Outbreak Company Episode 4 Outbreak Company Episode 4

（ 慎一 ） ハア ハア ハア … しんいち|||

ミュセル ！

ミュセル …

（ 医師 ） 申し訳 あり ませ ん 私 達 で は どうにも … いし|もうし わけ||||わたくし|さとる|||

え ッ …

（ ペトラルカ ） キレイ な 顔 し とる じゃ ろ ？ → |||かお||||

死 ん ど る ん じゃ ぞ これ で …\ N え ッ ！ ？ し|||||||||||

もう 動か ない ん じゃ ぞ |うごか||||

ええ ッ ！ ？

（ ミュセル ） ふ あ ～ え ッ ？

あ ッ 旦那 様 ええ ッ ！ ？ ||だんな|さま||

え ッ …

ええ ッ ！ ？

エリザベート … Elisabeth

ええ ～ ッ

エリザベート か …

ペトラルカ も あれ で 優しい とこ が ある ん だ な ||||やさしい||||||

ミュセル も 思った より 元気 そう で よかった よ ||おもった||げんき||||

まるで １ 話 分 とばし ちゃ った か と 思う くらい に |はなし|ぶん||||||おもう|| |||überspringen|||||||

あ ッ … 的場 さん ||まとば|

（ 的場 ） 来 て 早々 大 変な こと に 巻き込ま れ た みたい だ ね まとば|らい||はやばや|だい|へんな|||まきこま|||||

例の テロリスト だ けど どうやら 背後 に は れいの|てろりすと||||はいご||

帝国 内 の 反 皇帝 派 貴族 達 が … ていこく|うち||はん|こうてい|は|きぞく|さとる|

僕 は …\ N 何 だい ？ ぼく|||なん|

侵略 者 … なん です か ？ しんりゃく|もの|||

♪♪～

（ 美 埜 里 ） 寝 られ なかった の ？ まあ び|の|さと|ね||||

《 僕 は 侵略 者 な ん です か ？ 》 《 加納 君 》 ぼく||しんりゃく|もの|||||かのう|きみ

《 我々 の 仕事 は 日本 の 国益 を 守る こと だ よ 》 われわれ||しごと||にっぽん||こくえき||まもる||| ||||||Nationale Interessen|||||

授業 初日 だ し 緊張 する の も 仕方ない わ よ ね じゅぎょう|しょにち|||きんちょう||||しかたない|||

はい

《 物事 の 定義 なんて 見方 に よって 色々 変わる 》 ものごと||ていぎ||みかた|||いろいろ|かわる

《 侵略 者 だ と 君 自身 が 思う なら そう な ん だ ろ う し 》 しんりゃく|もの|||きみ|じしん||おもう||||||||

《 違う と 思う なら 違う ん だ ろ う 》 ちがう||おもう||ちがう||||

《 あまり 思いつめ ない ほう が いい 》 |おもいつめ|||| |sich zu viele Gedanken machen||||

《 君 は 気楽 に オタク 文化 を 》 きみ||きらく||おたく|ぶんか|

《 この 国 に 流行ら せる こと だけ を 考え て い れ ば いい ん だ フフ フッ 》 |くに||はやら|||||かんがえ||||||||| |||verbreiten||||||||||||||

