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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 15

Magi : The Kingdom of Magic Episode 15

( ナレーション ) < 魔法 道具 に あふれ た マグノ シュ タット の 街 >

< しかし その 動力 源 は 地下 に 隔離 さ れ た →

非 魔 導 士 たち の 魔力 だった >

< その 秘密 を 知った アラジン たち は →

魔力 を 吸わ れ 衰弱 し た 少女 →

マルガ を 救う こと が できる の か >

♪ ♪ ~

( ティ トス ) もう 大丈夫 だ よ マルガ 。 ( マルガ ) お にいちゃん … 。

( ドロン ) くっ !

♪ ♪ ~

( ヤコフ ) あの 者 ら は 胸 章 から する に →

思想 教育 を 終え て ない 学徒 です 。

それ が なんで こんな 所 に いる ん だ ~ ?

♪ ♪ ~

ドカーン ! ( 3 人 ) あっ !

♪ ♪ ~

( アラジン ) ティ トス くん 何 を する ん だい ! ?

( ティ トス ) 地上 へ の 道 を 切り開 い た の さ 。

( ドロン ) モガ メット 様 の 魔力 塚 を 傷つける ヤツ は … 。

♪ ♪ ~

( ドロン ) 全員 死刑 だ !

♪ ♪ ~

死刑 死刑 死刑 死刑 !

( ティ トス ) 「 熱 魔法 」 !

♪ ♪ ~

ぐ は っ … 。

( 一同 ) あ あっ !

( 心 の 声 ) ≪ 魔力 が 足り ない … ≫

♪ ♪ ~

( スフィントス ) 退学 に なって 俺 の 出世 の 道 が 絶た れ たら →

お前 の 実家 に 慰謝料 請求 する から な 。

≪ き ゃ あ ~ ! ! ( スフィントス ) あっ !

( イザベラ ) 母 さん ! お 母 さん !

( オットー ) て め ぇ なんて こと し や がる ! ?

何 って ? この 5 等 許可 区 の 掟 を 忘れ た の か ?

魔 導 士 に 反抗 する 「 非 魔 導 士 」 は 不良 品 →

廃棄 処分 な ん だ よ ~ !

( イザベラ ) あ あっ ! う わ ぁ ~ !

( ゲオルガ ) お ぉ … 。 ( 一同 ) あ あっ !

「 突風 」 !

( ドロン ) は っ は ~ お前 ら 知って る ぞ 。 →

今年 大層 優秀 だって うわさ の →

2 学年 の 特待 生 ども だ な 。

それ が 俺 たち 相手 に →

一体 どう する つもり だって ぇ ?

( ティ トス ) もちろん 君 たち 全員 倒し て 外 へ の 道 を 切り 開く 。

僕 なら できる さ →

最後 まで 力 を 解放 すれ ば 。

ティ トス くん ? ( ティ トス ) アラジン →

君 も この 国 の 闇 を 払い に 来 た ん だ ろ ? →

それ が 今 な ん じゃ ない の か ? →

今 戦わ ず に いつ 戦う ん だ … 。

( スフィントス ) バカ 野郎 冷静 に なれ よ 。 →

こんな とこ で 捕まる ため に 学院 に 来 た わけ じゃ ねぇ だ ろ ? →

なんの ため に ここ に 来 た の か 思い出せ 。

≪ 僕 が ここ へ 来 た 理由 … ≫

≪ 魔 導 士 と そう で ない 人 が 憎しみ 合う ≫

≪ 同じ こと が 起き れ ば 世界 が 終わる ≫

≪ 僕 は それ を 止め たい ≫

≪ 戦う べき は 今 な の か ? ≫

バリバリ バリッ ! !

( ドロン ) あっ ! はっ !

( マイヤーズ ) ドロン ! 貴 様 ごとき の 独断 で →

学徒 を 処 断 する など →

いつ モガ メット 様 が 許可 な さ れ た の だ ?

ね ね … 姉さん 。 それ は その … 。

( マイヤーズ ) 5 等 許可 区 第 一 階層 全員 後ろ手 に 伏せろ 。 →

反 意 ある 者 は 拘束 する 。

マイヤーズ 先生 !

訳 は 聞く 。 モガ メット 様 も →

貴 様 に なら ば 寛大 な ご 処置 を なさ れよ う 。

だから 杖 を 収めろ 。 →

貴 様 と 殺し 合う の は 忍びない 。

分かった よ 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 5 等 許可 区 に 侵入 し た の か ? →

アラジン よ 。

♪ ♪ ~

( ドロン ) ≪ 5 等 許可 区 へ の 侵入 は 国法 違反 。 →

この 場 で 死刑 かも なぁ ≫

どう な の だ ? アラジン 。

うん 侵入 し た よ 。 ( 一同 ) お っ … 。

( ドロン ) こいつ 悪びれ も なく … 。 ≪ ドン ! ( 杖 の 音 )

あっ … 学長 殿 。

( モガ メット ) お前 たち は 戒律 を 重んじる →

本当 に いい 子 たち だ な 。

だが アラジン を 許せ 。 →

彼 は まだ 真実 を 知ら ぬ だけ な の だ 。 →

ちょうど この 国 へ 来 た ばかり の 頃 の →

お前 たち の よう に な 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) アラジン 少し 話 そ う か 。

( モガ メット ) 時 に アラジン よ 。 ん ?

( モガ メット ) ヤムライハ は 元気 か ね ? あっ !

( モガ メット ) ほほ ほっ そう 焦る な 。

あの 子 は 大切 な 教え子 だ よ →

昔 も 今 も な 。 →

あの 子 は 優秀 すぎる 魔 導 士 だった 。

そう 生まれ た ゆえ に →

両親 に 捨て られ 孤独 の 運命 を たどった 。

私 は 彼女 の 親 代わり を →

ほんの 数 年 だ が し て い た こと が ある 。

一緒に 食事 を し たり →

寝る 前 に 本 を 読 ん で やったり 。 →

ヤムライハ は 難解 な 魔 導 書 ばかり →

読め と せ がん で なぁ は は はっ 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) あの 子 は 遠い 南 の 地 で →

幸せ な の か ね ?

うん そう 見え た よ 。

( モガ メット ) そう か 。 なら … よかった 。

♪ ♪ ~

アラジン よ 。 私 は →

お前 が 何 か の 使命 を 帯び て →

この 国 に 来 た の だ と 思う 。 ん ん … 。

( モガ メット ) だ が それ が なんでも かまわ ない 。 →

ここ に 来る さまざま な 魔 導 士 たち その 全て と →

私 は 分かり 合 える 。

共に 生き たい と 願って おる の だ 。

≪ この 人 は うそ を つい て ない ≫

≪ う うん それどころか … ≫

♪ ♪ ~

≪ 優しい ん だ 。 おばあ ちゃん や →

アリババ くん に だって 負け ない ぐらい に ≫

≪ なぜ ? この 人 が あんな ひどい こと を する よう な 人 だって →

僕 に は どう し て も 思え ない ≫

≪ この お じいさん は 一体 何 ? ≫

アラジン この 国 の こと を もっと 知り たけ れ ば →

明日 大 講堂 に 来 なさい 。

きっと 有意義 な 時間 を 過ごせ よう 。

二 人 と も 大丈夫 な の かい ? ( スフィントス ) ああ 。 →

学院 の 医療 魔 導 士 に 付きっきり で 看病 さ れ ち まった から な 。 →

おまけに 俺 たち 今後 は 5 等 許可 区 に →

出入り 自由 だ そう だ ぜ 。 えっ ?

( スフィントス ) こいつ が ごね たら あっさり →

学長 の 許可 が 下り た ん だ よ 。 →

どう し て も マルガ の ところ に 戻る って な 。

( ティ トス ) ん ん … 。 ティ トス くん 。

≪ おお … 。 ( 2 人 ) ん ?

