Kiseijuu : Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim -) Episode 8
kiseijuu|sei||kakuritsu|parasyte|||episode
君 の ボディー の 年齢 は 確か 十 代 後半 だった な
きみ||ぼでぃー||ねんれい||たしか|じゅう|だい|こうはん||
|||||||||fin d'adolescence||
まあ そんな とこ かな
では やはり 君 に 頼 も う
||きみ||たの||
||||compter sur||
その 少年 を 殺さ ず 監視 観察 し て ほしい
|しょうねん||ころさ||かんし|かんさつ|||
|||||surveiller|observation|||
意味 が ある の
いみ|||
ある
多少 危険 な 存在 で は ある が
たしょう|きけん||そんざい||||
Quelque peu|||||||mais
われわれ の 今後 の 可能 性 を 占う うえ でも 貴重 な 資料 だ
||こんご||かのう|せい||うらなう|||きちょう||しりょう|
|||||||prédire|||||document précieux|
泉 新一 … か
いずみ|しんいち|
よう
光夫 …
みつお
Mitsuo
加奈
かな
また あいつ に 会い に 行く の か
|||あい||いく||
あいつ ?
あの 正義 の 味方 気取り だ よ
|せいぎ||みかた|きどり||
||||se prendre pour||
退 い て よ 帰る ん だ から
しりぞ||||かえる|||
Recule|||||||
どう し た ん だ よ 加奈
||||||かな
痛い 離し て よ
いたい|はなし||
|lâche-moi||
まさか お前 マジ で あいつ の こと
|おまえ|||||
あなた に は 関係無い でしょ う
|||かんけいない||
上条 あれ
かみじょう|
Kamijou|
光夫
みつお
よ ー 暇 人
|-|いとま|じん
また 女 を さらい に き た の か
|おんな|||||||
|||enlever|||||
ヤツ は いる か
やつ|||
ヤツ ?
やつ
泉 と か いう インチキ 野郎 だ よ
いずみ||||いんちき|やろう||
||||escroc|||
偉 そう に こいつ
えら|||
Arrogant|||
ちょうど 来 た ぜ
|らい||
Just arrived exactly|||
おい 泉 光夫 が 用事 だって よ
|いずみ|みつお||ようじ||
||||affaire urgente||
ああ また あんた か
誰 だ おまえ
だれ||
また ここ か
用 なら 短 かめ に 頼む よ 人 と 待ち合わせ てる ん だ
よう||みじか|||たのむ||じん||まちあわせ|||
|||tortue|||||||||
て め え 加奈 と やった の か
|||かな||||
加奈 って あの …
かな||
とぼけ ん な よ て め え
Ne fais pas l'innocent.||||||
誤解 だ よ
ごかい||
Malentendu||
最近 は 会って も ない し
さいきん||あって|||
その 前 は 俺 旅 に 出 て た し
|ぜん||おれ|たび||だ|||
旅 だ と
たび||
とにかく そういう こと だ から
っざ けん な
Pas de blague||
よせ この 前 と は 違う
||ぜん|||ちがう
て め え
おい 大丈夫 か
|だいじょうぶ|
泉 くん
いずみ|
今 校門 の 所 で 上条 君 たち に 聞い て …
いま|こうもん||しょ||かみじょう|きみ|||ききい|
|Porte d'école||||Kamijo|||||
大丈夫 何でもない よ
だいじょうぶ|なんでもない|
靴 ここに 置 い と く よ
くつ|ここ に|お||||
chaussures|ici|||||
なあ 寄って か ない
|よって||
|passe par ici||
俺 腹 減っちゃ っ て
おれ|はら|へっちゃ||
||J'ai faim.||
