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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 489 - 風雲

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 489 - 風雲

( ユリト ) だ から 同期 の やつ ら に 言って やった ん すよ ~。

お前 ら 暇で いい なって 。

俺 も ここ 来て ひと 月 じゃ ないで す か 。

そろそろ で かい 案件 →

任さ れて も いい 頃 じゃ ない っす か ね ?

( ノック )

( ユリト ) ああ 火影 様 。

( カカシ ) 昨日 の 報告 書 って どこ だ っけ ?

( シカマル )3 段 目 の 右 から 2 つ 目 です 。

うん 。

ああ これ ね これ って たしか 添付 の 資料 が …。

2 段 目 の 3 つ 目 です 。

お前 が いて くれて 助かる よ 。

そう だ 火影 様 来週 の 視察 の 件 です けど 。

カカシ さん で い いって 何 度 言えば わかん の ?

肩 に 力 入り すぎ っす よ 先輩 。

それ と 休憩 も とって よね 能率 落ちちゃ う から さ 。

了解 っす 。

ふ ぁ ~ しっか し デスクワ ー ク する ため に →

忍 に なった んじゃ ない っつ うん です よ 。

先輩 こんな 退屈な 仕事 ばっ か で →

よく 飽き ない っす ね 。 先輩 ?

雲 を 見る の も 久しぶりだ な 。

先輩 って ときどき オッサン みたいな こと 言い ます よ ね 。

( タカ の 鳴き声 )

先輩 何 か 悩み ごと で も ある ん す か ?

は あ ? ねえ よ 。

これ で よし 。

や ~ 今日 も 楽勝 でした ね んじゃ お 疲れ っ した ~。

ああ 火影 様 お 疲れ っ した ~。

でした ~。

お 疲れ 。

なんで あんな やつ 採った ん す か ?

大人 の 世界 で は いろいろ ある んだ よ 。

俺 そういう の 苦手 っす 。

あれ ? シカマル も とっくに こっち の 人間 か と 思って た けど 。

勘弁 して ください よ 。

でも 彼 みたいな 忍 が 増える の も 平和に なった 証し かも ね 。

あれ から 2 年 っす から ね 。

俺 最近 下 腹 出て きちゃ った 。

聞き たく ない っす 。

シカマル は 今 でも 鍛えて る ?

まあ テキト - に 。

そう 言い ながら どうせ きっちり やって る んでしょ ?

かわいく ない よ そういう とこ 。

あいつ 二 重 チェック しろ つった のに 。

そう いえば どう なって る ? 例の 件 。

待ち っす ね 。 連絡 な しか 。

お前 に こんな 役目 を 押し付けて すまない と 思って る 。

俺 もともと 忍 に は 向いて ない ん すよ 。

それ でも 続けて る の は …。

ナルト を いずれ 火影 に する ため だ ろ ?

その ため に は 俺 も いつまでも ガキ じゃ い られ ない んで 。

ナルト は 今 でも ガキ の まん まだ 。 ヤツ は ヤツ です 。

なあ それ 終わったら →

久しぶりに 飯 でも どう だ ?

この あと 土 影 様 と これ なん すよ 。

ハハ そう いえば 昨日 会議 で 会った な 。

今度 こそ お前 を 負かす って 息巻いて た ぞ 。

まあ お手柔らかに 頼む よ 。

半分 仕事 みたいな もん す から 。

なあ シカマル →

大人 に なる って どういう こと な んだろう な ?

( オオノキ ) む ~。

うむ ~ う ~ ん いや 違う こっち か ?

どう じゃ 小僧 ? ぐう の 音 も 出 まい ワッハッハ !

お ?

では 。 ええ い !

勝ち 逃げ など 許す もの か ~!

チッ … こりゃ 明日 から 倍 だ な 。

( みんな ) お ~!

いらっしゃい !

( チョウジ ) お っ 来た 来た ! ( いの ) こっち よ 。

遅れて すまない 。

( チョウジ ) それ 僕 が 育てた 肉 ! ( シカマル ) ハハッ は いよ 。

こっち も 焼けて る わ よ 。 おう 。

カルビ 追加 ね !

( いの ) で ね その 新人 の 子 が 何度 教えて も 直 ん なくて さ ~。

僕 の 班 に も 1 人 いる けど →

自分 を 見て る みたいで 放っとけ ない んだ よ ね 。

アスマ も こんな 気持 だった の か なぁ 。

2 人 と も もう すっかり 教官 だ な 。

シカマル だって 火影 様 の 右腕 でしょ 。

けど お前 ら みたいに →

下 の 面倒 を 見る 根気 俺 に は ねえ よ 。

シカマル は 自分 で やった ほう が 早い って タイプ だ もん ね 。

ひと り が 性 に 合って る んだ 。

俺 に とって は お前 ら だけ が 特別な んだ よ 。

なんか さ 昔 が 懐かしい 。

まだ そんな 歳 じゃ ねえ だ ろ 。

だって さ 前 は 四六時中 一緒に いる の が →

当たり前だった でしょ 。

でも 今 は こうして 一緒に 食事 する の も →

いちいち 約束 し なきゃ なら ない んだ よ 。

それ って なんか 寂しい よ ね 。

大人 に なる って の は さ そういう こと かも しれ ねえ よ な 。

確かに … シカマル 雰囲気 変わった わ よ ね 。

は ぁ ? 勘違い だ ろ 。

最近 めん どくせ ぇ って 言わ なく なった の 気づいて る ?

そう … だ っけ ?

( シカマル ) ごちそう さん 。 ( いの ) ごちそうさま 。

レジ で ガム くれた よ 。

これ 懐かしく ない ?

これ 子供 の 頃 よく 食べた よ ね 。

( いの ) うわ 甘 っ ! こんな 甘かった ?

( チョウジ ) で 次 どう する ?

あんた まだ 食べる つもり ?

