Psycho-Pass Episode 6 psycho|pass|episode Psycho-Pass Episode 6

シェパード ２ 先行 し 過ぎ だ しぇぱーど|せんこう||すぎ|

今 どこ に いる いま|||

ハウンド ４ が … 佐々 山 が 見つから ない ||ささ|やま||みつから|

どう なって る あいつ は どこ に 行った |||||||おこなった

落ち着け 狡 噛 おちつけ|こう|か

状況 が つかめ ない いったん 戻れ じょうきょう|||||もどれ

佐々 山 を 連れ戻す ささ|やま||つれもどす

佐々 山 … ささ|やま

頑張って いる 様子 じゃ ない がんばって||ようす||

まだ 経験 が 浅い 分 心得違い を し て いる 部分 も 多々 あり ます が |けいけん||あさい|ぶん|こころえちがい|||||ぶぶん||たた|||

優秀 な 人材 な の は 事実 です ゆうしゅう||じんざい||||じじつ|

将来 的 に は 有望 か と しょうらい|てき|||ゆうぼう||

そう あって くれ れ ば いい が

君 の 同期 生 の よう な 残念 な 結末 に 至る 可能 性 も 決して ゼロ で は ない きみ||どうき|せい||||ざんねん||けつまつ||いたる|かのう|せい||けっして||||

はい 局長 |きょくちょう

君 たち 監視 官 の 職務 は 過酷 だ きみ||かんし|かん||しょくむ||かこく|

多く の 犯罪 者 そして 執行 官 たち の ゆ がん だ 精神 と 直面 し て も なお おおく||はんざい|もの||しっこう|かん||||||せいしん||ちょくめん||||

任務 を 遂行 できる 不屈 の 精神 が 必要 な の だ にんむ||すいこう||ふくつ||せいしん||ひつよう|||

君 とて 油断 は 禁物 だ ぞ 宜 野 座 君 きみ||ゆだん||きんもつ|||むべ|の|ざ|きみ

犯罪 係数 と 遺伝 的 資質 の 因果 関係 は まだ 科学 的 に 立証 さ れ た わけ で は ない はんざい|けいすう||いでん|てき|ししつ||いんが|かんけい|||かがく|てき||りっしょう|||||||

だが 裏 を 返せ ば まだ 無関係 だ と 証明 さ れ た わけ で も ない |うら||かえせ|||むかんけい|||しょうめい|||||||

君 が 父親 と 同じ 轍 を 踏む こと の ない よう 心から 祈って いる よ きみ||ちちおや||おなじ|わだち||ふむ|||||こころから|いのって||

肝 に 銘じ て おき ます かん||めいじ|||

「 本当 の 女心 は 決して 私 ども に 劣り は いたし ませ ん 」 ほんとう||おんなごころ||けっして|わたくし|||おとり||||

「 確かに われわれ 男 は もっと 言葉 に も 出し 誓い を 立て た り も いたし ます が たしかに||おとこ|||ことば|||だし|ちかい||たて||||||

