Tokyo Ghoul :re Episode 9
( 習 ( しゅう ) ) run run run run run run …
run !
フンッ ! ( 使用人 ) あっ 習 様 ! ?
( 習 の 叫び声 )
( 習 ) あっ ! ( 使用人 たち ) あ …
( 使用人 ) 習 様 どこ へ 向かわ れる の です か ?
( 習 ) 決まって いる だ ろ う ?
金木 ( かね き ) 君 に 会い に ゆか ね ば …
ゆか ね ば だ ろ う っ ! ?
♪~
~♪
( カナエ ) 彼 の 名 は 佐々木 ( さ さき ) 琲 世 ( は い せ )
この 名 は 記憶 を なく し た 金木 研 ( けん ) に ―
新た に 授け られ た 名前 です
習 様 くれ ぐれ も お 忘れ なき よう
姿形 は 変わら ず と も ―
彼 は 現在 喰 種 ( グール ) 捜査 官 の 身
われわれ 喰 種 に あだ を な …
( 習 ) 金木 君 ! ( カナエ ) あっ
習 様 ダメ です !
( 習 の 荒い 息 )
( 習 ) 安心 し たまえ カナエ すべて うまく ゆく
金木 君 が この 僕 を 忘れる わけ が ない !
また 一緒 に ナイス デー を 過ご そ う
金木 君
( カナエ ) 習 様 !
( カナエ ) 習 様 ! ( 習 ) 空白 の 時 を 埋める の だ !
( 習 ) 空白 の 時 を 埋める の だ !
( 習 ) あっ !
( 通行人 たち の ざわめき )
( 習 ) … ね き く …
( 一同 ) あ … N ( 琲 世 ) あっ
あ …
あの … 大丈夫 です か ?
( 才 子 ( さ い こ ) ) クレージー スーツ
( 習 ) あ … あ ああ …
( カナエ ) 失礼
( 足音 ) ( 琲 世 ) 大丈夫 かな ?
おかしい な … 僕 な のに …
( カナエ ) ご 正気 で は ない
白 鳩 ( ハト ) の 前 に 身 を さらす など …
( ウタ ) いらっしゃい ませ
( 足音 )
( 不 知 ( しら ず ) ) あれ 喰 種 だ ろ ? 喰 種 だ よ な ?
( 琲 世 ) こんにちは ウタ さん
( 不 知 ( しら ず ) ) あれ 喰 種 だ ろ ? 喰 種 だ よ な ?
( 不 知 ( しら ず ) ) あれ 喰 種 だ ろ ? 喰 種 だ よ な ?
( 不 知 ( しら ず ) ) あれ 喰 種 だ ろ ? 喰 種 だ よ な ?
( ウタ ) いらっしゃい 佐々木 君
( ウタ ) いらっしゃい 佐々木 君
( ウタ ) いらっしゃい 佐々木 君
( 六 月 ( むつき ) ) しっ !
( 琲 世 ) きょう は みんな の 分 の マスク を 作って もらう から
( 六 月 ) マスク ?
( 不 知 ) 何で マスク なんか … N 喰 種 じゃ ある まい し
( 琲 世 ) うん
僕ら は 喰 種 に なる
( 不 知 ) 女装 の 次 は 喰 種 か よ
僕たち に は 赫 眼 ( かく がん ) が ある
彼ら の よう な 能力 も ある
僕ら なら 喰 種 の ふり を する こと が できる
( 不 知 ) ふり し て どう す ん の ?
喰 種 の 世界 に 潜り込む
( ウタ ) 歯 が ギザギザ で かっこいい ね
彼女 いる の ?
いや い ない っす
女の子 好き ?
今 気 に なる 子 と か い ない の ?
あ ~ いや どう っす か ね
とっても 真面目 で 賢 そう だ ね
すごく 変 な マスク に し て いい ?
( 瓜 江 ( うり え ) ) なぜ です か ?
おもしろ そう だ から
( 瓜 江 ) こいつ 見た目 完全 に 喰 種 じゃ ない か
一 度 検査 に かけ た ほう が いい の で は ?