焼肉 の ハシゴ しよう よ ~。

悪い 俺 帰る わ 。 え ぇ !?

シカマル なんか 気 に なって る こと ある んじゃ ない ?

上の空 って いう か さ 。

別に ねえ よ 。

ただ の 出張 だって 忍 連合 の 。

それ って テマリ と か カンクロウ と かも 来る やつ ?

私ら より テマリ の ほう が 大事 って か ?

イテテテテ … 何の 話 だ よ !?

( 長 十郎 ) より いっそう の 発展 を 願う もの であり ます 。

以上 で 活動 報告 を 終わり ます が 他 に 何 か ご 質問 は ?

( 黒 ツチ ) 大戦 で 大量に 出た 失踪 者 リスト の 件 だ けど →

その後 の 捜索 は どう なって る の ?

鋭 意 調査 中 。

( オモイ ) 忍 へ の 依頼 が 3 期 連続 で 減少 して いる 点 に ついて は ?

鋭 意 調査 中 。

けど な この先 も 依頼 が 減り 続ける よう なら →

里 の 運営 に も 影響 が …。 ( シカマル ) 来月 の 会合 に は →

更に 詳しい 報告 書 を 提出 できる と 思い ます 。

忍 へ の 依頼 が 減って いる 点 に ついて →

危機 的な 見方 も ある こと は 承知 して い ます が →

平和に 代償 が 伴う こと も また 事実 です 。

他 に 質問 も ない ようです ので →

それでは 皆さん また ひと 月 後 に 。

( テマリ ) おい ! 待てよ シカマル 。

ハァ …。

テマリ 何 か 用 か ?

何 か 隠して る んだ ろ ?

は ぁ ? いきなり 何 だ ? ほら な 。

質問 を 質問 で 返す とき は やましい こと が ある 証拠 だ 。

木 ノ 葉 で 何 が 起きて る んだ ? 知ら ねえ な 。

私 に も 話せ ない こと な の か ?

だから 何も ねえ よ 。

私 が 力 に なれる こと は ない って こと か ?

ない 。 そう …。

なあ テマリ 。

俺 も お前 も 一応 は 里 の 代表 って 立場 な んだ 。

あんまり よそ の こと に 首 を 突っ込む の は …。

な に し や がる ! 見損なった よ あんた 。

( カカシ ) ハッハッハッ !

それ で 親父 さん を 思い出した って の か ?

え ぇ 朝 帰り して →

よく おふくろ に 怒鳴ら れて た もん で 。

そい つ は 災難 だった な 。

テマリ は 勘 の いい やつ です 。

いずれ は バレ ますよ 黙 の 国 の 件 。

大戦 で の 失踪 者 や 抜け 忍 が →

大量に 流れ込んで いる と いう 謎 の 国 。

そして 忍 の 依頼 を 不法に 請け負って いる 黒い 噂 。

本来 なら 忍 連合 全体 で 対処 す べき 問題 だ し ね 。

うち が 単独 で 調べて いる こと が 連合 に 知れれば →

やっかいな こと に なり ます 。

とはいえ 今 連合 を あげて →

黙 の 国 と 事 を 構える の も まずい でしょ 。

ようやく 手 に した 平和です から ね 。

サイ が 黙 の 国 に 潜入 する と 言い残して から もう 2 週間 か 。

このまま 手 を こまねいて いる わけに は いきま せ ん 。

( タカ の 鳴き声 )

やっと 来た か 。

( サイ の 声 ) 事態 は 予想 以上 に 深刻です 。

黙 の 国 を 野放し に すれば →

いずれ は 連合 の 脅威 と なる でしょう 。

この 国 は たった 一 人 の 指導 者 に よって 動かさ れて い ます 。

その 男 の 名 は …。

ゲンゴ 。 初めて 聞く 名前 だ な 。

( サイ ) 彼 は 忍 と いう 哀れな 存在 。

それどころか この 世界 の 枠組み そのもの を 変える →

存在 に なる かも しれ ませ ん 。

僕 は もう 自分 が わから なく なり はじめて い ます 。

まず いっす ね 。 だ よ ね 。

サイ が 率いて いた の は 暗部 の 中 でも →

屈指 の 実力 者 で 構成 さ れた チ ー ム です 。

それ が 全滅 と なる と 敵 も 相当 の 手 だれ 。

だろう ね 。 サイ の 読み は 正しかった 。

大戦 の 失踪 者 や 抜け 忍 たち の 多く が →

黙 の 国 に いる と みて 間違い ない でしょう 。

サイ は 無事 かな ?

簡単に 死ぬ ような やつ じゃ あり ませ ん 。 ですが …。

文面 から にじみ出る ゲンゴ と いう 男 に 対する →

称賛 に も 似た 執着 。

まさか サイ の やつ …。 純粋だ から ね 彼 は 。

サイ を 救出 し 黙 の 国 の 芽 を つんで おく 。

と なれば 取る べき 道 は ひと つ です 。

ひょっとして 俺 と 同じ こと を 考えて る ?

はい 。 ですが 火影 様 を 行か せる わけに は いきま せ ん 。

だ よ ね 。 目立た ず 行動 する に は →

スリ ー マンセル が 最適です 。

暗部 から 腕 の 立つ の を 2 名 呼んで もらえ ます か ?

スリ ー マンセル 。 もう 一 人 は 誰 か 心当たり ある の ?

我々 の やろう と して いる こと は 連合 へ の 背信 行為 です 。

いざ と なったら 切り捨て られる 人間 で なければ なり ませ ん 。

俺 が 行き ます 。

お前 に だって 連合 の 一翼 を 担う 役目 が ある んだ 。

それ を いまさら …。 業務 が 1 つ 増える だけ です 。

止めて も 無駄 か 。

それにしても お前 なら →

イノ と チョウジ を 指名 する か と 思った けど ね 。

今回 の 任務 に 必要な の は チャクラ を 操り →

こちら の 存在 を 隠す こと が できる タイプ と →

実際 に 標的 を しとめる 術 を 持った 忍 です 。

それ に …。 それ に ?

