NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン ６ - 113 - 大 蛇 の 瞳孔 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|だい|へび||どうこう Naruto Shippuden - Season 6 - 113 - Pupil of the Serpent Naruto Shippuden - Säsong 6 - 113 - Ormens elever

( 大 蛇 丸 ) は ぁ は ぁ は ぁ …｡ だい|へび|まる||||||

ｹﾞﾎｯ ｹﾞﾎｯ ｹﾞﾎｯ … は ぁ ｡

あと 少し …｡ |すこし

あと ほんの 少し で …｡ ||すこし|

( ｶﾌﾞﾄ ) いよいよ です ね ｡

中 忍 選抜 試験 死 の 森 ｡ あれ から ３ 年 ｡ なか|おし|せんばつ|しけん|し||しげる|||とし

(( 大 蛇 丸 : 私 たち の 地 の 書 ｡ 欲しい でしょ ？ だい|へび|まる|わたくし|||ち||しょ|ほしい|

さ ぁ 始め ようじゃ ない ｡ 巻物 の 奪い合い を ｡ ||はじめ|||まきもの||うばいあい|

命がけ で ！ いのちがけ|

( ｻｽｹ ) う ぅっ ！))

( ｶﾌﾞﾄ ) あなた の 殺気 に 怯えて いた 下 忍 も ➡ |||さっき||おびえて||した|おし|

成長 した もん です ね ｡ せいちょう||||

( 大 蛇 丸 ) あの 子 が 私 に 向けた 幼い 写 輪 眼 は ➡ だい|へび|まる||こ||わたくし||むけた|おさない|うつ|りん|がん|

とても いい 目 を して いた わ ｡ ||め||||

ﾌﾌｯ ！

あの 歳 で あそこ まで 写 輪 眼 を 使いこなせる なら 合格 ｡ |さい||||うつ|りん|がん||つかいこなせる||ごうかく

いいえ 育てれば ｲﾀﾁ 以上 の 逸材 に なる ｡ |そだてれば||いじょう||いつざい||

そう ｡ 私 は あれ で 確信 した の よ ｡ |わたくし||||かくしん|||

彼 の 抱える ﾄﾗｳﾏ も 含めて ね ｡ かれ||かかえる|||ふくめて|

( 大 蛇 丸 ) ｻｽｹ 君 は 必ず 私 を 求める ｡ だい|へび|まる||きみ||かならず|わたくし||もとめる

力 を 求めて ね ！ ちから||もとめて|

だからこそ 呪 印 を 与え その 反応 を 見る べく ➡ |まじない|いん||あたえ||はんのう||みる|

中 忍 試験 を 見守ろう と 手 を 打った ｡ なか|おし|しけん||みまもろう||て||うった

( 大 蛇 丸 ) ｱﾝｺ の こと を 言って る の ？ だい|へび|まる|||||いって||

ﾌﾌﾌ … あれ は 偶然 ｡ |||ぐうぜん

ま ぁ どのみち 木 ノ 葉 を ➡ |||き||は|

脅迫 しよう と は 思って いた けど ね ｡ きょうはく||||おもって|||

