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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 464 - 忍宗

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 464 - 忍 宗

( ハゴロモ ) 名 を ハゴロモ 。

忍 宗 の 開祖 に して 六 道 仙人 と も いう 。

( 柱 間 ) あなた が 六 道 仙人 !?

いかにも 。

今 ナルト と サスケ は アシュラ と インドラ の 魂 を 引き継ぎ →

我が 母 カグヤ と 戦って いる 。

アシュラ !?

たしか 今 私 を 前任 者 と …。

そう だ 。 アシュラ と インドラ は わし の 2 人 の 息子 …。

そして 今 戦って いる カグヤ は わし の 母 だ 。

なんと !

アシュラ と インドラ の 魂 は お前 に も 関係 の ある こと だ 。

( ハゴロモ ) 2 つ の 魂 は 転生 を 繰り返し ➡

以前 アシュラ の 魂 は お前 に …。

インドラ の 魂 は マダラ に 宿って いた のだ から な 。

( 柱 間 ) 私 に !?

( ハゴロモ ) 母上 は 2 人 の 魂 を 利用 し →

途方 も ない 時間 を 使って よみがえった のだ 。

今 わし に は マダラ に とりついて いた →

ゼツ と 名のる 母上 の 第 3 の 息子 の 意思 まで すべて わかる 。

ナルト と サスケ を 救う に は ➡

お前たち も すべて を 知る 必要 が ある のだ 。

アシュラ と インドラ の 話 を する に は ➡

まず 忍 宗 の 起源 から 話さ ねば なる まい 。

( ハゴロモ ) 時 は 数 千 年 の 昔 。

わし と 弟 の ハムラ は 母上 の カグヤ と 十 尾 を 月 に 封印 した 。

そして ハムラ は 母上 を 見張る ため 月 へ と 渡って いった のだ 。

(( ハゴロモ : 世話に なった な ガマ 丸 。

( ハゴロモ ) お前 に 教えて もらった 仙力 が なければ →

母上 は 倒せ なかった 。

( ガマ 丸 ) どうしても 行く の か 兄弟 。

あぁ 。 私 に は やら ねば なら ぬ こと が ある 。

( ガマ 丸 ) 何 を する つもりじゃ ?

( ハゴロモ ) 旅 の 目的 は 2 つ 。

1 つ は 十 尾 から 分けた 9 匹 の 尾 獣 の 住みか を 探す こと だ 。

この 連中 が 互いに ケンカ を せ ぬ よう ➡

その 力 が 人々 に 悪用 さ れ ぬ よう →

慎重に 故郷 を 見定めよう と 思う 。

2 つ 目 の 目的 は →

この 荒れ果てた 地上 を 復元 する こと だ 。

母上 と の 戦い で 私 たち は 地上 に 莫大な 傷 を 残して しまった 。

私 は その 罪 を 償わ なければ なら ない 。

そう か …。

そう じゃ のう それ が いい かも しれ ん 。

だが 道 は 厳しい ぞ 。 わかって いる 。

実は 昨日 夢 を みた 。 夢 ?

ガマ は めったに 夢 を み ぬ 。

みた 夢 は 必ず 現実 と なる 。

ガマ の 夢 は 運命 じゃ から のう 。

どんな 夢 だ ?

遠い 未来 に 9 匹 の ケダモノ の 名 を 呼び たわむれる 碧 眼 の 少年 が 現れる 。

その 子 が 奇跡 を 呼び起こす 夢 じゃ 。

再び 乱世 が やってくる と いう の か ?

わから ぬ 。

では 私 が これ から やる こと も ムダ か ?

気 に する 必要 は ない 。

避けよう と 思って 避け られる の は 運命 など で は ない から のう 。

お前 は お前 の 道 を いく と ええ 。

縁 が あったら また 会おう ぞ 兄弟 。

うむ さらば だ 。

どうやら 1 つ 目 の 試練 の ようだ な 。

( フタミ ) おい おい おい おい 何 して んだ ?

橋 を 直す の さ 。

は ? お前 な に 余計な こと して んだ よ 。

なぜ 余計だ ? 橋 は みんな に とって 必要な はずだ 。

みんな に とって 必要だ から 俺 に は あっちゃ 困る の よ 。

ほう おもしろい こと を 言う な 。

いい か この 橋 が 壊れて る から →

みんな ここ で 立ち止まる そこ で 俺 の 出番 だ 。

そい つ の もと に 行って 俺 が この 川 を →

無事に 渡して あげ ましょう と 荷物 を 預かる 。

そ したら す たこ ら さっさと 逃げ ち まう の さ 。

こう 見えて も 足 に は 自信 が ある んだ 。

それ が 俺 の 商売 よ 。

フフ なるほど お前 は この 壊れた 橋 で 食って いる →

泥棒 と いう わけ か 。 そう よ 。

だから 余計な こと さ れる と 困る の さ 。

だが 橋 を 直して 困る の は お前 一 人 だ 。

多く の 人 は 困ら ない 。

て め え やめろ って 言って ん の が わから ねえ の か 。

う っ …。

なんで お前 そんな こと する んだ よ ?