あいつ ら に は あいつ ら の 生活 が あり ます から 。

暗部 に 格好の 人間 が いた な 。

2 人 と も とって も つきあい やすい 連中 だ から →

きっと 気 に いる と 思う よ 。

あれ ? 先輩 出張 っす か ?

ああ あと は 頼む な 。

いい な ~ 俺 も 行き たい くらい っす よ 。

は ぁ ~ った く 。 お土産 お 願い し ます よ 。

あ ~ わかった わかった 。

( カカシ ) 暗部 の 鏃 だ 。

( シカマル ) つきあい やすい 連中 ねぇ 。

それ で もう 一 人 は ? ( 朧 ) ここ に おり ます 。

いつの間に ? 彼 は 朧だ 。

自分 や 他人 の チャクラ の 量 を 自由に 操って →

気配 を 完全に 消したり 別人 に なりすます 能力 が ある 。

わかり やすく 申し上げる ならば →

他者 が 知覚 する と いう 観点 に おいて の 変異 に ご ざる 。

対象 人物 の チャクラ を 実際 に 増大 さ せ られる ので は なく →

知覚 する 側 の 錯誤 を 生む のみ に ござ り ます な 。

( 鏃 ) 余計 わかり にくい し 。

こいつ まだ ガキ じゃ ないで す か 。 心外だ し 。

忍 の 世界 は 実力 が すべて だし 。

言う ね 。

ヒノコ は アカデミ ー を 出る と すぐに 才能 を 見込ま れて →

暗部 に スカウト さ れた 。

まだ 14 だ が 暗部 内 で の 信頼 も 厚い 。

火影 様 本名 で 呼ぶ なって 言って る し 。

お前 ヒノコ って の か 。

ずいぶん かわいらしい 名前 …。

その 名前 で 呼ば れる の は 嫌いだ し →

そこ ん とこ は 気 を つけて もらい たい し 。

で 何 が できる んだ ?

私 の 武器 は チャクラ の 針 。

私 の 針 は 一 度 狙い を 定めたら →

標的 を 貫く まで どこまでも 追って いく んだ し 。

まさに 暗殺 向き か 。

( 鳴き声 )

無駄な 殺生 は し ない し 。

今 は チャクラ 活性 化 の ツボ を 貫いた から さっき より 何 倍 も 元気だ し 。

( シカマル ) 朧 の 術 で 潜入 し →

俺 の 影 首 縛り で 標的 の 動き を 封じ →

鏃 が しとめる 。 まさに 相乗 効果 。

いわゆる シナジ ー が 見込める 理想 の 組み合わせ で ご ざる な 。

長ったらしい し 。

シカマル の 要望 どおり だ よ 。

不満 は ない ん す が …。

なんだ し ?

その し ぃし ぃ 言う の なんとか な ん ねえ の か ?

無理だ し 。 決まり だ な 。

じゃあ 準備 が 整い しだい …。

出発 は 明朝 で も いい っす か ?

また 将棋 と か 言わ ない よ ね ?

ちょっと 用 が ある ん すよ 。

( シカマル ) んな わけで 帰る の は 少し 先 に なり そうだ から →

来月 は 来 られ ねえ かも な 。

この 俺 が 部下 を 2 人 も 連れて だ ぜ ?

柄 じゃ ねえ よ な 。

我が身 を 捧げて 守る もの を 親父 も あんた も 持って た っけ 。

けど 俺 に は まだ …。

( ミライ ) シカ の 兄 ちゃ !

ミライ !

シカ の 兄 ちゃ ! うわ っと !

( 紅 ) シカマル も 忙しい 身 なんだ から 毎月 来て くれ なくて も いい の よ 。

そんな ん じゃ ない です けど 。

この 人 ベビ ー シッタ ー さん 。 ときどき ミライ を 見て もらって て ね 。

どうも 。

こう 見えて 火影 様 の 右腕 な の よ 。 よして ください 。

そう な んです ね 。 すみません 。 まだ よく わかって なくて …。

彼女 里 に 移り 住んだ ばかりな の 。

こうして 人 の 往来 が 盛んに なった の も →

あなた や 火影 様 の おかげ ね 。 とんでもない 。

今 の 平和 が 長く 続く と いい んだ けど 。

兄 ちゃ お 花 !

そう か 。 お 父さん に 持ってきた の か ?

偉い な ミライ は 。

ミライ は 本当に シカマル 兄ちゃん の こと が 大好き ね 。

うん !

続き ます よ 平和 。

続けて みせ ます 。

なんで 今頃 に なって …。

クソ ! 縁起 でも ねえ …。

( ナルト ) よう ! シカマル じゃ ねえ か 。

ずいぶん 早起き だ な 。

ナルト …。

お前 こそ 早い じゃ ねえ か 。

なんか 朝 早く 目覚め ち まった から →

一 楽 で ラ ー メン 食べた 帰り なんだ 。

こんな 早く から やって ん の か あの 店 。

最近 24 時間 に なった んだ ぜ 。

だから って 朝っぱら から ラ ー メン かよ 。

朝 昼 晩 オ ー ケ ー だ !

俺 の 体 の 半分 は ラ ー メン で できて いる !

ん ? あっ ! ニンニク 臭かった ?

そう だ 。

これ 食えよ 。

お ぉ ~! 懐かしい …。

これ 大好き だって ば よ 。

じゃあ な 。

仕事 か ? あぁ ちょっと な 。

お前 も ラ ー メン ばっ か 食って ない で 働けよ 。

ど っか の 誰 かさん が →

めん どくせ ぇ 任務 ばっ か 持って くっ から 半年 休み なし だ 。

お前 に とって 今 が いちばん 大事な とき な んだ 。

わかって る って ば よ ! でも よ …。

でも じゃ ねえ !

