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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン14 - 319 - 傀儡に宿る魂

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 319 - 傀儡 に 宿る 魂

♪♪~

ど りゃ ~! う お ~!

( 叫び声 )

( ミフネ ) ひけ ! ひけ ~!

♪♪~

( カンクロウ ) 一流 の 傀儡 使い の チャクラ 糸 は →

傀儡 だけ じゃ なく 人 も 操る こと が できる 。

だが チャクラ 糸 を 切って しまえば 操ら れて る ヤツ に 害 は ない じゃ ん 。

かたじけない 。 味方 を 殺 め る ところ であった 。

傀儡 使い に は 傀儡 使い の 戦い 方 が ある から な 。

まっ 俺 が 引き受ける しか ない じゃ ん 。

なあ チヨバア !

( チヨバア ) カンクロウ 。

ん ?

《 サソリ …。

わし の して きた こと は 間違い ばかり じゃ った 。

じゃ が ナルト に 出会い 最後に 正しい こと が できた 。

そして 未来 に 希望 を 残し 死ねた はずじゃ った 。

じゃ が な やはり お前 を 前 に すれば 後悔 の 過去 を 思い出して しまう 。

サソリ よ …》

(( サソリ : お 父 様 と お 母 様 は いつ 戻ら れ ます か ?

うん もう 少し 先 に なる らしい のう 。

そう です か …))

《 チヨバア : わし に は 本当の こと を 伝える こと が でき なかった 。

両親 の 死 を 知らせる に は サソリ は あまりに も 幼 すぎた 》

(( うん ?

♪♪~

サソリ …))

♪♪~

《 チヨバア : 気づいて おった のじゃ 。 サソリ は 両親 の 死 を …》

(( コムシ : サソリ ! 元気 して る か ?

この 前 の 傀儡 も 評判 が よかった って →

チヨバア 様 が 言って た ぜ 。

俺 も いつか オメエ の 傀儡 ぐらい すげ ぇ ! って 言わ れる 忍 に …。

( コムシ ) おい ! 聞いて ん の か よ ?

お ~ い 俺 です よ ~。

コムシ が 来 ました よ ~。

おい ! 返事 しろ って !

あ …。

わ … わざと じゃ ない ぞ 。 悪かった よ 。

でも 俺 の 扱い も しか して 人形 以下 か ?

まあ お前 の リアクション に →

いちいち 落ち込んで たら キリ が ない から な 。

チヨバア 様 から の 言づて だ 。

依頼 して おいた 傀儡 の 納期 を 早め …。

( サソリ ) 烏 黒 蟻 山椒 魚 。

依頼 書 どおり 造形 完了 。

へ ~ っ これ が 新作 か 。 しかし ずいぶん と 早く …。

待た せる の は 嫌いだ 。

そう か … そうだ よ な 。

( コムシ ) へ ~ っ …。

大した もん だ な 。 まるで 人 の 指 みたいだ 。

( サソリ ) ふむ …。

あっ … おっと 忘れる とこ だった 。

その 新作 の … 烏 用 の 毒 を どう する か →

それ も 聞い と けって 言わ れた んだ 。

うん ?

希少 薬草 ばっ か じゃ ん これ 。

これ を 調合 する って の か ?

けど こりゃ 許可 証 が 必要だ な 。

よし ! この コムシ 様 が 掛け合って やる から さ →

ちょっと 待って て くれ …。 待つ の は イヤだ 。

だ よ な 。 じゃ 行こう ぜ 。

( ノック )

( コムシ ) コムシ です 。 な んじゃ ?

おお 伝言 伝えて …。

チヨバア 様 サソリ から お 願い が ある んだ 。

なん じゃ ?

フム … 配合 比率 が わから ん と なんとも 言え ない が …。

お ぬし の こと じゃ 。 問題 なかろう 。

医薬 部 に は 話 を つけて おく 。

わし は 研究 の 続き が ある ゆえ もう 下がれ 。

( コムシ ) あ ~ あ サソリ は いい よ な 。

その 歳 で 立派に 里 の 役 に 立って る んだ もん な 。

チヨバア 様 も 鼻 が 高い だ ろ 。

聞いて る の か ?

