Koufuku Graffiti ( Gourmet Girl Graffiti ) Episode 7

( 喉 が 鳴る ) のど||なる

( リョウ ) ふ あ ッ ふんわり

ジューシー な 白身 と ||しろみ|

パリッ パリ で トゥル トゥル な 皮 ぱりっ|ぱり|||||かわ

脂 の 乗った あぶら||のった

おいしい ！

講評 する から しっかり 描 い て ね こうひょう||||えが|||

( 講師 ) 今日 は 野外 ﾃﾞｯｻﾝ です 後 で こうし|きょう||やがい|||あと|

( 生徒 達 ) は ～ い せいと|さとる||

( きり ん ) む ～ ！

( 椎名 ) だいぶ 涼しく なって き た ね しいな||すずしく||||

どう し た の ？

な ～ ん か 秋 って パンチ に 欠ける |||あき||ぱんち||かける

もっと 暑い か 寒い か |あつい||さむい|

まだ 紅葉 に は 早い し |こうよう|||はやい|

ハッキリ し て ほしい ！ はっきり|||

うるさかった のに

あんなに 暑い 暑い |あつい|あつい

だって さあ …\ N

どう し た の リョウ ？

あ ッ …\ N

はい もう 夏 も おしまい だ なって ||なつ||||

何 か 寂しい 気持ち に なる よ ね なん||さびしい|きもち||||

ホント ほんと

秋 まだ 来 て ほしく な ～ い あき||らい||||

あ ッ そうだ ||そう だ

うん ？

さんま

来週 家 で 秋刀魚 の 炭火 焼き ﾊﾟ ｰ ﾃｨ ｰ らいしゅう|いえ||さんま||すみび|やき||||

しよ う か な と 思う ん だ けど |||||おもう|||

行く ！ いく

来る ？ くる

わ ～ い 秋 最高 ！ ||あき|さいこう

( 椎名 ) 分かり やすく て いい ね しいな|わかり||||

でも どうして 急に ||きゅうに

秋刀魚 な ん です か ？ さんま||||

来週 親戚 から 届く から らいしゅう|しんせき||とどく|

お裾分け おすそ わけ

家族 の 皆さん の 分 は ？ かぞく||みなさん||ぶん|

え ッ でも

いつも 余って 大変 な くらい |あまって|たいへん||

送ら れ て くる ん だ おくら|||||

助ける つもり で 来 て よ たすける|||らい||

すごく て さ

魚 の におい で ノラ が やって き て ぎょ||||||||

そ ッ そういう こと で し たら

七輪 で 焼く から しちりん||やく|

おいしい と 思う よ ||おもう|

しち り ん

七輪 初 体験 です しちりん|はつ|たいけん|

わ あ ～ 私 ||わたくし

七輪 ？ しちりん

土 製 の コンロ の こと です よ つち|せい||こんろ||||

え ～ と …\ N

どう やって 焼く の ？ ||やく|

じゃあ 私 |わたくし

来週 まで に 調べ て おき ます ね らいしゅう|||しらべ||||

いや 今回 は 私 達 が 作る よ |こんかい||わたくし|さとる||つくる|

うん 分 か …\ N |ぶん||

ね ッ 森野 さん ||もりの|

う う ～ ッ

< え ッ 初耳 ！ > ||はつみみ ちょっと 何 勝手 な こと …\ N |なん|かって|||

だって 作る の |つくる|

いつも 町子 さん じゃ ん |まちこ|||

でも リョウ が 作った ほう が |||つくった||

おいしい し

夏 休み 町子 さん の 家 に なつ|やすみ|まちこ|||いえ|

町子 さん が 料理 作って る 間 まちこ|||りょうり|つくって||あいだ

完全 に 頼り っきり だ よ ね かんぜん||たより||||

う へ ッ

椎名 容赦 な いよ ね 攻撃 しいな|ようしゃ||||こうげき

森野 さん の もりの||

心 の こもった 料理 食べ たら こころ|||りょうり|たべ|

町子 さん 喜ぶ と 思う ん だ けど まちこ||よろこぶ||おもう|||

え ッ …\ N

きり ん って ば 最高 です ～ ！ 》 ||||さいこう|

《 おいしい ッ

あの どう かしま し たか ？

わ ッ 私 達 に 作ら せ て ください ！ ||わたくし|さとる||つくら|||

< 敬語 ! ? > けいご たまに は

日頃 の お礼 に 作ら せ て よ ひごろ||お れい||つくら|||

お 礼 … です か ？ |れい||

うん ！

ね ッ ？

いえ ちょっと 意外 で ||いがい|

どう し た の ？

二 人 と も 調理 に は ふた|じん|||ちょうり||

興味 が ない と 思って た ので きょうみ||||おもって||

調理 に つい て は ほぼ 未経験 者 > ちょうり||||||みけいけん|もの < そう だった ！ 私 達 二 人 と も ||わたくし|さとる|ふた|じん|| 実は 秋刀魚 料理 は 大 得意 な ん だ じつは|さんま|りょうり||だい|とくい|||

