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進撃の巨人 4 The Final Season, Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 05

Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 05

( ベルトルト ) ずっと 同じ 夢 を 見る んだ

開拓 地 で 首 を 吊 ( つ ) った おじさん の 夢 だ

なんで 首 を くくる 前 に

僕たち に あんな 話 を した んだろう って

( ライナー ) そんな の 分かる わけ ないだ ろ

( アニ ) 誰 か に 許して ほしかった んでしょ

マルセル を 置いて 逃げた 私 たち に 何 か 言える わけない のに ね

( ベルトルト ) 僕 は なぜ か こう 思う んだ

あの おじさん は きっと 誰 か に …

裁いて ほしかった んじゃ ない か な

( エレン ) よう 4 年 ぶり だ な ライナー

( ファルコ ) え 〜 と … あれ ?

お 2 人 は 古い 友人 だ と 聞いた んです が

です よ ね ? クルーガー さん

( エレン ) ああ

お互い 積もる 話 が 多くて な

何 から 話せば いい か 分から ない んだ

( ライナー ) あり え ない

エレン

{ an 8}♪〜

{ an 8}〜♪

( 観客 の 話し声 )

( 近衛 兵 長 ) タイ バー 公 そろそろ お 時間 です

( ヴィリー ) ああ

( キヨミ ) あら まあ

( ヴィリー ) これ は これ は アズマビト 家 の 皆様

わざわざ 激励 に ?

( キヨミ ) お邪魔 だった かしら ね 少し 顔 を 見 に 来た だけ な の

ぶざまな 顔 でしょう ? すっかり アガ って しまい ました

いいえ

あなた 方 は 勇敢です

我々 の 一族 は よく 知って ます もの

健闘 を 祈り ます よ

痛み 入り ます キヨミ 様

( エレン ) 座れよ ライナー

ここ は いい 席 だ ろ

ステージ の 喧騒 ( けんそう ) が よく 聞こえる

この上 の 建物 は 普通の 住居 だ ステージ の 裏側 だ が

多く の 住民 が 幕 が 上がる の を 楽しみに して 待って いる

( ライナー ) ああ …

ここ の すぐ 上 で な

( ファルコ ) あれ ? クルーガー さん

手 を ケガ して いる んです か ?

( エレン ) ああ 擦り傷 だ

ライナー 座れよ

では 僕 は 先 に 戻って ます ね

( エレン ) いい や ファルコ

お前 も ここ で 話 を 聞く んだ

え ?

( ライナー ) ファルコ

言う とおり に する んだ

はい

さて 行き ましょう か

( カリナ ) あら

お 久しぶりです レオンハート さん

( アニ の 父 ) ブラウン さん あんた の 息子 を 出迎えた とき 以来 か

そう いや 寝たきり だった フーバー さん

逝 っち まったん だって ?

( カリナ ) ええ

息子 が 全て を マーレ に 捧 ( さ さ ) げた こと が 誇り だ と —

いつも おっしゃって い ました

きっと 娘 さん も 立派に …

( アニ の 父 ) 死んで ねえ よ

アニ は 生きて る 帰って くる と 約束 した んだ

{ an 5}( マガト ) しかし まさか この 収容 区 で 宣戦 布告 を 行う こと に なる と は な

( ガビ ) すごい カルヴィ 元帥 まで 来 てるよ

( ウド ) マーレ 軍 の 中枢 が 収容 区 に そろう なんて

それ に 各国 の 大使 や 名家 の 数々

( ポルコ ) あと は 全 世界 の 主要な 新聞 社 が 全部 って ところ か

( ピーク ) 世界 の 中心 に いる 気分 だ ね

( コルト ) すごい で すね タイ バー 家 の 力 って

( ポルコ ) 同じ エルディア 人 な のに な

( ファンファーレ )

( ゾフィア ) わ っ !

( ガビ ) 始まった

( ウド ) ファルコ と ブラウン さん は まだ かな ?

( イェレナ ) マーレ の 戦士 よ

マガト 隊長 が お呼び だ

( 広場 から 聞こえる ファンファーレ )

エレン

どう やって … 何 し に ここ に 来た ?

お前 と 同じだ よ

な … な …

( エレン ) 分から ない か ?

お前 と 同じだ よ

しかたなかった って やつ だ

( 拍手 と シャッター 音 )

幕 が 上がった ようだ

聞こう ぜ

昔話 を し ましょう

今 から およそ 100 年 前

エルディア 帝国 は 巨人 の 力 で 世界 を 支配 して い ました

始祖 ユミル の 出現 から 今日 ( こんにち ) に 至る まで に

現生 の 人類 が 三 度 絶滅 して も 足りない ほど の 命 が

巨人 に 奪わ れた と さ れて い ます

( 人々 ) ああ 〜

( ヴィリー ) 巨人 に よって

途方 も ない 数 の 民族 や 文化 その 歴史 が 奪わ れて きた のです

その 殺戮 ( さつりく ) こそ が 人類 史 であり エルディア 帝国 の 歩んだ 歴史 でした

そして 敵 の い なく なった エルディア 帝国 は

同族 同士 で 殺し 合い を 始め ました

巨人 大戦 の 始まり です

八 つ の 巨人 を 持つ 家 が 血 を 流し 合った のです

そして この 状況 に

勝機 を 見いだした マーレ 人 が い ました

彼 こそ が 英雄 ヘーロス

彼 の 巧みな 情報 操作 に より

エルディア 帝国 は 次々 と 同士討ち に 倒れて いき ました

そして 彼 は タイ バー 家 と 手 を 組み

勝つ こと は 不可能 と さ れた フリッツ 王 さえ も

島 に 退か せる こと に 成功 した のです

( 拍手 )

しかし パラディ 島 に 退いた 王 は

いまだに 力 を 持った まま

世界 を 踏み潰 せる だけ の 幾 千万 も の 巨人 が

あの 島 に 控えて い ます

今 現在

{ an 8} 我々 の 世界 が

{ an 8} まだ 踏み潰さ れ ず に 存在 して いる の は

偶然である

巨人 学会 は そう と しか 説明 でき ませ ん

我が 祖国 マーレ は その 脅威 を 排除 す べく

4 体 の 巨人 を 島 に 送り込み ました が

返り 討ち に 終わり 戻って こ られた の は 鎧 ( よろい ) の 巨人 のみ

つまり 暗黒の 人類 史 たる エルディア 帝国 は

いまだ 健在な のです

聞いた か ライナー

あれ が 壁 を 破壊 した 理由 だ ろ ?

