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夏目友人帳 (Natsume's Book of Friends), Natsume Yuujinchou (Natsume's Book of Friends) Episode 7

Natsume Yuujinchou (Natsume 's Book of Friends ) Episode 7

また そんな 顔 し て 唇 噛み締め て

弱 さ を 隠し てる けど

その 瞳 の 奥 うずくまる 君 が

本当 の 心 なら

思って 泣 い て 一 人 で 不安 で

なんで 痛い の 持って ん だ

僕 に そっと 預け て よ

直ぐ じゃ 無理 と 思う の なら ば

少しずつ で いい

翼 の 無い 僕等 は きっと

飛 べ ない と 決め付け てる だけ

声 の 限り 君 を 呼ぶ よ 迷わ ない よう に

フワリ 心 舞い上がれ あの 風 に 乗 せ て

まだ ある 人間 の ぼうし

白く て 綺麗 雪 みたい

白 白 的 真 好 看 像 雪 一 樣

誰 も 拾って くれ ない の

だったら 家 に 来る ?

綺麗 母 様 に 見せよ

母 様

媽媽

男子 たる もの が めそめそ と

男子 漢 可 不能 哭 哭 啼 啼 的

これ から は 一 人 で 生き て いく の だ

以後 還 要 一 個人 生活 下 去 的

行って き ます 塔 子 さん

我 走 了 塔 子 阿 姨

気 を つけ て 楽し ん で き て ね

路上 小心 玩 得 開 心 哦

はい

好 貴志 貴志

はい

是 勉強 合宿 で 雁 羽 温泉 へ 行く そう だ ね うん はい

すいません 合宿 の 費用 を 出し て いた だい て

そんな こと は 気 に し なく て も いい

不用 在 意 那 個

ちょっと 頼み こと が ある ん だ

温泉 近く の 山 に ある 窯 元 で 茶碗 を 受け取って き て くれ ない か

もう すぐ 出来上がる と 連絡 が あった んで ね

頼 め る か な

もちろん です 滋 さん

沒 問題 滋 叔

不気味 な 笑い だ な 夏目

あ 先生 何時の間に

用心棒 が ついてくる の は 当然 だ ろ う

そう だ けど

で 何 が そんなに 嬉しい の だ

嬉しい もの な ん だ な

誰 か から 何 か を 頼ま れる って

たけ き 者 も 遂に は 滅び ぬ

害 人 者 終 將 走 向 末路

ひと へ に 風 の 前 の 塵 に 同じ

就 像 風 前 塵 土

よし 午前 中 は ここ まで に する か

好 了 上 午 就 到 這 裡 了

昼 飯 まで 自由 時間 だ

中 飯 之 前 是 自由 時間

よ しゃ ー さて 何 する

太 好 了 接 下 來 要 做 什麼

先 ず は 温泉 だ ろ う 温泉

な 夏目

悪い 俺 ちょっと 有事 ある から

抱 歉 我 還 有 點 事

あ そう な の

えっ と たぶん この 辺 だ と 思う ん だ けど

あそこ か

弱虫 の ちび 狐

まだ 森 を ウロチョロ し て ん の か

役立た ず は 目障り な ん だ よ

この この この

蠢 貨 蠢 貨

森 から 出て 行け 役立た ず

この この この

蠢 貨 蠢 貨

役立た ず ?