私 は 罪 を 償って いる 。

お前 罪人 な の か ?

似た ような もの だ 。

なんだ この 橋 は 渡れ ない の か 。

旦那 お 困り の ようです ね 。

ですが あっし に 任せて くれれば 川 の 向こう へ お 渡し し ます ぜ 。

お ぉ 。 よす のだ な 。

その 男 は 泥棒 だ 。 な っ …。

俺 を バカ に する な 。

おい て め え ! 人 の 商売 の 邪魔 する んじゃ ねえ 。

チッ …。

私 は この 橋 を 直す まで ここ を 動か ん 。

別の 橋 に 行った ほう が いい ぞ 。

バカ 言え 俺 たち に も 縄張り って もん が ある んだ よ 。

他の とこ に なんて 行ける か 。

では どうせ なら 手伝ったら どう だ ?

橋 が 完成 すれば 私 は よそ へ 行く 。

ふざけた こと 言って んじゃ ねえ !

そう か で は しかたない 。

そこ で 橋 が 直る まで 待つ のだ な 。

う ぉっ …。

チクショウ こう なったら 邪魔 して …。

う ~ ん !

あの 野郎 …。

どんな バカ 力 して や がん だ 。

あ ~ もう !

( フタミ ) おい しっかり しや が れ !

急が ねえ と せっかく 集めた 材木 が 流さ れ ち まう ぞ !

ほう 手伝って くれる の か 。

俺 は さっさと あんた に ど っか に 行って もらい たい んだ !

橋 が できたら 俺 が ぶ っ 壊して やる !

フフッ 。

私 の 名前 は ハゴロモ だ 。

俺 は フタミ だ 。 よろしく な フタミ ))

(( イテッ ! 何 やって んだ よ ?

見て わかん ねえ の か ? 橋 を つくって んだ よ 。

お前 泥棒 だ ろ ? そんな こと して も →

悪 さ した こと は 消え ない ぞ ! うる せ え !

ど っか 行け この ガキ !

ハハハ これ で お前 も 私 と 同じだ な 。

同じな もんか 。 俺 は 罪 を 償って る わけじゃ ねえ 。

橋 が できたら 絶対 にぶ っ 壊して やる !

やっと 3 分 の 1 か よ 。

壊す の は 簡単だ が つくる の は 骨 が 折れる 。

こん だけ 丈夫に つくり 直せば そう 簡単に は 壊れ ない ぜ 。

そう だ な だ が あまり 頑丈に つくり すぎる と →

お前 が 壊す とき に 骨 が 折れる ぞ 。

え ? ヘヘ 。

おい コラ かっぱ ら うんじゃ ねえ !

そい つ は 橋 を つくる 材料 な んだ から な !

俺 たち も 手伝い ます 。

え ? だって 俺 たち が 使う 橋 です から 。

( 材木 が 崩れる 音 )

った く 危なっかしい なあ 。

もっと 小さい のに しろ 。 うん 。

やった やった やった ~!

橋 が 完成 した ぞ ! アハハ !

う お ~ すげ え !

完成 した な 。

壊し がい の ある 橋 だ 。

何 言って んだ こんな 苦労 して つくった のに →

ぶ っ 壊 せる わけ ねえ だ ろ ! ハハハ !

お前 は よい こと を した な 。

私 は 新たな 地 へ 向かう とき が きた ようだ 。

達者で な フタミ 。

おい 待って くれよ ! 俺 も 一緒に 行く よ 。

ほう あの 橋 が お前 の 住みか で は ない の か ?

あんな 立派な 橋 が 出来た んじゃ 俺 の 商売 は あがったり だ ぜ 。

よき 行い を する と 人々 に 感謝 さ れて 気分 が いい 。

そして 気分 が よく なる ため に 更に よい こと を する 。

それ が よき 行い の 輪廻 だ 。

確かに … そう 言わ れれば そうだ 。

あんた いい こと 言う な 。

そう いや ずっと 聞け なかった けど →

あんた いったい 何者 な んだ ?

私 は かつて この 世界 を めちゃくちゃに した 。

何 年 か 前 に あっちこっち で →

大 津波 や 大 噴火 が 立て続け に あった けど →

まさか それ が あんた の せい だって いう の か ?

そんな こと が 人 に できる わけ ねえ だ ろ 。

それ に そんな 力 が ある なら →

さっさと 橋 を 直せば いい じゃ ねえ か 。

あんなに 汗水 流さ なくて も 。

私 は もう 余計な 力 は 使わ ぬ と 決めた 。

そう で なければ 人々 の 心 は わから ぬ 。

手 を 出して みろ 。 え ?

何 だ これ … 力 が 湧いて くる 。

今 お前 に 力 を 渡した のだ 。 力 ?