お前たち は 世界 を 救おう と した

そう な んだ ろ ?

イェーガー は そのまま 正門 に 行け

( ジーク ) は 〜 い

2 人 は こっち だ

あなた を どこ か で 見た こと が ある 気 が する

どこ の 所属 ?

( イェレナ ) 西 の ラクア 基地 だ が 招集 を 受け 参加 して いる

そして エルディア 人 の ムダ 話 に つきあう 気 は ない

それ は 残念

すてきな 顎 ヒゲ だ と 思った のに

( 隊員 ) あ ! ( カルロ ) ピーク さん

パンツァー 隊 !

こんな 日 まで お 勤め ご 苦労 !

( 隊員 ) そ っ そんな … ピーク さん こそ

( 隊員 ) 今日 は ご機嫌な んです かね

何 を して いる ? 行く ぞ

( ポルコ ) どうした ?

いや 〜

車力 ( しゃ りき ) の 巨人 と 運命 を 共に する 彼ら と は

絆 が 大事で ね

今 その 絆 に 亀裂 入って ない か ?

( マガト ) 何 か 異常 は ?

( コスロ ) 今 の ところ 報告 は あり ませ ん

どんな 些細 ( ささい ) な こと で も いい

全て 知らせる ように 伝えろ

( コスロ ) 了解 です

( イェレナ ) ここ だ 入れ ( ドア が 開く 音 )

( ポルコ ) マガト 隊長 は どこ に … ( ピーク ) ポルコ !

( ポルコ ・ ピーク ) あ ! うわ 〜!

( ファルコ ) な んな んだ これ は ?

なんで ブラウン 副 長 が あんなに 怯 ( おび ) えて …

クルーガー さん は 古い 友人 じゃ ない の か ?

はっ … 古い ?

古い って 何 年 前 の …

4 年 以前 なら 知り合った の は パラディ 島

いや そんな わけ が …

だって そんな こと …

あり え ない

( ファルコ ) まさか …

( ヴィリー ) さて

ここ まで 語った 話 は 誰 も が 知る 事実

ですが 真実 と は 少々 異なり ます

ここ から は 我々 タイ バー 家 が

戦 鎚 ( せ ん つい ) の 巨人 と 共に 受け継いで きた 記憶

その 本当の 真実 を

今回 初めて 公表 さ せて いただき ます

今 から およそ 100 年 前

巨人 大戦 を 終わら せた の は

ヘーロス でも タイバー 家 で も あり ませ ん でした

あの 戦争 を 終結 さ せ 世界 を 救った の は

フリッツ 王 な のです

彼 は エルディア 帝国 の 残虐な 歴史 を 嘆き

同族 同士 の 争い に 疲れ果て

何より 虐げ られ 続けた マーレ に 心 を 痛めて おら れた のです

彼 は 始祖 の 巨人 を 継承 する と 同時に タイバー 家 と 画策 し

一 人 の マーレ 人 を 英雄 と 称し 活躍 さ せ ました

名 は ヘーロス

そして できる かぎり の エルディア 国民 を 島 に 移し

壁 の 門 を 閉ざし ました

その 際 安息 を 脅かせば

幾 千 の 巨人 で 報復 する と 言い残し ました

しかし これ は 真意 で は あり ませ ん

フリッツ 王 は 自ら の 思想 を 引き継が せる ため

“ 不戦 の 契り ” を 生み出し ました

これ に より

カール ・ フリッツ の 思想 は 代々 受け継が れ

今日 まで 島 から 巨人 が 攻めて くる こと は なかった のです

つまり 世界 を 守って いた の は

我々 が 忌む べき 壁 の 王 だ と 思って いた —

カール ・ フリッツ の 平和 を 願う 心 な のです

彼 の 目的 は 平和です

のち に マーレ が 力 を つけ

王家 の 命 や 始祖 の 巨人 を 奪おう と する なら

それ を 受け入れる

それほど まで に エルディア 人 の 犯した 罪 は 重く

決して 償う こと は でき ない

ただし いずれ 報復 を 受ける まで の 間

壁 の 中 の 世界 に 争い の ない つかの間 の 楽園 を 享受 し たい

どうか それ だけ は 許して ほしい

王 は 最後に そう 言い残し ました

( ガビ ) え ?

( 観客 ) どういう こと だ ?

( 観客 ) これ が 事実 なら …

( 観客 ) マーレ や タイ バー 家 が 世界 を 救った って の は

全て フリッツ 王 の お膳立て だった って こと か ?

( 観客 ) 本当に 壁 の 王 が 世界 を 侵略 する こと が ない なら

パラディ 島 脅威 論 と は な んだった の か ?

そう

我々 タイ バー 家 は 一族 の 安泰 を 条件 に

カール ・ フリッツ と 手 を 組み マーレ に エルディア を 売った

タイバー 家 と は

あり も し ない 名誉 を 貪る 卑しい コソ 泥 に すぎ ない

私 が この 場 を もって 偽り の 栄誉 と 決別 した の は

この 世界 が 置か れて いる 危険な 状況 を 理解 した から です

( マーレ 兵 ) 隊長 ! ( マガト ) ん ?

( マーレ 兵 ) 戦士 たち が

呼び に 向かった 兵士 ともども 姿 を 消し ました

予備 隊 を 動員 し 捜索 しろ !

了解

始まった か

( ポルコ ) イッテ え な クソ

なんだ よ これ は

戦士 を 拘束 する 仕掛け だろう ね

古典 的だ けど この 狭 さ じゃ 巨大 化 でき ない

まして や 2 人 じゃ …

ああ 最悪 圧死 だ

あの ノッポ の 兵士 何 が 目的 だ ?