泉 くん 旅行 先 で 何 か あった の
いずみ||りょこう|さき||なん|||
雰囲気 ずいぶん 変わっちゃ っ た けど
ふんいき||かわっちゃ|||
親 の 怪我 を 口実 に 学校 サボって た だけ だ よ
おや||けが||こうじつ||がっこう|さぼって||||
||blessure||prétexte|||sécher les cours||||
泉 くん
いずみ|
君 泉 新 一 くん … だ よ ね
きみ|いずみ|しん|ひと||||
さあ どう な の か な
や だ な 俺 は 俺 だ よ
|||おれ||おれ||
君 は 村野 里美 さん だ よ ね
きみ||むらの|さとみ||||
うん
感じる … 彼 が 近づ い て くる
かんじる|かれ||ちかづ|||
なんで 分かる の
|わかる|
もう じき あの 階段 を 上がって
|||かいだん||あがって
ほら やっぱり
ただいま
父さん
とうさん
新一 か
しんいち|
飯 は
めし|
食べ て き た 父さん は
たべ||||とうさん|
いら ん
お 酒 は ほどほど に し て
|さけ|||||
|||Avec modération|||
なんでも いい から ちゃんと 食べ なきゃ
||||たべ|
うん …
ネット で 調べ た ん だ けど
ねっと||しらべ||||
こういう 時 は 家政 婦 さん を 雇う の が いい って
|じ||かせい|ふ|||やとう||||
|||ménage|femme de ménage|||employer||||
こういう 時
|じ
いや その
母さん ご飯 を 作って くれる 人 が 急に い なく なった 時 と か
かあさん|ごはん||つくって||じん||きゅうに||||じ||
お前 よく そんな こと が
おまえ||||
もう いい
家政 婦 でも なんでも 雇い たい なら 雇って くれ
かせい|ふ|||やとい|||やとって|
||||embaucher|||engage|
心 の 問題 かな
こころ||もんだい|
何 が
なん|
出 なく なった ん だ よ 涙 が
だ||||||なみだ|
なん だ そんな こと か
何 か を 失った よう な 気 が する ん だ
なん|||うしなった|||き||||
人 と して 大切 な 何 か を
じん|||たいせつ||なん||
être humain|||||||
くだら ん
ミギー の 細胞 が 全身 に 散らばって から
||さいぼう||ぜんしん||ちらばって|
||||||éparpillés dans|
ずいぶん 感覚 が 鋭く なった
|かんかく||するどく|
beaucoup|||très affûté|
例えば 聴覚
たとえば|ちょうかく
|Ouïe
心 を 集中 さ せる と
こころ||しゅうちゅう|||
あら や だ 橋本 さん と この 息子 さん が
|||はしもと||||むすこ||
そう な の びっくり でしょ う …
続 い て 交通 情報 です
つづ|||こうつう|じょうほう|
首都 高 4 号 線 は 事故 の 影響 で 現在 10 キロ …
しゅと|たか|ごう|せん||じこ||えいきょう||げんざい|きろ
豚 め 豚 ども め 豚 豚 豚 豚 豚 …
ぶた||ぶた|||ぶた|ぶた|ぶた|ぶた|ぶた
ど し た の
いや 別に
|べつに
今 聞こえ た
いま|きこえ|
泉 くん
いずみ|
ごめん 先行 って て
|せんこう||
|Désolé, en avance||
呼 ん でる 助け を 求め てる
よ|||たすけ||もとめ|
助かる か
たすかる|
内臓 が 潰れ て い て 修復 は 不可能 だ
ないぞう||つぶれ||||しゅうふく||ふかのう|
organes internes||écrasé||||réparation|||
10 分 以内 に 死ぬ ぞ
ぶん|いない||しぬ|
残念 だ けど お前 の こと 助け て やれ ない よ
ざんねん|||おまえ|||たすけ||||
でも あんな 喧 しい 場所 で 死ぬ より は マシ だ ろ
||けん||ばしょ||しぬ|||||
||bruyant|||||||||
泉 くん
いずみ|
こいつ もう すぐ 死ぬ ん だ
