Hokuto no Ken ( Fist of the North Star ) Episode 66

（ ナレーション ） 2000 年 の 歴史 を 刻み 受け継が れ て き た なれーしょん|とし||れきし||きざみ|うけつが||||

恐るべき 暗殺 拳 が あった おそるべき|あんさつ|けん||

その 名 を 北斗 神 拳 ( ほ く と しんけん ) ！ |な||ほくと|かみ|けん||||

天空 に 連なる 七 つ の 星 の もと ― てんくう||つらなる|なな|||ほし||

一子 相 伝 の 北斗 神 拳 を 巡って 悲劇 は 繰り返さ れる いちこ|そう|つたい||ほくと|かみ|けん||めぐって|ひげき||くりかえさ|

♪ ～

～ ♪

（ シュウ ） う わ っ う あ あっ

（ サウザー ） 俺 は アリ の 反逆 も 許さ ぬ 一 度 でも 俺 に 逆らった 者 は 皆殺し だ |おれ||あり||はんぎゃく||ゆるさ||ひと|たび||おれ||さからった|もの||みなごろし|

シュウ 仁 ( じん ) の 星 が いかに 輝 こ う と も ― |しとし|||ほし|||あきら||||

貴 様 １ 人 の 力 で は 人 を 助け 世 を 救う こと など でき ぬ の だ とうと|さま|じん||ちから|||じん||たすけ|よ||すくう||||||

う う っ サウザー っ ！

俺 は 聖 帝 ( せいてい ) ！ 愛 も 情け も 要ら ぬ おれ||せい|みかど||あい||なさけ||いら|

ハッ ハハハハ ハハ …

（ ナレーション ） ついに サウザー の 手 に 落ち た 南 斗 白鷺 拳 ( なんと はく ろけん ) の 男 シュウ なれーしょん||||て||おち||みなみ|と|しらさぎ|けん|||||おとこ|

死 へ の 階段 を １ 歩 また １ 歩 と 上る シュウ の 叫び は ― し|||かいだん||ふ||ふ||のぼる|||さけび|

北斗 の 男 ケンシロウ を 呼ぶ ほくと||おとこ|||よぶ

う … う う …

「 走れ ケンシロウ また １ 人 友 が 死 ん で ゆく 」 はしれ|||じん|とも||し|||

（ 子供 たち ） シュウ 様 ！ 僕 たち の ため に … シュウ 様 ー っ こども|||さま|ぼく||||||さま|-|

フフフ 貴 様 の 力 に より 聖 帝 十字 陵 ( じゅう じ りょう ) は 完成 し ― |とうと|さま||ちから|||せい|みかど|じゅうじ|りょう|||||かんせい|

天 帝 の 星 の 象徴 と なり 光り輝く てん|みかど||ほし||しょうちょう|||ひかりかがやく

上れ 死 の 階段 を ！ のぼれ|し||かいだん|

我が 聖 帝 サウザー の 名 を 高める ため に わが|せい|みかど|||な||たかめる||

ハッハハハ …

ハッハハハ …

（ バット ） う えー っ ばっと|||

（ リン ） すごい りん|

こりゃ ただ事 じゃ ねえ な |ただごと|||

早く 行き ま しょ はやく|いき||

ああ よし

いく ぞ

集合 だ しゅうごう|

（ レジスタンス 隊員 ） 急げ |たいいん|いそげ

（ ヒロ ） みんな 今 こそ 力 を 合わせ て シュウ 様 を 助け なく て は なら ない ひろ||いま||ちから||あわせ|||さま||たすけ|||||

我々 残存 部隊 の 総力 を 挙げ て 十字 陵 に 向か お う われわれ|ざんそん|ぶたい||そうりょく||あげ||じゅうじ|りょう||むか||

（ 隊員 たち ） そう だ そう だ たいいん|||||

シュウ 様 を 救え |さま||すくえ

サウザー を 倒せ ||たおせ

シュウ 様 を 助ける ん だ |さま||たすける||

シュウ 様 は 俺 たち の 未来 の ため に 自ら 犠牲 に な ろ う と し て いる |さま||おれ|||みらい||||おのずから|ぎせい||||||||

