×

我们使用cookies帮助改善LingQ。通过浏览本网站,表示你同意我们的 cookie 政策.


image

進撃の巨人 3 Part 2, Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 08

Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 08

あの 幼き 日 私 は この世 の 真実 と 向かい合った …

どけよ ドブ ネズミ

なんだ 悪魔 の 血 か

エルディア 人 め こんな 所 を うろちょろ と

兄さん …

大丈夫だ よ … もう 慣れっこだ ろ ?

ほら ! あの 土手 の 向こう だ !

お っ きいな ー

お前たち も 飛行 船 を 見 に 来た の か ?

はっ … は はい …

レベリオ 収容 区 の 者 だ な ?

外出 許可 証 を 見せろ

持って ませ ん

無 許可 で 市 内 に 入った んだ な どう なる か わかって いる な ?

… はい

労働 か ? 制裁 か ?

制裁 を …

兄さん …!?

ほ ぉ … 親 に 迷惑 は かけ たく ない か

はい

僕 が 妹 を 無理やり 連れ出し ました

妹 の 分 も 僕 に 制裁 を 下さ い !

わかった

兄さん !!

もう 1 発 だ

まったく 容赦 ねぇ な クルーガー

ほら 嬢ちゃん は 先 に 帰ろう ね

腕章 を 外さ なかった こと は 賢い

たとえ ガキ でも 腕章 を 外した エルディア 人 は 「 楽園 送り 」 だ から な

もう … 帰り ます …

待て

飛行 船 を 見 に 来た んだ ろ ? せっかく だ から 見て 行けよ

妹 は 翌日 川 で 発見 さ れた

私 が あの 子 を 送った の は レベリオ の 手前 まで だ

仕事 が 忙しくて な

そもそも エルディア 人 の 子供 が 許可 も なく 街 を うろつく の が 悪い

お前 の 息子 は 一族 の 立場 を よく 理解 して い ない ようだ が

お前 ら の 先祖 が 犯した 過ち は しっかり 教育 して いる んだろう な ?

私 は この 「 マーレ 治安 局 」 の 男 が 嘘 を ついて いる こと が わかった

彼ら は 仕事 を サボって 川原 で 寝て た のだ

忙しかった わけ が ない

母 は 悲しみ に 暮れ 父 は

ご 指導 頂き ありがとう ございます

我が 愚 息 に は 教育 し 直して おき ます ので …

この 男 たち に へりくだった

私 は 父 に この 男 に 目眩 の する ような 憎しみ を 覚え

それ 以上 に 自分 の 愚か さ を 呪った

今 から 1,820 年 前 我々 の 祖先 「 ユミル ・ フリッツ 」 は

「 大地 の 悪魔 」 と 契約 し 巨人 の 力 を 手 に 入れる

ユミル は 死後 も 「 九 つ の 巨人 」 に 魂 を 分け エルディア 帝国 を 築いた

そして 大国 マーレ を 亡ぼし この 大陸 の 支配 者 と なる

そこ から は 暗黒の 時代 だ

「 ユミル の 民 」 は 他の 民族 を 下等 人種 と 決めつけ 弾圧 を 始めた

土地 や 財産 を 奪い 他 民族 に 無理やり 子 を 産ま せ

ユミル の 民 を 増やした

その 民族 浄化 が 約 1,700 年 続いた

だが かつて の 大国 マーレ は 増長 を 極めた エルディア に 内部 工作 を 挑み

さらに は 「 九 つ の 巨人 」 の 内 七 つ を 手 駒 に 従え

80 年 前 の 「 巨人 大戦 」 に 勝利 した のだ

当時 の エルディア の 王 は この 「 パラディ 島 」 に 三重 の 壁 を 築き

国民 と 共に そこ へ 逃げ込んだ

我々 の 祖先 は 見捨て られ この 大陸 に 取り残さ れた が

寛大な マーレ は 我々 を 殺さ ず に …

娘 を 失った 直後 の 父親 に して は 饒舌だった

ご 主人 様 の 言いつけ を 守り

嬉々 と して 己 の 祖先 を 卑下 する 姿 は 犬 さながら であった

あの 男 は 嘘 を ついて た

何 か 都合 の 悪い こと が ある から 嘘 を ついた

言う な この 建物 は 壁 が 薄い

きっと あの 男 が フェイ を

黙れ !!

言った だ ろ ? 我々 の 祖先 は 大 罪人 だ

優 生 思想 に 走り 民族 浄化 を

俺 も フェイ も そんな こと して ない !! 街 を 歩いた だけ だ !!

お前 は 何 だ ? そんなに 父さん と 母さん と 「 楽園 」 に 行き たい の か ?

いい か グリシャ ?

我々 が 直接の 加害 者 で なくて も 関係ない こと だ

我々 に できる こと は この 収容 区 で ただ 慎ま しく 生きる こと だ

頼む から 父さん と 母さん を フェイ と 同じ 目 に 遭わ せ ないで くれ …

間違って いる の は どちら だろう か

私 か この 世界 か

うん … わかった

恐らくは 両方 だろう

私 は 無知で 愚かで

世界 は 理不尽で 狂って いる

私 が 己 の 道 を 見つけた の は 18 の 時

何の 感慨 も なく 父 の 診療 所 を 継ごう と して いた 頃 だった

この 切り傷 は どう し ました ?

これ は 同胞 の 証 です

同胞 ?

