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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン11 - 231 - 閉ざされた航路

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 231 - 閉ざされた 航路

( 綱 手 ) 今 まで と は 違う 。 戦争 だ 。

シカマル お前 に は 前線 にて →

司令塔 と して 働いて もらわ ねば なら ない 。

( シカマル ) はい 。 お前 の 頭脳 に 期待 して いる ぞ 。

♪~

( シカク ) ん ?

シカマル お前 の 番 だ 。

心 ここに あら ず 。 怖い の か ?

怖い んじゃ ねえ 。 俺 の 判断 ミス ひと つ で 仲間 が 死ぬ 。

何 を すれば いい か 何 が できる の か …。

迷い も する さ 。

お前 も 千日手 に は まっ ち まった ようだ な 。

《 千日手 …。

盤面 上 の 駒 の 配置 手番 持ち 駒 の 種類 や 数 →

まったく 同じ 状態 が 4 回 現れる と その 勝負 は なかった こと に なる 》

目的 を 見失う な 。 ナルト に 会って こい 。

補給 任務 が ある 。 え ?

ちょうど いい 気晴らし に も なる だろう 。

行って こい 。 お前 を 推薦 して おく 。

( テンテン ) 静かな ところ ね 。

あぁ 。 ここ 藻屑 島 は →

この 大きな 環礁 が 自然の 防波堤 と なり →

波 も 穏やかな 理想 的な 港 が 作ら れた 。

え ぇ 海 な のに まるで 鏡 みたい 。

の 割に は …。

♪~

ここ に 長居 は 無用だ な 。

取り舵 いっぱ ~ い !

( ナルト ) フン ! った く …。

ご 当地 名物 を 食う の が 旅 の 醍醐味 だっ つう のに よ !

もう 少し で 日 が 沈み そうじゃ ねえ か 。

もう なんで 上陸 も し ねえ で 出航 す んだ よ !

里 の 英雄 に なって も ナルト って 相変わらず ね 。

フッ こんな 時 に 気楽な もん だ 。

何 か 言った か !?

関係 ねえ よ 。 こっち の 話 だ 。

だいたい お め えら って ば なんで 藻屑 島 で 待って た んだ ?

物資 の 補給 だ よ 。

物資 ?

そんな もん どこ に あんだ よ !?

( テンテン ) ここ よ !

わ ぁっ !

た … 助けて …。

( アオバ ) ほ ぅ … 歩く 倉庫 と いった ところ か 。

クッ ! 大丈夫 か ?

見て ねえ で お前 も 助けろ よ 。

《 ナルト に 会って も 答え は 見つか ん ねえ よ 親父 》

( ヤマト ) 霧 が 濃く なった ね 。 気 を つけて くれ 。

大丈夫です 。 羅針盤 が あり ます から 。

おかしい な …。 どうし たんだい ?

《 今 の 俺 に みんな を 束ね その 命 を 預かる こと が できる の か 。

俺 は どう すれば いい …》

どうした ? シカマル 。

ん ?

いや … なんでも ねえ 。

ところで ガイ 先生 は どうした ? 姿 が 見え ねえ ようだ が 。

あぁ 海 に 出て から ずっと 船酔い で 今 も 船室 で ひっくり返って る 。

( ガイ ) みんな おはよう !

なんだ ガイ 先生 元気じゃ な いっす か 。

よ ぉ シカマル 来て た の か 。

船 が 動いて ん の に ほんとに 大丈夫な の か ?

あぁ ! 今日 は 全然 船酔い し ない 。 さわやかな 目覚め だ 。

う ぉ ~!

( 咳き込む 声 )

一 寸 先 は 霧 何も 見え ん ぞ 。

って 今ごろ 気づいた の か よ 。 まったく 船酔い ボケ だって ば よ 。

(2 人 ) うわ っ ! わ ぁ ~!!

危 ねえ ! 影 首 縛り の 術 !!

おい ! うわ ぁ !

助かった …。 面目ない 。

おい 船 の まわり が 岩 だらけ だ ぞ 。

この 辺り に 岩礁 地帯 は ない はずだ が …。

しっかり 舵 を 取って !

無理です ! 避け きれ ませ ん !

ここ は 木 ノ 葉 の 燃える 青春 マイト ・ ガイ に 任せて おけ !

