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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン15 - 347 - 忍び寄る影

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 347 - 忍び寄る 影

( 自 来 也 ) エッヘヘヘ …。

( カカシ ) 自 来 也 先生 。 ( 自 来 也 ) うん ? どうした ? カカシ 。

お 耳 に 入れ たい こと が 。

ああ … 急用 か ? わし は 今 忙しい んじゃ が 。

( カカシ ) は ぁ …。

相変わらず し ょぼ くれた 声 を 出し とる のう カカシ 。

どんなに 辛く と も そんな 辛 気 くさい 有様 で は →

まわり の 連中 も しんどい ぞ ?

失礼 し ました 。

ああ 待て 待て 。 せっかく 来た んじゃ 。

話して いけ 。 ですが …。

大事な 仕事 の お邪魔 を して は 。

チッ … 考えて みれば お前 より 大事な こと など そう は ない 。

どうせ お前 の こと だ 。

誰 と も 口 も きい とら ん のだろう 。

人間 は な たとえ ムダ 話 でも 日々 誰 か と 会話 し ない と →

心 が 陰に こもって いく もん じゃ 。

誰 か と 会話 を すれば おのずと まわり と の 絆 を 感じ →

自分 が 生きて いる こと へ の 感謝 も 思い出す 。

そういう 生き物 だ から のう 。

で 何 が 起きた ? で は …。

以前 自 来 也 先生 が 教えた と 言って いた →

雨 隠れ の 3 人 の 子供 たち の こと です 。

お ~ っ !

弥彦 長門 小南 か 。

はい 。

最近 この 3 人 が 雨 隠れ を 変えよう と →

活動 して いる と の 話 を 聞き ました 。

武力 で は なく 話し合い で 里 を まとめよう と 。

ほう 。

♪♪~

( 自 来 也 ) あの 3 人 が なぁ 。

そう か 自分 の 足 で 歩き 始めた か 。

どのような 者 たち な んです か ?

うん ?

《 フッ … 他人 に 興味 を もつ と は よい 兆候 だ のう 》

弥彦 は 情 に 厚く 常に まっすぐ に しか 進め ない →

熱血 漢 の 単 細胞 。

(( 弥彦 : 俺 は もっと もっと 強く なって →

そんで もって そんで も って この 国 を 変える !))

( 自 来 也 ) 小南 は 感情 を まったく 外 に 出さ ない 女の子 で な 。

じゃ が あれ は なかなか の 器量 じゃ った 。

今頃 は 美人 に な っと る じゃ ろう な 。

そして 長門 は …。

(( 何 が あった !?

俺 たち に 食料 か 金目 の もの を 出せ って 忍 の 残党 が 。

そ したら 長門 の ヤツ が …。

( 自 来 也 ) どうした 長門 。

自 来 也 先生 。

僕 は 自分 が 怖い んです 。

僕 が した こと は 間違って る んでしょう か ?

わし も それ が 正しい の か 間違って いる の か よく わから ん 。

だが お前 の おかげ で 弥彦 は 死な ず に 済んだ 。

友達 を 守った 。

お前 は 正しい こと を した はずだ 。

誰 も お前 を 責め られ は し ない のう 。

傷つけ られれば 憎しみ を 覚える 。

逆に 人 を 傷つければ 恨ま れる し 罪悪 感 に も さいなま れる 。

だが そういう 痛 み を 知っている から こそ →

人 に 優しく できる こと も ある 。

人 は 痛み を 知る から こそ 成長 できる 。

そして 成長 と は どう する か 自分 で 考える こと だ 。

痛み を 知り 考え どう 答え を 導き 出す の か 。

僕 は ただ 2 人 を 守り たい 。

どんなに 痛 み が 伴う こと が あった と して も …。

そう か 。

先生 は … 先生 は いつも 何 を 考えて いる の ?

この世 は 戦い ばかりだ 。

憎しみ ばかり が はびこって いる 。

わし は それ を どうにか し たい と 考え とる 。

平和 と は 何 か その 答え が 知り たくて のう ))

自 来 也 先生 ?

ん ? ああ …。

どう し ました ?

長門 は わし の 小説 の 主人公 に なる ような ヤツ じゃ った 。

小説 の 主人公 ?

生きて いれば いずれ →

ヤツ ら に 会う こと も ある かも しれ ん のう 。

カカシ ! お前 も 早く →

わし の 小説 に 出て くる ような 男 に なる んじゃ ぞ 。

( ため息 )

兄貴 すごい 数 の 依頼 だ ぜ 。

全部 こなし きれる か な 。

やる んだ ! 困って る 連中 が いる なら 全員 救う 。

それ が 俺 たち 暁 の 役目 だ 。

こう なって くる と 半 蔵 くらい の 組織 が 欲しい ぜ 。

半 蔵 は 俺 たち の お 手本 の 忍 だ から な 。

この 世界 に 和 を もたらそう と ずっと 戦って いる 。

俺 たち 暁 も いつか →

半 蔵 に 負け ねえ 存在 に なって み せる ぜ !

( 半 蔵 ) 暁 ? はい 。

最近 に なって あちこち で 噂 を 聞き ます 。

( 半 蔵 ) ほう ! 里 の 忍 に そんな 連中 が な …。

平和 解決 を 目指す 勢力 は 大 歓迎 だ 。

和 を もって 5 つ の 大国 を まとめる →

わし の 夢 も 近く なる 。

だが 急に そんな 連中 が 現れる と は →

誰 か 裏 に いる の か ?

噂 で は 木 ノ 葉 の 里 自 来 也 の 弟子 たち だ と か 。

自 来 也 !?

木 ノ 葉 の 三 忍 の 一 人 が …。

はい 。 自 来 也 は 半 蔵 様 と 戦った のち →

3 年 ほど この 地 に 残って →

戦争 孤児 たち に 忍術 を 教えて いた ようです 。

あの とき の 小僧 の 弟子 か 。

フフッ … 情け は 人 の ため なら ず 。

暁 は 巡り めぐって きた 恩返し かも しれ ん な 。

弥彦 の 兄貴 よ !

