Kiseijuu : Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim -) Episode 3
kiseijuu|sei||kakuritsu|parasyte|||episode
Kiseijuu: Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim-) Episódio 3
君 斜め 後ろ
きみ|ななめ|うしろ
Toi|En biais arrière|derrière toi
グレー の コート の 君
ぐれー||こーと||きみ
他人 の 体 を 気 安く いじる の は やめ て ほしい わ ね
たにん||からだ||き|やすく||||||||
autrui||||||tripoter|||||||
嫌 ね 痴漢 だって
いや||ちかん|
||Harcèlement sexuel|
ち 違う …
|ちがう
言いがかり だ
いいがかり|
Accusation infondée|
おい 取り消せ よ
|とりけせ|
|Retire ça.|
俺 が 触った って 証拠 どこ に ある ん だ よ
おれ||さわった||しょうこ||||||
||touché||Preuve||||||
おい 聞い て ん の か
|ききい||||
今年 の カヤマ 幻想 文学 賞 決まった ん だ な
ことし|||げんそう|ぶんがく|しょう|きまった|||
Cette année||Kayama|l'imaginaire||||||
よしみ だい 『 七 回 目 の 変身 』 だ ろ
||なな|かい|め||へんしん||
||||||septième transformation||
読 ん だ の か
よ||||
lu||||
爬虫類 と 会話 が できる よう に なった 男 の 話
はちゅうるい||かいわ||||||おとこ||はなし
reptiles||conversation||||||||
全然 リアリティ が ない ね
ぜんぜん||||
|aucun réalisme|||
また か
これ で 84 人 目
||じん|め
ミンチ 殺人 ?
みんち|さつじん
なんだか 聞い て も 驚か なく なって しまった わ
|ききい|||おどろか||||
ご馳走様
ごちそうさま
Merci beaucoup
あら 半分 も 食べ て ない じゃ ない
|はんぶん||たべ||||
あ うん
その 事件 の 真相 を 知って いる 人間
|じけん||しんそう||しって||にんげん
|||La vérité||||
ひょっとしたら それ は 世界 で 僕 一 人 かも しれ ない
|||せかい||ぼく|ひと|じん|||
Peut-être que||||||||||
泉 くん
いずみ|
おはよう
最近 さあ 変わった ね
さいきん||かわった|
えっ 僕 が ?
|ぼく|
うん
そんな こと ない よ
シン イチ
|いち
今 確かに 声 が …
いま|たしかに|こえ|
ここ だ
ミギー
どうも むずむず する と 思ったら
||||おもったら
どう し た の
あぁ なんでもない よ
私 の 仲間 が いる
わたくし||なかま||
また か
だんだん 近づ い て いる
|ちかづ|||
Peu à peu||||
でも この 近く じゃ ミンチ 殺人 が 起き て ない よ
||ちかく||みんち|さつじん||おき|||
死体 が 見つかって ない だけ かも しれ ない
したい||みつかって|||||
||n'a pas été trouvé|||||
相手 まで の 距離 は 約 70 メートル
あいて|||きょり||やく|めーとる
60 メートル
めーとる
まさか
この 建物 の 中 だ
|たてもの||なか|
この 中 …
|なか
どこ だ
誰 な ん だ
だれ|||
男 か
おとこ|
女 か
おんな|
約 30 メートル
やく|めーとる
間違い ない この 中 だ
まちがい|||なか|
30 メートル ?