（ 貴族 子女 ） ああ もう 土 臭い ドワーフ が 同じ 部屋 に いる なんて きぞく|しじょ|||つち|くさい|||おなじ|へや|||

におい が 我慢 でき ませ ん わ あ あ ～ ヤダ ヤダ ||がまん||||||||

（ ロイク ） まったく です 彼ら の 本業 は 土 ほじり |||かれら||ほんぎょう||つち| ||||||||graben

存在 自体 が ドロ 臭い と 言え ま しょ う そんざい|じたい|||くさい||いえ|||

（ ロミルダ ） 何 です って ？ あんた 達 こそ 木 を 削る ぐらい しか 能 が ない |なん||||さとる||き||けずる|||のう||

森 猿 の くせ に な ッ 失敬 な ！ しげる|さる||||||しっけい|

えっ と …\ N 授業 を 始め ます |||じゅぎょう||はじめ|

静粛 に せ ～ し ゅ くに ！ せいしゅく|||||

はい 着席 |ちゃくせき |sich setzen

よろしい

私 は 本校 校長 で ある ところ の 彼 わたくし||ほんこう|こうちょう|||||かれ

加納 慎一 の 助手 です かのう|しんいち||じょしゅ|

彼 だけ で は なく 私 も 教壇 に 立つ こと が ある ので かれ|||||わたくし||きょうだん||たつ||||

覚え て おい て ください おぼえ||||

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

それ じゃ 校長 は ッ は い ||こうちょう||||

あ ッ …

それでは 授業 を 始め ます |じゅぎょう||はじめ|

お 帰り ミュセル |かえり|

旦那 様 ただいま 戻り まし た だんな|さま||もどり||

あ ッ …\ N ごめん

ここ １ ヵ 月 まとも に 掃除 も し て なく て ||つき|||そうじ|||||

いえ お 気 に なさら ない で ください ||き|||||

う お ～ おお ～

さすが ミュセル だ ありがとう ござい ます

旦那 様 学校 の ほう は いかが です か ？ だんな|さま|がっこう||||||

うん 思った 以上 に 順調 だ よ |おもった|いじょう||じゅんちょう||

新しい 知識 を 身 に つけよ う って あたらしい|ちしき||み||||

みんな の 熱意 が とにかく すごく て ||ねつい||||

僕 なんか の 授業 も 真剣 に 聞い て くれる し ね ぼく|||じゅぎょう||しんけん||ききい||||

旦那 様 は 教え 上手 です から だんな|さま||おしえ|じょうず||

教え 上手 … 僕 が ？ はい おしえ|じょうず|ぼく||

学 の ない 私 でも 旦那 様 の おかげ で 文字 を 読める よう に なり まし た まな|||わたくし||だんな|さま||||もじ||よめる|||||

旦那 様 に は 本当 に 感謝 し て い ます だんな|さま|||ほんとう||かんしゃ||||

ミュセル …

今日 から いよいよ オタク 文化 の 授業 に 入り ます きょう|||おたく|ぶんか||じゅぎょう||はいり|

≪ （ 生徒 達 ） はい せいと|さとる|

まずは 基本 的 な 単語 を いく つ か 教え て いき ます |きほん|てき||たんご|||||おしえ|||

では 僕 の あと に 復唱 する よう に |ぼく||||ふくしょう|||

（ 生徒 達 ） はい せいと|さとる|

は あ …

＜ へえ ～\ N さま に なって き てる じゃ ない ＞

では レッスン ワン うん ？ |れっすん|わん|

絶対 領域 ！ ぜったい|りょういき

え ッ ？ 絶対 領域 ！ ||ぜったい|りょういき

＜ いきなり レベル 高 ！ ＞ |れべる|たか