最近 里 の 境界 付近 の 村 が →

あちこち 襲わ れて る らしい 。 なんだ それ ?

連絡 が つき づらい 場所 ばっ か だ から →

はっきり した こと は わから ねえ んだ が …。

特に 土 の 国 と の 境界 あたり が ひで ぇ らしい 。

第 七 地区 か 。

行って みる か 。 長門 小南 。

そう ね 。 鳩 助 大仏 留守 中 ここ を 頼む 。

( 大仏 ) 了解 した 。 任せろ 兄貴 !

( 小 南 ) ひどい …。

( 弥彦 ) 誰 が こんな こと を …。

( 長門 ) どうやら 今 まで 扱って きた 事件 より →

はるかに 規模 が 大きい ね 。

誰 だ ? 出て こい !

お前たち 誰 だ ?

暁 。 暁 ?

雨 隠れ の 忍 の ようだ が 。

俺 たち は この 里 を 平和に する ため に →

動いて いる 組織 だ 。

この あたり が 襲わ れた と 聞いて 調べ に 来た 。

誰 が こんな こと を ? どう する ?

岩 隠れ だ 。

岩 隠れ !? まさか !

岩 隠れ は 今 木 ノ 葉 と 停戦 の 動き に 向かって る って 聞いて る けど 。

そんな こと 知る か よ !

この 村 を 見ろ ! この 一帯 は →

次々 に 岩 隠れ に 襲わ れて る んだ !

( 弥彦 ) アンタ たち そんな 武器 持って どう する つもりだ ?

決まって る だ ろ 戦う んだ よ !

俺 たち は すでに パルチザン を 結成 した 。

待って くれ ! そんな こと した って 犠牲 が 増える だけ だ 。

じゃあ どう しろ って いう んだ ! むざむざ 殺さ れる 順番 を →

何も せ ず に 待って ろ って いう の か ?

俺 たち が 岩 隠れ と 話 を つける 。 なんだ と !?

相手 の 痛 み を 知って →

お互いに 腹 を 割って 話し合えば 理解 できる はずだ 。

きれいごと を 言う な !

だったら 殺さ れた 連中 の 恨み は どう なる !

(( 相手 の 痛 み を 知り 同じ ように 涙 を 流せて →

初めて 本当の 世界 へ 近づける 。

同じ ように 涙 を か … つまり 復讐 か 。

いや そういう こと じゃ ない 。

理解 し 合う って こと だ 。

お前 こそ きれいごと を 口 に する な 。

この世 に そんな もの は ない ))

いったい どう なって る んだ 。

こんな こと したら 木 ノ 葉 と 岩 隠れ の 和平 は →

全部 水 の 泡 に なる のに 。

岩 隠れ も 一枚岩 じゃ ない の かも 。

首脳 部 は 和平 を 進めて て も →

配下 の 忍 たち は それ を 望んで い ない と か 。

抜け 忍 の 仕業 だって こと も 考え られる わ 。

とにかく 一刻 も 早く 岩 隠れ と 話 を つける !

散 !

なに !?

こんなに 待ち伏せ が …。

待て ! アンタ たち は 岩 隠れ の 忍 だ ろ 。

俺 たち は 暁 。 雨 隠れ の 忍 だ 。

アンタ たち と 話し合い に 来た 。

クソッ 問答 無用 って ことか よ 。

どう する の ? 弥彦 。

あくまで 俺 たち の 目的 は 話し合い だ 。

相手 は 殺す な !

《 嘘 だ ろ …》

弥彦 !

あっ !

弥彦 小南 !

ハァッ ハァッ ハァッ …。

(( 誰 だ !? う ぉ ~!

クソ ! 敵 か 。

今 の うち に 逃げろ !

長門 ! 行く の よ 。 えっ !?

うわ っ !

長門 早く …。

逃げ …。

逃げろ 長門 !

逃げる んだ 早く !

う ぅ …。

あ … あぁ …。

う ぉ ~!))

う ぉ ~!

う ぉ ~!

( 弥彦 ) 長門 ! ( 小 南 ) やめて 長門 !

やめろ ! やめる んだ 長門 !!

弥彦 …。

ここ は いったん 退く ぞ 。

( ダンゾウ ) 今 の が 輪廻 眼 の 力 か …。

すさまじき 力 です ね 。 どう し ます ?

ヤツ ら 暁 が 動き出す と なれば →

他国 の 忍 に 化けた 他 の 部隊 も 危険に …。

( ダンゾウ ) 木 ノ 葉 の 未来 の ため →

岩 隠れ と の 和平 など あって は なら ぬ 。

そう 思い 和平 妨害 の ため の 作戦 であった が →

思わぬ もの が 釣れた な 。

あの 力 利用 できる や も しれ ぬ 。

ここ の 死体 は すべて 回収 しろ 。

我々 木 ノ 葉 の 証拠 は 一切 残す な 。

はっ !

ダンゾウ か 。 闇 で 木 ノ 葉 が …。

長門 …。

弥彦 さっき の 長門 の 術 …。

きっと 輪廻 眼 を 持つ コイツ だ から できた 術 だ 。

あれ は …。 あぁ 感じた 。 あの とき と 同じだ 。

(( ハァ ハァ ハァ …))

全身 の 毛 が 逆 立つ ほど の 殺気 …。

あの 力 は この世 の もの じゃ ねえ 。

あれ を 長門 に 使わ せちゃ ダメだ 。

あれ を 使ったら コイツ まで 死 ん じ まう 気 が する 。

小南 弥彦 は ?

食べ物 を 取り に 行った わ 。 そう 。

どうした の ?