無能

出て 行 けっ つ っと ん や

給 我 滾 出 去

止めろ

住 手

誰 是 誰 何 やって ん だ お前 達

こんな 小さな 子 を いじめ て

居 然 欺 負 這 麼 小 的 孩 子

き さま 人 の 子 か

人 の この くせ に 我ら を 甘く 見る と は

人類 居 然 敢 小 看 我 們

生意気 な

真 是 囂 張

食 ろう て やろ う

まあ いっか

算 了

相変わらず おせっかい だ な 夏目

仕方ない だ ろ う

しかし とんだ 無駄 あし だった わ

可 是 今 天 算 白 來 了

また 出直さ ね ば なら ん と は

必須 下 次 再 來 了

仕方 が ない さ

茶碗 が 焼きあがる の は 明日 だって 言う ん だ から

因 為 茶碗 明 天 才能 燒 好

人間 と は 面倒くさい 生き物 だ な

人類 還 真 是 麻 煩 的 生物

たかが 食い物 を 入れる だけ の 器 皿

不 過 是 盛 放 食物 的 器 皿

近く の スーパー 辺 で 買え ば よか ろ う が

在 附近 的 超 市 里 打 發 了 不 就 好 了

それ を いったら 身 も 蓋 も ない だ ろ

身 は 器 じゃ ない だ ろ う

身 體 又 不 是 容器

何 言って ん だ

人間 は 嫌い だ けど

我 討 厭 人 類 可 是

夏目 行った ぞ

夏目 接 球

オーライ オーライ

ナイス

漂 亮

夏目 寝る な

夏目 給 我 醒 醒

夏目 …

夏目 …

先 夏目 君 の 流れ弾 に 当たった の よ

あ ごめん ごめん

抱 歉 抱 歉

晩 飯 な ん だ ろ う な 夏目

あ 楽しみ だ な

夏目 は よく 笑う

夏目 很 愛 笑

でも なんか 嘘 っぽい

但 是 像 是 假 裝 的 一 樣

言葉 も 仕草 も 気配 も

どこ か 嘘 っぽい

總 感 覺 不 真 實

本当 は 人間 じゃ ない の かも

或 許 他 並 不 是 人類

本当 は 僕 と 同じ で 人間 に 化け て て

只 是 像 我 一 樣 變 幻 成人 類 的 樣 子

僕 と 同じ 一 人 ぼ っち で

其 實 他 和 我 一 樣 獨 自 一 人

だったら 一緒に この 森 に 住 ん で くれ たら いい のに

ねえ 母 様

まいった な

麻 煩 了

明日 に は 家 へ 帰る し

我 明 天 就 要 回 家

妙 な なつき 方 し たら かわいそう だ

他 要 是 喜 歡 上 我 那 就 太 可憐 了

もう 遅い わ

已 經 遲 了 哦

うるさい ぞ 先生

ちょ ー 最悪

これ は 茶碗 を 取り に 行く どころ じゃ ない よ

現在 也 不能 去 拿 茶碗 了

授業 まで に 戻 れる か どう か

夏目 殿

夏目 大人

空耳 か

ありがとう

母 様 僕 に 役 に 立て まし た よ

ありがとう って

もう 役立た ず じゃ あり ませ ん よ ね

我 不 再 一 無 是 處 了

明日 は きのこ を とろ う

いっぱい とって 夏目 に 分けて やろ う

多 採 一 點 分 給 夏 目 一 些

おや ちび 狐

まだ いやがった か

懲り ない やつ だ な

失 せろ って 言った ろ

この この この

臭 小 子 臭 小 子 …

この 森 に は 役立た ず はいら ねえ ん だ よ この

違う もう 役立た ず じゃ ない

不 是 的 我 有用 的

くそ い た たた た

該 死 痛 痛 …

こいつ

この ちび 許 さ ん ぞ

止めろ って 言った だ ろ う

こいつ は …

昨日 の

昨 天 的

げんこつ じゃ 足りない って の か

夏目 殿 夏目 殿

夏目 大人 夏目 大人

誰 だ

是 誰

お 忘れ です か 夏目 レイコ 殿

春 が 来 た なら

名前 を お 返し くださる と おしゃ った で は あり ませ ん か

レイコ め 相変わらず 罪 作り な こと よ

玲子 還 真 是 到 處 惹 事

春 って もう 何度 目 の 春 な ん だ よ

あなた です か 呼 ん だ の は

先生 茶碗 を 頼む

受け取れ 早 蕨

請 收 下 早 蕨

お前 の 名 だ

夏目 って あの 友人 帳 の 持ち主 の

確か に お返し いただき まし た

我 已 收 下

友人 帳 聞い た こと が ある

名前 を 書か れ た もの は 主従 の 契約 で 結ば れる と

只 要 被 寫 上 名字 就 會 結 下 主 從 契約

名前 取ら れる 逃げろ

何 言って ん だ あいつ ら

たった 今 名前 を 返し た もの が

剛 剛 歸 還 了 名字 的 人

名前 を 奪う わけな か ろ う が

僕 の 名前 が 書 い て あり ます

這 上 面 寫 著 我 的 名字

僕 を 子分 に し て 下さい

きっと お 役 に 立って みせ ます

我 一定 會 派 上 用 場 的

いら ない よ

不 需要 哦

僕 が 弱い から ?

僕 なんか 役 に 立た ない ?

こんな もの で 縛り あい たく ない

僕 達 は 親分 子分 の 関係 じゃ ない

我 們 之 間 不 是 主 從 關係

だ ろ

もっと 別 の 繋がり だ と 俺 は 思って いる よ

我 覺 得 一定 有 著 其他 的 羈絆 哦

まあ 素敵 な 色 だ わ

哇 好 漂 亮 的 顏 色

着替え て き ます

我 去 換 衣服

知人 から いい 窯 元 を 紹介 さ れ て ね

家族 が 増え た ので この 際 に と 思った ん だ

剛 好 家庭 成 員 又 多 了一 個

これ が 君 の だ 貴志

ありがとう ございます

あの 子 狐 に 言った 通り だ

何 の こと だ 夏目

役 に 立つ 立た ない じゃ ない ん だ

不 是 有 沒 有用 的 問題

さっぱり 分から ん

やっぱり 綺麗

果 然 很 漂 亮

夏目 に も 見せ たい な

好 想 讓 夏目 也 看看

夏目 夏目 に 会い たい

夏目 好 想 見 夏目

男子 たる もの が めそめそ と

男子 漢 不 能動 不動 就 哭

強く なって いつか 夏目 の 役 に 立つ と 決め た の だ

そんなに 夏目 に 会い たい か

うわさ は 聞い て いる

我 聽 到 了 傳 聞

お前 友人 帳 を 持つ あの 夏目 と 知り合った そう だ な

まだ 人間 に 化け られ ない の か

もし わし に 腹 いっぱい 魚 を 食わせ て くれ たら

夏目 に 会 える 方法 を 教え て やって も いい ぞ

これ で 夏目 に 会 える 方法 を 教え て くれる ?

はは は ばか な 子 狐 だ

騙さ れる と は

そんな ばか だ から お前 は いつも 一 人 だった

夏目 は お前 の こと など とっくに 忘れ てる だ ろ う さ

受け取れ 子 狐

一 日 だけ 人間 に な れる 薬 だ

這 是 能 變 成人 類 一 天 的 藥

人間 に な れる 薬 ?