小さく て コロポックル みたい だ ね
あたい 才 子 いう ねん
好き な も の 何 ? ( メジャー を 引き出す 音 )
( 才 子 ) 飯 ゲーム 睡眠 お 菓子 漫画 アニメ
眼帯 かわいい ね 好き な の ?
えっ と … まあ …
かわいらしい 顔 だ ね
筋肉 も ついて る けど きゃしゃ だ し ( 六 月 ) あっ
( ウタ ) 女の子 の 服 でも 着 れ そう ( 六 月 ) この 声 どこ か で 聞い た よう な …
( 六 月 ) この 声 どこ か で 聞い た よう な …
サッサン 採寸 し た は いい けど ―
この 作戦 上 の 許可 は もらって る の か ?
それ は これ から
( 宇井 ( う い ) ) ダメ です
より に よって 喰 種 の ふり なんて …
捜査 官 の 品格 が 疑わ れ ます よ
( 琲 世 ) です が …
( 宇井 ) 佐々木 君 良識 な くし て どこ に 正義 が 宿り ます か ?
( 琲 世 ) あ … 分かり まし た
失礼 し ます
( 足音 ) ( ドア の 開閉 音 )
( 富 良 ( ふら ) ) いい と 思う けど な マスク 作戦
正義 の 味方 が イメージ 悪い でしょ ?
( 富 良 ) “ 正義 の 味方 ” ね …
1 本 くれ
( 宇井 ) 奥さん に 怒ら れ ます よ
富 良 上等
( 富 良 ) だ から 局 で 吸う ん だ ろ
ふう …
お前 さ 佐々木 が 功績 を 残す こと 嫌がって る だけ じゃ ない の か ?
危険 な ん です よ 彼 は …
( 伊 丙 ( い へい ) ) 有馬 ( あり ま ) さん 琲 世 が …
( 宇井 ) ハア … 赫子 ( かぐ ね ) の 使用 限界 を 超え た か
( 琲 世 の 叫び声 )
あの バカ …
( 有馬 ) 郡 ( こおり ) 俺 が やる
( 戦う 音 )
佐々木 は … 喰 種 です よ
( 富 良 ) ふう …
( 観 母 ( みる も ) ) 習 君 が お出かけ し た そう だ ね
私 は うれしい よ
( カナエ ) これ で よい の だ な
習 様 の 食欲 も まとも に なら れ て き た
( 観 母 ) それ で 習 君 は ?
( キーボード を たたく 音 )
( キーボード を たたく 音 )
( カナエ ) 自室 で 何 か 調べ もの の よう です
( 習 ) 記憶 が ない ? それ は いけない よ
僕 が 思い出さ せ て あげ ない と
スカッシュ から 始める かい ?
フフッ 懐かしい ね
( 使用人 ) 観 母 様 !
( 観 母 ) CCG の ウェブ サイト …
“ ロゼ へ ” ?
( キジマ ) や あ ロゼ ( 観 母 ) ん っ …
( キジマ ) 便宜 上 われわれ は 君 たち の こと を ―
“ ロゼ ” と 呼ば せ て いた だい て いる
きょう は 先日 捕獲 し た 君 たち の 同胞 の 処遇 に つい て ―
報告 し て おき たい と 思って ね
尋問 を 繰り返さ せ て もらった が 全く しゃべる 気 が ない よう だ
で あれ ば …
舌 は 必要 ない か と 思って ね
おや 私 の 見る かぎり 彼 に は いら ない もの が 多 すぎる な
この 場所 は 私 しか 知ら ない
私 は キジマ 式 ( しき )
この 顔 は 一 度 見 れ ば 忘れ は し まい クヒッ
昼夜 問わ ず いつ でも 殺し に 来 た まえ
待って いる よ ロゼ
( 宇井 ) キジマ 准 特等 あなた どういう つもり です か ?
あんな 動画 … N 一般 の 人 も 見 れる と いう のに
( キジマ ) は い おかげ で かなり の アクセス が あり まし た
仲間 を いた ぶる こと で ロゼ を 誘い出す ―
餌 は あなた 自身 です か ?
危険 性 は 考慮 し て ない ん です か ?