( スフィントス ) 教官 たち が 来 た ぞ 。

( セレス ) 学長 自ら 教壇 に ! ?

( アラン ) 一体 何 が 始まる ん だ ?

( どよめき )

( モガ メット ) 若き 魔 導 士 たち よ →

君 たち は 己 が 何者 な の か 知って いる か ね ?

( セレス アラン ) あっ 。

( モガ メット ) 愛する 家族 や 恩人 たち →

苦楽 を 共に し て き た 心 を 分け 合 える →

大好き な 友人 たち 。

だが その 誰 と も 自分 は 違う 存在 な の だ と →

悲しく 思った こと は ない か ?

( アリババ ・ 回想 ) ( ( アラジン 俺 たち 絶対 また 会 お う な ) )

( モルジアナ ) ( ( お 二 人 の 力 に なり たい ん です ) )

( ( アラジン アラジン … ) ) ( ( アラジン アラジン … ) )

≪ でも 僕 は … →

ほんと は 誰 と も … ≫

君 たち は 愛する 者 と は 違う の だ 。

( モガ メット ) で は なぜ 君 たち は 他者 と 違う 存在 と し て →

生まれ た の だ ろ う か ? →

魔 導 士 と は なんの ため に この世 に 生まれ て き た の か →

君 たち は 考え た こと は ある の か ね ?

( どよめき )

( モガ メット ) 今 諸 君 ら に 明 かそ う 。

我々 魔 導 士 と いう 存在 が 一体 なぜ →

この 世界 に 生み出さ れ た の か を 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ルフ … この 大いなる 力 が →

世界 を 動かし て いる の は 知って いる な ?

ルフ は 魔 導 士 で ない 人間 に は 見る こと も でき ない 。

ルフ を 見る こと が でき そして →

世界 を 動かす 力 を 操 れる の は →

君 たち 魔 導 士 だけ な の だ ! →

だが 魔 導 士 たち が →

実際 に 世界 の 歴史 を 動かし た こと は ない 。

( モガ メット ) 大 黄 牙 帝国 レーム 帝国 →

パルテ ビア 帝国 →

そして 近年 は 新興 の シンド リア 王国 →

煌 帝国 に 至る まで →

歴史 の 表 舞台 に 立ち →

歴史 を 紡ぎ この 世界 を →

支配 し て き た 王 は 誰 か ? →

そう … それ は →

非 魔 導 士 … 「 非 魔 導 士 」 たち だ !

( 一同 ) あ あっ … 。

♪ ♪ ~

( イアン ) な … なん だ ? これ は 。

( モガ メット ) これ は 70 年 前 の ムスタシム 王国 。

♪ ♪ ~

遠隔 透視 魔法 。 私 の 血液 に 宿る →

ルフ の 記憶 を 映し出し て いる 。 →

さあ 魔 導 士 たち よ その 目 で 見 なさい 。 →

「 非 魔 導 士 」 が 支配 する 国 に 生き た →

と ある 魔 導 士 たち の 運命 を 。

( サーナ ) ( ( お 父さん いって らっしゃい 。 →

ねえ 今度 は 早く 帰って 来る ? ) )

( モガ メット ) ( ( ああ ) ) ( ( ほんと ? ) )

( ( 帰って 来 たら 本 読 ん で くれる ? ) )

( モガ メット ) ( ( いい よ 。 サーナ が いい 子 に し て い たら な ) )

( ( やった ~ ! ふ ふ っ ) )

( ( お 父さん 無理 し て い なく なっちゃ っ たり し ない で ね →

お 母さん み たい に ) )

( モガ メット ) ( ( ああ … 。 必ず 帰って 来る よ ) )

( モガ メット ) 70 年 前 すでに ムスタシム に は →

数 十 名 の 魔 導 士 が →

王家 に 従って い た 。

( ( 畑 に 水 を 降ら せろ ) )

( ( 早く しろ ! ) ) ( 一同 ) ( ( あぁ … ) )

( ( くっ ! ) ) ( ( う う っ … ) )

♪ ♪ ~

( ( ザァーー ( 雨音 ) ) )

( ( おお っ ! 奇跡 だ ! ) )

( ( ありがとう ござい ます 魔 導 士 様 ! ) )

( モガ メット ) ( ( ご ほっ … ) ) ( ( おい モガ メット →

大丈夫 か ? ) ) ( モガ メット ) ( ( ああ … ) )

( モガ メット ) 当時 の 魔 導 士 たち は 大した 魔法 は 使え なかった 。 →

命令 式 へ の 体系 化 が 不十分 で →

体 へ の 負担 が 大きかった 。 →

魔 導 士 は 王家 の 権力 の もと →

強制 的 に 使役 さ せ られ た 。 →

魔 力 が 尽きる まで 魔法 を 使わ さ れ →

死ぬ 者 も い た … →

私 の 妻 の よう に 。

( ( ねえ お 父さん 私 たち なんで 魔 導 士 な の ? →

時々 思う ん だ 。 魔 導 士 じゃ なく て →

普通 の 人 に 生まれ て い たら →

お 母 さん は … ) )

( ( う うん なんでも ない ) )

( モガ メット ) ( ( サーナ ごめん な 。 →

でも 俺 たち が 生まれ て き た の に は →

意味 が ある はず だ ) ) ( ( 意味 ? ) )

( ( 魔法 は たくさん の 人 を 助け られる ) )

( ( 俺 たち は きっと →

この 世界 を よく する ため に … →

助ける ため に 生まれ て き た ん だ ) )

( ( 助ける ため … ) )

( ( そう だ 。 俺 たち に しか →

でき ない こと が ある ) )

( ( 魔 導 士 に は ルフ から 与え られ た 使命 が →

きっと ある 。 だから →

どう か この 先 何 が あって も →

魔 導 士 に 生まれ た こと を →

悔やま ない で くれ ) )

( ( 魔法 は すばらしい もの な ん だ から ) )

( ( うん 分かった ) )

( モガ メット ) 私 たち は 寸 暇 を 惜しみ →

魔法 の 研究 に 没頭 し た 。 →

研究 が 進め ば もっと できる こと が 増える 。 →

国民 の 生活 も 豊か に できる 。 →

そう 信じ て … 。 →

そして 魔 導 士 たち は →

その 研究 の 成果 と 働き を 認め られ →

王 から 貴族 の 称号 を 授かった 。 →

私 は うれしかった →

仲間 の 苦労 が 報 わ れ た こと が 。

阻害 さ れ ながら も 必死 で 「 非 魔 導 士 」 の ため に →

尽くし て き た 魔 導 士 が ついに →

皆 に 温かく 受け入れ て もら え た こと が →

それ が たまらなく うれしかった の だ 。

だが … 。

( ( 魔 導 士 様 ! ) )

( ( ありがとう ござい ます 魔 導 士 様 ! ) )

( ( 魔 導 士 か 。 偉く なった もの よ のう ) )

( ( 少し 前 まで は まじない 師 風 情 だった 輩 が ) )

だが その とき 私 は まだ 分かって い なかった →

魔 導 士 と 「 非 魔 導 士 」 の 根本 的 な 違い を な 。

アラジン ティ トス スフィントス →

地下 で 何 を 見 た か 話し なさい 。

( 一同 ) あっ 。 地下 で は 20 万 人 も の 人々 が →

魔力 を 吸い上げ られ て 虐げ られ て いる 。

( モガ メット ) ほう 虐げる ? →

本当 に そう だった の か ね ? →

ティ トス 。 ( ティ トス ) 何 ?