分から ない

でも あの 兵士 どこ か で …

( ヴィリー ) そこ で 見て て くれ

これ が 俺 の ケジメ だ

( 太鼓 の 音 )

カール ・ フリッツ は

始祖 の 巨人 の 力 で 三重 の 壁 を 築き ました

この 壁 は およそ 幾 千万 も の 超 大型 巨人 で 造ら れて おり

盾 と 矛 と して 平和 を 守って き ました

しかし 近年 パラディ 島 内 で 反乱 が 起き ました

フリッツ 王 の 平和 思想 は 淘汰 ( とうた ) さ れ

始祖 の 巨人 は ある 者 に 奪わ れ ました

世界 に 再び 危機 が 迫って い ます

平和 へ の 反逆 者

その 名 は …

エレン ・ イェーガー

( ファルコ ) だました

尊敬 して た のに …

ずっと だまして た

悪い な ファルコ

お前 に は 助け られた

え ? あっ

あの 手紙

俺 に 届け させた あの 手紙 は …

{ an 5}( エレン ) 家族 宛て の 手紙 じゃ なかった が 仲間 に は 届いた

ああ … そんな まさか …

な … 仲間 だ と ?

( ヴィリー ) パラディ 島 の 脅威 と は

この 超 大型 巨人 群 に よる 襲撃 “ 地 鳴らし ” です

先ほど 説明 した とおり

王家 の 血筋 は 不戦 の 契り に より 始祖 の 巨人 を 行使 する こと は ない

しかし 現在

始祖 の 巨人 を 身 に 宿す エレン ・ イェーガー は

地 鳴らし を 発動 さ せる 可能 性 を 秘めて い ます

一 度 地 鳴らし が 発動 さ れて しまえば

我々 に できる こと は もう あり ませ ん

人類 は ただ 終末 の 足音 に 震え 逃げ惑う のみ

あらゆる 都市 や 文明 は 踏み潰さ れ

文字どおり 全て は 平らな 地表 と 化す のです

( エレン ) その とおり だ

ヴィリー ・ タイ バー の 言う とおり 俺 は 悪者 だ

世界 を 滅ぼし ち まう かも しれ ない

だが 俺 に も お前たち が 悪者 に 見えた

あの 日 壁 が 破ら れ

俺 の 故郷 は 巨人 に 蹂躙 ( じゅうりん ) さ れ

目の前 で 母親 が 食わ れた

はっ

( エレン ) 俺 に は 分から なかった

なぜ だ ? ライナー

なんで 母さん は あの 日 巨人 に 食わ れた ?

それ は …

俺 たち が あの 日 壁 を 破壊 した から だ

( エレン ) なぜ 壁 を 破壊 した ?

混乱 に 乗じて 壁 内 に 侵入 し 壁 の 王 の 出方 を 窺 ( うか が ) うた めに …

その 任務 と は ?

始祖 を 奪還 し 世界 を 救う こと だ

そう か

世界 を 救う ため だったら そりゃ あ しかたない よ な

( ライナー ) あの とき 言って たよ な

お前 ら が できる だけ 苦しんで 死ぬ ように 努力 する って

その ため に 来た んだ ろ ?

ああ 言った っけ そんな こと

え ?

忘れて くれ

確かに 俺 は

海 の 向こう側 に ある もの 全て が 敵 に 見えた

そして 今

海 を 渡って 敵 と 同じ 屋根 の 下 で 敵 と 同じ 飯 を 食った

ライナー お前 と 同じだ よ

もちろん ムカ つく ヤツ も いる し いい ヤツ も いる

う っ …

海 の 外 も 壁 の 中 も

同じ なんだ

だが お前たち は

壁 の 中 に いる ヤツ ら は 悪魔 だ と 教え られた

まだ 何も 知ら ない 子供 が そう たたき込ま れた

一体 何 が できた よ ? 子供 だった お前 に

なあ ライナー

お前 ずっと 苦しかった だ ろ ?

( ライナー ) 違う ! 違う んだ エレン

俺 は あの 日

マルセル が 食わ れて アニ と ベルトルト は

作戦 を 中止 して 引き返そう と した のに

俺 は 2 人 を 無理やり 説得 して 作戦 を 続行 さ せた んだ

俺 は 英雄 に なり たかった

誰 か に 尊敬 さ れ たかった

俺 が 悪い んだ よ

お前 の 母親 が 巨人 に 食わ れた の は 俺 の せい だ !

( ヴィリー ) 私 は この 血 を 恨み ました

ほか の 誰 より も エルディア 人 の 根絶 を 願い ました

( ライナー ) もう 嫌な んだ 自分 が

俺 を 殺して くれ

ですが 私 は 死に たく あり ませ ん

それ は 私 が この世 に 生まれて きて しまった から です

我々 は 国 も 人種 も 異なる 者 同士 です

しかし 強大な 敵 を 前 に した 今 こそ

ひと つ に なる とき な のです

だから 今

死に たく ない 者 は 力 を 貸して ほしい

どう か 一緒に 未来 を 生きて ほしい

( 拍手 と 歓声 )

( ヴィリー ) 皆 で 力 を 合わせれば

どんな 困難 も 乗り越えて いける はずです

( エレン ) やっぱり 俺 は お前 と 同じだ

( ライナー ) え ?

( ヴィリー ) どうか 私 と 共に

力 を 合わせて パラディ 島 の 悪魔 と 戦って ほしい !

( エレン ) 多分 生まれた とき から こう な んだ

( ヴィリー ) 私 ヴィリー ・ タイ バー は

マーレ 政府 特使 と して 今 ここ に 宣言 し ます !

俺 は 進み 続ける

え ?

( エレン ) 敵 を 駆逐 する まで

( ヴィリー ) パラディ 島 勢力 へ 宣戦 布告 を !

( エレン ) アアアア 〜!

アアアア 〜!