危険 は 承知 し て おり ます
ですが 自分 の 命 が 惜しい と は 思い ませ ん
対策 法 に 抵触 し ます よ
ええ これ から その 査問 委員 会 が あり ます ので ―
失礼 さ せ て いただき ます よ
チーム から 外さ れ なけ れ ば また 後 ほど
( ドア が 開く 音 ) ( 宇井 ) イカレ 野郎 …
( ドア が 閉まる 音 )
( 足音 )
( 不 知 ) サッサン ( 琲 世 ) あっ
( 足音 )
( 不 知 ) 動画 見 た か ?
あんな やり 方 … N いくら 何でも 残酷 すぎる
もっと ほか の 方法 が ある はず だ よ
( 不 知 ) でも ―
どうせ 殺す ん だ よ な
え ?
( 不 知 ) 何でも ねえ
( 習 ) ユウマ が 捕らえ られ た の は 僕 の せい だ
アリザ は ずいぶん と 心 を 痛め て いる
僕 の 食事 の 調達 の ため に みんな ―
過剰 な 収穫 を 繰り返し て い た の だ ろ う ?
( マイロ ) 習 様 お 言葉 で は ござい ます が ―
あれ は われわれ が 勝手 に 行動 を 起こし て いた だけ です
( 松前 ( まつ まえ ) ) ユウマ が とらわれ た の も われわれ の 不手際 ゆえ
決して 習 様 が ご 責任 を 感じ られる こと で は …
松前 マイロ
僕 は ただ アリザ の 笑顔 を ―
取り戻し て あげ たい の だ よ
( カナエ ) “ 救出 プラン ” です か ?
ああ キーマン は 金木 君 さ
捜査 官 で ある 彼 の 立場 を 用い れ ば ―
有効 な 手だて が 見つかり そう で は ない かい ?
しかし 習 様
佐々木 琲 世 が 習 様 の お 言葉 を 聞き入れる でしょう か ?
( 習 ) 確かに 彼 の 立場 から 考え れ ば 難しい
… が 金木 君 で あれ ば ノンプロ !
必ず 僕 の 協力 を 申し 受け て くれる はず さ
彼 が 記憶 を 取り戻し さえ すれ ば ね
トウヴアビヤン !
金木 君 だって 喰 種 捜査 官 など やり たく ない はず な ん だ
( カナエ ) 習 様 が 前向き に なら れ た の は ―
喜ばしい こと だ が …
( ちえ ) なるほど やっぱり そう なる か
オーケー
それ じゃあ 次 は 2 番 目 の 写真 を 渡し て あげて
分かった
( カナエ ) “ どんな とき も 習 様 の 意向 を 優先 する ― ”
子 ネズミ に 言わ れ ず と も それ が 私 の ゲボート
どこまでも 共に … グロアライヒ !
( 足音 )
( 本 を めくる 音 )
( 習 ) や あ ( 琲 世 ) あっ
あ … この 前 の …
この 間 は ありがとう
( 習 ) ああ 金木 君 …
( 琲 世 ) きょう は 体調 よ さ そう です ね
隣 いい かな ?
( 琲 世 ) ええ どうぞ
( 習 ) 金木 君 本当 に 僕 の こと を 覚え て い ない の かい ?
あの 鮮烈 な 日々 を …
本 が 好き な の かい ?
( 琲 世 ) ああ はい
空 い た 時間 は 大体 何 か 読 ん で ます ね
( 習 ) あっ そう だ !
( 習 ) 実は 僕 も 読書 が 好き で ね
君 に は 高槻 ( たか つき ) 作品 が 合い そう だ ね
( 琲 世 ) ああ …
( 習 ) 今 の 金木 君 より ―
僕 の ほう が 金木 君 に 詳しい の だ よ
読み ます けど 実は 少し 苦手 と いう か …
ヘイ ?
彼女 の 作品 は 必ず ―
大事 な 人 か 主人公 自身 が 死ぬ ん です
それ が つらく て …
そ … そう かい
( 習 ) ヘイ ! ヘイ ホワイ ? ビー クール 僕 …
( 習 ) 実は 僕 見 て の とおり 病弱 で ね
年 の 近い 友人 と いう の が あまり い なかった ん だ
よけ れ ば また 本 の 話 でも …
( 才 子 ) ママーン ! ( 習 ) お っ ?