めーとる
目 を 合わせる な 見つかる ぞ
め||あわせる||みつかる|
向こう も こっち を 探し て いる が
むこう||||さがし|||
この 人数 の おかげ で 特定 でき ず に いる よう だ
|にんずう||||とくてい||||||
皆さん おはよう ございます
みなさん||
先日 交通 事故 で 入院 さ れ た 松山 先生 に 代わり
せんじつ|こうつう|じこ||にゅういん||||まつやま|せんせい||かわり
||||hospitalisation||||Matsuyama|||
数学 を 担当 さ れる 新任 の 先生 を 紹介 し ま しょ う
すうがく||たんとう|||しんにん||せんせい||しょうかい||||
mathématiques||chargé de|||nouveau||||||||
では 田宮 先生
|たみや|せんせい
|Tamiya先生|
田宮 良子 です
たみや|ながこ|
皆さん よろしく
みなさん|
ヤツ だ
やつ|
なに
尚 本日 より 3 年 3 組 の 担任 は 山本 先生
なお|ほんじつ||とし|くみ||たんにん||やまもと|せんせい
Encore||||classe||Professeur principal||Yamamoto|
3 年 3 組 あの 子 の
とし|くみ||こ|
そして 田宮 先生 に は 副 担任 を 担当 し て もらい ます
|たみや|せんせい|||ふく|たんにん||たんとう||||
見る な シン イチ
みる|||いち
俺 を 見 てる 目 が 合った ぞ
おれ||み||め||あった|
あの 先生 結構 美人 よ ね
|せんせい|けっこう|びじん||
うん
見つかった
みつかった
いい か グランド を 五 周 し たら
||ぐらんど||いつ|しゅう||
再び ストレッチ で 筋肉 を よく ほぐす よう に
ふたたび|||きんにく|||||
||||||détendre||
それ から 2 グループ に 分かれ て ゲーム を 行う
||ぐるーぷ||わかれ||げーむ||おこなう
ルール ブック は よく 読 ん で き た か
るーる|ぶっく|||よ|||||
驚き だ
おどろき|
頭 を 奪って おき ながら
あたま||うばって||
その 人間 固有 の 身分 を 失わ ず そっくり 引き継ぐ と は
|にんげん|こゆう||みぶん||うしなわ|||ひきつぐ||
||propre à||statut social||perdre||tout entier|reprendre intégralement||
しかも 教師 と して 人間 に もの を 教え て いる
|きょうし|||にんげん||||おしえ||
||||||||||enseigne
これ は 大変 な 才能 だ ぞ
||たいへん||さいのう||
||grand||||
褒め て どう す ん だ よ
ほめ||||||
Qu'en faire||||||
なんとか し なきゃ
どういう 意味 だ
|いみ|
だって そう だ ろ
みんな 食べ られ ちゃ う よ
|たべ||||
いや それ は ない な
ヤツ は 人間 社会 に 溶け込 ん で い たい の だ
やつ||にんげん|しゃかい||とけこ||||||
|||||s'intégrer||||||
社会 生活 に 直接 関わる 人間 を 食料 に は し ない だ ろ う
しゃかい|せいかつ||ちょくせつ|かかわる|にんげん||しょくりょう|||||||
||||impliquer||||||||||
ヤツ の 周囲 は 安全 な はず だ
やつ||しゅうい||あんぜん|||
わかる もん か
まあ しばらく 様子 を 見よ う
||ようす||みよ|
||||observons|
こんな 時 に 寝る なんて ミギー の ヤツ
|じ||ねる||||やつ
もしも いま あいつ が …
では これ を 応用 し て 6 から 12 まで の 問題 を やって み て
|||おうよう||||||もんだい||||
|||appliquer||||||||||
泉 くん
いずみ|
き た
どう し た の
全然 進 ん で ない よう だ けど
ぜんぜん|すすむ||||||
えっ あぁ いいえ …
すみません
礼
泉 くん あと で 進路 指導 室 に 来 て くれる ?
れい|いずみ||||しんろ|しどう|しつ||らい||
|||||orientation|orientation|||||
いい わ ね
ねぇ 何 か し た の
|なん||||
いや …
羨ま し い な お 前
うらやま|||||ぜん
Jaloux de toi|||||
あんな 美人 の 個人 授業 俺 も 受け たい よ
|びじん||こじん|じゅぎょう|おれ||うけ||
あら 美人 なら ここ に も いる じゃ ない
|びじん|||||||
ねぇ 泉 くん
|いずみ|
いやいや 田宮 先生 の 大人 の 魅力 に は 敵 わ ない って
|たみや|せんせい||おとな||みりょく|||てき|||
|Tamiya||||||||rivaliser avec|||
だけど あの 先生 泉 み たい な の が 趣味 な ん だ
||せんせい|いずみ||||||しゅみ|||
|||source of inspiration|||||||||
意外 だ よ な
いがい|||
C'est surprenant.|||
何 言って る ん だ
なん|いって|||
人 の 気 も 知ら ない で
じん||き||しら||
何 言って ん の よ こっち の 気 も 知ら ない で
なん|いって||||||き||しら||
|||||ce côté-ci||||||
シン イチ
|いち
相手 まで の 距離 は 約 10 メートル
あいて|||きょり||やく|めーとる
partenaire||||||
起き た の か
おき|||
失礼 し ます
しつれい||
こっち へ どうぞ
泉 新 一 くん
いずみ|しん|ひと|
私 の 正体 は 知って る わ ね
わたくし||しょうたい||しって|||
ああ
ああ ?