あなた の 妹 は マーレ 当局 の 男 に 殺さ れた

我々 に は マーレ 政府 の 内通 者 が い ます

詳しい 話 を お 聞か せ し ましょう

嘘 だ … そんな こと が …

妹 の 事件 の 真相 を 知った 時 心 に 誓った

本当の 悪魔 は どちら か 教えて やる

我々 の 祖先 が やった こと は 正しかった のだ

再び 世界 を 正す ため に は エルディア を 復活 さ せ なくて は なら ない

マーレ 政府 の 内通 者 は 「 フクロウ 」 と 呼ば れ

姿 を 見せる こと なく 復権 派 を 導いた

見ろ ! これ が 真実だ !

我々 の 始祖 ユミル は 巨人 の 力 に 目覚め

荒れ地 を 耕し 道 を 造り 峠 に は 橋 を 架けた !

人々 を 豊かに し この 大陸 を 発展 さ せた んだ !!

俺 たち が 教わった 歴史 は すべて マーレ に 都合 の いい 妄想 だった わけ か !

しかし グリシャ よく この 古語 が 読めた な

いい や まだ ほとんど 解読 できて ない んだ

ん ? で は なぜ 真実 が わかった ?

そんな こと すぐ に わかる だ ろ ?

なぜなら 俺 は 始祖 ユミル を 信じて いる !!

俺 たち は 選ば れ し 神 の 子 !!

ユミル の 民 だ !!

同志 よ !! フクロウ が 人 を 遣わした ぞ

皆さん はじめ まして

私 は ダイナ ・ フリッツ と 申し ます

王家 の … 血 を 引く 者 です

私 は 運命 に 導か れる まま に その 身 を 委ねた

彼女 は 大陸 に 存在 する 王家 の 末 裔 の 最後 の 一 人 であり

王家 だけ が 持つ 巨人 の 情報 を 復権 派 に もたらした

それ は まさしく 勝利 へ の 活路 だった

間違い ない !! 王 が 壁 の 中 に 持ち去った 「 始祖 の 巨人 」!!

これ さえ 手 に すれば 他の 巨人 すべて を 支配 し

マーレ を 討ち 滅ぼす こと が できる !!

しかし そのような 絶対 的な 力 を 持って おき ながら

なぜ 島 まで 退く こと に …?

それ は 戦う こと を 否定 した から です

当時 の 王 は 「 巨人 大戦 」 時 大陸 内 の 力 の 均衡 を 保つ と いう 役目 を 放棄 し

辺境 の 島 に 都 を 移した のです

私 たち の この 惨めな 日々 は

王 が 争い から 目 を 背けた こと から 始まった のです

戦おう

我々 エルディア の 民 の ため に 大陸 に 踏みとどまった 真 の 王家 に

「 始祖 の 巨人 」 を お 納め する のだ !!

同志 諸君 よ !! マーレ を 打倒 し !!

エルディア の 誇り を 取り戻す のだ !!

翌年 私 たち は 結婚 し 男子 を 授かった

名 は ジーク

王家 の 血 を 引く 子 だ …

きっと この 子 は 私 たち を 勝利 に 導いて くれる ぞ

時代 は 移り 人 は 変わる

世の中 が 急速に 発展 して ゆく 頃 エルディア 復権 派 は 転機 を 迎える

聞け !! エルディア 人 よ !! これ より 大陸 各地 の …

マーレ 政府 が 我々 ユミル の 民 から

「 七 つ の 巨人 」 を 継承 する 器 と して 「 マーレ の 戦士 」 を 募った のだ

フクロウ から の 情報 に よる と マーレ 政府 が 動き出した 理由 は

軍事 技術 の 発展 に よる 資源 争奪 の 時代 に いち早く 対応 する ため らしい

マーレ を 世界 の 指導 者 たら しめる

「 七 つ の 巨人 の 力 」 が 絶対 で なく なる 日 は 近い

莫大な 化石 燃料 を 埋蔵 する パラディ 島 は 決して 無視 できる もの で は なく なった

しかし 壁 の 王 が 80 年 前 に 言い残した 言葉 が ある

「 今後 我々 に 干渉 する なら 壁 に 潜む 幾 千万 の 巨人 が 地上 の すべて を 平らに ならす だろう 」

この 脅威 が 健在である うち は 正面 から 手出し は でき ない

つまり マーレ 政府 の 目的 は 我々 と 同じ

壁 内 に 侵入 し 「 始祖 の 巨人 」 を 奪還 する こと である

どう する …

このまま じゃ …

マーレ に 先 を 越さ れて しまう …

そう なったら もう 永久 に エルディア は 日 の 目 を 見 れ ない ぞ …!!

いや … 手段 は 残さ れて いる

我々 の 息子 ジーク を 「 マーレ の 戦士 」 に する のだ

いい か ジーク マーレ の 人間 が 言って いる こと は すべて 間違って いる

だが お前 は 誰 より も マーレ の 教え に 従順に 従わ なければ なら ない

エルディア の 屈辱 は あなた が 晴らす の よ ?

うん … わかった

しかし 私 は 知っていた はずだ

親 が 子 を 自ら の 思想 に 染め 上げる 罪深 さ を

「 王家 の 血 を 引く 子 」 でも 「 エルディア 復権 の 希望 」 でも なく

ジーク 自身 と 向き合った こと が 一 度 で も あった だろう か

何 に せよ ジーク は 自ら と 祖父 祖母 の 安全 を 選んだ

愚かな 両親 を マーレ 政府 に 差し出す こと と 引き換え に

着いた ぞ

ここ が … 楽園 …

そう だ エルディア 人 反逆 者 の 流刑 地 パラディ 島

お前たち は ここ で 終身 刑 と なる

「 無垢の 巨人 」 と なって な

答えろ !! 「 フクロウ 」 は 誰 だ !?

たのむ … もう やめて くれ ぇ …!!

すべて 話した !! もう 何も

それ は 残念だ もう 1 本 いこう

あんた と 会った こと が ある … 子供 の 頃 に …

覚えて いた か …

あの 日 の こと を … 忘れる もの か …!!