シュウ 様 を 救 お う |さま||すく||

サウザー から 奪い 返す ん だ ||うばい|かえす||

（ ヒロ ） シュウ 様 奪回 の ため に 我々 の 総力 を 合わせる の だ ！ ひろ||さま|だっかい||||われわれ||そうりょく||あわせる||

（ 一同 ） お ー っ ！ いちどう||-|

（ ザク ） フフフ … サウザー 様 の おっしゃった とおり ― |||さま|||

ウジ 虫 ども が 集まって き おった わ うじ|ちゅう|||あつまって|||

野郎 ども 一気に 叩き 潰せ やろう||いっきに|たたき|つぶせ

（ 一同 ） お ー っ ！ いちどう||-|

ひるむ な 応戦 しろ ！ ||おうせん|

やった

う わ あっ ！

てりゃ ！ う わ っ ！

ハハハ … やれ 皆殺し だ ||みなごろし|

ん … ほ げ …

ぎ ゃ ー っ … ||-|

ぐ わ ー っ … ||-|

（ トキ ） 北斗 有 情 破 顔 拳 ( う じょう は がん けん ) とき|ほくと|ゆう|じょう|やぶ|かお|けん|||||

きっ 貴 様 |とうと|さま

トッ トキーッ

道 を 空ける が よい さもなくば 私 が 相手 に な ろ う どう||あける||||わたくし||あいて||||

うる せ え や っち ま えー っ ！

う お っ ！ け …

け … け …

拳 王 ( けん おう ) ー っ けん|おう|||-|

ああ …

う あー っ ！

け … 拳 王 |けん|おう

ラオウ …

（ ラオウ ） トキ … |とき

トキ と 拳 王 が … とき||けん|おう|

トキ 病 は 進 ん で も その 拳 は 衰え を 見せ ぬ よう だ な とき|びょう||すすむ|||||けん||おとろえ||みせ||||

ラオウ なぜ お前 が ここ に ||おまえ|||

ケンシロウ の 最期 を 見届ける ため よ ||さいご||みとどける||

サウザー の 謎 を 解か ぬ かぎり ケンシロウ は 死ぬ ||なぞ||とか|||||しぬ

私 は サウザー の 謎 を 知って いる わたくし||||なぞ||しって|

何 ！ トキ お前 が … なん|とき|おまえ|

（ トキ ） ケンシロウ を 殺さ せ は せ ぬ とき|||ころさ||||

彼 に は まだ なす べき こと が 残って いる かれ||||||||のこって|

貴 様 とうと|さま

つ … 突っ込め ！ |つっこめ

レジスタンス ともども や っち まえ

雑魚 ども め ！ はい や あっ ざこ|||||

う わ ー っ … ||-|

あー っ く は っ …

ど お ー っ ||-|

う あー っ

う わ ー っ ||-|

あわ わ わ …

お … 俺 たち は なんと 恐ろしい 奴 を 相手 に し て しまった ん だ |おれ||||おそろしい|やつ||あいて||||||

拳 王 と トキ 北斗 の 二 兄弟 けん|おう||とき|ほくと||ふた|きょうだい

あ … お っ お 助け を ||||たすけ|

助け て ください 拳 王様 拳 王様 に 一生 仕え ます たすけ|||けん|おうさま|けん|おうさま||いっしょう|つかえ|

どんな こと でも 従い ます |||したがい|

クズ ども め わし が 手 を 汚す まで も ない わ くず|||||て||けがす||||

（ ザク ） う わ っ あ あっ …

さあ 行 こ う ケンシロウ の 元 へ |ぎょう|||||もと|

彼 の 戦い を 見届け に かれ||たたかい||みとどけ|

（ 子供 たち ） アアッ こども||

シュウ 様 |さま

頑張って シュウ 様 がんばって||さま

もう 少し よ |すこし|

頑張って がんばって

あと １ 段 … |だん

ケンシロウ 我 が 声 を 聞け |われ||こえ||きけ

うが あっ う … う う … う が||||

フフ … どう し た シュウ

そこ で 力尽き て も 人質 に 情け は かけ ぬ ぞ ||ちからつき|||ひとじち||なさけ||||

ハッ ！

感じる … かんじる

来る ケンシロウ が 我 が 魂 の 叫び に 応え て くる|||われ||たましい||さけび||こたえ|