教師 に 向かって その 返事 は ない でしょ
きょうし||むかって||へんじ|||
||à l'enseignant|||||
そう かたく なる こと は ない わ
私 に 殺意 が ない の は よく 知って る はず よ その 右手 さん が
わたくし||さつい||||||しって|||||みぎて||
||intention de tuer|||||||||||main droite||
第 一 この 距離 で やりあったら お互い が 致命 傷 を 受ける わ
だい|ひと||きょり|||おたがい||ちめい|きず||うける|
|||||s'affrontaient|||Blessé mortellement|blessure mortelle|||
あなた と は もっと 色々 話し たい の
||||いろいろ|はなし||
今日 の 放課後 時間 を とって もらえ る かしら
きょう||ほうかご|じかん|||||
||après l'école||||||
分かった
わかった
ワナ だったら どう す ん だ よ
わな||||||
piège||||||
僕 は ごめん だ から な
ぼく|||||
人間 と いう の は どうして こう 合理 性 に 欠ける の か
にんげん|||||||ごうり|せい||かける||
|||||||raisonnable|||||
なに
殺す 気 なら とっくに 殺し て いる
ころす|き|||ころし||
|||depuis longtemps|||
私 は ね 興味 が ある の
わたくし|||きょうみ|||
あなた み たい な ケース は 初めて 見る の よ
||||けーす||はじめて|みる||
||||||||de cela|
だから データ が 欲しい わけ
|でーた||ほしい|
お互い 情報 を 交換 し 今後 の こと も 相談 し たい から
おたがい|じょうほう||こうかん||こんご||||そうだん|||
今後 …
こんご
じゃ そういう こと で
田宮 先生
たみや|せんせい
はい
あの 今日 何 か ご 予定 は
|きょう|なん|||よてい|
はい 生徒 と 進路 の 相談 など
|せいと||しんろ||そうだん|
|||Orientation scolaire||consultation|
そう です か
失礼 し ます
しつれい||
ねぇ ねぇ ちょっと 本屋 さん 付き合って
|||ほんや||つきあって
|||librairie||Viens avec moi.
うん
あれ は …
シン イチ 袖 を 巻く って くれ
|いち|そで||まく||
||manche|manches de|||
なんで
喧嘩 する わけ じゃ ない ん だ ろ
けんか|||||||
se disputer|||||||
それ が 二 人 来る
||ふた|じん|くる
||||viennent
二 匹 と 言え ば いい の か な
ふた|ひき||いえ|||||
やっぱり ワナ だった の か
|わな|||
|piège|||
ワナ か どう か は まだ 分から ん
わな||||||わから|
それ より シン イチ 心臓 の 鼓動 を 少し 緩やか に し て くれ
|||いち|しんぞう||こどう||すこし|ゆるやか||||
||||||battements de cœur|||ralentir||||
こっち まで 落ち着か なく なる
||おちつか||
||se calmer||
無理 言う な
むり|いう|
待た せ た わ ね
また||||
紹介 する わ
しょうかい||
こちら は A さん
||a|
A さん
a|
名前 が ない の よ
なまえ||||
なん だ こいつ は
こんな ヤツ 仲間 と 言え る か
|やつ|なかま||いえ||
やめ なさい
ここ で 殺し 合って も 何 の メリット も ない わ よ
||ころし|あって||なん||めりっと||||
|||||||avantage||||
なるほど
これ まで あなた が 出会った の は その 二 種類 だけ ね
||||であった||||ふた|しゅるい||
||||rencontré|||||||
ああ
ところで 泉 くん
|いずみ|
あなた から 見 て 私 たち は 一体 な ん だ と 思う ?
||み||わたくし|||いったい|||||おもう
人食い の バケ モン
ひとくい|||もん
ほか に どう 呼 ん だ ら いい の か な
|||よ|||||||
実は ね 私 と この A さん と で セックス し て み た の よ
じつは||わたくし|||a||||せっくす||||||
す っ すみません
失礼 いたし まし た
しつれい|||
結果 どう なった と 思う ?
