Boogiepop wa Warawanai (2019) Episode 4
( 透 子 ( すいこ ) ) 残念 だ わ まったく …
結局 あなた も “ 今 ” に とどまる だけ の 存在 な の ね
本当 に 残念 な こと だ わ
しかし あなた が いくら 待った ところ で ―
一 向 に 何ひとつ 始まる こと は ない と 思う わ よ
ねえ そう 思わ ない ?
( ブギー ポップ ) 何と でも 言う が いい
どうやら 君 は 僕 と 違って 分裂 は し て い ない よう だ が ―
自動 的 で ある こと に 変わり は ない よう だ ね
どちら に せよ 君 は 終わり だ
先 は ない
( 透 子 ) まだ 何 も 始まって い ない わ よ
私 に は まだ 名前 も 付い て い ない の だ から
( ブギー ポップ ) だったら 今 付け て やる
君 の よう な 存在 は 霧 間 ( き り ま ) 凪 ( なぎ ) の 父親 なら ―
“ イマジ ネーター ” と 呼 ん で い た
フッ
“ 愛 と は 4 月 に 降る 雪 の よう な もの だ ”
“ 思いがけなく しかし 確か に 予感 を 持って い た 存在 ”
だった かしら ?
始まり の 終わり は 同時に 終わり の 始まり で も ある の よ
ブギー ポップ
あなた は 今 私 を 止め た
でも それ は ただ 次 の 終わり を 始め た だけ
( 透 子 ) 私 が 本当 に 地面 に 落ちる まで まだ 時間 が ある
その 間 に あなた は 私 を 見つける こと が できる かしら ?
♪ ~
~ ♪
( 佐和子 ( さわ こ ) ) 時々 夜中 に ハッと 目 が 覚め て しまう こと が ある ん です
( 佐和子 ) 何 か が 胸 の 上 に 乗っかって い て ―
自分 を のぞき込 ん で いる よう な 気 が する ん です
でも 目 を 開け て みる と …
( 飛鳥井 ( あす かい ) ) ふむ 何も ない と いう わけ か
きっと 夢 な ん だ ろ う って 自分 でも 分かって る ん です けど
( 飛鳥井 ) その “ 何 か ” だ が ―
君 に 何 か 話しかけ て くる ん じゃ ない の か ?
そう な ん です ! どう し て ! ?
( 飛鳥井 ) 何 と 言った か 覚え て いる かい ?
いいえ それ が …
( 飛鳥井 ) 思い出 せ ない と いう わけ だ ね
( 飛鳥井 ) 根 が ない な
葉 も 少ない
つぼみ ばかり が 大きい
( 佐和子 ) どうも すみません …
( 飛鳥井 ) その くせ 幹 は 今 に も 折れ そう だ
あっ あの 飛鳥井 先生
( 飛鳥井 ) 僕 が 言う の も 何 な ん だ けど ―
君 は あんまり 受験 と いう もの を 大 ごと に 考え ない ほう が いい
え ?
大学 に 入って も 悩み が なく なる わけ じゃ ない し ―
将来 が 保証 さ れる わけ で も ない
君 は 何となく そう いう こと に 気づ い て いる ん だ
恐らく その 夢 は ―
心 の 奥底 から 発する 大学 進学 に 対し て の ―
“ ちょっと 待て ” と いう 無意識 の サイン な ん だ よ
はい
大学 に 入り たい と 思う こと は 別に 悪い こと でも 何でもない
ただ 思い詰める の は よく ない と いう こと だ よ
分かった … よう な 気 が し ます
( 飛鳥井 ) 少し つぼみ が 緩 ん で き た な
ありがとう ござい まし た
努力 は 本物 な ん だ から ―
あと は 落ち着 い て 進める こと を 考え れ ば いい
はい ! すごく スッキリ し まし た !
先生 は セラピスト と か 何 か そう いう 方面 に 向 い て そう です ね
は あ ?