確か に 魔力 の 少ない 者 は つら か ろ う が →

ほとんど の 「 非 魔 導 士 」 が 酒 を あおり →

怠 惰 を 貪って 生き て い た だ ろ う ? →

外 に 出し て ほしい と も 言わ なかった はず だ 。 →

食欲 性欲 そんな 目先 の 原始 的 な 欲求 さえ →

満た せれ ば よい 。 まるで 牛 や 馬 豚 … →

そう 「 非 魔 導 士 」 と は 家畜 と なんら 変わら ない →

生き物 な の だ よ 。 ( 一同 ) あぁ … 。

( スフィントス ) なんて こと を … 。 普通 の 顔 を し て 言い や がる 。

だが 彼ら に は 牛 や 豚 に は ない もの が →

一 つ ある 。 それ は →

支配 欲 だ 。

支配 欲 ?

( モガ メット ) 他人 より 上 に 立ち たい →

他者 から 奪い たい →

蹴落とし たい 踏みにじり たい … →

それ は 人間 の 最も 忌む べき 欲望 。

そんな もの 魔 導 士 だって →

同じ くらい 持って いる ん じゃ ない か ?

いい や 思い出し なさい 。

君 たち 魔 導 士 に とって →

最も 強い 欲求 は 何 か ね ?

あっ 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) そう … それ は 知識 欲 。

何 か を 知り たい 解き明かし たい と いう →

知的 探究 心 。 →

それ 以上 に 金 や 領土 が 欲しい と 思った こと が →

君 たち に は ある か ね ?

だから かつて の 魔 導 士 たち は →

誰 も 国 を 建てよ う と し なかった 。 しかし →

それでは いけ ない と 思わ せる 事件 が 起き た 。

( モガ メット ) 魔 導 士 が 貴族 の 称号 を 得 て から 3 年 後 →

国 内 に 伝染 病 が 広まった 。 →

治癒 魔法 は 効か ず →

病 の 原因 も 分から ぬ まま 。 →

国 は なす すべ が ない 。 →

国民 の 不安 は 高まり 暴動 が 起きる 寸前 だった 。 →

そんな とき … 。

( ( え いっ ! ) ) ( モガ メット ) ( ( くっ … ) )

( ( この 伝染 病 魔 導 士 の 仕業 な ん だって な ) )

( ( 魔法 の 実験 に 失敗 し て →

病気 を ばらま い ち まった そう じゃ ねぇ か ) )

( モガ メット ) そんな 根 も 葉 も ない うわさ を 広め た の は →

魔 導 士 の 台頭 を 快く 思わ ない 貴族 官僚 たち だった 。 →

民衆 は 手のひら を 返し →

魔 導 士 を 恐れ 憎 ん だ 。 →

ムスタシム 王 は 我々 を 投獄 し →

あら ぬ 罪 で 拷問 し た 。 →

なんとか 生き延び た 魔 導 士 たち は →

隔離 さ れ た 小さな 校舎 で →

細々 と 魔法 の 研究 を し て 暮らし た 。 →

そして その 30 年 後 →

大 戦争 が 勃発 し た 。 →

相手 は 当時 版 図 を 広げ て い た 強国 →

パルテ ビア 。

すると 「 非 魔 導 士 」 たち は 急に →

我々 魔 導 士 に 頼り はじめ た で は ない か 。 →

私 の 仲間 や 教え子 の 多く は →

無理やり 戦争 に 駆り出さ れ て いった 。

( サーナ ) ( ( くっ ! ) )

( ( ぐ は っ ! う う っ … ) )

♪ ♪ ~

( サーナ ) ( ( お 父さん の あの 言葉 →

何 が あって も 信じよ う と 思って き た けど … →

魔法 は 本当 に … →

「 非 魔 導 士 」 を 助ける ため に ある の かしら ? ) )

♪ ♪ ~

( ( 勝った ! あの パルテ ビア の 侵攻 を →

退け て やった ぞ ! ) )

( 貴族 官僚 ) ( ( 伝染 病 の 元凶 あらゆる 国民 の 不満 の はけ口 →

その うえ 我が国 の 兵士 の 盾 に も なる ) )

( ( 魔 導 士 と は なん と も 便利 な 種族 だ なぁ ) )

( モガ メット ) ≪ 種族 … ≫

≪ こんな 者 たち の ため に … →

こんな 者 たち の ため に サーナ は 死 ん だ の か ? →

こんな 者 たち の ため に 魔法 は ある の か ? →

繰り返さ れる 戦争 →

国 同士 の 争い など →

所詮 は 支配 欲 を 満たす ため の →

縄張り 争い で は ない の か ? ≫

≪ 野蛮 な 獣 と 何 が 違う の か ? →

このまま この 野獣 たち が 王 たる 世界 で →

魔 導 士 たち は 使役 さ れ ね ば なら ぬ の か ! ? →

家畜 の よう に ! →

家畜 は どちら の 種族 だ ろ う か ? ≫

♪ ♪ ~

≪ 私 は 重大 な 認識 違い を →

し て い た の で は ない か ? →

野蛮 を 律し →

理性 的 な 理想 の →

より よい 世界 を 作り上げ られる の は →

一体 誰 だ ? ≫

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ≪ それ は 魔 導 士 だ 。 →

魔 導 士 こそ が 世界 を 正しく 導 ける ! ≫

( モガ メット ) 故 に 私 は 決意 し た 。 「 非 魔 導 士 」 の →

支配 から 脱却 せ ね ば なら ん ! →

欲望 を 抑え られ ん →

「 非 魔 導 士 」 ども は 我々 魔 導 士 が →

完璧 に 管理 せ ね ば なら ん ! →

魔 導 士 主導 の 魔 導 士 の ため の →

魔 導 士 の 国 を 作ら ね ば なら ん の だ 。

♪ ♪ ~


Magi : The Kingdom of Magic Episode 15

( ナレーション ) < 魔法 道具 に あふれ た マグノ シュ タット の 街 > なれーしょん|まほう|どうぐ||||||||がい

< しかし その 動力 源 は 地下 に 隔離 さ れ た → ||どうりょく|げん||ちか||かくり||| But the power source for these is

非 魔 導 士 たち の 魔力 だった > ひ|ま|みちび|し|||まりょく|

< その 秘密 を 知った アラジン たち は → |ひみつ||しった||| Can Aladdin and the others, having learned this secret,

魔力 を 吸わ れ 衰弱 し た 少女 → まりょく||すわ||すいじゃく|||しょうじょ save Marga, a girl who is weakened from having her magoi drained?

マルガ を 救う こと が できる の か > ||すくう|||||

♪ ♪ ~

( ティ トス ) もう 大丈夫 だ よ マルガ 。 ( マルガ ) お にいちゃん … 。 |とす||だいじょうぶ|||||| You're safe now, Marga.

( ドロン ) くっ !

♪ ♪ ~

( ヤコフ ) あの 者 ら は 胸 章 から する に → ||もの|||むね|しょう||| Judging from that insignia, those people must be students who haven't yet completed their Ideology training.

思想 教育 を 終え て ない 学徒 です 。 しそう|きょういく||おえ|||がくと|

それ が なんで こんな 所 に いる ん だ ~ ? ||||しょ|||| If that's the case...! What the hell are they doing here?

♪ ♪ ~

ドカーン ! ( 3 人 ) あっ ! |じん|

♪ ♪ ~

( アラジン ) ティ トス くん 何 を する ん だい ! ? ||とす||なん|||| Titus, what are you doing?

( ティ トス ) 地上 へ の 道 を 切り開 い た の さ 。 |とす|ちじょう|||どう||きりひら|||| I just opened up a path to the surface.

( ドロン ) モガ メット 様 の 魔力 塚 を 傷つける ヤツ は … 。 |||さま||まりょく|つか||きずつける|やつ| Anyone who dares to damage Lord Mogamett's magoi source...

♪ ♪ ~

( ドロン ) 全員 死刑 だ ! |ぜんいん|しけい|

♪ ♪ ~

死刑 死刑 死刑 死刑 ! しけい|しけい|しけい|しけい Death! Death! Death! Death!