怖い んだ 自分 の 力 が 。

長門 …。

前 は 自 来 也 先生 が いた 。

きっと 先生 は 俺 に この 力 を 制御 さ せる ため に →

忍術 を 教えて くれた んだ 。

でも その 自 来 也 先生 は もう い ない 。

確かに 自 来 也 先生 は もう い ない 。

でも 今 は 私 たち が いる わ 。

私 たち が あなた の 力 を 制御 する ずっと 。

小南 …。

気 を つけて 弥彦 。 見送り なんて いい 。

それ より 長門 の 傷 を みて やれ 。

これ から は 心配 する 気持 は アイツ に 注げ 。

アイツ は 暁 の 要 。

これ から この 国 を 世界 を 変える 男 に なる 。

それ は あなた も 同じ こと 。

皆 あなた と いう 人間 を 慕い ついて 来て いる 。

それ は 何より 長門 も 同じ 。

長門 は … アイツ は 平和 へ の かけ橋 に なる 男 だ 。

俺 の 役目 は その 橋 を 支える 柱 に なる こと だ 。

弥彦 …。

この 国 は 相変わらず 泣いて いる 。

痛み に 耐え 続けて いる 。

昔 は 泣いて ばかり の この 国 が 嫌いだった 。

だが 今 は 救って やり たい 。

心から そう 思って る んだ 。

フッ 泣き虫 だった 俺 と 似て て ほっとけ なくて な 。

弥彦 !

気 を つけて 。

( 長門 ) 平和 の かけ橋 は 彼 だ よ 。

彼 の 意志 そのもの が ね 。

( 小 南 ) 長門 !

俺 たち は 弥彦 を 信じる 。

行く ぞ みんな ! はい !

なぜ こんな こと に …。

見つけた とき に は すでに …。

我々 は 土 の 国 に 和平 交渉 に 行く 途中 でした が →

半 蔵 殿 の 一族 と お 見受け し ここ へ 。

ダンゾウ 殿 犯人 は 見 なかった の か ?

おそらくは 暁 。

暁 !? だが 暁 は …。

和平 を うたい 最近 この 里 で 勢力 を 伸ばして いる 組織 。

そう だ 。 わし と 志 を 同じく する 組織 だ と 聞く 。

それ が なぜ …。

半 蔵 殿 ヤツ ら を 野放し に し すぎ ました な 。

なんだ と ?

貴 殿 の 理想 を 貫く の は 結構 。

しかし 貴 殿 の 弱点 が そこ に ある 。

わし の 弱点 ?

貴 殿 は その 理想 の 高 さ ゆえ 志 ある もの たち に 目 が 曇る 。

しかし それ が 仇 と なり →

やがて は 己 の 身 に 跳ね返り それ が この 悲劇 を 生んだ 。

いくら 貴 殿 が 志 高かろう と →

それ が 誰 に でも 通用 する わけで は ない 。

最初 は 貴 殿 と 同じ 理想 を 求める フリ を して も →

しょせん は 烏 合 の 衆 。

やがて は 欲 と 権力 に とりつか れ 魑魅 魍魎 と 化して いく 。

暁 も 化けの皮 を 剥がせば 里 の 転覆 を 狙う 輩 に すぎ ぬ 。

半 蔵 殿 … このまま で は →

この 里 は ヤツ ら の 手 に 奪わ れ ます ぞ 。

( オビト ) 木 ノ 葉 の ダンゾウ か 。 おもしろい ヤツ が 動き出した 。

( ゼツ ) なんだか オビト の 言う とおり →

雲行き が おかしく なって きた ね 。

平和 など この 世界 に は あり は し ない 。

それ が 現実 。

壮大に 流れる この 大河 の ような もの だ 。

それ を いくら せき止めよう と →

現実 は すべて を 丸ごと 飲み込み 容赦 なく 押し潰す 。

その 苦しみ から 逃れる 方法 は ただ ひと つ …。

無限 月 読 月 の 眼 計画 だけ だ 。

< その 情報 を ゲット する ため →

ナル 坂 が アニメ 制作 会社 ぴえ ろ に 潜入 する >

今日 は カカシ 暗部 篇 の 秘密 を 探る ため に →

潜入 し たい と 思い ます 。

やって やる って ば よ !

カカシ 先生 だ !

< なんと →

あの … ちょっと それ を 持って行か れちゃ う と →

作業 が でき なく なっちゃ う んです けど 。

その頃 の カカシ は →

え ぇ ~!? 13 歳 ! 13 歳 だって 。

かわいい 。

< キャラクター に 命 を 吹き込む 重要な 工程 です >

歩いて る !

< 突然です が ナル 坂 の 2 人 が →

め っちゃ 難しい 。

だって なんか 線 が ね よれちゃ って る の 。

< そして 完成 。 では ここ で 先生 に →

どちら が よく できて いる か 決めて もらい ます >

まあ どちら か と いう と こっち の ほう が 線 が …。

< 作画 は もちろん キャラ を 似せる こと も 大事です が →

安定 した 線 で 描き 続ける こと が 重要です 。

無事 作画 の 修業 を クリア した ナル 坂 。

果たして この あと 3 人 を 待ち受ける もの と は ?>

< なんと 色 が ついた カカシ を 発見 !

ここ で 行わ れて いる の は 彩 色 と いう 作業 >

お 願い しよう 。 やって み ます か ?

はい どうぞ 。

< で は ここ で 若月 さん が →

色 が ついて る 状態 で 塗り ます 。

< そして 若月 さん に は ここ まで 彩 色 して もらい ました 。

先生 ありがとう ございました 。

実際 の アニメ 制作 で は この あと キャラ と 背景 を 合成 し →

やっと 一 つ の シーン が 完成 し ます 。

それ が こちら 。

実は この 映像 テレビ で は 初 出し の 映像 な んです >

それでは 今回 の 潜入 で 入手 した カカシ 暗部 篇 の 予告 映像 が …。

(3 人 ) こちら です !