そう だ な チャクラ と でも 呼ぼう か 。

いわば 人 と 人 を つなぐ 力 だ 。

そういう もの であって ほしい と 私 は 願って いる 。

俺 は それ を もらった の か ?

そう だ だ が 誰 に でも 分け 与え られる もの で は ない 。

お前 の 心 が 私 に 近く なった から だ 。

お前 は 善 の 心 を 知った のだ 。

何の マネ だ ?

俺 を あんた の 弟子 に して くれ 。

弟子 だ と ? あぁ 。

あんた に は 何 か 特別な もの を 感じる 。

俺 は ずっと つまらない 人生 を 生きて きた 。

何の 価値 も ねえ 人生 だ 。 だけど あんた は 違う 。

あんた は きっと 大きな こと を 成し遂げる 人 だ 。

だから あんた と いれば 俺 の チンケ な 人生 も →

ちょっと くらい 価値 が 出る と 思う んだ 。

人 の 役 に 立ち たく なった か 。

あの 橋 を つくった こと は →

あの とき 喜んで くれた 人 たち の 笑顔 は →

俺 の 生涯 の 誇り だ 。

あの とき の みんな の 顔 が 忘れ られ ねえ 。

きっと それ が あんた … いえ ハゴロモ 様 の 言った 絆 だ 。

お前 は 私 に 大きな こと を 教えて くれた 。

私 の 旅 に は もう 1 つ 大きな 目的 が できた ようだ 。

3 つ 目 の 目的 チャクラ に よる 人々 の 絆 だ 。

( ミツオ ) 旦那 旦那 橋 が 壊れて て お 困り でしょう 。

あっし が 向こう側 へ 渡る 方法 を …。

お前 なんで こんな ところ に !?

ここ は 俺 の 縄張り だ ぞ !

今 から この 橋 を つくり 直す ぞ 。

は ? な に 言って んだ この 野郎 。

いい から ! 今日 から お前 も 善人 に なる んだ よ 。

お前 頭 おかしく なった の か ?

フフフフ … ハハハハハハハ !))

( ハゴロモ ) やがて 徐々に だ が 人々 の 中 に も →

わし の 考え を 理解 しよう と する 者 たち が 現れた 。

その 中 に は わし と ともに 人々 の ため に →

一緒に 旅 を して くれる 者 たち まで 現れる ように なった 。

この 頃 から わし は その者 たち を 弟子 と し →

自分 の チャクラ を 分け 与えて いった 。

そして その 絆 を わし たち は 忍 宗 と 名付けた 。

わし は 弟子 たち と ともに 修業 し 考え 続けた 。

命 と は 何 か 。 愛 と は 何 か 。

力 と は 何 な の か を 。

わし たち は いつか チャクラ で できる 人 の 絆 が →

世界 を 平和に 導く と 信じた のだ 。

わし たち の 旅 は 果てしなく 続いた 。

途方 も なく 荒れ果てた 地 を 直し ながら …。

( ハゴロモ ) そして その 中 で →

尾 獣 たち を 解放 する ため の 場所 を 見つけて は ➡

そこ に 監視 の ため の 祠 を つくった 。

( ハゴロモ ) 弟子 たち の 多く は →

荒れ地 を わし の 代わり に 修復 する ため ➡

各地 へ と 散って いった 。

こうして 忍 宗 は 世界 の 各地 に 広まって いった のだ 。

その後 わし は 死 の 間際 →

自分 の 中 に いた 尾 獣 たち を 彼ら の 故郷 に 放った 。

彼ら が 平穏に 暮らせる 日々 が やってくる こと を 祈り ながら 。

(( 私 は もう 長く ない 。

守 鶴 又 旅 磯 撫 孫悟空 →

穆 王 犀 犬 重明 →

牛 鬼 九 喇嘛 。

離れて いて も お前たち は いつも 一緒だ 。

いずれ 一 つ に なる とき が 来よう 。

それぞれ の 名 を 持ち 今 まで と は 違う 形 で な 。

そして 私 の 中 に いた とき と 違い 正しく 導か れる 。

本当の 力 と は 何 か 。

その とき まで ))

( ハゴロモ ) しかし お前たち も 知って の とおり →

わし の 思い と は 裏腹に →

長い 歴史 の 中 で 尾 獣 たち の 力 を ➡

悪用 しよう と する 者 たち が 次々 と 現れ →

彼ら は 人間 に 愛想 を つかして しまう のだ が …。

話 を 戻そう 。

わし たち は 長い 旅 を 続け →

ようやく 3 つ の 目的 が ひと 段落 し →

村 に 戻った わし は その 地 を 忍 宗 の 総 本山 と した 。

わし は そこ で 妻 を めとり 2 人 の 子供 を 授かった 。

それ が インドラ と アシュラ だ 。

アシュラ を 産んで から 2 人 の 母 は 産後 の 肥 立ち が 悪く →

まもなく この世 を 去った 。

しかし 2 人 の 息子 は 元気に 育った 。

2 人 は 仲 の よい 兄弟 だった 。

兄 は 常に 弟 を 思い →

弟 は 常に 兄 の 背 を 追いかけた 。

( ハゴロモ ) だが わし は この とき まだ 気づいて い なかった 。

息子 たち を 利用 しよう と →

すでに 闇 の 力 が うごめき はじめて いた こと に 。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 464 - 忍 宗 ||しっぷう|つたい|しーずん|おし|はじめ Naruto Shippuden - Season 20 - 464 - Shinobu Sect