あっ ごめんなさい 失礼 です ね
ハハッ 考え て おく よ
絵描き じゃ 食え ない って 言う し ね
そう だ 先生
“ 時 に は 4 月 に も 雪 が 降る ” って 何 です ?
え ? 何 だって ?
いえ 例 の 夢 の 中 で その ひと言 だけ 覚え て いる ん です
でも きっと 大した こと じゃ ない と 思い ます
失礼 し まし た
“ 4 月 に も 雪 が 降る ” か
( 飛鳥井 ) 僕 に は 生まれつき ―
“ 人 の 心 の 欠落 し て いる もの ” が 見える 力 が ある
子供 の ころ 読 ん だ 本 の 一節 に ―
“ この 子 が きれい な の は ― ”
“ 心 の 中 に バラ を 1 輪 持って いる から だ ” と あった が ―
僕 の 目 に 映る 光景 は まさに それ だ
しかし どの 植物 も 何 か が 欠落 し て いる
少女 に 根 が なかった よう に どんな 人間 も 必ず 何 か が 欠け て いる
欠け て いる もの は どう しよ う も でき ない
だから 僕 は 時折 言葉 で 補う
でも 何 が 欠け て いる か 分かる だけ な ん だ
( 女子 生徒 ) あっ 雪 !
( 女子 生徒 ) ホント だ きれい !
( 飛鳥井 ) 僕 に は 自分 自身 の それ を 見る こと は でき ない から …
あ ?
えっ ! ?
あっ 危ない !
あっ … う っ …
ハッ
( 透 子 ) フフフ …
どう いう こと だ ?
人 に 見え ない もの が 見える と いう の は ―
決して 楽しい こと で は ない わ ね
何 だって ! ? あ …
( 透 子 ) あなた の 気持ち は とても よく 分かる わ
私 も 昔 は そう だった もの よ
き … 君 も ?
( 透 子 ) ええ 私 は 人 の 死 が 見える ん です も の
“ 死 ” だって ?
( 透 子 ) 正確 に 言う なら ―
“ 命 と さ れ て いる もの が 燃え尽きる 寸前 に 生じる ― ”
“ エネルギー 体 ” と 言う べき かしら
私 は 人 が 死 を 使う こと が できる 可能 性 …
そう いう ふう に 世界 を 創り 変える の が 私 の 使命
私 は 今 の 世界 に とって の 敵
春 に なって も 世界 に 冷た さ を 運ぶ 4 月 に 降る 雪
えっ ?
私 の 仕事 に 協力 し て いた だ け ませ ん ?
飛鳥井 先生
何 の こと だ ? 君 は 一体 誰 な ん だ ?
敵 は 私 の こと を “ イマジ ネーター ” と 呼ぶ わ
( 飛鳥井 ) ま 待て !
あ …
( 琴 絵 ( こと え ) ) お かえり !
( 琴 絵 ) 仁 ( じん ) 兄さん ごはん まだ だ よ ね ?
( 飛鳥井 ) ん … ああ
よかった シチュー 作った から あと で 持って く ね
ああ ありがとう
( 琴 絵 ) なんか 今日 は 疲れ た 顔 し てる ね
( 飛鳥井 ) うん まあ …
そろそろ 追い込み の 時期 だ から ね
( 琴 絵 ) 大変 ねえ
フッ ひと 事 み たい に 言って る けど ―
来年 は 琴 絵 ちゃん も 同じ 境遇 だ ろ ?
あー 私 は どう しよ う かな
仁 兄 さん の 予備 校 に 行 こ う かしら ?
いつ から 美 大 進学 希望 に なった ん だ ?
進路 相談 も し てる ん でしょ う ?
まあ ね
ただ 僕 に 相談 に 来る 子 たち って みんな すごく 真剣 な 人 ばかり だ よ
それ 私 が 真剣 じゃ ない って こと ?
やっぱり そう 見える わ よ ね 私
冗談 だ よ
僕 に 相談 なんか 来 ない ほう が いい ん だ ホント は
え ?
