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Fullmetal Alchemist Brotherhood, Fullmetal Alchemist Brotherhood Episode 05

Fullmetal Alchemist Brotherhood Episode 05

錬金術 は 物質 を 理解 分解 再 構築 する 科学 なり

されど 万能 の 技 に は あら ず

無から 有 を 生ずる こと あた わ ず

何 か を 得よう と 欲すれば

必ず 同等の 代価 を 支払う もの なり

これ すなわち 錬金術 の 基本 等 価 交換 なり

錬金術 師 に 禁 忌 あり

そ は 人体 錬成 なり

これ 何 人 も 犯す こと なかれ

生体 錬成 の 知識 を 得る ため

綴 命 の 錬金術 師 ショウ · タッカー の 家 を 訪ねた エド と アル

そこ に は 娘 の ニーナ と 犬 の アレキサンダー が いた

タッカー は 国家 錬金術 師 の 査定 を 通る ため

ニーナ と アレキサンダー を 使って 合成 獣 を 錬成 した

ニーナ は 二度と 元 に 戻ら ない

エド は 己 の 無力 さ に 打ちひしが れる のであった

母さん お 母さん

どうした の エド

プレゼント

僕 が 錬成 した んだ よ

エド が さすが 父さん の 子 ね

ありがとう 本当に エド は すごい わ

こんなに 立派な もの を 作れる なんて

でも

お 母さん は ちゃんと 創って くれ なかった の ね

お にいちゃん

遊 ぼ

大丈夫 兄さん

魘されて たよ

どうした の 二 人 と も

こんな 朝 早く から

あ あの さ

タッカー と ニーナ どう なる の

タッカー 氏 は 資格 剥奪 の うえ

裁判 に かけ られる 予定 だった けど

死んだ わ 二 人 と も

死んだ

いずれ 分かる こと だ から 教えて おく わ ね

殺さ れた の よ

なんで

誰 に

分から ない わ

私 も これ から 現場 へ 行く ところ な の

僕たち も 行き ます

ダメ よ

どうして

見 ない 方 が いい

ひと 足 遅かった か

早く 追いつか ねば このまま で は

事件 を 予期 して いた ような 口ぶり だ な

どう いう わけだ

神 は 試練 を 与えた も うた

邪悪なる 異教徒 が あら ぬ 噂 を 広めて

我ら の 信仰 心 を 乱し

軍 は 弾圧 を 企んで いる

だが 屈して は なら ん

今 こそ 武器 を 手 に 立ち上がる のだ

偉大なる レト 神 の 名 の 下 に

そう だ オレ たち に は レト 神 が ついて いる

異教徒 を 打ち 倒せ

おい だまさ れる な

そい つ は オレ たち に ウソ を ついて た んだ ぞ

黙れ

お前 ら 異教徒 の 手先 だ な

人間 って どう しよう も なく 愚かだ わ

そう 思わ ない グラトニー

愚か 愚か

ああ まったく だ

これ は これ は 教主 様

様 ぁ

悪い わ ね 手 を 煩わ せちゃ って

これ が 終わったら

さっさと 受け持ち の 街 に 帰ら せて もらう さ

鋼 の 坊や に は 邪魔 さ れた けど

結局 うまく 利用 できた わ

予定 より 早く 終わり そう ね

あんた が ちょっと 情報 操作 して

わし が 信者 ども を 煽って やった だけ で この 有様 だ

単純だ よ 人間 って やつ は

流血 は 流血 を 憎悪 は 憎悪 を 呼び

膨れ上がった エネルギー は

この 地 に 根 を 下ろし 血 の 紋 を 刻む

何度 繰り返して も 学ぶ こと を 知ら ない

人間 は 愚かで 悲しい 生き物 だ わ

だから 我々 の 思う ツボ なんだ ろ

また いっぱい 人 が 死ぬ

ええ 死ぬ わ

死んだ の 全部 食べて いい

食べちゃ ダメ

ところで エンヴィー

いつまで その 格好 して る つもり

気持ち 悪い わ よ

や だ な ノリ だ よ ノリ

でも どうせ 変身 する なら

やっぱり 若くて かわいい 方 が いい よ ね

ばっ 化け物

どういう こと だ

教主 は 本物 の コーネロ 教主 どこ に 行った

どう する

化け物 だって さ 失礼 しちゃ うよ ね

食べて いい

そう いえば さ ぁ

イーストシティ の ショウ · タッカー が 殺さ れた って

タッカー

ああ いい んじゃ ない の あんな 雑魚

それ が 殺した の 例 の ヤツ な んだ よ ね

イーストシティ って いったら

焔 の 大佐 が いた かしら

そう 鋼 の お チビ さん も 滞在 中 らしい よ

鋼 の

仕事 の 邪魔 して くれた の は 腹 が 立つ けど

死な せる わけに は いか ない わ ね

大事な 人 柱 だ し

ごちそうさま

分かった わ それ は こっち で なんとか する

で なんて 言った っけ 例の ヤツ

スカー 傷 の 男

ああ 素性 が 分から ん から

オレ たち は そう 呼んで る

目的 も 不明に して 神出鬼没

額 に 大きな 傷 が ある と いう こと ぐらい しか

情報 が ない のです

噂 は 耳 に して いた が

そい つ を 追って きた わけ か

憲兵 司令 部 の お 声 がかり で な

軍 法 会議 所 の 仕事 も 山積み だって のに 頭痛 ぇよ

国家 錬金術 師 ばかり

中央 で 5 人

国 内 です と 10 人 が 被害 に 遭って おり ます