頼む … 殺して くれ … いやだ …

さっさと 歩け !

巨人 は いやだ …

グライス …

グリシャ か !? どう なって る !?

何で ジーク が 俺 たち を 密告 する んだ !? お前 の 息子 だ ろ !?

お前 に すべて を 託した の が 間違い だった んだ !!

復権 派 も !! ダイナ も !!

何とか 言えよ !!

すまない …

何で こんな 奴 に …

エルディア は 終わり だ …

活 き の いい の が いる な

お前 は 自由だ あっ !!

グライス !!

オイ !? グライス !!

北 に まっすぐ 走れ !!

運 が 良かったら 壁 まで たどりつける ぞ !!

グロス 曹長 ?

お前 は ここ は 初めて か ?

こうして おく と これ から 生み出す 巨人 共 が

あいつ に 引か れて さっさと い なく なる

ま ぁ すぐに 食わ れる が な そうだ ろ クルーガー

あぁ

こいつ … 間違い ない

妹 を 殺した 当局 の 男 …

さ ぁ 今回 は 数 が 多い ぞ !! どんどん やっていこう !!

みんな …

みんな …!!

やめろ …!! みんな あぁ やめろ お ぉぉ !!

グライス だ !! わから ない の か !?

クルーガー うるさくて かなわ ん ぞ

こいつ に は まだ 尋問 し たい こと が ある 先 に 進めて くれ

お っ 次 は 女 か もったい ねぇ 悪魔 の 血 じゃ なきゃ なぁ …

ダイナ …

あなた …

なぜ ここ に ? 俺 は … 洗いざらい 全部 話した ぞ !!

彼女 は 王家 の

黙れ !!

まさか … こいつ が もみ消した の か !?

った く さっさと 巨人 に して 黙ら せろ よ

グリシャ … 私 は …

どんな 姿 に なって も … あなた を 探し出す から

そりゃ いい 巨人 同士 で よろしく やって ろ

ダイナァアアアアア !!

ここ は ? 私 は … なぜ

エレン 落ち着いて

ここ は 懲罰 室 で エレン と ミカサ は 兵 規 違反 の お 務め 中 だ よ

怖い 夢 でも 見た の ? エレン

あぁ … そうだ よ な

今 さ 「 私 は 」 って 言った ?

言って た

泣いて る の エレン ?

なんか す っげ ー 長い 夢 を 見て いた 気 が する んだ けど …

いや 夢 じゃ ねぇ … 記憶 だ …

今 … 親父 の 記憶 と つながった …

あの 巨人 … お前 だった んだ な

ダイナ …

見ろ !

お前 に は 目 も くれ ず グライス 君 を 追って る ぞ

本当 は あ っち の 男 に 気 が あった ようだ な

黙れ

何 か 言った か ?

お前 だ ろ … 15 年 前

8 歳 の 妹 を 犬 に 食わせた の は !! お前 だ ろ !!

俺 に そい つ を よこせ

お前 ら は 先 に 船 に 戻って ろ

了解 です

どういう こと です か ?

ここ から は 曹長 の 趣味 の 時間 だ 新 入り

あまり 触れて やる な

クルーガー 尋問 は もう 済んだ ろ ?

今回 は そい つ に 踊って もらう ぞ

踊る !?

思い出した よ 少年 お前 は 巨人 に し ないで やる

3~4 m くらい の 巨人 に 調整 する から こいつ と 戦って くれ

何で … こんな こと する んだ ?

人 が 巨人 に 食わ れる の が 見 たい と でも いう の か …?

何で って そりゃ …

面白い から だ ろ ?

どうか して る と 思う か ?

でも 人 は 残酷な の が 見 たい んだ よ

平和 って の は 大変 結構な こと だ が 何 か 物 足り ん のだろう な

生 の 実感 って やつ か ?

自分 が 死ぬ の は 今日 かも しれ ん と 感じて 生きる

それ が 生き物 の 正常な 思考 な のだ よ

俺 は その 日 を 受け入れる 心構え が ある

なぜなら こう やって 残酷な 世界 と 向き合い 理解 を 深めて いる から だ

お前 の 妹 を 息子 たち の 犬 に 食わせた の も 教育 だ

心 は 痛ま ない の か ?

ま ぁ 言い たい こと は わかる

もし 息子 が 同じ 目 に 遭ったら と 思う と 胸 が 締めつけ られる

かわいそうに エルディア 人 で さえ なければ な …

見ろ あれ が お前 ら の 正体 な んだ ぞ ?

巨人 の 脊髄 液 を 体 内 に 吸収 した だけ で 巨大な 化け物 に なる

お前 ら エルディア 人 を この世 から 一 匹 残ら ず 駆逐 する

これ は 全 人類 の 願い な んだ よ !

何 だ と ?

心 が 痛む わけ ないだ ろ 人殺し は そっち だ ろ ?

お前 ら 復権 派 は 俺 たち マーレ に 何 を しよう と した ?

心 は 痛ま なかった の か ?

嘘 だ 俺 は 真実 を 知っている

始祖 ユミル は 大陸 の 人々 を 豊かに

わかった よ 偉大な 歴史 が あった んだ ろ ?

下 に いる 友達 と 語り合う と いい !

やめろ !! ふざける な あぁ !!

ほら !? 妹 が 呼んで る ぞ !?

くそ お ぉお おお おお !!

どう だ ? これ が 面白い と 思う か ?