ﾖﾛｲ の 能力 で ﾁｬｸﾗ が 吸収 し つくさ れれば ➡ ||のうりょく||||きゅうしゅう|||

ｻｽｹ 君 は 呪 印 の 力 に 頼ら ざる を え ない ｡ |きみ||まじない|いん||ちから||たよら||||

(( さ ぁ 解放 し なさい ｡ 甘美なる 力 を ！ ||かいほう|||かんびなる|ちから|

えい っ ！ ( ﾖﾛｲ ) う っ ！

( ﾖﾛｲ ) ｸｯ ！ 影 舞 葉 だ と !? くらえ ！)) ||かげ|まい|は|||

《 こんな もの に …｡ のみ込ま れて たまる か !!》 |||のみこま|||

獅子 連 弾 !!)) しし|れん|たま

( 大 蛇 丸 ) すばらしい …｡ だい|へび|まる|

その ひと言 に つきる わ ｡ |ひとこと|||

呪 印 を はねのける その 意志 ｡ まじない|いん||||いし

そして 窮地 に おいて の 写 輪 眼 の 生かし 方 ｡ |きゅうち||||うつ|りん|がん||いかし|かた

確かに 実戦 は ときに 忍 を 大きく 成長 さ せ ます から ね ｡ たしかに|じっせん|||おし||おおきく|せいちょう|||||

中 忍 試験 を 続け させた の は 正解 でした ｡ なか|おし|しけん||つづけ|さ せた|||せいかい|

ﾌﾝ …｡

( 大 蛇 丸 ) まあ ね ｡ あそこ まで 成長 した なら 上出来 ｡ だい|へび|まる|||||せいちょう|||じょうでき

《 千鳥 !!》 ちどり

《 上出来 ね 》 じょうでき|

もはや 木 ノ 葉 に 置いて おく 意味 は ない ｡ |き||は||おいて||いみ||

私 以上 に 彼 を 育て られる 者 は い ない ｡ わたくし|いじょう||かれ||そだて||もの|||

彼 の 心 の 闇 を 理解 する 私 以外 に …｡ かれ||こころ||やみ||りかい||わたくし|いがい|

大 蛇 丸 様 の 色 に 染める ため に も … です ね ｡ だい|へび|まる|さま||いろ||そめる|||||

まるで 木 ノ 葉 崩し が ついで だった か の ようだ ｡ |き||は|くずし||||||

そろそろ かえ の 薬 の 準備 を し ない と いけ ませ ん ね ｡ |||くすり||じゅんび||||||||

転生 の 儀式 を 万全の 体制 で 迎えて もらう ため に も ｡ てんせい||ぎしき||ばんぜんの|たいせい||むかえて||||

(( 三 代 目 : 術 に 溺れ 術 に おごった お前 に は ➡ みっ|だい|め|じゅつ||おぼれ|じゅつ|||おまえ||

それ に ふさわしい 処罰 を 下す ｡ |||しょばつ||くだす

お前 の 術 を すべて もらって いく ぞ ！ おまえ||じゅつ|||||

やめろ !!

( 三 代 目 ) 封印 ！ くっ …｡ みっ|だい|め|ふういん|

《 腕 が 動か ぬ …》 うで||うごか|

ﾊｱ … ﾊｱ … ﾊｱ …))