5 日 前 に は グラン の じいさん も 殺 られて る

グラン 准将 が

兵器 錬成 と 軍隊 格闘 の 第一人者 だ ぞ

それ くらい や ばい ヤツ だって こと さ

悪い こと は 言わ ん 護衛 を 増やして

しばらく 大人 しく して て くれ

これ は 親友 と して の 頼み で も ある

ここ ら で 有名 どころ と いったら

タッカー と お前 さん だけ だ ろ

あっ まずい

オレ たち の 信じる 錬金術 って なん だろう って

ずっと 考えて た

錬金術 と は 物質 の 内 に 存在 する 法則 と 流れ を 知り

分解 し 再 構築 する こと

この 世界 も 法則 に 従って 流れ 循環 して いる

人 が 死ぬ の も その 流れ の うち

流れ を 受け入れろ

って 先生 に よく 言わ れた っけ

分かって る つもりだった

でも 分かって なかった

だから 母さん を

そして 今 も どうにも なら ない こと を

どうにか でき ない か と 考えて る

オレ は バカだ

あの とき から 少しも 成長 しちゃ い ない

雨 なら もやもや した 気持ち

流して くれる と 思った けど

今 は 顔 に 当たる ひと 粒 すら 鬱 陶 しい

肉体 を 持た ない 僕 に は 雨 が 肌 を 打つ 感覚 も ない

それ は 寂しい し つらい

僕 は やっぱり 元 の 体 に 人間 に 戻り たい

それ が 世 の 流れ に 逆らう

どうにも なら ない こと だ と して も

鋼 の 錬金術 師 エドワード · エルリック だ な

兄さん

何 な んだ 一体

なんだ こいつ

や ばい や ばい

逃げ なきゃ

や ばい や ばい

アル 逃げろ

逃がさ ん

兄さん

アル つかまれ

ちく しょ なん だって んだ

人 に 恨み を 買う ような こと は

いっぱい して る けど

命 狙わ れる 筋合い は ねぇ ぞ

痛 ぇ

あんた 何者 だ なんで オレ たち を 狙う

貴 様 ら 創る 者 が いれば

壊す 者 も いる と いう こと だ

やる しか ねぇ って か

いい 度胸 だ

だが

遅い

アル

中身 が ない

野郎

遅い

くそ っ

機械 鎧

なるほど 人体 破壊 で は 壊せ ぬ はずだ

変わった ヤツ ら よ

兄さん ダメだ

逃げた 方 が

バカ 野郎 お前 を 置いて 逃げ られ っか

両手 を 合わせて 輪 を 作り 錬成 を 行う わけ か

ならば

おら ぁ

まずは この 鬱 陶 しい 右腕 を 破壊 さ せて もらう

兄さん

これ で もう 錬金術 は 使え ない

神 に 祈る 間 を やろう

兄さん 逃げて

兄さん

あいにくだ けど 祈り たい 神様 が い ない んで ね

あんた が 狙って る の は オレ だけ か

弟 アル も 殺す 気 か

邪魔 を する ならば 排除 する

だが 裁き を 下す の は 鋼 の 錬金術 師 貴 様 だけ だ

そう か

じゃあ 約束 しろ

弟 に は 手 を 出さ ない と

はっ 兄さん

約束 は 守ろう

何 言って んだ よ 兄さん

何 して る 逃げろ よ

立って 逃げる んだ よ

やめろ やめろ

やめろ 貴 様

そこ まで だ

随分 と 派手に 暴れて くれた な スカー

一連の 国家 錬金術 師 殺し の 犯人 と して

貴 様 の 身柄 を 拘束 する

錬金術 師 と は 元来 あるべき 姿 を 異形 へ と 変える 者

それ 即 ち 万物 の 創造 主たる 神 へ の 冒涜

我 は 神 の 代行 者 と して 裁き を 下す 者 なり

邪魔 を する ならば 貴 様 も 排除 する

おもしろい

お前たち は 手 を 出す な

マスタング 大佐

マスタング 焔 の 錬金術 師

自ら 裁き を 受け に 出向いて くる と は

今日 は なんと よき 日 よ

我が 名 を 知って なお 戦い を 挑む か

愚か 者 め

いきなり 何 を する んだ 君 は

大佐 は 下がって て ください

雨 の 日 は 無能な んです から

ああ そう か こう 湿って ちゃ 火花 出せ ない よ な

炎 を 出せ ぬ と は 好都合だ

国家 錬金術 師

我が 使命 を 邪魔 する 者 この 場 の 全員 を 滅ぼす

やって みる が よい

新手 か

我が 輩 の 一撃 を かわす と は

やり おる やり おる

全員 を 滅ぼす と 言った な

ならば まず この 我 が 輩 を 倒して みせよ

豪 腕 の 錬金術 師 アレックス · ルイ · アームストロング を

次 から 次 へ と

これ も 神 の 導き か

退か ぬ か

その 勇気 に 敬意 を 表して 見せて やろう

我が アームストロング 家 に 代々 伝わり し 芸術 的 錬金 法 を

ヤツ は

タッカー 氏 を 殺害 した 犯人 だ

ヤツ が

つか 少佐 あんまり 街 を 破壊 せ んで ください

何 を 言う

破壊 と 創造 は 表裏 一体

壊して 創る これ 即 ち 大 宇宙 の 法則 なり

なぜ 裸

無茶苦茶な 理屈 だ な

同じ 錬金術 師 なら むちゃ と は 思わ ん さ

そう だろう スカー よ

ヤツ も 錬金術 師 か

そう か

錬金術 の 錬成 過程 は 理解 分解 再 構築 の 三 つ

あいつ は それ を 分解 で 止めて る んだ

自分 も 錬金術 師 って

それ じゃ ああ いつ 自身 が

神 の 道 って やつ に 背いて る じゃ ない か

