしつ|うえ|あいて||し|にん|||||||||けってん||

これ を 使え ば 彼 の 魔法 を 防げ る はず ||つかえ||かれ||まほう||ふせげ||

大会 委員 の デバイス チェック は もう 済ませ て ある から たいかい|いいん|||ちぇっく|||すませ|||

ルール 上 の 問題 も ない るーる|うえ||もんだい||

達也 君 たつや|きみ

決勝 が 草原 ステージ に 決まった こと は 聞い てる けっしょう||そうげん|すてーじ||きまった|||ききい| Escuché que la final se decidió en la etapa de pastizales.

はい

遮蔽 物 の ない フィールド で しゃへい|ぶつ|||ふぃーるど|

砲撃 戦 が 得意 な 一条 選手 と 対戦 し なけ れ ば なら ない けど ほうげき|いくさ||とくい||ひと じょう|せんしゅ||たいせん|||||||

大丈夫 だいじょうぶ

司 波 策 は ある の か つかさ|なみ|さく||||

本来 の 戦い 方 を さ れる と 正直 手 も 足 も 出 なかった ところ です が ほんらい||たたかい|かた|||||しょうじき|て||あし||だ||||

一条 選手 は どうやら 俺 の こと を 過剰 に 意識 し て くれ て いる よう です から ね ひと じょう|せんしゅ|||おれ||||かじょう||いしき|||||||||

接近 戦 に 持ち込め ば なんとか せっきん|いくさ||もちこめ||

格闘 戦 は 禁止 さ れ てる ぜ かくとう|いくさ||きんし||||

触ら なけ れ ば 良い ん です よ 手 は あり ます さわら||||よい||||て|||

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

限界 なんて 自分 次第 げんかい||じぶん|しだい

リミッター を 外し て ||はずし|

Nobodyknows もう 誰 も nobodyknows||だれ|

この先 を 知ら ない このさき||しら|

信じ て は 裏切ら れ てる しんじ|||うらぎら||

見渡せ ば いつ でも みわたせ|||

Nobodyends もう 誰 か に nobodyends||だれ||

頼る の は やめ て たよる||||

大切 な 秘密 に いつ でも 手招き さ れ てる よう で たいせつ||ひみつ||||てまねき|||||

このまま じゃ 前 に 進め ない ||ぜん||すすめ|

手 を 伸ばし て 君 に 届く よう に て||のばし||きみ||とどく||

強 がる だけ じゃ 守れ ない この 思い は 群 青 つよ||||まもれ|||おもい||ぐん|あお

狙い 定め 引き金 を 引 い て ねらい|さだめ|ひきがね||ひ||

誰 に も 真似 でき ない 本当 の 愛で 今 撃ち ぬく から だれ|||まね|||ほんとう||めで|いま|うち||

準備 は し た 手 も 尽くし た じゅんび||||て||つくし|

だが もし これ が 実際 の 戦場 で ||||じっさい||せんじょう|

お互いに 何 の 制約 も なく ぶつかり合った と して も おたがいに|なん||せいやく|||ぶつかりあった|||

あの 二 人 を 同時に 敵 に し て |ふた|じん||どうじに|てき|||

いや 相手 が 一条 将 輝 だけ だった と して も |あいて||ひと じょう|すすむ|あきら|||||

勝て る と 言い切る だけ の 自信 は 今 の 俺 に は ない かて|||いいきる|||じしん||いま||おれ|||

お 兄 様 タオル を どうぞ |あに|さま|たおる||

ありがとう

お 兄 様 いよいよ 決勝 戦 です ね |あに|さま||けっしょう|いくさ||

次 の 相手 は 相当 手強い と 思わ れ ます が つぎ||あいて||そうとう|てごわい||おもわ|||

そう だ ね

力 も 技 も 制限 さ れ た 状態 で ちから||わざ||せいげん||||じょうたい|

制限 し た 側 の 人間 で ある 私 が せいげん|||がわ||にんげん|||わたくし|

この よう な こと を 申し上げる の は 筋違い で あり ご 不快 かも しれ ませ ん が |||||もうしあげる|||すじちがい||||ふかい|||||