《 カカシ : 神 無 毘橋 の 戦い で 俺 は オビト に →

リン … お前 を 頼ま れた んだ 。

だから 死んで も 守る と 誓った はずな のに 。

自分 を 戒める ため に 俺 は 暗部 の 面 を つけ →

闇 の 道 へ と 足 を 踏み入れた 》

今 から でも 遅く ない 。

と いう わけで いき ます か 。 ありがとう ございました 。

< ナル 坂 の 修業 は まだまだ 続く !>

NARUTO 疾風 検定 カカシ 篇 練習 問題 。

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。

( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →

華麗な ステージ を お 届け いたし ます 。


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( 自 来 也 ) エッヘヘヘ …。 じ|らい|や|

( カカシ ) 自 来 也 先生 。 ( 自 来 也 ) うん ?  どうした ?  カカシ 。 |じ|らい|や|せんせい|じ|らい|や|||

お 耳 に 入れ たい こと が 。 |みみ||いれ|||

ああ …  急用 か ? わし は 今   忙しい んじゃ が 。 |きゅうよう||||いま|いそがしい||

( カカシ ) は ぁ …。

相変わらず   し ょぼ くれた 声 を 出し とる のう   カカシ 。 あいかわらず||||こえ||だし|||

どんなに 辛く と も そんな 辛 気 くさい 有様 で は → |からく||||しん|き||ありさま||

まわり の 連中 も   しんどい ぞ ? ||れんちゅう|||

失礼 し ました 。 しつれい||

ああ   待て   待て 。 せっかく 来た んじゃ 。 |まて|まて||きた|

話して いけ 。 ですが …。 はなして||

大事な 仕事 の お邪魔 を して は 。 だいじな|しごと||おじゃま|||

チッ …  考えて みれば   お前 より 大事な こと など   そう は ない 。 |かんがえて||おまえ||だいじな|||||

どうせ   お前 の こと だ 。 |おまえ|||

誰 と も 口 も きい とら ん のだろう 。 だれ|||くち|||||

人間 は な   たとえ   ムダ 話 でも 日々   誰 か と 会話 し ない と → にんげん||||むだ|はなし||ひび|だれ|||かいわ|||

心 が 陰に こもって いく もん じゃ 。 こころ||いんに||||

誰 か と 会話 を すれば おのずと まわり と の 絆 を 感じ → だれ|||かいわ|||||||きずな||かんじ

自分 が 生きて いる こと へ の 感謝 も 思い出す 。 じぶん||いきて|||||かんしゃ||おもいだす

そういう 生き物 だ から のう 。 |いきもの|||

で   何 が 起きた ? で は …。 |なん||おきた||

以前   自 来 也 先生 が 教えた と 言って いた → いぜん|じ|らい|や|せんせい||おしえた||いって|

雨 隠れ の 3 人 の 子供 たち の こと です 。 あめ|かくれ||じん||こども||||

お ~ っ !

弥彦   長門   小南 か 。 やひこ|ながと|こみなみ|

はい 。

最近   この 3 人 が 雨 隠れ を 変えよう と → さいきん||じん||あめ|かくれ||かえよう|

活動 して いる と の 話 を 聞き ました 。 かつどう|||||はなし||きき|

武力 で は なく 話し合い で 里 を まとめよう と 。 ぶりょく||||はなしあい||さと|||

ほう 。

♪♪~

( 自 来 也 ) あの 3 人 が なぁ 。 じ|らい|や||じん||

そう か   自分 の 足 で 歩き 始めた か 。 ||じぶん||あし||あるき|はじめた|

どのような 者 たち な んです か ? |もの|||ん です|

うん ?

《 フッ …  他人 に 興味 を もつ と は よい 兆候 だ のう 》 |たにん||きょうみ||||||ちょうこう||

弥彦 は 情 に 厚く 常に まっすぐ に しか 進め ない → やひこ||じょう||あつく|とわに||||すすめ|

熱血 漢 の 単 細胞 。 ねっけつ|かん||ひとえ|さいぼう

(( 弥彦 : 俺 は もっと もっと 強く なって → やひこ|おれ||||つよく|

そんで もって   そんで も って この 国 を 変える !)) ||||||くに||かえる

( 自 来 也 ) 小南 は 感情 を まったく 外 に 出さ ない 女の子 で な 。 じ|らい|や|こみなみ||かんじょう|||がい||ださ||おんなのこ||

じゃ が   あれ は なかなか の 器量 じゃ った 。 ||||||きりょう||

今頃 は 美人 に な っと る じゃ ろう な 。 いまごろ||びじん|||||||

そして   長門 は …。 |ながと|

(( 何 が あった !? なん||

俺 たち に   食料 か 金目 の もの を 出せ って   忍 の 残党 が 。 おれ|||しょくりょう||かねめ||||だせ||おし||ざんとう|

そ したら   長門 の ヤツ が …。 ||ながと||やつ|

( 自 来 也 ) どうした   長門 。 じ|らい|や||ながと

自 来 也 先生 。 じ|らい|や|せんせい

僕 は   自分 が 怖い んです 。 ぼく||じぶん||こわい|ん です

僕 が した こと は 間違って る んでしょう か ? ぼく|||||まちがって|||

わし も   それ が 正しい の か 間違って いる の か   よく わから ん 。 ||||ただしい|||まちがって||||||

だが   お前 の おかげ で 弥彦 は 死な ず に 済んだ 。 |おまえ||||やひこ||しな|||すんだ

友達 を 守った 。 ともだち||まもった

お前 は 正しい こと を した はずだ 。 おまえ||ただしい||||

誰 も お前 を 責め られ は し ない のう 。 だれ||おまえ||せめ|||||

傷つけ られれば 憎しみ を 覚える 。 きずつけ||にくしみ||おぼえる

逆に 人 を 傷つければ   恨ま れる し 罪悪 感 に も さいなま れる 。 ぎゃくに|じん||きずつければ|うらま|||ざいあく|かん||||

だが   そういう 痛 み を 知っている から こそ → ||つう|||しっている||

人 に 優しく できる こと も ある 。 じん||やさしく||||

人 は 痛み を 知る から こそ 成長 できる 。 じん||いたみ||しる|||せいちょう|

そして   成長 と は どう する か   自分 で 考える こと だ 。 |せいちょう||||||じぶん||かんがえる||

痛み を 知り   考え どう 答え を 導き 出す の か 。 いたみ||しり|かんがえ||こたえ||みちびき|だす||

僕 は ただ  2 人 を 守り たい 。 ぼく|||じん||まもり|

どんなに 痛 み が 伴う こと が あった と して も …。 |つう|||ともなう||||||

そう か 。

先生 は …  先生 は いつも 何 を 考えて いる の ? せんせい||せんせい|||なん||かんがえて||

この世 は 戦い ばかりだ 。 このよ||たたかい|

憎しみ ばかり が   はびこって いる 。 にくしみ||||

わし は   それ を どうにか し たい と 考え とる 。 ||||||||かんがえ|

平和 と は 何 か その 答え が 知り たくて のう )) へいわ|||なん|||こたえ||しり||

自 来 也 先生 ? じ|らい|や|せんせい

ん ?  ああ …。

どう し ました ?