( ハゴロモ ) 名 を ハゴロモ 。 |な||

忍 宗 の 開祖 に して 六 道 仙人 と も いう 。 おし|はじめ||かいそ|||むっ|どう|せんにん|||

( 柱 間 ) あなた が 六 道 仙人 !? ちゅう|あいだ|||むっ|どう|せんにん

いかにも 。

今 ナルト と サスケ は アシュラ と インドラ の 魂 を 引き継ぎ → いま|||||||||たましい||ひきつぎ

我が 母 カグヤ と 戦って いる 。 わが|はは|||たたかって|

アシュラ !?

たしか 今 私 を 前任 者 と …。 |いま|わたくし||ぜんにん|もの|

そう だ 。 アシュラ と インドラ は わし の 2 人 の 息子 …。 ||||||||じん||むすこ

そして 今 戦って いる カグヤ は わし の 母 だ 。 |いま|たたかって||||||はは|

なんと !

アシュラ と インドラ の 魂 は お前 に も 関係 の ある こと だ 。 ||||たましい||おまえ|||かんけい||||

( ハゴロモ ) 2 つ の 魂 は 転生 を 繰り返し ➡ |||たましい||てんせい||くりかえし

以前 アシュラ の 魂 は お前 に …。 いぜん|||たましい||おまえ|

インドラ の 魂 は マダラ に 宿って いた のだ から な 。 ||たましい||||やどって||||

( 柱 間 ) 私 に !? ちゅう|あいだ|わたくし|

( ハゴロモ ) 母上 は 2 人 の 魂 を 利用 し → |ははうえ||じん||たましい||りよう|

途方 も ない 時間 を 使って よみがえった のだ 。 とほう|||じかん||つかって||

今 わし に は マダラ に とりついて いた → いま|||||||

ゼツ と 名のる 母上 の 第 3 の 息子 の 意思 まで すべて わかる 。 ||なのる|ははうえ||だい||むすこ||いし|||

ナルト と サスケ を 救う に は ➡ ||||すくう||

お前たち も すべて を 知る 必要 が ある のだ 。 おまえたち||||しる|ひつよう|||

アシュラ と インドラ の 話 を する に は ➡ ||||はなし||||

まず 忍 宗 の 起源 から 話さ ねば なる まい 。 |おし|はじめ||きげん||はなさ|||

( ハゴロモ ) 時 は 数 千 年 の 昔 。 |じ||すう|せん|とし||むかし

わし と 弟 の ハムラ は 母上 の カグヤ と 十 尾 を 月 に 封印 した 。 ||おとうと||||ははうえ||||じゅう|お||つき||ふういん|

そして ハムラ は 母上 を 見張る ため 月 へ と 渡って いった のだ 。 |||ははうえ||みはる||つき|||わたって||

(( ハゴロモ : 世話に なった な ガマ 丸 。 |せわに||||まる

( ハゴロモ ) お前 に 教えて もらった 仙力 が なければ → |おまえ||おしえて||せんちから||

母上 は 倒せ なかった 。 ははうえ||たおせ|

( ガマ 丸 ) どうしても 行く の か 兄弟 。 |まる||いく|||きょうだい

あぁ 。 私 に は やら ねば なら ぬ こと が ある 。 |わたくし|||||||||

( ガマ 丸 ) 何 を する つもりじゃ ? |まる|なん|||

( ハゴロモ ) 旅 の 目的 は 2 つ 。 |たび||もくてき||

1 つ は 十 尾 から 分けた 9 匹 の 尾 獣 の 住みか を 探す こと だ 。 ||じゅう|お||わけた|ひき||お|けだもの||すみか||さがす||

この 連中 が 互いに ケンカ を せ ぬ よう ➡ |れんちゅう||たがいに|||||

その 力 が 人々 に 悪用 さ れ ぬ よう → |ちから||ひとびと||あくよう||||

慎重に 故郷 を 見定めよう と 思う 。 しんちょうに|こきょう||みさだめよう||おもう

2 つ 目 の 目的 は → |め||もくてき|

この 荒れ果てた 地上 を 復元 する こと だ 。 |あれはてた|ちじょう||ふくげん|||

母上 と の 戦い で 私 たち は 地上 に 莫大な 傷 を 残して しまった 。 ははうえ|||たたかい||わたくし|||ちじょう||ばくだいな|きず||のこして|