あ … あんた は …

俺 が フクロウ だ

覚えて おけよ グリシャ

巨人 の 力 は こう やって 使う

グリシャ の 過去 から 明かさ れた 巨人 の 能力

自由 の ため 進み 続けた 男 たち の 思い は エレン へ と 受け継が れる


Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 08 shingeki||kyojin|season|part|attack||titan|season|part|episode Shingeki no Kyojin Season 3 Part 2 (Attack on Titan Season 3 Part 2) Episode 08

あの 幼き 日 私 は この世 の 真実 と 向かい合った … |おさなき|ひ|わたくし||このよ||しんじつ||むかいあった

どけよ ドブ ネズミ |どぶ|ねずみ

なんだ 悪魔 の 血 か |あくま||ち|

エルディア 人 め こんな 所 を うろちょろ と |じん|||しょ|||

兄さん … にいさん

大丈夫だ よ … もう 慣れっこだ ろ ? だいじょうぶだ|||なれっこだ|

ほら ! あの 土手 の 向こう だ ! ||どて||むこう|

お っ きいな ー |||-

お前たち も 飛行 船 を 見 に 来た の か ? おまえたち||ひこう|せん||み||きた||

はっ … は はい …

レベリオ 収容 区 の 者 だ な ? |しゅうよう|く||もの||

外出 許可 証 を 見せろ がいしゅつ|きょか|あかし||みせろ

持って ませ ん もって||

無 許可 で 市 内 に 入った んだ な どう なる か わかって いる な ? む|きょか||し|うち||はいった||||||||

… はい

労働 か ? 制裁 か ? ろうどう||せいさい|

制裁 を … せいさい|

兄さん …!? にいさん

ほ ぉ … 親 に 迷惑 は かけ たく ない か ||おや||めいわく|||||

はい

僕 が 妹 を 無理やり 連れ出し ました ぼく||いもうと||むりやり|つれだし|

妹 の 分 も 僕 に 制裁 を 下さ い ! いもうと||ぶん||ぼく||せいさい||くださ|

わかった

兄さん !! にいさん

もう 1 発 だ |はつ|

まったく 容赦 ねぇ な クルーガー |ようしゃ|||

ほら 嬢ちゃん は 先 に 帰ろう ね |じょうちゃん||さき||かえろう|

腕章 を 外さ なかった こと は 賢い わんしょう||はずさ||||かしこい

たとえ ガキ でも 腕章 を 外した エルディア 人 は 「 楽園 送り 」 だ から な |がき||わんしょう||はずした||じん||らくえん|おくり|||

もう … 帰り ます … |かえり|

待て まて

飛行 船 を 見 に 来た んだ ろ ? せっかく だ から 見て 行けよ ひこう|せん||み||きた||||||みて|いけよ

妹 は 翌日 川 で 発見 さ れた いもうと||よくじつ|かわ||はっけん||

私 が あの 子 を 送った の は レベリオ の 手前 まで だ わたくし|||こ||おくった|||||てまえ||

仕事 が 忙しくて な しごと||いそがしくて|

そもそも エルディア 人 の 子供 が 許可 も なく 街 を うろつく の が 悪い ||じん||こども||きょか|||がい|||||わるい

お前 の 息子 は 一族 の 立場 を よく 理解 して い ない ようだ が おまえ||むすこ||いちぞく||たちば|||りかい|||||

お前 ら の 先祖 が 犯した 過ち は しっかり 教育 して いる んだろう な ? おまえ|||せんぞ||おかした|あやまち|||きょういく||||

私 は この 「 マーレ 治安 局 」 の 男 が 嘘 を ついて いる こと が わかった わたくし||||ちあん|きょく||おとこ||うそ||||||

彼ら は 仕事 を サボって 川原 で 寝て た のだ かれら||しごと||さぼって|かわはら||ねて||

忙しかった わけ が ない いそがしかった|||

母 は 悲しみ に 暮れ 父 は はは||かなしみ||くれ|ちち|

ご 指導 頂き ありがとう ございます |しどう|いただき||

我が 愚 息 に は 教育 し 直して おき ます ので … わが|ぐ|いき|||きょういく||なおして|||

この 男 たち に へりくだった |おとこ|||

私 は 父 に この 男 に 目眩 の する ような 憎しみ を 覚え わたくし||ちち|||おとこ||めまい||||にくしみ||おぼえ

それ 以上 に 自分 の 愚か さ を 呪った |いじょう||じぶん||おろか|||のろった

今 から 1,820 年 前 我々 の 祖先 「 ユミル ・ フリッツ 」 は いま||とし|ぜん|われわれ||そせん|||

「 大地 の 悪魔 」 と 契約 し 巨人 の 力 を 手 に 入れる だいち||あくま||けいやく||きょじん||ちから||て||いれる

ユミル は 死後 も 「 九 つ の 巨人 」 に 魂 を 分け エルディア 帝国 を 築いた ||しご||ここの|||きょじん||たましい||わけ||ていこく||きずいた

そして 大国 マーレ を 亡ぼし この 大陸 の 支配 者 と なる |たいこく|||ほろぼし||たいりく||しはい|もの||

そこ から は 暗黒の 時代 だ |||あんこくの|じだい|

「 ユミル の 民 」 は 他の 民族 を 下等 人種 と 決めつけ 弾圧 を 始めた ||たみ||たの|みんぞく||かとう|じんしゅ||きめつけ|だんあつ||はじめた

土地 や 財産 を 奪い 他 民族 に 無理やり 子 を 産ま せ とち||ざいさん||うばい|た|みんぞく||むりやり|こ||うま|

ユミル の 民 を 増やした ||たみ||ふやした

その 民族 浄化 が 約 1,700 年 続いた |みんぞく|じょうか||やく|とし|つづいた

だが かつて の 大国 マーレ は 増長 を 極めた エルディア に 内部 工作 を 挑み |||たいこく|||ぞうちょう||きわめた|||ないぶ|こうさく||いどみ