チヨバア 様 は いつも お前 の こと 気 に かけて る んだ ぜ 。

俺 も さ 早く お前 の 傀儡 みたいに →

一人前 の 忍 と して 認め られ たい ぜ 。

うち の 親 は いつも 俺 を ガキ 扱い な んだ よ 。

忍 に 向いて ない って 。

でも 今度 国境 の 警備 を 任さ れた んだ 。

そりゃ ただ の 警備 だ けど そこ で 手柄 を 立てれば …。

コムシ ! こんな 時間 まで 何 して る の ?

心配 する でしょ 。

ちょ っ … やめて くれよ かっこわるい 。

これ から 俺 だって 警備 の 任務 に …。

任務 なんて 断った って いい の よ !

母さん が 一生 面倒 みて あげる から 。

( コムシ ) だ から やめろ って !

サンキュー ! サソリ 。

聞いた ぞ 。 任務 で ケガ を した と いう で は ない か 。

ヘマ を しち まって 。 でも ね …。

なんと ! 傀儡 の 腕 を …。

それ だけ じゃ ない んです よ !

ヘヘヘ !

前 より 強く なった 気分 です 。

それ に 本当 ピッタリ な んだ よ な 。

もともと 俺 の 体 だった みたいな ん す よ 。

( コムシ ) ぐ わ ~ っ !

♪♪~

仕込み の 毒 を 自ら 食らう と は …。

( コムシ ) チヨバア 様 アイツ は … アイツ は 悪く ねえ 。

悪い の は ドジ を 踏んだ 俺 …。

ぐ わ ~ っ !

え ~ い ! サソリ は !? 毒 の 配合 比率 は まだ か ?

うわ ~ っ !

治して ください 治して ください 治して ください 治して !

右腕 だって あなた が つけた んでしょ !?

なら 左腕 も …。

足 も 体 も … 魂 だって 治 せる はずでしょ !

返して ! 私 の コムシ を 治して 返して ください !!))

《 痛ましい 事故 であった 。

コムシ は わし と サソリ を よく つないで くれた 。

それ だけ で は ない 。

サソリ に とって も 唯一 と いって いい 友 じゃ った のに …》

(( サソリ の 近況 は どう じゃ ?

ふだん と 変わり あり ませ ん よ 。

最近 は 細かい 傀儡 の パーツ を 作って ます ね 。

これ が 本当に 人 の 手 みたいで …))

(( ん !? な んじゃ ? まさか …。 偶然 の はずじゃ が …。

何 か が …。

《 思い過ごし で あって くれれば よい が …》

( サソリ ) 待た せる の は 嫌いだ 。

目測 で は もう 少し 成長 する か と 思った が …。

サソリ ! 何 を して おる !?

ぎりぎり 規格 の サイズ に 収まった か 。

サソリ …。

コムシ じゃ と !?

♪♪~

( サソリ ) 依頼 どおり 造形 完了 ))

《 わし は あや つ が 最も つらい とき そば に いて やれ なんだ 。

愛情 を 最も 欲した とき に そば に …。

いや 本当 は あや つ の もと から 口実 を つくって 逃げて いた 。

わし が あや つ を あのように 歪めて しまった 。

すま ぬ 。 よみがえった 死人 が →

傀儡 に なった お前 に 謝った ところ で 今更 じゃ が …》

♪♪~

技 の キレ は さすが じゃ ん 。

だが 闘志 が 宿って ねえ 。

や っぱ 傀儡 使い が 操ら れて ちゃ ダメ って こと じゃ ん 。

フン 若 造 が わかった ような こと を 。

この 穢土 転生 と いう 術 を あなどる で ない ぞ 。

術 者 が 本気に なれば …。

言う とる そばから …。

裏白 秘 技 十 機 偽 松 の 集 !

♪♪~

えっ ワイヤー じゃ と ?