気 に し ない で き||||

< 絶対 見栄 だ ～ ！ > ぜったい|みえ| しょ っと …\ N

まだ １ 時 か …\ N |じ||

《 いらっしゃい きり ん … え ッ ？ 》

《 おはよう リョウ ！ 》

《 そんな まだ 来 た ばっかり じゃ … 》 ||らい|||

《 行って き ます リョウ 》 おこなって|||

秋刀魚 ﾊﾟ ｰ ﾃｨ ｰ の 準備 し とく から 》 さんま||||||じゅんび|||

《 私 と 椎名 で わたくし||しいな|

《 ４ 時 頃 椎名 ん ち 来 て ね じ|ころ|しいな|||らい||

じゃあ ね ！ 》

《 ああ … 》

《 作って もらう の は 嬉しい です けど つくって||||うれしい||

ちょっと 寂しい 気 も し ます ね 》 |さびしい|き||||

《 きり ん と 椎名 さん 》 |||しいな|

《 本当 に 二 人 で 大丈夫 でしょ う か 》 ほんとう||ふた|じん||だいじょうぶ|||

≪ ( 椎名 ) えっ と あと は …\ N しいな|||||

炭 を 買う の だけ でも 町子 さん に すみ||かう||||まちこ||

手伝って もらったら よかった かな てつだって|||

五 人 分 は 持てる だ ろ う けど …\ N いつ|じん|ぶん||もてる|||||

でも まあ 森野 さん 一 人 で ||もりの||ひと|じん|

椎名 ！ あった よ 炭 しいな|||すみ

この ぐらい で いい の ？

五 人 どころ か 数 十 人 分 か いつ|じん|||すう|じゅう|じん|ぶん|

リョウ だけ 別 行動 って ||べつ|こうどう|

何 か 寂しい ね なん||さびしい|

町子 さん に は 休 ん で ほしい から ね まちこ||||きゅう|||||

ふ ～ ん でも さ 秋刀魚 料理 ||||さんま|りょうり

大 得意 なんて 言っちゃ って だい|とくい||いっちゃ|

大丈夫 だいじょうぶ

どう す ん の ？

露子 さん に 助け を 頼 ん ど い た つゆこ|||たすけ||たの||||

露子 さん って あの 椎名 そっくり な つゆこ||||しいな||

お 手伝い さ ん ？ |てつだい||

うん 露子 さん |つゆこ|

和洋 中 の 三 ツ 星 シェフ に わよう|なか||みっ||ほし|しぇふ|

土下座 さ せ た 過去 が ある ん だ って どげざ||||かこ|||||

それ 就く 職業 間違って る よ ！ |つく|しょくぎょう|まちがって||

リョウ 喜んで くれる かな |よろこんで||

これ で 元気 に なったら いい な ||げんき||||

うん ？

心配 だった ん だ よ ね しんぱい|||||

お盆 から 少し 元気な く て おぼん||すこし|げんきな||

思い出す みたい で さ おもいだす|||

やっぱり おばあ ちゃん の こと

言って くれ て も いい のに いって|||||

もっと 寂しい と か |さびしい||

最近 元気 なかった の か さいきん|げんき|||

そ っか だ から 町子 さん ||||まちこ|

それ で 言い出し た ん じゃ ない の ？ ||いいだし|||||

秋刀魚 パーティー さんま|ぱーてぃー

何となく だ けど ね なんとなく|||

これ 一 本 に 絞り たい と 思い ます |ひと|ほん||しぼり|||おもい|

パーティー って いう なら 豪華 な …\ N ぱーてぃー||||ごうか||

え ッ それ だけ ？ もっと

炭火 焼き を 甘く 見て い ます か ？ すみび|やき||あまく|みて|||

ヒッ ！

秋刀魚 料理 の 基本 たる も の で さんま|りょうり||きほん||||

単純 だ から こそ たんじゅん|||

日本 料理 の 板前 は にっぽん|りょうり||いたまえ|

魚 を 焼く に は 繊細 な 火 加減 と ぎょ||やく|||せんさい||ひ|かげん|

経験 と 勘 が 必要 と なり ます けいけん||かん||ひつよう|||

特に 秋刀魚 は 脂 が 多い ため …\ N とくに|さんま||あぶら||おおい||

ごめんなさい

ぜひ 焼か せ て ください 炭火 ！ |やか||||すみび

焼く の は 秋刀魚 やく|||さんま

はらわた が おいしい の で

内臓 の 処理 は し なく て 大丈夫 です ないぞう||しょり|||||だいじょうぶ|

こう やって 高い 位置 から ||たかい|いち|