さらに は 「 九 つ の 巨人 」 の 内 七 つ を 手 駒 に 従え ||ここの|||きょじん||うち|なな|||て|こま||したがえ

80 年 前 の 「 巨人 大戦 」 に 勝利 した のだ とし|ぜん||きょじん|たいせん||しょうり||

当時 の エルディア の 王 は この 「 パラディ 島 」 に 三重 の 壁 を 築き とうじ||||おう||||しま||みえ||かべ||きずき

国民 と 共に そこ へ 逃げ込んだ こくみん||ともに|||にげこんだ

我々 の 祖先 は 見捨て られ この 大陸 に 取り残さ れた が われわれ||そせん||みすて|||たいりく||とりのこさ||

寛大な マーレ は 我々 を 殺さ ず に … かんだいな|||われわれ||ころさ||

娘 を 失った 直後 の 父親 に して は 饒舌だった むすめ||うしなった|ちょくご||ちちおや||||じょうぜつだった

ご 主人 様 の 言いつけ を 守り |あるじ|さま||いいつけ||まもり

嬉々 と して 己 の 祖先 を 卑下 する 姿 は 犬 さながら であった きき|||おのれ||そせん||ひげ||すがた||いぬ||

あの 男 は 嘘 を ついて た |おとこ||うそ|||

何 か 都合 の 悪い こと が ある から 嘘 を ついた なん||つごう||わるい|||||うそ||

言う な この 建物 は 壁 が 薄い いう|||たてもの||かべ||うすい

きっと あの 男 が フェイ を ||おとこ|||

黙れ !! だまれ

言った だ ろ ? 我々 の 祖先 は 大 罪人 だ いった|||われわれ||そせん||だい|ざいにん|

優 生 思想 に 走り 民族 浄化 を すぐる|せい|しそう||はしり|みんぞく|じょうか|

俺 も フェイ も そんな こと して ない !! 街 を 歩いた だけ だ !! おれ||||||||がい||あるいた||

お前 は 何 だ ? そんなに 父さん と 母さん と 「 楽園 」 に 行き たい の か ? おまえ||なん|||とうさん||かあさん||らくえん||いき|||

いい か グリシャ ?

我々 が 直接の 加害 者 で なくて も 関係ない こと だ われわれ||ちょくせつの|かがい|もの||||かんけいない||

我々 に できる こと は この 収容 区 で ただ 慎ま しく 生きる こと だ われわれ||||||しゅうよう|く|||つつしま||いきる||

頼む から 父さん と 母さん を フェイ と 同じ 目 に 遭わ せ ないで くれ … たのむ||とうさん||かあさん||||おなじ|め||あわ|||

間違って いる の は どちら だろう か まちがって||||||

私 か この 世界 か わたくし|||せかい|

うん … わかった

恐らくは 両方 だろう おそらくは|りょうほう|

私 は 無知で 愚かで わたくし||むちで|おろかで

世界 は 理不尽で 狂って いる せかい||りふじんで|くるって|

私 が 己 の 道 を 見つけた の は 18 の 時 わたくし||おのれ||どう||みつけた||||じ

何の 感慨 も なく 父 の 診療 所 を 継ごう と して いた 頃 だった なんの|かんがい|||ちち||しんりょう|しょ||つごう||||ころ|

この 切り傷 は どう し ました ? |きりきず||||

これ は 同胞 の 証 です ||どうほう||あかし|

同胞 ? どうほう

あなた の 妹 は マーレ 当局 の 男 に 殺さ れた ||いもうと|||とうきょく||おとこ||ころさ|

我々 に は マーレ 政府 の 内通 者 が い ます われわれ||||せいふ||ないつう|もの|||

詳しい 話 を お 聞か せ し ましょう くわしい|はなし|||きか|||

嘘 だ … そんな こと が … うそ||||

妹 の 事件 の 真相 を 知った 時 心 に 誓った いもうと||じけん||しんそう||しった|じ|こころ||ちかった

本当の 悪魔 は どちら か 教えて やる ほんとうの|あくま||||おしえて|

我々 の 祖先 が やった こと は 正しかった のだ われわれ||そせん|||||ただしかった|

再び 世界 を 正す ため に は エルディア を 復活 さ せ なくて は なら ない ふたたび|せかい||ただす||||||ふっかつ||||||

マーレ 政府 の 内通 者 は 「 フクロウ 」 と 呼ば れ |せいふ||ないつう|もの||ふくろう||よば|

姿 を 見せる こと なく 復権 派 を 導いた すがた||みせる|||ふっけん|は||みちびいた

見ろ ! これ が 真実だ ! みろ|||しんじつだ

我々 の 始祖 ユミル は 巨人 の 力 に 目覚め われわれ||しそ|||きょじん||ちから||めざめ

荒れ地 を 耕し 道 を 造り 峠 に は 橋 を 架けた ! あれち||たがやし|どう||つくり|とうげ|||きょう||かけた

人々 を 豊かに し この 大陸 を 発展 さ せた んだ !! ひとびと||ゆたかに|||たいりく||はってん|||

俺 たち が 教わった 歴史 は すべて マーレ に 都合 の いい 妄想 だった わけ か ! おれ|||おそわった|れきし|||||つごう|||もうそう|||

しかし グリシャ よく この 古語 が 読めた な ||||こご||よめた|

いい や まだ ほとんど 解読 できて ない んだ ||||かいどく|||

ん ? で は なぜ 真実 が わかった ? ||||しんじつ||

そんな こと すぐ に わかる だ ろ ?