本当 は 心 に も ない 見せ掛け だけ の 場合 も 多う ござい ます 」 ほんとう||こころ||||みせかけ|||ばあい||おおう||

「 私 たち 男 は 口先 だけ は 立派 な こと も 申し ま しょ う が わたくし||おとこ||くちさき|||りっぱ||||もうし||||

愛情 で それ を 実証 する こと が めったに ござい ませ ん 」 あいじょう||||じっしょう|||||||

そこ まで

はい

『 十二 夜 』 の 初演 は １６０１ 年 じゅうに|よ||しょえん||とし

今 加賀 美 さん に 読 ん で もらった の は いま|かが|び|||よ|||||

シェイクスピア の 驚く べき 普遍 性 が 垣 間 見える 文章 です しぇいくすぴあ||おどろく||ふへん|せい||かき|あいだ|みえる|ぶんしょう|

「 そっち は 文学 の 授業 」 ||ぶんがく||じゅぎょう

「 はい シェイクスピア の 『 十二 夜 』 です 」 |しぇいくすぴあ||じゅうに|よ|

「 シェイクスピア の 喜劇 は 退屈 ね 」 しぇいくすぴあ||きげき||たいくつ|

「 お 嫌い です か 」 |きらい||

「 悲劇 は 好き よ 」 ひげき||すき|

「 特に 『 マクベス 』 と 『 タイ タス * アンド ロニ カス 』 」 とくに|||たい||あんど||

「 その ２ 本 が 面白い ん です ね 」 |ほん||おもしろい|||

「 ただ 面白い だけ じゃ ない 」 |おもしろい|||

「 特別 に 残酷 な の 」 とくべつ||ざんこく||

でも さ 何で データベース で 調べ ない わけ ||なんで|でーたべーす||しらべ||

監視 官 なら 権限 ある っ しょ かんし|かん||けんげん|||

ファイル 閲覧 し たら 狡 噛 さ ん に バレ ちゃ う じゃ ない ふぁいる|えつらん|||こう|か||||||||

バレ ちゃ まずい わけ

つ う か そんなに コウ ちゃん の こと が 気掛かり な の かい |||||||||きがかり|||

それ って 恋 ||こい

縢 君 って 恋 した こと ある の とう|きみ||こい||||

あの ね 朱 ちゃん 俺 って ば 人生 の 先輩 よ ||しゅ||おれ|||じんせい||せんぱい|

恋 どころ か 悪い 遊び は 一とおり こなし てる ん だ ぜ こい|||わるい|あそび||ひととおり|||||

健全 優良 児 の 朱 ちゃん なんて 想像 もつ か ない 世界 を の ぞい て き た わけ さ けんぜん|ゆうりょう|じ||しゅ|||そうぞう||||せかい||||||||

例えば これ たとえば|

ジュース じゅーす

違う 酒 だ よ 本物 の 酒 ちがう|さけ|||ほんもの||さけ

征 陸 の と っ つ あん の お裾分け すすむ|りく|||||||おすそわけ

今 じゃ みんな 中毒 性 が 怖い から って いま|||ちゅうどく|せい||こわい||

安全 な メディカル トリップ か バーチャル ばっ か じゃ ん あんぜん|||||ばーちゃる||||

それ 飲む ん だ よ ね |のむ||||

火 付ける ん じゃ なく て ひ|つける||||

ああ

う うん 何でもない ||なんでもない

まあ こういう いけない お楽しみ も 今 じゃ 俺 ら の 特権 って わけ |||おたのしみ||いま||おれ|||とっけん||

おいしい

これ が 本物 の 料理 って もん さ ||ほんもの||りょうり|||

こら こら 酒 の つまみ だって 言った だ ろ ||さけ||||いった||

ケチ

それとも 朱 ちゃん 試し て みる |しゅ||ためし||

俺 も 酔ったら 口 が 軽く なって しゃべっちゃ う かも よ おれ||よったら|くち||かるく|||||

だって よ 俺 が 採用 さ れ た とき に は もう コウ ちゃん 監視 官 降ろさ れ て たから さ ||おれ||さいよう||||||||||かんし|かん|おろさ||||

詳しい こと は よく 分 っか ん ねえ し くわしい||||ぶん||||

何 か その とき コウ ちゃん の 部下 だった 執行 官 が 殺さ れ ち まった って 話 だ けど なん|||||||ぶか||しっこう|かん||ころさ|||||はなし||

殺さ れ た ころさ||

そう 犯人 追っ掛け て た はず が 逆 に 犠牲 者 に なっちゃ っ た の さ |はんにん|おっかけ|||||ぎゃく||ぎせい|もの||||||

確か 佐々 山 と か いった っけ か たしか|ささ|やま|||||

他の 被害 者 と 同じ 手口 で そりゃ もう ひどい もん だったら し いよ たの|ひがい|もの||おなじ|てぐち||||||||

それ で コウ ちゃん おかしく なって 犯罪 係数 ぶ っ ちぎっちゃ っ て ||||||はんざい|けいすう|||||

あの 事件 迷宮入り って 話 だ けど いまだ に コウ ちゃん 調べ 続け てる らしい よ |じけん|めいきゅういり||はなし|||||||しらべ|つづけ|||