變 成人 的 藥

会 い なけ れ ば 自分 から 会い に 行け ば いい

如 果 想 見 就 去 見 他

それ だけ の 話 だ ろ う

就 這 麼 簡 單

そう だ 会い に 行け ば いい ん だ

よし 僕 だって 狐 の はしくれ だ

人間 界 に 行け ば 夏目 の 匂い を たど れる

行って き ます 母 様

我 走 了 媽媽

夏目 は 一 人 で 寂し がって ない か な

夏目 の 匂い

夏 目的 氣 息

夏目 夏目 の 匂い は

夏目 夏 目的 氣 息

会い たい

想 見 他

おら おら どこ 見 て 歩 い てん だ よ

夏目 どこ

夏目

夏目

あら あら 大丈夫 一 人 な の お 母 さん は

一 人 なんて 平気

我 一 個人 也 沒 問題 的

会い たい 会い たい

想 見 他 想 見 他

どこ 夏目 は どこ

夏目

夏目

来 た 引け 引け

上 鉤 了 快 拉

で っか い な

好 大

また 夏目 かよ 大量 じゃ ん

悪い な

何 食 って ん だ よ

夏目 の 匂い いる ん だ 近く に

夏 目的 氣 息 找 到 了 就 在 附近

会 える ん だ

快 見 到 了

焼け まし た よ 貴志 君 の やま め

おお これ は これ は 立派 な や まめ だ

いただく よ 貴志

はい

好 貴志 君 は 川 魚 大丈夫 な の よ ね はい 僕 は 何でも

是 的 我 不 挑 食

苦手 な もの は 遠慮 なく 言って ね

滋 さん は ね ピーマン だめ な の よ

滋 叔 他 呀 不 愛 吃 青 椒

小さい 子 み たい でしょ う

像 個 孩 子 似 的

実は 僕 も 小さい 頃 は 苦手 で し た

其 實 我 小 時候 也 不 太 愛 吃 的

そう か 味方 が でき た な は は は

い や ー 塔 子 さん この やま め なかなか いけ ます よ

塔 子 這 魚 很 不 錯 哦

じゃ 私 も いただ こ う かな

どうぞ どうぞ

どう です か

怎 麼 樣

うん 美味しい

うわ ー 嬉しい こんな 美味しい もの いた だい て ね

能 吃 到 這 麼 好 吃 的 魚 真 高 興

よかった 夏 目 楽し そう だった

太 好 了 夏目 看 起 來 很 開 心

寂しく なんか なかった

一 點 都 不 寂 寞

寂しい の は 寂しかった の は 僕

寂 寞 的 寂 寞 的 … 只 有我

待って

等 等

やっぱり あの 時 の 子 狐 か

ありがとう 会い に 来 て くれ た ん だ ね

可愛い ぼうし だ ね

很 可愛 的 帽子 哦

ご飯 食べ て 一緒に 帰 ろ う

道 覚え なく ちゃ

我 得 記 住 怎 麼 走

今度 は 俺 が 会い に 行く よ

お前 は 偉い ね

俺 は 寂しく て も 踏み出す の が 怖く て

なんとか しよう なんて 思わ なかった

不 會 想 去 做 些 什麼

だから いっぱい いろんな もの に 気付 け なかった の かも しれ ない な

色づく 西 空 に

差し込む 一筋 の 陽

夕立 の 雨上がり に

気付く 夏 の 匂い

ひしめく 光 が 照らす

想い に 耳 を 澄ま せ ば

聴 こえ し 友 の 面影

夏 夕 空 薫り 立つ

鮮やか な 過ぎ去り し 日々

心 の まま 笑い あった

あの 夏 の 思い出 よ

その 人 に は 妖怪 が 見え た

那 個人 過去 能 看見 妖怪

心 を 交わし やがて 大切 な 存在 に なった

兩 人 真心 相 待 彼 此 相愛

でも ある 日

但 是 有 一 天

妖 の 姿 が 見え なく なった か

あの 人 が 幸せ で いる なら

只 要 那 人 能 獲得 幸福

私 は かまわ ない

我 無 怨 無 尤

本当 かい キヨ

Natsume Yuujinchou (Natsume 's Book of Friends ) Episode 7 natsume|yuujinchou|natsume||book||friends|episode Natsume Yuujinchou (Natsumes Buch der Freunde) Episode 7 Natsume Yuujinchou (Natsume's Book of Friends) Episode 7 Natsume Yuujinchou (Natsume's Book of Friends) Episode 7 夏目友人帐第 7 集

また そんな 顔 し て 唇 噛み締め て ||かお|||くちびる|かみしめ| mata sonna kao shite

弱 さ を 隠し てる けど じゃく|||かくし||

その 瞳 の 奥 うずくまる 君 が |ひとみ||おく||きみ| I see behind your eyes

本当 の 心 なら ほんとう||こころ| 本当の 心なら

思って 泣 い て 一 人 で 不安 で おもって|なき|||ひと|じん||ふあん| 笑って

なんで 痛い の 持って ん だ |いたい||もって|| 何で痛いの

僕 に そっと 預け て よ ぼく|||あずけ||

直ぐ じゃ 無理 と 思う の なら ば すぐ||むり||おもう||| すぐじゃ 無理と 思うのならば

少しずつ で いい すこしずつ|| 少しずつ でいい

翼 の 無い 僕等 は きっと つばさ||ない|ぼくら|| 翼の ない 僕ら きっと

飛 べ ない と 決め付け てる だけ と||||きめつけ||

声 の 限り 君 を 呼ぶ よ 迷わ ない よう に こえ||かぎり|きみ||よぶ||まよわ||| 声の 限り 君を 呼ぶよ

フワリ 心 舞い上がれ あの 風 に 乗 せ て ふわり|こころ|まいあがれ||かぜ||じょう|| ふわり 心 舞い上がれ

まだ ある 人間 の ぼうし ||にんげん||

白く て 綺麗 雪 みたい しろく||きれい|ゆき| It's white and pretty. Almost like snow.

白 白 的 真 好 看 像 雪 一 樣 しろ|しろ|てき|まこと|よしみ|かん|ぞう|ゆき|ひと|さま

誰 も 拾って くれ ない の だれ||ひろって||| Nobody's coming to pick it up?

だったら 家 に 来る ? |いえ||くる Then, do you want to come with me?

綺麗 母 様 に 見せよ きれい|はは|さま||みせよ Pretty! Let's show it to mother.

母 様 はは|さま ...Mother.

媽媽 まま

男子 たる もの が めそめそ と だんし|||||

男子 漢 可 不能 哭 哭 啼 啼 的 だんし|かん|か|ふのう|こく|こく|てい|てい|てき

これ から は 一 人 で 生き て いく の だ |||ひと|じん||いき|||| From now on, I'm going to have to live by myself!

以後 還 要 一 個人 生活 下 去 的 いご|かえ|かなめ|ひと|こじん|せいかつ|した|さ|てき

行って き ます 塔 子 さん おこなって|||とう|こ| I'll be going, Mrs. Touko.

我 走 了 塔 子 阿 姨 われ|はし|さとる|とう|こ|おもね|い

気 を つけ て 楽し ん で き て ね き||||たのし||||| Be careful. Have fun, okay?

路上 小心 玩 得 開 心 哦 ろじょう|しょうしん|もてあそ|とく|ひらき|こころ|が

はい Alright.

好 貴志 よしみ|きし Takashi. 貴志 きし

はい Yes?