{ an 8}♪〜

{ an 8}〜♪

( ナレーション ) 突如 現れた 進撃 の 巨人

その 咆哮 ( ほうこう ) 響く 中

容赦 なく 踏み 殺さ れて いく 人々

暴 虐 を 尽くす エレン に 戦 鎚 が 振り下ろさ れる

次回 「 戦 鎚 の 巨人 」

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Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 05 shingeki||kyojin|season|attack||titan|season|episode Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 05 Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episódio 05 新世纪福音战士 第四季》(《攻壳机动队 第四季》)第 05 集

( ベルトルト ) ずっと 同じ 夢 を 見る んだ ||おなじ|ゆめ||みる|

開拓 地 で 首 を 吊 ( つ ) った おじさん の 夢 だ かいたく|ち||くび||つり|||||ゆめ|

なんで 首 を くくる 前 に |くび|||ぜん|

僕たち に あんな 話 を した んだろう って ぼくたち|||はなし||||

( ライナー ) そんな の 分かる わけ ないだ ろ らいなー|||わかる|||

( アニ ) 誰 か に 許して ほしかった んでしょ |だれ|||ゆるして||

マルセル を 置いて 逃げた 私 たち に 何 か 言える わけない のに ね ||おいて|にげた|わたくし|||なん||いえる|||

( ベルトルト ) 僕 は なぜ か こう 思う んだ |ぼく|||||おもう|

あの おじさん は きっと 誰 か に … ||||だれ||

裁いて ほしかった んじゃ ない か な さばいて|||||

( エレン ) よう 4 年 ぶり だ な ライナー ||とし||||らいなー

( ファルコ ) え 〜 と … あれ ?

お 2 人 は 古い 友人 だ と 聞いた んです が |じん||ふるい|ゆうじん|||きいた||

です よ ね ?  クルーガー さん

( エレン ) ああ

お互い 積もる 話 が 多くて な おたがい|つもる|はなし||おおくて|

何 から 話せば いい か 分から ない んだ なん||はなせば|||わから||

( ライナー ) あり え ない らいなー|||

エレン

{\ an 8}♪〜

{\ an 8}〜♪

( 観客 の 話し声 ) かんきゃく||はなしごえ

( 近衛 兵 長 ) タイ バー 公 そろそろ お 時間 です このえ|つわもの|ちょう|たい|ばー|おおやけ|||じかん|

( ヴィリー ) ああ

( キヨミ ) あら まあ きよみ||

( ヴィリー ) これ は これ は アズマビト 家 の 皆様 ||||||いえ||みなさま

わざわざ 激励 に ? |げきれい|

( キヨミ ) お邪魔 だった かしら ね 少し 顔 を 見 に 来た だけ な の きよみ|おじゃま||||すこし|かお||み||きた|||

ぶざまな 顔 でしょう ? すっかり アガ って しまい ました |かお||||||

いいえ

あなた 方 は 勇敢です |かた||ゆうかんです

我々 の 一族 は よく 知って ます もの われわれ||いちぞく|||しって||

健闘 を 祈り ます よ けんとう||いのり||

痛み 入り ます キヨミ 様 いたみ|はいり||きよみ|さま

( エレン ) 座れよ ライナー |すわれよ|らいなー

ここ は いい 席 だ ろ |||せき||

ステージ の 喧騒 ( けんそう ) が よく 聞こえる すてーじ||けんそう||||きこえる

この上 の 建物 は 普通の 住居 だ ステージ の 裏側 だ が このうえ||たてもの||ふつうの|じゅうきょ||すてーじ||うらがわ||

多く の 住民 が 幕 が 上がる の を 楽しみに して 待って いる おおく||じゅうみん||まく||あがる|||たのしみに||まって|

( ライナー ) ああ … らいなー|

ここ の すぐ 上 で な |||うえ||

( ファルコ ) あれ ?  クルーガー さん

手 を ケガ して いる んです か ? て||けが||||

( エレン ) ああ 擦り傷 だ ||すりきず|

ライナー 座れよ らいなー|すわれよ

では 僕 は 先 に 戻って ます ね |ぼく||さき||もどって||

( エレン ) いい や ファルコ

お前 も ここ で 話 を 聞く んだ おまえ||||はなし||きく|

え ?

( ライナー ) ファルコ らいなー|

言う とおり に する んだ いう||||

はい

さて 行き ましょう か |いき||

( カリナ ) あら

お 久しぶりです レオンハート さん |ひさしぶりです||

( アニ の 父 ) ブラウン さん あんた の 息子 を 出迎えた とき 以来 か ||ちち|||||むすこ||でむかえた||いらい|

そう いや 寝たきり だった フーバー さん ||ねたきり|||

逝 っち まったん だって ? い|||

( カリナ ) ええ

息子 が 全て を マーレ に 捧 ( さ さ ) げた こと が 誇り だ と — むすこ||すべて||||ささげ||||||ほこり||

いつも おっしゃって い ました

きっと 娘 さん も 立派に … |むすめ|||りっぱに

( アニ の 父 ) 死んで ねえ よ ||ちち|しんで|| (他没有死。

アニ は 生きて る 帰って くる と 約束 した んだ ||いきて||かえって|||やくそく||

{\ an 5}( マガト ) しかし まさか この 収容 区 で 宣戦 布告 を 行う こと に なる と は な |||||しゅうよう|く||せんせん|ふこく||おこなう|||||| {pos(330,220)}但我从没想过要在这个营地宣战

( ガビ ) すごい カルヴィ 元帥 まで 来 てるよ |||げんすい||らい|

( ウド ) マーレ 軍 の 中枢 が 収容 区 に そろう なんて うど||ぐん||ちゅうすう||しゅうよう|く|||

それ に 各国 の 大使 や 名家 の 数々 ||かっこく||たいし||めいか||かずかず

( ポルコ ) あと は 全 世界 の 主要な 新聞 社 が 全部 って ところ か |||ぜん|せかい||しゅような|しんぶん|しゃ||ぜんぶ||| (以及世界上所有的主要报纸。

( ピーク ) 世界 の 中心 に いる 気分 だ ね ぴーく|せかい||ちゅうしん|||きぶん||

( コルト ) すごい で すね タイ バー 家 の 力 って ||||たい|ばー|いえ||ちから|

( ポルコ ) 同じ エルディア 人 な のに な |おなじ||じん|||

( ファンファーレ )

( ゾフィア ) わ っ !