ケンシロウ が 来る ！ ||くる

（ 兵士 Ａ ） な っ … （ 兵士 Ｂ ） に ？ へいし||||へいし||

ケ … ケンシロウ

（ ケンシロウ ） 聞こえる |きこえる

シュウ の 叫び が ||さけび|

仁 の 星 の 呼ぶ 声 が しとし||ほし||よぶ|こえ|

待って いろ まって|

シュウ ！

ん ！

お … あっ あれ は ！

（ 部下 ） ぬ ー が ー っ の わが が ー っ ぶか||-||-|||||-|

の … の ひ ゃっ ！

（ サウザー ） どう し た ？

う … なな …

な っ …

貴 様 もう 死 ん でる な とうと|さま||し|||

れ … れ … 冷静 な 人 な ー ん ちゃ って う は ー っ ！ ||れいせい||じん||-||||||-|

フフフ … 来 た な |らい||

あっ あれ は

フフ … 待って い た ぞ 北斗 神 拳 伝承 者 ケンシロウ |まって||||ほくと|かみ|けん|でんしょう|もの|

（ 部下 ） 野郎 死 に 損ない め ここ から 先 は １ 歩 も 行か せ ねえ ぞ ぶか|やろう|し||そこない||||さき||ふ||いか|||

（ ケンシロウ ） う せろ 雑魚 ども に 用 は ない |||ざこ|||よう||

何 を ！ この 野郎 ！ なん|||やろう

う わ う わ お わ ー っ ||||||-|

あっ あれ は ！

うん ？

（ 兵士 ） く ！ 拳 王 だ へいし||けん|おう|

け … 拳 王 ！ ？ |けん|おう

う っ あっ ち に も

何 ？ なん

ト … トキ |とき

けっ 拳 王 に トキ ！ ？ |けん|おう||とき

（ ケンシロウ ） トキ … |とき

（ トキ ） ケンシロウ … とき|

（ サウザー ） ハハハハ …

北斗 三 兄弟 勢ぞろい か ほくと|みっ|きょうだい|せいぞろい|

道 を 空ける が よい ケンシロウ の 道 を 阻む 者 は ― どう||あける|||||どう||はばむ|もの|

この 北斗 の 長兄 と 次兄 が 許さ ぬ |ほくと||ちょうけい||じけい||ゆるさ|

フフ フフ …

“ 南 斗 乱 る る 時 北斗 現れ り ” と 言う が ― みなみ|と|らん|||じ|ほくと|あらわれ|||いう|

ちょうど よい ！ 北斗 三 兄弟 ！ ||ほくと|みっ|きょうだい

まとめ て 聖 帝 十字 陵 の 礎 に し て くれる わ ||せい|みかど|じゅうじ|りょう||いしずえ|||||

う わ っ こりゃ え れ え 所 に 来 ち まった ぜ |||||||しょ||らい|||

トキ … ケン … とき|けん

拳 王 … けん|おう

ただ じゃ 済ま ねえ ぜ こりゃ ||すま|||

ケン … けん

シュウ …

ケンシロウ …

今 行く ぞ いま|いく|

（ サウザー ） そう は ゆか ん ！

この 十字 陵 は 汚 ( けが ) さ せ ぬ |じゅうじ|りょう||きたな||||

貴 様 が シュウ に 手 を 出せ ば 人質 の ガキ は 皆殺し に する とうと|さま||||て||だせ||ひとじち||がき||みなごろし||

ならば 貴 様 の 息の根 を 止める まで |とうと|さま||いきのね||とどめる|

フッ 言う わ 小僧 め |いう||こぞう|

（ シュウ ） 来る な ！ 来る で ない ！ |くる||くる||

私 は この 聖 碑 を 積ま ね ば なら ぬ わたくし|||せい|ひ||つま||||

この 石 は 100 人 の 人質 の 命 |いし||じん||ひとじち||いのち

そして 南 斗 六 聖 拳 ( ろく せいけん ) の 乱れ を 防ぎ き れ なかった ― |みなみ|と|むっ|せい|けん||||みだれ||ふせぎ|||

私 の 心 の 痛み わたくし||こころ||いたみ

シュウ ！

シュウ …

（ シュウ ） う お っ ！

う あっ

ど わ っ

どこまでも 愚か な 奴 よ |おろか||やつ|

六 星 ( ろく せい ) の 乱れ に 責め を 感じ て おる と は な むっ|ほし||||みだれ||せめ||かんじ|||||

（ 兵士 ） ヘヘヘ … へいし|

イヒヒ …

サウザー よ