塩 を パラパラ と …\ N しお||ぱらぱら||

え ッ えっ と …\ N

≪ ( 露子 ) そして 皮 に つゆこ||かわ|

見た目 も 美しく 仕上がり ます みため||うつくしく|しあがり|

火 の 通り が 早く なり ます し ひ||とおり||はやく|||

き ッ 切れ目 …\ N ||きれめ|

何 生魚 と か 触れ ない 人 ？ なん|なまざかな|||ふれ||じん

そ ッ そんな こと ない よ

いまいち タイミング が |たいみんぐ|

魚 料理 した こと ない から ぎょ|りょうり||||

あ ッ

わ あ ～ ひんやり し て て 気持ち いい ||||||きもち|

秋刀魚 傷む から さんま|いたむ|

こうして 見 てる と |み||

秋刀魚 って 澄 ん だ 目 し てる な さんま||きよし|||め|||

秋刀魚 の 鮮度 は 目 に 出 ます から さんま||せんど||め||だ||

濁って いる もの は にごって|||

ぐっと 落ち ます ね |おち||

キラキラ …\ N きらきら|

う ッ ！

何 ？ なん

目 が 合っちゃ って め||あっちゃ|

いや 何 か |なん|

感情 移入 し すぎ ない かんじょう|いにゅう|||

煙 が こもって でき ませ ん ので けむり||||||

秋刀魚 を 焼く の は 室 内 で は さんま||やく|||しつ|うち||

先 に 大根 おろし など の 薬味 を さき||だいこん||||やくみ|

準備 し ま しょ う じゅんび||||

はい

はい

露子 さん どこ 行く の ？ つゆこ|||いく|

では 私 は …\ N |わたくし||

奥様 の お 育て に なった すだち を おくさま|||そだて||||

使って くれ と 言わ れ て い ます ので つかって|||いわ|||||

何 個 か 収穫 し て き ます なん|こ||しゅうかく||||

すごい とり たて すだち

贅沢 ！ ぜいたく

結局 来 て しまい まし た けっきょく|らい||||

やっぱり 心配 で > |しんぱい| < 手伝う な と 言わ れ て も てつだう|||いわ||| それにしても いつ 見 て も ||み||

立派 な お うち です ね りっぱ|||||

いらっしゃい

( 母 ) あら リョウ ちゃん はは|||

椎名 さん の お 母 さ … わ あ ～ ッ ！ しいな||||はは||||

どう し た ん です か その 手 ! ? |||||||て

畑 で 使う 薬品 の 色 な の はたけ||つかう|やくひん||いろ||

≪ ( 母 ) ごめん ね これ はは|||

この 薬 使う と ね |くすり|つかう||

種 抜き の 果物 が できる の よ しゅ|ぬき||くだもの||||

ビックリ し まし た びっくり|||

そ ッ そう なん です か

お 煎餅 な ん です けど |せんべい||||

あ ッ そうだ これ ||そう だ|

マスク メロン 箱詰め で いい ？ ますく|めろん|はこづめ||

あら ありがとう ！ お返し は ||おかえし|

ああ ブロック の 生 ハム も |ぶろっく||せい|はむ|

ちょうど ある ん だけ ど ～

高価 すぎ ます こうか||

そそ そ そんな ！

≪ ( 母 ) 今日 は 私 畑 の 仕事 で はは|きょう||わたくし|はたけ||しごと|

あ ッ 露子 ！ ||つゆこ

あと は 露子 に 見 て もらって ね ||つゆこ||み|||

こ ッ こんにち は

すみません 約束 の 時間 より |やくそく||じかん|

早く 来 ちゃ って はやく|らい||

どうぞ

あ ッ …\ N

あ ッ あの …\ N

ご 迷惑 を お かけ し て ませ ん か ？ |めいわく||||||||

きり ん

いえ とても 頑張って い ます よ ||がんばって|||

そう です か

え ッ ？

≪ ( 露子 ) あなた も です ね つゆこ||||

お 嬢 様 や 奥様 から 聞い て い ます |じょう|さま||おくさま||ききい|||

あなた の 話 は ||はなし|

下手 な だけ かも しれ ませ ん が へた|||||||

でも あなた に

甘え て ほしい と 思って いる 人 も あまえ||||おもって||じん|

いる かも しれ ませ ん よ

え ッ …\ N

( 物音 と 悲鳴 ) ものおと||ひめい

きり ん ! ?