しかも なぜ 国家 資格 を 持つ 者 ばか を 狙う の か

体 に 似合わ ぬ 身 の こなし と

常 人 離れ した 破壊 力

そして 錬金術

厄介で は ある が

追い詰めたり

ここ ぞ と いう ところ で 大振り に なる

ここ だ

はっ 間合い を

やった か

速い で すね

1 発 か すった だけ です

褐色 の 肌 に 赤い 目

イシュヴァール の 民 か

囲ま れた か

おっと 動く な よ この 包囲 から

野郎 地下 水道 に

追う な よ

追い ませ ん よ あんな 危ない ヤツ

すま ん な

包囲 する だけ の 時間 を 稼いで もらった と いう のに

いえ 時間 稼ぎ どころ か

殺 られ ぬ ように する の が 精一杯 で

お っ 終わった か

ヒューズ 中佐 今 まで どこ に

物陰 に 隠れて た

お前 なぁ 援護 と かしろ よ

うる せ ぇ

オレ みたいな 一般 人 を

お前 ら でたらめ 人間 の 万国 ビックリ ショー に

巻き込む んじゃ ねぇ

ぼっ と して ねぇ で やる こと ある だ ろ

市 内 緊急 配備 人相 書き まわせよ

はっ

アルフォンス

アルフォンス

アル 大丈夫 か おい

あれ が エルリック の 弟 と は

深い 事情 が あり そ っす ね

アル アルフォンス

なんで 僕 が 逃げろ って 言った とき に

逃げ なかった んだ よ この バカ 兄

いや だ から アル を 置いて 逃げる わけに は

それ が バカ だって 言う んだ

なんで だ よ

オレ だけ 逃げたら お前 殺さ れた かも しれ ない じゃ ん か

殺さ れ なかった かも しれ ない だ ろ

わざわざ 死ぬ 方 を 選ぶ なんて バカ の する こと だ

兄貴 に 向かって あんまり バカバカ 言う な

何度 でも 言って やる さ

生きて 生きて 生き延びて

もっと 錬金術 を 研究 すれば

元 の 体 に 戻る 方法 も

ニーナ みたいな 子 を 救う 方法 も 見つかる かも しれ ない のに

その 可能 性 を 捨てて 死ぬ 方 を 選ぶ なんて

そんな マネ 絶対 に 許さ ない

ああ っ 右手 もげちゃ った じゃ ない か

兄さん の バカ たれ

あぁ ボロボロ だ な オレ たち

カッコ悪い ったら ありゃ し ねぇ

でも 生きて る

うん 生きて る

まったく 万国 スペシャル · ビックリ ショー だ な こりゃ

あぁ すま ん

オーケー 上 に は 内緒 に し と くさ

バレ たら いろいろ 厄介な んだ ろ

ああ 兄 は ともかく

弟 の 体 は 言い逃れ が でき ん から な

それにしても 厄介な ヤツ に 狙わ れた もん だ

イシュヴァール の 民 か

イシュヴァール の 民 は

イシュヴァラ を 唯一 絶対 の 創造 神 と する

東部 の 一 部族 だった

我が国 に 併合 さ れた 後 も 部分 的に 衝突 は あった が

13 年 前

軍将 校 が 誤って イシュヴァール 人 の 子供 を

射殺 して しまった 事件 を 機 に

内乱 へ と 発展 した

暴動 は 暴動 を 呼び

いつしか 内乱 は 東部 全域 へ と 広がった

7 年 に も 及ぶ 攻防 の 末

軍 上層 部 から 下された 命令 は

イシュヴァー 殲滅

多く の 国家 錬金術 師 が 人間 兵器 と して 駆り出さ れた

そして 国家 錬金術 師 は 目覚ましい 戦果 を もたらした

だから イシュヴァール の 生き残り である

あの 男 の 復讐 に は 正当 性 が ある

く っだ ら ねぇ

関係ない 人間 を 巻き込む 復讐 に

正当 性 も クソ も ある か よ

醜い 復讐 心 を 神 の 代行 人 って オブラート に 包んで

崇 高ぶって る だけ だ

だが 牙 を むき 向かって くる の は 事実 だ

そして 我々 も 死ぬ わけに は いか ない

次に 会った とき は 問答 無用で

潰す

はい

エド アル

お前たち は どう する これ から

また 歩き だす よ

生きて る かぎり 立ち止まって られ ない から な

兄さん

まずは お前 の 体 を 直す ため に

オレ の 腕 を 元 に 戻さ ない と

鎧 と 魂 の 定着 方法 を 知って ん の は オレ だけ だ から な

だ ね

しょうが ねぇ

久しぶりに 行って くる か

うち の 整備 士 の ところ に

{ an 8 fad (600,600) pos (424,12) fsp -1 fs 22} 日本 语 字幕 录入 : FAYFAY

戦い に 傷ついた 体 を 休める べく

リゼンブール に 帰った エド たち を

{ an 8 fad (600,600) pos (424,08) fs 24} 漫游 字幕 组 { fsp -2 fnarial b 0 fs 22} http :// popgo . net / bbs

ウィンリィ の 笑顔 が 出迎える

一方 賢 者 の 石 は 深い 謎 と ともに

エド たち の 前 に 姿 を 現す のだった

次回 鋼 の 錬金術 師

FULLMETAL ALCHEMIST

第 六 話 希望 の 道

夕焼け の 丘 に 吹く 風 は 少年 に 何 を 運ぶ の か

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Fullmetal Alchemist Brotherhood Episode 05 fullmetal|alchemist|brotherhood|episode