そう な ん だ

つかさ …

朱 ちゃん 何で そんな 酒 強い わけ しゅ||なんで||さけ|つよい|

いや 縢 君 が 弱 過ぎ |とう|きみ||じゃく|すぎ

佐々 山 執行 官 ささ|やま|しっこう|かん

そりゃ 忘れ られる わけない わ 標本 事件 は |わすれ||||ひょうほん|じけん|

標本 事件 ひょうほん|じけん

私ら や 現場 じゃ そう 呼 ん で た ん だ けど ね わたしら||げんば|||よ|||||||

朱 ちゃん プラスティ ネーション って 分かる しゅ|||ねーしょん||わかる

生体 標本 の 作成 方法 で し た よ ね せいたい|ひょうほん||さくせい|ほうほう|||||

そう 死体 に 樹脂 を 浸透 さ せ て 保存 可能 な 標本 に する 技術 |したい||じゅし||しんとう||||ほぞん|かのう||ひょうほん|||ぎじゅつ

あれ を 活用 し た 猟 奇 殺人 だった の よ ||かつよう|||りょう|き|さつじん|||

バラバラ に 切り開 い た 遺体 を プラスティ ネーション で 標本 に し て ばらばら||きりひら|||いたい|||ねーしょん||ひょうほん|||

そい つ を 街 の ど真ん中 に 飾り つけ て くれ た わけ よ |||がい||どまんなか||かざり||||||

盛り場 を 飾る ホログラフ * イルミネーション の 裏側 に ね さかりば||かざる||||うらがわ||

ひどい

何 千 人 と いう 通行人 が 環境 ホロ を 眺め て いる つもり で なん|せん|じん|||つうこうにん||かんきょう|||ながめ||||

実は その 下 に 隠れ てる バラバラ 死体 と ご 対面 し て た って いう … じつは||した||かくれ||ばらばら|したい|||たいめん|||||

バレ た と き の エリア ストレス は ４ レベル も 跳ね上がって ね |||||えりあ|すとれす||れべる||はねあがって|

報道 管制 まで 敷か れ た ほど よ ほうどう|かんせい||しか||||

あっ … あの 食事 中 に すみ ませ ん ||しょくじ|なか||||

うん 何 が |なん|

弥生 は この 程度 じゃ 燃え ない わ やよい|||ていど||もえ||

もっと 激しく て 情熱 的 な の が お好み よ |はげしく||じょうねつ|てき||||おこのみ|

えっ と …

今 は 標本 事件 の 話 でしょ 続き は いま||ひょうほん|じけん||はなし||つづき|

まあ 明らか に 専門 家 の 仕業 だった から ね |あきらか||せんもん|いえ||しわざ|||

捜査 の 焦点 も 薬学 、 科学 の エキスパート に 絞り 込ま れ て いった ん だ けど そうさ||しょうてん||やくがく|かがく||えきすぱーと||しぼり|こま||||||

その 途中 で 佐々 山 君 が ね … |とちゅう||ささ|やま|きみ||

結局 全然 別件 で 捜索願 の 出 て た 高校 教師 の アパート から けっきょく|ぜんぜん|べっけん||そうさくねがい||だ|||こうこう|きょうし||あぱーと|