けっか||||おもう
そう 妊娠 し た わ
|にんしん|||
|Enceinte|||
さて そこ で 問題
|||もんだい
今 私 の 体 内 で 育って いる もの それ は 一体 何 でしょう
いま|わたくし||からだ|うち||そだって|||||いったい|なん|
そりゃ あ …
人間 だ ろ う ごく 普通 の
にんげん|||||ふつう|
さすが ね
Comme prévu|
そう まったく なんの 変哲 も ない 人間 の 赤ん坊 よ
|||へんてつ|||にんげん||あかんぼう|
|||banalité||||||
だ と する と 私 たち は 一体 な ん な の
||||わたくし|||いったい||||
さあ ね
こっち だって 聞き たい よ
||きき||
寄生 し た 人間 を 生かす ため に 他の 人間 を 食べる なんて
きせい|||にんげん||いかす|||たの|にんげん||たべる|
Parasiter|||||garder en vie|||||||
まるで 共食い じゃ ない か
|ともぐい|||
|Cannibalisme mutuel|||
どうして そんな こと を する ん だ
その 質問 右手 さん に も し て み た の かしら
|しつもん|みぎて|||||||||
私 は シン イチ の 血液 から 直接 養分 を もらって いる
わたくし|||いち||けつえき||ちょくせつ|ようぶん|||
||||||||nutriments|||
だから 食欲 と いう もの を 知ら ん
|しょくよく|||||しら|
|appétit||||||
共食い の 理由 も 分から ん
ともぐい||りゆう||わから|
Cannibalisme||raison|||
繁殖 能力 は なく ひたすら 共食い みたい な こと を 繰り返す
はんしょく|のうりょく||||ともぐい|||||くりかえす
Reproduction|capacité de reproduction|||sans cesse|Cannibalisme|||||répéter
こんな 生物 って ある かしら
|せいぶつ|||
その 点 に つい て は 私 も 不思議 に 思って い た
|てん|||||わたくし||ふしぎ||おもって||
||||||||Étrange||||
生物 な の か そう じゃ ない の か
せいぶつ||||||||
とにかく この世 の モノ と は 思え ない の
|このよ||もの|||おもえ||
Quoi qu'il en soit||||||||
俺 は 帰る
おれ||かえる
自分 の 正体 を 知った ところ で 何 か が 変わる わけ で も ない
じぶん||しょうたい||しった|||なん|||かわる||||
腹 が 減れ ば 食う し 邪魔者 が いれ ば 排除 する
はら||へれ||くう||じゃまもの||||はいじょ|
||diminue|si|||élément perturbateur||||éliminer|
それ だけ だ
あいつ は 危険 だ 始末 す べき だ
||きけん||しまつ|||
||||éliminer|||
育った 環境 の 違い かしら
そだった|かんきょう||ちがい|
さて
人間 は 時々 理解 でき ない よう な 行動 を 取る から
にんげん||ときどき|りかい|||||こうどう||とる|
一応 忠告 し て お くわ
いちおう|ちゅうこく||||
|Avertissement||||donne un avertissement
仮に 私 と 敵対 し て 騒ぎ を 起こし た 場合
かりに|わたくし||てきたい|||さわぎ||おこし||ばあい
À supposer que|||s'opposer à|||bagarre||provoquer||
顔 を 変え られ ない あなた の 方 が 立場 は 不利 よ
かお||かえ|||||かた||たちば||ふり|
|||||||||||désavantageux|
私 も なる べく 人間 と して の 身分 を 守り たい から
わたくし||||にんげん||||みぶん||まもり||
無 茶 は し ない つもり だ けど
む|ちゃ||||||
もしも その 気 に なれ ば ひと クラス
||き|||||くらす
|||||||une classe
3 秒 で 皆殺し に できる わ
びょう||みなごろし|||
||Tous tuer|||
私 の クラス に も 友達 は いる ん でしょ
わたくし||くらす|||ともだち||||
新一 帰った の
しんいち|かえった|
|Shinichi rentré?|
大した 奴 だ
たいした|やつ|
Sacré||C'est un
シン イチ の 恐怖 心 を ここ まで 引き出す と は
|いち||きょうふ|こころ||||ひきだす||
||||||||susciter||