( 大 蛇 丸 ) 老 いぼ れ め ｡ だい|へび|まる|ろう|||

あれ で 私 の 術 は 奪わ れ 転生 の 時期 は 遅 ら さ れた ｡ でも …｡ ||わたくし||じゅつ||うばわ||てんせい||じき||おそ||||

《 ﾌﾌﾌ … 準備 は 万端 ｡ 計画 も 最終 段階 ｡ |じゅんび||ばんたん|けいかく||さいしゅう|だんかい

予期 せ ぬ ｱｸｼﾃﾞﾝﾄ も ➡ よき||||

今 と なって は 取る に 足ら ない 代償 ｡ いま||||とる||たら||だいしょう

いよいよ あなた の 体 は 私 の もの に なる の よ ｻｽｹ 君 》 |||からだ||わたくし||||||||きみ

( 綱 手 ) どういう こと だ ？ つな|て|||

監視 に 回った 暗部 から の 連絡 が ない と いう の は ！ かんし||まわった|あんぶ|||れんらく||||||

大 蛇 丸 の 配下 を 退けた と は いえ ➡ だい|へび|まる||はいか||しりぞけた|||

三尾 の 存在 は いまだ 脅威 の まま な んだ ぞ !! みお||そんざい|||きょうい|||||

とにかく 確認 の 部隊 を 送れ ｡ |かくにん||ぶたい||おくれ

最 優先 だ !! はっ ！ さい|ゆうせん||

《 すべて は 目的 の ため …｡ ||もくてき||

いいえ … 私 の 目的 に 立ちはだかる 闇 を 打ち消す ため 》 |わたくし||もくてき||たちはだかる|やみ||うちけす|

♪♪～

ｹﾞﾎｯ ｹﾞﾎｯ ｹﾞﾎｯ ！ あっ ！

ﾊｧﾊｧ … ﾊｧﾊｧ …｡

大 蛇 丸 様 ！ だい|へび|まる|さま

あっ ！

何 を して る の ｶﾌﾞﾄ ！ ｹﾞﾎｯ ｹﾞﾎｯ ！ なん|||||||

大丈夫です か ？ 大 蛇 丸 様 ｡ だいじょうぶです||だい|へび|まる|さま

大丈夫 よ ｡ あと 少し で あの 体 が 私 の もの に なる ｡ だいじょうぶ|||すこし|||からだ||わたくし||||

転生 を 前 に して 私 の 気分 は とても いい わ ｡ てんせい||ぜん|||わたくし||きぶん||||

う っ … ｺﾞﾎｯ ｺﾞﾎｯ ！

もう 限界 です ね ｡ |げんかい||

これ だ と ﾗﾝｸ 10 の 薬 を 投与 し ない と 体 が …｡ |||||くすり||とうよ||||からだ|

ﾊｧﾊｧ …｡

薬 を 取り替えて き ます ｡ くすり||とりかえて||

少し お 待ち ください ｡ すこし||まち|

ﾌﾌﾌﾌ …｡

( 大 蛇 丸 の 笑い声 ) だい|へび|まる||わらいごえ

《 あの 殺気 … 体 は すでに 限界 を 超えて いる はず ｡ |さっき|からだ|||げんかい||こえて||

ﾌﾌｯ … な のに あの お方 は 気力 だけ で …》 ||||おかた||きりょく||

ﾌｯ … これ だ から 大 蛇 丸 様 の そば を 離れ られ ない ｡ ||||だい|へび|まる|さま||||はなれ||

火影 風 影 の 両 巨頭 を 倒し ➡ ほかげ|かぜ|かげ||りょう|きょとう||たおし

あと 一 歩 で 木 ノ 葉 崩し も 成る と いう とき も ➡ |ひと|ふ||き||は|くずし||なる||||

伝説 の 三 忍 綱 手 自 来 也 ➡ でんせつ||みっ|おし|つな|て|じ|らい|や

２ 人 を 同時に 相手 を した とき で さえ も ➡ じん||どうじに|あいて||||||

あれほど の 殺気 を 覇気 を 放つ こと は なかった ｡ ||さっき||はき||はなつ|||

それ が ここ に きて …｡

ﾌｯ … 大 蛇 丸 様 の 成長 が 恐ろしい よ ｡ |だい|へび|まる|さま||せいちょう||おそろしい|

五 影 どころ か うまく すれば 大陸 全土 すら ➡ いつ|かげ|||||たいりく|ぜんど|

大 蛇 丸 様 の 前 に ひれ伏す に 違いない ｡ だい|へび|まる|さま||ぜん||ひれふす||ちがいない

ｻｽｹ 君 の 体 を 手 に 入れる こと に よって ね ｡ |きみ||からだ||て||いれる||||

ﾌﾌﾌﾌ …｡

♪♪～

千鳥 流し ！ ちどり|ながし