長門 は   わし の 小説 の 主人公 に なる ような ヤツ じゃ った 。 ながと||||しょうせつ||しゅじんこう||||やつ||

小説 の 主人公 ? しょうせつ||しゅじんこう

生きて いれば   いずれ → いきて||

ヤツ ら に 会う こと も ある かも しれ ん のう 。 やつ|||あう|||||||

カカシ !  お前 も 早く → |おまえ||はやく

わし の 小説 に 出て くる ような 男 に なる んじゃ ぞ 。 ||しょうせつ||でて|||おとこ||||

( ため息 ) ためいき

兄貴   すごい 数 の 依頼 だ ぜ 。 あにき||すう||いらい||

全部 こなし きれる か な 。 ぜんぶ||||

やる んだ !  困って る 連中 が いる なら 全員 救う 。 ||こまって||れんちゅう||||ぜんいん|すくう

それ が   俺 たち 暁 の 役目 だ 。 ||おれ||あかつき||やくめ|

こう なって くる と 半 蔵 くらい の 組織 が 欲しい ぜ 。 ||||はん|くら|||そしき||ほしい|

半 蔵 は 俺 たち の お 手本 の 忍 だ から な 。 はん|くら||おれ||||てほん||おし|||

この 世界 に 和 を もたらそう と ずっと 戦って いる 。 |せかい||わ|||||たたかって|

俺 たち 暁 も   いつか → おれ||あかつき||

半 蔵 に 負け ねえ 存在 に なって み せる ぜ ! はん|くら||まけ||そんざい|||||

( 半 蔵 ) 暁 ? はい 。 はん|くら|あかつき|

最近 に なって あちこち で 噂 を 聞き ます 。 さいきん|||||うわさ||きき|

( 半 蔵 ) ほう ! 里 の 忍 に   そんな 連中 が な …。 はん|くら||さと||おし|||れんちゅう||

平和 解決 を 目指す 勢力 は 大 歓迎 だ 。 へいわ|かいけつ||めざす|せいりょく||だい|かんげい|

和 を もって 5 つ の 大国 を まとめる → わ|||||たいこく||

わし の 夢 も 近く なる 。 ||ゆめ||ちかく|

だが 急に そんな 連中 が 現れる と は → |きゅうに||れんちゅう||あらわれる||

誰 か 裏 に いる の か ? だれ||うら||||

噂 で は   木 ノ 葉 の 里 自 来 也 の 弟子 たち だ と か 。 うわさ|||き||は||さと|じ|らい|や||でし||||

自 来 也 !? じ|らい|や

木 ノ 葉 の 三 忍 の 一 人 が …。 き||は||みっ|おし||ひと|じん|

はい 。  自 来 也 は 半 蔵 様 と 戦った のち → |じ|らい|や||はん|くら|さま||たたかった|

3 年 ほど   この 地 に 残って → とし|||ち||のこって

戦争 孤児 たち に 忍術 を 教えて いた ようです 。 せんそう|こじ|||にんじゅつ||おしえて||

あの とき の 小僧 の 弟子 か 。 |||こぞう||でし|

フフッ …  情け は 人 の ため なら ず 。 |なさけ||じん||||

暁 は 巡り めぐって きた 恩返し かも しれ ん な 。 あかつき||めぐり|||おんがえし||||

弥彦 の 兄貴 よ ! やひこ||あにき|

最近   里 の 境界 付近 の 村 が → さいきん|さと||きょうかい|ふきん||むら|

あちこち 襲わ れて る らしい 。 なんだ それ ? |おそわ|||||

連絡 が つき づらい 場所 ばっ か だ から → れんらく||||ばしょ||||

はっきり した こと は わから ねえ んだ が …。

特に   土 の 国 と の 境界 あたり が ひで ぇ らしい 。 とくに|つち||くに|||きょうかい|||||

第 七 地区 か 。 だい|なな|ちく|

行って みる か 。  長門   小南 。 おこなって|||ながと|こみなみ

そう ね 。 鳩 助   大仏   留守 中   ここ を 頼む 。 ||はと|じょ|だいぶつ|るす|なか|||たのむ

( 大仏 ) 了解 した 。 任せろ   兄貴 ! だいぶつ|りょうかい||まかせろ|あにき

( 小 南 ) ひどい …。 しょう|みなみ|

( 弥彦 ) 誰 が こんな こと を …。 やひこ|だれ||||

( 長門 ) どうやら   今 まで 扱って きた 事件 より → ながと||いま||あつかって||じけん|

はるかに 規模 が 大きい ね 。 |きぼ||おおきい|

誰 だ ?  出て こい ! だれ||でて|

お前たち   誰 だ ? おまえたち|だれ|

暁 。 暁 ? あかつき|あかつき

雨 隠れ の 忍 の ようだ が 。 あめ|かくれ||おし|||

俺 たち は この 里 を 平和に する ため に → おれ||||さと||へいわに|||

動いて いる 組織 だ 。 うごいて||そしき|

この あたり が 襲わ れた と 聞いて 調べ に 来た 。 |||おそわ|||きいて|しらべ||きた

誰 が こんな こと を ? どう する ? だれ||||||

岩 隠れ だ 。 いわ|かくれ|

岩 隠れ !? まさか ! いわ|かくれ|

岩 隠れ は 今   木 ノ 葉 と 停戦 の 動き に 向かって る って   聞いて る けど 。 いわ|かくれ||いま|き||は||ていせん||うごき||むかって|||きいて||