と ぉ ~ っ ! チェスト ~!!

まだまだ ! アチョ ~! アチョ ~!

ムチャクチャ だ …。 ガイ 先生 らしい けど …。

ゲキマユ 先生 後ろ ! 後ろ !

え ?

うわ ぁ !

ムムム … なん の これ くらい の 岩 !

えっ !? アチョ ~!

タァ ~ ッ !

《 クソッ なんか 手 は ねえ の か …》

ヤマト さん ! あぁ !

木 遁 !

♪~

う っ …。

大丈夫 か ? ヤマト 隊長 。 あぁ 。

あれ を 見て !

で っけ え … 渦潮 だ ! なん だって !?

あんな の に 巻き込ま れたら こんな 船 ひと たまり も ない ぞ 。

駄目だ ! 舵 が きか ない !

♪~

どう すんだ って ば よ !

ナルト 超 大玉 螺旋 丸 だ !

へ ? 超 大玉 螺旋 丸 ?

いい から 渦 に 叩き込め ! わ … わかった !

ヤマト 隊長 ! 回収 しっかり 頼む ぜ !

あぁ 任せろ !

おりゃ ~!

今 だ ! クッ !

( モズク ) チッ し ぶて え や つら だ 。

ふ ぅ …。

これ で もう オーケー ?

(3 人 ) は ぁ … お っ !?

お っ !? あ … これ は !

チッ また か …。

この ~! 何度 でも 叩き 壊す まで !

と ぉ ~! チェスト ~!

アチョ ~!

えっ !?

ナルト ! あ … あぁ !

う ぉ ~ っ !

《 何 な んだ ? いったい 何 が 起こって や がる !?

自然 現象 に して は 不自然だ 。

俺 たち の 任務 は ナルト を 雷 の 国 に 無事 届ける こと 。

もし ナルト 奪還 を 目的 と する 仕掛け だ と する と →

敵 の 存在 を 確認 し ねえ と 》

( 衝撃 音 )

なんだ と ~!?

くっ ! う ぅ … うわ ぁ ~!

は ぁ ~ っ !

《 これ で 三 度 目 … 敵 の 目的 は 俺 たち の チャクラ 切れ か ?

しかし いまだ 近く に 敵 の 気配 は 感じ ねえ 。

これ は 幻 術 か …?》

《 いや あれ は 実体 だ 。 あと 考え られる の は →

時空 間 忍術 か … 違う !

これほど 大規模な 結 界 空間 を 作れる 忍 なら →

チャクラ 切れ なんて ま どろ っこ しい 手 を うつ と は 思え ねえ 》

もう チャクラ が …。

( 衝撃 音 )

なに !?

4 回 目 か … フンッ まるで 千日手 って と こか ?

ガイ 先生 !

無理 ! みんな もう クタクタ よ !

だ よ な …。

めん どくせ え けど …。

もう 俺 しかい ねえ 。

俺 の 術 じゃ 帆船 ほど の 重量 を コントロール する の は 容易じゃ ねえ が 。

やる っき ゃ ねえ ! ん ?

シカマル … お前 に そんな こと 期待 しちゃ い ねえ 。

なに !?

力 仕事 は 俺 に 任せろ 。

頭 を 使って この 状況 から 脱出 する 方法 を 考え ん の が →

お め え の 役目 だって ば よ !

多重 影 分身 の 術 !

♪~

《 クソ … 俺 は 何 を 焦って た んだ ?

ナルト の 言う とおり だ ぜ 》

《 もう 一 度 整理 しろ 。 港 を 出て から 何 が あった ?

船 は 港 を 出て すぐに 深い 霧 の 中 に 入り込み →

ガイ 先生 は 洋上 に も かかわら ず 船酔い も せ ず →

羅針盤 は あて に なら なく なった 。

しばらく して 岩礁 地帯 に 迷い 込み 渦潮 が 出現 した 》

《 渦潮 は 海底 の 複雑な 地形 と 水位 差 に より 発生 する …》

《 しまった ! 今日 は 大潮 だ !

しかも 湾 に は 狭い 入り口 しか ねえ 。

そこ へ 大潮 に より 大量の 海水 が 流れ込めば →

渦潮 は 簡単に できる !