錬金術 は 物質 を 理解 分解 再 構築 する 科学 なり れんきんじゅつ||ぶっしつ||りかい|ぶんかい|さい|こうちく||かがく|

されど 万能 の 技 に は あら ず |ばんのう||わざ||||

無から 有 を 生ずる こと あた わ ず なから|ゆう||しょうずる||||

何 か を 得よう と 欲すれば なん|||えよう||ほっすれば

必ず 同等の 代価 を 支払う もの なり かならず|どうとうの|だいか||しはらう||

これ すなわち 錬金術 の 基本   等 価 交換 なり ||れんきんじゅつ||きほん|とう|か|こうかん|

錬金術 師 に 禁 忌 あり れんきんじゅつ|し||きん|い|

そ は 人体 錬成 なり ||じんたい|れんせい|

これ 何 人 も 犯す こと なかれ |なん|じん||おかす||

生体 錬成 の 知識 を 得る ため せいたい|れんせい||ちしき||える|

綴 命 の 錬金術 師 ショウ · タッカー の 家 を 訪ねた エド と アル つづり|いのち||れんきんじゅつ|し|しょう|||いえ||たずねた|||

そこ に は 娘 の ニーナ と 犬 の アレキサンダー が いた |||むすめ||||いぬ||||

タッカー は 国家 錬金術 師 の 査定 を 通る ため ||こっか|れんきんじゅつ|し||さてい||とおる|

ニーナ と アレキサンダー を 使って   合成 獣 を 錬成 した ||||つかって|ごうせい|けだもの||れんせい|

ニーナ は 二度と 元 に 戻ら ない ||にどと|もと||もどら|

エド は 己 の 無力 さ に 打ちひしが れる のであった ||おのれ||むりょく|||うちひしが||

母さん   お 母さん かあさん||かあさん

どうした の   エド

プレゼント ぷれぜんと

僕 が 錬成 した んだ よ ぼく||れんせい|||

エド が   さすが 父さん の 子 ね |||とうさん||こ|

ありがとう   本当に エド は すごい わ |ほんとうに||||

こんなに 立派な もの を 作れる なんて |りっぱな|||つくれる|

でも

お 母さん は   ちゃんと 創って くれ なかった の ね |かあさん|||つくって||||

お にいちゃん

遊 ぼ あそ|

大丈夫   兄さん だいじょうぶ|にいさん

魘されて たよ うなされて|

どうした の 二 人 と も ||ふた|じん||

こんな 朝 早く から |あさ|はやく|

あ   あの さ

タッカー と ニーナ   どう なる の

タッカー 氏 は 資格 剥奪 の うえ |うじ||しかく|はくだつ||

裁判 に かけ られる 予定 だった けど さいばん||||よてい||

死んだ わ   二 人 と も しんだ||ふた|じん||

死んだ しんだ

いずれ 分かる こと だ から 教えて おく わ ね |わかる||||おしえて|||

殺さ れた の よ ころさ|||

なんで

誰 に だれ|

分から ない わ わから||

私 も これ から 現場 へ 行く ところ な の わたくし||||げんば||いく|||

僕たち も 行き ます ぼくたち||いき|

ダメ よ だめ|

どうして

見 ない 方 が いい み||かた||

ひと 足 遅かった か |あし|おそかった|

早く 追いつか ねば   このまま で は はやく|おいつか||||

事件 を 予期 して いた ような 口ぶり だ な じけん||よき||||くちぶり||

どう いう わけだ

神 は 試練 を 与えた も うた かみ||しれん||あたえた||

邪悪なる 異教徒 が あら ぬ 噂 を 広めて じゃあくなる|いきょうと||||うわさ||ひろめて

我ら の 信仰 心 を 乱し われら||しんこう|こころ||みだし

軍 は 弾圧 を 企んで いる ぐん||だんあつ||たくらんで|

だが 屈して は なら ん |くっして|||

今 こそ 武器 を 手 に 立ち上がる のだ いま||ぶき||て||たちあがる|

偉大なる レト 神 の 名 の 下 に いだいなる||かみ||な||した|

そう だ   オレ たち に は レト 神 が ついて いる ||おれ|||||かみ|||

異教徒 を 打ち 倒せ いきょうと||うち|たおせ

おい   だまさ れる な

そい つ は   オレ たち に ウソ を ついて た んだ ぞ |||おれ|||うそ|||||

黙れ だまれ

お前 ら   異教徒 の 手先 だ な おまえ||いきょうと||てさき||

人間 って どう しよう も なく 愚かだ わ にんげん||||||おろかだ|

そう 思わ ない   グラトニー |おもわ||

愚か 愚か おろか|おろか

ああ   まったく だ

これ は これ は 教主 様 ||||きょうしゅ|さま

様 ぁ さま|

悪い わ ね   手 を 煩わ せちゃ って わるい|||て||わずらわ||

これ が 終わったら ||おわったら

さっさと 受け持ち の 街 に 帰ら せて もらう さ |うけもち||がい||かえら|||

鋼 の 坊や に は 邪魔 さ れた けど はがね||ぼうや|||じゃま|||

結局 うまく 利用 できた わ けっきょく||りよう||

予定 より 早く 終わり そう ね よてい||はやく|おわり||

あんた が ちょっと 情報 操作 して |||じょうほう|そうさ|

わし が 信者 ども を 煽って やった だけ で この 有様 だ ||しんじゃ|||あおって|||||ありさま|

単純だ よ   人間 って やつ は たんじゅんだ||にんげん|||

流血 は 流血 を   憎悪 は 憎悪 を 呼び りゅうけつ||りゅうけつ||ぞうお||ぞうお||よび