そんな こと 知る か よ ! ||しる||

この 村 を 見ろ !  この 一帯 は → |むら||みろ||いったい|

次々 に 岩 隠れ に 襲わ れて る んだ ! つぎつぎ||いわ|かくれ||おそわ|||

( 弥彦 ) アンタ たち   そんな 武器 持って どう する つもりだ ? やひこ||||ぶき|もって|||

決まって る だ ろ   戦う んだ よ ! きまって||||たたかう||

俺 たち は すでに   パルチザン を 結成 した 。 おれ||||||けっせい|

待って くれ !  そんな こと した って 犠牲 が 増える だけ だ 。 まって||||||ぎせい||ふえる||

じゃあ   どう しろ って いう んだ ! むざむざ 殺さ れる 順番 を → |||||||ころさ||じゅんばん|

何も せ ず に 待って ろ って いう の か ? なにも||||まって|||||

俺 たち が   岩 隠れ と 話 を つける 。 なんだ と !? おれ|||いわ|かくれ||はなし||||

相手 の 痛 み を 知って → あいて||つう|||しって

お互いに 腹 を 割って 話し合えば 理解 できる はずだ 。 おたがいに|はら||わって|はなしあえば|りかい||

きれいごと を 言う な ! ||いう|

だったら   殺さ れた 連中 の 恨み は どう なる ! |ころさ||れんちゅう||うらみ|||

(( 相手 の 痛 み を 知り 同じ ように 涙 を 流せて → あいて||つう|||しり|おなじ|よう に|なみだ||ながせて

初めて 本当の 世界 へ 近づける 。 はじめて|ほんとうの|せかい||ちかづける

同じ ように 涙 を か … つまり 復讐 か 。 おなじ|よう に|なみだ||||ふくしゅう|

いや   そういう こと じゃ ない 。

理解 し 合う って こと だ 。 りかい||あう|||

お前 こそ きれいごと を 口 に する な 。 おまえ||||くち|||

この世 に   そんな もの は ない )) このよ|||||

いったい   どう なって る んだ 。

こんな こと したら 木 ノ 葉 と 岩 隠れ の 和平 は → |||き||は||いわ|かくれ||わへい|

全部   水 の 泡 に なる のに 。 ぜんぶ|すい||あわ|||

岩 隠れ も 一枚岩 じゃ ない の かも 。 いわ|かくれ||いちまいいわ||||

首脳 部 は 和平 を 進めて て も → しゅのう|ぶ||わへい||すすめて||

配下 の 忍 たち は それ を 望んで い ない と か 。 はいか||おし|||||のぞんで||||

抜け 忍 の 仕業 だって こと も 考え られる わ 。 ぬけ|おし||しわざ||||かんがえ||

とにかく   一刻 も 早く 岩 隠れ と 話 を つける ! |いっこく||はやく|いわ|かくれ||はなし||

散 !

なに !?

こんなに 待ち伏せ が …。 |まちぶせ|

待て !  アンタ たち は 岩 隠れ の 忍 だ ろ 。 まて||||いわ|かくれ||おし||

俺 たち は 暁 。  雨 隠れ の 忍 だ 。 おれ|||あかつき|あめ|かくれ||おし|

アンタ たち と 話し合い に 来た 。 |||はなしあい||きた

クソッ   問答 無用 って ことか よ 。 |もんどう|むよう|||

どう する の ?  弥彦 。 |||やひこ

あくまで 俺 たち の 目的 は 話し合い だ 。 |おれ|||もくてき||はなしあい|

相手 は 殺す な ! あいて||ころす|

《 嘘 だ ろ …》 うそ||

弥彦 ! やひこ

あっ !

弥彦   小南 ! やひこ|こみなみ

ハァッ   ハァッ   ハァッ …。

(( 誰 だ !? う ぉ ~! だれ|||

クソ !  敵 か 。 くそ|てき|

今 の うち に 逃げろ ! いま||||にげろ

長門 !  行く の よ 。 えっ !? ながと|いく|||

うわ っ !

長門   早く …。 ながと|はやく

逃げ …。 にげ

逃げろ   長門 ! にげろ|ながと

逃げる んだ   早く ! にげる||はやく

う ぅ …。

あ …  あぁ …。

う ぉ ~!))

う ぉ ~!

う ぉ ~!

( 弥彦 ) 長門 ! ( 小 南 ) やめて   長門 ! やひこ|ながと|しょう|みなみ||ながと

やめろ !  やめる んだ   長門 !! |||ながと

弥彦 …。 やひこ

ここ は   いったん   退く ぞ 。 |||しりぞく|

( ダンゾウ ) 今 の が   輪廻 眼 の 力 か …。 |いま|||りんね|がん||ちから|

すさまじき 力 です ね 。 どう し ます ? |ちから|||||

ヤツ ら   暁 が 動き出す と なれば → やつ||あかつき||うごきだす||

他国 の 忍 に 化けた 他 の 部隊 も 危険に …。 たこく||おし||ばけた|た||ぶたい||きけんに

( ダンゾウ ) 木 ノ 葉 の 未来 の ため → |き||は||みらい||

岩 隠れ と の 和平 など あって は なら ぬ 。 いわ|かくれ|||わへい|||||

そう 思い   和平 妨害 の ため の 作戦 であった が → |おもい|わへい|ぼうがい||||さくせん||

思わぬ もの が 釣れた な 。 おもわぬ|||つれた|

あの 力   利用 できる や も しれ ぬ 。 |ちから|りよう|||||

ここ の 死体 は すべて   回収 しろ 。 ||したい|||かいしゅう|

我々   木 ノ 葉 の 証拠 は 一切   残す な 。 われわれ|き||は||しょうこ||いっさい|のこす|

はっ !