是 勉強 合宿 で 雁 羽 温泉 へ 行く そう だ ね ぜ|べんきょう|がっしゅく||がん|はね|おんせん||いく||| うん はい

すいません 合宿 の 費用 を 出し て いた だい て |がっしゅく||ひよう||だし||||

そんな こと は 気 に し なく て も いい |||き|||||| You don't have to worry about that.

不用 在 意 那 個 ふよう|ざい|い|な|こ

ちょっと 頼み こと が ある ん だ |たのみ||||| I have a little favor to ask of you.

温泉 近く の 山 に ある 窯 元 で 茶碗 を 受け取って き て くれ ない か おんせん|ちかく||やま|||かま|もと||ちゃわん||うけとって||||| Near those hot springs is a pottery, could you pick up my order from them?

もう すぐ 出来上がる と 連絡 が あった んで ね ||できあがる||れんらく|||| They contacted me, saying that it would be done soon.

頼 め る か な たの|||| Can I leave it to you?

もちろん です 滋 さん ||しげる| Of course, Mr. Shigeru.

沒 問題 滋 叔 ぼつ|もんだい|しげる|しゅく

不気味 な 笑い だ な 夏目 ぶきみ||わらい|||なつめ

あ 先生 何時の間に |せんせい|いつのまに

用心棒 が ついてくる の は 当然 だ ろ う ようじんぼう|||||とうぜん||| It's a given to take your bodyguard along with you.

そう だ けど

で 何 が そんなに 嬉しい の だ |なん|||うれしい|| And? What are you so happy about?

嬉しい もの な ん だ な うれしい||||| It's always pleasant to have someone depend on you.

誰 か から 何 か を 頼ま れる って だれ|||なん|||たのま||

たけ き 者 も 遂に は 滅び ぬ ||もの||ついに||ほろび| "The proud do not endure, they are like a dream on a spring night; the mighty fall at last, they are as dust before the wind."

害 人 者 終 將 走 向 末路 がい|じん|もの|しま|しょう|はし|むかい|まつろ

ひと へ に 風 の 前 の 塵 に 同じ |||かぜ||ぜん||ちり||おなじ

就 像 風 前 塵 土 つ|ぞう|かぜ|ぜん|ちり|つち

よし 午前 中 は ここ まで に する か |ごぜん|なか|||||| Alright, let's stop here for the morning classes. You're all free until lunch time.

好 了 上 午 就 到 這 裡 了 よしみ|さとる|うえ|うま|つ|とう|は|り|さとる

昼 飯 まで 自由 時間 だ ひる|めし||じゆう|じかん|

中 飯 之 前 是 自由 時間 なか|めし|ゆき|ぜん|ぜ|じゆう|じかん

よ しゃ ー さて 何 する ||-||なん| Alright! What should we do?

太 好 了 接 下 來 要 做 什麼 ふと|よしみ|さとる|つ|した|らい|かなめ|さく|しるま

先 ず は 温泉 だ ろ う 温泉 さき|||おんせん||||おんせん

な 夏目 |なつめ

悪い 俺 ちょっと 有事 ある から わるい|おれ||ゆうじ|| Sorry... I have some things to do.

抱 歉 我 還 有 點 事 いだ|けん|われ|かえ|ゆう|てん|こと

あ そう な の Oh?

えっ と たぶん この 辺 だ と 思う ん だ けど ||||ほとり|||おもう||| Let's see... I think it's around here, but...

あそこ か

弱虫 の ちび 狐 よわむし|||きつね Weakling fox pup.

まだ 森 を ウロチョロ し て ん の か |しげる|||||||

役立た ず は 目障り な ん だ よ やくだた|||めざわり|||| You're useless, a real eyesore.

この この この

蠢 貨 蠢 貨 うごめ|か|うごめ|か

森 から 出て 行け 役立た ず しげる||でて|いけ|やくだた| Get out of the forest, useless one!

この この この Useless?

蠢 貨 蠢 貨 うごめ|か|うごめ|か

役立た ず ? やくだた|

無能 むのう

出て 行 けっ つ っと ん や でて|ぎょう||||| I'm telling you to get out!

給 我 滾 出 去 きゅう|われ|こん|だ|さ

止めろ とどめろ Cut it out!

住 手 じゅう|て

誰 是 誰 だれ|ぜ|だれ W-who? 何 やって ん だ お前 達 なん||||おまえ|さとる What are you doing, bullying this small child...?

こんな 小さな 子 を いじめ て |ちいさな|こ|||

居 然 欺 負 這 麼 小 的 孩 子 い|ぜん|あざむ|ふ|は|ま|しょう|てき|がい|こ

き さま 人 の 子 か ||じん||こ| You... you're a human child?

人 の この くせ に 我ら を 甘く 見る と は じん|||||われら||あまく|みる|| You're a human child and you dare take us lightly? You insolent little...

人類 居 然 敢 小 看 我 們 じんるい|い|ぜん|かん|しょう|かん|われ|ら

生意気 な なまいき|

真 是 囂 張 まこと|ぜ|ごう|ちょう

食 ろう て やろ う しょく|||| I'll eat you whole!

まあ いっか I guess it's okay.

算 了 さん|さとる

相変わらず おせっかい だ な 夏目 あいかわらず||||なつめ You're as meddlesome as ever, Natsume.

仕方ない だ ろ う しかたない||| It can't be helped.

しかし とんだ 無駄 あし だった わ ||むだ|||

可 是 今 天 算 白 來 了 か|ぜ|いま|てん|さん|しろ|らい|さとる

また 出直さ ね ば なら ん と は |でなおさ|||||| We have to come again later.

必須 下 次 再 來 了 ひっす|した|つぎ|さい|らい|さとる

仕方 が ない さ しかた||| There's no helping it. They said the bowls won't be done firing until tomorrow.

茶碗 が 焼きあがる の は 明日 だって 言う ん だ から ちゃわん||やきあがる|||あした||いう|||

因 為 茶碗 明 天 才能 燒 好 いん|ため|ちゃわん|あき|てん|さいのう|やき|よしみ

人間 と は 面倒くさい 生き物 だ な にんげん|||めんどうくさい|いきもの|| Humans are troublesome. All this just for something to eat from... You could just buy something from a local supermarket.