それ でも 私 は お 兄 様 は 誰 に も 負け ない と 信じ て おり ます ||わたくし|||あに|さま||だれ|||まけ|||しんじ|||

参った な 本当 に まいった||ほんとう|

次 の 試合 どうやら 負け られ ない らしい つぎ||しあい||まけ|||

なに あれ な に あれ おもしろい

エリカ ちゃん ちょっと

な や っぱ おかしく ねえ か この 格好 |||||||かっこう

使い 方 は 説明 し た とおり だ な つかい|かた||せつめい|||||

何で 僕たち だけ なんで|ぼくたち|

前衛 の 俺 が そんな 走り にくい 物 を 身 に 着け て どう する ぜんえい||おれ|||はしり||ぶつ||み||つけ|||

クソ 今頃 笑って や がん だ ろ う な くそ|いまごろ|わらって||||||

笑った 笑った わらった|わらった

精霊 が 吉田 君 の ローブ に 群がって る せいれい||よしだ|きみ||||むらがって|

ただ の ハッタリ じゃ ない の か

いや 違う だ ろ う |ちがう|||

ヤツ は ジョージ の こと を 知って い た やつ||じょーじ||||しって||

インビジブル ・ ブリット 対策 かも しれ ない ||たいさく|||

確かに あの 魔法 は 貫通 力 が ない けど たしかに||まほう||かんつう|ちから|||

布 一 枚 で 防が れる よう な もの じゃ ない し ぬの|ひと|まい||ふせが|||||||

彼 が そんな 甘い 考え で 対策 を 立て て くる と は 思え ない かれ|||あまい|かんがえ||たいさく||たて|||||おもえ|

分から ない な わから||

まさか この 期 に 及んで 隠し 玉 を 用意 し て い た なんて ||き||およんで|かくし|たま||ようい|||||

分から ない こと を あれこれ 考え て も 意味 は ない わから|||||かんがえ|||いみ||

それ に あんな 布 一 枚 くらい で 俺 たち の 勝利 は 揺るぎ は し ない |||ぬの|ひと|まい|||おれ|||しょうり||ゆるぎ|||

九島 先生 この よう な ところ へ いかが なされ まし た くしま|せんせい|||||||||

な に 一 人 面白 そう な 若者 を 見つけ た ので な ||ひと|じん|おもしろ|||わかもの||みつけ|||

なんという 胆力 |たんりょく

あの プレッシャー の 中 で あそこ まで 正確 に 魔法 を 繰り出す と は |ぷれっしゃー||なか||||せいかく||まほう||くりだす||

彼 は 本当 に 二 科 生 な の かれ||ほんとう||ふた|か|せい||

達也 君 の 手数 は 減って き て いる たつや|きみ||てすう||へって|||

近づけ ば それ だけ 防御 の 方 に 力 を 回さ なく て は なり ませ ん から ちかづけ||||ぼうぎょ||かた||ちから||まわさ|||||||

苦しく なる の は ここ から だ な くるしく|||||||

ここ まで の 試合 で は 無 系統 魔法 と 加重 系統 だった のに |||しあい|||む|けいとう|まほう||かじゅう|けいとう||

今 は 振動 系統 を 使って いる ん だ いま||しんどう|けいとう||つかって|||

わずか 二 時間 足らず で 起動 式 の 構成 を 変え て き た |ふた|じかん|たら ず||きどう|しき||こうせい||かえ|||

打ち合わせ どおり 僕 も 行く よ うちあわせ||ぼく||いく|

おう 後 は 任せろ |あと||まかせろ

止む を 得 ん やむ||とく|

とうとう 誤 魔 化 し 切れ なく なった よう だ な |ご|ま|か||きれ|||||

不謹慎 です よ 先生 ふきんしん|||せんせい

魔法 の 発動 兆候 と 透明 の 空気 弾 の 両方 を 五感 だけ で 把握 し 切る の は まほう||はつどう|ちょうこう||とうめい||くうき|たま||りょうほう||ごかん|||はあく||きる||