ガイ 先生 が 船酔い に なら なかった の も …》

(( テンテン : 静かな ところ ね ))

《 あの 大きな 湾 の 波 の 穏やか さ が 船 の 揺れ を 抑えた んだ 。

間違い ねえ !》

≪ 大岩 だ ! みんな まとめて かかれ !

あれ は 。

いつの間に こんな 印 が 。

それ じゃ あれ は 何度 も この 船 と 擦れた 跡 。

てこ と は やっぱり 俺 たち は →

湾 内 を グルグル と 回さ れて ただ けって こと か 。

螺旋 丸 。

もう チャクラ が 。

また 大 渦 よ 。

この ~。 もう いい んだ ナルト 。

俺 に 考え が ある 。 考え って 。

じゃあ 俺 たち は どう すりゃ いい って ば よ 。

黙って このまま 渦潮 に 突っ込んで のま れりゃ いい んだ よ 。

なに !? どういう つもり な の シカマル ?

テンテン お め え の 力 を 借りて ぇ 。

え ?

フン 藻屑 島 隠れ 名物 →

カラクリ 仕掛け の 魔 の 海域 に かかれば こんな もん だ 。

あいつ ら やっと くたばり や がった 。

船 は 大 渦 に のみこま れて 海 の 藻屑 だ 。

よ ~ し 作戦 は 完了 だ 。 ( みんな ) お ~!

今日 は 大漁 だ 。 忍 の お 宝 いただこう ぜ 。

( みんな ) お ~!

うん ? なに ? 船 の 破片 も ない っす よ 。

んだ と ? お 宝 が 重 すぎて 全部 沈 ん じ まった の か ?

( みんな ) ヘッヘッ 。

藻屑 島 って の は 島民 全員 が 盗人 だって わけ か ?

て め え は !

そんなに お 宝 が 欲しけりゃ 腕ずく で とって み な 。

怯え ん な ! やつ ら は 罠 を 避け 続けて 疲れきって いる はずだ 。

忍 を ナメ んな 。 テンテン 。 え ぇ 。

なに !?

うわ ぁ ~!

ま ぁ 素人 の 罠 に しちゃ 上出来だった が な 。

オェ ~ ッ 。 クソッ また 船酔い だ 。

シカマル 。

や っぱ お め え の 頭脳 は 頼り に なる って ば よ 。

お前 に 会えて よかった よ 。 え ? なんだ ?

こっち の こと だ 。 まあ いい じゃ ねえ か 。

なに な に なに ? 教えて くれた って いい だ ろ 。

なぁ なん だって ば よ ? うる せ え な 。

やっ ぱお 前 めん どくせ え やつ だ ぜ 。 なんだ と !

めん どくせ え って どういう こと だって ば よ 。

あ ~ じゃ なくて 答えろ よ ! あ ~?

オェ ~ ッ 。

( 柴田 ) 皆 さ ~ ん →

大 家族 渡 津 家 が 半年 ぶり に 帰って き ました ~!

どんどん 成長 する 子供 たち は →

相変わらず 元気 いっぱい !

貧しくて も 部屋 が 狭くて も →

いつも 笑顔 いっぱいな の が 渡 津 家 な んです 。

そして この 半年 間 →

ほんと ~ に いろんな 出来事 が あり ました 。

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 231 - 閉ざされた 航路 ||しっぷう|つたい|しーずん|とざされた|こうろ Naruto Shippuden - Season 11 - 231 - Closed Passage Naruto Shippuden - Sezon 11 - 231 - Kapalı Geçit 火影忍者疾風傳 - 第 11 季 - 231 - 封閉路線

( 綱 手 ) 今 まで と は 違う 。  戦争 だ 。 つな|て|いま||||ちがう|せんそう|

シカマル   お前 に は 前線 にて → |おまえ|||ぜんせん|

司令塔 と して 働いて もらわ ねば なら ない 。 しれいとう|||はたらいて||||

( シカマル ) はい 。 お前 の 頭脳 に 期待 して いる ぞ 。 ||おまえ||ずのう||きたい|||

♪~

( シカク ) ん ?