膨れ上がった エネルギー は ふくれあがった|えねるぎー|

この 地 に 根 を 下ろし 血 の 紋 を 刻む |ち||ね||おろし|ち||もん||きざむ

何度 繰り返して も 学ぶ こと を 知ら ない なんど|くりかえして||まなぶ|||しら|

人間 は 愚かで 悲しい 生き物 だ わ にんげん||おろかで|かなしい|いきもの||

だから 我々 の 思う ツボ なんだ ろ |われわれ||おもう|つぼ||

また いっぱい 人 が 死ぬ ||じん||しぬ

ええ   死ぬ わ |しぬ|

死んだ の 全部 食べて いい しんだ||ぜんぶ|たべて|

食べちゃ ダメ たべちゃ|だめ

ところで エンヴィー

いつまで その 格好 して る つもり ||かっこう|||

気持ち 悪い わ よ きもち|わるい||

や だ な   ノリ だ よ ノリ |||のり|||のり

でも どうせ 変身 する なら ||へんしん||

やっぱり 若くて かわいい 方 が いい よ ね |わかくて||かた||||

ばっ 化け物 |ばけもの

どういう こと だ

教主 は   本物 の コーネロ 教主 どこ に 行った きょうしゅ||ほんもの|||きょうしゅ|||おこなった

どう する

化け物 だって さ   失礼 しちゃ うよ ね ばけもの|||しつれい|||

食べて いい たべて|

そう いえば さ ぁ

イーストシティ の ショウ · タッカー が 殺さ れた って ||しょう|||ころさ||

タッカー

ああ   いい んじゃ ない の   あんな 雑魚 ||||||ざこ

それ が 殺した の 例 の ヤツ な んだ よ ね ||ころした||れい||やつ||||

イーストシティ って いったら

焔 の 大佐 が いた かしら ほのお||たいさ|||

そう   鋼 の お チビ さん も 滞在 中 らしい よ |はがね||||||たいざい|なか||

鋼 の はがね|

仕事 の 邪魔 して くれた の は 腹 が 立つ けど しごと||じゃま|||||はら||たつ|

死な せる わけに は いか ない わ ね しな|||||||

大事な 人 柱 だ し だいじな|じん|ちゅう||

ごちそうさま

分かった わ   それ は こっち で なんとか する わかった|||||||

で   なんて 言った っけ   例の ヤツ ||いった||れいの|やつ

スカー   傷 の 男 |きず||おとこ

ああ   素性 が 分から ん から |すじょう||わから||

オレ たち は そう 呼んで る おれ||||よんで|

目的 も 不明に して 神出鬼没 もくてき||ふめいに||しんしゅつきぼつ

額 に 大きな 傷 が ある と いう こと ぐらい しか がく||おおきな|きず|||||||

情報 が ない のです じょうほう|||

噂 は 耳 に して いた が うわさ||みみ||||

そい つ を 追って きた わけ か |||おって|||

憲兵 司令 部 の お 声 がかり で な けんぺい|しれい|ぶ|||こえ|||

軍 法 会議 所 の 仕事 も 山積み だって のに   頭痛 ぇよ ぐん|ほう|かいぎ|しょ||しごと||やまづみ|||ずつう|

国家 錬金術 師 ばかり こっか|れんきんじゅつ|し|

中央 で 5 人 ちゅうおう||じん

国 内 です と  10 人 が 被害 に 遭って おり ます くに|うち|||じん||ひがい||あって||

5 日 前 に は グラン の じいさん も 殺 られて る ひ|ぜん|||||||ころ||

グラン 准将 が |じゅんしょう|

兵器 錬成 と 軍隊 格闘 の 第一人者 だ ぞ へいき|れんせい||ぐんたい|かくとう||だいいちにんしゃ||

それ くらい や ばい ヤツ だって こと さ ||||やつ|||

悪い こと は 言わ ん   護衛 を 増やして わるい|||いわ||ごえい||ふやして

しばらく 大人 しく して て くれ |おとな||||

これ は 親友 と して の 頼み で も ある ||しんゆう||||たのみ|||

ここ ら で 有名 どころ と いったら |||ゆうめい|||

タッカー と お前 さん だけ だ ろ ||おまえ||||

あっ   まずい

オレ たち の 信じる 錬金術 って なん だろう って おれ|||しんじる|れんきんじゅつ||||

ずっと 考えて た |かんがえて|

錬金術 と は 物質 の 内 に 存在 する 法則 と 流れ を 知り れんきんじゅつ|||ぶっしつ||うち||そんざい||ほうそく||ながれ||しり

分解 し   再 構築 する こと ぶんかい||さい|こうちく||

この 世界 も 法則 に 従って 流れ   循環 して いる |せかい||ほうそく||したがって|ながれ|じゅんかん||

人 が 死ぬ の も その 流れ の うち じん||しぬ||||ながれ||

流れ を 受け入れろ ながれ||うけいれろ

って   先生 に よく 言わ れた っけ |せんせい|||いわ||

分かって る つもりだった わかって||

でも 分かって なかった |わかって|

だから 母さん を |かあさん|

そして 今 も どうにも なら ない こと を |いま||||||

どうにか でき ない か と 考えて る |||||かんがえて|

オレ は バカだ おれ||ばかだ

あの とき から 少しも 成長 しちゃ い ない |||すこしも|せいちょう|||

雨 なら もやもや した 気持ち あめ||||きもち

流して くれる と 思った けど ながして|||おもった|

今 は 顔 に 当たる ひと 粒 すら 鬱 陶 しい いま||かお||あたる||つぶ||うつ|とう|

