異 世界 かる てっと - 04
( アインズ ) えー と …
すごい にらんで る んです けど この 幼女
( ターニャ ) ギッ …
( アインズ ) しかし ナザリック 地下 大 墳墓 の 支配 者 に して 死 の 王 !
こんな 圧力 に は 負け ない !
( アインズ ) で 用 と いう の は 何 だ ?
( ターニャ ) 貴 様 …
( アインズ ) う っ …
( ターニャ ) 存在 X か ? ( アインズ ) え ?
♪~
~♪
( アインズ ) 存在 X ?
しら ばっ くれて も ムダ だ 貴 様 の 圧倒 的な 存在 感
そして その 見た目
どう 見て も 自称 “ 神 ” と 名乗る 存在 X で しか ない
( アインズ ) 待て 何の 話 だ ?
私 を あのような 世界 に 放り出した だけ で は 飽き足ら ず
今度 は 何 だ ? この 姿 の まま 学園 生活 を 送ら せる こと に ―
どんな 意味 が ある と いう のだ 嫌がらせ か !?
( アインズ ) 待て 待て 待て ( ターニャ ) 何 だ ?
( アインズ ) も しか して 貴 様 もともと 地球 …
いや 日本 に いた 人間 か ?
えっ !?
( 風 の 音 )
( アルベド の うなり 声 )
( アルベド の うなり 声 )
( レルゲン ) 下 線 部 2 の 部分 に 隠さ れて いる ―
作者 の 気持ち を …
( アウラ ) ア … アルベド ちょっと なんか 漏れ 出 てるよ
( シャルティア ) ちょっと 落ち着く であり ん す
アインズ 様 が あんな 小 娘 なんか に ひか れる はず が ないで あり ん す
( アルベド ) でも でも でも アインズ 様 の 魅力 は 世界 …
いえ 銀河 一 です もの
すべて の 者 が アインズ 様 を 好きに なって しまう 可能 性 は
否定 でき ない わ
( レム ) 分かり ます ! ( アルベド ) うん ?
( レム ) その 気持ち 分かり ます !
フッ
な 何で そこ まで 心 通じ合って る の ?
( レルゲン ) ん ん … あっ
( レルゲン ) ん ん … あっ
( シャルティア ) 理解 に 苦しむ であり ん す
恋 を すれば 分かる の よ シャルティア
恋 を すれば 分かる の よ シャルティア
( レルゲン ) 授業 を 続け たい のだ が …
( レルゲン ) 授業 を 続け たい のだ が …
何 だ 貴 殿 も 私 と 同じ 立場 だった か
( アインズ ) そう な のだ よ 私 は 転移 で 君 は 転生 の ようだ が …
まさか そのような 格好 の 元 人間 が いる と は 思わ ない じゃ ない か
( アインズ ) それ を 言ったら 幼女 の 姿 を した 元 サラリーマン だって ―
想像 つ か ない ぞ
( ターニャ ) 確かに
サラリーマン その 言葉 を 耳 に する の は 久しぶりだ
貴 殿 が もっと 早く ―
“ 自分 は 異 世界 転移 して きた ” と か 言って て くれたら よかった のだ よ
( アインズ ) いやいや 言う わけ ないだ ろ
言って も 誰 も 信じ ない
それ も そう だ な
( チャイム )
くっ … アインズ 様 ~!
( ドア の 開閉 音 )
( ドア の 開閉 音 )
( アウラ ・ シャルティア ) いって らっしゃ ー い
えっ ?
( ヴィーシャ ) すみません 失礼 し ます !
( ドア の 開閉 音 )
ああ …
明日 は 午前 中 授業 の あと 以前 から 言って いた 懇親 会 が ある
誰 が 出し物 を やる か は 決まって い ない から ―
各自 ちゃん と 準備 して おく ように
( コキュートス ) 先生
( コキュートス ) ナゼ 懇親 会 デ カクシ 芸 ヲ ―
シナクテハ ナラナイノデショウカ ?
それ は … ロズワール 先生 が ―
“ 楽し そうじゃ な ~ いか ”
… と 言った から だ
( ラム ) なら しかたない わ ね
( コキュートス ) シカタナイ ?
( ラム ) ええ 先生 の 希望 だ も の しかたない わ
( コキュートス ) シカタナイ … ノカ ?
しかたない わ
( デミウルゴス ) なるほど
( スバル ) えっ ? 今 の で 何 が 分かった の ?
( アインズ ) コーヒー が 好きな の か
ああ そう な んだ 元 いた 世界 で は …
( ヴィーシャ ) 少佐 ! ( ターニャ ) ん ?
( ヴィーシャ ) 少佐 !
えー っと …
おう どうした ?
はい 学校 も 終わった ので お迎え に 上がり ました
そろそろ 角 の お 肉屋 さん の コロッケ の タイム セール が ―
始まっちゃ い ます よ … と
( ターニャ ) フッ
誰 が この 世界 に 私 たち を 呼び寄せた の か は 分から ない が
ただ ひと つ
( アインズ ) ただ ひと つ ?
この 世界 は 飯 が うまい
じゃあ な アインズ ・ ウール ・ ゴウン 殿
また 2 人 で 話そう
( アインズ ) ああ また 2 人 で
( ヴィーシャ ) 少佐 は どんな 人 と も つきあえる んです ね
( ターニャ ) それ は どういう 意味 だ ?
( ヴィーシャ ) いえ すごい な あって
( アインズ ) この 世界 は 飯 が うまい … か
( アインズ ) 飯 食え ない んだ けど ね 俺
( アルベド ) う う …
う う …
ふんぬ ー !
( ターニャ ) おはよう ございます 教官 殿 !