シカマル   お前 の 番 だ 。 |おまえ||ばん|

心 ここに あら ず 。  怖い の か ? こころ|ここ に|||こわい||

怖い んじゃ ねえ 。 俺 の 判断 ミス ひと つ で 仲間 が 死ぬ 。 こわい|||おれ||はんだん|みす||||なかま||しぬ

何 を すれば いい か 何 が できる の か …。 なん|||||なん||||

迷い も する さ 。 まよい|||

お前 も   千日手 に は まっ ち まった ようだ な 。 おまえ||せんにちて|||||||

《 千日手 …。 せんにちて

盤面 上 の 駒 の 配置 手番   持ち 駒 の 種類 や 数 → ばんめん|うえ||こま||はいち|てつがい|もち|こま||しゅるい||すう

まったく 同じ 状態 が 4 回 現れる と その 勝負 は なかった こと に なる 》 |おなじ|じょうたい||かい|あらわれる|||しょうぶ|||||

目的 を 見失う な 。 ナルト に 会って こい 。 もくてき||みうしなう||||あって|

補給 任務 が ある 。 え ? ほきゅう|にんむ|||

ちょうど いい 気晴らし に も なる だろう 。 ||きばらし||||

行って こい 。  お前 を 推薦 して おく 。 おこなって||おまえ||すいせん||

( テンテン ) 静かな ところ ね 。 |しずかな||

あぁ 。  ここ 藻屑 島 は → ||もくず|しま|

この 大きな 環礁 が 自然の 防波堤 と なり → |おおきな|かんしょう||しぜんの|ぼうはてい||

波 も 穏やかな 理想 的な 港 が 作ら れた 。 なみ||おだやかな|りそう|てきな|こう||つくら|

え ぇ   海 な のに   まるで 鏡 みたい 。 ||うみ||||きよう|

の 割に は …。 |わりに|

♪~

ここ に 長居 は 無用だ な 。 ||ながい||むようだ|

取り舵 いっぱ ~ い ! とりかじ||

( ナルト ) フン !  った く …。 |ふん||

ご 当地 名物 を 食う の が 旅 の 醍醐味 だっ つう のに よ ! |とうち|めいぶつ||くう|||たび||だいごみ||||

もう 少し で 日 が 沈み そうじゃ ねえ か 。 |すこし||ひ||しずみ|そう じゃ||

もう   なんで 上陸 も し ねえ で 出航 す んだ よ ! ||じょうりく|||||しゅっこう|||

里 の 英雄 に なって も ナルト って 相変わらず ね 。 さと||えいゆう||||||あいかわらず|

フッ   こんな 時 に 気楽な もん だ 。 ||じ||きらくな||

何 か 言った か !? なん||いった|

関係 ねえ よ 。  こっち の 話 だ 。 かんけい|||||はなし|

だいたい   お め えら って ば なんで 藻屑 島 で 待って た んだ ? |||||||もくず|しま||まって||

物資 の 補給 だ よ 。 ぶっし||ほきゅう||

物資 ? ぶっし

そんな もん   どこ に あんだ よ !?

( テンテン ) ここ よ !

わ ぁっ !

た …  助けて …。 |たすけて

( アオバ ) ほ ぅ … 歩く 倉庫 と いった ところ か 。 |||あるく|そうこ||||

クッ ! 大丈夫 か ? |だいじょうぶ|

見て ねえ で   お前 も 助けろ よ 。 みて|||おまえ||たすけろ|

《 ナルト に 会って も 答え は 見つか ん ねえ よ   親父 》 ||あって||こたえ||みつか||||おやじ

( ヤマト ) 霧 が 濃く なった ね 。 気 を つけて くれ 。 やまと|きり||こく|||き|||

大丈夫です 。 羅針盤 が あり ます から 。 だいじょうぶ です|らしんばん||||

おかしい な …。 どうし たんだい ? ||どう し|

《 今 の 俺 に   みんな を 束ね その 命 を 預かる こと が できる の か 。 いま||おれ||||たばね||いのち||あずかる|||||

俺 は   どう すれば いい …》 おれ||||

どうした ?  シカマル 。

ん ?

いや …  なんでも ねえ 。

ところで   ガイ 先生 は   どうした ? 姿 が 見え ねえ ようだ が 。 ||せんせい|||すがた||みえ|||

あぁ   海 に 出て から ずっと 船酔い で 今 も 船室 で   ひっくり返って る 。 |うみ||でて|||ふなよい||いま||せんしつ||ひっくりかえって|

( ガイ ) みんな   おはよう !