1 つ でも 多く の 任務 を こなして →

やっぱり ナルト で なければ と みんな に 思わ せる ため だ 。

大戦 の 英雄 って だけ で 認め られる ほど 甘く は ない んだ ぜ 。

はい はい 。 おい ナルト 。

ん ?

お前 は 火影 に なる 男 だ 。 それ を 忘れ ん な 。

まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。 それ が 俺 の 忍 道 だ 。

俺 たち の だ 。

あぁ 。

《 ナルト … お前 は いつまでも 今 の まま で いて くれ 。

その ため に 俺 が いる んだ から な 》

それ じゃ ま … お 仕事 と いき ます か 。

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( ユリト ) だ から 同期 の やつ ら に 言って やった ん すよ ~。 |||どうき|||||いって|||

お前 ら 暇で いい なって 。 おまえ||ひまで||

俺 も ここ 来て ひと 月 じゃ ないで す か 。 おれ|||きて||つき||||

そろそろ で かい 案件 → |||あんけん

任さ れて も いい 頃 じゃ ない っす か ね ? まかさ||||ころ|||||

( ノック )

( ユリト ) ああ 火影 様 。 ||ほかげ|さま

( カカシ ) 昨日 の 報告 書 って どこ だ っけ ? |きのう||ほうこく|しょ||||

( シカマル )3 段 目 の 右 から 2 つ 目 です 。 |だん|め||みぎ|||め|

うん 。

ああ これ ね これ って たしか 添付 の 資料 が …。 ||||||てんぷ||しりょう|

2 段 目 の 3 つ 目 です 。 だん|め|||め|

お前 が いて くれて 助かる よ 。 おまえ||||たすかる|

そう だ 火影 様 来週 の 視察 の 件 です けど 。 ||ほかげ|さま|らいしゅう||しさつ||けん||

カカシ さん で い いって 何 度 言えば わかん の ? |||||なん|たび|いえば||

肩 に 力 入り すぎ っす よ 先輩 。 かた||ちから|はいり||||せんぱい

それ と 休憩 も とって よね 能率 落ちちゃ う から さ 。 ||きゅうけい||||のうりつ|おちちゃ|||

了解 っす 。 りょうかい|

ふ ぁ ~ しっか し デスクワ ー ク する ため に →

忍 に なった んじゃ ない っつ うん です よ 。 おし||||||||

先輩 こんな 退屈な 仕事 ばっ か で → せんぱい||たいくつな|しごと|||

よく 飽き ない っす ね 。 先輩 ? |あき||||せんぱい

雲 を 見る の も 久しぶりだ な 。 くも||みる|||ひさしぶりだ|

先輩 って ときどき オッサン みたいな こと 言い ます よ ね 。 せんぱい||||||いい|||

( タカ の 鳴き声 ) ||なきごえ

先輩 何 か 悩み ごと で も ある ん す か ? せんぱい|なん||なやみ|||||||

は あ ? ねえ よ 。

これ で よし 。

や ~ 今日 も 楽勝 でした ね んじゃ お 疲れ っ した ~。 |きょう||らくしょう|||||つかれ||

ああ 火影 様 お 疲れ っ した ~。 |ほかげ|さま||つかれ||

でした ~。

お 疲れ 。 |つかれ

なんで あんな やつ 採った ん す か ? |||とった|||

大人 の 世界 で は いろいろ ある んだ よ 。 おとな||せかい||||||

俺 そういう の 苦手 っす 。 おれ|||にがて|

あれ ? シカマル も とっくに こっち の 人間 か と 思って た けど 。 ||||||にんげん|||おもって||

勘弁 して ください よ 。 かんべん||| Bitte entschuldige mich.

でも 彼 みたいな 忍 が 増える の も 平和に なった 証し かも ね 。 |かれ||おし||ふえる|||へいわに||しょうし||

あれ から 2 年 っす から ね 。 ||とし|||

俺 最近 下 腹 出て きちゃ った 。 おれ|さいきん|した|はら|でて||

聞き たく ない っす 。 きき|||

シカマル は 今 でも 鍛えて る ? ||いま||きたえて|

まあ テキト - に 。

そう 言い ながら どうせ きっちり やって る んでしょ ? |いい||||||

かわいく ない よ そういう とこ 。

あいつ 二 重 チェック しろ つった のに 。 |ふた|おも||||

そう いえば どう なって る ? 例の 件 。 |||||れいの|けん

待ち っす ね 。 連絡 な しか 。 まち|||れんらく||

お前 に こんな 役目 を 押し付けて すまない と 思って る 。 おまえ|||やくめ||おしつけて|||おもって|

俺 もともと 忍 に は 向いて ない ん すよ 。 おれ||おし|||むいて|||

それ でも 続けて る の は …。 ||つづけて|||

ナルト を いずれ 火影 に する ため だ ろ ? |||ほかげ|||||

その ため に は 俺 も いつまでも ガキ じゃ い られ ない んで 。 ||||おれ||||||||

ナルト は 今 でも ガキ の まん まだ 。 ヤツ は ヤツ です 。 ||いま|||||||||

なあ それ 終わったら → ||おわったら

久しぶりに 飯 でも どう だ ? ひさしぶりに|めし|||

この あと 土 影 様 と これ なん すよ 。 ||つち|かげ|さま||||

ハハ そう いえば 昨日 会議 で 会った な 。 |||きのう|かいぎ||あった|

今度 こそ お前 を 負かす って 息巻いて た ぞ 。 こんど||おまえ||まかす||いきまいて||

まあ お手柔らかに 頼む よ 。 |おてやわらかに|たのむ|

半分 仕事 みたいな もん す から 。 はんぶん|しごと||||

なあ シカマル →

大人 に なる って どういう こと な んだろう な ? おとな||||||||

( オオノキ ) む ~。

うむ ~ う ~ ん いや 違う こっち か ? ||||ちがう||

どう じゃ 小僧 ? ぐう の 音 も 出 まい ワッハッハ ! ||こぞう|||おと||だ||

お ?