この 石 を 抱え た まま この 場 で 死ね と 言う の か ？ |いし||かかえ||||じょう||しね||いう||

いかに も

（ シュウ ） よか ろ う

貴 様 の ため で は ない とうと|さま|||||

散って いった 南 斗 六 星 ( なんと ろく せい ) の ため ちって||みなみ|と|むっ|ほし|||||

死 ん で いった 星 の 男 たち の ため し||||ほし||おとこ|||

せめて 聖 碑 を 積 も う |せい|ひ||せき||

しかし この 聖 帝 十字 陵 は いずれ 崩れ 去る ||せい|みかど|じゅうじ|りょう|||くずれ|さる

北斗 神 拳 伝承 者 の 手 に よって ほくと|かみ|けん|でんしょう|もの||て||

それ が 南 斗 の 宿命 ||みなみ|と||しゅくめい

南 斗 は 天 帝 の 星 と し て 輝か ぬ ！ みなみ|と||てん|みかど||ほし||||かがやか|

ほ ざ けっ ！

う お わ ！ う あー っ ！

ぶ あ はっ ！

アアッ ！

（ 子供 たち ） シュウ 様 こども|||さま

フフ フフ … ただ 積 ん だ だけ で は 完成 せ ぬ |||せき||||||かんせい||

南 斗 の 血 が 漆 喰 ( しっくい ) と なって こそ ― みなみ|と||ち||うるし|しょく||||

十字 陵 は より 堅固 な もの に なる の だ じゅうじ|りょう|||けんご||||||

シュウ …

う う … シュウーッ ！

ケン ！ けん

どうやら 私 の 命 も ここ まで … |わたくし||いのち|||

一目 見 たかった お前 の 成長 し た 姿 を いちもく|み||おまえ||せいちょう|||すがた|

フフ … ヤリ を 持て |やり||もて

フフ フフ …

シュウーッ ！

とどめ だ あ ！

ほ わ っ ！

う は あ …

シュウ … シュウ

う う …

シ … シュウ ！

（ シュウ ） あ …

ケンシロウ か

まさか …

見える の か みえる||

お前 が ケンシロウ おまえ||

見える みえる

な … なんという こと だ

シュウ

目 が … 目 が 見える の か め||め||みえる||

神 が … かみ|

最後 に １ つ だけ 願い を 叶え て くれ た さいご||||ねがい||かなえ|||

たくましく なった な ケンシロウ

お前 に は 我が 息子 シバ の 面影 が 見える おまえ|||わが|むすこ|||おもかげ||みえる

もはや 悔い は ない |くい||

私 の 仁 の 星 の 血 は 間違って い なかった わたくし||しとし||ほし||ち||まちがって||

シュウ …

行け ケンシロウ いけ|

そして 時代 を 開け |じだい||あけ

私 は いつも お前 を 見 て いる ぞ わたくし|||おまえ||み|||

シバ が …

待って いる 妻 も まって||つま|

さらば だ ケンシロウ

シュウ 様 ！ |さま

シュウ 様 ！ |さま

シュウ ！

シュウ ！

仁 の 星 は 最後 に 強く 輝 い た しとし||ほし||さいご||つよく|あきら||

さらば だ シュウ

見事 な 最期 だった みごと||さいご|

う う う …

シュウ ！

俺 の 中 で 生きよ おれ||なか||いきよ

仁 の 星 の 男 しとし||ほし||おとこ

サウザー ！ ！

サウザー ！

貴 様 の 髪 の 毛 １ 本 も … とうと|さま||かみ||け|ほん|

この世 に は … 残 さ ー ん ！ このよ|||ざん||-|

♪ ～

～ ♪

（ ナレーション ） 再び サウザー に 挑む ケンシロウ なれーしょん|ふたたび|||いどむ|

だが その 秘め られ た 謎 に 北斗 神 拳 は 通じる の か ||ひめ|||なぞ||ほくと|かみ|けん||つうじる||

次回 北斗 の 拳 じかい|ほくと||けん

「 極 星 ( きょく せい ) 激突 ！ ケン 対 サウザー 天 を 守る は 我が 星 １ つ 」 ごく|ほし|||げきとつ|けん|たい||てん||まもる||わが|ほし|

（ ケンシロウ ） 乱世 の 怒り が 俺 を 呼ぶ |らんせい||いかり||おれ||よぶ