( ガビ ) 始まった |はじまった

( ウド ) ファルコ と ブラウン さん は まだ かな ? うど|||||||

( イェレナ ) マーレ の 戦士 よ |||せんし|

マガト 隊長 が お呼び だ |たいちょう||および|

( 広場 から 聞こえる ファンファーレ ) ひろば||きこえる|

エレン

どう やって … 何 し に ここ に 来た ? ||なん|||||きた 你是怎么......来到这里的?

お前 と 同じだ よ おまえ||おなじだ|

な … な …

( エレン ) 分から ない か ? |わから||

お前 と 同じだ よ おまえ||おなじだ|

しかたなかった って やつ だ

( 拍手 と シャッター 音 ) はくしゅ||しゃったー|おと (掌声和快门声)

幕 が 上がった ようだ まく||あがった| 看来帷幕已经拉开。

聞こう ぜ きこう|

昔話 を し ましょう むかしばなし|||

今 から およそ 100 年 前 いま|||とし|ぜん

エルディア 帝国 は 巨人 の 力 で 世界 を 支配 して い ました |ていこく||きょじん||ちから||せかい||しはい|||

始祖 ユミル の 出現 から 今日 ( こんにち ) に 至る まで に しそ|||しゅつげん||きょう|||いたる||

現生 の 人類 が 三 度 絶滅 して も 足りない ほど の 命 が げんなま||じんるい||みっ|たび|ぜつめつ|||たりない|||いのち|

巨人 に 奪わ れた と さ れて い ます きょじん||うばわ||||||

( 人々 ) ああ 〜 ひとびと|

( ヴィリー ) 巨人 に よって |きょじん||

途方 も ない 数 の 民族 や 文化 その 歴史 が 奪わ れて きた のです とほう|||すう||みんぞく||ぶんか||れきし||うばわ|||

その 殺戮 ( さつりく ) こそ が 人類 史 であり エルディア 帝国 の 歩んだ 歴史 でした |さつりく||||じんるい|し|||ていこく||あゆんだ|れきし| 这场大屠杀是人类的历史,也是埃尔迪亚帝国的历史。

そして 敵 の い なく なった エルディア 帝国 は |てき||||||ていこく|

同族 同士 で 殺し 合い を 始め ました どうぞく|どうし||ころし|あい||はじめ|

巨人 大戦 の 始まり です きょじん|たいせん||はじまり|

八 つ の 巨人 を 持つ 家 が 血 を 流し 合った のです やっ|||きょじん||もつ|いえ||ち||ながし|あった| 八巨头的房子相互流血。

そして この 状況 に ||じょうきょう|

勝機 を 見いだした マーレ 人 が い ました しょうき||みいだした||じん|||

彼 こそ が 英雄 ヘーロス かれ|||えいゆう| 他是英雄,Heros。

彼 の 巧みな 情報 操作 に より かれ||たくみな|じょうほう|そうさ||

エルディア 帝国 は 次々 と 同士討ち に 倒れて いき ました |ていこく||つぎつぎ||どうしうち||たおれて|| 埃尔迪亚帝国一个接一个地落入同一个敌人之手。

そして 彼 は タイ バー 家 と 手 を 組み |かれ||たい|ばー|いえ||て||くみ

勝つ こと は 不可能 と さ れた フリッツ 王 さえ も かつ|||ふかのう|||||おう|| 即使是被认为不可能战胜的国王弗里茨。

島 に 退か せる こと に 成功 した のです しま||しりぞか||||せいこう||

( 拍手 ) はくしゅ

しかし パラディ 島 に 退いた 王 は ||しま||しりぞいた|おう|

いまだに 力 を 持った まま |ちから||もった|

世界 を 踏み潰 せる だけ の 幾 千万 も の 巨人 が せかい||ふみつぶ||||いく|せんまん|||きょじん|

あの 島 に 控えて い ます |しま||ひかえて||

今 現在 いま|げんざい

{\ an 8} 我々 の 世界 が |われわれ||せかい|

{\ an 8} まだ 踏み潰さ れ ず に 存在 して いる の は ||ふみつぶさ||||そんざい||||

偶然である ぐうぜんである

巨人 学会 は そう と しか 説明 でき ませ ん きょじん|がっかい|||||せつめい|||

我が 祖国 マーレ は その 脅威 を 排除 す べく わが|そこく||||きょうい||はいじょ||

4 体 の 巨人 を 島 に 送り込み ました が からだ||きょじん||しま||おくりこみ||

返り 討ち に 終わり 戻って こ られた の は 鎧 ( よろい ) の 巨人 のみ かえり|うち||おわり|もどって|||||よろい|||きょじん|

つまり 暗黒の 人類 史 たる エルディア 帝国 は |あんこくの|じんるい|し|||ていこく|

いまだ 健在な のです |けんざいな|

聞いた か ライナー きいた||らいなー

あれ が 壁 を 破壊 した 理由 だ ろ ? ||かべ||はかい||りゆう||

お前たち は 世界 を 救おう と した おまえたち||せかい||すくおう||

そう な んだ ろ ?

イェーガー は そのまま 正門 に 行け |||せいもん||いけ

( ジーク ) は 〜 い

2 人 は こっち だ じん|||

あなた を どこ か で 見た こと が ある 気 が する |||||みた||||き||

どこ の 所属 ? ||しょぞく

( イェレナ ) 西 の ラクア 基地 だ が 招集 を 受け 参加 して いる |にし|||きち|||しょうしゅう||うけ|さんか||

そして エルディア 人 の ムダ 話 に つきあう 気 は ない ||じん||むだ|はなし|||き||

それ は 残念 ||ざんねん

すてきな 顎 ヒゲ だ と 思った のに |あご|ひげ|||おもった|

( 隊員 ) あ ! ( カルロ ) ピーク さん たいいん|||ぴーく|

パンツァー 隊 ! |たい

こんな 日 まで お 勤め ご 苦労 ! |ひ|||つとめ||くろう 感谢你们至今的辛勤工作!

( 隊員 ) そ っ そんな … ピーク さん こそ たいいん||||ぴーく||

( 隊員 ) 今日 は ご機嫌な んです かね たいいん|きょう||ごきげんな|| (你今天心情好吗?

何 を して いる ?  行く ぞ なん||||いく|

( ポルコ ) どうした ?