なんだ   ガイ 先生 元気じゃ な いっす か 。 ||せんせい|げんきじゃ|||

よ ぉ   シカマル   来て た の か 。 |||きて|||

船 が 動いて ん の に ほんとに 大丈夫な の か ? せん||うごいて|||||だいじょうぶな||

あぁ !  今日 は 全然   船酔い し ない 。 さわやかな 目覚め だ 。 |きょう||ぜんぜん|ふなよい||||めざめ|

う ぉ ~!

( 咳き込む 声 ) せきこむ|こえ

一 寸 先 は 霧   何も 見え ん ぞ 。 ひと|すん|さき||きり|なにも|みえ||

って 今ごろ 気づいた の か よ 。 まったく 船酔い ボケ だって ば よ 。 |いまごろ|きづいた|||||ふなよい||||

(2 人 ) うわ っ !  わ ぁ ~!! じん||||

危 ねえ !  影 首 縛り の 術 !! き||かげ|くび|しばり||じゅつ

おい !  うわ ぁ !

助かった …。 面目ない 。 たすかった|めんぼくない

おい   船 の まわり が 岩 だらけ だ ぞ 。 |せん||||いわ|||

この 辺り に 岩礁 地帯 は ない はずだ が …。 |あたり||がんしょう|ちたい||||

しっかり 舵 を 取って ! |かじ||とって

無理です !  避け きれ ませ ん ! むり です|さけ|||

ここ は   木 ノ 葉 の 燃える 青春 マイト ・ ガイ に 任せて おけ ! ||き||は||もえる|せいしゅん||||まかせて|

と ぉ ~ っ !  チェスト ~!!

まだまだ !  アチョ ~!  アチョ ~!

ムチャクチャ だ …。 ガイ 先生 らしい けど …。 |||せんせい||

ゲキマユ 先生   後ろ !  後ろ ! |せんせい|うしろ|うしろ

え ?

うわ ぁ !

ムムム …  なん の   これ くらい の 岩 ! ||||||いわ

えっ !? アチョ ~!

タァ ~ ッ !

《 クソッ   なんか 手 は ねえ の か …》 ||て||||

ヤマト さん ! あぁ ! やまと||

木 遁 ! き|とん

♪~

う っ …。

大丈夫 か ?  ヤマト 隊長 。 あぁ 。 だいじょうぶ||やまと|たいちょう|

あれ を 見て ! ||みて

で っけ え …  渦潮 だ ! なん だって !? |||うずしお|||

あんな の に 巻き込ま れたら こんな 船   ひと たまり も ない ぞ 。 |||まきこま|||せん|||||

駄目だ !  舵 が きか ない ! だめだ|かじ|||

♪~

どう すんだ って ば よ !

ナルト   超 大玉 螺旋 丸 だ ! |ちょう|おおたま|らせん|まる|

へ ?  超 大玉 螺旋 丸 ? |ちょう|おおたま|らせん|まる

いい から   渦 に 叩き込め ! わ …  わかった ! ||うず||たたきこめ||

ヤマト 隊長 !  回収 しっかり 頼む ぜ ! やまと|たいちょう|かいしゅう||たのむ|

あぁ   任せろ ! |まかせろ

おりゃ ~!

今 だ ! クッ ! いま||

( モズク ) チッ   し ぶて え や つら だ 。

ふ ぅ …。

これ で   もう オーケー ? |||おーけー

(3 人 ) は ぁ …  お っ !? じん||||

お っ !? あ …  これ は !

チッ   また か …。

この ~!  何度 でも 叩き 壊す まで ! |なんど||たたき|こわす|

と ぉ ~!  チェスト ~!

アチョ ~!

えっ !?

ナルト ! あ …  あぁ !

う ぉ ~ っ !

《 何 な んだ ?  いったい 何 が 起こって や がる !? なん||||なん||おこって||

自然 現象 に して は 不自然だ 。 しぜん|げんしょう||||ふしぜんだ

俺 たち の 任務 は   ナルト を 雷 の 国 に 無事 届ける こと 。 おれ|||にんむ||||かみなり||くに||ぶじ|とどける|

もし   ナルト 奪還 を 目的 と する 仕掛け だ と する と → ||だっかん||もくてき|||しかけ||||

敵 の 存在 を 確認 し ねえ と 》 てき||そんざい||かくにん|||

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

なんだ と ~!?