ダンゾウ か 。 闇 で   木 ノ 葉 が …。 ||やみ||き||は|

長門 …。 ながと

弥彦   さっき の 長門 の 術 …。 やひこ|||ながと||じゅつ

きっと   輪廻 眼 を 持つ コイツ だ から できた 術 だ 。 |りんね|がん||もつ|||||じゅつ|

あれ は …。 あぁ   感じた 。  あの とき と 同じだ 。 |||かんじた||||おなじだ

(( ハァ   ハァ   ハァ …))

全身 の 毛 が 逆 立つ ほど の 殺気 …。 ぜんしん||け||ぎゃく|たつ|||さっき

あの 力 は   この世 の もの じゃ ねえ 。 |ちから||このよ||||

あれ を 長門 に 使わ せちゃ   ダメだ 。 ||ながと||つかわ||だめだ

あれ を 使ったら コイツ まで 死 ん じ まう 気 が する 。 ||つかったら|||し||||き||

小南   弥彦 は ? こみなみ|やひこ|

食べ物 を 取り に 行った わ 。 そう 。 たべもの||とり||おこなった||

どうした の ?

怖い んだ   自分 の 力 が 。 こわい||じぶん||ちから|

長門 …。 ながと

前 は   自 来 也 先生 が いた 。 ぜん||じ|らい|や|せんせい||

きっと 先生 は   俺 に この 力 を 制御 さ せる ため に → |せんせい||おれ|||ちから||せいぎょ||||

忍術 を 教えて くれた んだ 。 にんじゅつ||おしえて||

でも   その 自 来 也 先生 は もう い ない 。 ||じ|らい|や|せんせい||||

確かに   自 来 也 先生 は もう い ない 。 たしかに|じ|らい|や|せんせい||||

でも   今 は   私 たち が いる わ 。 |いま||わたくし||||

私 たち が あなた の 力 を 制御 する   ずっと 。 わたくし|||||ちから||せいぎょ||

小南 …。 こみなみ

気 を つけて   弥彦 。 見送り なんて いい 。 き|||やひこ|みおくり||

それ より   長門 の 傷 を みて やれ 。 ||ながと||きず|||

これ から は 心配 する 気持 は   アイツ に 注げ 。 |||しんぱい||きもち||||そそげ

アイツ は   暁 の 要 。 ||あかつき||かなめ

これ から   この 国 を 世界 を 変える 男 に なる 。 |||くに||せかい||かえる|おとこ||

それ は   あなた も 同じ こと 。 ||||おなじ|

皆   あなた と いう 人間 を 慕い ついて 来て いる 。 みな||||にんげん||したい||きて|

それ は   何より   長門 も 同じ 。 ||なにより|ながと||おなじ

長門 は …  アイツ は 平和 へ の かけ橋 に なる 男 だ 。 ながと||||へいわ|||かけはし|||おとこ|

俺 の 役目 は   その 橋 を 支える 柱 に なる こと だ 。 おれ||やくめ|||きょう||ささえる|ちゅう||||

弥彦 …。 やひこ

この 国 は   相変わらず 泣いて いる 。 |くに||あいかわらず|ないて|

痛み に 耐え 続けて いる 。 いたみ||たえ|つづけて|

昔 は   泣いて ばかり の この 国 が 嫌いだった 。 むかし||ないて||||くに||きらいだった

だが   今 は 救って やり たい 。 |いま||すくって||

心から そう 思って る んだ 。 こころから||おもって||

フッ   泣き虫 だった 俺 と 似て て ほっとけ なくて な 。 |なきむし||おれ||にて||||

弥彦 ! やひこ

気 を つけて 。 き||

( 長門 ) 平和 の かけ橋 は   彼 だ よ 。 ながと|へいわ||かけはし||かれ||

彼 の 意志   そのもの が ね 。 かれ||いし|その もの||

( 小 南 ) 長門 ! しょう|みなみ|ながと

俺 たち は   弥彦 を 信じる 。 おれ|||やひこ||しんじる

行く ぞ   みんな ! はい ! いく|||

なぜ   こんな こと に …。

見つけた とき に は   すでに …。 みつけた||||

我々 は   土 の 国 に 和平 交渉 に 行く 途中 でした が → われわれ||つち||くに||わへい|こうしょう||いく|とちゅう||

半 蔵 殿 の 一族 と お 見受け し ここ へ 。 はん|くら|しんがり||いちぞく|||みうけ|||

ダンゾウ 殿   犯人 は 見 なかった の か ? |しんがり|はんにん||み|||

おそらくは   暁 。 |あかつき

暁 !?  だが   暁 は …。 あかつき||あかつき|

和平 を うたい   最近 この 里 で 勢力 を 伸ばして いる 組織 。 わへい|||さいきん||さと||せいりょく||のばして||そしき

そう だ 。  わし と 志 を 同じく する 組織 だ と 聞く 。 ||||こころざし||おなじく||そしき|||きく

それ が   なぜ …。

半 蔵 殿 ヤツ ら を 野放し に し すぎ ました な 。 はん|くら|しんがり|やつ|||のばなし|||||

なんだ と ?

貴 殿 の 理想 を 貫く の は 結構 。 とうと|しんがり||りそう||つらぬく|||けっこう

しかし   貴 殿 の 弱点 が   そこ に ある 。 |とうと|しんがり||じゃくてん||||

わし の 弱点 ? ||じゃくてん

貴 殿 は   その 理想 の 高 さ ゆえ 志 ある もの たち に 目 が 曇る 。 とうと|しんがり|||りそう||たか|||こころざし|||||め||くもる