いや 〜

車力 ( しゃ りき ) の 巨人 と 運命 を 共に する 彼ら と は しゃりき||||きょじん||うんめい||ともに||かれら||

絆 が 大事で ね きずな||だいじで|

今 その 絆 に 亀裂 入って ない か ? いま||きずな||きれつ|はいって||

( マガト ) 何 か 異常 は ? |なん||いじょう|

( コスロ ) 今 の ところ 報告 は あり ませ ん |いま|||ほうこく||||

どんな 些細 ( ささい ) な こと で も いい |ささい||||||

全て 知らせる ように 伝えろ すべて|しらせる||つたえろ 让他们把一切都告诉我。

( コスロ ) 了解 です |りょうかい|

( イェレナ ) ここ だ 入れ ( ドア が 開く 音 ) |||いれ|どあ||あく|おと

( ポルコ ) マガト 隊長 は どこ に … ( ピーク ) ポルコ ! ||たいちょう||||ぴーく|

( ポルコ ・ ピーク ) あ !  うわ 〜! |ぴーく||

( ファルコ ) な んな んだ これ は ?

なんで ブラウン 副 長 が あんなに 怯 ( おび ) えて … ||ふく|ちょう|||きょう||

クルーガー さん は 古い 友人 じゃ ない の か ? |||ふるい|ゆうじん||||

はっ … 古い ? |ふるい

古い って 何 年 前 の … ふるい||なん|とし|ぜん|

4 年 以前 なら 知り合った の は パラディ 島 とし|いぜん||しりあった||||しま

いや そんな わけ が … 不,不可能......

だって そんな こと … 因为这不是...

あり え ない

( ファルコ ) まさか …

( ヴィリー ) さて

ここ まで 語った 話 は 誰 も が 知る 事実 ||かたった|はなし||だれ|||しる|じじつ

ですが 真実 と は 少々 異なり ます |しんじつ|||しょうしょう|ことなり|

ここ から は 我々 タイ バー 家 が |||われわれ|たい|ばー|いえ|

戦 鎚 ( せ ん つい ) の 巨人 と 共に 受け継いで きた 記憶 いくさ|つち|||||きょじん||ともに|うけついで||きおく

その 本当の 真実 を |ほんとうの|しんじつ|

今回 初めて 公表 さ せて いただき ます こんかい|はじめて|こうひょう||||

今 から およそ 100 年 前 いま|||とし|ぜん

巨人 大戦 を 終わら せた の は きょじん|たいせん||おわら|||

ヘーロス でも タイバー 家 で も あり ませ ん でした ||たい ばー|いえ||||||

あの 戦争 を 終結 さ せ 世界 を 救った の は |せんそう||しゅうけつ|||せかい||すくった||

フリッツ 王 な のです |おう||

彼 は エルディア 帝国 の 残虐な 歴史 を 嘆き かれ|||ていこく||ざんぎゃくな|れきし||なげき

同族 同士 の 争い に 疲れ果て どうぞく|どうし||あらそい||つかれはて

何より 虐げ られ 続けた マーレ に 心 を 痛めて おら れた のです なにより|しいたげ||つづけた|||こころ||いためて||| 最重要的是,他对马雷继续受到虐待深感悲痛。

彼 は 始祖 の 巨人 を 継承 する と 同時に タイバー 家 と 画策 し かれ||しそ||きょじん||けいしょう|||どうじに|たい ばー|いえ||かくさく|

一 人 の マーレ 人 を 英雄 と 称し 活躍 さ せ ました ひと|じん|||じん||えいゆう||そやし|かつやく|||

名 は ヘーロス な||

そして できる かぎり の エルディア 国民 を 島 に 移し |||||こくみん||しま||うつし

壁 の 門 を 閉ざし ました かべ||もん||とざし|

その 際 安息 を 脅かせば |さい|あんそく||おびやかせば

幾 千 の 巨人 で 報復 する と 言い残し ました いく|せん||きょじん||ほうふく|||いいのこし|

しかし これ は 真意 で は あり ませ ん |||しんい|||||

フリッツ 王 は 自ら の 思想 を 引き継が せる ため |おう||おのずから||しそう||ひきつが||

“ 不戦 の 契り ” を 生み出し ました ふせん||ちぎり||うみだし|

これ に より

カール ・ フリッツ の 思想 は 代々 受け継が れ |||しそう||だいだい|うけつが|

今日 まで 島 から 巨人 が 攻めて くる こと は なかった のです きょう||しま||きょじん||せめて|||||

つまり 世界 を 守って いた の は |せかい||まもって|||

我々 が 忌む べき 壁 の 王 だ と 思って いた — われわれ||いむ||かべ||おう|||おもって|

カール ・ フリッツ の 平和 を 願う 心 な のです |||へいわ||ねがう|こころ||

彼 の 目的 は 平和です かれ||もくてき||へいわです

のち に マーレ が 力 を つけ ||||ちから||

王家 の 命 や 始祖 の 巨人 を 奪おう と する なら おうけ||いのち||しそ||きょじん||うばおう|||

それ を 受け入れる ||うけいれる

それほど まで に エルディア 人 の 犯した 罪 は 重く ||||じん||おかした|ざい||おもく

決して 償う こと は でき ない けっして|つぐなう||||

ただし いずれ 報復 を 受ける まで の 間 ||ほうふく||うける|||あいだ

壁 の 中 の 世界 に 争い の ない つかの間 の 楽園 を 享受 し たい かべ||なか||せかい||あらそい|||つかのま||らくえん||きょうじゅ||

どうか それ だけ は 許して ほしい ||||ゆるして|

王 は 最後に そう 言い残し ました おう||さいごに||いいのこし|

( ガビ ) え ?