人類 還 真 是 麻 煩 的 生物 じんるい|かえ|まこと|ぜ|あさ|わずら|てき|せいぶつ

たかが 食い物 を 入れる だけ の 器 皿 |くいもの||いれる|||うつわ|さら

不 過 是 盛 放 食物 的 器 皿 ふ|か|ぜ|さかり|はな|しょくもつ|てき|うつわ|さら

近く の スーパー 辺 で 買え ば よか ろ う が ちかく||すーぱー|ほとり||かえ|||||

在 附近 的 超 市 里 打 發 了 不 就 好 了 ざい|ふきん|てき|ちょう|し|さと|だ|はつ|さとる|ふ|つ|よしみ|さとる

それ を いったら 身 も 蓋 も ない だ ろ |||み||ふた|||| You're saying it too bluntly.

身 は 器 じゃ ない だ ろ う み||うつわ|||||

身 體 又 不 是 容器 み|からだ|また|ふ|ぜ|ようき

何 言って ん だ なん|いって||

人間 は 嫌い だ けど にんげん||きらい||

我 討 厭 人 類 可 是 われ|う|いと|じん|るい|か|ぜ

夏目 行った ぞ なつめ|おこなった| Natsume! It's all yours!

夏目 接 球 なつめ|つ|たま

オーライ オーライ おーらい|おーらい I got it! I got it!

ナイス Nice!

漂 亮 ただよ|あきら

夏目 寝る な なつめ|ねる| Natsume, don't sleep!

夏目 給 我 醒 醒 なつめ|きゅう|われ|せい|せい

夏目 … なつめ Natsume.

夏目 … なつめ

先 夏目 君 の 流れ弾 に 当たった の よ さき|なつめ|きみ||ながれだま||あたった|| That stray shot was meant for you, Natsume.

あ ごめん ごめん

抱 歉 抱 歉 いだ|けん|いだ|けん

晩 飯 な ん だ ろ う な 夏目 ばん|めし|||||||なつめ I wonder what's for dinner, Natsume!

あ 楽しみ だ な |たのしみ|| Yeah, I'm looking forward to it.

夏目 は よく 笑う なつめ|||わらう Natsume smiles a lot.

夏目 很 愛 笑 なつめ|こん|あい|わら

でも なんか 嘘 っぽい ||うそ| But it seems fake.

但 是 像 是 假 裝 的 一 樣 ただ|ぜ|ぞう|ぜ|かり|そう|てき|ひと|さま

言葉 も 仕草 も 気配 も ことば||しぐさ||けはい| His words, actions, and the feeling he gives off all seem fake somehow.

どこ か 嘘 っぽい ||うそ|

總 感 覺 不 真 實 さとし|かん|さとる|ふ|まこと|まこと

本当 は 人間 じゃ ない の かも ほんとう||にんげん|||| Maybe he's not really human. Maybe he's like me, and only pretends to be a human.

或 許 他 並 不 是 人類 ある|ゆる|た|なみ|ふ|ぜ|じんるい

本当 は 僕 と 同じ で 人間 に 化け て て ほんとう||ぼく||おなじ||にんげん||ばけ||

只 是 像 我 一 樣 變 幻 成人 類 的 樣 子 ただ|ぜ|ぞう|われ|ひと|さま|へん|まぼろし|せいじん|るい|てき|さま|こ

僕 と 同じ 一 人 ぼ っち で ぼく||おなじ|ひと|じん||| Maybe he's alone like me.

其 實 他 和 我 一 樣 獨 自 一 人 その|まこと|た|わ|われ|ひと|さま|どく|じ|ひと|じん

だったら 一緒に この 森 に 住 ん で くれ たら いい のに |いっしょに||しげる||じゅう|||||| In that case... he should live in this forest with me! Don't you think so, Mother?

ねえ 母 様 |はは|さま

まいった な

麻 煩 了 あさ|わずら|さとる

明日 に は 家 へ 帰る し あした|||いえ||かえる|

我 明 天 就 要 回 家 われ|あき|てん|つ|かなめ|かい|いえ

妙 な なつき 方 し たら かわいそう だ たえ|||かた||||

他 要 是 喜 歡 上 我 那 就 太 可憐 了 た|かなめ|ぜ|よろこ|かん|うえ|われ|な|つ|ふと|かれん|さとる

もう 遅い わ |おそい|

已 經 遲 了 哦 い|けい|ち|さとる|が

うるさい ぞ 先生 ||せんせい Shut up, Master.

ちょ ー 最悪 |-|さいあく

これ は 茶碗 を 取り に 行く どころ じゃ ない よ ||ちゃわん||とり||いく|||| We can't get the bowls like this and I don't even know if I'll be able to get back for the afternoon classes.

現在 也 不能 去 拿 茶碗 了 げんざい|や|ふのう|さ|だ|ちゃわん|さとる

授業 まで に 戻 れる か どう か じゅぎょう|||もど||||

夏目 殿 なつめ|しんがり Reiko Natsume...

夏目 大人 なつめ|おとな

空耳 か そらみみ| Is it my imagination?

ありがとう

母 様 僕 に 役 に 立て まし た よ はは|さま|ぼく||やく||たて||| Mother, I was finally of some use. I was told "Thank you."

ありがとう って

もう 役立た ず じゃ あり ませ ん よ ね |やくだた||||||| I'm no longer useless. Tomorrow, I'll go pick some mushrooms. I'll pick a bunch and share some with Natsume!

我 不 再 一 無 是 處 了 われ|ふ|さい|ひと|む|ぜ|ところ|さとる

明日 は きのこ を とろ う あした|||||

いっぱい とって 夏目 に 分けて やろ う ||なつめ||わけて||

多 採 一 點 分 給 夏 目 一 些 おお|と|ひと|てん|ぶん|きゅう|なつ|め|ひと|さ

おや ちび 狐 ||きつね What's this, fox pup, you're still around?

まだ いやがった か

懲り ない やつ だ な こり|||| You just don't learn. We told you to get out of our sight!

失 せろ って 言った ろ うしな|||いった|

この この この You little! You little! You little! You little! You little!