プラスティ ネーション の 樹脂 が 見つかって ね |ねーしょん||じゅし||みつかって|

あっ ほら こいつ

藤間 幸三郎 ふじま|こうざぶろう

こいつ が 失踪 し た 途端 に 犯行 も 止まった し ||しっそう|||とたん||はんこう||とまった|

まあ 間違い なく クロ だった はず な ん だ けど |まちがい||||||||

状況 証拠 だけ だ し ね じょうきょう|しょうこ||||

まあ 実際 の ところ は 迷宮入り |じっさい||||めいきゅういり

それ に 藤間 に は 科学 の 素養 なんて なかった から ||ふじま|||かがく||そよう|||

問題 の 樹脂 を 誰 が 調合 し た の か それ さえ も 謎 の まま もんだい||じゅし||だれ||ちょうごう||||||||なぞ||

共犯 者 が いたって こと です か きょうはん|もの|||||

そもそも 用途 を 承知 の 上 で 樹脂 を 作った の か どう か |ようと||しょうち||うえ||じゅし||つくった||||

それ すら も 分から ない ん じゃ 共犯 と 呼 ん で いい の やら |||わから||||きょうはん||よ|||||

入手 経路 も 謎 の まま だ し にゅうしゅ|けいろ||なぞ||||

今 と なって は 神 の みぞ 知る よ ね いま||||かみ|||しる||

相変わらず 苦労 し てる みたい ね あいかわらず|くろう||||

う ～ ん 分かる ||わかる

そんな 陰気 な 顔 し てれ ば 一目瞭然 だって の |いんき||かお||||いちもくりょうぜん||

出世 街道 も 大変 よ ね 守 秘 義務 が 多く て しゅっせ|かいどう||たいへん|||しゅ|ひ|ぎむ||おおく|

まさに その とおり で … つらい よ

相変わらず 例 の 危なっかしい 同僚 の 件 あいかわらず|れい||あぶなっかしい|どうりょう||けん

もう ずーっと 振り回さ れ っぱなし な ん だ けど ||ふりまわさ||||||

しかも その 人 昔 は 私 と 同じ 境遇 だった らしい ん だ よ ね ||じん|むかし||わたくし||おなじ|きょうぐう||||||

まさか その トラブル メーカー も 昔 は 優等 生 で ||とらぶる|めーかー||むかし||ゆうとう|せい|

考査 の ポイント も ７００ オーバー と か こうさ||ぽいんと||おーばー||

そう そんな 感じ ||かんじ

もし かして だ けど さ …

うん

あなた の 部下 と あなた 本当 は よく 似 てる ん じゃ ない ||ぶか|||ほんとう|||に||||

急ぎ の 仕事 行か なきゃ いそぎ||しごと|いか|

って まだ 会った ばっかり じゃ ん ||あった|||

今度 埋め合わせ する から こんど|うめあわせ||

葛原 沙 月 さん 行方 不明 の まま 帰って こ ない みたい だ ね かつらはら|いさご|つき||ゆくえ|ふめい|||かえって|||||

教員 たち に は かん口令 が 敷か れ てる きょういん||||かんこうれい||しか||

生徒 たち を 不安がら せ ない よう に って せいと|||ふあんがら|||||

何で そんな … なんで|

余計 不安 に なる じゃ ない よけい|ふあん||||

この 学校 って さ つまり は 多感 な 思春期 の 少女 を 社会 から 隔離 し て |がっこう|||||たかん||ししゅんき||しょうじょ||しゃかい||かくり||

サイコ パス を 曇らせ ない よう 温室 栽培 する って の が 売り な の よ |ぱす||くもらせ|||おんしつ|さいばい|||||うり|||

だから 臭い もの に は ふた を する |くさい||||||

保護 者 相手 の 体面 も ある し ね ほご|もの|あいて||たいめん||||

や だ 怖い よ ||こわい|

怖い 噂 だけ なら もっと ある よ こわい|うわさ|||||

昔 この 学校 に い た 先生 の １ 人 に 実は … むかし||がっこう||||せんせい||じん||じつは

王 陵 先輩 おう|りょう|せんぱい

璃 華子 さま だ り|はなこ||

王 陵 璃 華子 って 何で あんなに 人気 が ある の か な おう|りょう|り|はなこ||なんで||にんき|||||

美人 だ し 頭 も すごく いい びじん|||あたま|||

理由 は はっきり し てる じゃ ない りゆう||||||

私 あの 人 ちょっと 怖い ん だ よ ね わたくし||じん||こわい||||

どうして

目 が … ね め||

時々 うつろ な ん だ ときどき||||

ここ じゃ ない 別 次元 を 見詰める よう な 目 を する |||べつ|じげん||みつめる|||め||

川 原崎 さん 霜月 さん かわ|はらさき||しもつき|

どうも

こんにちは

食事 中 に ごめんなさい しょくじ|なか||

何 でしょう か なん||

２ 人 と も 何 の クラブ に も 所属 し て い ない でしょ じん|||なん||くらぶ|||しょぞく|||||

ここ 桜 霜 学園 の よう な クラブ 活動 を やって いる 教育 機関 なんて |さくら|しも|がくえん||||くらぶ|かつどう||||きょういく|きかん|