( 観客 ) どういう こと だ ? かんきゃく|||

( 観客 ) これ が 事実 なら … かんきゃく|||じじつ|

( 観客 ) マーレ や タイ バー 家 が 世界 を 救った って の は かんきゃく|||たい|ばー|いえ||せかい||すくった|||

全て フリッツ 王 の お膳立て だった って こと か ? すべて||おう||おぜんだて||||

( 観客 ) 本当に 壁 の 王 が 世界 を 侵略 する こと が ない なら かんきゃく|ほんとうに|かべ||おう||せかい||しんりゃく|||||

パラディ 島 脅威 論 と は な んだった の か ? |しま|きょうい|ろん||||||

そう

我々 タイ バー 家 は 一族 の 安泰 を 条件 に われわれ|たい|ばー|いえ||いちぞく||あんたい||じょうけん|

カール ・ フリッツ と 手 を 組み マーレ に エルディア を 売った |||て||くみ|||||うった

タイバー 家 と は たい ばー|いえ||

あり も し ない 名誉 を 貪る 卑しい コソ 泥 に すぎ ない ||||めいよ||むさぼる|いやしい||どろ||| 一个卑鄙的小偷,觊觎虚假的荣誉,仅此而已。

私 が この 場 を もって 偽り の 栄誉 と 決別 した の は わたくし|||じょう|||いつわり||えいよ||けつべつ|||

この 世界 が 置か れて いる 危険な 状況 を 理解 した から です |せかい||おか|||きけんな|じょうきょう||りかい|||

( マーレ 兵 ) 隊長 ! ( マガト ) ん ? |つわもの|たいちょう||

( マーレ 兵 ) 戦士 たち が |つわもの|せんし||

呼び に 向かった 兵士 ともども 姿 を 消し ました よび||むかった|へいし||すがた||けし|

予備 隊 を 動員 し 捜索 しろ ! よび|たい||どういん||そうさく|

了解 りょうかい

始まった か はじまった|

( ポルコ ) イッテ え な クソ ||||くそ

なんだ よ これ は

戦士 を 拘束 する 仕掛け だろう ね せんし||こうそく||しかけ||

古典 的だ けど この 狭 さ じゃ 巨大 化 でき ない こてん|てきだ|||せま|||きょだい|か||

まして や 2 人 じゃ … ||じん|

ああ 最悪 圧死 だ |さいあく|あっし|

あの ノッポ の 兵士 何 が 目的 だ ? |||へいし|なん||もくてき|

分から ない わから|

でも あの 兵士 どこ か で … ||へいし|||

( ヴィリー ) そこ で 見て て くれ |||みて||

これ が 俺 の ケジメ だ ||おれ||けじめ|

( 太鼓 の 音 ) たいこ||おと

カール ・ フリッツ は

始祖 の 巨人 の 力 で 三重 の 壁 を 築き ました しそ||きょじん||ちから||みえ||かべ||きずき|

この 壁 は およそ 幾 千万 も の 超 大型 巨人 で 造ら れて おり |かべ|||いく|せんまん|||ちょう|おおがた|きょじん||つくら||

盾 と 矛 と して 平和 を 守って き ました たて||ほこ|||へいわ||まもって||

しかし 近年 パラディ 島 内 で 反乱 が 起き ました |きんねん||しま|うち||はんらん||おき|

フリッツ 王 の 平和 思想 は 淘汰 ( とうた ) さ れ |おう||へいわ|しそう||とうた|||

始祖 の 巨人 は ある 者 に 奪わ れ ました しそ||きょじん|||もの||うばわ||

世界 に 再び 危機 が 迫って い ます せかい||ふたたび|きき||せまって||

平和 へ の 反逆 者 へいわ|||はんぎゃく|もの

その 名 は … |な|

エレン ・ イェーガー

( ファルコ ) だました

尊敬 して た のに … そんけい|||

ずっと だまして た

悪い な ファルコ わるい||

お前 に は 助け られた おまえ|||たすけ|

え ?  あっ

あの 手紙 |てがみ

俺 に 届け させた あの 手紙 は … おれ||とどけ|さ せた||てがみ| 你让我送的那封信...

{\ an 5}( エレン ) 家族 宛て の 手紙 じゃ なかった が 仲間 に は 届いた ||かぞく|あて||てがみ||||なかま|||とどいた

ああ … そんな まさか …

な … 仲間 だ と ? |なかま||

( ヴィリー ) パラディ 島 の 脅威 と は ||しま||きょうい||

この 超 大型 巨人 群 に よる 襲撃 “ 地 鳴らし ” です |ちょう|おおがた|きょじん|ぐん|||しゅうげき|ち|ならし|

先ほど 説明 した とおり さきほど|せつめい||

王家 の 血筋 は 不戦 の 契り に より 始祖 の 巨人 を 行使 する こと は ない おうけ||ちすじ||ふせん||ちぎり|||しそ||きょじん||こうし||||

しかし 現在 |げんざい

始祖 の 巨人 を 身 に 宿す エレン ・ イェーガー は しそ||きょじん||み||やどす|||

地 鳴らし を 発動 さ せる 可能 性 を 秘めて い ます ち|ならし||はつどう|||かのう|せい||ひめて||

一 度 地 鳴らし が 発動 さ れて しまえば ひと|たび|ち|ならし||はつどう|||

我々 に できる こと は もう あり ませ ん われわれ||||||||

人類 は ただ 終末 の 足音 に 震え 逃げ惑う のみ じんるい|||しゅうまつ||あしおと||ふるえ|にげまどう|

あらゆる 都市 や 文明 は 踏み潰さ れ |とし||ぶんめい||ふみつぶさ|

文字どおり 全て は 平らな 地表 と 化す のです もじどおり|すべて||たいらな|ちひょう||かす|

( エレン ) その とおり だ 没错

ヴィリー ・ タイ バー の 言う とおり 俺 は 悪者 だ |たい|ばー||いう||おれ||わるもの|

世界 を 滅ぼし ち まう かも しれ ない せかい||ほろぼし|||||

だが 俺 に も お前たち が 悪者 に 見えた |おれ|||おまえたち||わるもの||みえた

あの 日 壁 が 破ら れ |ひ|かべ||やぶら|

俺 の 故郷 は 巨人 に 蹂躙 ( じゅうりん ) さ れ おれ||こきょう||きょじん||じゅうりん|||

目の前 で 母親 が 食わ れた めのまえ||ははおや||くわ|

はっ

( エレン ) 俺 に は 分から なかった |おれ|||わから|

なぜ だ ?  ライナー ||らいなー

なんで 母さん は あの 日 巨人 に 食わ れた ? |かあさん|||ひ|きょじん||くわ|

それ は …

俺 たち が あの 日 壁 を 破壊 した から だ おれ||||ひ|かべ||はかい|||

( エレン ) なぜ 壁 を 破壊 した ? ||かべ||はかい|

混乱 に 乗じて 壁 内 に 侵入 し 壁 の 王 の 出方 を 窺 ( うか が ) うた めに … こんらん||じょうじて|かべ|うち||しんにゅう||かべ||おう||でかた||き||||