な …。

サソリ も この サソリ の 父 と 母 も →

俺 が 回収 して 直した んだ 。

♪♪~

(( サクラ : アイツ は サソリ は 言って ました 。

自分 は 人形 に なりきれ なかった 人間 だって 。

生身 の 核 を 持つ 不完全な 傀儡 だって 。

傀儡 に なった お 父さん と お 母さん に →

近づき たかった んです か ね 。

魂 の ない 人形 に なり たい だ なんて 。

そう かも な 。 だけど よ →

俺 に は この 傀儡 サソリ の 父 と 母 に 宿る 魂 を 感じる ぜ 。

サソリ の ヤツ も それ を 感じた と 信じ たい 。

チヨバア 様 が 言って ました 。

お 父さん と お 母さん の 最後 の 攻撃 は →

サソリ に 見えて いた 。 それ でも なぜ か かわさ なかった って 。

ああ 伝わった んだろう な 。 父 と 母 の 魂 の 叫び って ヤツ が よ ))

確かに 俺 は 若 造 じゃ ん 。

だが チャクラ 糸 を 通して 伝わって くる →

アンタ の 後悔 や 悲しみ に 気づか ない ほど 鈍感じゃ ない ぜ 。

ぬけぬけ と 思った こと を 言い おって 。

だから 若 造 と いう んじゃ 。

償い たくて も 償え ない こと も ある 。

まして や わし は 死人 じゃ 。

どう する こと も でき ん わ い 。

俺 は サソリ に 託さ れた んだ 。

(( サソリ : 父 と 母 の 傀儡 も お前 に 託す ))

サソリ が お ぬし に …。

( カンクロウ ) さすが サソリ が 作った 傀儡 だ 。

仕込み は もちろん 指先 に 至る まで →

繊細に 作り こま れて いる 。

《 こや つ も サソリ 同様 →

傀儡 へ の 並々 なら ぬ 愛情 を 持って おる の か 》

この 2 人 に は サソリ の 魂 が 宿って る 。

そして その 思い が →

傀儡 に 父 と 母 の 魂 を も 宿ら せた 。

少なくとも サソリ は そう 感じて いた はずだ 。

傀儡 に 魂 じゃ と ?

それ だけ じゃ ない ぜ チヨバア 。

父 と 母 を 操 演 した アンタ の 思い も →

魂 と なって この 2 人 に 宿って る んだ 。

サソリ は それ を わかって いた 。

すべて を ひっくるめて サソリ は 俺 に …。

いや 未来 の 忍 世界 に 託した の さ 。

それ を 受け継いで 伝えて いく の も →

俺 たち の 役目 って わけじゃ ん 。

サソリ が …。

たしかに 俺 は 若 造 で →

アンタ から 見れば 他人 かも しれ ねえ 。

だが 弟 は 我 愛 羅 は →

アンタ の 魂 を 貰って 生き返った んだ 。

とても 他人 と は 思え ねえ 。

それ に チャクラ 糸 を 通して 感じる んだ 。

サソリ と 父 と 母 家族 の 思い が →

魂 の 声 が こう 言って いる 。

チヨバア を 止めて やって くれ って な 。

家族 …。

(( 母さん ! たかが 家族 の 記念 写真 な んだ から →

そんなに 強情に なら なくて も 。

バカ もん 。 忍んで こそ の 忍 じゃ 。

そんな もの を 撮って 写真 立て に 飾り →

ホームパーチー なん ぞ で 「 よい お 写真 です ね 」 なんて →

言わ れる の は まっぴら ごめん じゃ 。

そ そこ まで は 言って ませ ん けど 。

言って る も 同然じゃ わ い 。

( サソリ ) チヨバア 様 。

写真 一緒に 撮る の 嫌な の ?

いや そういう こと を 言って おる ので は …。

もう しようがない な 。

おおう … 何 を する !

む ~。

ああ !!))

それにしても よき 操 演者 に 引き継が れた もの よ 。

あっ !

チヨバア !!

な ~ ん て な 。 リアル 死んだ ふり 。

ゲヘ ゲヘ ゲヘヘヘヘヘ 。

さて サソリ が 父 と 母 を →

置き土産 と して 置いて いった のに →

わし が 何も 残さ ん わけに は いかんの う 。

今 の わし が お前 に 残して やれる の は →

傀儡 の 奥義 くらい の もん じゃ 。

その 身をもって 学ぶ が よい 。

( カンクロウ ) ちょっと 待 っ …。 ( チヨバア ) 白 秘 技 奥義 夢 幻 の 集 !