冷たい 何 を する シン イチ
つめたい|なん||||いち
昨日 の 夕方 バス に 乗って た でしょ
きのう||ゆうがた|ばす||のって||
hier soir||Hier soir|||||
どこ 行って た の
|おこなって||
里美 も 心配 し て た よ
さとみ||しんぱい||||
いや 別に …
|べつに
シン イチ 攻め て き た ぞ
|いち|せめ||||
||attaque||||
まるで 殺意 の かたまり だ
|さつい|||
|Intention de tuer|||
先生 どう し た ん です か
せんせい||||||
バカ め
ばか|
だ だ 誰 か
||だれ|
キミ 大丈夫 か
きみ|だいじょうぶ|
ふ っ 不審 者 が 校 内 に …
||ふしん|もの||こう|うち|
||individu suspect|||||
警察 に 通報 生徒 達 は 避難 さ せる ん だ
けいさつ||つうほう|せいと|さとる||ひなん||||
||Signaler|élèves|||évacuation||||
自習 に し ます
じしゅう|||
étudier seul|||
攻め て き た って 誰 が
せめ|||||だれ|
attaqué||||||
たぶん 昨日 の あいつ だ
|きのう|||
待て 許可 な し で 校 内 へ 入る なんて どういう つもり だ
まて|きょか||||こう|うち||はいる||||
一緒 に 来 なさい
いっしょ||らい|
今 障害 を 三 つ 倒し た
いま|しょうがい||みっ||たおし|
|obstacles|||||
人 を 殺し た の か
じん||ころし|||
それ は 分から ん が 強引 な ヤツ だ
||わから|||ごういん||やつ|
|||||autoritaire|||
刃物 ? なんて こと だ
はもの|||
Couteau ? Quelle horreur.|||
侵入 者 は 刃物 を 持って いる の か
しんにゅう|もの||はもの||もって|||
きっ 緊急 連絡 校舎 内 に 不審 者 が 侵入 し まし た
|きんきゅう|れんらく|こうしゃ|うち||ふしん|もの||しんにゅう|||
|||bâtiment scolaire|||individu suspect||||||
生徒 は 先生 の 指示 に 従い
せいと||せんせい||しじ||したがい
不審 者 だ と ?
ふしん|もの||
避難 ? 今日 訓練 が ある って 言って た っけ
ひなん|きょう|くんれん||||いって||
évacuation||||||||
クラス ごと に まとまって 校庭 へ 避難 し て ください
くらす||||こうてい||ひなん|||
|||en groupe|cour de récréation||évacuation|||
繰り返し ます 校舎 内 に 不審 者 が 侵入 し まし た
くりかえし||こうしゃ|うち||ふしん|もの||しんにゅう|||
répéter|est entré|bâtiment scolaire|||individu suspect|individu suspect|||||
クソッ 真っ 昼間 に 堂々 と
|まっ|ひるま||どうどう|
|plein jour|En plein jour||En plein jour|
生徒 は 先生 の 指示 に 従い
せいと||せんせい||しじ||したがい
楽天 的 で 行き当たり ばったり な ヤツ だ
らくてん|てき||ゆきあたり|||やつ|
Optimiste|||improvisation|improvisé|||
クラス ごと に まとまって 校庭 へ 避難 し て ください
くらす||||こうてい||ひなん|||
||||cour de récréation||évacuation|||
田宮 良子 と は だいぶ 違う な
たみや|ながこ||||ちがう|
Tamiya||||||
そう だ 田宮 良子 は どこ に
||たみや|ながこ|||
今 150 メートル 離れ て いる
いま|めーとる|はなれ||
どうやら 我々 の 戦い を 傍観 する らしい
|われわれ||たたかい||ぼうかん||
|||||observer||
敵 に なる より はま しか
てき|||||
||||plutôt ami|
避難 の 際 は C 棟 より の 階段 を 使用 し
ひなん||さい||c|むね|||かいだん||しよう|
|||||bâtiment C||||||
絶対 に A 棟 に は 近づか ない よう に
ぜったい||a|むね|||ちかづか|||
田宮 先生 い ない の か
たみや|せんせい||||
よし 俺 に つい て 来い
|おれ||||こい
押す な
おす|
押す な 早く あちら に 進め
おす||はやく|||すすめ
戦う べき だ ぞ シン イチ
たたかう|||||いち
戦う どうして ?