あ ッ リョウ ！

ち ょ ッ ちょっと 待って ね ||||まって|

ちょっと 机 に ぶつかったら |つくえ||

秋刀魚 が 襲いかかって き て …\ N さんま||おそいかかって|||

危ない で す 待って ください あぶない|||まって|

とりあえず 片付け ない と |かたづけ||

手出し は 無用 です てだし||むよう|

でも … あ ッ

秋刀魚 ほとんど 全滅 ？ さんま||ぜんめつ

３ 秒 ルール まだ キレイ びょう|るーる||

うん

今 洗え ば 間に合う いま|あらえ||まにあう

中庭 に 移動 し ま しょ う なかにわ||いどう||||

では 七輪 持って |しちりん|もって

≪ ( 椎名 ･ きり ん ) はい ！ しいな|||

さあ ！

焼 い て 焼 い て 焼き まくる ぞ ～\ N や|||や|||やき|||

私 も …\ N わたくし||

ダーメ ！

リョウ は 座って て ||すわって|

は ッ は い …\ N

次 は 炭 の 準備 です が つぎ||すみ||じゅんび||

はい は ～ い 見 て ください |||み||

ピッチリ 隙間 なく 入り まし た ！ |すきま||はいり||

これ は …\ N

ﾊﾟｽﾞﾙｹﾞ ｰ ﾑ 得意 な ん です |||とくい|||

うえ ッ

論外 です ね ろんがい||

あおぎ すぎ ない よう に

あまり 強く |つよく

あ ッ いい に おい し て き た ！

きり ん も 椎名 さん も |||しいな||

でき た ！

こんなに 一生懸命 |いっしょうけんめい

秋刀魚 の 炭火 焼き 完成 ！ さんま||すみび|やき|かんせい

うん ？

わ あ ッ 黄金色 に 輝 い てる |||こがねいろ||あきら||

おいし そう です ！

え へ へ ッ

はい リョウ 受け取って ||うけとって

え ッ ？

ありがとう

いつも おいしい もの 作って くれ て |||つくって||

今日 は きょう|

お 世話 に なって る リョウ の ため に |せわ|||||||

私 達 が 調理 し まし た わたくし|さとる||ちょうり|||

あ ッ …\ N

得意 料理 って いう の は 嘘 だ けど とくい|りょうり|||||うそ||

食べ て くれる かな ？ たべ|||

わ あ ～

はい

素材 は いい から そざい|||

きっと おいしい と 思う よ |||おもう|

今 それ を 言う の ？ いま|||いう|

ジューシー な 白身 と ||しろみ|

ふ あ ッ ふんわり

脂 の 乗った あぶら||のった

パリッ パリ で トゥル トゥル な 皮 ぱりっ|ぱり|||||かわ

おいしい ！

すごく おいしい です

二 人 も 食べ て み て ください ふた|じん||たべ||||

うん ！

しょっぱい 部分 が たまら ん |ぶぶん|||

う ～ ん 皮 の パリッ と ||かわ||ぱりっ|

魚 焼き 器 の 焼き魚 と は 全然 違う ！ ぎょ|やき|うつわ||やきざかな|||ぜんぜん|ちがう

この しっかり 香る 秋刀魚 の 香り が ||かおる|さんま||かおり|

秋 の 知らせ だ ね あき||しらせ||

< 何 だ ろ う … 本当 に おいしい > なん||||ほんとう|| < 大好き な 人 と 食べる 料理 が > だいすき||じん||たべる|りょうり| 気付 い て い まし た けど > きづ|||||| < おいしい の は < 大好き な 人 に だいすき||じん| 作って もらう 料理 って > つくって||りょうり| < こんなに も おいしい ん です ね > 露子 さん どう ？ つゆこ||