自分 の 悩み は 自分 で 悩む べき な ん だ よ
まして や 受験 の こと じゃ ―
講師 の 僕 は あまり 思い切った こと が 言 え ない
僕 じゃ どう に も なら ない こと ばかり だ
( 琴 絵 ) 仁 兄 さん は 人 の こと 心配 し すぎる の よ
もっと 自分 が 楽 に なる こと も 考え て も いい ん だ と 思う
うん
( 飛鳥井 ) この 子 は 思いやり が あり 優しい いい 子 だ
しかし つぼみ さえ …
ありがとう そう 言って もら える と 心強い よ
どう に も なら ない こと なんて ない わ
なんとか なる 道 は 必ず ある って
( 飛鳥井 ) そう 思 え たら い い ん だ けど ね
( 透 子 ) ただし その 道 と いう の は ―
少し 残酷 で 世 の 正義 に は 反する こと かも …
( 透 子 ) しれ ない けれど も ね
お お前 は ! ?
さっき の 幻覚 幽霊 か ! ?
その 言い 方 は 正確 で は ない わ
正しく は “ 現在 に あらわれ た 未来 ” と 言う べき ね
それとも “ 可能 性 上 の 仮説 の 実体 化 ” と 言う べき かしら ?
飛鳥井 先生 あなた なんとか し たい と は 思わ ない ?
な 何 を だ ?
人 の 心 の 欠落 を
あなた に は 何 が 欠け て いる と 思う ? 飛鳥井 先生
え ?
あなた に 欠け て いる の は 使命 よ
な っ …
あなた に は ほんの 少し だけ 未来 を 見せ て あげる
う わ あっ
ハァ ハァ ハァ … ( 透 子 ) どう ?
( 飛鳥井 ) 今 の は 何 だ ? あの 光景 は …
あなた の 使命 よ 飛鳥井 先生
( 飛鳥井 ) 僕 は あんな こと は し ない !
する か し ない か は あなた の 自由 よ
でも ね あなた に は できる
それ は 変わら ない 事実
ふざける な ! お前 は 何者 だ ?
悪魔 な の か ? それ で 僕 を …
誘惑 ?
いいえ 決める の は あなた
鳥 だって 空 から 落ちる こと も ある し ―
時 に は 4 月 に だって 雪 が 降る こと も ある の よ
飛鳥井 先生
き 消えろ !
( 琴 絵 ) あ あっ あっ えっ ? 何 ?
えっ … あっ ごめん 大丈夫 かい ?
仁 兄 さん … こそ …
( 女子 生徒 ) 聞い て ます ?
( 女子 生徒 ) 先生 ( 飛鳥井 ) ん ? あ … うん
何度 も 同じ 夢 を 見る … だ っけ ?
( 女子 生徒 ) ええ 誰 か が 話しかけ て くる ん です
その 人 の 言葉 を 聞い て いる と なんだか 受験 勉強 も 世 の 中 も ―
どう で も いい よう な 気 が し て くる ん です
私 おかし い ん でしょ う か ?
あ …
先生 ? 飛鳥井 先生
ん ? ああ …
どう かし た ん です か ?
いや 話 を 続け て
( 女子 生徒 ) その 夢 は あまり に も 優し すぎ て …
それ が なんだか 怖い ん です
( 絵 を 丸める 音 ) 何 を やって る ん だ 俺 は
イマジ ネーター …
( 刑事 ) それ じゃあ あの 娘 は あんた に 襲いかかった か と 思う と ―
急に 自分 の 喉 を か っさ ばい ち まった … と ―
そう いう こと だ ね ?
はい
( 静子 ( しず こ ) ) う う …
た 助け て …
( 飛鳥井 ) 誰 だ ?
おい どう かし た の か ?
あっ 君 大丈夫 か ! ?
どう し た ん だ ?
( 静子 ) う う … 助け …
う あっ
( 静子 ) 大声 を 出す な よ 飛鳥井 先生
え ?
( 静子 ) 人 が いい の は 相変わらず だ な
あんた なら 引っかかる と 思った よ
君 は … 確か 今崎 ( いま ざ き ) 君
フッ まさか 覚え て い て くれ た と は ね
さあ カネ だ よ 先生 ある だけ 出し な
それ で 薬 を 買う の か ? 一体 何 が あった ん だ ?