その 報告 は 確かな んだ な ｡ |ほうこく||たしかな||

( ｼｽﾞﾈ ) はい ｡ 例の 湖 に 確認 に 行った 部隊 の 話 に よる と ➡ ||れいの|こ||かくにん||おこなった|ぶたい||はなし|||

監視 の ため に 配置 した 暗部 の 姿 は ➡ かんし||||はいち||あんぶ||すがた|

三尾 もろとも 消えうせて いた と の こと です ｡ みお||きえうせて|||||

すみません 私 が 三尾 を 封印 でき なかった ため に ｡ |わたくし||みお||ふういん||||

ですが いったい 何者 が …｡ ||なにもの|

《 連絡 が 途絶えた わずかな 時間 の なか で ➡ れんらく||とだえた||じかん|||

あの 三 尾 を 相手 に できる 者 たち …》 |みっ|お||あいて|||もの|

暁 か ！ あかつき|

( 大 蛇 丸 ) ﾌﾌﾌ ｡ だい|へび|まる|

ﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌ ｡

う ぅ ！

《 転生 の 代償 は この 痛み ｡ てんせい||だいしょう|||いたみ

しかし こんな もの ｡

手 に 入れる もの の 大き さ に 比べれば ➡ て||いれる|||おおき|||くらべれば

どう と いう こと は ない 》

ﾌﾌﾌﾌﾌﾌ ｱﾊﾊﾊﾊﾊ ！

う ぅ ！

《 この ﾁｬｸﾗ 性質 は …｡ ||せいしつ|

だが こんな 形態 変化 は 見た こと が ない 》 ||けいたい|へんか||みた|||

誰 な の ？ だれ||

やっぱり そう 来た わ ね ｡ ||きた||

もう ｱﾝﾀ に 教わる こと は 何も ない ｡ |||おそわる|||なにも|

ｱﾝﾀ の 前 でも 非情に なれ そうだ ｡ ||ぜん||ひじょうに||そう だ

(( 全員 に とどめ は さして ない わ ね ｡ ぜんいん|||||||

まだまだ 甘い ｡ |あまい

殺し たい ﾔﾂ は 他 に いる ｡ ころし||||た||

非情に なら なければ ｲﾀﾁ に は 勝て ない わ よ ｡ ひじょうに||||||かて|||

ｱｲﾂ の 前 で は 非情に なる さ ｡ ||ぜん|||ひじょうに||

否 が 応 でも な )) いな||おう||

う ぅ ！

大 蛇 丸 ｱﾝﾀ は ｵﾚ より 弱い ｡ だい|へび|まる|||||よわい

もう ｱﾝﾀ に ｵﾚ の 体 を ➡ |||||からだ|

くれて やる 必要 も なくなった わけだ ｡ ||ひつよう|||

言 うわね うち は の ﾋﾖｯｺ が ！ げん||||||

ﾌﾝ ﾋﾖｯｺ じゃ なきゃ 手 に 入り そう も なかった んだ ろ ？ ||||て||はいり|||||

ｱﾝﾀ さ ｡

中 忍 選抜 試験 の あの 森 で ➡ なか|おし|せんばつ|しけん|||しげる|

ｱﾝﾀ は ﾋﾖｯｺ の ｵﾚ を いやらしく 値 踏み して いた ｡ |||||||あたい|ふみ||

(( 動け ！ うごけ

火 遁 硫火 の 術 ！ ひ|とん|りゅうひ||じゅつ

( 大 蛇 丸 ) やっぱり 私 は ｷﾐ が ほしい …)) だい|へび|まる||わたくし||||

そして ｵﾚ に ﾂﾊﾞ を つけ たって わけだ ｡

ｺｲﾂ で ｵﾚ を 縛って いる つもり だった んだろう が …｡ ||||しばって|||||

(( 多 由也 : ｳﾁ ら と 一緒に 来い ｡ おお|よしや||||いっしょに|こい

そう すれば 大 蛇 丸 様 が 力 を くれる ｡ ||だい|へび|まる|さま||ちから||

( 左 近 ) 来る の か 来 ねえ の か !? ひだり|ちか|くる|||らい|||

( 右近 ) こんな 弱い ﾔﾂ ➡ うこん||よわい|

あんまり ｸﾞｽﾞ りゃ や っち ま い たく なる ぜ ｡

やって みろ ！

うわ っ ！

ﾃﾒｴ だけ が 大 蛇 丸 様 の お気に入り と は 限ら ねえ んだ ぜ ｡ |||だい|へび|まる|さま||おきにいり|||かぎら|||