先生 は い ロミルダ 君 せんせい||||きみ

絶対 … 何 です か ？ ぜったい|なん||

絶対 領域 ！ ぜ ッ ぜったい りょう いき ぜったい|りょういき|||||

と は ミニスカート と ニーソ の 間 に 生まれ た ||||||あいだ||うまれ| ||||Kniestrümpfe|||||

この 部分 を 指し ます ≪ （ 生徒 達 ） う わ ～ |ぶぶん||さし||せいと|さとる||

ふ ッ 太もも の こと です か ？ ||ふともも||||

もっと 大局 的 な 視点 で 見る ん だ |たいきょく|てき||してん||みる|| |Gesamtbild|||||||

あ ッ すみません

ミニスカ 太もも ニーソ が 織り成す 黄金 比率 |ふともも|||おりなす|おうごん|ひりつ ||||verweben||Verhältnis

そこ から 生み出さ れる 究極 の チラ リズム ||うみださ||きゅうきょく|||りずむ

あえて 言 お う |げん||

１８ 歳 以下 の ミニスカ ニーソ の 着用 を さい|いか|||||ちゃくよう| ||||Kniestrümpfe|||

法律 で 義務付け ちゃ え ば いい と 思う よ ほうりつ||ぎむづけ||||||おもう| ||Verpflichtung|||||||

では 次 の 単語 に いき ます レッスン ツー |つぎ||たんご||||れっすん|

はい て ない

（ 生徒 達 ） は い て ない せいと|さとる||||

はい て ない ≪ （ 生徒 達 ） は い て ない |||せいと|さとる||||

先生 は い ロイク 君 せんせい||||きみ

はい て ない と は 何 を ？ |||||なん|

これ だ よ あ ッ ！ →

は ッ は い て ない ！ いや 正しく は |||||||まさしく|

「 はい て ない よう に 見え なく も ない 」 だ |||||みえ||||

ど ッ どっち な ん です か ？

実際 に は い て いる か は 問題 に あら ず じっさい||||||||もんだい|||

これ ぞ 想像 力 が 織り成す 至高 の チラ リズム な ん だ ||そうぞう|ちから||おりなす|しこう|||りずむ|||

おお ～

では レッスン スリー |れっすん|

慎一 君 ストップ 何 です か ？ しんいち|きみ|すとっぷ|なん||

教える 内容 が 偏り すぎ てる から そう です か ？ おしえる|ないよう||かたより||||||

ちょっと 私 に 代わって ちょうだい |わたくし||かわって|

いきなり 校長 の 授業 は レベル 高 すぎ た わ ね |こうちょう||じゅぎょう||れべる|たか||||

ここ から は 私 が より 基本 的 な 単語 を 教え て いき ます |||わたくし|||きほん|てき||たんご||おしえ|||

（ 生徒 達 ） はい せいと|さとる|

＜ は あ ～ 確かに ちょっと 張り切り すぎ た かも な ＞ ||たしかに||はりきり||||

＜ まあ 美 埜 里 さん なら ＞ |び|の|さと||

＜ 一般 人 が 知って る 程度 の 専門 用語 を …＞ いっぱん|じん||しって||ていど||せんもん|ようご|

では レッスン ワン 総 受け ！ |れっすん|わん|そう|うけ

≪ （ 生徒 達 ） ソー ウケ うん ？ せいと|さとる|||

総 受け ！ ≪ （ 生徒 達 ） ソー ウケ そう|うけ|せいと|さとる||

「 総じて 受け 」 要するに そうじて|うけ|ようするに

周り の 人々 に 愛 さ れ まくって しょうがない 状態 を 表す 言葉 です まわり||ひとびと||あい||||しょうが ない|じょうたい||あらわす|ことば|