|||しぬ||
泉 くん あたし なんだか 怖かった
いずみ||||こわかった
|||un peu|
泉 くん が 変わっちゃ っ た と 思った から
いずみ|||かわっちゃ||||おもった|
ほら 前 は もっと オドオド し て た でしょ
|ぜん|||||||
||||timidement||||
でも そこ が かわいい って いう か ほっと する みたい な
旅行 から 帰って から の 泉 くん って
りょこう||かえって|||いずみ||
ちょっと 冷たい 感じ が し た ん だ
|つめたい|かんじ|||||
でも 気のせい だった ん だ ね
|きのせい||||
|C'était une illusion.||||
こんなに 優しい ん だ もん
|やさしい|||
死 ん だ
し||
心臓 が 止まった
しんぞう||とまった
cœur s'est arrêté||
行 こ う もう 遅刻 だ けど
ぎょう||||ちこく||
||||en retard||
泉 くん
いずみ|
なんて こと する の
信じ られ ない ゴミ 箱 に 捨てる なんて
しんじ|||ごみ|はこ||すてる|
|||poubelle|||jeter dans|
ああ 清掃 の 人 が 困る かな
|せいそう||じん||こまる|
|Nettoyage|||||
そんな こと 言って る ん じゃ ない わ
||いって|||||
子 犬 子 犬 が かわいそう よ
こ|いぬ|こ|いぬ|||
かわいそう って 言って も 死 ん でる ん だ よ
||いって||し|||||
だって だ から って
もう 死 ん だ ん だ よ
|し|||||
死 ん だ 犬 は 犬 じゃ ない
し|||いぬ||いぬ||
犬 の 形 を し た 肉 だ
いぬ||かた||||にく|
違う
ちがう
村野
むらの
やっぱり 違う よ
|ちがう|
前 の 泉 くん は そんな … そんな
ぜん||いずみ||||
村野 …
むらの
「 違う 」 ? 「 俺 が 変わった 」 ?
ちがう|おれ||かわった
ミギー ミギー
なに
聞い て た ん だ ろ
ききい|||||
俺 今 あの 子 に 変な こと 言った ん だ
おれ|いま||こ||へんな||いった||
どこ が 間違って た ん だ
||まちがって|||
君 は ひと つ も 間違って い ない
きみ|||||まちがって||
私 から すれ ば ね
わたくし||||
ただ 以前 の 君 と は だいぶ 違って いる な
|いぜん||きみ||||ちがって||
||||||beaucoup|||
「 犬 の 形 を し た 肉 」 なんて セリフ
いぬ||かた||||にく||せりふ
むしろ 私 が 使い そう な 表現 だ
|わたくし||つかい|||ひょうげん|
||||||expression|
分かった よ ありがとう ミギー
わかった|||
犬 の 体 は 分解 さ れ て 養分 に なり この 木 に 受け継が れる
いぬ||からだ||ぶんかい||||ようぶん||||き||うけつが|
||||décomposé||||nutriments||||||hérité par|
はじめ から こうして いれ ば
村野 に も 嫌わ れ ず に 済 ん だ のに
むらの|||きらわ||||す|||
|||détesté||||sans problème|||
村野
むらの
今日 は ダメ だ な
きょう||だめ||
少し 間 を 置 い て から 話 そ う
すこし|あいだ||お||||はなし||
新一
しんいち
仲間 が 来 た
なかま||らい|
|||est venu
まさか 田宮 良子 が 戻って きたん じゃ
|たみや|ながこ||もどって||
|Tamiya||||serait revenu|
いや 別物 みたい だ
|べつもの||
|autre chose||
宇田 さん たち … な わけ ない よ な
うだ|||||||
だ と し たら 俺 を 殺し に
||||おれ||ころし|
殺意 は 感じ られ ない
さつい||かんじ||
どう する
とりあえず 人目 の ある 所 で 会って みよ う
|ひとめ|||しょ||あって||
会う ? 敵 と ?