臭 小 子 臭 小 子 … くさ|しょう|こ|くさ|しょう|こ

この 森 に は 役立た ず はいら ねえ ん だ よ この |しげる|||やくだた||||||| In this forest, we don't need useless ones!

違う もう 役立た ず じゃ ない ちがう||やくだた||| You're wrong! I'm not useless anymore!

不 是 的 我 有用 的 ふ|ぜ|てき|われ|ゆうよう|てき

くそ い た たた た

該 死 痛 痛 … がい|し|つう|つう

こいつ You little!

この ちび 許 さ ん ぞ ||ゆる|||

止めろ って 言った だ ろ う とどめろ||いった||| I told you to cut it out, didn't I!

こいつ は … This guy...

昨日 の きのう| The guy from yesterday...

昨 天 的 さく|てん|てき

げんこつ じゃ 足りない って の か ||たりない|||

夏目 殿 夏目 殿 なつめ|しんがり|なつめ|しんがり

夏目 大人 夏目 大人 なつめ|おとな|なつめ|おとな

誰 だ だれ| Who is it?!

是 誰 ぜ|だれ

お 忘れ です か 夏目 レイコ 殿 |わすれ|||なつめ|れいこ|しんがり Have you forgotten, Reiko Natsume?

春 が 来 た なら はる||らい|| When spring came, you promised to return my name.

名前 を お 返し くださる と おしゃ った で は あり ませ ん か なまえ|||かえし||||||||||

レイコ め 相変わらず 罪 作り な こと よ れいこ||あいかわらず|ざい|つくり||| That Reiko, always doing sinful things.

玲子 還 真 是 到 處 惹 事 れいこ|かえ|まこと|ぜ|とう|ところ|じゃく|こと

春 って もう 何度 目 の 春 な ん だ よ はる|||なんど|め||はる|||| Spring... how many springtimes have past?

あなた です か 呼 ん だ の は |||よ|||| Is it you? The one who called me.

先生 茶碗 を 頼む せんせい|ちゃわん||たのむ Master, hold the bowls for me.

受け取れ 早 蕨 うけとれ|はや|わらび Take it, Sawarabi. It's your name.

請 收 下 早 蕨 こ|おさむ|した|はや|わらび

お前 の 名 だ おまえ||な|

夏目 って あの 友人 帳 の 持ち主 の なつめ|||ゆうじん|ちょう||もちぬし| Whoa, that Natsume is...

確か に お返し いただき まし た たしか||おかえし||| I've certainly had my name returned.

我 已 收 下 われ|い|おさむ|した

友人 帳 聞い た こと が ある ゆうじん|ちょう|ききい|||| The Book of Friends? I've heard of it before. Those who have their names written in it are bound by a contract to serve the owner.

名前 を 書か れ た もの は 主従 の 契約 で 結ば れる と なまえ||かか|||||しゅじゅう||けいやく||むすば||

只 要 被 寫 上 名字 就 會 結 下 主 從 契約 ただ|かなめ|おお|しゃ|うえ|みょうじ|つ|かい|けつ|した|おも|じゅう|けいやく

名前 取ら れる 逃げろ なまえ|とら||にげろ Our names are going to be taken!

何 言って ん だ あいつ ら なん|いって|||| What are they on about?

たった 今 名前 を 返し た もの が |いま|なまえ||かえし||| You just returned a name; there's no way you'd take one, is there?

剛 剛 歸 還 了 名字 的 人 かたし|かたし|き|かえ|さとる|みょうじ|てき|じん

名前 を 奪う わけな か ろ う が なまえ||うばう|||||

僕 の 名前 が 書 い て あり ます ぼく||なまえ||しょ|||| My name is written here. Please make me into your underling!

這 上 面 寫 著 我 的 名字 は|うえ|おもて|しゃ|ちょ|われ|てき|みょうじ

僕 を 子分 に し て 下さい ぼく||こぶん||||ください

きっと お 役 に 立って みせ ます ||やく||たって|| I'll definitely show you that I can be of some use!

我 一定 會 派 上 用 場 的 われ|いってい|かい|は|うえ|よう|じょう|てき

いら ない よ I don't want it.

不 需要 哦 ふ|じゅよう|が

僕 が 弱い から ? ぼく||よわい| Is it because I'm weak? Because I won't be of any use?

僕 なんか 役 に 立た ない ? ぼく||やく||たた|

こんな もの で 縛り あい たく ない |||しばり|||

僕 達 は 親分 子分 の 関係 じゃ ない ぼく|さとる||おやぶん|こぶん||かんけい||

我 們 之 間 不 是 主 從 關係 われ|ら|ゆき|あいだ|ふ|ぜ|おも|じゅう|かんけい

だ ろ Isn't that right?

もっと 別 の 繋がり だ と 俺 は 思って いる よ |べつ||つながり|||おれ||おもって|| I like to think that we're connected in a different manner.

我 覺 得 一定 有 著 其他 的 羈絆 哦 われ|さとる|とく|いってい|ゆう|ちょ|そのほか|てき|ききずな|が

まあ 素敵 な 色 だ わ |すてき||いろ|| Oh my, what a beautiful color.

哇 好 漂 亮 的 顏 色 あ|よしみ|ただよ|あきら|てき|かお|いろ

着替え て き ます きがえ||| I'll go get changed.

我 去 換 衣服 われ|さ|かん|いふく

知人 から いい 窯 元 を 紹介 さ れ て ね ちじん|||かま|もと||しょうかい||||

家族 が 増え た ので この 際 に と 思った ん だ かぞく||ふえ||||さい|||おもった|| Our family members increased, so I thought now would be a good time.

剛 好 家庭 成 員 又 多 了一 個 かたし|よしみ|かてい|しげ|いん|また|おお|りょういち|こ

これ が 君 の だ 貴志 ||きみ|||きし This one is yours, Takashi.

ありがとう ございます

あの 子 狐 に 言った 通り だ |こ|きつね||いった|とおり| It's just like that fox cub said.

何 の こと だ 夏目 なん||||なつめ What's that, Natsume?

役 に 立つ 立た ない じゃ ない ん だ やく||たつ|たた||||| It's not about being useful or not.