なぜなら 俺 は 始祖 ユミル を 信じて いる !! |おれ||しそ|||しんじて|

俺 たち は 選ば れ し 神 の 子 !! おれ|||えらば|||かみ||こ

ユミル の 民 だ !! ||たみ|

同志 よ !! フクロウ が 人 を 遣わした ぞ どうし||ふくろう||じん||つかわした|

皆さん はじめ まして みなさん||

私 は ダイナ ・ フリッツ と 申し ます わたくし|||||もうし|

王家 の … 血 を 引く 者 です おうけ||ち||ひく|もの|

私 は 運命 に 導か れる まま に その 身 を 委ねた わたくし||うんめい||みちびか|||||み||ゆだねた

彼女 は 大陸 に 存在 する 王家 の 末 裔 の 最後 の 一 人 であり かのじょ||たいりく||そんざい||おうけ||すえ|えい||さいご||ひと|じん|

王家 だけ が 持つ 巨人 の 情報 を 復権 派 に もたらした おうけ|||もつ|きょじん||じょうほう||ふっけん|は||

それ は まさしく 勝利 へ の 活路 だった |||しょうり|||かつろ|

間違い ない !! 王 が 壁 の 中 に 持ち去った 「 始祖 の 巨人 」!! まちがい||おう||かべ||なか||もちさった|しそ||きょじん

これ さえ 手 に すれば 他の 巨人 すべて を 支配 し ||て|||たの|きょじん|||しはい|

マーレ を 討ち 滅ぼす こと が できる !! ||うち|ほろぼす|||

しかし そのような 絶対 的な 力 を 持って おき ながら ||ぜったい|てきな|ちから||もって||

なぜ 島 まで 退く こと に …? |しま||しりぞく||

それ は 戦う こと を 否定 した から です ||たたかう|||ひてい|||

当時 の 王 は 「 巨人 大戦 」 時 大陸 内 の 力 の 均衡 を 保つ と いう 役目 を 放棄 し とうじ||おう||きょじん|たいせん|じ|たいりく|うち||ちから||きんこう||たもつ|||やくめ||ほうき|

辺境 の 島 に 都 を 移した のです へんきょう||しま||と||うつした|

私 たち の この 惨めな 日々 は わたくし||||みじめな|ひび|

王 が 争い から 目 を 背けた こと から 始まった のです おう||あらそい||め||そむけた|||はじまった|

戦おう たたかおう

我々 エルディア の 民 の ため に 大陸 に 踏みとどまった 真 の 王家 に われわれ|||たみ||||たいりく||ふみとどまった|まこと||おうけ|

「 始祖 の 巨人 」 を お 納め する のだ !! しそ||きょじん|||おさめ||

同志 諸君 よ !! マーレ を 打倒 し !! どうし|しょくん||||だとう|

エルディア の 誇り を 取り戻す のだ !! ||ほこり||とりもどす|

翌年 私 たち は 結婚 し 男子 を 授かった よくねん|わたくし|||けっこん||だんし||さずかった

名 は ジーク な||

王家 の 血 を 引く 子 だ … おうけ||ち||ひく|こ|

きっと この 子 は 私 たち を 勝利 に 導いて くれる ぞ ||こ||わたくし|||しょうり||みちびいて||

時代 は 移り 人 は 変わる じだい||うつり|じん||かわる

世の中 が 急速に 発展 して ゆく 頃 エルディア 復権 派 は 転機 を 迎える よのなか||きゅうそくに|はってん|||ころ||ふっけん|は||てんき||むかえる

聞け !! エルディア 人 よ !! これ より 大陸 各地 の … きけ||じん||||たいりく|かくち|

マーレ 政府 が 我々 ユミル の 民 から |せいふ||われわれ|||たみ|

「 七 つ の 巨人 」 を 継承 する 器 と して 「 マーレ の 戦士 」 を 募った のだ なな|||きょじん||けいしょう||うつわ|||||せんし||つのった|

フクロウ から の 情報 に よる と マーレ 政府 が 動き出した 理由 は ふくろう|||じょうほう|||||せいふ||うごきだした|りゆう|

軍事 技術 の 発展 に よる 資源 争奪 の 時代 に いち早く 対応 する ため らしい ぐんじ|ぎじゅつ||はってん|||しげん|そうだつ||じだい||いちはやく|たいおう|||

マーレ を 世界 の 指導 者 たら しめる ||せかい||しどう|もの||

「 七 つ の 巨人 の 力 」 が 絶対 で なく なる 日 は 近い なな|||きょじん||ちから||ぜったい||||ひ||ちかい

莫大な 化石 燃料 を 埋蔵 する パラディ 島 は 決して 無視 できる もの で は なく なった ばくだいな|かせき|ねんりょう||まいぞう|||しま||けっして|むし||||||

しかし 壁 の 王 が 80 年 前 に 言い残した 言葉 が ある |かべ||おう||とし|ぜん||いいのこした|ことば||

「 今後 我々 に 干渉 する なら 壁 に 潜む 幾 千万 の 巨人 が 地上 の すべて を 平らに ならす だろう 」 こんご|われわれ||かんしょう|||かべ||ひそむ|いく|せんまん||きょじん||ちじょう||||たいらに||