今 で は すごく 珍しい の いま||||めずらしい|

もったいない と 思って ||おもって

勧誘 です か ？ かんゆう||

バレ ちゃ った

私 美術 部 の 部長 を やって いる の わたくし|びじゅつ|ぶ||ぶちょう||||

よかったら 部室 に 遊び に 来 て ね |ぶしつ||あそび||らい||

あと 霜月 さん |しもつき|

ぼんやり 考え 事 を する こと は ある けど |かんがえ|こと||||||

別 次元 を 見て いる わけ じゃ ない から べつ|じげん||みて|||||

宇宙 人 じゃ ある まい し ね うちゅう|じん|||||

美佳 の バカ ！ 聞か れ て た でしょ みか||ばか|きか||||

ごめん

失礼 し ます しつれい||

来 て くれ た の ね らい|||||

聞い た わ あなた の お 父 さま の こと ききい||||||ちち|||

お 母 さま の 再婚 相手 |はは|||さいこん|あいて

気付 い て て くれ た ん です か きづ||||||||

ええ 私 は ずっと 葦 歌 さん を 見て い た から |わたくし|||あし|うた|||みて|||

王 陵 先輩 … おう|りょう|せんぱい

何 が あった の か 話し て くれる なん|||||はなし||

あの 人 は その … 私 の こと はっきり と いやらしい 目つき で … |じん|||わたくし||||||めつき|

家 に 帰る たび に いえ||かえる||

誰 か が 私 の 部屋 に 入った 跡 が ある ん です だれ|||わたくし||へや||はいった|あと||||

こんな の 耐え られ ない ||たえ||

でも …

お 母 さま に は 相談 でき ない の ね |はは||||そうだん||||

本当 の 父 が 残し た 借金 は ほんとう||ちち||のこし||しゃっきん|

とても 母 だけ で は 返済 し きれ なく て |はは||||へんさい||||

あの 男 に 頼ら ない と … |おとこ||たよら||

でも 先週 の 定期 健診 でも |せんしゅう||ていき|けんしん|

サイコ パス の 色相 すごく 曇って て … |ぱす||しきそう||くもって|

このまま じゃ 私 … ||わたくし

葦 歌 さん … あし|うた|

あなた は あなた が 望む とおり の 人生 を 選べ ない ||||のぞむ|||じんせい||えらべ|

その つら さ は 分かる わ ||||わかる|

今 の 時代 誰 も が システム に よって 決め られ た 適性 に 沿って いま||じだい|だれ|||しすてむ|||きめ|||てきせい||そって

押し付け られ た 幸せ だけ で 満足 する しか ない おしつけ|||しあわせ|||まんぞく|||

自分 が 本当 に 望 ん だ 夢 を かなえる こと も でき ず に … じぶん||ほんとう||のぞみ|||ゆめ|||||||

本当 に 望む 姿 本当 の 自分 の 価値 ほんとう||のぞむ|すがた|ほんとう||じぶん||かち

それ を 確かめ て み たい と は 思わ ない ||たしかめ||||||おもわ|

私 なら 教え て あげ られる わたくし||おしえ|||

葦 歌 さん の 中 に 隠れ て いる 本当 の 美し さ を あし|うた|||なか||かくれ|||ほんとう||うつくし||

シェイクスピア の 話 続き を し ま しょ う か しぇいくすぴあ||はなし|つづき||||||

はい

『 タイ タス * アンド ロニ カス 』 たい||あんど||

私 が 好き な の は タイ タス の 娘 ラヴィ ニア わたくし||すき||||たい|||むすめ||にあ

父 の せい で トラブル に 巻き込ま れ て ちち||||とらぶる||まきこま||