ただし この 言葉 が 適用 さ れる の は 男 に 限定 さ れ ||ことば||てきよう|||||おとこ||げんてい||

もちろん 攻める 側 も 全員 男 です |せめる|がわ||ぜんいん|おとこ|

なるほど 男 色 趣味 の こと です ね |おとこ|いろ|しゅみ||||

ＢＬ と 言い なさい ビッ ビー エル ？ ||いい|||| ||||ビッ(1)||

ボーイズ ラブ の 略称 です は ッ は い |らぶ||りゃくしょう|||||

いい です か ？ ＢＬ と いう の は

男 同士 の 愛 を 時 に 甘く 時 に 激しく 描 い た おとこ|どうし||あい||じ||あまく|じ||はげしく|えが||

ロマン あふれる 文学 作品 な の です 特に この 作品 は … ろまん||ぶんがく|さくひん||||とくに||さくひん|

美 埜 里 さん ストップ ！ び|の|さと||すとっぷ

何かしら ？ 相手 は 未 成年 です から なにかしら|あいて||み|せいねん||

そういう の は ナシ で お 願い し ます ||||||ねがい|| |||nein|||||

そう な の ？ 当たり 前 です |||あたり|ぜん|

しょうがない なあ … しょうが ない|

まったく 勘弁 し て ください よ |かんべん||||

では レッスン ツー |れっすん|

男 の 娘 ダーッ ！ おとこ||むすめ| |||da

（ 生徒 達 ） おとこのこ ？ せいと|さとる|

男 の 娘 ！ 先生 おとこ||むすめ|せんせい

はい ロミルダ さん

前 に 教え て もらった 「 男の子 」 と は 違う の です か ？ ぜん||おしえ|||おとこのこ|||ちがう|||

イントネーション は しっかり 男 の 娘 ！ |||おとこ||むすめ

お ッ おとこのこ

大事 な の は ここ ！ 見た目 は 女の子 だいじ|||||みため||おんなのこ

体 は 男の子 な キャラ を 指し て こう 呼び ます からだ||おとこのこ||||さし|||よび|

ＢＬ に おい て 「 男 の 娘 」 は たまらない 要素 の １ つ … ||||おとこ||むすめ|||ようそ||

美 埜 里 さん やっぱり そっち の 人 だった ん です ね び|の|さと|||||じん||||

や っぱ 一方的 に 投げる だけ じゃ ダメ な ん です か ねえ ||いっぽうてき||なげる|||だめ|||||

どういう こと ？ この 世界 の 価値 観 は |||せかい||かち|かん|

日本 と は 違う わけ で このまま じゃ にっぽん|||ちがう||||

押しつけ に なり そう な 気 が … おしつけ|||||き|

う ～ ん どう かな

（ スマートフォン の 警報 音 ） ||けいほう|おと

これ は …\ N 美 埜 里 さん ？ |||び|の|さと|

屋敷 の そば に 見慣れ ない 人影 が ある やしき||||みなれ||ひとかげ||

人影 … ブルーク じゃ なく て ？ ひとかげ||||

彼 は 登録 し てる から 侵入 者 警報 は 出 ない かれ||とうろく||||しんにゅう|もの|けいほう||だ|

それ に …\ N あ ッ ！ ？

ブルーク なら 草むら に 潜 ん だ り は し ない でしょ ||くさむら||ひそ|||||||

美 埜 里 さん 美 埜 里 さん ！ び|の|さと||び|の|さと|

救援 を 待った ほう が … きゅうえん||まった||

大丈夫 相手 は １ 人 みたい だ から だいじょうぶ|あいて||じん|||

（ 鼻歌 ） はなうた

け ッ け ッ け ッ

獣 の 娘 キタ ～ ！ （ エル ビア ） おわ ッ ！ ？ けだもの||むすめ|きた||||

な ッ 何 す か 何 す か ？ ||なん|||なん||

動く な ！ は あ ？ うごく|||

ちょっと 話 を 聞こ う か |はなし||ききこ||

で 何者 な の ？ |なにもの||

エル ビア ・ ハーナイマン 何者 か って 言わ れ て も |||なにもの|||いわ||| ||Harnayman|||||||

その … 見 て の とおり 放浪 画家 っす |み||||ほうろう|がか| |||||Wander-||

画家 … ね ？ がか|

ホント だ プロ 並み です よ これ ほんと||ぷろ|なみ|||

慎一 君 うん ？ しんいち|きみ|

ああ …

絵 を 描く から 画家 と は かぎら ない え ッ ？ え||えがく||がか||||||

バハイ ラム の スパイ でしょ う ね |||すぱい|||

スパイ ！ ？ って いう か バハ … すぱい|||| ||||Baha

バハイ ラム 王国 エル ダント 帝国 の 隣国 よ ||おうこく|||ていこく||りんごく| Bahal|Ram|||||||