そんな こと は どう でも いい だ ろ !
早く カネ を 出せ って 言って ん だ よ
( 刑事 ) あの 娘 あんた の 知り合い だって ?
( 飛鳥井 ) はい 名前 は 今崎 静子
私 の 教え子 の 1 人 で とても 優秀 な 生徒 で し た
( 刑事 ) 恨み を 買って い た と か 思い当たる 節 は ?
ある かも しれ ませ ん
まあ こっち の 調べ だ と 家庭 環境 が 原因 の よう だ が ね
彼女 の 相談 を 受け た とき に 助け られ なかった ん です きっと
( 静子 ) ほら さっさと しろ 死に たく なけりゃ カネ だ !
殺す ん なら 殺せ ば いい
私 は 本気 だ よ !
僕 だって 本気 だ !
う …
なのに 君 は 簡単 に 薬 なんか に 逃げ て
そんな 物 が 一体 何 の 役 に 立つ ん だ !
何 だ よ 急に
( 飛鳥井 ) ハイ に な ろ う が どう しよ う が ―
結局 僕 たち に は どう に も なら ない ん だ よ !
( 静子 ) う う っ
ハッ !
( 透 子 ) そう 薬 … で も これ は 自分 用 の 物 じゃ ない
お前 は !
誤解 し ない で
今 の 一 連 の 行動 は 全て この 子 の 意志 に よる もの よ
でも この 子 も やり たく て やった わけ じゃ ない
( 刑事 ) あの 娘 は 別件 で 追いかけ て た ルート の 売 人 の 1 人 だった
前 から 知って い た ん です か ?
ああ マーク は し て い た 本丸 を たたく ため に ね
ねえ この 麻薬 は 何 だ と 思う ? 飛鳥井 先生
売ら さ れ て いた ん だ ろ
ご 名答
初心 者 向け の 安物 ね
カネ を 稼ぐ だけ なら ―
もっと 手っ取り早い 方法 は ある のに ね
かわいそう に
こんな ボロボロ の 姿 じゃ それ も でき ない
カネ を 作る ため に は 言いなり に なる しか ない の
でも この 子 は どう し て も それ が でき なかった
悲しい 話 ね
自分 み たい な 人間 を 増やし たく ない と 思い つつ ―
でも どう する こと も でき ない
それ で 昔 優しく し て くれ た 記憶 の ある あなた を 頼った の よ
この 子 は
( 飛鳥井 ) 知って い て あなた 方 は …
( 刑事 ) 我々 も どう する こと も でき ん よ
あそこ まで いって しまう と ね
( 透 子 ) でも ね 飛鳥井 先生
どっちみち この 子 は もう 終わり な の
何 だ と ?
薬 で 体 は ズタズタ
ほっと い て も もう 1 か月 と もた ない の
もう どう しよう も ない まま むなしく 切なく ―
寂しい まん ま 死 ん で いく しか ない の
くっ …
でも あなた なら や れる こと が ある かも しれ ない わ
あっ ああ … あっ …
この 自殺 も 覚悟 の 上 み たい な 感じ だし な
( 飛鳥井 ) 自殺 … です か
ああ あんた は すぐ 帰 れる よ 目撃 者 も いる よう だ し ね
自殺 …
( 女性 の 悲鳴 )
( 静子 ) ちくしょう … ちくしょう …
ちくしょう …
ちく しょ …
( 刑事 ) なあ 飛鳥井 さん
( 飛鳥井 ) 何 です ?
( 刑事 ) あんた あの 子 が 死ぬ の を みとった とき ―
何 か 言った の か ?
なぜ です ?
いや あの 子 あんな 死に 方 し た の に 妙に 死に 顔 が 穏やか で な
何て の か 心 の 中 の トゲ が 全部 取れ ち まった よう な
そんな 仏 だった んで ね
( 飛鳥井 ) そう です か 私 は 別に 何 も …
( 飛鳥井 ) 忙しく なる な これ から
( 正樹 ( まさき ) ) やめ て くれ ! この 子 は 関係ない !