彼女 は 敵 に 性 的 暴行 を 受け 舌 を 切り取ら れ て かのじょ||てき||せい|てき|ぼうこう||うけ|した||きりとら||

両腕 も 切断 さ れる りょううで||せつだん||

「 これ は 俺 の 命 より 大事 な カワイイ 子 鹿 だった 」 ||おれ||いのち||だいじ|||こ|しか|

かわいそう に …

ラヴィ ニア は 自分 の 父 に 殺さ れる の |にあ||じぶん||ちち||ころさ||

人間 に でき て にんげん|||

動物 に でき ない こと が 山ほど ある どうぶつ||||||やまほど|

その うち の １ つ が 安全 制御 だ |||||あんぜん|せいぎょ|

人間 は どんな もの に でも 安全 装置 を 付け て き た にんげん||||||あんぜん|そうち||つけ|||

執行 官 に も 監視 官 と いう 安全 装置 が 付い て いる しっこう|かん|||かんし|かん|||あんぜん|そうち||つけい||

君 が 操った ドローン に は きみ||あやつった|||

特に 厳重 な 装置 が 付い て い た とくに|げんじゅう||そうち||つけい|||

絶対 に 安全 だった はず の ドローン に ぜったい||あんぜん|||||

殺人 行為 を 実行 さ せ た メモリー カード さつじん|こうい||じっこう||||めもりー|かーど

君 は どこ で 入手 し た ？ きみ||||にゅうしゅ||

八王子 の ドローン 事件 で 金原 が 使った セーフティー * キャン セラー と はちおうじ|||じけん||かなはら||つかった||||

御堂 の ホログラフクラッキング みどう||

まあ どっち の ソース コード も ほんの 断片 しか 回収 でき なかった ん だ けど |||そーす|こーど|||だんぺん||かいしゅう|||||

明らか に 類似 点 が ある あきらか||るいじ|てん||

同じ プログラマー が 書 い たって 線 に おなじ|||しょ|||せん|

私 は 今日 着け てる ブラジャー を 賭け て も いい わたくし||きょう|つけ||ぶらじゃー||かけ|||

いら ねえ よ

御堂 は 確かに ソーシャル ネット の マニア で は あった が みどう||たしかに||ねっと||まにあ||||

公共 の ホロ に 干渉 できる ほど 高度 な ハッキング 技術 は なかった こうきょう||||かんしょう|||こうど|||ぎじゅつ||

金原 も 御堂 も 電 脳 犯罪 の プロ から バックアップ を 受け て い た の は 間違い ない かなはら||みどう||いなずま|のう|はんざい||ぷろ||ばっくあっぷ||うけ||||||まちがい|

しかし 肝心 の 金原 の 供述 が これ じゃ あな ～ |かんじん||かなはら||きょうじゅつ||||

「 本当 だ ！ ある 日 いきなり 俺 宛て に 郵送 さ れ て き た 」 ほんとう|||ひ||おれ|あて||ゆうそう|||||

「 送り 主 の 手紙 に は 名前 も なく て おくり|おも||てがみ|||なまえ|||

ただ あの 工場 に 恨み が ある から 一緒 に めちゃくちゃ に して やろ う って ！ 」 ||こうじょう||うらみ||||いっしょ|||||||

愉快 犯 に し て は 悪質 です よ ね ゆかい|はん|||||あくしつ|||

そもそも 金原 が 殺人 を 犯す と |かなはら||さつじん||おかす|

送り 主 は どうして 予測 でき た ん だ ？ おくり|おも|||よそく||||

と っ つ あん も 職員 の 定期 健診 記録 だけ で 金原 に 的 を 絞った ん だ |||||しょくいん||ていき|けんしん|きろく|||かなはら||てき||しぼった||