エル ダント 帝国 と バハイ ラム は 敵対 関係 に ある の ||ていこく|||||てきたい|かんけい|||

当然 お互い スパイ が 行き交って いる わ とうぜん|おたがい|すぱい||ゆきかって|| ||||verkehren||

いや でも …

わ ～ お … ハウッ ||Hau

これ が 初めて じゃ ない の え ッ ？ ||はじめて|||||

私 達 の 周り で わたくし|さとる||まわり|

定期 的 に スパイ の 存在 が 確認 さ れ て いる の よ ていき|てき||すぱい||そんざい||かくにん||||||

（ 羽 車 が 止まる 音 ） はね|くるま||とまる|おと

思った より 早かった わ ね おもった||はやかった||

何 す か ！ ？ アタシ どこ に 連れ て か れる ん す か ？ なん||||||つれ|||||| |||ich|||||||||

（ 兵 ） うるさい 黙って ろ つわもの||だまって|

う う …\ N あ ッ …

（ 兵 ） さあ 歩け ！ う わ ッ 痛い つわもの||あるけ||||いたい

監視 し てる の は スパイ だけ じゃ ない って こと かんし|||||すぱい|||||

あの 子 は どう なる ん です か ？ そりゃ スパイ は 見つかったら |こ||||||||すぱい||みつかったら

拷問 さ れ て 処刑 だ よ ね え ッ ！ ？ ごうもん||||しょけい|||||

あの 子 自分 が スパイ 活動 し てる なんて |こ|じぶん||すぱい|かつどう|||

自覚 が ない かも ね え ッ ？ じかく||||||

バハイ ラム から すれ ば 大量 に 放った 消耗 品 扱い だ と 思う |||||たいりょう||はなった|しょうもう|しな|あつかい|||おもう

そんな

ただ 絵 を 描 い て |え||えが||

それ で 処刑 だ なんて … ||しょけい||

よく 来 た な シン イチ → |らい||||いち

それ に 美 埜 里 ミュセル ||び|の|さと|

皇帝 陛下 ご機嫌 麗しゅう こうてい|へいか|ごきげん|うるわしゅう |||erfreulich

うむ 楽 に せい （ ２ 人 ） は ッ |がく|||じん||

ミュセル お前 も じゃ |おまえ||

あ ッ は い

ミュセル 体調 は どう じゃ ？ |たいちょう|||

おかげ さま で 良好 です |||りょうこう|

これ も ひとえに 陛下 の ご 厚 情 の … |||へいか|||こう|じょう|

よい 信 賞 必罰 は 政 の 基本 |しん|しょう|ひつばつ||まつりごと||きほん |||Pflichtstrafe||||

それ は 汝 が 勝ち取った もの じゃ は ッ は い ||なんじ||かちとった|||||| ||||gewonnen||||||

で シン イチ 汝 の 仕事 の ほう は どう な の じゃ ？ ||いち|なんじ||しごと|||||||

まあ 何とか やって る かな |なんとか|||

うむ 学校 に も 一 度 顔 を 見せ たい もの じゃ が |がっこう|||ひと|たび|かお||みせ||||

例の 一 件 も あって 皆 ピリピリ し て おる しの れいの|ひと|けん|||みな|ぴりぴり||||

（ ザハール ） 当然 です 皇帝 陛下 は エル ダント の 国体 そのもの |とうぜん||こうてい|へいか|||||こくたい|その もの

（ ガリウス ） 我ら も 不届き 者 の 駆逐 に は 心血 を 注 い で おり ます が |われら||ふとどき|もの||くちく|||しんけつ||そそ||||| |||||||||Herzblut|||||||

どうか 陛下 も 何とぞ ご 自愛 を お 心がけ ください ます よう |へいか||なにとぞ||じあい|||こころがけ||| |||||Selbstliebe||||||

分かって おる え ～ と わかって|||

その 不届き 者 の 中 に 昨日 捕まった あの 子 も 入って いたり ？ |ふとどき|もの||なか||きのう|つかまった||こ||はいって|

ちょっと 慎一 君 ！ |しんいち|きみ

（ ガリウス ） く だん の ウェア ウルフ の こ と か ？ そうだ な ||||||||||そう だ| ||||Ware|||||||

あれ は バハイ ラム 王国 の 密 偵 で ある 可能 性 が 高い ||||おうこく||みつ|てい|||かのう|せい||たかい

本当 に ？ 確か な 証拠 は なかった が ほんとう||たしか||しょうこ|||

状況 的 に 見 て 間違い ない じょうきょう|てき||み||まちがい|

そもそも 密 偵 の 処分 は 君 の 仕事 と は 関係 ある まい |みつ|てい||しょぶん||きみ||しごと|||かんけい|| ||Detektiv|||||||||||