( 足音 )
( 習 ) キッズ 捜査 官 … 邪魔 な …
( 本 を 閉じる 音 )
( 習 ) キッズ 捜査 官 … 邪魔 な …
すみません 仕事 に 戻り ます ね
お 体 お 大事 に なさって ください
( 習 ) か … ね …
き …
( カナエ ) 習 様
何 … 機会 なら ―
いくら で も ある さ
( 習 ) あっ !
( 不 知 の 荒い 息 ) ( 琲 世 ) 不 知 君 会議 会議 !
( 六 月 ) 先生 !
( 習 ) お チビ たち が 邪魔 で ―
金木 君 と 2 人 に なれ ない …
( カナエ ) 習 様 これ を
( 習 ) 金木 君 !
あ … あっ
掘 ( ほり ) かい ? ( カナエ ) ん っ
まったく … 小さき 友
彼女 は 僕 の こと を 本当 に よく 理解 し て いる
( 習 ) 掘 … 教え て くれ まい か …
美食 と は … 何 か ね …
( ちえ ) 知ら ない 自分 で 考え な よ
ねえ 月山 ( つき やま ) 君
君 は 食 材 の ため に 死ね た ?
ハハハ … 久々 に あの リトル マウス と 談笑 し たい な
ほか の 者 は どう なった ん だ ろ う か ?
あん て いく 諸君 リトル 雛 実 ( ひな み ) たち …
彼ら は 金木 君 が 生き て いる こと を 知ら ない の か な ?
皆 彼 に 会い たい だ ろ う に …
( カナエ ) 習 様
私 ( わたくし ) め が お 時間 を つくって さしあげ ます
( カナエ ) アオギリ の 樹 ( き ) の 者 か ?
仕事 を 頼み たい
( 瓜 江 ) 他 班 の 進捗 ( しん ちょ く ) は いかが でしょう か ?
( 琲 世 ) 明確 な 手がかり は ない と 思う
動画 以来 向こう も 警戒 し て いる みたい
ん じゃ キジマ さん が 襲わ れる の 待ち だ な
( 琲 世 ) 不 知 君 ! ( 瓜 江 ) あっ
( 足音 ) ( 瓜 江 ) あいつ は …
オークション の とき の …
( 琲 世 ) あっ
不 知 君 ! 瓜 江 君 !
( ホオ グロ ) 坊ちゃん 動きだし た ぜ
( 墓 盗 ( は か と ) り ) われわれ も 行き ま しょ う か
( 走る 足音 )
追い詰め た ぜ
( 瓜 江 ) 腕試し に は ちょうど いい
( カナエ ) 子守 は い なく て いい の か ?
ボルク !
( 不 知 ) くっ ん っ
オラアッ !
( 走る 足音 ) ( 琲 世 ) 不 知 君 ! 瓜 江 君 !
あっ
( ホオ グロ ) こい つら か
見ろ よ 承 正 ( しょ う せい ) ガキ の 集まり じゃ ん
白 スーツ … N アオギリ の 喰 種 が なぜ ?
( ホオ グロ ) った く 本当 に こんな 人数 いる の か よ ?
( 承 正 ) ホオ グロ われわれ に とって は 貴重 な 仕事 …
準備 は 過剰 な ほど が ちょうど いい
( ホオ グロ ) ああ ナキ の アニキ の 代わり は ―
俺 ら が きっちり こなす !
( 指 が 鳴る 音 ) ( ホオ グロ ) ひ ょ お っ !
( 承 正 ) フンッ ! ( ホオ グロ ) う お っ !
( 六 月 ) ん っ 援護 し ます
それ より 不 知 君 たち を !
( 六 月 ) 了解 です
行く よ 才 子 ちゃん
( 才 子 ) おお お っ !
( 走る 足音 )
( 走る 足音 )
( ホオ グロ ) あれ ? こいつ って あの 写真 に 載って た っけ か ?
( ホオ グロ ) あれ ? こいつ って あの 写真 に 載って た っけ か ?