( ティ トス ) 「 熱 魔法 」 ! |とす|ねつ|まほう Halharl!

♪ ♪ ~

ぐ は っ … 。

( 一同 ) あ あっ ! いちどう||

( 心 の 声 ) ≪ 魔力 が 足り ない … ≫ こころ||こえ|まりょく||たり|

♪ ♪ ~

( スフィントス ) 退学 に なって 俺 の 出世 の 道 が 絶た れ たら → |たいがく|||おれ||しゅっせ||どう||たた||

お前 の 実家 に 慰謝料 請求 する から な 。 おまえ||じっか||いしゃりょう|せいきゅう||| I'm gonna send the bill to your family, got that?

≪ き ゃ あ ~ ! ! ( スフィントス ) あっ !

( イザベラ ) 母 さん ! お 母 さん ! |はは|||はは| Mother! Mother!

( オットー ) て め ぇ なんて こと し や がる ! ? Damn you! What the hell did you do that for?

何 って ? この 5 等 許可 区 の 掟 を 忘れ た の か ? なん|||とう|きょか|く||おきて||わすれ||| What did you say? Huh? Have you forgotten the law of the 5th Level Authorization District?

魔 導 士 に 反抗 する 「 非 魔 導 士 」 は 不良 品 → ま|みちび|し||はんこう||ひ|ま|みちび|し||ふりょう|しな Any goi who defies a magician is a defect, and must be disposed of!

廃棄 処分 な ん だ よ ~ ! はいき|しょぶん||||

( イザベラ ) あ あっ ! う わ ぁ ~ !

( ゲオルガ ) お ぉ … 。 ( 一同 ) あ あっ ! |||いちどう||

「 突風 」 ! とっぷう Asfal Rih!

( ドロン ) は っ は ~ お前 ら 知って る ぞ 。 → ||||おまえ||しって||

今年 大層 優秀 だって うわさ の → ことし|たいそう|ゆうしゅう||| You're the second year scholarship students rumored to be quite the hotshots this year, right?

2 学年 の 特待 生 ども だ な 。 がくねん||とくたい|せい|||

それ が 俺 たち 相手 に → ||おれ||あいて| So what the hell do you think you're gonna do against opponents like us?

一体 どう する つもり だって ぇ ? いったい|||||

( ティ トス ) もちろん 君 たち 全員 倒し て 外 へ の 道 を 切り 開く 。 |とす||きみ||ぜんいん|たおし||がい|||どう||きり|あく Needless to say, we're going to defeat you all and open up a path that leads outside...

僕 なら できる さ → ぼく||| I know I'm capable of that. As long as I release my power till the end...

最後 まで 力 を 解放 すれ ば 。 さいご||ちから||かいほう||

ティ トス くん ? ( ティ トス ) アラジン → |とす|||とす| Titus...

君 も この 国 の 闇 を 払い に 来 た ん だ ろ ? → きみ|||くに||やみ||はらい||らい||||

それ が 今 な ん じゃ ない の か ? → ||いま||||||

今 戦わ ず に いつ 戦う ん だ … 。 いま|たたかわ||||たたかう|| If we don't fight now, then when are we ever going to?

( スフィントス ) バカ 野郎 冷静 に なれ よ 。 → |ばか|やろう|れいせい||| You moron, just calm down a second!

こんな とこ で 捕まる ため に 学院 に 来 た わけ じゃ ねぇ だ ろ ? → |||つかまる|||がくいん||らい|||||| I know you didn't come to the academy to get caught in a place like this!

なんの ため に ここ に 来 た の か 思い出せ 。 |||||らい||||おもいだせ Try to remember why it was that you came here!

≪ 僕 が ここ へ 来 た 理由 … ≫ ぼく||||らい||りゆう The reason... why I came here...

≪ 魔 導 士 と そう で ない 人 が 憎しみ 合う ≫ ま|みちび|し|||||じん||にくしみ|あう Magicians and non-magicians hate each other.

≪ 同じ こと が 起き れ ば 世界 が 終わる ≫ おなじ|||おき|||せかい||おわる If the same thing happens today, the world will end...

≪ 僕 は それ を 止め たい ≫ ぼく||||とどめ| I want to stop that.

≪ 戦う べき は 今 な の か ? ≫ たたかう|||いま||| The time to fight... is it now?

バリバリ バリッ ! ! ばりばり|

( ドロン ) あっ ! はっ !

( マイヤーズ ) ドロン ! 貴 様 ごとき の 独断 で → ||とうと|さま|||どくだん| Doron... For someone of your low stature to take it upon yourself to deal with students...

学徒 を 処 断 する など → がくと||しょ|だん||

いつ モガ メット 様 が 許可 な さ れ た の だ ? |||さま||きょか|||||| When did Lord Mogamett grant you permission?

ね ね … 姉さん 。 それ は その … 。 ||ねえさん||| S-Sister! You see... Uh...

( マイヤーズ ) 5 等 許可 区 第 一 階層 全員 後ろ手 に 伏せろ 。 → |とう|きょか|く|だい|ひと|かいそう|ぜんいん|うしろで||ふせろ 5th Level Authorization District, 1st Floor... all of you get down behind me.

反 意 ある 者 は 拘束 する 。 はん|い||もの||こうそく| Anyone who opposes me will be taken into custody!

マイヤーズ 先生 ! |せんせい

訳 は 聞く 。 モガ メット 様 も → やく||きく|||さま| I'll hear you out. I'm sure that Lord Mogamett will treat you with lenience, too.

貴 様 に なら ば 寛大 な ご 処置 を なさ れよ う 。 とうと|さま||||かんだい|||しょち||な さ||

だから 杖 を 収めろ 。 → |つえ||おさめろ So put down your cane.

貴 様 と 殺し 合う の は 忍びない 。 とうと|さま||ころし|あう|||しのびない I couldn't bear to get into a fight to the death with you...

分かった よ 。 わかった| All right...

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 5 等 許可 区 に 侵入 し た の か ? → ||とう|きょか|く||しんにゅう|||| Did you infiltrate the 5th Level Authorization District,

アラジン よ 。 Aladdin?

♪ ♪ ~

( ドロン ) ≪ 5 等 許可 区 へ の 侵入 は 国法 違反 。 → |とう|きょか|く|||しんにゅう||こくほう|いはん Infiltrating the 5th Level Authorization District is prohibited by law.

この 場 で 死刑 かも なぁ ≫ |じょう||しけい|| He could be executed on the spot...

どう な の だ ? アラジン 。 Well, what about it, Aladdin?

うん 侵入 し た よ 。 ( 一同 ) お っ … 。 |しんにゅう||||いちどう|| Yes, I did infiltrate it.

( ドロン ) こいつ 悪びれ も なく … 。 ≪ ドン ! ( 杖 の 音 ) ||わるびれ||||つえ||おと He's... so unapologetic!

あっ … 学長 殿 。 |がくちょう|しんがり

( モガ メット ) お前 たち は 戒律 を 重んじる → ||おまえ|||かいりつ||おもんじる Indeed, you're all truly good children who honor the rules.

本当 に いい 子 たち だ な 。 ほんとう|||こ|||

だが アラジン を 許せ 。 → |||ゆるせ But you must forgive Aladdin.

彼 は まだ 真実 を 知ら ぬ だけ な の だ 。 → かれ|||しんじつ||しら||||| He doesn't know the truth yet – that is all.

ちょうど この 国 へ 来 た ばかり の 頃 の → ||くに||らい||||ころ| Just like all of you, when you first came to this country.

お前 たち の よう に な 。 おまえ|||||

♪ ♪ ~

( モガ メット ) アラジン 少し 話 そ う か 。 |||すこし|はなし||| Aladdin, shall we talk for a bit?

( モガ メット ) 時 に アラジン よ 。 ん ? ||じ|||| By the way, Aladdin...