不 是 有 沒 有用 的 問題 ふ|ぜ|ゆう|ぼつ|ゆうよう|てき|もんだい

さっぱり 分から ん |わから| I don't get it at all.

やっぱり 綺麗 |きれい It really is pretty.

果 然 很 漂 亮 か|ぜん|こん|ただよ|あきら

夏目 に も 見せ たい な なつめ|||みせ|| I want to show it to Natsume too.

好 想 讓 夏目 也 看看 よしみ|おも|ゆずる|なつめ|や|かんかん

夏目 夏目 に 会い たい なつめ|なつめ||あい| Natsume... I want to see Natsume!

夏目 好 想 見 夏目 なつめ|よしみ|おも|み|なつめ

男子 たる もの が めそめそ と だんし||||| Boys shouldn't whine. I decided that I'd get stronger and someday be of use to Natsume!

男子 漢 不 能動 不動 就 哭 だんし|かん|ふ|のうどう|ふどう|つ|こく

強く なって いつか 夏目 の 役 に 立つ と 決め た の だ つよく|||なつめ||やく||たつ||きめ|||

そんなに 夏目 に 会い たい か |なつめ||あい|| You want to see Natsume that badly?

うわさ は 聞い て いる ||ききい|| I've heard rumors. You've met the holder of the Book of Friends, Natsume, have you not?

我 聽 到 了 傳 聞 われ|ちょう|とう|さとる|つとう|き

お前 友人 帳 を 持つ あの 夏目 と 知り合った そう だ な おまえ|ゆうじん|ちょう||もつ||なつめ||しりあった|||

まだ 人間 に 化け られ ない の か |にんげん||ばけ|||| You still can't change your form to mimic humans yet?

もし わし に 腹 いっぱい 魚 を 食わせ て くれ たら |||はら||ぎょ||くわせ|||

夏目 に 会 える 方法 を 教え て やって も いい ぞ なつめ||かい||ほうほう||おしえ|||||

これ で 夏目 に 会 える 方法 を 教え て くれる ? ||なつめ||かい||ほうほう||おしえ||

はは は ばか な 子 狐 だ は は||||こ|きつね|

騙さ れる と は だまさ|||

そんな ばか だ から お前 は いつも 一 人 だった ||||おまえ|||ひと|じん|

夏目 は お前 の こと など とっくに 忘れ てる だ ろ う さ なつめ||おまえ|||||わすれ||||| Natsume has probably already forgotten about you long ago.

受け取れ 子 狐 うけとれ|こ|きつね Take it, fox cub.

一 日 だけ 人間 に な れる 薬 だ ひと|ひ||にんげん||||くすり| It's a pill that allows you to assume a human form for one day.

這 是 能 變 成人 類 一 天 的 藥 は|ぜ|のう|へん|せいじん|るい|ひと|てん|てき|くすり

人間 に な れる 薬 ? にんげん||||くすり A pill that turns you into a human?

變 成人 的 藥 へん|せいじん|てき|くすり

会 い なけ れ ば 自分 から 会い に 行け ば いい かい|||||じぶん||あい||いけ|| If you want to see him, why don't you go to see him?

如 果 想 見 就 去 見 他 ごと|か|おも|み|つ|さ|み|た

それ だけ の 話 だ ろ う |||はなし|||

就 這 麼 簡 單 つ|は|ま|かん|たん

そう だ 会い に 行け ば いい ん だ ||あい||いけ|||| That's right, I just have to go to meet him!

よし 僕 だって 狐 の はしくれ だ |ぼく||きつね|||

人間 界 に 行け ば 夏目 の 匂い を たど れる にんげん|かい||いけ||なつめ||におい|||

行って き ます 母 様 おこなって|||はは|さま I'll be going now, Mother!

我 走 了 媽媽 われ|はし|さとる|まま

夏目 は 一 人 で 寂し がって ない か な なつめ||ひと|じん||さびし|||| I wonder if Natsume is alone and lonely?

夏目 の 匂い なつめ||におい Natsume's scent?

夏 目的 氣 息 なつ|もくてき|き|いき

夏目 夏目 の 匂い は なつめ|なつめ||におい| Natsume... Natsume's scent.

夏目 夏 目的 氣 息 なつめ|なつ|もくてき|き|いき

会い たい あい| I want to meet him.

想 見 他 おも|み|た

おら おら どこ 見 て 歩 い てん だ よ |||み||ふ||||

夏目 どこ なつめ| Where are you, Natsume?

夏目 なつめ Natsume!

夏目 なつめ

あら あら 大丈夫 一 人 な の お 母 さん は ||だいじょうぶ|ひと|じん||||はは|| Oh my, are you alright? Are you all alone? Where is your mother?

一 人 なんて 平気 ひと|じん||へいき I'm fine by myself.

我 一 個人 也 沒 問題 的 われ|ひと|こじん|や|ぼつ|もんだい|てき

会い たい 会い たい あい||あい| I want to meet him... I want to meet him!

想 見 他 想 見 他 おも|み|た|おも|み|た

どこ 夏目 は どこ |なつめ|| Where is he? Where is Natsume?

夏目 なつめ Natsume!

夏目 なつめ

来 た 引け 引け らい||ひけ|ひけ Pull, pull!

上 鉤 了 快 拉 うえ|こう|さとる|こころよ|らつ

で っか い な Ooh, it's huge!

好 大 よしみ|だい

また 夏目 かよ 大量 じゃ ん |なつめ||たいりょう|| Natsume again? What a haul.

悪い な わるい| Sorry about that.

何 食 って ん だ よ なん|しょく|||| What are you eating?

夏目 の 匂い いる ん だ 近く に なつめ||におい||||ちかく|

夏 目的 氣 息 找 到 了 就 在 附近 なつ|もくてき|き|いき|ちゃお|とう|さとる|つ|ざい|ふきん

会 える ん だ かい|||

快 見 到 了 こころよ|み|とう|さとる

焼け まし た よ 貴志 君 の やま め やけ||||きし|きみ|||

おお これ は これ は 立派 な や まめ だ |||||りっぱ|||| Oh? This is something else. A fine Cherry Salmon. I'll partake with gratitude, Takashi.