うん うん

< ( リョウ ･ きり ん ) 厳しい ！ > |||きびしい ド 下手 です ね |へた||

焼き 目 つき すぎ 焦げ すぎ やき|め|||こげ|

魚 な のに ひっくり返し すぎ ぎょ|||ひっくりかえし|

切れ目 も 深 すぎ です きれめ||ふか||

素材 の 持ち味 が 殺さ れ て い ます そざい||もちあじ||ころさ||||

そ ッ そんな あ

え ッ ？

≪ ( 露子 ) でも おいしかった です つゆこ|||

二 人 が 心 を こめ て 作った こと が ふた|じん||こころ||||つくった||

二 人 と も よく 頑張り まし た ね ふた|じん||||がんばり|||

露子 さん …\ N つゆこ||

では １ 回 目 の 反省 を 踏まえ て |かい|め||はんせい||ふまえ|

もう ５ 回 |かい

アメ と ムチ ! ? あめ||むち

えっ と あおぐ 力 って |||ちから|

これ ぐらい だ っけ ？

たぶん …\ N

どう し まし た か ？

はい 誰 か に こうして |だれ|||

料理 を 作って もらう なんて りょうり||つくって||

すごく 久しぶり で |ひさしぶり|

おいしく って 嬉しい 気持ち と ||うれしい|きもち|

何だか 申し訳ない よう な 気持ち が なんだか|もうし わけない|||きもち|

ご っちゃ って いう か …\ N

思って ほしく は ない はず です よ おもって||||||

二 人 は そんな ふう に ふた|じん||||

え ッ ？

きっと

もっと 私 達 を |わたくし|さとる|

言い たい ん だ と 思い ます いい|||||おもい|

あ …\ N

まだ ひっくり返し は 我慢 |ひっくりかえし||がまん

そろそろ かな

まだ 至らない 点 も 多い です が |いたらない|てん||おおい||

こんなに 温かい 料理 を 作れ る |あたたかい|りょうり||つくれ|

二 人 な ん です ふた|じん|||

ケホ ケホ …\ N

う わ ～ ！

家事 を 手伝って もらったり かじ||てつだって|

つらい こと を

相談 し て み たら どう でしょ う そうだん|||||||

きっと あなた に とって

頼れ る 存在 に なる と たよれ||そんざい|||

思い ます よ おもい||

露子 さん …\ N つゆこ||

私 が 責任 を 持って わたくし||せきにん||もって

指導 し ま しょ う しどう||||

< 意外 と 情熱 的 な 人 です > いがい||じょうねつ|てき||じん| あ あ ～ ッ 焦げ てる 焦げ てる ！ |||こげ||こげ|

温かい 料理 が 食べ られ て … > あたたかい|りょうり||たべ|| < 久々 に 他の 人 が 作って くれる ひさびさ||たの|じん||つくって| 水 水 ！ すい|すい

頼れ る 存在 の 人 達 が い て > たよれ||そんざい||じん|さとる||| < いつの間にか 周り に は いつのまにか|まわり|| 救出 する ん だ ～ ！ きゅうしゅつ|||

< 二 人 に は 本当 に 色 んな もの を ふた|じん|||ほんとう||いろ||| もらって しまい まし た ね > しょ ん … ダメ だ 丸 焦げ ||だめ||まる|こげ