マジ や べ え じゃ ん !

( チヨバア ) アッハッハ !

( カンクロウ ) ガキ の 頃 あんなに 修業 つけて くれ って →

せがんだ のに 里 の 未来 なんか どう で も いい って →

相手 に して くれ なかった じゃ ん !

( チヨバア ) わし も 若かった から のう 。

( カンクロウ ) 十 分 ババア だった じゃ ん !

( チヨバア ) アーハッハッハ !

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 。

名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 14 - 319 - 傀儡 に 宿る 魂 ||しっぷう|つたい|しーずん|かいらい||やどる|たましい Naruto Shippuden - Season 14 - 319 - The Spirit in the Puppet

♪♪~

ど りゃ ~! う お ~!

( 叫び声 ) さけびごえ

( ミフネ ) ひけ !  ひけ ~!

♪♪~

( カンクロウ ) 一流 の 傀儡 使い の チャクラ 糸 は → |いちりゅう||かいらい|つかい|||いと|

傀儡 だけ じゃ なく 人 も 操る こと が できる 。 かいらい||||じん||あやつる|||

だが   チャクラ 糸 を 切って しまえば 操ら れて る ヤツ に 害 は ない じゃ ん 。 ||いと||きって||あやつら|||やつ||がい||||

かたじけない 。 味方 を 殺 め る ところ であった 。 |みかた||ころ||||

傀儡 使い に は 傀儡 使い の 戦い 方 が ある から な 。 かいらい|つかい|||かいらい|つかい||たたかい|かた||||

まっ 俺 が 引き受ける しか ない じゃ ん 。 |おれ||ひきうける||||

なあ   チヨバア !

( チヨバア ) カンクロウ 。

ん ?

《 サソリ …。 さそり

わし の して きた こと は 間違い ばかり じゃ った 。 ||||||まちがい|||

じゃ が   ナルト に 出会い 最後に 正しい こと が できた 。 ||||であい|さいごに|ただしい|||

そして 未来 に 希望 を 残し 死ねた はずじゃ った 。 |みらい||きぼう||のこし|しねた||

じゃ が な   やはり お前 を 前 に すれば 後悔 の 過去 を 思い出して しまう 。 ||||おまえ||ぜん|||こうかい||かこ||おもいだして|

サソリ よ …》 さそり|

(( サソリ : お 父 様 と   お 母 様 は いつ 戻ら れ ます か ? さそり||ちち|さま|||はは|さま|||もどら|||

うん   もう 少し 先 に なる らしい のう 。 ||すこし|さき||||

そう です か …))

《 チヨバア : わし に は   本当の こと を 伝える こと が でき なかった 。 ||||ほんとうの|||つたえる||||

両親 の 死 を 知らせる に は サソリ は   あまりに も 幼 すぎた 》 りょうしん||し||しらせる|||さそり||||おさな|

(( うん ?