あっ で は なく 先生 !
おはよう ございます 先生
あっ … ああ おはよう
( レルゲン ) ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ 少佐 が 笑顔 だった
あの 幼女 の 皮 を かぶった 悪魔 が …
一体 何 が 起きて いる と いう のだ
( アインズ ) おはよう ございます 先生
ああ おはよう アインズ 君
もう 悪魔 と か そういう レベル じゃ ない 世界 だった な
( スバル ) ハァ ハァ …
悪い な レム 一緒に 待って もらって
いいえ レム が そう し たかった だけ です
と いって も さすが に 急が ない と 遅刻 しち まう な
スピード 上げる か ( レム ) はい !
( スバル ) って ええ !?
レム その 速 さ は 俺 ついていけ ねえ よ
( レム ) で は せ ん 越 ながら 抱えて いき ます ね
( レム ) で は せ ん 越 ながら 抱えて いき ます ね
( スバル ) えっ ? うわ ああ あ !
( スバル ) えっ ? うわ ああ あ !
ふ っ !
確かに 速 ( はえ ) え けど
男 と して の 尊厳 と か が 失わ れて いく 気 が する ぜ
抱え られて 運ば れる スバル 君 も ステキです
目 の りりし さ が 違い ます
でも 女の子 に 抱え られて る 男 なんて 俺 以外 に いな …
いた ~
( ダクネス ) カズマ ! ( カズマ ) 何 ?
いくら 遅刻 し そうだ から と いって
これ は ちょっと ない んじゃ ない か ?
俺 は 今 の パーティー で
いちばん 早く 学校 に 着く アイデア を 実行 して いる だけ だ
俺 が 走る より
お前 が 抱えて 走った ほう が 速い んだ から しかたない だ ろ
お お前 に は 男 と して の プライド は ない の か
腹筋 まで 割れて る 人間 に 言わ れて 失う プライド など ない !
( カズマ ・ ダクネス ) あっ
( スバル ・ カズマ ) ん ん …
( スバル ) レム やっぱり 下ろして くれ
分かり ました
ダクネス やっぱり 下ろして くれ
そ そうだ な
( 一同 ) ん ん …
( 一同 ) ん ん …
( チャイム )
( チャイム )
( チャイム )
( スバル ・ カズマ ) どうも …
( チャイム )
( チャイム )
と か 言って る 場合 じゃ ねえ !
( レルゲン ) ハァ … ( スバル ・ カズマ ) う お おお …
( スバル と カズマ の 叫び声 )
う お おお おお
ナツキ ・ スバル !
遅刻 だ !
の お おお おお …
( レルゲン ) サトウ ・ カズマ ! ( カズマ ) あっ …
( レルゲン ) お前 も 遅刻 だ ! ( 落ちる 音 )
の おお おお おお …
なあ カズマ って いった っけ ?
はい カズマ です
サトウ ・ カズマ
はい サトウ ・ カズマ です
( スバル ) お前 って さ …
待て ! その先 は 俺 に も 言わ せて くれ
( スバル ・ カズマ ) お前 って …
( カズマ ) 絶対 異 世界 転生 だ よ なあ !
( スバル ) 絶対 異 世界 召喚 だ よ なあ !
( カズマ ) 召喚 ? ( スバル ) 転生 ?
名前 聞いた 時点 で 絶対 そう だって 思った んだ よ
極め つけ は ジャージ !
実は 俺 も 転生 した とき ジャージ で さ !
部屋 引きこもり の マストアイテム ジャージ !
いや 俺 は 引きこもり じゃ ない よ
おい お前たち 反省 して る の か ?
( カズマ ) 普通 さ 異 世界 転生 とかい ったら ―
“ スタート から チート !” みたいな の ある じゃ ないで す か
分かる 分かる
“ 俺 強 ( つえ ) え !” みたいな やつ 何 を やって も 勝ち 組 で
それ が 王道 だ よ な
なのに 現実 は “ 何 これ ?” って 感じ です よ
つらい つら すぎる
魔 王 倒す こと に なって さ
でも 転生 特典 が つくって いう から 期待 した わけだ
なのに ついてきた の は 使え ない 駄 女神
パーティー メンバー は 1 日 に 1 発 しか ―
魔法 が 撃て ない 魔法使い と
攻撃 の 当たら ない クルセイダー だ わ
カネ なし 宿なし で 馬 小屋 生活 だ わ
もう ホント 苦労 しか なくて な
俺 も 初めて 出会った ハーフエルフ の 女の子 の ため に
あれこれ 頑張って 今 は 同じ 屋敷 に 住んで んだ けど
そこ に 双子 の 鬼 メイド と か ドリルロリ の 幼女 と かも いて さ
あ ?
( カズマ ) 待て ( スバル ) あ ?
何 だ それ は ?
いや 全然 健全だ よ
俺 に なついて ん の なんて レム だけ だし
あっ レム って 双子 の 妹 の 青 髪 の 子 な んだ けど …
何 だ それ は ?
そもそも 俺 は エミリア たん ハーフエルフ の 子 の 名前 ね
その 子 一筋 な わけで … ( カズマ ) 何 だ それ は ?
いや お互い 大変だ なって 話
お前 は 全然 大変じゃ ないだ ろ !
女の子 に 囲ま れて ? 好きな 子 追っかけて ?
それ の どこ が 大変な んだ !
敵 だ もう お前 なんか 敵 !
この ハーレム 野郎 !
何 だ よ それ
同じ 異 世界 転生 な のに この 格差 は 理不尽だ ろ !
ちく しょ お おお おお !
( スバル ) いや 俺 転生 じゃ ねえ し
♪~
~♪