いくら 達也 くん でも 無理 でしょ う |たつや|||むり||

それ に この 状況 なら |||じょうきょう|

エレメンタル ・ サイト で は なく 第六感 と いう こと で 言い訳 が 利き ます |さいと||||だいろっかん|||||いいわけ||きき|

そう か な 確かに そこら の 有 象 無 象 の 目 は 誤 魔 化 せ る だ ろ う が |||たしかに|||ゆう|ぞう|む|ぞう||め||ご|ま|か||||||

あちら の 御 仁 の 目 まで 誤 魔 化 せ る と は 思え ん が ||ご|しとし||め||ご|ま|か|||||おもえ||

あの 布 に は こんな 使い 方 が あった の か |ぬの||||つかい|かた||||

これ で は インビジブル ・ ブリット が 使え ない ||||||つかえ|

くそ

なに

幻 術 まぼろし|じゅつ

くら え

将 輝 すすむ|あきら

しまった 加減 が |かげん|

このまま で は 殺し て しまう |||ころし||

達也 くん たつや|

達也 くん たつや|

達也 さん たつや|

今 の 威力 は 規定 違反 だ いま||いりょく||きてい|いはん|

俺 は … おれ|

なんて こと を

肋骨 骨折 肝臓 血管 損傷 出血 多量 も 予測 あばらぼね|こっせつ|かんぞう|けっかん|そんしょう|しゅっけつ|たりょう||よそく

戦闘 力 低下 許容 レベル を 突破 せんとう|ちから|ていか|きょよう|れべる||とっぱ

自己 修復 術 式 オート スタート じこ|しゅうふく|じゅつ|しき||すたーと

魔法 式 ロード まほう|しき|

コア エイ ドス データ バックアップ より リード こあ|えい||でーた|ばっくあっぷ||

修復 開始 しゅうふく|かいし

完了 かんりょう

なに ？

今 の は 一体 何 な の ？ いま|||いったい|なん||

指 を 鳴らし て その 音 を 増幅 し た の だ ろ う ゆび||ならし|||おと||ぞうふく||||||

そう です ね

大 音響 に よる 鼓膜 の 破裂 と 三半規管 の ダメージ で だい|おんきょう|||こまく||はれつ||さんはんきかん||だめーじ|

一条 選手 を 戦闘 不能 に 追い込 ん だ の でしょ う ひと じょう|せんしゅ||せんとう|ふのう||おいこ|||||

そんな こと は 見 れ ば 分かる わ |||み|||わかる|

だから そう じゃ なく て

達也 くん は 倒さ れ た ん じゃ なかった の ？ たつや|||たおさ||||||

ルール 違反 の オーバー アタック で 大怪我 を し た はず の 達也 くん が るーる|いはん||おーばー|あたっく||おおけが||||||たつや||

何故 立ち上がって こ れ た の ？ なぜ|たちあがって||||

七草 落ち着け ななくさ|おちつけ

司 波 が 長 け て いる 古 流 の 武術 に は つかさ|なみ||ちょう||||ふる|りゅう||ぶじゅつ||

肉体 の 強度 を 高める 技 も ある と 聞く にくたい||きょうど||たかめる|わざ||||きく

俺 たち が 知って いる 知識 だけ が 世界 の 全て で は ない おれ|||しって||ちしき|||せかい||すべて|||

魔法 だけ が 奇跡 で は ない の だ まほう|||きせき|||||

それ より まだ 試合 は 終わって い ない |||しあい||おわって||

そう ね ごめんなさい

いつ 見 て も すごい な |み||||

彼 の 自己 修復 スピード は 人間 の 認識 速度 を 超え て いる かれ||じこ|しゅうふく|すぴーど||にんげん||にんしき|そくど||こえ||

いや 冗談 だ |じょうだん|

私 は 司 波 達也 君 が わたくし||つかさ|なみ|たつや|きみ|

使え ない はず の 自己 修復 術 式 を 使った ところ など 見 て は お らん よ つかえ||||じこ|しゅうふく|じゅつ|しき||つかった|||み|||||