( 承 正 ) どう だった かな …
( ホオ グロ ) んで その “ 仕事 ” って の は ?
( カナエ ) ある 捜査 官 を 消し て いただき たい
対象 は 写真 の 4 人
頼め る か ?
( ホオ グロ ) 白 鳩 4 人 ね
( カナエ ) それ は 前 金 だ
( ホオ グロ たち ) ん ?
( カナエ ) 1 人 殺害 に つき その 倍 を 出 そ う
( 承 正 ) ん …
( ホオ グロ ) 覚え て ねえ から ―
とにかく 殺す !
( 才 子 ) ママン …
( 六 月 ) 先生 なら 大丈夫
それ より 俺 たち は 不 知 君 たち を …
( トルソー ) 透 ( と おる ) ( 六 月 ) あっ
( トルソー ) 来 ちゃ った
( 六 月 ) トルソー
( トルソー ) あれ ? 髪形 変わった ? かわいい なあ
( トルソー ) すごく 似合って いる
才 子 ちゃん どこ か に 隠れ て て !
才 子 ちゃん どこ か に 隠れ て て !
才 子 ちゃん どこ か に 隠れ て て !
すごく いい
( 六 月 ) ん っ !
( トルソー ) えっ ! ?
( 六 月 ) ん っ は っ !
( トルソー ) う っ
( 六 月 ) ん っ
で や あっ ! ( トルソー ) う わ あっ !
( トルソー ) 強い … いや 強く なった ! ?
ああ … すごい や
( 六 月 の 力み 声 )
( トルソー ) やっぱり 僕 の 透 は 最高 !
( 六 月 の 力み 声 )
( 六 月 の 力み 声 )
( 六 月 の 力み 声 )
力ずく で も モノ に し たい …
あれ ? 僕たち ナイフ 越し に つながって いる ?
これ って も しか して すごい 興奮 的 !
よし き た 透 ! もっと つな が ろ う !
刺せ 刺せ ! 刺し て 刺し て 刺し て …
( 六 月 ) う お おお お っ !
( 六 月 ) う お おお お っ !
刺せ 刺せ 刺せ 刺せ 刺せ 刺せ 刺せ 刺せ !
( 六 月 ) う お おお お っ !
( 六 月 ) くっ !
ん っ
( 墓 盗 り ) 無事 か ? トルソー
( トルソー ) 透 … と … 透 … と …
透 … N ( 墓 盗 り ) しかたない
( トルソー ) と … 透 … あっ
( 墓 盗 り ) オラアッ ! ( トルソー ) ぎ ゃ ん !
( 墓 盗 り ) ハッ !
( 六 月 ) くっ
( 墓 盗 り ) ん っ
( 六 月 ) 赫子 じゃ ない …
あれ は …
クインケ !
( 爆発 音 )
( カナエ ) くっ
ん ん っ
( 不 知 ) ぐ っ !
( 不 知 ) 赫 包 ( かく ほう ) が …
これ じゃあ 赫子 が 出せ ねえ
( カナエ ) くっ ( 瓜 江 ) フンッ !
何 やって る まぬけ ! クインケ を 使え !
( 不 知 ) そうだ クインケ …
( ナッツ クラッカー の 悲鳴 )
( 不 知 ) あっ …
( 不 知 の 吐く 音 ) ( 走る 足音 )
大した 班長 さん だ !
( 瓜 江 ) 俺 1 人 で 駆逐 する !
う あっ !
( 瓜 江 ) フンッ ! ( カナエ ) ひ い っ !
( カナエ ) なんという …
( 瓜 江 ) う おお お っ !
( カナエ ) こいつ ! いったい どれ だけ 腕 を 上げ た ん だ ?
( カナエ ) う っ !
か は っ !
首 折れろ !
( カナエ ) う っ ! ぐ っ !
くっ
くそ っ !
( 瓜 江 ) 逃し た が 今 は いい
この 実感 が あれ ば …
( 足音 )
( 瓜 江 ) 行く ぞ ( 不 知 ) へ っ ?
( 瓜 江 ) ワナ だ
( 六 月 ) う っ ! 速い !