それ が ある ん です よ ね

ほう 聞か せ て もら お う か |きか||||||

オタク 文化 は 基本 的 に 絵 が 重要 な 位置 を 占める ん です が おたく|ぶんか||きほん|てき||え||じゅうよう||いち||しめる|||

受け入れる 国 に よって 許さ れる 表現 の レベル も 違って くる ん です うけいれる|くに|||ゆるさ||ひょうげん||れべる||ちがって|||

国 じゃ なく て 局 か … まあ 文化 や 習慣 は それぞれ です し くに||||きょく|||ぶんか||しゅうかん||||

ふ ～ む \ N それ は この 国 も 同じ な わけ で ||||||くに||おなじ|||

日本 の オタク 文化 に エル ダント なり の アレンジ を にっぽん||おたく|ぶんか||||||あれんじ|

加える 必要 だって ある かも しれ ない じゃ ない です か くわえる|ひつよう|||||||||

確かに そこ で 絵描き が 必要 と なる ん です たしかに|||えかき||ひつよう||||

こういう 人材 が 身近 に １ 人 いる と 何かと 便利 な ん です よ |じんざい||みぢか||じん|||なにかと|べんり||||

お 抱え 絵師 と いう こと か ？ |かかえ|えし||||

まあ そんな ところ です ≪ （ ペトラルカ ） シン イチ ||||||いち

やけに その ウェア ウルフ を かばう な ？

え ッ そう ？

報告 に よれ ば 若い 娘 だ そう じゃ な ほうこく||||わかい|むすめ||||

そ ッ そう だった … かな ？

ふむ …

ひょっとして その 娘 胸 が 大きかったり する の か ？ ||むすめ|むね||おおきかったり|||

はい ？

まさか 胸 が 大きい から かばって おる わけ で は ある まい な |むね||おおきい|||||||||

ヤ ～ ダ な 胸 なんて ぜ ～ ん ぜん 大きく あり ませ ん よ |||むね|||||おおきく||||

むしろ ぺっ たん こ です ほ ～ う |pe|||||

ホ ～ ント 勘弁 し て ください よ ||かんべん||||

ハハハハ ハッ

≪ （ ペトラルカ ） なるほど のう

妾 の 聞き 違い かのう ？ → めかけ||きき|ちがい|

ふん ふん ほ ～ う

シン イチ この 者 の 胸 が どう で ある と ？ |いち||もの||むね|||||

あの ね ペトラルカ …

今 一 度 聞か せ て は もらえ ぬ か の う いま|ひと|たび|きか||||||||

え ～ と 何 だ っけ か なあ ||なん||||

ザハール 覚え て おる か ？ |おぼえ|||

＜ 助け て ください お 願い し ます ＞ たすけ||||ねがい||

＜ お ヒゲ の とって も キュート な ザハール さん ＞ |ひげ||||きゅーと|||

「 ぺっ たん こ 」 と

＜ クソ ～ ！ ＞ くそ

ぺっ たん こ か これ が のう →

ほほ ～ う シン イチ の 基準 は 厳しい のう |||いち||きじゅん||きびしい|

だったら 妾 達 は どう なる の か の う ミュセル |めかけ|さとる||||||||

は ッ ！ ？ ダーッ ！

胸 の 話 は もう いい じゃ ない です か むね||はなし|||||||

とにかく 彼女 は 僕 が 預かり たい ん です |かのじょ||ぼく||あずかり|||

なら ぬ 密 偵 は 尋問 し た 後 法 に のっとり 処刑 する ||みつ|てい||じんもん|||あと|ほう|||しょけい| |||||||||||unter Berücksichtigung||

分かり まし た でし たら わかり||||

彼女 が スパイ じゃ ない こと を 証明 し て みせ ます よ かのじょ||すぱい|||||しょうめい|||||

ど ッ どう なって る ん す か アタシ どう なっちゃ う ん す か ？

大丈夫 落ち着 い て だいじょうぶ|おちつ||

僕 の 質問 に 答え て ぼく||しつもん||こたえ|

ね ッ ね ッ ね ッ ！

ああ ？

君 は 放浪 画家 な ん だ よ ね ？ あ ッ は い きみ||ほうろう|がか|||||||||

それ で たまたま 僕 の 家 の 近く で 絵 を 描 い て た ん だ よ ね ？ |||ぼく||いえ||ちかく||え||えが|||||||

そう っす ワタシ 東 の ほう から 来 たんす けど |||ひがし||||らい|| ||ich|||||||

は ッ ！ うん ？

あ あ ～ 東 と いって も バハイ ラム 王国 じゃ ない です よ ||ひがし||||||おうこく||||

バハイ ラム 王国 が 東 に ある なんて 全然 知ら ない っす から ||おうこく||ひがし||||ぜんぜん|しら|||

うん そ っか

ちょっと 指輪 外す ね |ゆびわ|はずす|

美 埜 里 さん バハイ ラム は 東 に ある ん です か ？ び|の|さと|||||ひがし|||||

うん そう です か

バハイ ラム から 来 た から って スパイ と は かぎら ない でしょ う |||らい||||すぱい||||||

とにかく スパイ じゃ ない こと を 証明 し ます から |すぱい|||||しょうめい|||

えっ と エル ビア は

好き で 絵 を 描 い てる だけ な ん だ よ ね すき||え||えが||||||||

＜ ハイ と 言え ＞ はい||いえ

う ～ ん … あ ッ そう っす

＜ よし ！ ＞

だったら …\ N 別 に ||べつ|

軍事 機密 っぽい ところ を 色々 な 角度 から 模写 し て 送れ と か ぐんじ|きみつ||||いろいろ||かくど||もしゃ|||おくれ|| |||||||||Nachbildung|||||