( モガ メット ) ヤムライハ は 元気 か ね ? あっ ! ||||げんき||| Is Yamraiha well?

( モガ メット ) ほほ ほっ そう 焦る な 。 |||||あせる|

あの 子 は 大切 な 教え子 だ よ → |こ||たいせつ||おしえご||

昔 も 今 も な 。 → むかし||いま|| Back then, as well as now...

あの 子 は 優秀 すぎる 魔 導 士 だった 。 |こ||ゆうしゅう||ま|みちび|し| That child...

そう 生まれ た ゆえ に → |うまれ||| Because she was born that way, she was abandoned by her parents,

両親 に 捨て られ 孤独 の 運命 を たどった 。 りょうしん||すて||こどく||うんめい||

私 は 彼女 の 親 代わり を → わたくし||かのじょ||おや|かわり| It was only for a few years, but I once served as her father figure.

ほんの 数 年 だ が し て い た こと が ある 。 |すう|とし|||||||||

一緒に 食事 を し たり → いっしょに|しょくじ||| We dined together, and I would read to her before she went to bed...

寝る 前 に 本 を 読 ん で やったり 。 → ねる|ぜん||ほん||よ|||

ヤムライハ は 難解 な 魔 導 書 ばかり → ||なんかい||ま|みちび|しょ| Yamraiha kept pestering me to read her the most obtuse magic books, you see...

読め と せ がん で なぁ は は はっ 。 よめ||||||||

♪ ♪ ~

( モガ メット ) あの 子 は 遠い 南 の 地 で → |||こ||とおい|みなみ||ち| That girl... is she happy in that far-off southern land?

幸せ な の か ね ? しあわせ||||

うん そう 見え た よ 。 ||みえ|| Yes, she seemed that way to me.

( モガ メット ) そう か 。 なら … よかった 。 I see... In that case...

♪ ♪ ~

アラジン よ 。 私 は → ||わたくし| Aladdin... I believe you came to this country because you had some sort of mission.

お前 が 何 か の 使命 を 帯び て → おまえ||なん|||しめい||おび|

この 国 に 来 た の だ と 思う 。 ん ん … 。 |くに||らい|||||おもう||

( モガ メット ) だ が それ が なんでも かまわ ない 。 → But it doesn't matter what that mission is.

ここ に 来る さまざま な 魔 導 士 たち その 全て と → ||くる|||ま|みちび|し|||すべて| These diverse magicians who have come here...

私 は 分かり 合 える 。 わたくし||わかり|ごう|

共に 生き たい と 願って おる の だ 。 ともに|いき|||ねがって||| That is what I wish.

≪ この 人 は うそ を つい て ない ≫ |じん|||||| This man... he's not lying. No, far from it...

≪ う うん それどころか … ≫

♪ ♪ ~

≪ 優しい ん だ 。 おばあ ちゃん や → やさしい||||| He's kind-hearted.

アリババ くん に だって 負け ない ぐらい に ≫ ||||まけ|||

≪ なぜ ? この 人 が あんな ひどい こと を する よう な 人 だって → ||じん|||||||||じん| Why... To think that this man could be capable of such cruelty...

僕 に は どう し て も 思え ない ≫ ぼく|||||||おもえ| I just can't believe it...

≪ この お じいさん は 一体 何 ? ≫ ||||いったい|なん This old man... who exactly is he?

アラジン この 国 の こと を もっと 知り たけ れ ば → ||くに|||||しり||| Aladdin... If you want to learn more about this country...

明日 大 講堂 に 来 なさい 。 あした|だい|こうどう||らい| Then come to the Great Lecture Hall tomorrow.

きっと 有意義 な 時間 を 過ごせ よう 。 |ゆういぎ||じかん||すごせ| I'm sure you'll find your time well-spent.

二 人 と も 大丈夫 な の かい ? ( スフィントス ) ああ 。 → ふた|じん|||だいじょうぶ||||| Are you both all right?

学院 の 医療 魔 導 士 に 付きっきり で 看病 さ れ ち まった から な 。 → がくいん||いりょう|ま|みちび|し||つきっきり||かんびょう|||||| since the academy's medical magicians nursed us non-stop.

おまけに 俺 たち 今後 は 5 等 許可 区 に → |おれ||こんご||とう|きょか|く|

出入り 自由 だ そう だ ぜ 。 えっ ? でいり|じゆう||||| we can enter and leave the 5th Level Authorization District as we please.

( スフィントス ) こいつ が ごね たら あっさり → After this one made a fuss, the director just gave up and granted us permission.

学長 の 許可 が 下り た ん だ よ 。 → がくちょう||きょか||くだり||||

どう し て も マルガ の ところ に 戻る って な 。 ||||||||もどる|| He kept insisting that he was heading back to see Marga...

( ティ トス ) ん ん … 。 ティ トス くん 。 |とす||||とす|

≪ おお … 。 ( 2 人 ) ん ? |じん|

( スフィントス ) 教官 たち が 来 た ぞ 。 |きょうかん|||らい|| The instructors are here.

( セレス ) 学長 自ら 教壇 に ! ? |がくちょう|おのずから|きょうだん| The director himself is taking the lectern?

( アラン ) 一体 何 が 始まる ん だ ? |いったい|なん||はじまる|| What the heck is happening?

( どよめき )

( モガ メット ) 若き 魔 導 士 たち よ → ||わかき|ま|みちび|し|| My young magicians...

君 たち は 己 が 何者 な の か 知って いる か ね ? きみ|||おのれ||なにもの||||しって|||

( セレス アラン ) あっ 。

( モガ メット ) 愛する 家族 や 恩人 たち → ||あいする|かぞく||おんじん| The family and friends that you love,

苦楽 を 共に し て き た 心 を 分け 合 える → くらく||ともに|||||こころ||わけ|ごう| your beloved friends with whom you've shared bitter medicine and opened your hearts to...

大好き な 友人 たち 。 だいすき||ゆうじん|

だが その 誰 と も 自分 は 違う 存在 な の だ と → ||だれ|||じぶん||ちがう|そんざい|||| But have you ever felt the grief of knowing that you yourself

悲しく 思った こと は ない か ? かなしく|おもった|||| are different from every one of those people?

( アリババ ・ 回想 ) ( ( アラジン 俺 たち 絶対 また 会 お う な ) ) |かいそう||おれ||ぜったい||かい||| Aladdin, let's all meet up again, for sure!

( モルジアナ ) ( ( お 二 人 の 力 に なり たい ん です ) ) ||ふた|じん||ちから||||| I want to be of help to you both.

( ( アラジン アラジン … ) ) ( ( アラジン アラジン … ) ) Aladdin... Aladdin... Aladdin... Aladdin...

≪ でも 僕 は … → |ぼく| But I...

ほんと は 誰 と も … ≫ ||だれ|| I'm not really like anyone...

君 たち は 愛する 者 と は 違う の だ 。 きみ|||あいする|もの|||ちがう|| You are all different from your loved ones.

( モガ メット ) で は なぜ 君 たち は 他者 と 違う 存在 と し て → |||||きみ|||たしゃ||ちがう|そんざい||| Now then, why do you suppose you were born as different beings than others?

生まれ た の だ ろ う か ? → うまれ||||||

魔 導 士 と は なんの ため に この世 に 生まれ て き た の か → ま|みちび|し||||||このよ||うまれ||||| Why were magicians born into this world – for what purpose?

君 たち は 考え た こと は ある の か ね ? きみ|||かんがえ||||||| Have you ever wondered why?

( どよめき )

( モガ メット ) 今 諸 君 ら に 明 かそ う 。 ||いま|しょ|きみ|||あき|| I am going to reveal the answer to you now.

我々 魔 導 士 と いう 存在 が 一体 なぜ → われわれ|ま|みちび|し|||そんざい||いったい| Why we entities known as magicians were born into this world...