私 は その 罪 を 償わ なければ なら ない 。 わたくし|||ざい||つぐなわ|||

そう か …。

そう じゃ のう それ が いい かも しれ ん 。

だが 道 は 厳しい ぞ 。 わかって いる 。 |どう||きびしい|||

実は 昨日 夢 を みた 。 夢 ? じつは|きのう|ゆめ|||ゆめ

ガマ は めったに 夢 を み ぬ 。 |||ゆめ|||

みた 夢 は 必ず 現実 と なる 。 |ゆめ||かならず|げんじつ||

ガマ の 夢 は 運命 じゃ から のう 。 ||ゆめ||うんめい|||

どんな 夢 だ ? |ゆめ|

遠い 未来 に 9 匹 の ケダモノ の 名 を 呼び たわむれる 碧 眼 の 少年 が 現れる 。 とおい|みらい||ひき||||な||よび||みどり|がん||しょうねん||あらわれる

その 子 が 奇跡 を 呼び起こす 夢 じゃ 。 |こ||きせき||よびおこす|ゆめ|

再び 乱世 が やってくる と いう の か ? ふたたび|らんせい||||||

わから ぬ 。

では 私 が これ から やる こと も ムダ か ? |わたくし||||||||

気 に する 必要 は ない 。 き|||ひつよう||

避けよう と 思って 避け られる の は 運命 など で は ない から のう 。 さけよう||おもって|さけ||||うんめい||||||

お前 は お前 の 道 を いく と ええ 。 おまえ||おまえ||どう||||

縁 が あったら また 会おう ぞ 兄弟 。 えん||||あおう||きょうだい

うむ さらば だ 。

どうやら 1 つ 目 の 試練 の ようだ な 。 ||め||しれん|||

( フタミ ) おい おい おい おい 何 して んだ ? |||||なん||

橋 を 直す の さ 。 きょう||なおす||

は ? お前 な に 余計な こと して んだ よ 。 |おまえ|||よけいな||||

なぜ 余計だ ? 橋 は みんな に とって 必要な はずだ 。 |よけいだ|きょう|||||ひつような|

みんな に とって 必要だ から 俺 に は あっちゃ 困る の よ 。 |||ひつようだ||おれ||||こまる||

ほう おもしろい こと を 言う な 。 ||||いう|

いい か この 橋 が 壊れて る から → |||きょう||こぼれて||

みんな ここ で 立ち止まる そこ で 俺 の 出番 だ 。 |||たちどまる|||おれ||でばん|

そい つ の もと に 行って 俺 が この 川 を → |||||おこなって|おれ|||かわ|

無事に 渡して あげ ましょう と 荷物 を 預かる 。 ぶじに|わたして||||にもつ||あずかる

そ したら す たこ ら さっさと 逃げ ち まう の さ 。 ||||||にげ||||

こう 見えて も 足 に は 自信 が ある んだ 。 |みえて||あし|||じしん|||

それ が 俺 の 商売 よ 。 ||おれ||しょうばい|

フフ なるほど お前 は この 壊れた 橋 で 食って いる → ||おまえ|||こぼれた|きょう||くって|

泥棒 と いう わけ か 。 そう よ 。 どろぼう||||||

だから 余計な こと さ れる と 困る の さ 。 |よけいな|||||こまる||

だが 橋 を 直して 困る の は お前 一 人 だ 。 |きょう||なおして|こまる|||おまえ|ひと|じん|

多く の 人 は 困ら ない 。 おおく||じん||こまら|

て め え やめろ って 言って ん の が わから ねえ の か 。 |||||いって|||||||

う っ …。

なんで お前 そんな こと する んだ よ ? |おまえ|||||

私 は 罪 を 償って いる 。 わたくし||ざい||つぐなって|

お前 罪人 な の か ? おまえ|ざいにん|||

似た ような もの だ 。 にた|||

なんだ この 橋 は 渡れ ない の か 。 ||きょう||わたれ|||

旦那 お 困り の ようです ね 。 だんな||こまり||よう です|

ですが あっし に 任せて くれれば 川 の 向こう へ お 渡し し ます ぜ 。 |||まかせて||かわ||むこう|||わたし|||

お ぉ 。 よす のだ な 。

その 男 は 泥棒 だ 。 な っ …。 |おとこ||どろぼう|||

俺 を バカ に する な 。 おれ|||||

おい て め え ! 人 の 商売 の 邪魔 する んじゃ ねえ 。 ||||じん||しょうばい||じゃま|||

チッ …。

私 は この 橋 を 直す まで ここ を 動か ん 。 わたくし|||きょう||なおす||||うごか|

別の 橋 に 行った ほう が いい ぞ 。 べつの|きょう||おこなった||||

バカ 言え 俺 たち に も 縄張り って もん が ある んだ よ 。 |いえ|おれ||||なわばり||||||

他の とこ に なんて 行ける か 。 たの||||いける|

では どうせ なら 手伝ったら どう だ ? |||てつだったら||

橋 が 完成 すれば 私 は よそ へ 行く 。 きょう||かんせい||わたくし||||いく

ふざけた こと 言って んじゃ ねえ ! ||いって||

そう か で は しかたない 。

そこ で 橋 が 直る まで 待つ のだ な 。 ||きょう||なおる||まつ||

う ぉっ …。

チクショウ こう なったら 邪魔 して …。 |||じゃま|

う ~ ん !