肉体 を 持た ない 僕 に は   雨 が 肌 を 打つ 感覚 も ない にくたい||もた||ぼく|||あめ||はだ||うつ|かんかく||

それ は 寂しい し つらい ||さびしい||

僕 は やっぱり 元 の 体 に   人間 に 戻り たい ぼく|||もと||からだ||にんげん||もどり|

それ が 世 の 流れ に 逆らう ||よ||ながれ||さからう

どうにも なら ない こと だ と して も

鋼 の 錬金術 師 エドワード · エルリック だ な はがね||れんきんじゅつ|し|えどわーど|||

兄さん にいさん

何 な んだ   一体 なん|||いったい

なんだ こいつ

や ばい   や ばい

逃げ なきゃ にげ|

や ばい   や ばい

アル   逃げろ |にげろ

逃がさ ん にがさ|

兄さん にいさん

アル つかまれ |つかま れ

ちく しょ   なん だって んだ

人 に 恨み を 買う ような こと は じん||うらみ||かう|||

いっぱい して る けど

命 狙わ れる 筋合い は ねぇ ぞ いのち|ねらわ||すじあい|||

痛 ぇ つう|

あんた 何者 だ   なんで オレ たち を 狙う |なにもの|||おれ|||ねらう

貴 様 ら 創る 者 が いれば とうと|さま||つくる|もの||

壊す 者 も いる と いう こと だ こわす|もの||||||

やる しか ねぇ って か

いい 度胸 だ |どきょう|

だが

遅い おそい

アル

中身 が ない なかみ||

野郎 やろう

遅い おそい

くそ っ

機械 鎧 きかい|よろい

なるほど   人体 破壊 で は 壊せ ぬ はずだ |じんたい|はかい|||こわせ||

変わった ヤツ ら よ かわった|やつ||

兄さん   ダメだ にいさん|だめだ

逃げた 方 が にげた|かた|

バカ 野郎   お前 を 置いて 逃げ られ っか ばか|やろう|おまえ||おいて|にげ||

両手 を 合わせて 輪 を 作り   錬成 を 行う わけ か りょうて||あわせて|りん||つくり|れんせい||おこなう||

ならば

おら ぁ

まずは   この 鬱 陶 しい 右腕 を 破壊 さ せて もらう ||うつ|とう||みぎうで||はかい|||

兄さん にいさん

これ で もう 錬金術 は 使え ない |||れんきんじゅつ||つかえ|

神 に 祈る 間 を やろう かみ||いのる|あいだ||

兄さん   逃げて にいさん|にげて

兄さん にいさん

あいにくだ けど   祈り たい 神様 が い ない んで ね ||いのり||かみさま|||||

あんた が 狙って る の は オレ だけ か ||ねらって||||おれ||

弟   アル も 殺す 気 か おとうと|||ころす|き|

邪魔 を する ならば 排除 する じゃま||||はいじょ|

だが   裁き を 下す の は 鋼 の 錬金術 師   貴 様 だけ だ |さばき||くだす|||はがね||れんきんじゅつ|し|とうと|さま||

そう か

じゃあ 約束 しろ |やくそく|

弟 に は 手 を 出さ ない と おとうと|||て||ださ||

はっ   兄さん |にいさん

約束 は 守ろう やくそく||まもろう

何 言って んだ よ   兄さん なん|いって|||にいさん

何 して る   逃げろ よ なん|||にげろ|

立って 逃げる んだ よ たって|にげる||

やめろ   やめろ

やめろ   貴 様 |とうと|さま

そこ まで だ

随分 と 派手に 暴れて くれた な   スカー ずいぶん||はでに|あばれて|||

一連の 国家 錬金術 師 殺し の 犯人 と して いちれんの|こっか|れんきんじゅつ|し|ころし||はんにん||

貴 様 の 身柄 を 拘束 する とうと|さま||みがら||こうそく|

錬金術 師 と は 元来 あるべき 姿 を 異形 へ と 変える 者 れんきんじゅつ|し|||がんらい||すがた||いぎょう|||かえる|もの

それ 即 ち   万物 の 創造 主たる 神 へ の 冒涜 |そく||ばんぶつ||そうぞう|しゅたる|かみ|||ぼうとく

我 は 神 の 代行 者 と して 裁き を 下す 者 なり われ||かみ||だいこう|もの|||さばき||くだす|もの|

邪魔 を する ならば 貴 様 も 排除 する じゃま||||とうと|さま||はいじょ|

おもしろい

お前たち は 手 を 出す な おまえたち||て||だす|

マスタング 大佐 |たいさ

マスタング   焔 の 錬金術 師 |ほのお||れんきんじゅつ|し

自ら 裁き を 受け に 出向いて くる と は おのずから|さばき||うけ||でむいて|||

今日 は なんと よき 日 よ きょう||||ひ|

我が 名 を 知って なお 戦い を 挑む か わが|な||しって||たたかい||いどむ|

愚か 者 め おろか|もの|

いきなり 何 を する んだ   君 は |なん||||きみ|

大佐 は 下がって て ください たいさ||さがって||

雨 の 日 は 無能な んです から あめ||ひ||むのうな||

ああ そう か   こう 湿って ちゃ 火花 出せ ない よ な ||||しめって||ひばな|だせ|||

炎 を 出せ ぬ と は 好都合だ えん||だせ||||こうつごうだ

国家 錬金術 師 こっか|れんきんじゅつ|し

我が 使命 を 邪魔 する 者   この 場 の 全員 を 滅ぼす わが|しめい||じゃま||もの||じょう||ぜんいん||ほろぼす

やって みる が よい

新手 か あらて|

我が 輩 の 一撃 を かわす と は わが|やから||いちげき||||

やり おる   やり おる