♪♪~

サソリ …)) さそり

♪♪~

《 チヨバア : 気づいて おった のじゃ 。 サソリ は 両親 の 死 を …》 |きづいて|||さそり||りょうしん||し|

(( コムシ : サソリ !  元気 して る か ? |さそり|げんき|||

この 前 の 傀儡 も 評判 が よかった って → |ぜん||かいらい||ひょうばん|||

チヨバア 様 が 言って た ぜ 。 |さま||いって||

俺 も   いつか   オメエ の 傀儡 ぐらい すげ ぇ !  って 言わ れる 忍 に …。 おれ|||||かいらい|||||いわ||おし|

( コムシ ) おい !  聞いて ん の か よ ? ||きいて||||

お ~ い   俺 です よ ~。 ||おれ||

コムシ が 来 ました よ ~。 ||らい||

おい !  返事 しろ って ! |へんじ||

あ …。

わ …  わざと じゃ ない ぞ 。 悪かった よ 。 |||||わるかった|

でも   俺 の 扱い も しか して 人形 以下 か ? |おれ||あつかい||||にんぎょう|いか|

まあ   お前 の リアクション に → |おまえ|||

いちいち 落ち込んで たら キリ が ない から な 。 |おちこんで||きり||||

チヨバア 様 から の 言づて だ 。 |さま|||ことづて|

依頼 して おいた 傀儡 の 納期 を 早め …。 いらい|||かいらい||のうき||はや め

( サソリ ) 烏   黒 蟻   山椒 魚 。 さそり|からす|くろ|あり|さんしょ|ぎょ

依頼 書 どおり   造形 完了 。 いらい|しょ||ぞうけい|かんりょう

へ ~ っ   これ が 新作 か 。 しかし   ずいぶん と 早く …。 ||||しんさく|||||はやく

待た せる の は 嫌いだ 。 また||||きらいだ

そう か …  そうだ よ な 。 ||そう だ||

( コムシ ) へ ~ っ …。

大した もん だ な 。 まるで 人 の 指 みたいだ 。 たいした|||||じん||ゆび|

( サソリ ) ふむ …。 さそり|

あっ …  おっと   忘れる とこ だった 。 ||わすれる||

その 新作 の … 烏 用 の 毒 を   どう する か → |しんさく||からす|よう||どく||||

それ も 聞い と けって 言わ れた んだ 。 ||ききい|||いわ||

うん ?

希少 薬草 ばっ か じゃ ん   これ 。 きしょう|やくそう|||||

これ を 調合 する って の か ? ||ちょうごう||||

けど   こりゃ   許可 証 が 必要だ な 。 ||きょか|あかし||ひつようだ|

よし !  この コムシ 様 が 掛け合って やる から さ → |||さま||かけあって|||

ちょっと 待って て くれ …。 待つ の は   イヤだ 。 |まって|||まつ|||いやだ

だ よ な 。  じゃ   行こう ぜ 。 ||||いこう|

( ノック )

( コムシ ) コムシ です 。 な んじゃ ?

おお   伝言   伝えて …。 |でんごん|つたえて

チヨバア 様 サソリ から   お 願い が ある んだ 。 |さま|さそり|||ねがい|||

なん じゃ ?

フム …  配合 比率 が わから ん と なんとも 言え ない が …。 |はいごう|ひりつ||||||いえ||

お ぬし の こと じゃ 。  問題 なかろう 。 |||||もんだい|

医薬 部 に は   話 を つけて おく 。 いやく|ぶ|||はなし|||

わし は 研究 の 続き が ある ゆえ もう 下がれ 。 ||けんきゅう||つづき|||||さがれ

( コムシ ) あ ~ あ   サソリ は   いい よ な 。 |||さそり||||

その 歳 で 立派に 里 の 役 に 立って る んだ もん な 。 |さい||りっぱに|さと||やく||たって||||

チヨバア 様 も 鼻 が 高い だ ろ 。 |さま||はな||たかい||

聞いて る の か ? きいて|||

チヨバア 様 は   いつも お前 の こと 気 に かけて る んだ ぜ 。 |さま|||おまえ|||き|||||

俺 も さ   早く お前 の 傀儡 みたいに → おれ|||はやく|おまえ||かいらい|

一人前 の 忍 と して 認め られ たい ぜ 。 いちにんまえ||おし|||みとめ|||

うち の 親 は   いつも 俺 を   ガキ 扱い な んだ よ 。 ||おや|||おれ||がき|あつかい|||

忍 に 向いて ない って 。 おし||むいて||

でも   今度 国境 の 警備 を 任さ れた んだ 。 |こんど|くにざかい||けいび||まかさ||

そりゃ   ただ の 警備 だ けど そこ で 手柄 を 立てれば …。 |||けいび|||||てがら||たてれば

コムシ ! こんな 時間 まで 何 して る の ? ||じかん||なん|||

心配 する でしょ 。 しんぱい||

ちょ っ … やめて くれよ   かっこわるい 。

これ から 俺 だって 警備 の 任務 に …。 ||おれ||けいび||にんむ|

任務 なんて 断った って いい の よ ! にんむ||たった||||

母さん が 一生   面倒 みて あげる から 。 かあさん||いっしょう|めんどう|||

( コムシ ) だ から   やめろ って !