くっ !  う ぅ …  うわ ぁ ~!

は ぁ ~ っ !

《 これ で 三 度 目 …  敵 の 目的 は 俺 たち の チャクラ 切れ か ? ||みっ|たび|め|てき||もくてき||おれ||||きれ|

しかし   いまだ 近く に 敵 の 気配 は 感じ ねえ 。 ||ちかく||てき||けはい||かんじ|

これ は   幻 術 か …?》 ||まぼろし|じゅつ|

《 いや   あれ は 実体 だ 。 あと 考え られる の は → |||じったい|||かんがえ|||

時空 間 忍術 か …  違う ! じくう|あいだ|にんじゅつ||ちがう

これほど 大規模な 結 界 空間 を 作れる 忍 なら → |だいきぼな|けつ|かい|くうかん||つくれる|おし|

チャクラ 切れ なんて   ま どろ っこ しい 手 を うつ と は 思え ねえ 》 |きれ||||||て|||||おもえ|

もう   チャクラ が …。

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

なに !?

4 回 目 か …  フンッ まるで   千日手 って と こか ? かい|め||||せんにちて|||

ガイ 先生 ! |せんせい

無理 !  みんな もう   クタクタ よ ! むり||||

だ よ な …。

めん どくせ え けど …。

もう   俺 しかい ねえ 。 |おれ||

俺 の 術 じゃ   帆船 ほど の 重量 を コントロール する の は 容易じゃ ねえ が 。 おれ||じゅつ||はんせん|||じゅうりょう||こんとろーる||||よういじゃ||

やる っき ゃ ねえ !  ん ?

シカマル …  お前 に そんな こと 期待 しちゃ い ねえ 。 |おまえ||||きたい|||

なに !?