この 脅威 が 健在である うち は 正面 から 手出し は でき ない |きょうい||けんざいである|||しょうめん||てだし|||

つまり マーレ 政府 の 目的 は 我々 と 同じ ||せいふ||もくてき||われわれ||おなじ

壁 内 に 侵入 し 「 始祖 の 巨人 」 を 奪還 する こと である かべ|うち||しんにゅう||しそ||きょじん||だっかん|||

どう する …

このまま じゃ …

マーレ に 先 を 越さ れて しまう … ||さき||こさ||

そう なったら もう 永久 に エルディア は 日 の 目 を 見 れ ない ぞ …!! |||えいきゅう||||ひ||め||み|||

いや … 手段 は 残さ れて いる |しゅだん||のこさ||

我々 の 息子 ジーク を 「 マーレ の 戦士 」 に する のだ われわれ||むすこ|||||せんし|||

いい か ジーク マーレ の 人間 が 言って いる こと は すべて 間違って いる |||||にんげん||いって|||||まちがって|

だが お前 は 誰 より も マーレ の 教え に 従順に 従わ なければ なら ない |おまえ||だれ|||||おしえ||じゅうじゅんに|したがわ|||

エルディア の 屈辱 は あなた が 晴らす の よ ? ||くつじょく||||はらす||

うん … わかった

しかし 私 は 知っていた はずだ |わたくし||しっていた|

親 が 子 を 自ら の 思想 に 染め 上げる 罪深 さ を おや||こ||おのずから||しそう||しめ|あげる|つみふか||

「 王家 の 血 を 引く 子 」 でも 「 エルディア 復権 の 希望 」 でも なく おうけ||ち||ひく|こ|||ふっけん||きぼう||

ジーク 自身 と 向き合った こと が 一 度 で も あった だろう か |じしん||むきあった|||ひと|たび|||||

何 に せよ ジーク は 自ら と 祖父 祖母 の 安全 を 選んだ なん|||||おのずから||そふ|そぼ||あんぜん||えらんだ

愚かな 両親 を マーレ 政府 に 差し出す こと と 引き換え に おろかな|りょうしん|||せいふ||さしだす|||ひきかえ|

着いた ぞ ついた|

ここ が … 楽園 … ||らくえん

そう だ エルディア 人 反逆 者 の 流刑 地 パラディ 島 |||じん|はんぎゃく|もの||るけい|ち||しま

お前たち は ここ で 終身 刑 と なる おまえたち||||しゅうしん|けい||

「 無垢の 巨人 」 と なって な むくの|きょじん|||

答えろ !! 「 フクロウ 」 は 誰 だ !? こたえろ|ふくろう||だれ|

たのむ … もう やめて くれ ぇ …!!

すべて 話した !! もう 何も |はなした||なにも

それ は 残念だ もう 1 本 いこう ||ざんねんだ||ほん|

あんた と 会った こと が ある … 子供 の 頃 に … ||あった||||こども||ころ|

覚えて いた か … おぼえて||

あの 日 の こと を … 忘れる もの か …!! |ひ||||わすれる||

頼む … 殺して くれ … いやだ … たのむ|ころして||

さっさと 歩け ! |あるけ

巨人 は いやだ … きょじん||

グライス …

グリシャ か !? どう なって る !?

何で ジーク が 俺 たち を 密告 する んだ !? お前 の 息子 だ ろ !? なんで|||おれ|||みっこく|||おまえ||むすこ||

お前 に すべて を 託した の が 間違い だった んだ !! おまえ||||たくした|||まちがい||

復権 派 も !! ダイナ も !! ふっけん|は|||

何とか 言えよ !! なんとか|いえよ

すまない …

何で こんな 奴 に … なんで||やつ|

エルディア は 終わり だ … ||おわり|

活 き の いい の が いる な かつ|||||||

お前 は 自由だ あっ !! おまえ||じゆうだ|

グライス !!

オイ !? グライス !! おい|

北 に まっすぐ 走れ !! きた|||はしれ

運 が 良かったら 壁 まで たどりつける ぞ !! うん||よかったら|かべ|||

グロス 曹長 ? |そうちょう

お前 は ここ は 初めて か ? おまえ||||はじめて|

こうして おく と これ から 生み出す 巨人 共 が |||||うみだす|きょじん|とも|

あいつ に 引か れて さっさと い なく なる ||ひか|||||

ま ぁ すぐに 食わ れる が な そうだ ろ クルーガー |||くわ||||そう だ||

あぁ

こいつ … 間違い ない |まちがい|

妹 を 殺した 当局 の 男 … いもうと||ころした|とうきょく||おとこ

さ ぁ 今回 は 数 が 多い ぞ !! どんどん やっていこう !! ||こんかい||すう||おおい|||

みんな …

みんな …!!

やめろ …!! みんな あぁ やめろ お ぉぉ !!

グライス だ !! わから ない の か !?

クルーガー うるさくて かなわ ん ぞ

こいつ に は まだ 尋問 し たい こと が ある 先 に 進めて くれ ||||じんもん||||||さき||すすめて|

お っ 次 は 女 か もったい ねぇ 悪魔 の 血 じゃ なきゃ なぁ … ||つぎ||おんな||||あくま||ち|||

ダイナ …

あなた …

なぜ ここ に ? 俺 は … 洗いざらい 全部 話した ぞ !! |||おれ||あらいざらい|ぜんぶ|はなした|

彼女 は 王家 の かのじょ||おうけ|

黙れ !! だまれ

まさか … こいつ が もみ消した の か !? |||もみけした||

った く さっさと 巨人 に して 黙ら せろ よ |||きょじん|||だまら||

グリシャ … 私 は … |わたくし|

どんな 姿 に なって も … あなた を 探し出す から |すがた||||||さがしだす|

そりゃ いい 巨人 同士 で よろしく やって ろ ||きょじん|どうし||||

ダイナァアアアアア !!