あう|てき|
我々 の 敵 と は 限ら ん
われわれ||てき|||かぎら|
我々 の 存在 に 反応 し ながら も
われわれ||そんざい||はんのう|||
安定 し た まま 近づ い て くる
あんてい||||ちかづ|||
私 に は この 相手 が 田宮 良子 型
わたくし||||あいて||たみや|ながこ|かた
つまり 話せ ば 分かる タイプ じゃ ない か と いう 気 が する
|はなせ||わかる|たいぷ||||||き||
話せ ば 分かる なん だ よ それ
はなせ||わかる||||
来る ぞ
くる|
や あ 泉 君 だ ね
||いずみ|きみ||
お前 は
おまえ|
聞い て い た イメージ と 違う ね
ききい||||いめーじ||ちがう|
|||||||n'est-ce pas
とっても 強 そう だ
|つよ||
なんで 学校 に
|がっこう|
何 し に 来 た ん だ
なん|||らい|||
おい 泉 なに モメ てん だ
|いずみ||||
|||se disputer||
お前 見 ない 顔 だ けど 転校 生 か
おまえ|み||かお|||てんこう|せい|
||||||Nouvel élève||
邪魔 だ よ
じゃま||
島田 秀雄 最近 決め た 僕 の 名前 さ
しまだ|ひでお|さいきん|きめ||ぼく||なまえ|
まずは 君 と いや 君 たち と 友達 に な ろ う と 思って ね
|きみ|||きみ|||ともだち||||||おもって|
何 だ こいつ
なん||
おっと 行か なきゃ
|いか|
泉 くん 3 組 に 案内 し て くれる かな
いずみ||くみ||あんない||||
||||guider||||
3 組 村野 の クラス じゃ ない か
くみ|むらの||くらす|||
classe||||||
体育 の 時間 が 楽しみ だ よ
たいいく||じかん||たのしみ||
éducation physique||||||
確か 君 の クラス と 合同 で やる ん だ よ ね
たしか|きみ||くらす||ごうどう||||||
|||||ensemble avec||||||
本気 出し たら 世界 記録 だ
ほんき|だし||せかい|きろく|
||||record du monde|
10 秒 8
びょう
珍しい ね この 時期 に 転校 だ なんて
めずらしい|||じき||てんこう||
|||cette période-ci||Changement d'école||
うん お 父さん の 仕事 の 関係 だって
||とうさん||しごと||かんけい|
いい な あたし も 秀 と 同じ クラス に なり たかった な
||||しゅう||おなじ|くらす||||
||||Shū|||||||
秀 ?
しゅう
島田 秀雄 だ から 秀
しまだ|ひでお|||しゅう
秋穂 は 泉 くん の こと が 好き だった ん じゃ ない の
あいお||いずみ|||||すき|||||
Akiho aimait Izumi||||||||||||
あら 裕子 だって
|ひろこ|
|Oh, Yuko|
よし て よ 変な こと 言う の を
|||へんな||いう||
でも 結局 泉 くん は 里美 と
|けっきょく|いずみ|||さとみ|
|||||Satomi|
でしょう
その … えっ と …
スポーツ は いい ね
すぽーつ|||
やれ ば やる ほど 全身 の 操縦 が うまく なる
||||ぜんしん||そうじゅう|||
||||||manipulation du corps|||
回りくどい な
まわりくどい|
Trop indirect.|
俺 を 油断 さ せ て から 殺 そ うって の か
おれ||ゆだん|||||ころ||||
||Négligence|||||||||
君 は 誤解 し てる よ
きみ||ごかい|||
右手 君 の ほう も そう 思って いる の かい
みぎて|きみ|||||おもって|||
俺 を 始末 する よう 田宮 良子 に 言わ れ て き た ん じゃ ない の か
おれ||しまつ|||たみや|ながこ||いわ|||||||||
||éliminer|||||||||||||||
田宮 良子
たみや|ながこ
ああ 今 は 別 の 名前 に なって る けど ね
|いま||べつ||なまえ|||||
確かに 君 の こと は 彼女 から 聞い た
たしかに|きみ||||かのじょ||ききい|
でも そういう こと じゃ ない ん だ
君 は もちろん この 学校 に いる 君 の 周囲 の 人間 に も 一切 手出し は し ない