この 世界 に 生み出さ れ た の か を 。 |せかい||うみださ|||||

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ルフ … この 大いなる 力 が → ||||おおいなる|ちから| The Rukh... you know that it's this great power that drives the world, don't you?

世界 を 動かし て いる の は 知って いる な ? せかい||うごかし|||||しって||

ルフ は 魔 導 士 で ない 人間 に は 見る こと も でき ない 。 ||ま|みちび|し|||にんげん|||みる|||| The Rukh can't even be seen by non-magicians.

ルフ を 見る こと が でき そして → ||みる|||| Those who are able to see the Rukh, and manipulate the power that drives the world...

世界 を 動かす 力 を 操 れる の は → せかい||うごかす|ちから||みさお|||

君 たち 魔 導 士 だけ な の だ ! → きみ||ま|みちび|し|||| ...no one but magicians like you can do that.

だが 魔 導 士 たち が → |ま|みちび|し|| But no magician has ever actually manipulated world history...

実際 に 世界 の 歴史 を 動かし た こと は ない 。 じっさい||せかい||れきし||うごかし||||

( モガ メット ) 大 黄 牙 帝国 レーム 帝国 → ||だい|き|きば|ていこく||ていこく From the Great Kouga Empire, the Leam Empire, the Partevian Empire,

パルテ ビア 帝国 → ||ていこく

そして 近年 は 新興 の シンド リア 王国 → |きんねん||しんこう|||りあ|おうこく and, more recently, the newly founded Sindrian Empire...

煌 帝国 に 至る まで → こう|ていこく||いたる| ...all the way to the Kou Empire...

歴史 の 表 舞台 に 立ち → れきし||ひょう|ぶたい||たち Who were the kings who took center stage, created history, and ruled over this world?

歴史 を 紡ぎ この 世界 を → れきし||つむぎ||せかい|

支配 し て き た 王 は 誰 か ? → しはい|||||おう||だれ|

そう … それ は → That's right, they were...

非 魔 導 士 … 「 非 魔 導 士 」 たち だ ! ひ|ま|みちび|し|ひ|ま|みちび|し|| ...non-magician gois!

( 一同 ) あ あっ … 。 いちどう||

♪ ♪ ~

( イアン ) な … なん だ ? これ は 。 Wh-What's going on here?

( モガ メット ) これ は 70 年 前 の ムスタシム 王国 。 ||||とし|ぜん|||おうこく

♪ ♪ ~

遠隔 透視 魔法 。 私 の 血液 に 宿る → えんかく|とうし|まほう|わたくし||けつえき||やどる Clairvoyance Magic.

ルフ の 記憶 を 映し出し て いる 。 → ||きおく||うつしだし||

さあ 魔 導 士 たち よ その 目 で 見 なさい 。 → |ま|みちび|し||||め||み| Now, then, my magicians, take a look with your own eyes.

「 非 魔 導 士 」 が 支配 する 国 に 生き た → ひ|ま|みちび|し||しはい||くに||いき| The fate of certain magicians who once lived in a country ruled by the goi.

と ある 魔 導 士 たち の 運命 を 。 ||ま|みちび|し|||うんめい|

( サーナ ) ( ( お 父さん いって らっしゃい 。 → ||とうさん|| See you later, Father!

ねえ 今度 は 早く 帰って 来る ? ) ) |こんど||はやく|かえって|くる Hey...

( モガ メット ) ( ( ああ ) ) ( ( ほんと ? ) ) Yes.

( ( 帰って 来 たら 本 読 ん で くれる ? ) ) かえって|らい||ほん|よ|||

( モガ メット ) ( ( いい よ 。 サーナ が いい 子 に し て い たら な ) ) |||||||こ|||||| I will – if you're a good girl.

( ( やった ~ ! ふ ふ っ ) ) Yay!

( ( お 父さん 無理 し て い なく なっちゃ っ たり し ない で ね → |とうさん|むり||||||||||| Father, please don't push yourself too hard and go away.

お 母さん み たい に ) ) |かあさん||| Like Mother did.

( モガ メット ) ( ( ああ … 。 必ず 帰って 来る よ ) ) |||かならず|かえって|くる| Right... I'll be back, no matter what.

( モガ メット ) 70 年 前 すでに ムスタシム に は → ||とし|ぜん|||| 70 years ago, there were already over ten magicians serving the royal family in Musta'sim.

数 十 名 の 魔 導 士 が → すう|じゅう|な||ま|みちび|し|

王家 に 従って い た 。 おうけ||したがって||

( ( 畑 に 水 を 降ら せろ ) ) はたけ||すい||ふら| Make it rain over the fields.

( ( 早く しろ ! ) ) ( 一同 ) ( ( あぁ … ) ) はやく||いちどう| Do it now!

( ( くっ ! ) ) ( ( う う っ … ) )

♪ ♪ ~

( ( ザァーー ( 雨音 ) ) ) ザァー-|あまおと

( ( おお っ ! 奇跡 だ ! ) ) ||きせき|

( ( ありがとう ござい ます 魔 導 士 様 ! ) ) |||ま|みちび|し|さま Thank you very much, magician sir!

( モガ メット ) ( ( ご ほっ … ) ) ( ( おい モガ メット →

大丈夫 か ? ) ) ( モガ メット ) ( ( ああ … ) ) だいじょうぶ|||| ...are you all right?

( モガ メット ) 当時 の 魔 導 士 たち は 大した 魔法 は 使え なかった 。 → ||とうじ||ま|みちび|し|||たいした|まほう||つかえ| At the time, we magicians weren't capable of any significant magic.

命令 式 へ の 体系 化 が 不十分 で → めいれい|しき|||たいけい|か||ふじゅうぶん| The systemization of command-style spells was insufficiently developed,

体 へ の 負担 が 大きかった 。 → からだ|||ふたん||おおきかった and so it took a heavy toll on our bodies.

魔 導 士 は 王家 の 権力 の もと → ま|みちび|し||おうけ||けんりょく|| We magicians were forced to serve under the authority of the royal family.

強制 的 に 使役 さ せ られ た 。 → きょうせい|てき||しえき||||

魔 力 が 尽きる まで 魔法 を 使わ さ れ → ま|ちから||つきる||まほう||つかわ|| We were made to cast spells until our magoi was depleted,

死ぬ 者 も い た … → しぬ|もの||| and some among us even died.

私 の 妻 の よう に 。 わたくし||つま||| As my wife did...

( ( ねえ お 父さん 私 たち なんで 魔 導 士 な の ? → ||とうさん|わたくし|||ま|みちび|し|| Hey, Father. Why are we magicians?

時々 思う ん だ 。 魔 導 士 じゃ なく て → ときどき|おもう|||ま|みちび|し||| I think about that sometimes.

普通 の 人 に 生まれ て い たら → ふつう||じん||うまれ|||

お 母 さん は … ) ) |はは||

( ( う うん なんでも ない ) )

( モガ メット ) ( ( サーナ ごめん な 。 → Sana...

でも 俺 たち が 生まれ て き た の に は → |おれ|||うまれ||||||

意味 が ある はず だ ) ) ( ( 意味 ? ) ) いみ|||||いみ

( ( 魔法 は たくさん の 人 を 助け られる ) ) まほう||||じん||たすけ| Magic can save many people.

( ( 俺 たち は きっと → おれ||| We... I'm sure that it was to make this world a better place...

この 世界 を よく する ため に … → |せかい|||||

助ける ため に 生まれ て き た ん だ ) ) たすける|||うまれ||||| ....to save it... that we were born.

( ( 助ける ため … ) ) たすける|

( ( そう だ 。 俺 たち に しか → ||おれ||| That's right. There are things that no one but us can do.