呪 印 で 力 を 得た 代わり に 大 蛇 丸 様 に 縛ら れて いる ｡ まじない|いん||ちから||えた|かわり||だい|へび|まる|さま||しばら||

ｳﾁ ら に もはや 自由な どない ｡ ||||じゆうな|

何 か を 得る の に は 何 か を 捨て なければ なら ない ｡ なん|||える||||なん|||すて|||

お前 の 目的 は 何 だ ？ おまえ||もくてき||なん|

目的 を 忘れる な )) もくてき||わすれる|

ｵﾚ は 復讐 者 だ ｡ ||ふくしゅう|もの|

復讐 の 目的 が 果たさ れる ならば ➡ ふくしゅう||もくてき||はたさ||

この 体 を 捨てて も いい と さえ 思って いた ｡ |からだ||すてて|||||おもって|

ｱﾝﾀ も 写 輪 眼 だけ が 欲しかった んだろう ？ ||うつ|りん|がん|||ほしかった|

しかし ｲﾀﾁ が ﾑﾘ だった ｡

だから ﾋﾖｯｺ の ｵﾚ を 狙った ｡ |||||ねらった

そう だろう ？ 三 忍 と 謳われた 天才 さんよ ｡ ||みっ|おし||うたわれた|てんさい|

だが ｱﾝﾀ は 世間 で いう ただ の 天才 で しか なかった ｡ |||せけん|||||てんさい|||

うち は の 名 を 超える どころ か 届き も し ない ｡ |||な||こえる|||とどき|||

どんな 天才 も うち は の 名 の 前 で は 凡人 に 成り下がる の さ ｡ |てんさい|||||な||ぜん|||ぼんじん||なりさがる||

自分 の 体 を 薬漬け に し 体 を のり換えて まで ➡ じぶん||からだ||くすりづけ|||からだ||のりかえて|

うち は の 力 に いやらしく 近づこう と する ｱﾝﾀ の 行為 は ➡ |||ちから|||ちかづこう|||||こうい|

この 名 を 持つ ｵﾚ から すれば 浅ましく 滑稽だ ｡ |な||もつ||||あさましく|こっけいだ

それ に ｱﾝﾀ の やり 方 は 好きじゃ ない ｡ |||||かた||すきじゃ|

ｱﾝﾀ の 目的 は 何 だ ？ ||もくてき||なん|

ｱｼﾞﾄ を 転々 と し ながら 実験 を 繰り返し ｡ ||てんてん||||じっけん||くりかえし

♪♪～

次 から 次 へ と 命 を もてあそぶ ｡ つぎ||つぎ|||いのち||

♪♪～

この世 の 道理 を 解き明かす だの なんだ の と ➡ このよ||どうり||ときあかす||||

くだらない 利己 的な 理由 で ➡ |りこ|てきな|りゆう|

他人 を おもちゃ の ように もてあそび 続けて いる ｡ たにん||||||つづけて|

(( どうして 兄さん が …｡ |にいさん|

( ｲﾀﾁ ) 己 の 器 を はかる ため だ ｡ |おのれ||うつわ||||

己 の 器 を はかる ？ それ だけ ？ おのれ||うつわ||||

それ だけ の ため に …｡

みんな を 殺した って いう の ？ ||ころした|||

それ が 重要な のだ )) ||じゅうような|

へど が 出る ！ ||でる

♪♪～

白い ｳﾛｺ の 大 蛇 ｡ それ が ｱﾝﾀ の 正体 だった と は な ｡ しろい|||だい|へび|||||しょうたい||||

体 から 体 へ のり換える ため に ➡ からだ||からだ||のりかえる||

実験 を 繰り返した 成れ の 果て が その 姿 か ｡ じっけん||くりかえした|なれ||はて|||すがた|

さあ ｻｽｹ 君 その 体 を 私 に ちょうだい ！ ||きみ||からだ||わたくし||

♪♪～

地 を 這い ずる ﾍﾋﾞ が 空 を 飛び たい と 夢みた ところ で ➡ ち||はい||||から||とび|||ゆめみた||

所詮 無理な 話 ｡ しょせん|むりな|はなし

それ でも どうにか し たい と 巣 の 中 の ﾋﾖｯｺ を 狙って た お前 が ➡ ||||||す||なか||||ねらって||おまえ|

逆に 狙わ れて た の さ ｡ ぎゃくに|ねらわ||||

♪♪～

これ から 空 高く 飛び立つ 鷹 の 目 に な ｡ ||から|たかく|とびたつ|たか||め||

ｻｽｹ ！

なんて 寂しい 空 なんだろう ｡ |さびしい|から|