では 。 ええ い !

勝ち 逃げ など 許す もの か ~! かち|にげ||ゆるす||

チッ … こりゃ 明日 から 倍 だ な 。 ||あした||ばい||

( みんな ) お ~!

いらっしゃい !

( チョウジ ) お っ 来た 来た ! ( いの ) こっち よ 。 |||きた|きた|||

遅れて すまない 。 おくれて|

( チョウジ ) それ 僕 が 育てた 肉 ! ( シカマル ) ハハッ は いよ 。 ||ぼく||そだてた|にく||||

こっち も 焼けて る わ よ 。 おう 。 ||やけて||||

カルビ 追加 ね ! |ついか|

( いの ) で ね その 新人 の 子 が 何度 教えて も 直 ん なくて さ ~。 ||||しんじん||こ||なんど|おしえて||なお|||

僕 の 班 に も 1 人 いる けど → ぼく||はん|||じん||

自分 を 見て る みたいで 放っとけ ない んだ よ ね 。 じぶん||みて|||ほっとけ||||

アスマ も こんな 気持 だった の か なぁ 。 |||きもち||||

2 人 と も もう すっかり 教官 だ な 。 じん|||||きょうかん||

シカマル だって 火影 様 の 右腕 でしょ 。 ||ほかげ|さま||みぎうで|

けど お前 ら みたいに → |おまえ||

下 の 面倒 を 見る 根気 俺 に は ねえ よ 。 した||めんどう||みる|こんき|おれ||||

シカマル は 自分 で やった ほう が 早い って タイプ だ もん ね 。 ||じぶん|||||はやい|||||

ひと り が 性 に 合って る んだ 。 |||せい||あって||

俺 に とって は お前 ら だけ が 特別な んだ よ 。 おれ||||おまえ||||とくべつな||

なんか さ 昔 が 懐かしい 。 ||むかし||なつかしい

まだ そんな 歳 じゃ ねえ だ ろ 。 ||さい||||

だって さ 前 は 四六時中 一緒に いる の が → ||ぜん||しろくじちゅう|いっしょに|||

当たり前だった でしょ 。 あたりまえだった|

でも 今 は こうして 一緒に 食事 する の も → |いま|||いっしょに|しょくじ|||

いちいち 約束 し なきゃ なら ない んだ よ 。 |やくそく||||||

それ って なんか 寂しい よ ね 。 |||さびしい||

大人 に なる って の は さ そういう こと かも しれ ねえ よ な 。 おとな|||||||||||||

確かに … シカマル 雰囲気 変わった わ よ ね 。 たしかに||ふんいき|かわった|||

は ぁ ? 勘違い だ ろ 。 ||かんちがい||

最近 めん どくせ ぇ って 言わ なく なった の 気づいて る ? さいきん|||||いわ||||きづいて|

そう … だ っけ ?

( シカマル ) ごちそう さん 。 ( いの ) ごちそうさま 。

レジ で ガム くれた よ 。

これ 懐かしく ない ? |なつかしく|

これ 子供 の 頃 よく 食べた よ ね 。 |こども||ころ||たべた||

( いの ) うわ 甘 っ ! こんな 甘かった ? ||あま|||あまかった

( チョウジ ) で 次 どう する ? ||つぎ||

あんた まだ 食べる つもり ? ||たべる|

焼肉 の ハシゴ しよう よ ~。 やきにく||||

悪い 俺 帰る わ 。 え ぇ !? わるい|おれ|かえる|||

シカマル なんか 気 に なって る こと ある んじゃ ない ? ||き|||||||

上の空 って いう か さ 。 うわのそら||||

別に ねえ よ 。 べつに||

ただ の 出張 だって 忍 連合 の 。 ||しゅっちょう||おし|れんごう|

それ って テマリ と か カンクロウ と かも 来る やつ ? ||||||||くる|

私ら より テマリ の ほう が 大事 って か ? わたしら||||||だいじ||

イテテテテ … 何の 話 だ よ !? |なんの|はなし||

( 長 十郎 ) より いっそう の 発展 を 願う もの であり ます 。 ちょう|じゅうろう||||はってん||ねがう|||

以上 で 活動 報告 を 終わり ます が 他 に 何 か ご 質問 は ? いじょう||かつどう|ほうこく||おわり|||た||なん|||しつもん|

( 黒 ツチ ) 大戦 で 大量に 出た 失踪 者 リスト の 件 だ けど → くろ||たいせん||たいりょうに|でた|しっそう|もの|||けん||

その後 の 捜索 は どう なって る の ? そのご||そうさく|||||

鋭 意 調査 中 。 するど|い|ちょうさ|なか

( オモイ ) 忍 へ の 依頼 が 3 期 連続 で 減少 して いる 点 に ついて は ? |おし|||いらい||き|れんぞく||げんしょう|||てん|||