でき ない こと が ある ) )

( ( 魔 導 士 に は ルフ から 与え られ た 使命 が → ま|みちび|し|||||あたえ|||しめい| Us magicians.

きっと ある 。 だから →

どう か この 先 何 が あって も → |||さき|なん|||

魔 導 士 に 生まれ た こと を → ま|みちび|し||うまれ||| don't ever regret having been born a magician.

悔やま ない で くれ ) ) くやま|||

( ( 魔法 は すばらしい もの な ん だ から ) ) まほう||||||| Because magic is such a splendid thing!

( ( うん 分かった ) ) |わかった Okay... Gotcha.

( モガ メット ) 私 たち は 寸 暇 を 惜しみ → ||わたくし|||すん|いとま||おしみ We spent every spare moment immersing ourselves in the study of magic.

魔法 の 研究 に 没頭 し た 。 → まほう||けんきゅう||ぼっとう||

研究 が 進め ば もっと できる こと が 増える 。 → けんきゅう||すすめ||||||ふえる The more progress we made, the more we'd be able to do.

国民 の 生活 も 豊か に できる 。 → こくみん||せいかつ||ゆたか|| We could give the people a better life.

そう 信じ て … 。 → |しんじ| That was our belief...

そして 魔 導 士 たち は → |ま|みちび|し|| And eventually, the fruits of the magicians' research and hard work were acknowledged,

その 研究 の 成果 と 働き を 認め られ → |けんきゅう||せいか||はたらき||みとめ|

王 から 貴族 の 称号 を 授かった 。 → おう||きぞく||しょうごう||さずかった and we received a noble title.

私 は うれしかった → わたくし|| I was thrilled.

仲間 の 苦労 が 報 わ れ た こと が 。 なかま||くろう||ほう||||| That my comrades' hard work had been rewarded...

阻害 さ れ ながら も 必死 で 「 非 魔 導 士 」 の ため に → そがい|||||ひっし||ひ|ま|みちび|し||| That the magicians, who despite being thwarted at every turn,

尽くし て き た 魔 導 士 が ついに → つくし||||ま|みちび|し||

皆 に 温かく 受け入れ て もら え た こと が → みな||あたたかく|うけいれ||||||

それ が たまらなく うれしかった の だ 。 And I couldn't be happier about that.

だが … 。

( ( 魔 導 士 様 ! ) ) ま|みちび|し|さま Esteemed magicians!

( ( ありがとう ござい ます 魔 導 士 様 ! ) ) |||ま|みちび|し|さま Thank you very much, esteemed magicians!

( ( 魔 導 士 か 。 偉く なった もの よ のう ) ) ま|みちび|し||えらく|||| Magicians, huh? They've certainly come up in the world...

( ( 少し 前 まで は まじない 師 風 情 だった 輩 が ) ) すこし|ぜん||||し|かぜ|じょう||やから| It wasn't long ago that they were no more than glorified conjurers!

だが その とき 私 は まだ 分かって い なかった → |||わたくし|||わかって|| But at the time, I still hadn't realized something.

魔 導 士 と 「 非 魔 導 士 」 の 根本 的 な 違い を な 。 ま|みちび|し||ひ|ま|みちび|し||こんぽん|てき||ちがい|| The fundamental difference between magicians and goi, that is...

アラジン ティ トス スフィントス → ||とす| Aladdin,

地下 で 何 を 見 た か 話し なさい 。 ちか||なん||み|||はなし| Tell us what you saw underground.

( 一同 ) あっ 。 地下 で は 20 万 人 も の 人々 が → いちどう||ちか|||よろず|じん|||ひとびと|

魔力 を 吸い上げ られ て 虐げ られ て いる 。 まりょく||すいあげ|||しいたげ|||

( モガ メット ) ほう 虐げる ? → |||しいたげる

本当 に そう だった の か ね ? → ほんとう||||||

ティ トス 。 ( ティ トス ) 何 ? |とす||とす|なん

確か に 魔力 の 少ない 者 は つら か ろ う が → たしか||まりょく||すくない|もの|||||| True, life must be hard for those with little magoi.

ほとんど の 「 非 魔 導 士 」 が 酒 を あおり → ||ひ|ま|みちび|し||さけ|| Weren't most of those goi guzzling wine and spending their days in idleness?

怠 惰 を 貪って 生き て い た だ ろ う ? → おこた|だ||むさぼって|いき||||||

外 に 出し て ほしい と も 言わ なかった はず だ 。 → がい||だし|||||いわ||| No doubt, not one of them asked to be let outside, either.

食欲 性欲 そんな 目先 の 原始 的 な 欲求 さえ → しょくよく|せいよく||めさき||げんし|てき||よっきゅう|

満た せれ ば よい 。 まるで 牛 や 馬 豚 … → みた|||||うし||うま|ぶた

そう 「 非 魔 導 士 」 と は 家畜 と なんら 変わら ない → |ひ|ま|みちび|し|||かちく|||かわら| Yes, goi are creatures that are no different than livestock.

生き物 な の だ よ 。 ( 一同 ) あぁ … 。 いきもの|||||いちどう|

( スフィントス ) なんて こと を … 。 普通 の 顔 を し て 言い や がる 。 ||||ふつう||かお||||いい|| How can you say that with a straight face?

だが 彼ら に は 牛 や 豚 に は ない もの が → |かれら|||うし||ぶた||||| However, they do have one thing that cattle and pigs don't. And that is...

一 つ ある 。 それ は → ひと||||

支配 欲 だ 。 しはい|よく| The lust to dominate.

支配 欲 ? しはい|よく Lust to dominate?

( モガ メット ) 他人 より 上 に 立ち たい → ||たにん||うえ||たち| Wanting to rule over others, wanting to steal from others,

他者 から 奪い たい → たしゃ||うばい| to kick someone to the curb, to grind him under your heel.

蹴落とし たい 踏みにじり たい … → けおとし||ふみにじり|

それ は 人間 の 最も 忌む べき 欲望 。 ||にんげん||もっとも|いむ||よくぼう That is the most contemptible of all human desires.

そんな もの 魔 導 士 だって → ||ま|みちび|し| Oh, come on! Even magicians have just as much of that kind of desire!

同じ くらい 持って いる ん じゃ ない か ? おなじ||もって|||||

いい や 思い出し なさい 。 ||おもいだし| No, think back.

君 たち 魔 導 士 に とって → きみ||ま|みちび|し|| What is the most powerful desire for you magicians to have?

最も 強い 欲求 は 何 か ね ? もっとも|つよい|よっきゅう||なん||

あっ 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) そう … それ は 知識 欲 。 |||||ちしき|よく That's right... it's the desire for knowledge.

何 か を 知り たい 解き明かし たい と いう → なん|||しり||ときあかし||| Wanting to know something, to solve a riddle... an intellectually inquiring mind.

知的 探究 心 。 → ちてき|たんきゅう|こころ

それ 以上 に 金 や 領土 が 欲しい と 思った こと が → |いじょう||きむ||りょうど||ほしい||おもった|| Have any of you ever wished for wealth or property more than such knowledge?

君 たち に は ある か ね ? きみ||||||

だから かつて の 魔 導 士 たち は → |||ま|みちび|し|| That's why none of the magicians from the past have ever tried to found a nation.

誰 も 国 を 建てよ う と し なかった 。 しかし → だれ||くに||たてよ|||||

それでは いけ ない と 思わ せる 事件 が 起き た 。 ||||おもわ||じけん||おき|

( モガ メット ) 魔 導 士 が 貴族 の 称号 を 得 て から 3 年 後 → ||ま|みちび|し||きぞく||しょうごう||とく|||とし|あと Three years after the magicians were received into the nobility,

国 内 に 伝染 病 が 広まった 。 → くに|うち||でんせん|びょう||ひろまった an epidemic spread throughout the country.