いただく よ 貴志 ||きし

はい

好 貴志 君 は 川 魚 大丈夫 な の よ ね よしみ|きし|きみ||かわ|ぎょ|だいじょうぶ|||| Yes. はい 僕 は 何でも |ぼく||なんでも Yes, I'm fine with anything.

是 的 我 不 挑 食 ぜ|てき|われ|ふ|いど|しょく

苦手 な もの は 遠慮 なく 言って ね にがて||||えんりょ||いって| If there's anything you don't like, just let me know.

滋 さん は ね ピーマン だめ な の よ しげる||||ぴーまん||||

滋 叔 他 呀 不 愛 吃 青 椒 しげる|しゅく|た|が|ふ|あい|ども|あお|しょう

小さい 子 み たい でしょ う ちいさい|こ||||

像 個 孩 子 似 的 ぞう|こ|がい|こ|に|てき

実は 僕 も 小さい 頃 は 苦手 で し た じつは|ぼく||ちいさい|ころ||にがて||| As a matter of fact, I was bad with bell peppers when I was little as well.

其 實 我 小 時候 也 不 太 愛 吃 的 その|まこと|われ|しょう|じこう|や|ふ|ふと|あい|ども|てき

そう か 味方 が でき た な は は は ||みかた||||||| I see, it looks like I've gained an ally.

い や ー 塔 子 さん この やま め なかなか いけ ます よ ||-|とう|こ|||||||| Tohko, this Cherry Salmon is pretty good.

塔 子 這 魚 很 不 錯 哦 とう|こ|は|ぎょ|こん|ふ|さく|が

じゃ 私 も いただ こ う かな |わたくし|||||

どうぞ どうぞ Please do.

どう です か How is it?

怎 麼 樣 しん|ま|さま

うん 美味しい |おいしい

うわ ー 嬉しい こんな 美味しい もの いた だい て ね |-|うれしい||おいしい||||| I'm so happy to be able to eat something this good.

能 吃 到 這 麼 好 吃 的 魚 真 高 興 のう|ども|とう|は|ま|よしみ|ども|てき|ぎょ|まこと|たか|きょう

よかった 夏 目 楽し そう だった |なつ|め|たのし|| I'm glad. Natsume looked like he was having fun. He wasn't lonely or anything at all!

太 好 了 夏目 看 起 來 很 開 心 ふと|よしみ|さとる|なつめ|かん|おこ|らい|こん|ひらき|こころ

寂しく なんか なかった さびしく||

一 點 都 不 寂 寞 ひと|てん|と|ふ|じゃく|ばく

寂しい の は 寂しかった の は 僕 さびしい|||さびしかった|||ぼく

寂 寞 的 寂 寞 的 … 只 有我 じゃく|ばく|てき|じゃく|ばく|てき|ただ|ありが

待って まって

等 等 とう|とう

やっぱり あの 時 の 子 狐 か ||じ||こ|きつね| I knew it. The fox cub from before.

ありがとう 会い に 来 て くれ た ん だ ね |あい||らい|||||| Thank you. You came to see me, right?

可愛い ぼうし だ ね かわいい|||

很 可愛 的 帽子 哦 こん|かわい|てき|ぼうし|が

ご飯 食べ て 一緒に 帰 ろ う ごはん|たべ||いっしょに|かえ|| Let's eat and go home together.

道 覚え なく ちゃ どう|おぼえ|| I need to learn the way. Next time, I'll come to visit you.

我 得 記 住 怎 麼 走 われ|とく|き|じゅう|しん|ま|はし

今度 は 俺 が 会い に 行く よ こんど||おれ||あい||いく|

お前 は 偉い ね おまえ||えらい|

俺 は 寂しく て も 踏み出す の が 怖く て おれ||さびしく|||ふみだす|||こわく|

なんとか しよう なんて 思わ なかった |||おもわ|

不 會 想 去 做 些 什麼 ふ|かい|おも|さ|さく|さ|しるま

だから いっぱい いろんな もの に 気付 け なかった の かも しれ ない な |||||きづ||||||| That's why I might have failed to notice a lot of things.

色づく 西 空 に いろづく|にし|から| 色づく 西空に

差し込む 一筋 の 陽 さしこむ|ひとすじ||よう 差し込む 一筋の 陽

夕立 の 雨上がり に ゆうだち||あめあがり| After the shower of rain,

気付く 夏 の 匂い きづく|なつ||におい 気づく 夏の匂い

ひしめく 光 が 照らす |ひかり||てらす ひしめく 光が 照らす

想い に 耳 を 澄ま せ ば おもい||みみ||すま||

聴 こえ し 友 の 面影 き|||とも||おもかげ

夏 夕 空 薫り 立つ なつ|ゆう|から|かおり|たつ 夏 夕空 香り立つ

鮮やか な 過ぎ去り し 日々 あざやか||すぎさり||ひび

心 の まま 笑い あった こころ|||わらい|

あの 夏 の 思い出 よ |なつ||おもいで| あの夏の 思い出よ

その 人 に は 妖怪 が 見え た |じん|||ようかい||みえ| Next time: Natsume Yuujinchou

那 個人 過去 能 看見 妖怪 な|こじん|かこ|のう|かんけん|ようかい

心 を 交わし やがて 大切 な 存在 に なった こころ||かわし||たいせつ||そんざい||

兩 人 真心 相 待 彼 此 相愛 りょう|じん|まごころ|そう|ま|かれ|これ|そうあい

でも ある 日 ||ひ

但 是 有 一 天 ただ|ぜ|ゆう|ひと|てん

妖 の 姿 が 見え なく なった か よう||すがた||みえ||| But one day...

あの 人 が 幸せ で いる なら |じん||しあわせ|||

只 要 那 人 能 獲得 幸福 ただ|かなめ|な|じん|のう|かくとく|こうふく

私 は かまわ ない わたくし|||

我 無 怨 無 尤 われ|む|えん|む|ゆう

本当 かい キヨ ほんとう||きよ Is that really true, Kiyo?