( 少年 ) 何 だ ? いまさら かっこ つけ や がって
( 少年 ) て め え は とっとと う せろ !
( 少年 ) こっち は その 女 と お 楽しみ だ
( 正樹 ) や … やめろ
( 飛鳥井 ) お ー い そこ の 君
勘違い し て いる かも しれ ない ので 一応 聞く が
( 少年 ) だ 誰 だ ?
( 飛鳥井 ) 君 は その 女の子 を 助け たい の か ?
は はい
なるほど
では ここ は 僕 に 任せ て 早く 逃げ た まえ
はい ! あ … ありがとう ござい ます !
( 少年 ) お おい 待て !
( 飛鳥井 ) 待つ の は 君 ら だ ( 少年 ) ん だ と ?
( 少年 ) 何 な ん だ て め え
いや 別に 君 ら に 恨み が ある わけ じゃ ない が
少し ばかり ―
実験 台 に なって もら お う と 思って
( 衝撃 音 )
あ あっ
あ …
あんた 一体 そい つ ら に 何 し た ん だ ?
言って も 分かる まい
ただ 危害 を 加え た わけ で は ない よ
むしろ 幸福 に して やった ん だ
な 何 言って ん だ よ 一体 何者 だ ? あんた
( 飛鳥井 ) ん ? そう いえ ば …
なあ 何て 名前 だ っけ ?
( 透 子 ) イマジ ネーター よ
そう そう そい つ だ
( 少年 ) あっ ああ あ あっ
( 少年 の 体 を 貫く 音 )
( 口笛 )
( 真理子 ( まりこ ) ) わ あ なんて きれい な 音色
フフ … きれい に 聞こえ た と し たら
それ は あなた の “ この 音 が 好き ” と いう 気持ち が そう さ せ た の よ
( 真理子 ) 生前 透 子 さん は よく 言って い まし た
( 透 子 ) 小宮 ( こみ や ) さん この世 の 中 に は ―
決まり 事 なんて ホント は 何も ない の よ
鳥 が 空 から 落ちる こと も ある し 4 月 に 雪 が 降る こと だって ある
( 真理子 ) 透 子 さん …
( ブギー ポップ ) 君 は … ( 真理子 ) ハッ !
( ブギー ポップ ) 水 乃 星 ( みな ほし ) 透 子 の 後 を 追い たい の かい ?
しかし 君 が そこ から 飛び降り た ところ で ―
彼女 の ところ へ は 行け まい
あなた … ブギー ポップ ?
ほう 僕 の こと を 知って いる ん だ ね
( 真理子 ) どう いう こと よ ?
私 が 透 子 さん の ところ に 行け ない って
( ブギー ポップ ) それ は 簡単 だ
水 乃 星 透 子 と 違って 君 は 自ら の 意志 で 命 を 絶 と う と し て いる
君 は 僕 を 知って いる の だ ろ う ?
だったら 僕 の 役目 も 知って いる はず だ
( 真理子 ) ま まさか それ じゃ …
そう だ 僕 は 死 神
水 乃 星 透 子 は 僕 が 殺し た の さ
ど どう し て !
( ブギー ポップ ) 彼女 が 世界 の 敵 だった から だ
あるいは こう いう 言い 方 も できる よ
“ 水 乃 星 透 子 は まだ ― ”
“ あの世 と やら に 着 い て さえ い ない ” と ね
ど どう いう 意味 ?
今 どこ に いる の か 僕 に も 分から ない と いう こと だ
それ でも 死ぬ かい ?
でも … でも …
だって …
あ … あ あっ
ああ …
( ブギー ポップ ) 悪い けど 君 を 殺す 気 は ない よ
残念 ながら 君 に は それ だけ の 価値 は ない
もう ここ に は い ない よう だ な
それにしても まだ 続 い て いる の か
イマジ ネーター
♪ ~
~ ♪