たたかう|
相手 は 人目 も 気 に せ ず 白昼 堂々 と 乗り込 ん で 来る よう な ヤツ だ ぞ
あいて||ひとめ||き||||はくちゅう|どうどう||のりこ|||くる|||やつ||
||||||||en plein jour|en plein jour||faire irruption||||||||
逃げ て も 必ず 追って くる ここ で 倒し た ほう が いい
にげ|||かならず|おって||||たおし||||
でも …
それ に 今 なら こっち が 有利 だ
||いま||||ゆうり|
||||||en avantage|
私 に 作戦 が ある
わたくし||さくせん||
作戦 ?
さくせん
ねぇ さっき から 誰 と 話し てる の
|||だれ||はなし||
えっ ああ 独り言 だ よ
||ひとりごと||
||Parler seul||
なあ あれ じゃ ねえ の か 不審 者 って の は
||||||ふしん|もの|||
||||||individu suspect||||
え どこ どこ
ほら あれ だ よ あの お っ さん
ウソ
うそ
本当 に いる よ
ほんとう|||
おい 列 を 乱す な
|れつ||みだす|
|||Ne dérange pas|
ヤツ は シン イチ の いや 私 の 位置 を 突き止めよ う と して いる
やつ|||いち|||わたくし||いち||つきとめよ||||
だが この 人ごみ に 邪魔 さ れ て いる
||ひとごみ||じゃま||||
もしも … もしも 見つかったら どう なる
||みつかったら||
無論 攻撃 し て くる だ ろ う
むろん|こうげき||||||
Bien sûr|||||||
ここ に いる 人間 ごと 強引 に な
|||にんげん||ごういん||
|||||de force||
しかし それ が こちら の 狙い 目 で も ある
|||||ねらい|め|||
狙い 目 ?
ねらい|め
シン イチ の 周囲 の 人間 が なぎ倒さ れる 間 に
|いち||しゅうい||にんげん||なぎたおさ||あいだ|
|||||||renversés|||
私 が すばやく ヤツ の 心臓 を 貫く
わたくし|||やつ||しんぞう||つらぬく
||rapidement|||||transpercer
単純 だ が 成功 する 可能 性 は 高い
たんじゅん|||せいこう||かのう|せい||たかい
周囲 の 人間
しゅうい||にんげん
それ が お前 の …
||おまえ|
そう 作戦 だ
|さくせん|
シン イチ は 壁 の 肉 と いう 盾 で 守ら れ て いる
|いち||かべ||にく|||たて||まもら|||
|||||la chair|||bouclier de viande|||||
それ は A に とって は 厄介 な 障害 物 と なる はず だ
||a||||やっかい||しょうがい|ぶつ||||
||||||obstacle gênant||obstacle|||||
肉 の 壁 … お前 ら の 本性 を 忘れ て た よ
にく||かべ|おまえ|||ほんしょう||わすれ|||
||||||nature profonde|||||
村野
むらの
泉 くん
いずみ|
忘れ物 ? あたし も 行く よ
わすれもの|||いく|
Objet perdu||||
近寄る な 僕 から 離れろ
ちかよる||ぼく||はなれろ
Ne t'approche pas||||Éloigne-toi.