鋭 意 調査 中 。 するど|い|ちょうさ|なか

けど な この先 も 依頼 が 減り 続ける よう なら → ||このさき||いらい||へり|つづける||

里 の 運営 に も 影響 が …。 ( シカマル ) 来月 の 会合 に は → さと||うんえい|||えいきょう|||らいげつ||かいごう||

更に 詳しい 報告 書 を 提出 できる と 思い ます 。 さらに|くわしい|ほうこく|しょ||ていしゅつ|||おもい|

忍 へ の 依頼 が 減って いる 点 に ついて → おし|||いらい||へって||てん||

危機 的な 見方 も ある こと は 承知 して い ます が → きき|てきな|みかた|||||しょうち||||

平和に 代償 が 伴う こと も また 事実 です 。 へいわに|だいしょう||ともなう||||じじつ|

他 に 質問 も ない ようです ので → た||しつもん||||

それでは 皆さん また ひと 月 後 に 。 |みなさん|||つき|あと|

( テマリ ) おい ! 待てよ シカマル 。 ||まてよ|

ハァ …。

テマリ 何 か 用 か ? |なん||よう|

何 か 隠して る んだ ろ ? なん||かくして|||

は ぁ ? いきなり 何 だ ? ほら な 。 |||なん|||

質問 を 質問 で 返す とき は やましい こと が ある 証拠 だ 。 しつもん||しつもん||かえす|||||||しょうこ|

木 ノ 葉 で 何 が 起きて る んだ ? 知ら ねえ な 。 き||は||なん||おきて|||しら||

私 に も 話せ ない こと な の か ? わたくし|||はなせ|||||

だから 何も ねえ よ 。 |なにも||

私 が 力 に なれる こと は ない って こと か ? わたくし||ちから||||||||

ない 。 そう …。

なあ テマリ 。

俺 も お前 も 一応 は 里 の 代表 って 立場 な んだ 。 おれ||おまえ||いちおう||さと||だいひょう||たちば||

あんまり よそ の こと に 首 を 突っ込む の は …。 |||||くび||つっこむ||

な に し や がる ! 見損なった よ あんた 。 |||||みそこなった||

( カカシ ) ハッハッハッ !