しかし   それ が 仇 と なり → |||あだ||

やがて は   己 の 身 に 跳ね返り それ が   この 悲劇 を 生んだ 。 ||おのれ||み||はねかえり||||ひげき||うんだ

いくら 貴 殿 が 志 高かろう と → |とうと|しんがり||こころざし|たかかろう|

それ が 誰 に でも 通用 する わけで は ない 。 ||だれ|||つうよう||||

最初 は   貴 殿 と 同じ 理想 を 求める フリ を して も → さいしょ||とうと|しんがり||おなじ|りそう||もとめる||||

しょせん は   烏 合 の 衆 。 ||からす|ごう||しゅう

やがて は   欲 と 権力 に とりつか れ 魑魅 魍魎 と 化して いく 。 ||よく||けんりょく||||ちみ|もうりょう||かして|

暁 も 化けの皮 を 剥がせば 里 の 転覆 を 狙う 輩 に すぎ ぬ 。 あかつき||ばけのかわ||はがせば|さと||てんぷく||ねらう|やから|||

半 蔵 殿 …  このまま で は → はん|くら|しんがり|||

この 里 は ヤツ ら の 手 に 奪わ れ ます ぞ 。 |さと||やつ|||て||うばわ|||

( オビト ) 木 ノ 葉 の ダンゾウ か 。 おもしろい ヤツ が 動き出した 。 |き||は|||||やつ||うごきだした

( ゼツ ) なんだか   オビト の 言う とおり → ||||いう|

雲行き が   おかしく なって きた ね 。 くもゆき|||||

平和 など この 世界 に は あり は し ない 。 へいわ|||せかい||||||

それ が 現実 。 ||げんじつ

壮大に 流れる この 大河 の ような もの だ 。 そうだいに|ながれる||おおかわ||||

それ を いくら   せき止めよう と → |||せきとめよう|

現実 は   すべて を 丸ごと 飲み込み 容赦 なく 押し潰す 。 げんじつ||||まるごと|のみこみ|ようしゃ||おしつぶす

その 苦しみ から 逃れる 方法 は   ただ ひと つ …。 |くるしみ||のがれる|ほうほう||||

無限 月 読   月 の 眼 計画 だけ だ 。 むげん|つき|よ|つき||がん|けいかく||

<  その 情報 を ゲット する ため → |じょうほう||げっと||

ナル 坂 が   アニメ 制作 会社 ぴえ ろ に 潜入 する > |さか||あにめ|せいさく|かいしゃ||||せんにゅう|

今日 は カカシ 暗部 篇 の 秘密 を 探る ため に → きょう|||あんぶ|へん||ひみつ||さぐる||

潜入 し たい と 思い ます 。 せんにゅう||||おもい|

やって やる って ば よ !

カカシ 先生 だ ! |せんせい|

<  なんと →

あの …  ちょっと それ を 持って行か れちゃ う と → ||||もっていか|||

作業 が でき なく なっちゃ う んです けど 。 さぎょう||||||ん です|

その頃 の カカシ は → そのころ|||

え ぇ ~!? 13 歳 ! 13 歳 だって 。 ||さい|さい|

かわいい 。

< キャラクター に 命 を 吹き込む 重要な 工程 です > きゃらくたー||いのち||ふきこむ|じゅうような|こうてい|

歩いて る ! あるいて|

< 突然です が   ナル 坂 の 2 人 が → とつぜん です|||さか||じん|

め っちゃ   難しい 。 ||むずかしい

だって   なんか 線 が ね   よれちゃ って る の 。 ||せん||||||

<  そして   完成 。 では   ここ で 先生 に → |かんせい||||せんせい|

どちら が よく できて いる か 決めて もらい ます > ||||||きめて||

まあ   どちら か と いう と こっち の ほう が 線 が …。 ||||||||||せん|

< 作画 は   もちろん キャラ を 似せる こと も 大事です が → さくが|||||にせる|||だいじです|

安定 した 線 で 描き 続ける こと が 重要です 。 あんてい||せん||えがき|つづける|||じゅうようです

無事   作画 の 修業 を クリア した ナル 坂 。 ぶじ|さくが||しゅぎょう||くりあ|||さか

果たして   この あと 3 人 を 待ち受ける もの と は ?> はたして|||じん||まちうける|||

<  なんと   色 が ついた カカシ を 発見 ! |いろ|||||はっけん

ここ で 行わ れて いる の は 彩 色 と いう 作業 > ||おこなわ|||||あや|いろ|||さぎょう

お 願い しよう 。 やって み ます か ? |ねがい|||||

はい   どうぞ 。

<  で は   ここ で 若月 さん が → ||||わかつき||

色 が ついて る 状態 で 塗り ます 。 いろ||||じょうたい||ぬり|

<  そして 若月 さん に は ここ まで 彩 色 して もらい ました 。 |わかつき||||||あや|いろ|||

先生   ありがとう ございました 。 せんせい||

実際 の アニメ 制作 で は この あと   キャラ と 背景 を 合成 し → じっさい||あにめ|せいさく|||||||はいけい||ごうせい|

やっと 一 つ の シーン が 完成 し ます 。 |ひと|||しーん||かんせい||

それ が   こちら 。

実は この 映像 テレビ で は 初 出し の 映像 な んです > じつは||えいぞう|てれび|||はつ|だし||えいぞう||ん です

それでは   今回 の 潜入 で 入手 した カカシ 暗部 篇 の 予告 映像 が …。 |こんかい||せんにゅう||にゅうしゅ|||あんぶ|へん||よこく|えいぞう|

(3 人 ) こちら です ! じん||

《 カカシ : 神 無 毘橋 の 戦い で 俺 は オビト に → |かみ|む|びはし||たたかい||おれ|||

リン …  お前 を 頼ま れた んだ 。 りん|おまえ||たのま||

だから   死んで も 守る と 誓った はずな のに 。 |しんで||まもる||ちかった||

自分 を 戒める ため に 俺 は 暗部 の 面 を つけ → じぶん||いましめる|||おれ||あんぶ||おもて||

闇 の 道 へ と 足 を 踏み入れた 》 やみ||どう|||あし||ふみいれた

今 から でも 遅く ない 。 いま|||おそく|

と いう わけで   いき ます か 。 ありがとう ございました 。

< ナル 坂 の 修業 は   まだまだ 続く !> |さか||しゅぎょう|||つづく

NARUTO 疾風 検定   カカシ 篇   練習 問題 。 naruto|しっぷう|けんてい||へん|れんしゅう|もんだい

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。 |さいご||||おたのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた

( 松丸 ) 今回 は   ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる → まつまる|こんかい||ごらん||ごうかな|かしゅ||みなさん||

華麗な ステージ を お 届け いたし ます 。 かれいな|すてーじ|||とどけ||