全員 を 滅ぼす と 言った な ぜんいん||ほろぼす||いった|

ならば まず   この 我 が 輩 を 倒して みせよ |||われ||やから||たおして|

豪 腕 の 錬金術 師   アレックス · ルイ · アームストロング を たけし|うで||れんきんじゅつ|し||||

次 から 次 へ と つぎ||つぎ||

これ も 神 の 導き か ||かみ||みちびき|

退か ぬ か しりぞか||

その 勇気 に 敬意 を 表して 見せて やろう |ゆうき||けいい||あらわして|みせて|

我が アームストロング 家 に 代々 伝わり し 芸術 的 錬金 法 を わが||いえ||だいだい|つたわり||げいじゅつ|てき|れんきん|ほう|

ヤツ は やつ|

タッカー 氏 を 殺害 した 犯人 だ |うじ||さつがい||はんにん|

ヤツ が やつ|

つか 少佐   あんまり 街 を 破壊 せ んで ください |しょうさ||がい||はかい|||

何 を 言う なん||いう

破壊 と 創造 は 表裏 一体 はかい||そうぞう||ひょうり|いったい

壊して 創る   これ 即 ち 大 宇宙 の 法則 なり こわして|つくる||そく||だい|うちゅう||ほうそく|

なぜ 裸 |はだか

無茶苦茶な 理屈 だ な むちゃくちゃな|りくつ||

同じ 錬金術 師 なら むちゃ と は 思わ ん さ おなじ|れんきんじゅつ|し|||||おもわ||

そう だろう   スカー よ

ヤツ も 錬金術 師 か やつ||れんきんじゅつ|し|

そう か

錬金術 の 錬成 過程 は   理解 分解 再 構築 の 三 つ れんきんじゅつ||れんせい|かてい||りかい|ぶんかい|さい|こうちく||みっ|

あいつ は それ を 分解 で 止めて る んだ ||||ぶんかい||とどめて||

自分 も 錬金術 師 って じぶん||れんきんじゅつ|し|

それ じゃ ああ いつ 自身 が ||||じしん|

神 の 道 って やつ に 背いて る じゃ ない か かみ||どう||||そむいて||||

しかも   なぜ 国家 資格 を 持つ 者 ばか を 狙う の か ||こっか|しかく||もつ|もの|||ねらう||

体 に 似合わ ぬ 身 の こなし と からだ||にあわ||み|||

常 人 離れ した 破壊 力 とわ|じん|はなれ||はかい|ちから

そして 錬金術 |れんきんじゅつ

厄介で は ある が やっかいで|||

追い詰めたり おいつめたり

ここ ぞ と いう ところ で 大振り に なる ||||||おおぶり||

ここ だ

はっ 間合い を |まあい|

やった か

速い で すね はやい||

1 発 か すった だけ です はつ||||

褐色 の 肌 に   赤い 目 かっしょく||はだ||あかい|め

イシュヴァール の 民 か ||たみ|

囲ま れた か かこま||

おっと 動く な よ   この 包囲 から |うごく||||ほうい|

野郎   地下 水道 に やろう|ちか|すいどう|

追う な よ おう||

追い ませ ん よ   あんな 危ない ヤツ おい|||||あぶない|やつ

すま ん な

包囲 する だけ の 時間 を 稼いで もらった と いう のに ほうい||||じかん||かせいで||||

いえ   時間 稼ぎ どころ か |じかん|かせぎ||

殺 られ ぬ ように する の が 精一杯 で ころ|||||||せいいっぱい|

お っ   終わった か ||おわった|

ヒューズ 中佐   今 まで どこ に ひゅーず|ちゅうさ|いま|||

物陰 に 隠れて た ものかげ||かくれて|

お前 なぁ   援護 と かしろ よ おまえ||えんご|||

うる せ ぇ

オレ みたいな 一般 人 を おれ||いっぱん|じん|

お前 ら でたらめ 人間 の 万国 ビックリ ショー に おまえ|||にんげん||ばんこく|びっくり|しょー|

巻き込む んじゃ ねぇ まきこむ||

ぼっ と して ねぇ で   やる こと ある だ ろ

市 内 緊急 配備   人相 書き まわせよ し|うち|きんきゅう|はいび|にんそう|かき|

はっ

アルフォンス

アルフォンス

アル   大丈夫 か   おい |だいじょうぶ||

あれ が   エルリック の 弟 と は ||||おとうと||

深い 事情 が あり そ っす ね ふかい|じじょう|||||

アル   アルフォンス

なんで 僕 が 逃げろ って 言った とき に |ぼく||にげろ||いった||

逃げ なかった んだ よ この バカ 兄 にげ|||||ばか|あに

いや   だ から アル を 置いて 逃げる わけに は |||||おいて|にげる||

それ が バカ だって 言う んだ ||ばか||いう|

なんで だ よ

オレ だけ 逃げたら お前 殺さ れた かも しれ ない じゃ ん か おれ||にげたら|おまえ|ころさ|||||||

殺さ れ なかった かも しれ ない だ ろ ころさ|||||||

わざわざ 死ぬ 方 を 選ぶ なんて バカ の する こと だ |しぬ|かた||えらぶ||ばか||||

兄貴 に 向かって あんまり バカバカ 言う な あにき||むかって|||いう|

何度 でも 言って やる さ なんど||いって||

生きて   生きて   生き延びて いきて|いきて|いきのびて

もっと 錬金術 を 研究 すれば |れんきんじゅつ||けんきゅう|

元 の 体 に 戻る 方法 も もと||からだ||もどる|ほうほう|

ニーナ みたいな 子 を 救う 方法 も 見つかる かも しれ ない のに ||こ||すくう|ほうほう||みつかる||||