サンキュー !  サソリ 。 さんきゅー|さそり

聞いた ぞ 。  任務 で ケガ を した と いう で は ない か 。 きいた||にんむ||けが||||||||

ヘマ を しち まって 。  でも ね …。

なんと !  傀儡 の 腕 を …。 |かいらい||うで|

それ だけ じゃ ない んです よ ! ||||ん です|

ヘヘヘ !

前 より 強く なった 気分 です 。 ぜん||つよく||きぶん|

それ に   本当   ピッタリ な んだ よ な 。 ||ほんとう|ぴったり||||

もともと 俺 の 体 だった みたいな ん す よ 。 |おれ||からだ|||||

( コムシ ) ぐ わ ~ っ !

♪♪~

仕込み の 毒 を   自ら 食らう と は …。 しこみ||どく||おのずから|くらう||

( コムシ ) チヨバア 様 アイツ は …  アイツ は 悪く ねえ 。 ||さま|||||わるく|

悪い の は   ドジ を 踏んだ 俺 …。 わるい|||||ふんだ|おれ

ぐ わ ~ っ !

え ~ い !  サソリ は !? 毒 の 配合 比率 は   まだ か ? ||さそり||どく||はいごう|ひりつ|||

うわ ~ っ !

治して ください   治して ください 治して ください   治して ! なおして||なおして||なおして||なおして

右腕 だって あなた が   つけた んでしょ !? みぎうで|||||

なら   左腕 も …。 |さわん|

足 も   体 も … 魂 だって   治 せる はずでしょ ! あし||からだ||たましい||ち||

返して !  私 の コムシ を 治して   返して ください !!)) かえして|わたくし||||なおして|かえして|

《 痛ましい 事故 であった 。 いたましい|じこ|

コムシ は   わし と サソリ を よく   つないで くれた 。 ||||さそり||||

それ だけ で は ない 。

サソリ に とって も   唯一 と いって いい 友 じゃ った のに …》 さそり||||ゆいいつ||||とも|||

(( サソリ の 近況 は   どう じゃ ? さそり||きんきょう|||

ふだん と 変わり あり ませ ん よ 。 ||かわり||||

最近 は 細かい 傀儡 の パーツ を 作って ます ね 。 さいきん||こまかい|かいらい||||つくって||

これ が   本当に 人 の 手 みたいで …)) ||ほんとうに|じん||て|

(( ん !?  な んじゃ ?  まさか …。 偶然 の はずじゃ が …。 ||||ぐうぜん|||

何 か が …。 なん||

《 思い過ごし で あって くれれば よい が …》 おもいすごし|||||

( サソリ ) 待た せる の は 嫌いだ 。 さそり|また||||きらいだ

目測 で は   もう 少し 成長 する か と 思った が …。 もくそく||||すこし|せいちょう||||おもった|

サソリ !  何 を して おる !? さそり|なん|||

ぎりぎり   規格 の サイズ に 収まった か 。 |きかく||さいず||おさまった|

サソリ …。 さそり

コムシ じゃ と !?

♪♪~

( サソリ ) 依頼 どおり   造形 完了 )) さそり|いらい||ぞうけい|かんりょう

《 わし は   あや つ が 最も つらい とき そば に いて やれ なんだ 。 |||||もっとも|||||||

愛情 を 最も 欲した とき に そば に …。 あいじょう||もっとも|ほっした||||

いや   本当 は   あや つ の もと から 口実 を つくって 逃げて いた 。 |ほんとう|||||||こうじつ|||にげて|

わし が   あや つ を あのように 歪めて しまった 。 |||||あのよう に|ゆがめて|

すま ぬ 。  よみがえった 死人 が → |||しにん|

傀儡 に なった お前 に 謝った ところ で 今更 じゃ が …》 かいらい|||おまえ||あやまった|||いまさら||

♪♪~

技 の キレ は   さすが じゃ ん 。 わざ||きれ||||

だが   闘志 が 宿って ねえ 。 |とうし||やどって|

や っぱ   傀儡 使い が 操ら れて ちゃ ダメ って こと じゃ ん 。 ||かいらい|つかい||あやつら|||だめ||||

フン   若 造 が   わかった ような こと を 。 ふん|わか|つく|||||

この 穢土 転生 と いう 術 を あなどる で ない ぞ 。 |えど|てんせい|||じゅつ|||||

術 者 が 本気に なれば …。 じゅつ|もの||ほんきに|

言う とる そばから …。 いう||

裏白 秘 技   十 機 偽 松 の 集 ! うらじろ|ひ|わざ|じゅう|き|ぎ|まつ||しゅう

♪♪~

えっ   ワイヤー じゃ と ?