あの 野郎 …。 |やろう

どんな バカ 力 して や がん だ 。 ||ちから||||

あ ~ もう !

( フタミ ) おい しっかり しや が れ !

急が ねえ と せっかく 集めた 材木 が 流さ れ ち まう ぞ ! いそが||||あつめた|ざいもく||ながさ||||

ほう 手伝って くれる の か 。 |てつだって|||

俺 は さっさと あんた に ど っか に 行って もらい たい んだ ! おれ||||||||おこなって|||

橋 が できたら 俺 が ぶ っ 壊して やる ! きょう|||おれ||||こわして|

フフッ 。

私 の 名前 は ハゴロモ だ 。 わたくし||なまえ|||

俺 は フタミ だ 。 よろしく な フタミ )) おれ||||||

(( イテッ ! 何 やって んだ よ ? |なん|||

見て わかん ねえ の か ? 橋 を つくって んだ よ 。 みて|||||きょう||||

お前 泥棒 だ ろ ? そんな こと して も → おまえ|どろぼう||||||

悪 さ した こと は 消え ない ぞ ! うる せ え ! あく|||||きえ|||||

ど っか 行け この ガキ ! ||いけ||

ハハハ これ で お前 も 私 と 同じだ な 。 |||おまえ||わたくし||おなじだ|

同じな もんか 。 俺 は 罪 を 償って る わけじゃ ねえ 。 おなじな||おれ||ざい||つぐなって|||

橋 が できたら 絶対 にぶ っ 壊して やる ! きょう|||ぜったい|||こわして|

やっと 3 分 の 1 か よ 。 |ぶん|||

壊す の は 簡単だ が つくる の は 骨 が 折れる 。 こわす|||かんたんだ|||||こつ||おれる

こん だけ 丈夫に つくり 直せば そう 簡単に は 壊れ ない ぜ 。 ||じょうぶに||なおせば||かんたんに||こぼれ||

そう だ な だ が あまり 頑丈に つくり すぎる と → ||||||がんじょうに|||

お前 が 壊す とき に 骨 が 折れる ぞ 。 おまえ||こわす|||こつ||おれる|

え ? ヘヘ 。

おい コラ かっぱ ら うんじゃ ねえ !

そい つ は 橋 を つくる 材料 な んだ から な ! |||きょう|||ざいりょう||||

俺 たち も 手伝い ます 。 おれ|||てつだい|

え ? だって 俺 たち が 使う 橋 です から 。 ||おれ|||つかう|きょう||

( 材木 が 崩れる 音 ) ざいもく||くずれる|おと

った く 危なっかしい なあ 。 ||あぶなっかしい|

もっと 小さい のに しろ 。 うん 。 |ちいさい|||

やった やった やった ~!

橋 が 完成 した ぞ ! アハハ ! きょう||かんせい|||

う お ~ すげ え !

完成 した な 。 かんせい||

壊し がい の ある 橋 だ 。 こわし||||きょう|

何 言って んだ こんな 苦労 して つくった のに → なん|いって|||くろう|||

ぶ っ 壊 せる わけ ねえ だ ろ ! ハハハ ! ||こわ||||||

お前 は よい こと を した な 。 おまえ||||||

私 は 新たな 地 へ 向かう とき が きた ようだ 。 わたくし||あらたな|ち||むかう||||

達者で な フタミ 。 たっしゃで||

おい 待って くれよ ! 俺 も 一緒に 行く よ 。 |まって||おれ||いっしょに|いく|

ほう あの 橋 が お前 の 住みか で は ない の か ? ||きょう||おまえ||すみか|||||

あんな 立派な 橋 が 出来た んじゃ 俺 の 商売 は あがったり だ ぜ 。 |りっぱな|きょう||できた||おれ||しょうばい||||

よき 行い を する と 人々 に 感謝 さ れて 気分 が いい 。 |おこない||||ひとびと||かんしゃ|||きぶん||

そして 気分 が よく なる ため に 更に よい こと を する 。 |きぶん||||||さらに||||

それ が よき 行い の 輪廻 だ 。 |||おこない||りんね|

確かに … そう 言わ れれば そうだ 。 たしかに||いわ||そう だ

あんた いい こと 言う な 。 |||いう|

そう いや ずっと 聞け なかった けど → |||きけ||

あんた いったい 何者 な んだ ? ||なにもの||

私 は かつて この 世界 を めちゃくちゃに した 。 わたくし||||せかい|||

何 年 か 前 に あっちこっち で → なん|とし||ぜん|||

大 津波 や 大 噴火 が 立て続け に あった けど → だい|つなみ||だい|ふんか||たてつづけ|||

まさか それ が あんた の せい だって いう の か ?