きみ||||がっこう|||きみ||しゅうい||にんげん|||いっさい|てだし|||
|||||||||||||||intervenir|||
それどころか 最近 僕 は 人間 そのもの に 手 を 出し て ない ん だ
|さいきん|ぼく||にんげん|その もの||て||だし||||
Au contraire|||||||||||||
僕 は 人間 と 同じ 食事 を 続け て いる
ぼく||にんげん||おなじ|しょくじ||つづけ||
寄生 生物 が 人間 を 殺さ ず に 生き て いけ れ ば 問題 ない だ ろ う
きせい|せいぶつ||にんげん||ころさ|||いき|||||もんだい||||
信じ られる か
しんじ||
僕ら は 今 人間 社会 の 中 で
ぼくら||いま|にんげん|しゃかい||なか|
人間 たち と ともに 生き て いく 道 を 模索 し 始め た ん だ よ
にんげん||||いき|||どう||もさく||はじめ||||
|||||||||chercher||||||
その こと を 僕ら と 人間 の ちょうど 間 に いる
|||ぼくら||にんげん|||あいだ||
君 たち に も 考え て ほしい と 思って ね
きみ||||かんがえ||||おもって|
おもしろい
お前 の 言う こと に は いちいち 興味 を そそら れる よ
おまえ||いう|||||きょうみ||||
||||||chaque fois|||pique ma curiosité||
だ ろ う
だが 半分 以上 は 信じ がたい な
|はんぶん|いじょう||しんじ||
ああ そう
ま ぁ ともかく 戦い は 私 も 好ま ない
|||たたかい||わたくし||このま|
今日 は これ で 引き上げよ う
きょう||||ひきあげよ|
||||Rentrons maintenant|
行く ぞ シン イチ
いく|||いち
なんで 急に
|きゅうに
どう し た ん だ これ じゃ 話 が 中途半端 だ
|||||||はなし||ちゅうとはんぱ|
|||||||||à moitié|
シン イチ 眠る ぞ
|いち|ねむる|
例の 睡魔 か
れいの|すいま|
|Somnolence, hein?|
約 4 時間
やく|じかん
この 弱点 を ヤツ に 知ら れ たら どう なる か わから ん
|じゃくてん||やつ||しら|||||||
泉 くん
いずみ|
あの 時 は すごく びっくり し た けど
|じ||||||
||||étonné|||
でも 普通 の 人 なら 知らん顔 し てるよ ね
|ふつう||じん||しらんかお|||
|||||faire semblant|||
そう だ よ 泉 くん の 心 が 冷たく なった なんて
|||いずみ|||こころ||つめたく||
あたし …
どう し たら いい
もし アイツ が 本気 で 人間 と の 共存 を 考え てる と し たら
|||ほんき||にんげん|||きょうぞん||かんがえ||||
||||||||coexistence||||||
案外 利口 な 解決 策 を
あんがい|りこう||かいけつ|さく|
Solution étonnamment intelligent|||||
いや 信じ られる か 奴 ら は 残忍 だ
|しんじ|||やつ|||ざんにん|
|||||||cruels|
いくら 知能 が 高く て も 心 は 昆虫 じゃ ない か
|ちのう||たかく|||こころ||こんちゅう|||
aussi intelligent que||||||||insecte|||
そう と も 忘れる もん か 忘れ …
|||わすれる|||わすれ
いつか 化けの皮 を 剥 い で やる
|ばけのかわ||む|||
|masque trompeur||arracher|||
いや この 前 は その …
||ぜん||
う … う うん じゃ また
あの
最悪 だ 村野 を 脅かし て どう する ん だ よ
さいあく||むらの||おびやかし||||||
||||menacer||||||
あたし に は 超 能力 が ある
|||ちょう|のうりょく||
しかも これ は 運命 の 赤い 糸 を 感じる 力
|||うんめい||あかい|いと||かんじる|ちから
|||Fil rouge du destin||||||
ほら 来 た
|らい|
こんにちは
Bonjour
何 か
なん|
ごめん 人違い
|ひとちがい
|Erreur de personne
おかしい な てっきり 泉 か と