な …。

サソリ も   この サソリ の 父 と 母 も → さそり|||さそり||ちち||はは|

俺 が 回収 して 直した んだ 。 おれ||かいしゅう||なおした|

♪♪~

(( サクラ : アイツ は   サソリ は 言って ました 。 さくら|||さそり||いって|

自分 は 人形 に なりきれ なかった 人間 だって 。 じぶん||にんぎょう||||にんげん|

生身 の 核 を 持つ 不完全な 傀儡 だって 。 なまみ||かく||もつ|ふかんぜんな|かいらい|

傀儡 に なった お 父さん と   お 母さん に → かいらい||||とうさん|||かあさん|

近づき たかった んです か ね 。 ちかづき||ん です||

魂 の ない 人形 に なり たい だ なんて 。 たましい|||にんぎょう|||||

そう かも な 。  だけど よ →

俺 に は   この 傀儡 サソリ の 父 と 母 に 宿る 魂 を 感じる ぜ 。 おれ||||かいらい|さそり||ちち||はは||やどる|たましい||かんじる|

サソリ の ヤツ も それ を 感じた と 信じ たい 。 さそり||やつ||||かんじた||しんじ|

チヨバア 様 が 言って ました 。 |さま||いって|

お 父さん と お 母さん の 最後 の 攻撃 は → |とうさん|||かあさん||さいご||こうげき|

サソリ に 見えて いた 。  それ でも なぜ か かわさ なかった って 。 さそり||みえて||||||||

ああ   伝わった んだろう な 。 父 と 母 の 魂 の 叫び って ヤツ が よ )) |つたわった|||ちち||はは||たましい||さけび||やつ||

確かに   俺 は 若 造 じゃ ん 。 たしかに|おれ||わか|つく||

だが チャクラ 糸 を 通して 伝わって くる → ||いと||とおして|つたわって|

アンタ の 後悔 や 悲しみ に 気づか ない ほど 鈍感じゃ ない ぜ 。 ||こうかい||かなしみ||きづか|||どんかんじゃ||

ぬけぬけ と 思った こと を 言い おって 。 ||おもった|||いい|

だから   若 造 と いう んじゃ 。 |わか|つく|||

償い たくて も 償え ない こと も ある 。 つぐない|||つぐなえ||||

まして や   わし は 死人 じゃ 。 ||||しにん|

どう する こと も でき ん わ い 。

俺 は   サソリ に 託さ れた んだ 。 おれ||さそり||たくさ||

(( サソリ : 父 と 母 の 傀儡 も お前 に 託す )) さそり|ちち||はは||かいらい||おまえ||たくす

サソリ が   お ぬし に …。 さそり||||

( カンクロウ ) さすが サソリ が 作った 傀儡 だ 。 ||さそり||つくった|かいらい|

仕込み は もちろん 指先 に 至る まで → しこみ|||ゆびさき||いたる|

繊細に 作り こま れて いる 。 せんさいに|つくり|||

《 こや つ も サソリ 同様 → |||さそり|どうよう

傀儡 へ の 並々 なら ぬ 愛情 を 持って おる の か 》 かいらい|||なみなみ|||あいじょう||もって|||

この 2 人 に は   サソリ の 魂 が 宿って る 。 |じん|||さそり||たましい||やどって|

そして   その 思い が → ||おもい|

傀儡 に 父 と 母 の 魂 を も 宿ら せた 。 かいらい||ちち||はは||たましい|||やどら|

少なくとも サソリ は そう 感じて いた はずだ 。 すくなくとも|さそり|||かんじて||

傀儡 に 魂 じゃ と ? かいらい||たましい||

それ だけ じゃ ない ぜ   チヨバア 。

父 と 母 を 操 演 した アンタ の 思い も → ちち||はは||みさお|えん||||おもい|

魂 と なって この 2 人 に 宿って る んだ 。 たましい||||じん||やどって||

サソリ は   それ を わかって いた 。 さそり|||||

すべて を ひっくるめて サソリ は 俺 に …。 |||さそり||おれ|

いや   未来 の 忍 世界 に 託した の さ 。 |みらい||おし|せかい||たくした||