その 可能 性 を 捨てて 死ぬ 方 を 選ぶ なんて |かのう|せい||すてて|しぬ|かた||えらぶ|

そんな マネ 絶対 に 許さ ない |まね|ぜったい||ゆるさ|

ああ っ   右手 もげちゃ った じゃ ない か ||みぎて|||||

兄さん の バカ たれ にいさん||ばか|

あぁ   ボロボロ だ な   オレ たち |ぼろぼろ|||おれ|

カッコ悪い ったら ありゃ し ねぇ かっこわるい||||

でも 生きて る |いきて|

うん   生きて る |いきて|

まったく 万国 スペシャル · ビックリ ショー だ な   こりゃ |ばんこく|すぺしゃる|びっくり|しょー|||

あぁ すま ん

オーケー   上 に は 内緒 に し と くさ おーけー|うえ|||ないしょ||||

バレ たら   いろいろ 厄介な んだ ろ |||やっかいな||

ああ   兄 は ともかく |あに||

弟 の 体 は 言い逃れ が でき ん から な おとうと||からだ||いいのがれ|||||

それにしても   厄介な ヤツ に 狙わ れた もん だ |やっかいな|やつ||ねらわ|||

イシュヴァール の 民 か ||たみ|

イシュヴァール の 民 は ||たみ|

イシュヴァラ を 唯一 絶対 の 創造 神 と する ||ゆいいつ|ぜったい||そうぞう|かみ||

東部 の 一 部族 だった とうぶ||ひと|ぶぞく|

我が国 に 併合 さ れた 後 も   部分 的に 衝突 は あった が わがくに||へいごう|||あと||ぶぶん|てきに|しょうとつ|||

13 年 前 とし|ぜん

軍将 校 が 誤って イシュヴァール 人 の 子供 を ぐんしょう|こう||あやまって||じん||こども|

射殺 して しまった 事件 を 機 に しゃさつ|||じけん||き|

内乱 へ と 発展 した ないらん|||はってん|

暴動 は 暴動 を 呼び ぼうどう||ぼうどう||よび

いつしか 内乱 は 東部 全域 へ と 広がった |ないらん||とうぶ|ぜんいき|||ひろがった

7 年 に も 及ぶ 攻防 の 末 とし|||およぶ|こうぼう||すえ

軍 上層 部 から 下された 命令 は ぐん|じょうそう|ぶ||くだされた|めいれい|

イシュヴァー 殲滅 |せんめつ

多く の 国家 錬金術 師 が 人間 兵器 と して 駆り出さ れた おおく||こっか|れんきんじゅつ|し||にんげん|へいき|||かりださ|

そして 国家 錬金術 師 は   目覚ましい 戦果 を もたらした |こっか|れんきんじゅつ|し||めざましい|せんか||

だから   イシュヴァール の 生き残り である |||いきのこり|

あの 男 の 復讐 に は 正当 性 が ある |おとこ||ふくしゅう|||せいとう|せい||

く っだ ら ねぇ

関係ない 人間 を 巻き込む 復讐 に かんけいない|にんげん||まきこむ|ふくしゅう|

正当 性 も クソ も ある か よ せいとう|せい||くそ||||

醜い 復讐 心 を   神 の 代行 人 って オブラート に 包んで みにくい|ふくしゅう|こころ||かみ||だいこう|じん||おぶらーと||つつんで

崇 高ぶって る だけ だ たかし|たかぶって|||

だが 牙 を むき 向かって くる の は 事実 だ |きば|||むかって||||じじつ|

そして 我々 も   死ぬ わけに は いか ない |われわれ||しぬ||||

次に 会った とき は 問答 無用で つぎに|あった|||もんどう|むようで

潰す つぶす

はい

エド   アル

お前たち は どう する   これ から おまえたち|||||

また 歩き だす よ |あるき||

生きて る かぎり   立ち止まって られ ない から な いきて|||たちどまって||||

兄さん にいさん

まずは お前 の 体 を 直す ため に |おまえ||からだ||なおす||

オレ の 腕 を 元 に 戻さ ない と おれ||うで||もと||もどさ||

鎧 と 魂 の 定着 方法 を 知って ん の は オレ だけ だ から な よろい||たましい||ていちゃく|ほうほう||しって||||おれ||||

だ ね

しょうが ねぇ

久しぶりに 行って くる か ひさしぶりに|おこなって||

うち の 整備 士 の ところ に ||せいび|し|||

{\ an 8\ fad (600,600)\ pos (424,12)\ fsp -1\ fs 22} 日本 语 字幕 录入 : FAYFAY |||||にっぽん||じまく|录にゅう|fayfay

戦い に 傷ついた 体 を 休める べく たたかい||きずついた|からだ||やすめる|

リゼンブール に 帰った エド たち を ||かえった|||

{\ an 8\ fad (600,600)\ pos (424,08)\ fs 24} 漫游 字幕 组 {\ fsp -2\ fnarial \ b 0\ fs 22} http :// popgo . net / bbs ||||まんゆう|じまく|||||||||

ウィンリィ の 笑顔 が 出迎える ||えがお||でむかえる

一方   賢 者 の 石 は 深い 謎 と ともに いっぽう|かしこ|もの||いし||ふかい|なぞ||

エド たち の 前 に 姿 を 現す のだった |||ぜん||すがた||あらわす|

次回   鋼 の 錬金術 師 じかい|はがね||れんきんじゅつ|し

FULLMETAL ALCHEMIST fullmetal|alchemist

第 六 話   希望 の 道 だい|むっ|はなし|きぼう||どう

夕焼け の 丘 に 吹く 風 は 少年 に 何 を 運ぶ の か ゆうやけ||おか||ふく|かぜ||しょうねん||なん||はこぶ||