|||いずみ||
||"J'étais sûr"|||
泉 ちょっと 君 どういう こと かな
いずみ||きみ|||
人違い って いう の は さ 顔 が 似 て た り 後 姿 が 似 て た 時 に だ ろ
ひとちがい||||||かお||に||||あと|すがた||に|||じ|||
僕 と 泉 と どこ が 似 てる の
ぼく||いずみ||||に||
だから ごめん って
ちょっと 何 する の
|なん||
Un peu|||
あの 声 は
|こえ|
離し て
はなし|
少し 話 を 聞く だけ さ
すこし|はなし||きく||
お前 なん の 真似 だ
おまえ|||まね|
|||Quel jeu|
助け て
たすけ|
話 を 聞こ う と 思った だけ だ よ
はなし||ききこ|||おもった|||
その 子 少し 勘 が 鋭い みたい だ から さ
|こ|すこし|かん||するどい||||
|||intuition||perspicace||||
もし 俺 の 身の回り で 何 か 起き たら
|おれ||みのまわり||なん||おき|
|||autour de moi|||||
まっさき に お前 を 殺す
||おまえ||ころす
En premier||||
俺 に でき ない と でも 思って る の か
おれ||||||おもって|||
怖い な
こわい|
何度 も 言う けど 君 と 争う 気 は ない
なんど||いう||きみ||あらそう|き||
何 よ あいつ
なん||
目付き も 危ない し
めつき||あぶない|
Regard menaçant|||
あいつ の 右手 の 反応 が やけに 弱かった が 気のせい か
||みぎて||はんのう|||よわかった||きのせい|
||||||étrangement|||Imagination|
泉 って 本当 は 強い ん じゃ ない
いずみ||ほんとう||つよい|||
ねえ 泉 駅 まで 送って
|いずみ|えき||おくって
先 の ヤツ が い たら 怖い から
さき||やつ||||こわい|
ああ 別に いい けど
|べつに||
また だ 最悪
||さいあく
ど し た の
テレパシー
てれぱしー
Télépathie
ええ 泉 が 近く に くる と なぜ か 分かる の
|いずみ||ちかく||||||わかる|
でも さっき は なんで 間違え た の か な
||||まちがえ||||
ま ぁ すぐに 泉 が 来 た ん だ から 外れ た わけ で も ない けど
|||いずみ||らい|||||はずれ||||||
||||||||||pas raté||||||
それ って あんまり よく ない もん だ と 思う よ
||||||||おもう|
だから さ 君 が 感じる 何 かって の は
||きみ||かんじる|なん|||
さっき みたい な 危ない ヤツ が 出す 電波 みたい な もの かも しれ ない よ
|||あぶない|やつ||だす|でんぱ|||||||
|||||||ondes radio|||||||
じゃ 泉 も 危ない ヤツ な の
|いずみ||あぶない|やつ||
… そうさ 俺 だって
そう さ|おれ|
Bien sûr||
だから もう そういう ヤツ に は 近寄ら ない ほう が いい ん だ
|||やつ|||ちかよら||||||
||||||s'approcher||||||
今日 は この 顔 で 釣る か
きょう|||かお||つる|
|||||appâter|
健康 的 に 育った メス だ な
けんこう|てき||そだった|めす||
肌 の つや も いい
はだ||||
Teint de peau||Éclat||
迷った の きみ
まよった||
Perdu toi-même||
あの わたし
もし 良 けれ ば 僕 が 案内 し て あげる よ
|よ|||ぼく||あんない||||
||||||guider||||
父さん
とうさん
分かって る
わかって|
もう 寝る
|ねる
お やすみ
新一
しんいち
お前 いつの間に そんなに 強く なった
おまえ|いつのまに||つよく|
|Quand est-ce|||
ひょっとして お前 …
|おまえ
Peut-être que toi...|
鉄 で でき てる ん じゃ ない の か
くろがね||||||||
fer||||||||
すま ん
よ しっ
案外 うまく 描け た かな
あんがい||えがけ||
||dessiner||
次回 「 善悪 の 彼岸 」
じかい|ぜんあく||ひがん
|Bien et mal||au-delà