そんな こと が 人 に できる わけ ねえ だ ろ 。 |||じん||||||

それ に そんな 力 が ある なら → |||ちから|||

さっさと 橋 を 直せば いい じゃ ねえ か 。 |きょう||なおせば||||

あんなに 汗水 流さ なくて も 。 |あせみず|ながさ||

私 は もう 余計な 力 は 使わ ぬ と 決めた 。 わたくし|||よけいな|ちから||つかわ|||きめた

そう で なければ 人々 の 心 は わから ぬ 。 |||ひとびと||こころ|||

手 を 出して みろ 。 え ? て||だして||

何 だ これ … 力 が 湧いて くる 。 なん|||ちから||わいて|

今 お前 に 力 を 渡した のだ 。 力 ? いま|おまえ||ちから||わたした||ちから

そう だ な チャクラ と でも 呼ぼう か 。 ||||||よぼう|

いわば 人 と 人 を つなぐ 力 だ 。 |じん||じん|||ちから|

そういう もの であって ほしい と 私 は 願って いる 。 |||||わたくし||ねがって|

俺 は それ を もらった の か ? おれ||||||

そう だ だ が 誰 に でも 分け 与え られる もの で は ない 。 ||||だれ|||わけ|あたえ|||||

お前 の 心 が 私 に 近く なった から だ 。 おまえ||こころ||わたくし||ちかく|||

お前 は 善 の 心 を 知った のだ 。 おまえ||ぜん||こころ||しった|

何の マネ だ ? なんの||

俺 を あんた の 弟子 に して くれ 。 おれ||||でし|||

弟子 だ と ? あぁ 。 でし|||

あんた に は 何 か 特別な もの を 感じる 。 |||なん||とくべつな|||かんじる

俺 は ずっと つまらない 人生 を 生きて きた 。 おれ||||じんせい||いきて|

何の 価値 も ねえ 人生 だ 。 だけど あんた は 違う 。 なんの|かち|||じんせい|||||ちがう

あんた は きっと 大きな こと を 成し遂げる 人 だ 。 |||おおきな|||なしとげる|じん|

だから あんた と いれば 俺 の チンケ な 人生 も → ||||おれ||||じんせい|

ちょっと くらい 価値 が 出る と 思う んだ 。 ||かち||でる||おもう|

人 の 役 に 立ち たく なった か 。 じん||やく||たち|||

あの 橋 を つくった こと は → |きょう||||

あの とき 喜んで くれた 人 たち の 笑顔 は → ||よろこんで||じん|||えがお|

俺 の 生涯 の 誇り だ 。 おれ||しょうがい||ほこり|

あの とき の みんな の 顔 が 忘れ られ ねえ 。 |||||かお||わすれ||

きっと それ が あんた … いえ ハゴロモ 様 の 言った 絆 だ 。 ||||||さま||いった|きずな|

お前 は 私 に 大きな こと を 教えて くれた 。 おまえ||わたくし||おおきな|||おしえて|

私 の 旅 に は もう 1 つ 大きな 目的 が できた ようだ 。 わたくし||たび|||||おおきな|もくてき|||

3 つ 目 の 目的 チャクラ に よる 人々 の 絆 だ 。 |め||もくてき||||ひとびと||きずな|

( ミツオ ) 旦那 旦那 橋 が 壊れて て お 困り でしょう 。 |だんな|だんな|きょう||こぼれて|||こまり|

あっし が 向こう側 へ 渡る 方法 を …。 ||むこうがわ||わたる|ほうほう|

お前 なんで こんな ところ に !? おまえ||||

ここ は 俺 の 縄張り だ ぞ ! ||おれ||なわばり||

今 から この 橋 を つくり 直す ぞ 。 いま|||きょう|||なおす|

は ? な に 言って んだ この 野郎 。 |||いって|||やろう

いい から ! 今日 から お前 も 善人 に なる んだ よ 。 ||きょう||おまえ||ぜんにん||||

お前 頭 おかしく なった の か ? おまえ|あたま||||

フフフフ … ハハハハハハハ !))