いや 人間 離れ し て 頑丈 だ な 彼 は |にんげん|はなれ|||がんじょう|||かれ|

実に 面白い じつに|おもしろい

だからと言って だからといって

彼 を 実験 台 に し て も いい と いう こと に は なり ませ ん から ね かれ||じっけん|だい|||||||||||||||

彼 は この 国 に 二 人 しか い ない かれ|||くに||ふた|じん|||

世界 に も 五十 人 は い ない と 言わ れ て いる 貴重 な 戦力 な ん です から せかい|||ごじゅう|じん|||||いわ||||きちょう||せんりょく||||

多少 の 実験 くらい で 壊れる よう な ひ弱 な 男 で は ない と 思う が ね たしょう||じっけん|||こぼれる|||ひよわ||おとこ|||||おもう||

壊れ なけ れ ば いい と いう もの で は あり ませ ん こぼれ||||||||||||

まあ それ は そう と

藤林 の 言う とおり あれ を 使った な ふじばやし||いう||||つかった|

ええ やはり 規定 内 の 低 スペック ＣＡＤ で は ||きてい|うち||てい||ｃａｄ||

一条 君 の 相手 は 厳しかった の でしょ う ひと じょう|きみ||あいて||きびしかった|||

フラッシュ キャスト の 使用 は 仕方 が ない と 思い ます よ ふらっしゅ|きゃすと||しよう||しかた||||おもい|| Creo que no hay más remedio que usar flashcast.

フラッシュ キャスト か ふらっしゅ|きゃすと|

ＣＡＤ から で は なく 記憶 領域 から 起動 式 を 読み 出す 技術 ｃａｄ|||||きおく|りょういき||きどう|しき||よみ|だす|ぎじゅつ

あの スピード は 驚異 だ な |すぴーど||きょうい||

彼 の 場合 は 特に かれ||ばあい||とくに

記憶 領域 に 魔法 式 を イメージ 記憶 と して 蓄える こと で きおく|りょういき||まほう|しき||いめーじ|きおく|||たくわえる||

起動 式 どころ か 魔法 式 構築 の 時間 すら 省略 し て い ます から きどう|しき|||まほう|しき|こうちく||じかん||しょうりゃく|||||

うち の 隊 に ||たい|

今 の 術 式 を 彼 以上 の 速度 で 発動 できる 者 が おる か いま||じゅつ|しき||かれ|いじょう||そくど||はつどう||もの|||

同じ 系統 の 技術 を 持つ 柳 が 辛うじて 匹敵 する くらい だ と は 思う が おなじ|けいとう||ぎじゅつ||もつ|やなぎ||かろうじて|ひってき||||||おもう|