そんな こと 一言 も 言わ れ て ない っす よ ||いちげん||いわ|||||

うん 給料 は １ 枚 に つき … |きゅうりょう||まい||

もう いい よ ありがとう

茶 番 は もう 終わり か ？ ちゃ|ばん|||おわり|

スパイ だって いい じゃ ない すぱい||||

だって ケモノ ミミ な ん だ もの ！ 開き直る な |||||||ひらきなおる| |||||||sei un bisschen unverschämt|

いや ケモノ ミミ だ から かばって る わけ じゃ なく て ||Ohren||||||||

僕 は 人 と して ！ でも それ は それ と して ぼく||じん||||||||

ケモノ ミミ と ケモノ シッポ は いい もの な ん です よ ||||Schwanz|||||||

ああ もう 思いっきり も ふ も ふし たい ||おもいっきり||||| ||||||ふし(1) - 節|

《 も ふ も ふ も ふ も ふ … 》

ああ も ～ う も ふ も ふ

あ ッ …

なるほど そういう こと か

ペトラルカ ？

お 抱え 絵師 と は ただ の 口実 |かかえ|えし|||||こうじつ

シン イチ 貴 様 その 娘 を 愛人 と して 囲う 気 じゃ な |いち|とうと|さま||むすめ||あいじん|||かこう|き|| ||||||||||einkreisen|||

ええ ッ ！ ？ あ ッ 愛人 … ||||あいじん

ものすご ～ い 曲解 だ よ つ ー か まだ 結婚 し て ない し ||きょっかい||||-|||けっこん|||| ||Verzerrung|||||||||||

異議 あり 慎一 君 に やましい 気持ち は 一切 あり ませ ん いぎ||しんいち|きみ|||きもち||いっさい|||

美 埜 里 さん … び|の|さと|

だって 慎一 君 は ガリウス さん と 相 思 相愛 な ん です もの |しんいち|きみ|||||そう|おも|そうあい|||| |||||||相||verliebt||||