その 任務 と は ? |にんむ||

始祖 を 奪還 し 世界 を 救う こと だ しそ||だっかん||せかい||すくう||

そう か

世界 を 救う ため だったら そりゃ あ しかたない よ な せかい||すくう|||||||

( ライナー ) あの とき 言って たよ な らいなー|||いって||

お前 ら が できる だけ 苦しんで 死ぬ ように 努力 する って おまえ|||||くるしんで|しぬ||どりょく||

その ため に 来た んだ ろ ? |||きた||

ああ 言った っけ そんな こと |いった|||

え ?

忘れて くれ わすれて|

確かに 俺 は たしかに|おれ|

海 の 向こう側 に ある もの 全て が 敵 に 見えた うみ||むこうがわ||||すべて||てき||みえた

そして 今 |いま

海 を 渡って 敵 と 同じ 屋根 の 下 で 敵 と 同じ 飯 を 食った うみ||わたって|てき||おなじ|やね||した||てき||おなじ|めし||くった

ライナー お前 と 同じだ よ らいなー|おまえ||おなじだ|

もちろん ムカ つく ヤツ も いる し いい ヤツ も いる |||やつ|||||やつ||

う っ …

海 の 外 も 壁 の 中 も うみ||がい||かべ||なか|

同じ なんだ おなじ|

だが お前たち は |おまえたち|

壁 の 中 に いる ヤツ ら は 悪魔 だ と 教え られた かべ||なか|||やつ|||あくま|||おしえ|

まだ 何も 知ら ない 子供 が そう たたき込ま れた |なにも|しら||こども|||たたきこま|

一体 何 が できた よ ? 子供 だった お前 に いったい|なん||||こども||おまえ|

なあ ライナー |らいなー

お前 ずっと 苦しかった だ ろ ? おまえ||くるしかった||

( ライナー ) 違う !  違う んだ エレン らいなー|ちがう|ちがう||

俺 は あの 日 おれ|||ひ

マルセル が 食わ れて アニ と ベルトルト は ||くわ|||||

作戦 を 中止 して 引き返そう と した のに さくせん||ちゅうし||ひきかえそう|||

俺 は 2 人 を 無理やり 説得 して 作戦 を 続行 さ せた んだ おれ||じん||むりやり|せっとく||さくせん||ぞっこう|||

俺 は 英雄 に なり たかった おれ||えいゆう|||

誰 か に 尊敬 さ れ たかった だれ|||そんけい|||

俺 が 悪い んだ よ おれ||わるい||

お前 の 母親 が 巨人 に 食わ れた の は 俺 の せい だ ! おまえ||ははおや||きょじん||くわ||||おれ|||

( ヴィリー ) 私 は この 血 を 恨み ました |わたくし|||ち||うらみ|

ほか の 誰 より も エルディア 人 の 根絶 を 願い ました ||だれ||||じん||こんぜつ||ねがい|

( ライナー ) もう 嫌な んだ 自分 が らいなー||いやな||じぶん|

俺 を 殺して くれ おれ||ころして|

ですが 私 は 死に たく あり ませ ん |わたくし||しに||||

それ は 私 が この世 に 生まれて きて しまった から です ||わたくし||このよ||うまれて||||

我々 は 国 も 人種 も 異なる 者 同士 です われわれ||くに||じんしゅ||ことなる|もの|どうし|

しかし 強大な 敵 を 前 に した 今 こそ |きょうだいな|てき||ぜん|||いま|

ひと つ に なる とき な のです

だから 今 |いま

死に たく ない 者 は 力 を 貸して ほしい しに|||もの||ちから||かして|

どう か 一緒に 未来 を 生きて ほしい ||いっしょに|みらい||いきて|

( 拍手 と 歓声 ) はくしゅ||かんせい

( ヴィリー ) 皆 で 力 を 合わせれば |みな||ちから||あわせれば

どんな 困難 も 乗り越えて いける はずです |こんなん||のりこえて||

( エレン ) やっぱり 俺 は お前 と 同じだ ||おれ||おまえ||おなじだ

( ライナー ) え ? らいなー|

( ヴィリー ) どうか 私 と 共に ||わたくし||ともに

力 を 合わせて パラディ 島 の 悪魔 と 戦って ほしい ! ちから||あわせて||しま||あくま||たたかって|

( エレン ) 多分 生まれた とき から こう な んだ |たぶん|うまれた|||||

( ヴィリー ) 私 ヴィリー ・ タイ バー は |わたくし||たい|ばー|

マーレ 政府 特使 と して 今 ここ に 宣言 し ます ! |せいふ|とくし|||いま|||せんげん||

俺 は 進み 続ける おれ||すすみ|つづける

え ?

( エレン ) 敵 を 駆逐 する まで |てき||くちく||

( ヴィリー ) パラディ 島 勢力 へ 宣戦 布告 を ! ||しま|せいりょく||せんせん|ふこく|

( エレン ) アアアア 〜!

アアアア 〜!

{\ an 8}♪〜

{\ an 8}〜♪

( ナレーション ) 突如 現れた 進撃 の 巨人 なれーしょん|とつじょ|あらわれた|しんげき||きょじん

その 咆哮 ( ほうこう ) 響く 中 |ほうこう||ひびく|なか

容赦 なく 踏み 殺さ れて いく 人々 ようしゃ||ふみ|ころさ|||ひとびと

暴 虐 を 尽くす エレン に 戦 鎚 が 振り下ろさ れる あば|ぎゃく||つくす|||いくさ|つち||ふりおろさ|

次回 「 戦 鎚 の 巨人 」 じかい|いくさ|つち||きょじん