しょ ん …\ N

焦げ てる の 皮 だけ です よ こげ|||かわ|||

リョウ ？

一気に 燃え た だけ です から いっきに|もえ||||

ああ ？

こう やって 皮 を 取って … はい ||かわ||とって|

ホント だ うまい ！ ほんと||

アハハッ 食べ て 食べ て |たべ||たべ|

う わ ッ

( 皿 の 割れる 音 ) さら||われる|おと

焼き魚 用 の 皿 が やきざかな|よう||さら|

数 枚 殉職 し まし た ！ すう|まい|じゅんしょく|||

構い ませ ん 続け なさい かまい|||つづけ|

へ くし ッ ！

師匠 なぜ か 水 が 噴き出 て …\ N ししょう|||すい||ふきで||

( 露子 ) お 嬢 様 は つゆこ||じょう|さま|

まず 雨 ガッパ を 着用 |あめ|||ちゃくよう

( 椎名 ) ただちに ！ しいな|

あの …\ N

皿洗い は 料理 の 基本 中 の 基本 です さらあらい||りょうり||きほん|なか||きほん|

何も 始まり ませ ん ！ なにも|はじまり||

まず ここ が クリア で きね ば |||くりあ|||

は ッ は あ

( 皿 の 落ちる 音 ) さら||おちる|おと

戸棚 の 皿 が 襲いかかって う わ ～\ N とだな||さら||おそいかかって|||

師匠 今度 は ししょう|こんど|

( 皿 の 割れる 音 ) さら||われる|おと

( 椎名 ) 師匠 …\ N しいな|ししょう|

クション ！

収納 は 後 で まだ 使用 済み の 皿 は しゅうのう||あと|||しよう|すみ||さら|

２ 割 ８ 分 残って い ます わり|ぶん|のこって||

お 嬢 様 は 速やか に 風邪 薬 を 服用 ！ |じょう|さま||すみやか||かぜ|くすり||ふくよう

は ッ は い

( 食器 を 片付ける 音 ) しょっき||かたづける|おと

あ ッ ああ …\ N

ここ だけ 拭か せ て ください ||ふか|||

≪ ( 露子 ) です から 手出し は …\ N つゆこ|||てだし||

ムズムズ する ん です むずむず|||

少し だけ 少し だけ で いい ので すこし||すこし||||

手伝わ せ て く だ さ ～ い てつだわ||||||

なるほど 世話好き な の は |せわずき|||

宿命 な の です ね しゅくめい||||

≪ ( 椎名 ) シショー ！ しいな|

師匠 ！ ししょう

うん 大体 |だいたい

取れ た と は 思う ん です けど とれ||||おもう|||

煙 の に おい が 取り きれ ない ので けむり|||||とり|||

きり ん やっぱり まだ

帰ったら クリーニング に 出 …\ N かえったら|くりーにんぐ||だ|

( 寝息 ) ねいき

( 包丁 の 音 ) ほうちょう||おと

う ッ う ～ ん …\ N

ああ … リョウ ？

あ ッ 起こし ちゃ い まし た ？ ||おこし||||

何 やって る の ？ なん|||

余った 秋刀魚 を もらった ので あまった|さんま|||

秋刀魚 の ショウガ 煮 と さんま||しょうが|に|

炊き込み ご飯 を 作 ろ う か と 思って たきこみ|ごはん||さく|||||おもって