同じ マネ を できる や つが い た おなじ|まね||||||

あの 診断 記録 は 部 外 秘 だった わけ じゃ ない |しんだん|きろく||ぶ|がい|ひ||||

じゃあ そい つ が 御堂 を 手伝った 動機 は ||||みどう||てつだった|どうき|

動機 は 金原 と 御堂 に あった どうき||かなはら||みどう||

やつ は きっと それ だけ で 十 分 だった ん だ ||||||じゅう|ぶん|||

狡 噛 ？ こう|か

殺意 と 手段 さつい||しゅだん

本来 揃う はず の なかった ２ つ を 組み合わせ 新た に 犯罪 を 創造 する ほんらい|そろう||||||くみあわせ|あらた||はんざい||そうぞう|

それ が やつ の 目的 だ ||||もくてき|

おい

狡 噛 お 前 は … こう|か||ぜん|

ギノ あの 事件 と 同じ だ ||じけん||おなじ|

ただ 殺意 を 持て余し て いた だけ の 人間 に 手段 を 与え |さつい||もてあまし|||||にんげん||しゅだん||あたえ

本当 の 殺人 犯 に 仕立て上げ てる やつ が いる ほんとう||さつじん|はん||したてあげ||||

落ち着 い て 考えろ おちつ|||かんがえろ

あの とき は 特殊 樹脂 だ が |||とくしゅ|じゅし||

今度 は プログラム の クラッキング ? ツール だ こんど||ぷろぐらむ|||つーる|

全然 違う ぜんぜん|ちがう

技術 屋 と 周旋 人 が また 別 な ん だ ぎじゅつ|や||しゅうせん|じん|||べつ|||

人 を 殺し た がって いる 者 と じん||ころし||||もの|

その ため の 道具 を 作れ る 者 と を 引き合わせ て いる やつ が いる |||どうぐ||つくれ||もの|||ひきあわせ|||||

そい つ が 本当 の 黒幕 だ |||ほんとう||くろまく|

いいかげん に しろ

お前 は いる か どう かも 分から ない 幽霊 を 追い掛け て いる ん だ おまえ||||||わから||ゆうれい||おいかけ||||

佐々 山 は 突き止める 寸前 まで いった ささ|やま||つきとめる|すんぜん||

あいつ の 無念 を 晴らす ||むねん||はらす

その ため の ３ 年間 だった |||ねんかん|

清掃 局 の 高橋 です せいそう|きょく||たかはし|

中央 噴水 塔 の 前 な ん です が ちゅうおう|ふんすい|とう||ぜん||||

ずっと ホログラム に ノイズ が 出 て まし て … |||||だ|||

はい そう な ん です よ

確認 の ため 噴水 の ホロ の 停止 を お 願い し ます かくにん|||ふんすい||||ていし|||ねがい||

何 だ ？ あれ なん||

気持ち 悪い ！ 人形 か ？ きもち|わるい|にんぎょう|

何 か 美術 品 と か じゃ ない っす か ね なん||びじゅつ|しな|||||||

でも 悪 趣味 過ぎ ない か |あく|しゅみ|すぎ||

まったく 誰 だ |だれ|

でも よく 見 たら すごい リアル っす よ ね ||み|||りある|||

凝って ん な こって||

まあ さすが に 家 に 飾り たく は ない けど |||いえ||かざり||||

辱め を 受け た 命 から 解放 さ れ て はずかしめ||うけ||いのち||かいほう|||

ラヴィ ニア は 幸せ だった と 思う かい |にあ||しあわせ|||おもう|

「 娘 が 辱め を 受け た 後 も 生き 永 ら え むすめ||はずかしめ||うけ||あと||いき|なが||

その 姿 を さらし て 悲し み を 日々 新た に さ せ て は なる まい 」 |すがた||||かなし|||ひび|あらた|||||||

でし た っけ ？ 槙島 先生 |||まきしま|せんせい

美しい 花 も いずれ は 枯れ て 散る うつくしい|か||||かれ||ちる

それ が 命 ある 者 全て の 宿命 だ ||いのち||もの|すべて||しゅくめい|

なら いっそ 咲き誇る 姿 の まま に 時 を 止め て しまい たい と 思う の は ||さきほこる|すがた||||じ||とどめ|||||おもう||

無理 も ない 話 だ ね むり|||はなし||

だが しかし もし 君 が 彼女 を 実の 娘 の よう に 愛し て い た と いう の なら … |||きみ||かのじょ||じつの|むすめ||||あいし|||||||

君 は 「 あの 子 の ため に 流し た 涙 で 盲目 に なって 」 しまう の か な ？ きみ|||こ||||ながし||なみだ||もうもく||||||

あら それ は 困り ます わ |||こまり||

だって 私 |わたくし

これ から も もっと もっと 新しい 絵 を 仕上げ て いか なくて は なら ない ん です もの |||||あたらしい|え||しあげ|||||||||