治癒 魔法 は 効か ず → ちゆ|まほう||きか| Healing Magic had no effect,

病 の 原因 も 分から ぬ まま 。 → びょう||げんいん||わから|| and without knowing the cause, Magnoshutatt was at its wit's end.

国 は なす すべ が ない 。 → くに|||||

国民 の 不安 は 高まり 暴動 が 起きる 寸前 だった 。 → こくみん||ふあん||たかまり|ぼうどう||おきる|すんぜん|

そんな とき … 。 Just then...

( ( え いっ ! ) ) ( モガ メット ) ( ( くっ … ) )

( ( この 伝染 病 魔 導 士 の 仕業 な ん だって な ) ) |でんせん|びょう|ま|みちび|し||しわざ|||| I hear that you magicians are behind this epidemic!

( ( 魔法 の 実験 に 失敗 し て → まほう||じっけん||しっぱい|| They say that you botched a magic experiment, and ended up dispersing disease all over the place!

病気 を ばらま い ち まった そう じゃ ねぇ か ) ) びょうき|||||||||

( モガ メット ) そんな 根 も 葉 も ない うわさ を 広め た の は → |||ね||は|||||ひろめ|||

魔 導 士 の 台頭 を 快く 思わ ない 貴族 官僚 たち だった 。 → ま|みちび|し||たいとう||こころよく|おもわ||きぞく|かんりょう||

民衆 は 手のひら を 返し → みんしゅう||てのひら||かえし In a sudden reversal, the public had come to fear and abhor the magicians.

魔 導 士 を 恐れ 憎 ん だ 。 → ま|みちび|し||おそれ|にく||

ムスタシム 王 は 我々 を 投獄 し → |おう||われわれ||とうごく|

あら ぬ 罪 で 拷問 し た 。 → ||ざい||ごうもん|| and tortured us on trumped-up charges.

なんとか 生き延び た 魔 導 士 たち は → |いきのび||ま|みちび|し|| Somehow managing to survive, the magicians retreated to a small, isolated school,

隔離 さ れ た 小さな 校舎 で → かくり||||ちいさな|こうしゃ|

細々 と 魔法 の 研究 を し て 暮らし た 。 → こまごま||まほう||けんきゅう||||くらし| where we eked out a living, researching magic.

そして その 30 年 後 → ||とし|あと And then, thirty years later, a major war broke out!

大 戦争 が 勃発 し た 。 → だい|せんそう||ぼっぱつ||

相手 は 当時 版 図 を 広げ て い た 強国 → あいて||とうじ|はん|ず||ひろげ||||きょうこく Partevia, a powerful nation then expanding its territory...

パルテ ビア 。

すると 「 非 魔 導 士 」 たち は 急に → |ひ|ま|みちび|し|||きゅうに And what do you think? That was when the goi suddenly began to turn to us magicians.

我々 魔 導 士 に 頼り はじめ た で は ない か 。 → われわれ|ま|みちび|し||たより||||||

私 の 仲間 や 教え子 の 多く は → わたくし||なかま||おしえご||おおく| Many of my comrades and students were forced to take part in this war.

無理やり 戦争 に 駆り出さ れ て いった 。 むりやり|せんそう||かりださ|||

( サーナ ) ( ( くっ ! ) )

( ( ぐ は っ ! う う っ … ) )

♪ ♪ ~

( サーナ ) ( ( お 父さん の あの 言葉 → ||とうさん|||ことば All this time... I've vowed to believe in... what you said that day...

何 が あって も 信じよ う と 思って き た けど … → なん||||しんじよ|||おもって|||

魔法 は 本当 に … → まほう||ほんとう| But does magic... really...

「 非 魔 導 士 」 を 助ける ため に ある の かしら ? ) ) ひ|ま|みちび|し||たすける||||| exist in order to save the goi?

♪ ♪ ~

( ( 勝った ! あの パルテ ビア の 侵攻 を → かった|||||しんこう| We've won. We've repulsed the invasion by those Partevians!

退け て やった ぞ ! ) ) しりぞけ|||

( 貴族 官僚 ) ( ( 伝染 病 の 元凶 あらゆる 国民 の 不満 の はけ口 → きぞく|かんりょう|でんせん|びょう||げんきょう||こくみん||ふまん||はけぐち

その うえ 我が国 の 兵士 の 盾 に も なる ) ) ||わがくに||へいし||たて||| and to top it off, they can even serve as shields for our troops.

( ( 魔 導 士 と は なん と も 便利 な 種族 だ なぁ ) ) ま|みちび|し||||||べんり||しゅぞく|| What a convenient breed the magicians are!

( モガ メット ) ≪ 種族 … ≫ ||しゅぞく Breed...

≪ こんな 者 たち の ため に … → |もの|||| Was it for such men's sake...

こんな 者 たち の ため に サーナ は 死 ん だ の か ? → |もの|||||||し|||| Was it for such men's sake that Sana died?

こんな 者 たち の ため に 魔法 は ある の か ? → |もの|||||まほう|||| Was it for such men as these that magic existed?

繰り返さ れる 戦争 → くりかえさ||せんそう These recurring wars, these battles between nations...

国 同士 の 争い など → くに|どうし||あらそい|

所詮 は 支配 欲 を 満たす ため の → しょせん||しはい|よく||みたす|| ...weren't they no more than territorial disputes to satisfy one's lust to dominate?

縄張り 争い で は ない の か ? ≫ なわばり|あらそい|||||

≪ 野蛮 な 獣 と 何 が 違う の か ? → やばん||けだもの||なん||ちがう|| How different were they than savage beasts?

このまま この 野獣 たち が 王 たる 世界 で → ||やじゅう|||おう||せかい| Were we to do nothing... In a world where such savages were kings,

魔 導 士 たち は 使役 さ れ ね ば なら ぬ の か ! ? → ま|みちび|し|||しえき|||||||| were we magicians doomed to servitude?

家畜 の よう に ! → かちく||| Just like livestock!

家畜 は どちら の 種族 だ ろ う か ? ≫ かちく||||しゅぞく|||| Which breed was comprised of livestock?

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≪ 私 は 重大 な 認識 違い を → わたくし||じゅうだい||にんしき|ちがい| Wasn't I laboring under a colossal misconception?

し て い た の で は ない か ? →

野蛮 を 律し → やばん||りっし Which of us was capable of reining in the savages,

理性 的 な 理想 の → りせい|てき||りそう|

より よい 世界 を 作り上げ られる の は → ||せかい||つくりあげ|||

一体 誰 だ ? ≫ いったい|だれ| Just who was capable of that?

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( モガ メット ) ≪ それ は 魔 導 士 だ 。 → ||||ま|みちび|し| That would be the magicians.

魔 導 士 こそ が 世界 を 正しく 導 ける ! ≫ ま|みちび|し|||せかい||まさしく|みちび| The magicians can guide the world along the right path!

( モガ メット ) 故 に 私 は 決意 し た 。 「 非 魔 導 士 」 の → ||こ||わたくし||けつい|||ひ|ま|みちび|し| And so I made up my mind. We had to escape the gois' rule.

支配 から 脱却 せ ね ば なら ん ! → しはい||だっきゃく|||||

欲望 を 抑え られ ん → よくぼう||おさえ|| We magicians had to take full control of these goi,

「 非 魔 導 士 」 ども は 我々 魔 導 士 が → ひ|ま|みちび|し|||われわれ|ま|みちび|し| who couldn't even suppress their own desires!

完璧 に 管理 せ ね ば なら ん ! → かんぺき||かんり|||||

魔 導 士 主導 の 魔 導 士 の ため の → ま|みちび|し|しゅどう||ま|みちび|し||| Led by the magicians, for the magicians...

魔 導 士 の 国 を 作ら ね ば なら ん の だ 。 ま|みちび|し||くに||つくら|||||| A magicians' country – that is what I had to create!

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