それ で 親父 さん を 思い出した って の か ? ||おやじ|||おもいだした|||

え ぇ 朝 帰り して → ||あさ|かえり|

よく おふくろ に 怒鳴ら れて た もん で 。 |||どなら||||

そい つ は 災難 だった な 。 |||さいなん||

テマリ は 勘 の いい やつ です 。 ||かん||||

いずれ は バレ ますよ 黙 の 国 の 件 。 ||||もく||くに||けん

大戦 で の 失踪 者 や 抜け 忍 が → たいせん|||しっそう|もの||ぬけ|おし|

大量に 流れ込んで いる と いう 謎 の 国 。 たいりょうに|ながれこんで||||なぞ||くに

そして 忍 の 依頼 を 不法に 請け負って いる 黒い 噂 。 |おし||いらい||ふほうに|うけおって||くろい|うわさ

本来 なら 忍 連合 全体 で 対処 す べき 問題 だ し ね 。 ほんらい||おし|れんごう|ぜんたい||たいしょ|||もんだい|||

うち が 単独 で 調べて いる こと が 連合 に 知れれば → ||たんどく||しらべて||||れんごう||しれれば

やっかいな こと に なり ます 。

とはいえ 今 連合 を あげて → |いま|れんごう||

黙 の 国 と 事 を 構える の も まずい でしょ 。 もく||くに||こと||かまえる||||

ようやく 手 に した 平和です から ね 。 |て|||へいわです||

サイ が 黙 の 国 に 潜入 する と 言い残して から もう 2 週間 か 。 ||もく||くに||せんにゅう|||いいのこして|||しゅうかん|

このまま 手 を こまねいて いる わけに は いきま せ ん 。 |て||||||||

( タカ の 鳴き声 ) ||なきごえ

やっと 来た か 。 |きた|

( サイ の 声 ) 事態 は 予想 以上 に 深刻です 。 ||こえ|じたい||よそう|いじょう||しんこくです

黙 の 国 を 野放し に すれば → もく||くに||のばなし||

いずれ は 連合 の 脅威 と なる でしょう 。 ||れんごう||きょうい|||

この 国 は たった 一 人 の 指導 者 に よって 動かさ れて い ます 。 |くに|||ひと|じん||しどう|もの|||うごかさ|||

その 男 の 名 は …。 |おとこ||な|

ゲンゴ 。 初めて 聞く 名前 だ な 。 |はじめて|きく|なまえ||

( サイ ) 彼 は 忍 と いう 哀れな 存在 。 |かれ||おし|||あわれな|そんざい

それどころか この 世界 の 枠組み そのもの を 変える → ||せかい||わくぐみ|その もの||かえる

存在 に なる かも しれ ませ ん 。 そんざい||||||

僕 は もう 自分 が わから なく なり はじめて い ます 。 ぼく|||じぶん|||||||

まず いっす ね 。 だ よ ね 。

サイ が 率いて いた の は 暗部 の 中 でも → ||ひきいて||||あんぶ||なか|

屈指 の 実力 者 で 構成 さ れた チ ー ム です 。 くっし||じつりょく|もの||こうせい||||||

それ が 全滅 と なる と 敵 も 相当 の 手 だれ 。 ||ぜんめつ||||てき||そうとう||て|

だろう ね 。 サイ の 読み は 正しかった 。 ||||よみ||ただしかった

大戦 の 失踪 者 や 抜け 忍 たち の 多く が → たいせん||しっそう|もの||ぬけ|おし|||おおく|

黙 の 国 に いる と みて 間違い ない でしょう 。 もく||くに|||||まちがい||

サイ は 無事 かな ? ||ぶじ|

簡単に 死ぬ ような やつ じゃ あり ませ ん 。 ですが …。 かんたんに|しぬ|||||||

文面 から にじみ出る ゲンゴ と いう 男 に 対する → ぶんめん||にじみでる||||おとこ||たいする

称賛 に も 似た 執着 。 しょうさん|||にた|しゅうちゃく

まさか サイ の やつ …。 純粋だ から ね 彼 は 。 ||||じゅんすいだ|||かれ|

サイ を 救出 し 黙 の 国 の 芽 を つんで おく 。 ||きゅうしゅつ||もく||くに||め|||

と なれば 取る べき 道 は ひと つ です 。 ||とる||どう||||

ひょっとして 俺 と 同じ こと を 考えて る ? |おれ||おなじ|||かんがえて|

はい 。 ですが 火影 様 を 行か せる わけに は いきま せ ん 。 ||ほかげ|さま||いか||||||

だ よ ね 。 目立た ず 行動 する に は → |||めだた||こうどう|||

スリ ー マンセル が 最適です 。 ||||さいてきです

暗部 から 腕 の 立つ の を 2 名 呼んで もらえ ます か ? あんぶ||うで||たつ|||な|よんで|||

スリ ー マンセル 。 もう 一 人 は 誰 か 心当たり ある の ? ||||ひと|じん||だれ||こころあたり||

我々 の やろう と して いる こと は 連合 へ の 背信 行為 です 。 われわれ||||||||れんごう|||はいしん|こうい|

いざ と なったら 切り捨て られる 人間 で なければ なり ませ ん 。 |||きりすて||にんげん|||||

俺 が 行き ます 。 おれ||いき|

お前 に だって 連合 の 一翼 を 担う 役目 が ある んだ 。 おまえ|||れんごう||いちよく||になう|やくめ|||

それ を いまさら …。 業務 が 1 つ 増える だけ です 。 |||ぎょうむ|||ふえる||

止めて も 無駄 か 。 とどめて||むだ|

それにしても お前 なら → |おまえ|

イノ と チョウジ を 指名 する か と 思った けど ね 。 ||||しめい||||おもった||

今回 の 任務 に 必要な の は チャクラ を 操り → こんかい||にんむ||ひつような|||||あやつり

こちら の 存在 を 隠す こと が できる タイプ と → ||そんざい||かくす|||||

実際 に 標的 を しとめる 術 を 持った 忍 です 。 じっさい||ひょうてき|||じゅつ||もった|おし|

それ に …。 それ に ?

あいつ ら に は あいつ ら の 生活 が あり ます から 。 |||||||せいかつ||||

暗部 に 格好の 人間 が いた な 。 あんぶ||かっこうの|にんげん|||

2 人 と も とって も つきあい やすい 連中 だ から → じん|||||||れんちゅう||

きっと 気 に いる と 思う よ 。 |き||||おもう|

あれ ? 先輩 出張 っす か ? |せんぱい|しゅっちょう||

ああ あと は 頼む な 。 |||たのむ|

いい な ~ 俺 も 行き たい くらい っす よ 。 ||おれ||いき||||

は ぁ ~ った く 。 お土産 お 願い し ます よ 。 ||||おみやげ||ねがい|||

あ ~ わかった わかった 。

( カカシ ) 暗部 の 鏃 だ 。 |あんぶ||やじり|

( シカマル ) つきあい やすい 連中 ねぇ 。 |||れんちゅう|

それ で もう 一 人 は ? ( 朧 ) ここ に おり ます 。 |||ひと|じん||おぼろ||||

いつの間に ? 彼 は 朧だ 。 いつのまに|かれ||おぼろだ

自分 や 他人 の チャクラ の 量 を 自由に 操って → じぶん||たにん||||りょう||じゆうに|あやつって

気配 を 完全に 消したり 別人 に なりすます 能力 が ある 。 けはい||かんぜんに|けしたり|べつじん|||のうりょく||

わかり やすく 申し上げる ならば → ||もうしあげる|

他者 が 知覚 する と いう 観点 に おいて の 変異 に ご ざる 。 たしゃ||ちかく||||かんてん||||へんい|||

対象 人物 の チャクラ を 実際 に 増大 さ せ られる ので は なく → たいしょう|じんぶつ||||じっさい||ぞうだい||||||

知覚 する 側 の 錯誤 を 生む のみ に ござ り ます な 。 ちかく||がわ||さくご||うむ||||||

( 鏃 ) 余計 わかり にくい し 。 やじり|よけい|||

こいつ まだ ガキ じゃ ないで す か 。 心外だ し 。 |||||||しんがいだ|

忍 の 世界 は 実力 が すべて だし 。 おし||せかい||じつりょく|||

言う ね 。 いう|

ヒノコ は アカデミ ー を 出る と すぐに 才能 を 見込ま れて → |||||でる|||さいのう||みこま|

暗部 に スカウト さ れた 。 あんぶ||||

まだ 14 だ が 暗部 内 で の 信頼 も 厚い 。 |||あんぶ|うち|||しんらい||あつい

火影 様 本名 で 呼ぶ なって 言って る し 。 ほかげ|さま|ほんみょう||よぶ||いって||

お前 ヒノコ って の か 。 おまえ||||

ずいぶん かわいらしい 名前 …。 ||なまえ

その 名前 で 呼ば れる の は 嫌いだ し → |なまえ||よば||||きらいだ|

そこ ん とこ は 気 を つけて もらい たい し 。 ||||き|||||

で 何 が できる んだ ? |なん|||

私 の 武器 は チャクラ の 針 。 わたくし||ぶき||||はり

私 の 針 は 一 度 狙い を 定めたら → わたくし||はり||ひと|たび|ねらい||さだめたら

標的 を 貫く まで どこまでも 追って いく んだ し 。 ひょうてき||つらぬく|||おって|||

まさに 暗殺 向き か 。 |あんさつ|むき|

( 鳴き声 ) なきごえ

無駄な 殺生 は し ない し 。 むだな|せっしょう||||

今 は チャクラ 活性 化 の ツボ を 貫いた から さっき より 何 倍 も 元気だ し 。 いま|||かっせい|か||||つらぬいた||||なん|ばい||げんきだ|

( シカマル ) 朧 の 術 で 潜入 し → |おぼろ||じゅつ||せんにゅう|

俺 の 影 首 縛り で 標的 の 動き を 封じ → おれ||かげ|くび|しばり||ひょうてき||うごき||ほうじ

鏃 が しとめる 。 まさに 相乗 効果 。 やじり||||そうじょう|こうか

いわゆる シナジ ー が 見込める 理想 の 組み合わせ で ご ざる な 。 ||||みこめる|りそう||くみあわせ||||

長ったらしい し 。 ながったらしい|

シカマル の 要望 どおり だ よ 。 ||ようぼう|||

不満 は ない ん す が …。 ふまん|||||

なんだ し ?