力 仕事 は   俺 に 任せろ 。 ちから|しごと||おれ||まかせろ

頭 を 使って   この 状況 から 脱出 する 方法 を 考え ん の が → あたま||つかって||じょうきょう||だっしゅつ||ほうほう||かんがえ|||

お め え の 役目 だって ば よ ! ||||やくめ|||

多重 影 分身 の 術 ! たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

♪~

《 クソ …  俺 は 何 を 焦って た んだ ? くそ|おれ||なん||あせって||

ナルト の 言う とおり だ ぜ 》 ||いう|||

《 もう 一 度 整理 しろ 。 港 を 出て から   何 が あった ? |ひと|たび|せいり||こう||でて||なん||

船 は   港 を 出て すぐに 深い 霧 の 中 に 入り込み → せん||こう||でて||ふかい|きり||なか||はいりこみ

ガイ 先生 は   洋上 に も かかわら ず 船酔い も せ ず → |せんせい||ようじょう|||||ふなよい|||

羅針盤 は   あて に なら なく なった 。 らしんばん||||||

しばらく して   岩礁 地帯 に 迷い 込み 渦潮 が 出現 した 》 ||がんしょう|ちたい||まよい|こみ|うずしお||しゅつげん|

《 渦潮 は   海底 の 複雑な 地形 と 水位 差 に より 発生 する …》 うずしお||かいてい||ふくざつな|ちけい||すいい|さ|||はっせい|

《 しまった !  今日 は 大潮 だ ! |きょう||おおしお|

しかも   湾 に は 狭い 入り口 しか ねえ 。 |わん|||せまい|いりぐち||

そこ へ 大潮 に より 大量の 海水 が 流れ込めば → ||おおしお|||たいりょうの|かいすい||ながれこめば

渦潮 は   簡単に できる ! うずしお||かんたんに|

ガイ 先生 が   船酔い に なら なかった の も …》 |せんせい||ふなよい|||||

(( テンテン : 静かな ところ ね )) |しずかな||

《 あの 大きな 湾 の 波 の 穏やか さ が 船 の 揺れ を 抑えた んだ 。 |おおきな|わん||なみ||おだやか|||せん||ゆれ||おさえた|

間違い ねえ !》 まちがい|

≪ 大岩 だ ! みんな   まとめて かかれ ! おおいわ||||

あれ は 。

いつの間に こんな 印 が 。 いつのまに||いん|

それ じゃ あれ は 何度 も この 船 と 擦れた 跡 。 ||||なんど|||せん||すれた|あと

てこ と は   やっぱり 俺 たち は → ||||おれ||

湾 内 を グルグル と 回さ れて ただ けって こと か 。 わん|うち||ぐるぐる||まわさ|||||

螺旋 丸 。 らせん|まる

もう チャクラ が 。

また 大 渦 よ 。 |だい|うず|

この ~。 もう いい んだ   ナルト 。

俺 に 考え が ある 。 考え って 。 おれ||かんがえ|||かんがえ|

じゃあ 俺 たち は どう すりゃ いい って ば よ 。 |おれ||||||||

黙って このまま 渦潮 に 突っ込んで のま れりゃ いい んだ よ 。 だまって||うずしお||つっこんで|||||

なに !? どういう つもり な の   シカマル ?

テンテン   お め え の 力 を 借りて ぇ 。 |||||ちから||かりて|

え ?

フン   藻屑 島 隠れ 名物 → ふん|もくず|しま|かくれ|めいぶつ

カラクリ 仕掛け の 魔 の 海域 に かかれば こんな もん だ 。 |しかけ||ま||かいいき|||||

あいつ ら やっと くたばり や がった 。

船 は 大 渦 に のみこま れて 海 の 藻屑 だ 。 せん||だい|うず||||うみ||もくず|

よ ~ し   作戦 は 完了 だ 。 ( みんな ) お ~! ||さくせん||かんりょう|||

今日 は 大漁 だ 。 忍 の お 宝 いただこう ぜ 。 きょう||たいりょう||おし|||たから||

( みんな ) お ~!

うん ? なに ?  船 の 破片 も ない っす よ 。 ||せん||はへん||||

んだ と ?  お 宝 が 重 すぎて 全部 沈 ん じ まった の か ? |||たから||おも||ぜんぶ|しず|||||

( みんな ) ヘッヘッ 。

藻屑 島 って の は   島民 全員 が 盗人 だって わけ か ? もくず|しま||||とうみん|ぜんいん||ぬすびと|||

て め え は !

そんなに お 宝 が 欲しけりゃ 腕ずく で とって み な 。 ||たから||ほしけりゃ|うでずく||||

怯え ん な !  やつ ら は 罠 を 避け 続けて 疲れきって いる はずだ 。 おびえ||||||わな||さけ|つづけて|つかれきって||

忍 を ナメ んな 。  テンテン 。 え ぇ 。 おし||||||

なに !?

うわ ぁ ~!

ま ぁ   素人 の 罠 に しちゃ 上出来だった が   な 。 ||しろうと||わな|||じょうできだった||

オェ ~ ッ 。  クソッ   また 船酔い だ 。 ||||ふなよい|

シカマル 。

や っぱ   お め え の 頭脳 は 頼り に なる って ば よ 。 ||||||ずのう||たより|||||

お前 に 会えて よかった よ 。 え ?  なんだ ? おまえ||あえて||||

こっち の こと だ 。 まあ いい じゃ ねえ か 。

なに な に   なに ? 教えて くれた って いい だ ろ 。 ||||おしえて|||||

なぁ   なん だって ば よ ? うる せ え な 。

やっ ぱお 前   めん どくせ え やつ だ ぜ 。 なんだ と ! ||ぜん||||||||

めん どくせ え って どういう こと だって ば よ 。

あ ~ じゃ なくて 答えろ よ ! あ ~? |||こたえろ||

オェ ~ ッ 。

( 柴田 ) 皆 さ ~ ん → しばた|みな||

大 家族   渡 津 家 が 半年 ぶり に 帰って き ました ~! だい|かぞく|と|つ|いえ||はんとし|||かえって||

どんどん 成長 する 子供 たち は → |せいちょう||こども||

相変わらず   元気 いっぱい ! あいかわらず|げんき|

貧しくて も   部屋 が 狭くて も → まずしくて||へや||せまくて|

いつも   笑顔 いっぱいな の が 渡 津 家 な んです 。 |えがお||||と|つ|いえ||ん です

そして   この 半年 間 → ||はんとし|あいだ

ほんと ~ に いろんな 出来事 が   あり ました 。 |||できごと|||