それ を 受け継いで 伝えて いく の も → ||うけついで|つたえて|||

俺 たち の 役目 って わけじゃ ん 。 おれ|||やくめ|||

サソリ が …。 さそり|

たしかに   俺 は   若 造 で → |おれ||わか|つく|

アンタ から 見れば 他人 かも しれ ねえ 。 ||みれば|たにん|||

だが 弟 は   我 愛 羅 は → |おとうと||われ|あい|ら|

アンタ の 魂 を 貰って 生き返った んだ 。 ||たましい||もらって|いきかえった|

とても 他人 と は   思え ねえ 。 |たにん|||おもえ|

それ に チャクラ 糸 を 通して 感じる んだ 。 |||いと||とおして|かんじる|

サソリ と 父 と 母   家族 の 思い が → さそり||ちち||はは|かぞく||おもい|

魂 の 声 が こう 言って いる 。 たましい||こえ|||いって|

チヨバア を 止めて やって くれ って な 。 ||とどめて||||

家族 …。 かぞく

(( 母さん !  たかが 家族 の 記念 写真 な んだ から → かあさん||かぞく||きねん|しゃしん|||

そんなに 強情に なら なくて も 。 |ごうじょうに|||

バカ もん 。 忍んで こそ の 忍 じゃ 。 ばか||しのんで|||おし|

そんな もの を 撮って 写真 立て に 飾り → |||とって|しゃしん|たて||かざり

ホームパーチー なん ぞ で 「 よい お 写真 です ね 」 なんて → ||||||しゃしん|||

言わ れる の は まっぴら ごめん じゃ 。 いわ||||||

そ   そこ まで は   言って ませ ん けど 。 ||||いって|||

言って る も 同然じゃ わ い 。 いって|||どうぜんじゃ||

( サソリ ) チヨバア 様 。 さそり||さま

写真   一緒に 撮る の 嫌な の ? しゃしん|いっしょに|とる||いやな|

いや   そういう こと を 言って おる ので は …。 ||||いって|||

もう   しようがない な 。 |しようが ない|

おおう …  何 を する ! |なん||

む ~。

ああ !!))

それにしても   よき 操 演者 に 引き継が れた もの よ 。 ||みさお|えんじゃ||ひきつが|||

あっ !

チヨバア !!

な ~ ん て な 。  リアル 死んだ ふり 。 ||||りある|しんだ|

ゲヘ   ゲヘ   ゲヘヘヘヘヘ 。

さて   サソリ が 父 と 母 を → |さそり||ちち||はは|

置き土産 と して 置いて いった のに → おきみやげ|||おいて||

わし が 何も 残さ ん わけに は いかんの う 。 ||なにも|のこさ|||||

今 の わし が お前 に 残して やれる の は → いま||||おまえ||のこして|||

傀儡 の 奥義 くらい の もん じゃ 。 かいらい||おうぎ||||

その 身をもって 学ぶ が よい 。 |みをもって|まなぶ||

( カンクロウ ) ちょっと 待 っ …。 ( チヨバア ) 白 秘 技 奥義   夢 幻 の 集 ! ||ま|||しろ|ひ|わざ|おうぎ|ゆめ|まぼろし||しゅう

マジ や べ え じゃ ん !

( チヨバア ) アッハッハ !

( カンクロウ ) ガキ の 頃   あんなに 修業 つけて くれ って → |がき||ころ||しゅぎょう|||

せがんだ のに   里 の 未来 なんか どう で も いい って → ||さと||みらい||||||

相手 に して くれ なかった じゃ ん ! あいて||||||

( チヨバア ) わし も 若かった から のう 。 |||わかかった||

( カンクロウ ) 十 分   ババア だった じゃ ん ! |じゅう|ぶん||||

( チヨバア ) アーハッハッハ !

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。 |さいご||||おたのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと

名曲 !  に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。 めいきょく|||||うた|じかん|すぺしゃる