( ハゴロモ ) やがて 徐々に だ が 人々 の 中 に も → ||じょじょに|||ひとびと||なか||

わし の 考え を 理解 しよう と する 者 たち が 現れた 。 ||かんがえ||りかい||||もの|||あらわれた

その 中 に は わし と ともに 人々 の ため に → |なか||||||ひとびと|||

一緒に 旅 を して くれる 者 たち まで 現れる ように なった 。 いっしょに|たび||||もの|||あらわれる|よう に|

この 頃 から わし は その者 たち を 弟子 と し → |ころ||||そのもの|||でし||

自分 の チャクラ を 分け 与えて いった 。 じぶん||||わけ|あたえて|

そして その 絆 を わし たち は 忍 宗 と 名付けた 。 ||きずな|||||おし|はじめ||なづけた

わし は 弟子 たち と ともに 修業 し 考え 続けた 。 ||でし||||しゅぎょう||かんがえ|つづけた

命 と は 何 か 。 愛 と は 何 か 。 いのち|||なん||あい|||なん|

力 と は 何 な の か を 。 ちから|||なん||||

わし たち は いつか チャクラ で できる 人 の 絆 が → |||||||じん||きずな|

世界 を 平和に 導く と 信じた のだ 。 せかい||へいわに|みちびく||しんじた|

わし たち の 旅 は 果てしなく 続いた 。 |||たび||はてしなく|つづいた

途方 も なく 荒れ果てた 地 を 直し ながら …。 とほう|||あれはてた|ち||なおし|

( ハゴロモ ) そして その 中 で → |||なか|

尾 獣 たち を 解放 する ため の 場所 を 見つけて は ➡ お|けだもの|||かいほう||||ばしょ||みつけて|

そこ に 監視 の ため の 祠 を つくった 。 ||かんし||||し||

( ハゴロモ ) 弟子 たち の 多く は → |でし|||おおく|

荒れ地 を わし の 代わり に 修復 する ため ➡ あれち||||かわり||しゅうふく||

各地 へ と 散って いった 。 かくち|||ちって|

こうして 忍 宗 は 世界 の 各地 に 広まって いった のだ 。 |おし|はじめ||せかい||かくち||ひろまって||

その後 わし は 死 の 間際 → そのご|||し||まぎわ

自分 の 中 に いた 尾 獣 たち を 彼ら の 故郷 に 放った 。 じぶん||なか|||お|けだもの|||かれら||こきょう||はなった

彼ら が 平穏に 暮らせる 日々 が やってくる こと を 祈り ながら 。 かれら||へいおんに|くらせる|ひび|||||いのり|

(( 私 は もう 長く ない 。 わたくし|||ながく|

守 鶴 又 旅 磯 撫 孫悟空 → しゅ|つる|また|たび|いそ|ぶ|そんごくう

穆 王 犀 犬 重明 → あつし|おう|さい|いぬ|しげあき

牛 鬼 九 喇嘛 。 うし|おに|ここの|らつま

離れて いて も お前たち は いつも 一緒だ 。 はなれて|||おまえたち|||いっしょだ

いずれ 一 つ に なる とき が 来よう 。 |ひと||||||こよう

それぞれ の 名 を 持ち 今 まで と は 違う 形 で な 。 ||な||もち|いま||||ちがう|かた||

そして 私 の 中 に いた とき と 違い 正しく 導か れる 。 |わたくし||なか|||||ちがい|まさしく|みちびか|

本当の 力 と は 何 か 。 ほんとうの|ちから|||なん|

その とき まで ))

( ハゴロモ ) しかし お前たち も 知って の とおり → ||おまえたち||しって||

わし の 思い と は 裏腹に → ||おもい|||うらはらに

長い 歴史 の 中 で 尾 獣 たち の 力 を ➡ ながい|れきし||なか||お|けだもの|||ちから|

悪用 しよう と する 者 たち が 次々 と 現れ → あくよう||||もの|||つぎつぎ||あらわれ

彼ら は 人間 に 愛想 を つかして しまう のだ が …。 かれら||にんげん||あいそ|||||

話 を 戻そう 。 はなし||もどそう

わし たち は 長い 旅 を 続け → |||ながい|たび||つづけ

ようやく 3 つ の 目的 が ひと 段落 し → |||もくてき|||だんらく|

村 に 戻った わし は その 地 を 忍 宗 の 総 本山 と した 。 むら||もどった||||ち||おし|はじめ||そう|ほんざん||

わし は そこ で 妻 を めとり 2 人 の 子供 を 授かった 。 ||||つま|||じん||こども||さずかった

それ が インドラ と アシュラ だ 。

アシュラ を 産んで から 2 人 の 母 は 産後 の 肥 立ち が 悪く → ||うんで||じん||はは||さんご||こえ|たち||わるく

まもなく この世 を 去った 。 |このよ||さった

しかし 2 人 の 息子 は 元気に 育った 。 |じん||むすこ||げんきに|そだった

2 人 は 仲 の よい 兄弟 だった 。 じん||なか|||きょうだい|

兄 は 常に 弟 を 思い → あに||とわに|おとうと||おもい

弟 は 常に 兄 の 背 を 追いかけた 。 おとうと||とわに|あに||せ||おいかけた

( ハゴロモ ) だが わし は この とき まだ 気づいて い なかった 。 |||||||きづいて||

息子 たち を 利用 しよう と → むすこ|||りよう||

すでに 闇 の 力 が うごめき はじめて いた こと に 。 |やみ||ちから||||||