ここ は ? 私 は … なぜ ||わたくし||

エレン 落ち着いて |おちついて

ここ は 懲罰 室 で エレン と ミカサ は 兵 規 違反 の お 務め 中 だ よ ||ちょうばつ|しつ||||||つわもの|ただし|いはん|||つとめ|なか||

怖い 夢 でも 見た の ? エレン こわい|ゆめ||みた||

あぁ … そうだ よ な |そう だ||

今 さ 「 私 は 」 って 言った ? いま||わたくし|||いった

言って た いって|

泣いて る の エレン ? ないて|||

なんか す っげ ー 長い 夢 を 見て いた 気 が する んだ けど … |||-|ながい|ゆめ||みて||き||||

いや 夢 じゃ ねぇ … 記憶 だ … |ゆめ|||きおく|

今 … 親父 の 記憶 と つながった … いま|おやじ||きおく||

あの 巨人 … お前 だった んだ な |きょじん|おまえ|||

ダイナ …

見ろ ! みろ

お前 に は 目 も くれ ず グライス 君 を 追って る ぞ おまえ|||め|||||きみ||おって||

本当 は あ っち の 男 に 気 が あった ようだ な ほんとう|||||おとこ||き||||

黙れ だまれ

何 か 言った か ? なん||いった|

お前 だ ろ … 15 年 前 おまえ|||とし|ぜん

8 歳 の 妹 を 犬 に 食わせた の は !! お前 だ ろ !! さい||いもうと||いぬ||くわせた|||おまえ||

俺 に そい つ を よこせ おれ|||||

お前 ら は 先 に 船 に 戻って ろ おまえ|||さき||せん||もどって|

了解 です りょうかい|

どういう こと です か ?

ここ から は 曹長 の 趣味 の 時間 だ 新 入り |||そうちょう||しゅみ||じかん||しん|はいり

あまり 触れて やる な |ふれて||

クルーガー 尋問 は もう 済んだ ろ ? |じんもん|||すんだ|

今回 は そい つ に 踊って もらう ぞ こんかい|||||おどって||

踊る !? おどる

思い出した よ 少年 お前 は 巨人 に し ないで やる おもいだした||しょうねん|おまえ||きょじん||||

3~4 m くらい の 巨人 に 調整 する から こいつ と 戦って くれ |||きょじん||ちょうせい|||||たたかって|

何で … こんな こと する んだ ? なんで||||

人 が 巨人 に 食わ れる の が 見 たい と でも いう の か …? じん||きょじん||くわ||||み||||||

何で って そりゃ … なんで||

面白い から だ ろ ? おもしろい|||

どうか して る と 思う か ? ||||おもう|

でも 人 は 残酷な の が 見 たい んだ よ |じん||ざんこくな|||み|||

平和 って の は 大変 結構な こと だ が 何 か 物 足り ん のだろう な へいわ||||たいへん|けっこうな||||なん||ぶつ|たり|||

生 の 実感 って やつ か ? せい||じっかん|||

自分 が 死ぬ の は 今日 かも しれ ん と 感じて 生きる じぶん||しぬ|||きょう|||||かんじて|いきる

それ が 生き物 の 正常な 思考 な のだ よ ||いきもの||せいじょうな|しこう|||

俺 は その 日 を 受け入れる 心構え が ある おれ|||ひ||うけいれる|こころがまえ||

なぜなら こう やって 残酷な 世界 と 向き合い 理解 を 深めて いる から だ |||ざんこくな|せかい||むきあい|りかい||ふかめて|||

お前 の 妹 を 息子 たち の 犬 に 食わせた の も 教育 だ おまえ||いもうと||むすこ|||いぬ||くわせた|||きょういく|

心 は 痛ま ない の か ? こころ||いたま|||

ま ぁ 言い たい こと は わかる ||いい||||

もし 息子 が 同じ 目 に 遭ったら と 思う と 胸 が 締めつけ られる |むすこ||おなじ|め||あったら||おもう||むね||しめつけ|

かわいそうに エルディア 人 で さえ なければ な … ||じん||||

見ろ あれ が お前 ら の 正体 な んだ ぞ ? みろ|||おまえ|||しょうたい|||

巨人 の 脊髄 液 を 体 内 に 吸収 した だけ で 巨大な 化け物 に なる きょじん||せきずい|えき||からだ|うち||きゅうしゅう||||きょだいな|ばけもの||

お前 ら エルディア 人 を この世 から 一 匹 残ら ず 駆逐 する おまえ|||じん||このよ||ひと|ひき|のこら||くちく|

これ は 全 人類 の 願い な んだ よ ! ||ぜん|じんるい||ねがい|||

何 だ と ? なん||

心 が 痛む わけ ないだ ろ 人殺し は そっち だ ろ ? こころ||いたむ||||ひとごろし||||

お前 ら 復権 派 は 俺 たち マーレ に 何 を しよう と した ? おまえ||ふっけん|は||おれ||||なん||||

心 は 痛ま なかった の か ? こころ||いたま|||

嘘 だ 俺 は 真実 を 知っている うそ||おれ||しんじつ||しっている

始祖 ユミル は 大陸 の 人々 を 豊かに しそ|||たいりく||ひとびと||ゆたかに

わかった よ 偉大な 歴史 が あった んだ ろ ? ||いだいな|れきし||||

下 に いる 友達 と 語り合う と いい ! した|||ともだち||かたりあう||

やめろ !! ふざける な あぁ !!

ほら !? 妹 が 呼んで る ぞ !? |いもうと||よんで||

くそ お ぉお おお おお !!

どう だ ? これ が 面白い と 思う か ? ||||おもしろい||おもう|

あ … あんた は …

俺 が フクロウ だ おれ||ふくろう|

覚えて おけよ グリシャ おぼえて||

巨人 の 力 は こう やって 使う きょじん||ちから||||つかう

グリシャ の 過去 から 明かさ れた 巨人 の 能力 ||かこ||あかさ||きょじん||のうりょく

自由 の ため 進み 続けた 男 たち の 思い は エレン へ と 受け継が れる じゆう|||すすみ|つづけた|おとこ|||おもい|||||うけつが|