その し ぃし ぃ 言う の なんとか な ん ねえ の か ? ||||いう|||||||

無理だ し 。 決まり だ な 。 むりだ||きまり||

じゃあ 準備 が 整い しだい …。 |じゅんび||ととのい|

出発 は 明朝 で も いい っす か ? しゅっぱつ||みょうちょう|||||

また 将棋 と か 言わ ない よ ね ? |しょうぎ|||いわ|||

ちょっと 用 が ある ん すよ 。 |よう||||

( シカマル ) んな わけで 帰る の は 少し 先 に なり そうだ から → |||かえる|||すこし|さき|||そう だ|

来月 は 来 られ ねえ かも な 。 らいげつ||らい||||

この 俺 が 部下 を 2 人 も 連れて だ ぜ ? |おれ||ぶか||じん||つれて||

柄 じゃ ねえ よ な 。 え||||

我が身 を 捧げて 守る もの を 親父 も あんた も 持って た っけ 。 わがみ||ささげて|まもる|||おやじ||||もって||

けど 俺 に は まだ …。 |おれ|||

( ミライ ) シカ の 兄 ちゃ ! |||あに|

ミライ !

シカ の 兄 ちゃ ! うわ っと ! ||あに|||

( 紅 ) シカマル も 忙しい 身 なんだ から 毎月 来て くれ なくて も いい の よ 。 くれない|||いそがしい|み|||まいつき|きて||||||

そんな ん じゃ ない です けど 。

この 人 ベビ ー シッタ ー さん 。 ときどき ミライ を 見て もらって て ね 。 |じん|||||||||みて|||

どうも 。

こう 見えて 火影 様 の 右腕 な の よ 。 よして ください 。 |みえて|ほかげ|さま||みぎうで|||||

そう な んです ね 。 すみません 。 まだ よく わかって なくて …。 ||ん です||||||

彼女 里 に 移り 住んだ ばかりな の 。 かのじょ|さと||うつり|すんだ||

こうして 人 の 往来 が 盛んに なった の も → |じん||おうらい||さかんに|||

あなた や 火影 様 の おかげ ね 。 とんでもない 。 ||ほかげ|さま||||

今 の 平和 が 長く 続く と いい んだ けど 。 いま||へいわ||ながく|つづく||||

兄 ちゃ お 花 ! あに|||か

そう か 。 お 父さん に 持ってきた の か ? |||とうさん||もってきた||

偉い な ミライ は 。 えらい|||

ミライ は 本当に シカマル 兄ちゃん の こと が 大好き ね 。 ||ほんとうに||にいちゃん||||だいすき|

うん !

続き ます よ 平和 。 つづき|||へいわ

続けて みせ ます 。 つづけて||

なんで 今頃 に なって …。 |いまごろ||

クソ ! 縁起 でも ねえ …。 |えんぎ||

( ナルト ) よう ! シカマル じゃ ねえ か 。

ずいぶん 早起き だ な 。 |はやおき||

ナルト …。

お前 こそ 早い じゃ ねえ か 。 おまえ||はやい|||

なんか 朝 早く 目覚め ち まった から → |あさ|はやく|めざめ|||

一 楽 で ラ ー メン 食べた 帰り なんだ 。 ひと|がく|||||たべた|かえり|

こんな 早く から やって ん の か あの 店 。 |はやく|||||||てん

最近 24 時間 に なった んだ ぜ 。 さいきん|じかん||||

だから って 朝っぱら から ラ ー メン かよ 。 ||あさっぱら|||||

朝 昼 晩 オ ー ケ ー だ ! あさ|ひる|ばん|||||

俺 の 体 の 半分 は ラ ー メン で できて いる ! おれ||からだ||はんぶん|||||||

ん ? あっ ! ニンニク 臭かった ? |||くさかった

そう だ 。

これ 食えよ 。 |くえよ

お ぉ ~! 懐かしい …。 ||なつかしい

これ 大好き だって ば よ 。 |だいすき|||

じゃあ な 。

仕事 か ? あぁ ちょっと な 。 しごと||||

お前 も ラ ー メン ばっ か 食って ない で 働けよ 。 おまえ|||||||くって|||はたらけよ

ど っか の 誰 かさん が → |||だれ||

めん どくせ ぇ 任務 ばっ か 持って くっ から 半年 休み なし だ 。 |||にんむ|||もって|||はんとし|やすみ||

お前 に とって 今 が いちばん 大事な とき な んだ 。 おまえ|||いま|||だいじな|||

わかって る って ば よ ! でも よ …。

でも じゃ ねえ !

1 つ でも 多く の 任務 を こなして → ||おおく||にんむ||

やっぱり ナルト で なければ と みんな に 思わ せる ため だ 。 |||||||おもわ|||

大戦 の 英雄 って だけ で 認め られる ほど 甘く は ない んだ ぜ 。 たいせん||えいゆう||||みとめ|||あまく||||

はい はい 。 おい ナルト 。

ん ?

お前 は 火影 に なる 男 だ 。 それ を 忘れ ん な 。 おまえ||ほかげ|||おとこ||||わすれ||

まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。 それ が 俺 の 忍 道 だ 。 |じぶん||ことば||まげ||||おれ||おし|どう|

俺 たち の だ 。 おれ|||

あぁ 。

《 ナルト … お前 は いつまでも 今 の まま で いて くれ 。 |おまえ|||いま|||||

その ため に 俺 が いる んだ から な 》 |||おれ|||||

それ じゃ ま … お 仕事 と いき ます か 。 ||||しごと||||