え ッ ！ 私 私 やる よ 教え て ||わたくし|わたくし|||おしえ|

今度 は 私 が 作り ます よ こんど||わたくし||つくり||

いい の 私 に やらせ て ||わたくし|||

秋刀魚 嘘 じゃ なく て さんま|うそ|||

ホント の ほんと|

ホント の 得意 料理 に し たい し ほんと||とくい|りょうり||||

じゃあ 今度 は |こんど|

一緒 に 作り ま しょ う か いっしょ||つくり||||

え ッ ？ ダメ だ よ リョウ は 今日 は ||だめ|||||きょう|

お 休み の 日 … わ あ ッ ！ |やすみ||ひ|||

作ら せ て ください 旬 の 秋刀魚 つくら||||しゅん||さんま

私 に も わたくし||

触ら せ て く だ さ ～ い さわら||||||

そんなに 必死 ! ? |ひっし

甘え たい 気持ち も ある けど … > あまえ||きもち||| < きり ん に こうして いる の も > < 一緒 に 隣 で いっしょ||となり| < 楽しい な って … > たのしい|| < 大好き な 人 と 大好き な 料理 と > だいすき||じん||だいすき||りょうり| わ あ ～ アハハ ハッ

あ あ ～ いい 週 末 だった |||しゅう|すえ|

炭火 焼き も 最高 だった けど すみび|やき||さいこう||

炊き込み ご飯 も おいしかった ！ たきこみ|ごはん||

ウフッ よかった です

何 か お なか すい てき ちゃ った なん|||||||

予備 校 の 講習 中 も よび|こう||こうしゅう|なか|

秋刀魚 の こと 思い出し ちゃ って さんま|||おもいだし||

そ したら ホント に ど っか から ||ほんと||||

秋刀魚 の におい が さんま|||

し て くる みたい で

え ッ ! ?

じゃあ リョウ また 来週 |||らいしゅう

わ あ ッ ! ?

え ッ あ ッ …\ N

あ ッ ？

リョ リョウ ？

秋刀魚 恐 る べし です さんま|こわ|||

消臭 剤 も かなわなかった です しょうしゅう|ざい|||

え ッ ？

あ ッ 秋刀魚 の におい ||さんま||

うん

電車 隣 に 乗る 人 に でんしゃ|となり||のる|じん|

くれ ぐれ も

よろしく お 伝え ください ||つたえ|

( リョウ の 鼻歌 ) ||はなうた

( 椎名 ) 町子 さん 何 か 上機嫌 だ ね しいな|まちこ||なん||じょうきげん||

はい 何といっても |なんといっても

きり ん が 料理 を …\ N |||りょうり||

ああ ッ これ 以上 は 言え ませ ん |||いじょう||いえ||

でも せっかく な の で ヒント を |||||ひんと|

運動 会 の お 昼 に 私 の ため に …\ N うんどう|かい|||ひる||わたくし||||

と ここ まで です ウフフッ

( 椎名 ) 何も 聞い て ない し しいな|なにも|ききい|||

ほとんど 分かった ん だ けど |わかった|||

ええ ッ ! ?

( 二 人 ) 次回 ｢ 幸 腹 グラフィティ ｣\ N ふた|じん|じかい|こう|はら||