あ ごめん
とにかく 急 い で 避難 し て
|きゅう|||ひなん||
||||évacuer||
どう し た シン イチ
||||いち
私 の 作戦 が 気 に 入ら ない の か
わたくし||さくせん||き||はいら|||
当ったり 前 だ
あたったり|ぜん|
C'est normal||
いったい 何 人 殺す 気 だ
|なん|じん|ころす|き|
でも 自分 の 命 を 守る ため だ
|じぶん||いのち||まもる||
自分 が 生きる ため に 他の 命 を 犠牲 に する
じぶん||いきる|||たの|いのち||ぎせい||
動物 は そう やって 生き て いる の だ
どうぶつ||||いき||||
お前 日本 語 うま いよ ね
おまえ|にっぽん|ご|||
人間 の 言葉 が それ だけ 分かる のに
にんげん||ことば||||わかる|
どうして …
思い出し た ぞ
おもいだし||
人間 は 自殺 する と いう めずらしい 動物 だった な
にんげん||じさつ|||||どうぶつ||
別に 死に たい わけ じゃ ない
べつに|しに||||
|mourir||||
何 を やって いる ん だ
なん|||||
肉 の 壁 より この 方 が いい よ
にく||かべ|||かた|||
3 年 2 組 列 を 乱す な
とし|くみ|れつ||みだす|
||||déranger|
怒って る の か ミギー
いかって||||
怒る ? 私 は そんなに 暇 で は ない
いかる|わたくし|||いとま|||
||||temps libre|||
次 の 手 を 考え なけ れ ば
つぎ||て||かんがえ|||
||prochaine étape|le||||
シン イチ 我々 と A の 違い は 何 だ と 思う
|いち|われわれ||a||ちがい||なん|||おもう
違い ? 向こう は 殺人 鬼 こっち は 善良 な 高校 生
ちがい|むこう||さつじん|おに|||ぜんりょう||こうこう|せい
||||tueur en série|||gentil|||
向こう は 別人 に なれる こっち は なれ ない
むこう||べつじん||||||
||une autre personne||||||
向こう は 一 人 こっち は 二 人
むこう||ひと|じん|||ふた|じん
そう かな
果たして A は 我々 を 二 人 と 見る だ ろ う か
はたして|a||われわれ||ふた|じん||みる||||
en fin de compte||||||||||||
どういう こと
はい シン イチ の 武器
||いち||ぶき
||||arme de Shinichi
僕 の ?
ぼく|
そう だ 私 と A の 力 は ほぼ 互角
||わたくし||a||ちから|||ごかく
|||||||||à égalité
と すれ ば 答え は ひと つ
|||こたえ|||
君 が 戦い に 参加 する しか ない
きみ||たたかい||さんか|||
シン イチ が 動揺 し て 私 の 足 を 引っ張れ ば 勝負 は 負け だ
|いち||どうよう|||わたくし||あし||ひっぱれ||しょうぶ||まけ|
|||troublé|||||||Tirez||défi|||
逆に 君 が 効果 的 に 動け ば 勝つ
ぎゃくに|きみ||こうか|てき||うごけ||かつ
||||||agis efficacement||
効果 的 に って どう すれ ば
こうか|てき|||||
役 わり を 決める ん だ つまり …
やく|||きめる|||
そんな の で うまく 行く かな
||||いく|
まあ やって みよ う
その 武器 を 見え ない よう に 身 に つけろ
|ぶき||みえ||||み||
確かに ミギー は 戦い に つい て は 僕 な ん か より ずっと 専門 家 だ
たしかに|||たたかい|||||ぼく||||||せんもん|いえ|
今 まで だって 仲間 を 二 匹 も …
いま|||なかま||ふた|ひき|
そう だ 今 は こいつ を 信じる しか ない
||いま||||しんじる||
来 た ぞ シン イチ
らい||||いち
A は 3 メートル の 距離 に 近づ い た
a||めーとる||きょり||ちかづ||
3 メートル ?
めーとる
どこ だ よ 見え ない ぞ
|||みえ||
真 下 だ よ
まこと|した||
バリケード の つもり か
ばりけーど|||
Barrière|||
自分 で 逃げ道 を 塞ぐ と は な
じぶん||にげみち||ふさぐ|||
||se couper retraite||bloquer|||
次回 「 みだれ 髪 」
じかい||かみ
|Cheveux en désordre|