ち ょ ～ ッ 何 言って る ん です か 美 埜 里 さん |||なん|いって|||||び|の|さと|

ちなみに 慎一 君 が 攻め で ガリウス さん が 受け です 絶対 ！ |しんいち|きみ||せめ|||||うけ||ぜったい

ガリウス さん も 何とか 言って ください よ |||なんとか|いって||

フンッ

＜ 何 か 変 な フラグ が …＞ なん||へん|||

シン イチ の 許容 範囲 の 広 さ に は 恐れ入る わ |いち||きょよう|はんい||ひろ||||おそれいる|

ＢＬ は 範囲 外 だ から ！ ||はんい|がい||

あの 旦那 様 が 攻め と いう の は どういった 意味 な の でしょう か ？ |だんな|さま||せめ||||||いみ||||

ミュセル 何 聞い てる の ？ それ は ね … |なん|ききい|||||

美 埜 里 さん ！ 耳 なめ てる ん です よ ね それ び|の|さと||みみ|な め||||||

だから 間違った 情報 を 広め ない で く だ さ ～ い ！ |まちがった|じょうほう||ひろめ||||||

あ ッ 何で 思いつか なかった ん だ ||なんで|おもいつか|||

こんな の マンガ や アニメ に しょっちゅう 出 て くる の に ||まんが||あにめ|||だ||||

おい 何 を ブツブツ と … |なん||ぶつぶつ|

そう だ むしろ エル ビア を 僕 の 手元 に 置く ほう が ||||||ぼく||てもと||おく||

エル ダント 側 に も 都合 が いい かも … ||がわ|||つごう|||

何 だ と ？ この 期 に 及んで まだ ざ れ 言 を 抜かす か ？ なん||||き||およんで||||げん||ぬかす|

よい 申し て みよ シン イチ |もうし||||いち

彼女 を あえて 生かし て おい て かのじょ|||いかし|||

その バハイ ラム って ところ に 報告 と か を 普通 に さ せる ん です よ ||||||ほうこく||||ふつう||||||

な ッ …\ N ただし

こっち が 教え た 話 だけ を ね ||おしえ||はなし|||

本当の こと を 教える 必要 は ない の です ほんとうの|||おしえる|ひつよう||||

むしろ 逆 の こと を 教え て も いい |ぎゃく||||おしえ|||

どういう こと じゃ ？

わざと 間違った 報告 を さ せる と いう こと か ？ |まちがった|ほうこく|||||||

ええ そう すれ ば むしろ

相手 を 思惑 どおり に 動かし た り も でき ませ ん か ？ あいて||おもわく|||うごかし|||||||

カノウ シン イチ 君 は … ||いち|きみ|

奇 策 奇 計 に 属 する やり 方 で は ある が き|さく|き|けい||ぞく|||かた||||

なるほど 面白い |おもしろい

ご 理解 いただけ た よう で 何より です |りかい|||||なにより|

あ あ ～ この シチュエーション で ご飯 何 杯 でも いける わ ～ |||||ごはん|なん|さかずき|||

ブレ ない で す ね 美 埜 里 さん は |||||び|の|さと||

と いう こと な ん です が ？

う ～ ん …\ N ペトラルカ ？

う う ッ …\ N あ ッ

う ～ ん

やっぱり 亜 人種 は 信用 でき ない … と か ？ |あ|じんしゅ||しんよう||||

あ ッ …

≪ （ ペトラルカ ） そんな こと は 気 に し て おら ぬ わ ||||き||||||

え ッ ！ ？

まったく シン イチ の 周り は 女 だらけ で は ない か ||いち||まわり||おんな|||||

ああ ？ 何でもない わ ！ |なんでもない|

まったく …

（ ミュセル の 泣き声 ） ||なきごえ

ミュセル どう し た の じゃ 傷 が 痛む の か ？ ||||||きず||いたむ||

待って おれ すぐ 医者 を …\ N いえ まって|||いしゃ|||

では 誰 か に 泣か さ れ た の じゃ な |だれ|||なか||||||

誰 じゃ 名乗り出よ いや その … だれ||なのりでよ|| ||sich melden||

嘘 つい たら ハリセンボン 飲 ます だ ぞ ！ うそ||||いん||| |||Fugu||||

＜ いつ 覚え た ん だ よ そんな 言葉 ＞ |おぼえ||||||ことば

いえ お 気 に なさら ない で ください ||き|||||

そ … そう か ？

＜ よかった ね ＞

あ ッ … 何 じゃ ？ ||なん|

いや ペトラルカ って 優しい な ～ って |||やさしい||

あ ッ …

では 申し渡す |もうしわたす |verkünden

エル ビア ・ ハーナイマン この 者 の 身柄 は → ||||もの||みがら|

カノウ シン イチ に 預ける ！ ||いち||あずける

よっ しゃ ！

し ッ 死刑 っす か アタシ 死刑 に なっちゃ う っす か ？ ||しけい||||しけい||||| ||Todesstrafe||||Todesstrafe|||||

大丈夫 君 は 絵描き と して ウチ で 雇う こと に なった から だいじょうぶ|きみ||えかき|||うち||やとう||||

へ ッ ？ 僕 は カノウ シン イチ ||ぼく||||いち

これ から よろしく ね エル ビア

う わ ～

シン イチ さ ま ～ ！ |いち||

よろしく お 願い する っす ||ねがい||

＜ う わ ～ や … やわらかい ＞

（ ペトラルカ ） シン イチ ～ ||いち

見境 も なく 盛り おって みさかい|||さかり| ohne Unterscheidung||||

貴 様 の よう な 輩 は 過ち を 犯す 前 に とうと|さま||||やから||あやまち||おかす|ぜん|

ヒッ …

≪ （ ペトラルカ ） 去勢 じゃ ～ ！ |きょせい| |Kastration|

それ だけ は ～ ッ ！

≪ （ 的場 ） あまり 余計 な まね は し ない で よ → まとば||よけい|||||||

加納 君 … かのう|きみ

♪♪～

≪ （ ガリウス ） ザハール 宰相 バハイ ラム の 娘 どう 思う ？ ||さいしょう||||むすめ||おもう

≪ （ ザハール ） 引き続き 要注意 か と ≪ （ ガリウス ） うむ |ひきつづき|ようちゅうい||||

≪ （ ザハール ） ひとたび 油断 し よ う もの なら → ||ゆだん|||||

あの けし くり から ぬ オパーイ に 目 が 吸い込ま れ 掌 に 包み込 ん で → |||||||め||すいこま||てのひら||つつみこ|| |||||Brust||||||||||

もみ し だ き たく なる こと は 必定 そう なれ ば さらに … ||||||||ひつじょう|||| ||||||||sicher||||

≪ （ ガリウス ） おい ！ →

オパーイ で は ない スパーイ の こと を 言って いる の だ ||||||||いって||| ||||Sparai|||||||

≪ （ ザハール ） ガリウス 殿 は オパーイ に 興味 なし です か ||しんがり||||きょうみ|||

≪ （ ガリウス ） コメント は 差し控える |こめんと||さしひかえる |||sich zurückhalten