( 六 月 の 力み 声 )
( 六 月 ) あと 一 押し あれ ば …
もらった … ぐ っ !
くっ う っ
( 墓 盗 り ) おもしろい
尾 赫 ( び かく ) どうし 力 比べ と いこ う か
( 六 月 ) くっ
( 墓 盗 り ) 私 の 名 は 墓 盗 り
貴 様 の クインケ を 頂く と しよ う !
( 六 月 ) う っ
う っ あっ くっ … う あっ !
あっ しまった !
( 墓 盗 り ) や あっ !
( 刃 と 刃 が 当たる 音 ) ( 六 月 ) う っ !
くっ
あっ !
( 瓜 江 ) 六 月 下がって ろ
フンッ !
不 知 !
( 瓜 江 ) 働け !
ああ ! 任し とけ !
( 墓 盗 り ) くっ
羽 赫 ( う かく ) も いる の か
ここ は … 引く
大丈夫 か ? 透 !
( 六 月 ) う … うん
ん っ
戻る ぞ
( 才 子 ) “ 隠れ て ” と 言わ れ た も の の ―
いったい どの タイミング で 出 て ゆけ ば ええ ん か …
むっ ちゃん こ 1 人 で 大丈夫 な の か ?
むっ ちゃん こ 1 人 で 大丈夫 な の か ?
( 足音 )
( 足音 )
( 足音 )
あっ
( 死 堪 ( し こらえ ) ) わ お ! め ちゃ キュート や ねえ
( 才 子 ) あ … あ … N あ ああ …
( 才 子 ) あ … あ … N あ ああ … N ( 死 堪 ) め っちゃ お まんじゅう や ねえ
( 才 子 ) あ … あ … N あ ああ …
( 死 堪 ) もち もち もち …
( 死 堪 ) もち もち もち …
( 才 子 の おびえ 声 )
( 才 子 の おびえ 声 )
もち もち ち …
( 才 子 の おびえ 声 )
折る よ ~ 動く と 骨 折る よ ~
お 助け …
あっ !
( 瓜 江 ) なんという …
( ホオ グロ ) ダメ だ こいつ は ! 食わ れる !
くっ ! ( 承 正 ) 無念 !
( 六 月 ) 先生 !
( 琲 世 ) みんな ! 無事 かい ?
( 六 月 ) ええ 何とか
( 瓜 江 ) や つら は なぜ われわれ を ?
( 琲 世 ) 分から ない
でも アオギリ の 樹 と ロゼ に 何らか の つながり が ある こと を …
あっ
才 子 ちゃん は ?
( 死 堪 ) の ん の ん の ん の の の ん … N ( 才 子 ) あ … あ ああ …
( 死 堪 ) の ん の ん の ん … N ( 才 子 の うめき声 )
腹 ぺこ や あ ~
アウチ !
( 才 子 ) あ …
ありがとう …
( 足音 ) ( 才 子 ) あ …
( 走る 足音 )
( 走る 足音 )
( 琲 世 ) 才 子 ちゃん ! ( 才 子 ) あっ
よかった 大丈夫 ?
( 才 子 ) ママン … 黒い お っ きい 人 が …
♪~
~♪
( エト ) こんにちは カナエ 君
どうぞ 最後 まで そう さ せ て いただき たい
( キジマ ) しかし いじらしい です なあ
( キジマ ) しかし いじらしい です なあ
( 松前 ) 皆 月山 グループ の 喰 種 です
( 松前 ) 皆 月山 グループ の 喰 種 です
( 松前 ) 皆 月山 グループ の 喰 種 です
佐々木 上等 も …
( 松前 ) 皆 月山 グループ の 喰 種 です
( 松前 ) 皆 月山 グループ の 喰 種 です
( 浅田 ) 急ぎ 駆けつけ て まいり まし た
( 呉 井 ) ヘリ の 到着 まで 時間 が かかり ます
( 常吉 ( つね よし ) ) 貴 君 に 月 山家 駆逐 作戦 の 決行 を 命ずる
( 常吉 ( つね よし ) ) 貴 君 に 月 山家 駆逐 作戦 の 決行 を 命ずる
( 観 母 ) ウイ ( 宇井 ) 動く な