将 輝 が … 負け た ？ すすむ|あきら||まけ|

吉祥寺 避けろ きちじょうじ|さけろ

やった ん だ ね 達也 ||||たつや

負け られ ない まけ||

達也 が 「 クリムゾン プリンス 」 を 倒し た の なら たつや|||ぷりんす||たおし|||

僕 は せめて 「 カーディナル ジョージ 」 だけ でも 倒し て み せる ぼく||||じょーじ|||たおし|||

また か

くそ

くら え

この 野郎 |やろう

結局 負け ちゃ った な けっきょく|まけ|||

勝った … わ よ ね ？ かった|||

勝ち まし た … ね かち|||

やった 勝った ぞ |かった|

新人 戦 は うち の 優勝 だ しんじん|いくさ||||ゆうしょう|

やり まし た ね

それにしても 一 番 美味しい ところ を さらって いった な |ひと|ばん|おいしい|||||

狙って た の か ？ ねらって|||

そりゃ まさか だ ぜ

しばらく 本当 に 動け なかった ん だ よ |ほんとう||うごけ||||

あんな 衝撃 は |しょうげき|

二 年 前 大型 二輪 に はね られ て 以来 だ ふた|とし|ぜん|おおがた|にりん|||||いらい|

いや あん 時 は マジ で こたえ た ね ||じ||||||

後ろ に ガキンチョ が い て さ 避ける に 避け られ ず うしろ|||||||さける||さけ||

覚悟 を 決め て ドンッ だった ん だ けど よ かくご||きめ|||||||

さすが に 無傷 と は いか ず 肋骨 三 本 ひび 入 っち まっ て さ ||むきず|||||あばらぼね|みっ|ほん||はい||||

まっ 今回 は それよ りゃ マシ って え か 楽 だった けど な |こんかい||それ よ||||||がく|||

えっ と レオ

念の為 に 聞い て おき たい ん だ けど ねんのため||ききい||||||

さっき の 圧縮 空気 弾 は 硬化 魔法 で 防 い だ ん だ よ ね ||あっしゅく|くうき|たま||こうか|まほう||ふせ||||||

い や ぁ 恥ずかし ながら 攻撃 に 気 を 取ら れ ち まって |||はずかし||こうげき||き||とら|||

お 察し の とおり ガード が 間に合わ なかった ん だ よ |さっし|||がーど||まにあわ||||

いや 面目 ねえ |めんぼく|

じゃあ も しか して 一条 選手 の 攻撃 魔法 を 生身 で 凌 い だ の ？ ||||ひと じょう|せんしゅ||こうげき|まほう||なまみ||しの|||

凌げ なかった ぜ しのげ||

だから 立ち上がる のに 時間 が 掛か っち まっ た |たちあがる||じかん||かか|||

幹 比 古 も 唇 を 切って る じゃ ねえ か みき|ひ|ふる||くちびる||きって||||

大丈夫 か ？ だいじょうぶ|

大丈夫 … だ よ だいじょうぶ||

そう いや 達也 の 方 は 大丈夫 か ||たつや||かた||だいじょうぶ|

すま ん もう 一 回 言って くれ |||ひと|かい|いって|

達也 は 大丈夫 か って 言った ん だ けど たつや||だいじょうぶ|||いった|||

ああ 鼓膜 が 片方 破れ て い て な |こまく||かたほう|やぶれ||||

今 は よく 聞こえ ない ん だ いま|||きこえ|||

それ より 幹 比 古 どう し た ん だ ？ ||みき|ひ|ふる|||||

何だか ＵＭＡ を 発見 し た よう な 顔 を し て いる ぞ なんだか|ｕｍａ||はっけん|||||かお|||||

えっ と じゃあ 達也 は |||たつや|

さっき まで の 僕たち の 話 が 聞こえ て なかった ん だ よ ね ？ |||ぼくたち||はなし||きこえ||||||

すま ん な 今 も 唇 を 読 ん で ようやく 理解 でき て いる 状態 だ |||いま||くちびる||よ||||りかい||||じょうたい|

レオ が 大型 二輪 に はね られ た こと が ある って とこ まで は ||おおがた|にりん|||||||||||

読み取れ た ん だ が な よみとれ|||||

その 発言 に 疑問 を 感じ なかった の |はつげん||ぎもん||かんじ||

疑問 ？ 何 に ？ ぎもん|なん|

幹 比 古 一体 どう し た ん だ よ ？ みき|ひ|ふる|いったい||||||

急に 辛 気 くさい 顔 し や がって きゅうに|しん|き||かお|||

俺 たちゃ 勝った ん だ ぜ おれ||かった|||

優勝 だ 優勝 ゆうしょう||ゆうしょう

そう だ ね

お 兄 様 |あに|さま

月 明かり 流れ込 ん で 影 を 並べ た つき|あかり|ながれこ|||かげ||ならべ|

鏡 に 映る 世界 は きよう||うつる|せかい|

モノクロ

寄り添う 心 と 心 重ね た 記憶 よりそう|こころ||こころ|かさね||きおく

リンク する 絆 と 傷 が 強 さ を くれ た りんく||きずな||きず||つよ||||

君 の ため に 何 が できる 私 が ここ に いる 理由 を きみ||||なん|||わたくし|||||りゆう|

確か な こと は ひと つ 結 ん だ 約束 たしか||||||けつ|||やくそく

曇り の ない 眼差し を くもり|||まなざし|

遮る もの は 何も ない から さえぎる|||なにも||

近く に いる 唯一 の 私 に だけ 届く 声 ちかく|||ゆいいつ||わたくし|||とどく|こえ

鏡 を 覗き込 ん だ 君 の 微笑み 顔 が み たい よ きよう||のぞきこ|||きみ||ほおえみ|かお||||

ただ それ だけ で いい